JPH10289451A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH10289451A JPH10289451A JP9990297A JP9990297A JPH10289451A JP H10289451 A JPH10289451 A JP H10289451A JP 9990297 A JP9990297 A JP 9990297A JP 9990297 A JP9990297 A JP 9990297A JP H10289451 A JPH10289451 A JP H10289451A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録可能な光ディスク装置において、フォー
カスオフセットを精度よく調整できる光ディスク装置を
提供するものである。 【解決手段】 情報を記録可能な光ディスク装置におい
て、記録時に、フォーカスサーボループに印加するオフ
セット調整値のレベルを順次変化せしめながら、レーザ
光の光学的情報記録媒体からの戻り光のピーク値を検出
するとともに、レーザ光を変調するタイミングに同期し
て記録パワーを出射した時点より一定時間経過後の前記
戻り光の強度を検出し、その両検出値の差が最大になる
時の前記オフセット調整値のレベルを保持して、以後の
オフセット調整値とするものである。
カスオフセットを精度よく調整できる光ディスク装置を
提供するものである。 【解決手段】 情報を記録可能な光ディスク装置におい
て、記録時に、フォーカスサーボループに印加するオフ
セット調整値のレベルを順次変化せしめながら、レーザ
光の光学的情報記録媒体からの戻り光のピーク値を検出
するとともに、レーザ光を変調するタイミングに同期し
て記録パワーを出射した時点より一定時間経過後の前記
戻り光の強度を検出し、その両検出値の差が最大になる
時の前記オフセット調整値のレベルを保持して、以後の
オフセット調整値とするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクなどの
光学的情報記録媒体に情報を記録再生する光ディスク装
置に関するもので、特に記録中のフォーカスオフセット
の調整に特徴を有する。
光学的情報記録媒体に情報を記録再生する光ディスク装
置に関するもので、特に記録中のフォーカスオフセット
の調整に特徴を有する。
【０００２】
【従来の技術】従来、光ディスク装置は特開平６−２４
３４８８号公報に記載されたものが知られている。
３４８８号公報に記載されたものが知られている。
【０００３】図５に従来の光ディスク装置の構成を示
す。１６は光ディスクからの戻り光の強度を示す再生Ｒ
Ｆ信号の振幅レベルを一定に制御するための可変利得増
幅器１７、比較器１８、全波整流器１９よりなるオート
ゲインコントロール回路、２１は再生ＲＦ信号を２値化
する２値化回路、２０は前記再生ＲＦ信号の振幅をデジ
タル化するＡ／Ｄコンバータ、７はマイクロコンピュー
タ、１４はＤ／Ａコンバータ、５はフォーカスサーボ回
路から構成されており、フォーカスサーボループにオフ
セットを印加してフォーカスサーボのオフセットを調整
する場合に、オートゲインコントロール回路１６のゲイ
ンをホールドすると共に、このホールド状態でフォーカ
スサーボループにＤ／Ａコンバータ１４よりオフセット
信号を印加し、このオフセット量を変えながらＡ／Ｄコ
ンバータ２０より再生ＲＦ信号の振幅を取り込み、再生
ＲＦ信号の振幅が最大となったところのオフセット印加
量をベストフォーカスポイントのオフセット値として検
出し、記録時においても、このオフセット値を使用して
いた。
す。１６は光ディスクからの戻り光の強度を示す再生Ｒ
Ｆ信号の振幅レベルを一定に制御するための可変利得増
幅器１７、比較器１８、全波整流器１９よりなるオート
ゲインコントロール回路、２１は再生ＲＦ信号を２値化
する２値化回路、２０は前記再生ＲＦ信号の振幅をデジ
タル化するＡ／Ｄコンバータ、７はマイクロコンピュー
タ、１４はＤ／Ａコンバータ、５はフォーカスサーボ回
路から構成されており、フォーカスサーボループにオフ
セットを印加してフォーカスサーボのオフセットを調整
する場合に、オートゲインコントロール回路１６のゲイ
ンをホールドすると共に、このホールド状態でフォーカ
スサーボループにＤ／Ａコンバータ１４よりオフセット
信号を印加し、このオフセット量を変えながらＡ／Ｄコ
ンバータ２０より再生ＲＦ信号の振幅を取り込み、再生
ＲＦ信号の振幅が最大となったところのオフセット印加
量をベストフォーカスポイントのオフセット値として検
出し、記録時においても、このオフセット値を使用して
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、再生状態
においてのみ調整を行うため、レーザーの出射パワーが
大きく異なる記録状態においては、レーザーのビーム形
状や波長が再生時とは異なるため収差が発生し、フォー
カスオフセットが残留し、最適な状態で記録できないと
いう問題点を有していた。
においてのみ調整を行うため、レーザーの出射パワーが
大きく異なる記録状態においては、レーザーのビーム形
状や波長が再生時とは異なるため収差が発生し、フォー
カスオフセットが残留し、最適な状態で記録できないと
いう問題点を有していた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の光ディスク装置は、レーザ光を記録すべき
情報信号によりその強度を変調して光学的情報記録媒体
に照射して、前記レーザ光の強度に応じた変化を光学的
情報記録媒体に与えて情報を記録する光ディスク装置に
おいて、記録時に、フォーカスサーボループに印加する
オフセット調整値のレベルを順次変化せしめながら、前
記レーザ光の前記光学的情報記録媒体からの戻り光のピ
ーク値を検出するとともに、レーザ光を変調するタイミ
ングに同期して記録パワーを出射した時点より一定時間
経過後の前記戻り光の強度を検出し、その両検出値の差
が最大になる時の前記オフセット調整値のレベルを保持
して、以後のオフセット調整値とすることを特徴とした
ものである。
に、本発明の光ディスク装置は、レーザ光を記録すべき
情報信号によりその強度を変調して光学的情報記録媒体
に照射して、前記レーザ光の強度に応じた変化を光学的
情報記録媒体に与えて情報を記録する光ディスク装置に
おいて、記録時に、フォーカスサーボループに印加する
オフセット調整値のレベルを順次変化せしめながら、前
記レーザ光の前記光学的情報記録媒体からの戻り光のピ
ーク値を検出するとともに、レーザ光を変調するタイミ
ングに同期して記録パワーを出射した時点より一定時間
経過後の前記戻り光の強度を検出し、その両検出値の差
が最大になる時の前記オフセット調整値のレベルを保持
して、以後のオフセット調整値とすることを特徴とした
ものである。
【０００６】本発明によれば、記録状態においてもフォ
ーカスオフセットが残留しないよう精度よく調整でき、
最適な状態で記録できる光ディスク装置を提供できる。
ーカスオフセットが残留しないよう精度よく調整でき、
最適な状態で記録できる光ディスク装置を提供できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の光ディ
スク装置は、レーザ光を記録すべき情報信号によりその
強度を変調して光学的情報記録媒体に照射して、前記レ
ーザ光の強度に応じた変化を光学的情報記録媒体に与え
て情報を記録する光ディスク装置において、記録時に、
フォーカスサーボループに印加するオフセット調整値の
レベルを順次変化せしめながら、前記レーザ光の前記光
学的情報記録媒体からの戻り光のピーク値を検出すると
ともに、レーザ光を変調するタイミングに同期して記録
パワーを出射した時点より一定時間経過後の前記戻り光
の強度を検出し、その両検出値の差が最大になる時の前
記オフセット調整値のレベルを保持して、以後のオフセ
ット調整値とすることを特徴としたものであり、フォー
カスオフセットを記録中においても最適な状態に自動調
整できるという作用を有する。
スク装置は、レーザ光を記録すべき情報信号によりその
強度を変調して光学的情報記録媒体に照射して、前記レ
ーザ光の強度に応じた変化を光学的情報記録媒体に与え
て情報を記録する光ディスク装置において、記録時に、
フォーカスサーボループに印加するオフセット調整値の
レベルを順次変化せしめながら、前記レーザ光の前記光
学的情報記録媒体からの戻り光のピーク値を検出すると
ともに、レーザ光を変調するタイミングに同期して記録
パワーを出射した時点より一定時間経過後の前記戻り光
の強度を検出し、その両検出値の差が最大になる時の前
記オフセット調整値のレベルを保持して、以後のオフセ
ット調整値とすることを特徴としたものであり、フォー
カスオフセットを記録中においても最適な状態に自動調
整できるという作用を有する。
【０００８】次に本発明の請求項２に記載された光ディ
スク装置は、請求項１において、再生時におけるオフセ
ット調整値と前記記録時におけるオフセット調整値を切
り替えてフォーカスサーボループに印加することを特徴
としたものであり、再生状態と記録状態共に、最適なフ
ォーカスオフセット調整値を印加することが出来、最適
なフォーカスサーボ状態で記録再生出来るものである。
スク装置は、請求項１において、再生時におけるオフセ
ット調整値と前記記録時におけるオフセット調整値を切
り替えてフォーカスサーボループに印加することを特徴
としたものであり、再生状態と記録状態共に、最適なフ
ォーカスオフセット調整値を印加することが出来、最適
なフォーカスサーボ状態で記録再生出来るものである。
【０００９】（実施の形態）以下に、本発明の請求項１
及び請求項２に記載された発明の実施の形態について、
図１〜図４を用いて説明する。
及び請求項２に記載された発明の実施の形態について、
図１〜図４を用いて説明する。
【００１０】図１は回路構成を示し、図１において１は
光学的情報記録媒体（以後、光ディスクと呼ぶ）からの
戻り光を検出し増幅する光検出器、２は前記光検出器１
で検出した信号を増幅するプリアンプ、３は前記プリア
ンプ２の出力からトラッキングエラー信号、フォーカス
エラー信号、及び戻り光の強度に応じた和信号を得る従
来公知の演算回路、４は記載していない光ピックアップ
のトラッキングを制御するトラッキングサーボ回路、５
は記載していない光ピックアップのフォーカスを制御す
るフォーカスサーボ回路、６は光ディスクから検出した
和信号から情報を再生するためのＲＦ信号処理回路、７
はマイクロコンピュータ、８は前記和信号のボトムレベ
ルを検出するボトム検波回路、９は前記ボトムレベルを
Ａ／Ｄ変換しマイクロコンピュータ７に入力するＡ／Ｄ
コンバータ、１０は前記和信号のピークレベルを検出す
るピーク検波回路、１１は前記ピークレベルをＡ／Ｄ変
換しマイクロコンピュータ７に入力するＡ／Ｄコンバー
タ、１２は記録時にレーザーパワーを変調するタイミン
グと同期して記録パワーを出射した時点より一定時間経
過後の前記和信号をサンプルホールドするサンプルホー
ルド回路、１３は前記サンプルホールド回路１２の出力
レベルをＡ／Ｄ変換しマイクロコンピュータ７に入力す
るＡ／Ｄコンバータ、１４はマイクロコンピュータ７か
ら出力されるオフセット量を示すオフセット信号が入力
されるＤ／Ａコンバータ、１５は前記演算回路３から出
力されたフォーカスエラー信号に前記Ｄ／Ａコンバータ
１４の出力を印加し前記フォーカスサーボ回路５に入力
する加算器である。
光学的情報記録媒体（以後、光ディスクと呼ぶ）からの
戻り光を検出し増幅する光検出器、２は前記光検出器１
で検出した信号を増幅するプリアンプ、３は前記プリア
ンプ２の出力からトラッキングエラー信号、フォーカス
エラー信号、及び戻り光の強度に応じた和信号を得る従
来公知の演算回路、４は記載していない光ピックアップ
のトラッキングを制御するトラッキングサーボ回路、５
は記載していない光ピックアップのフォーカスを制御す
るフォーカスサーボ回路、６は光ディスクから検出した
和信号から情報を再生するためのＲＦ信号処理回路、７
はマイクロコンピュータ、８は前記和信号のボトムレベ
ルを検出するボトム検波回路、９は前記ボトムレベルを
Ａ／Ｄ変換しマイクロコンピュータ７に入力するＡ／Ｄ
コンバータ、１０は前記和信号のピークレベルを検出す
るピーク検波回路、１１は前記ピークレベルをＡ／Ｄ変
換しマイクロコンピュータ７に入力するＡ／Ｄコンバー
タ、１２は記録時にレーザーパワーを変調するタイミン
グと同期して記録パワーを出射した時点より一定時間経
過後の前記和信号をサンプルホールドするサンプルホー
ルド回路、１３は前記サンプルホールド回路１２の出力
レベルをＡ／Ｄ変換しマイクロコンピュータ７に入力す
るＡ／Ｄコンバータ、１４はマイクロコンピュータ７か
ら出力されるオフセット量を示すオフセット信号が入力
されるＤ／Ａコンバータ、１５は前記演算回路３から出
力されたフォーカスエラー信号に前記Ｄ／Ａコンバータ
１４の出力を印加し前記フォーカスサーボ回路５に入力
する加算器である。
【００１１】以上のように構成されたフォーカスオフセ
ットの自動調整について、以下その動作について説明す
る。まず、記載していない光ピックアップからのレーザ
ービームを光ディスク上に集光するため検出したフォー
カスエラー信号よりフォーカスサーボ回路５によってフ
ォーカスサーボがかけられる。さらに、光ディスク上の
トラックに追従させるため検出したトラッキングエラー
信号よりトラッキングサーボ回路４によってトラッキン
グサーボがかけられる。
ットの自動調整について、以下その動作について説明す
る。まず、記載していない光ピックアップからのレーザ
ービームを光ディスク上に集光するため検出したフォー
カスエラー信号よりフォーカスサーボ回路５によってフ
ォーカスサーボがかけられる。さらに、光ディスク上の
トラックに追従させるため検出したトラッキングエラー
信号よりトラッキングサーボ回路４によってトラッキン
グサーボがかけられる。
【００１２】次に、上記の再生状態において和信号を用
いてフォーカスオフセットの調整が行われる。このオフ
セットの調整に際しては、マイクロコンピュータ７はＤ
／Ａコンバータ１４に所定の順次変化するオフセット信
号を入力し、フォーカスサーボ回路５のサーボループに
このオフセット信号を印加する。このとき、再生ＲＦ信
号のレベルを示す和信号はボトム検波回路８とピーク検
波回路１０でボトムレベルとピークレベルを検出された
後、それぞれＡ／Ｄコンバータ９と１１でデジタル化さ
れ、マイクロコンピュータ７に取り込まれる。マイクロ
コンピュータ７はオフセット信号を段階的に変えていっ
てその都度再生ＲＦ信号のボトムレベルとピークレベル
から振幅レベルを演算し、振幅レベルの絶対値が最大と
なるときのオフセット信号を検出する。
いてフォーカスオフセットの調整が行われる。このオフ
セットの調整に際しては、マイクロコンピュータ７はＤ
／Ａコンバータ１４に所定の順次変化するオフセット信
号を入力し、フォーカスサーボ回路５のサーボループに
このオフセット信号を印加する。このとき、再生ＲＦ信
号のレベルを示す和信号はボトム検波回路８とピーク検
波回路１０でボトムレベルとピークレベルを検出された
後、それぞれＡ／Ｄコンバータ９と１１でデジタル化さ
れ、マイクロコンピュータ７に取り込まれる。マイクロ
コンピュータ７はオフセット信号を段階的に変えていっ
てその都度再生ＲＦ信号のボトムレベルとピークレベル
から振幅レベルを演算し、振幅レベルの絶対値が最大と
なるときのオフセット信号を検出する。
【００１３】図３はオフセット信号の値を段階的に変え
ていった時の和信号のエンベロープ波形を示す。このよ
うに、和信号の振幅の絶対値が最大となるときのオフセ
ット値を探し、これをＤ／Ａコンバータ１４にセットす
ることでオフセット調整が行われ、この時のオフセット
調整値をマイクロコンピュータ７は記憶しておく。
ていった時の和信号のエンベロープ波形を示す。このよ
うに、和信号の振幅の絶対値が最大となるときのオフセ
ット値を探し、これをＤ／Ａコンバータ１４にセットす
ることでオフセット調整が行われ、この時のオフセット
調整値をマイクロコンピュータ７は記憶しておく。
【００１４】さらに、フォーカスサーボとトラッキング
サーボがかかった状態で、情報を記録するために光ピッ
クアップから出射されるレーザービームのパワーを変調
すると光ディスクのトラック上に情報としてのピットが
形成される。この時、レーザーパワーを変調するタイミ
ングと同期して記録パワーを出射した時点より一定時間
経過後の光ディスクからの戻り光の和信号をサンプルホ
ールド回路１２によってサンプリングする。
サーボがかかった状態で、情報を記録するために光ピッ
クアップから出射されるレーザービームのパワーを変調
すると光ディスクのトラック上に情報としてのピットが
形成される。この時、レーザーパワーを変調するタイミ
ングと同期して記録パワーを出射した時点より一定時間
経過後の光ディスクからの戻り光の和信号をサンプルホ
ールド回路１２によってサンプリングする。
【００１５】図２はレーザーパワー変調信号、サンプル
ホールドタイミング信号、及び記録中のＲＦ信号のタイ
ミングを表す図である。すなわち、記録パワーが出射さ
れてから予め定められた時間Ｔだけ経過した後サンプリ
ングする。レーザーパワー変調信号によって、光ピック
アップが高出力の記録パワーを出射すると光ディスクか
らの戻り光もレベルが大きくなっていくが、レーザパワ
ーによる記録ピットの形成によって光ディスクの反射率
が小さくなり、光ディスクからの戻り光もレベルが小さ
くなってくる。この記録ピットによって戻り光の落ち込
んだレベル（以後ＲＦ＿Ｂレベルと呼ぶ）は、記録ピッ
トの形成状態を表している。即ち、フォーカスオフセッ
トが発生しデフォーカスによりレーザービームが集光さ
れていない状態の場合は、正常な記録ピットが形成でき
ず光ディスク上の反射率の変化が少ししか発生しないた
め、ＲＦ＿Ｂレベルの落ち込みも少ししか発生しない。
しかし、光ディスクの反射率や記録パワーは一定ではな
いし、光ディスクの面振れや光ピックアップのチルト等
により、ＲＦ＿Ｂレベルは変動しやすい。
ホールドタイミング信号、及び記録中のＲＦ信号のタイ
ミングを表す図である。すなわち、記録パワーが出射さ
れてから予め定められた時間Ｔだけ経過した後サンプリ
ングする。レーザーパワー変調信号によって、光ピック
アップが高出力の記録パワーを出射すると光ディスクか
らの戻り光もレベルが大きくなっていくが、レーザパワ
ーによる記録ピットの形成によって光ディスクの反射率
が小さくなり、光ディスクからの戻り光もレベルが小さ
くなってくる。この記録ピットによって戻り光の落ち込
んだレベル（以後ＲＦ＿Ｂレベルと呼ぶ）は、記録ピッ
トの形成状態を表している。即ち、フォーカスオフセッ
トが発生しデフォーカスによりレーザービームが集光さ
れていない状態の場合は、正常な記録ピットが形成でき
ず光ディスク上の反射率の変化が少ししか発生しないた
め、ＲＦ＿Ｂレベルの落ち込みも少ししか発生しない。
しかし、光ディスクの反射率や記録パワーは一定ではな
いし、光ディスクの面振れや光ピックアップのチルト等
により、ＲＦ＿Ｂレベルは変動しやすい。
【００１６】そこで、ＲＦ＿Ｂレベルの絶対値だけでデ
フォーカスしているかどうかを判断するより、ＲＦ＿Ｂ
レベルと同様の変動をするＲＦピークレベルで規格化す
ることによって、さらに精度よくデフォーカス状態を検
出することができる。このＲＦ＿ＢレベルとＲＦピーク
レベルを用いて記録中の状態におけるフォーカスオフセ
ットの調整が可能となる。このオフセットの調整に際し
ては、マイクロコンピュータ７はＤ／Ａコンバータ１４
に予め定められた値の段階的に変化するオフセット信号
を順次入力し、フォーカスサーボ回路５のサーボループ
にそのオフセット信号を印加する。このとき、光ディス
クからの戻り光である和信号はピーク検波回路１０でピ
ークレベルを検出され、Ａ／Ｄコンバータ１１でデジタ
ル化され、マイクロコンピュータ７に取り込まれる。ま
た、サンプルホールド回路１２によってサンプリングさ
れたＲＦ＿ＢレベルもＡ／Ｄコンバータ１３でデジタル
化され、マイクロコンピュータ７に取り込まれる。マイ
クロコンピュータ７はオフセットを段階的に変えていっ
てその都度ＲＦ＿ＢレベルをＲＦピークレベルで除算
し、ＲＦピークレベルに対してＲＦ＿Ｂレベルが最小と
なるときのオフセット信号値を検出する。
フォーカスしているかどうかを判断するより、ＲＦ＿Ｂ
レベルと同様の変動をするＲＦピークレベルで規格化す
ることによって、さらに精度よくデフォーカス状態を検
出することができる。このＲＦ＿ＢレベルとＲＦピーク
レベルを用いて記録中の状態におけるフォーカスオフセ
ットの調整が可能となる。このオフセットの調整に際し
ては、マイクロコンピュータ７はＤ／Ａコンバータ１４
に予め定められた値の段階的に変化するオフセット信号
を順次入力し、フォーカスサーボ回路５のサーボループ
にそのオフセット信号を印加する。このとき、光ディス
クからの戻り光である和信号はピーク検波回路１０でピ
ークレベルを検出され、Ａ／Ｄコンバータ１１でデジタ
ル化され、マイクロコンピュータ７に取り込まれる。ま
た、サンプルホールド回路１２によってサンプリングさ
れたＲＦ＿ＢレベルもＡ／Ｄコンバータ１３でデジタル
化され、マイクロコンピュータ７に取り込まれる。マイ
クロコンピュータ７はオフセットを段階的に変えていっ
てその都度ＲＦ＿ＢレベルをＲＦピークレベルで除算
し、ＲＦピークレベルに対してＲＦ＿Ｂレベルが最小と
なるときのオフセット信号値を検出する。
【００１７】図４はオフセット信号を段階的に変えてい
った時のＲＦピークレベルとＲＦ＿Ｂレベルを示す。こ
のように、ＲＦピークレベルに対してＲＦ＿Ｂレベルが
最小となるときのオフセット信号を探し、これをＤ／Ａ
コンバータ１４にセットすることでオフセット調整が行
われ、この時のオフセット調整値をマイクロコンピュー
タ７は記憶しておく。このようにして記憶された再生状
態におけるフォーカスオフセット調整値と記録状態にお
けるフォーカスオフセット調整値を各動作においてマイ
クロコンピュータ７は切り替えてＤ／Ａコンバータ１４
に出力することにより常に最適な状態にフォーカスオフ
セットを調整する。
った時のＲＦピークレベルとＲＦ＿Ｂレベルを示す。こ
のように、ＲＦピークレベルに対してＲＦ＿Ｂレベルが
最小となるときのオフセット信号を探し、これをＤ／Ａ
コンバータ１４にセットすることでオフセット調整が行
われ、この時のオフセット調整値をマイクロコンピュー
タ７は記憶しておく。このようにして記憶された再生状
態におけるフォーカスオフセット調整値と記録状態にお
けるフォーカスオフセット調整値を各動作においてマイ
クロコンピュータ７は切り替えてＤ／Ａコンバータ１４
に出力することにより常に最適な状態にフォーカスオフ
セットを調整する。
【００１８】再生状態におけるフォーカスオフセットの
調整と記録状態におけるフォーカスオフセットの調整
は、光ディスク装置の製造工程において一度だけ行うよ
うにし、以後は記憶した調整値を用いるようにしてもよ
いし、光ディスクが挿入される度に調整を行うようにし
てもよい。また、再生状態のフォーカスオフセットはデ
ィスクが挿入される度に行い、記録状態におけるフォー
カスオフセットの調整は製造工程で行った時の値を用い
てもよい。
調整と記録状態におけるフォーカスオフセットの調整
は、光ディスク装置の製造工程において一度だけ行うよ
うにし、以後は記憶した調整値を用いるようにしてもよ
いし、光ディスクが挿入される度に調整を行うようにし
てもよい。また、再生状態のフォーカスオフセットはデ
ィスクが挿入される度に行い、記録状態におけるフォー
カスオフセットの調整は製造工程で行った時の値を用い
てもよい。
【００１９】なお、図１の回路構成においてＡ／Ｄコン
バータを９、１１、１３と３個使用しているが、ボトム
検波回路８、ピーク検波回路１０、サンプルホールド回
路１２の各出力を選択する手段であるアナログマルチプ
レクサを用いて、１個のＡ／Ｄコンバータで時分割にデ
ジタル信号に変換し、マイクロコンピュータ７に取り込
む構成にしてもよい。
バータを９、１１、１３と３個使用しているが、ボトム
検波回路８、ピーク検波回路１０、サンプルホールド回
路１２の各出力を選択する手段であるアナログマルチプ
レクサを用いて、１個のＡ／Ｄコンバータで時分割にデ
ジタル信号に変換し、マイクロコンピュータ７に取り込
む構成にしてもよい。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録状態
においてもフォーカスオフセットが残留しないよう精度
よく調整でき、最適な状態で記録できる光ディスク装置
を提供することが可能となる。
においてもフォーカスオフセットが残留しないよう精度
よく調整でき、最適な状態で記録できる光ディスク装置
を提供することが可能となる。
【図１】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
ブロック図
ブロック図
【図２】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
動作を説明するための波形図
動作を説明するための波形図
【図３】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
再生状態の調整動作を説明するための波形図
再生状態の調整動作を説明するための波形図
【図４】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
記録状態の調整動作を説明するための波形図
記録状態の調整動作を説明するための波形図
【図５】従来の光ディスク装置のフォーカスオフセット
調整回路のブロック図
調整回路のブロック図
１ 光検出器 ２ プリアンプ ３ 演算回路 ４ トラッキングサーボ回路 ５ フォーカスサーボ回路 ６ ＲＦ信号処理回路 ７ マイクロコンピュータ ８ ボトム検波回路 ９、１１、１３ Ａ／Ｄコンバータ １０ ピーク検波回路 １２ サンプルホールド回路 １４ Ｄ／Ａコンバータ １５ 加算器 １６ オートゲインコントロール回路 １７ ボルテージゲインコントロールアンプ １８ 比較器 １９ 全波整流器 ２０ Ａ／Ｄコンバータ ２１ ２値化回路
Claims (2)
- 【請求項１】 レーザ光を記録すべき情報信号によりそ
の強度を変調して光学的情報記録媒体に照射して、前記
レーザ光の強度に応じた光学的情報記録媒体に与えて情
報を記録する光ディスク装置において、記録時に、フォ
ーカスサーボループに印加するオフセット調整値のレベ
ルを順次変化せしめながら、前記レーザ光の前記光学的
情報記録媒体からの戻り光のピーク値を検出するととも
に、レーザ光を変調するタイミングに同期して記録パワ
ーを出射した時点より一定時間経過後の前記戻り光の強
度を検出し、その両検出値の差が最大になる時の前記オ
フセット調整値のレベルを保持して、以後のオフセット
調整値とすることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項２】 再生時におけるオフセット調整値と前記
記録時におけるオフセット調整値を切り替えてフォーカ
スサーボループに印加することを特徴とする請求項１に
記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9990297A JPH10289451A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9990297A JPH10289451A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10289451A true JPH10289451A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14259714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9990297A Pending JPH10289451A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10289451A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000056025A (ko) * | 1999-02-12 | 2000-09-15 | 이종수 | 피엘씨 시스템의 아날로그 입력 회로 및 그의 제어 방법 |
| JP2008004152A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Teac Corp | 光ディスク装置 |
| JP2008123688A (ja) * | 2008-01-31 | 2008-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ディスク装置および光ディスク装置の記録方法 |
| US7570552B2 (en) | 2004-01-27 | 2009-08-04 | Panasonic Corporation | Optical disk apparatus which changes a tilt value of an objective lens and method of recording with such optical disk apparatus |
-
1997
- 1997-04-17 JP JP9990297A patent/JPH10289451A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000056025A (ko) * | 1999-02-12 | 2000-09-15 | 이종수 | 피엘씨 시스템의 아날로그 입력 회로 및 그의 제어 방법 |
| US7570552B2 (en) | 2004-01-27 | 2009-08-04 | Panasonic Corporation | Optical disk apparatus which changes a tilt value of an objective lens and method of recording with such optical disk apparatus |
| JP2008004152A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Teac Corp | 光ディスク装置 |
| JP2008123688A (ja) * | 2008-01-31 | 2008-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ディスク装置および光ディスク装置の記録方法 |
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