JP2008226353A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスク装置において、チルトサーボを用いることなくチルト調整する。
【解決手段】予め基準ディスクの内周を用いてチルト調整値Sを取得しメモリに記憶しておく。起動ディスクが8cmディスクの場合にはこの調整値Sを用いてチルト調整する。起動ディスクが12cmディスクの場合、反りが比較的小さいときには内周から中周は調整値Sを用い、中周から外周は調整値Sと外周の調整値Bの直線補間を用いる。反りが大きい場合には調整値S、Bの曲線補間を用いる。
【選択図】図3

Description

本発明は光ディスク装置、特にチルト制御に関する。
従来より、光ディスク装置においてディスクの反りに対応するためのチルト制御が知られている。
下記の特許文献1には、光ディスク装置の製造時に、反りの小さいディスクの最内周の近傍で、チルト角を調整し、その調整結果をメモリに記憶しておき、再生対象のディスクについて記憶されているチルト角調整値を中心にして光ピックアップのチルト角を調整することが開示されており、ディスク最内周と最外周の中間位置でチルト角調整を行うことが開示されている。
また、特許文献2には、光学式ピックアップを光ディスク記録再生装置に組み込んだ製造時において、調整用の基準ディスクに対する対物レンズの角度ずれを補正するために測定されたオフセット値を記憶しておき、チルト調整信号にオフセット値を加算した値をチルト補正に用いることが開示されている。
特開2003−263764号公報 特開2005−322323号公報
予めチルト角を調整して得られた結果をメモリに記憶しておき、記録再生対象のディスクについて記憶されているチルト角調整値を用いてチルト制御することは効果的であるが、ディスクの反りの構成要素には内周反りと外周反りの2種類存在し、外周のチルト成分が急激に変化するようなディスクでは特に外周でのチルト制御が困難となる。
本発明は、チルトサーボ機構を用いることなく、かつ、可能な限り少ない測定回数でチルト調整を行うことができる光ディスク装置を提供することにある。
本発明の光ディスク装置は、予め基準ディスクの内周を用いて得られた第1チルト調整値を記憶する記憶手段と、記録あるいは再生すべき光ディスクの外周シーク時に外周を用いて第2チルト調整値を取得する手段と、前記第2チルト調整値を用いて前記光ディスクの反りの程度を評価する手段と、前記光ディスクに対してチルト調整する調整手段であって、前記光ディスクの反りの程度が比較的小さいと評価された場合に、前記光ディスクの内周から中周にわたって前記記憶手段に記憶された第1チルト調整値を用いてチルト調整するとともに前記光ディスクの中周から外周にわたって前記第1チルト調整値と第2チルト調整値の直線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整し、前記光ディスクの反りの程度が比較的大きいと評価された場合に、前記第1チルト調整値と前記第2チルト調整値の曲線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整する調整手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク装置は、予め基準ディスクの内周を用いて得られた第1チルト調整値を記憶する記憶手段と、記録あるいは再生すべき光ディスクの外周シーク時に外周を用いて第2チルト調整値を取得する手段と、前記第2チルト調整値を用いて前記光ディスクの反りの程度を評価する手段と、前記光ディスクに対してチルト調整する調整手段であって、前記光ディスクの反りの程度が比較的小さいと評価された場合に、前記光ディスクの内周から中周にわたって前記記憶手段に記憶された第1チルト調整値を用いてチルト調整するとともに前記光ディスクの中周から外周にわたって前記第1チルト調整値と第2チルト調整値の直線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整し、前記光ディスクの反りの程度が比較的中程度と評価された場合に、前記第1チルト調整値と前記第2チルト調整値の曲線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整し、前記光ディスクの反りの程度が比較的大きいと評価された場合に、前記第1チルト調整値の代わりに前記光ディスクの内周を用いて得られた第3チルト調整値と前記第2調整値の曲線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整する調整手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク装置は、予め基準ディスクの内周を用いて得られた第1チルト調整値を記憶する記憶手段と、記録あるいは再生すべき光ディスクの外周シーク時に外周を用いて第2チルト調整値を取得する手段と、前記光ディスクの内周を用いて第3チルト調整値を取得する手段と、前記第2チルト調整値を用いて前記光ディスクの反りの程度を評価する手段と、前記光ディスクに対してチルト調整する調整手段であって、前記光ディスクの反りの程度が比較的小さいと評価された場合に、前記光ディスクの内周から中周にわたって前記記憶手段に記憶された第1チルト調整値あるいは前記第3チルト調整値を用いてチルト調整するとともに前記光ディスクの中周から外周にわたって前記第1チルト調整値あるいは前記第3チルト調整値と第2調整値の直線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整し、前記光ディスクの反りの程度が比較的大きいと評価された場合に、前記第1調整値あるいは前記第3チルト調整値と前記第2調整値の曲線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整する調整手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、チルトサーボ機能を用いることなく、最小の測定回数でチルト補正を行うことができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態における光ディスク装置の全体構成を示す。光ディスク10はスピンドルモータ(SPM)12により駆動される。SPM12は、ドライバ14で駆動され、ドライバ14はサーボプロセッサ30により所望の回転速度となるようにサーボ制御される。
光ピックアップ16は、レーザ光を光ディスク10に照射するためのレーザダイオード(LD)や光ディスク10からの反射光を受光して電気信号に変換するフォトディテクタ(PD)を含み、光ディスク10に対向配置される。光ピックアップ16はステッピングモータで構成されるスレッドモータ18により光ディスク10の半径方向に駆動され、スレッドモータ18はドライバ20で駆動される。ドライバ20は、ドライバ14と同様にサーボプロセッサ30によりサーボ制御される。また、光ピックアップ16のLDはドライバ22により駆動され、ドライバ22は、オートパワーコントロール回路(APC)24により、駆動電流が所望の値となるように制御される。APC24及びドライバ22は、システムコントローラ32からの指令によりLDの発光量を制御する。図ではドライバ22は光ピックアップ16と別個に設けられているが、ドライバ22を光ピックアップ16に搭載してもよい。
光ディスク10に記録されたデータを再生する際には、光ピックアップ16のLDから再生パワーのレーザ光が照射され、その反射光がPDで電気信号に変換されて出力される。光ピックアップ16からの再生信号はRF回路26に供給される。RF回路26は、再生信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成し、サーボプロセッサ30に供給する。サーボプロセッサ30は、これらのエラー信号に基づいて光ピックアップ16をサーボ制御し、光ピックアップ16をオンフォーカス状態及びオントラック状態に維持する。また、RF回路26は、再生信号に含まれるアドレス信号をアドレスデコード回路28に供給する。アドレスデコード回路28はアドレス信号から光ディスク10のアドレスデータを復調し、サーボプロセッサ30やシステムコントローラ32に供給する。また、RF回路26は、再生RF信号を2値化回路34に供給する。2値化回路34は、再生信号を2値化し、得られた信号をエンコード/デコード回路36に供給する。エンコード/デコード回路36では、2値化信号を復調及びエラー訂正して再生データを得、当該再生データをインタフェースI/F40を介してパーソナルコンピュータなどのホスト装置に出力する。なお、再生データをホスト装置に出力する際には、エンコード/デコード回路36はバッファメモリ38に再生データを一旦蓄積した後に出力する。
光ディスク10にデータを記録する際には、ホスト装置からの記録すべきデータはインターフェースI/F40を介してエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、記録すべきデータをバッファメモリ38に格納し、当該記録すべきデータをエンコードして変調データとしてライトストラテジ回路42に供給する。ライトストラテジ回路42は、変調データを所定の記録ストラテジに従ってマルチパルス(パルストレーン)に変換し、記録データとしてドライバ22に供給する。記録データによりパワー変調されたレーザ光は光ピックアップ16のLDから照射されて光ディスク10にデータが記録される。データを記録した後、光ピックアップ16は再生パワーのレーザ光を照射して当該記録データを再生し、RF回路26に供給する。RF回路26は再生信号を2値化回路34に供給し、2値化されたデータはエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、変調データをデコードし、バッファメモリ38に格納されている記録データと照合する(ベリファイ)。ベリファイの結果はシステムコントローラ32に供給される。システムコントローラ32はベリファイの結果に応じて引き続きデータを記録するか、あるいは交替処理を実行するかを決定する。システムコントローラ32は、システム全体の動作を制御し、サーボプロセッサ30を介してスレッドモータ18を駆動し、光ピックアップ16の位置を制御する。
ここで、光ディスク装置は組立誤差等のため、反りの無い理想的な光ディスクが装着された場合であっても、光ピックアップ16の該光ディスクに対するレーザ光の照射角度が設計により定められた所定角度からずれてしまう(傾角ずれ)。そこで、このような構成において、予め偏芯、面振れ、チルト成分の少ない基準ディスクを用意して、反りの影響の少ない内周でチルト調整値Sを測定し、測定結果をシステムコントローラ32のメモリに記憶しておく。そして、記録再生対象の光ディスク(起動ディスク)10が装着された場合に、システムコントローラ32はメモリに記憶された調整値Sを読み出して光ピックアップ16のチルト角を補正する。すなわち、フォーカス制御やトラッキング制御に先立って、チルト調整値を光ピックアップ16に印加してチルト調整しておく。これにより、光ディスク装置が有する傾角ずれを記録再生対象の光ディスクの装着時点、すなわち該光ディスクの起動前に予め補正することができる。
既述したように、ディスクの反りの構成要素は、内周反り成分と外周反り成分の2種類存在し、内周近傍は一定の反り角であるものの中周から外周に向けて急激に反りが増大する場合が多い。したがって、内周近傍ではメモリに予め記憶された調整値Sを用いて調整することで記録再生が可能であったとしても(内周は回転速度が比較的小さいため反りの影響も小さい)、内周から外周部にかけて調整値Sでは調整不足となり記録再生ができないおそれがある。
そこで、本実施形態では、光ディスク装置の起動時に、トラックピッチの検出や外周エラーレートの検出等で光ピックアップ16を外周に向けてシークする必要があることを考慮し、トラップピッチの検出や外周エラーレートの検出時に光ピックアップ16を外周にシークさせる際に、同時に、光ディスク10の外周部においてチルト調整値Bを測定してシステムコントローラ32のメモリに記憶しておく。そして、メモリに記憶した調整値Sと調整値Bとを用いて、光ディスク10の内周から外周にわたってチルト角を調整する。
図2に、本実施形態の処理フローチャートを示す。まず、システムコントローラ32は予めメモリに記憶されている調整値S、つまり基準ディスクの内周で測定して得られたチルト角調整値を読み出して光ピックアップ16のチルト角に印加する(S101)。次に、ディスクが起動されると(S102)、起動されたディスク(光ディスク10)が8cmディスクであるか12cmディスクであるかを判定する(S103)。起動されたディスクが8cmディスクである場合、ディスクの反りは殆どないものとみなし、基準ディスクの内周における調整値Sをそのまま8cmディスクの全周にわたって適用してチルト補正する(S104)。調整値Sを印加することによるチルト補正はディスクがイジェクトされるまで継続して実行される(S105)。
一方、起動されたディスクが12cmディスクの場合、トラックピッチ検出やエラーレート検出のために光ピックアップ16を外周にシークさせるが、このシーク時に同時に外周での調整値Bを測定してメモリに記憶する(S106)。外周における調整値Bを測定してメモリに記憶した後、システムコントローラ32はチルト調整値Bを所定値と大小比較する(S107)。この大小比較は、定性的には、起動したディスクが外周において特に顕著に反りが生じているディスクであるか否かを判定するための処理である。調整値Bを所定値と比較するのではなく、基準ディスクの内周における調整値Sと起動ディスクの外周における調整値Bとの差分の大きさ|調整値S−調整値B|を所定値と大小比較してもよい。
大小比較の結果、調整値Bが所定値より小さい場合、つまり起動ディスクの外周における反りが比較的小さい場合には、ディスクの内周から中周までは調整値Sを用いてチルト補正し、ディスクの中周から外周までは調整値Sと調整値Bの間を直線補間してチルト補正する。すなわち、ディスクの半径をLとし、中周をL/2とすると、シークポジションがディスクの0〜L/2にあるか否かを判定し(S108)、シークポジションがこの範囲内である場合には調整値Sのままでチルト補正を実行する(S109)。また、シークポジションがこの範囲内でない、つまり、シークポジションがL/2〜Lの範囲内にある場合には、調整値S、Bに基づいてシークポジションにおけるチルト調整値を直線補間で算出し(S111)、算出した調整値でチルト補正を実行する(S112)。以上の処理はディスクイジェクトまで継続して実行される(S110)。
また、調整値Bが所定値以上である場合、つまり起動ディスクの外周における反りが比較的大きい場合には、直線補間を用いると特に中周部における誤差が大きくなることに鑑み(本来的に反りの要素は曲線であり、反り自体が小さい場合には直線補間でも問題ないが、反り自体が大きい場合にはその誤差が顕在化してしまう)、調整値S、Bに基づいてシークポジションにおけるチルト調整値を曲線補間で算出し(S113)、算出した調整値でチルト補正を実行する(S114)。曲線は2次近似でよいが、より高次の近似式を用いてもよい。以上の処理はディスクイジェクトまで継続して実行される(S115)。
図3に、シークポジション毎のチルト補正の様子を示す。図において横軸はシークポジションであり、縦軸はチルト調整値である。8cmディスクの場合には0〜Lの全周にわたって同一のチルト調整値Sを用いてチルト補正を行う。12cmディスクの場合には処理が2つに大別される。反りが小さい(つまり調整値Bが所定値より小さい)12cmディスクではL/2までは調整値Sを用いてチルト調整し、L/2〜Lまでは調整値Sと調整値Bを直線補間して得られる調整値を用いてチルト調整する。反りが大きい12cmディスクでは0〜Lの全周において調整値Sと調整値Bを曲線補間(図では2次近似)して得られる調整値を用いてチルト調整する。
このように、本実施形態では、外周部における測定の1回のみでディスクの全周にわたってチルト調整することができる。しかも、外周における調整値は、トラックピッチやエラーレートを検出するために外周にシークさせるタイミングで測定するので、調整値を取得するための余分なシークを必要としない。
図4に、他の実施形態の処理フローチャートを示す。起動ディスクが8cmディスクの場合の処理は同一なのでその説明は省略する。起動ディスクが12cmディスクの場合、トラックピッチ検出やエラーレート検出のために外周にシークする際に外周チルト調整値Bを測定してメモリに記憶する(S206)。そして、メモリに記憶した調整値Bを第1所定値T1と大小比較する(S207)。
調整値Bが第1所定値T1より小さい場合には、調整値Sを調整値Cに置換し(S208)、さらに調整値Bを第2所定値T2(T2<T1)と大小比較する(S209)。調整値Bが第2所定値T2よりも小さい場合には、起動ディスクの反りは比較的小さいと判定し、調整値Bが第1所定値T1より小さいものの第2調整値T2以上である場合には、起動ディスクの反りは比較的中程度であると判定する。
起動ディスクの反りが比較的小さい場合、シークポジションが0〜L/2であれば調整値C、つまり調整値Sを用いてチルト補正する(S210、S211)。また、シークポジションがL/2〜Lであれば調整値C、Bに基づいてシークポジションにおけるチルト調整値を直線補間して算出し(S213)、算出した調整値でチルト調整する(S214)。
起動ディスクの反りが中程度である場合、全周にわたって調整値C、Bに基づいてシークポジションにおけるチルト調整値を曲線補間して算出し(S217)、算出した調整値でチルト補正する(S218)。
一方、調整値Bが第1所定値T1より大きい場合には、起動ディスクの反りは比較的大きいと判定する。起動ディスクの反りが比較的大きい場合、調整値Sをそのまま用いるのは適当ではないので、起動ディスクにおける内周チルト値Aを改めて測定してメモリに記憶する(S215)。そして、調整値Aを調整値Cに置換し、全周にわたって調整値C、Bに基づいてシークポジションにおけるチルト調整値を曲線補間して算出し(S217)、算出した調整値でチルト補正する(S218)。以上の処理はディスクイジェクトされるまで継続して実行される(S212、S219)。
図5に、シークポジション毎のチルト補正の様子を示す。図において横軸はシークポジションであり、縦軸はチルト調整値である。8cmディスクの場合には0〜Lの全周にわたって同一のチルト調整値Sを用いてチルト補正を行う。12cmディスクの場合には処理が3つに大別される。反りが小さい(つまり調整値Bが第2所定値T2より小さい)12cmディスクではL/2までは調整値Sを用いてチルト調整し、L/2〜Lまでは調整値Sと調整値Bを直線補間して得られる調整値を用いてチルト調整する。反りが中程度(つまり調整値Bが第2所定値以上で第1所定値より小さい)の12cmディスクでは0〜Lの全周において調整値Sと調整値Bを曲線補間(図では2次近似)して得られる調整値を用いてチルト調整する。反りが大きい(つまり調整値Bが第1所定値T1より大きい)場合には、調整値Aと調整値Bを曲線補間(図では2次近似)して得られる調整値を用いてチルト調整する。
このように、本実施形態では、反りが比較的小さい場合、あるいは中程度の場合には外周部における測定の1回のみでディスクの全周にわたってチルト調整することができる。しかも、外周における調整値は、トラックピッチやエラーレートを検出するために外周にシークさせるタイミングで測定するので、調整値を取得するための余分なシークを必要としない。また、反りが比較的大きい場合には内周における調整値を再測定するので、精度のよいチルト補正が可能である。
本実施形態では、起動ディスクを0〜L/2とL/2〜Lに大別しており、中周をL/2としているが、中周をL/2±δ(δは定数)の範囲で適宜設定してもよいのは言うまでもない。
また、本実施形態では、基本的には基準ディスクの内周で測定して得られた調整値Sを用いて起動ディスクの内周における調整値としているが、例えば図2において、起動ディスクの内周で測定して得られた調整値Aを用いてS109の処理を実行し、あるいはS113の処理を実行してもよい。すなわち、調整値Bに応じて、あるいは調整値Bと調整値Aの差分の絶対値に応じて反りの程度を評価し、反りが比較的小さい場合には内周から中周にわたって調整値Aを用いてチルト調整するとともに中周から外周にわたって調整値Aと調整値Bの直線補間を用いてチルト調整し、反りが比較的大きい場合には調整値Aと調整値Bを曲線補間してチルト調整する。但し、この場合には起動ディスクにおいて常に内周側と外周側においてチルト調整値を測定して取得する必要がある。
実施形態における光ディスク装置の構成図である。 実施形態の処理フローチャートである。 実施形態におけるシークポジション毎のチルト調整値説明図である。 他の実施形態の処理フローチャートである。 他の実施形態におけるシークポジション毎のチルト調整値説明図である。
符号の説明
10 光ディスク、16 光ピックアップ、32 システムコントローラ。

Claims (5)

  1. 予め基準ディスクの内周を用いて得られた第1チルト調整値を記憶する記憶手段と、
    記録あるいは再生すべき光ディスクの外周シーク時に外周を用いて第2チルト調整値を取得する手段と、
    前記第2チルト調整値を用いて前記光ディスクの反りの程度を評価する手段と、
    前記光ディスクに対してチルト調整する調整手段であって、前記光ディスクの反りの程度が比較的小さいと評価された場合に、前記光ディスクの内周から中周にわたって前記記憶手段に記憶された第1チルト調整値を用いてチルト調整するとともに前記光ディスクの中周から外周にわたって前記第1チルト調整値と第2チルト調整値の直線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整し、前記光ディスクの反りの程度が比較的大きいと評価された場合に、前記第1チルト調整値と前記第2チルト調整値の曲線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整する調整手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 予め基準ディスクの内周を用いて得られた第1チルト調整値を記憶する記憶手段と、
    記録あるいは再生すべき光ディスクの外周シーク時に外周を用いて第2チルト調整値を取得する手段と、
    前記第2チルト調整値を用いて前記光ディスクの反りの程度を評価する手段と、
    前記光ディスクに対してチルト調整する調整手段であって、前記光ディスクの反りの程度が比較的小さいと評価された場合に、前記光ディスクの内周から中周にわたって前記記憶手段に記憶された第1チルト調整値を用いてチルト調整するとともに前記光ディスクの中周から外周にわたって前記第1チルト調整値と第2チルト調整値の直線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整し、前記光ディスクの反りの程度が比較的中程度と評価された場合に、前記第1チルト調整値と前記第2チルト調整値の曲線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整し、前記光ディスクの反りの程度が比較的大きいと評価された場合に、前記第1チルト調整値の代わりに前記光ディスクの内周を用いて得られた第3チルト調整値と前記第2チルト調整値の曲線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整する調整手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 予め基準ディスクの内周を用いて得られた第1チルト調整値を記憶する記憶手段と、
    記録あるいは再生すべき光ディスクの外周シーク時に外周を用いて第2チルト調整値を取得する手段と、
    前記光ディスクの内周を用いて第3チルト調整値を取得する手段と、
    前記第2チルト調整値を用いて前記光ディスクの反りの程度を評価する手段と、
    前記光ディスクに対してチルト調整する調整手段であって、前記光ディスクの反りの程度が比較的小さいと評価された場合に、前記光ディスクの内周から中周にわたって前記記憶手段に記憶された第1チルト調整値あるいは前記第3チルト調整値を用いてチルト調整するとともに前記光ディスクの中周から外周にわたって前記第1チルト調整値あるいは前記第3チルト調整値と第2調整値の直線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整し、前記光ディスクの反りの程度が比較的大きいと評価された場合に、前記第1調整値あるいは前記第3チルト調整値と前記第2調整値の曲線補間で得られるチルト調整値を用いてチルト調整する調整手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、
    前記光ディスクの半径をLとした場合に、前記中周はL/2であることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、
    前記調整手段は、前記光ディスクが8cmディスクの場合には、全周にわたって前記第1調整値を用いてチルト調整する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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