JP2008121629A - 排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元するNOx触媒46と、NOx触媒46の上流側に配設された前段酸化触媒36とを備え、NOx触媒46にアンモニアの供給を行っているときに前段酸化触媒36にHCの供給が行われ、かつNOx触媒46の温度が所定温度範囲内にある場合には、NOx触媒46へのアンモニアの供給を制限する。
【選択図】図3
Description
排気中のNOxは主としてNO(一酸化窒素)及びNO2(二酸化窒素)によって構成されるが、NOx触媒の温度が所定温度範囲内にある場合には、排気中のNOxに占めるNOとNO2との濃度の比率が1対1のときに、NOxの還元反応が最も促進されることが知られている。
図5に示すように、NOx触媒のライトオフ温度近傍の温度である200℃から350℃の間の温度範囲Aでは、NOとNO2との比率を1対1とした場合の浄化率が最も高くなっており、NOx触媒によるNOxの還元反応が最も促進されることがわかる。
一方、ディーゼルエンジンなどでは、排気中に含まれるパティキュレートを除去して排気を浄化するため、パティキュレートフィルタを排気通路に配設し、排気中のパティキュレートを捕集するようにしている。
このように、パティキュレートフィルタの強制再生にも酸化触媒を用いることから、前述したようなNOx触媒とパティキュレートフィルタの両方を備えた排気浄化装置においては、NOx触媒の浄化率を向上させるための前段酸化触媒とパティキュレートフィルタの強制再生のための酸化触媒とを共用することが考えられる。
このとき、エンジンに供給される燃料量やエンジン回転数などから推測されるNOxの濃度に応じて、NOxの還元が最適に行われるような量の尿素水が排気中に供給され、尿素水が加水分解して得られたアンモニアが還元剤となってNOxの還元が行われる。
この結果、NOx触媒の温度が、例えば200℃〜350℃の範囲内にあるような場合には、図5に示すようにNOの比率が増大することによってNOx触媒の浄化率が大きく低下してしまうため、NOx触媒に供給されたアンモニアの一部がNOx触媒における還元反応に寄与せず、そのまま大気中に排出されてしまう、いわゆるアンモニアスリップが生じることになる。
このように構成された排気浄化装置によれば、上述したようなNOx触媒へのアンモニアの供給の制限は、排気中のNOxを構成するNOとNO2との濃度の比率が1対1のときにNOx触媒におけるNOx浄化率が最も高くなるような温度範囲にNOx触媒の温度があるときに行われる。
このように構成された排気浄化装置によれば、上述のようにしてアンモニア供給手段からNOx触媒へのアンモニアの供給を制限する際に、NOx触媒の温度に応じてその制限量が変更される。
このように構成された排気浄化装置によれば、アンモニア供給手段からNOx触媒にアンモニアを供給してNOxの浄化を行っているときに、パティキュレートフィルタの強制再生のためにHC供給手段から前段酸化触媒にHCが供給されると、前段酸化触媒ではHCの酸化反応が選択的に実行され、排気中のNOに対するNO2の比率が低下する。このとき、NOx触媒の温度が所定温度範囲内にある場合には、アンモニア供給手段からNOx触媒へのアンモニアの供給が制限される。
そして、このようにしてNOx触媒によるNOxの浄化を行っているときに、排気の昇温などのためにHC供給手段から前段酸化触媒にHCが供給されると、前段酸化触媒ではHCの酸化反応が選択的に実行され、排気中のNOに対するNO2の比率が低下する。しかしながら、NOx触媒の温度が所定温度範囲内にある場合には、制御手段によりアンモニア供給手段からNOx触媒へのアンモニアの供給が制限されるので、上記所定温度範囲内でNOに対するNO2の比率の低下によってNOx触媒の浄化率が低下するようなことがあっても、余剰となるアンモニアが大気中に排出されるのを防止することが可能となる。
また、請求項4の排気浄化装置によれば、アンモニア供給手段からNOx触媒にアンモニアを供給してNOxの浄化を行っているときに、パティキュレートフィルタの強制再生のためにHC供給手段から前段酸化触媒にHCが供給され、NOx触媒の温度が所定温度範囲内にある場合には、アンモニア供給手段からNOx触媒へのアンモニアの供給が制限される。従って、パティキュレートフィルタの強制再生の際に、上記所定温度範囲内でNOに対するNO2の比率の低下によってNOx触媒の浄化率が低下するようなことがあっても、余剰となるアンモニアが大気中に排出されるのを防止することが可能となる。
図1は、本発明の1実施形態に係る排気浄化装置が適用される4気筒のディーゼルエンジン(以下、エンジンという)のシステム構成図を示しており、図1に基づき本発明に係る排気浄化装置の構成を説明する。
エンジン1は各気筒共通の高圧蓄圧室(以下コモンレールという)2を備えており、図示しない燃料噴射ポンプから供給されてコモンレール2に蓄えられた高圧の燃料である軽油を、各気筒に設けられたインジェクタ4に供給し、各インジェクタ4からそれぞれの気筒内に軽油が噴射される。
排気管20はターボチャージャ8のタービン8bを経た後、排気絞り弁26を介して排気後処理装置28に接続されている。また、タービン8bの回転軸はコンプレッサ8aの回転軸と連結されており、タービン8bが排気管20内を流動する排気を受けてコンプレッサ8aを駆動するようになっている。
前段酸化触媒36は排気中のNOを酸化させてNO2を生成するので、このように前段酸化触媒36とフィルタ38とを配置することにより、フィルタ38に捕集され堆積しているパティキュレートは、前段酸化触媒36から供給されたNO2と反応して酸化し、フィルタ38の連続再生が行われるようになっている。
下流側ケーシング34内には、アンモニアを吸着し、吸着したアンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元して浄化する選択還元触媒として機能するNOx触媒46が収容されると共に、このNOx触媒46の下流側にはNOx触媒46から流出したアンモニアを酸化してN2とするための後段酸化触媒48が収容されている。
また、連通路32には、連通路32内の排気中に尿素水を噴射供給する噴射ノズル(アンモニア供給手段)50が設けられており、尿素水の供給量を調整する尿素水噴射装置52から噴射ノズル50を介して尿素水が供給されるようになっている。
このときNOxと反応せずにNOx触媒46から流出したアンモニアは、後段酸化触媒48によって酸化され、N2またはNOxとなる。ここで生成されるNOxは後段酸化触媒48に流入するアンモニアと反応してN2になるので、後段酸化触媒48に流入するアンモニアは無害なN2となって大気中に放出されるようになっている。
また、排気絞り弁26の上流側の排気管20には、燃料噴射ポンプから供給された燃料を排気管20内の排気中に噴射する燃料添加弁(HC供給手段)56が設けられている。
ECU(制御手段)58は、エンジン1の運転制御をはじめとして総合的な制御を行うための制御装置であり、CPU、メモリ、タイマカウンタなどから構成され、様々な制御量の演算を行うと共に、その制御量に基づき各種デバイスの制御を行っている。
従って、ECU58が設定する尿素水供給量も、排気中のNOxにおけるNOとNO2との比率が1対1であることを前提とした上で、NOxを選択還元するのに最適な量のアンモニアが得られるような尿素水供給量となっている。
このときNOx触媒46に流入する排気中のNOxに占めるNOとNO2との比率は、前段酸化触媒36によりNOの一部がNO2に変化することによってほぼ1対1となっており、NOx触媒46が高い浄化率を発揮してNOxの浄化を行う。
このように構成された排気浄化装置では、エンジン1から排出された排気が排気管20を通って排気後処理装置28に導入され、排気中のパティキュレートがフィルタ38に捕集されると共に、前述したように前段酸化触媒36を用いた連続再生により、フィルタ38に堆積したパティキュレートの酸化除去が行われる。
まず、図2のステップS11において、強制再生フラグF1の値が1であるか否かを判定する。強制再生フラグF1はフィルタ38の強制再生が必要であるか否かを示すものであり、値が1であると強制再生が必要であり、値が0であると強制再生が不要であることを示す。強制再生フラグF1の初期設定値は0となっており、最初の制御周期ではステップS11からステップS12へと処理が進む。
一方、ステップS12でフィルタ38の強制再生が必要と判断した場合にはステップS13に進み、強制再生フラグF1の値を1として、強制再生が必要であることを示すように変更し、次のステップS14に進む。
フィルタ38入口側の排気温度Tfが所定下限温度Ta未満である場合には、前段酸化触媒36が活性化していないものとしてステップS15に進み、前段酸化触媒36の昇温制御を行う。
ここで前段酸化触媒36は、上述のようにまだ十分活性化していない状況であるため、パティキュレートの焼却は行われておらず、パティキュレートの推定堆積量は強制再生終了判定値より大であると判定されて今回の制御周期を終え、次の制御周期で再びステップS11から強制再生制御が行われる。
このようにして触媒昇温制御が繰り返され、フィルタ38入口側の排気温度Tfが所定下限温度Ta以上になって前段酸化触媒36が活性化したと判定すると、処理はステップS14からステップS16へ進む。
フィルタ38の温度を強制再生温度に維持するため、ステップS16におけるフィルタ昇温制御では、フィルタ入口温度センサ40によって検出されたフィルタ38入口側の排気温度Tfに基づいて燃料添加弁56から排気中に供給される燃料の量を調整する。
ステップS16でフィルタ昇温制御を行った後、ステップS17に進むと、前述したように、フィルタ38前後の差圧とフィルタ38への排気流量とに基づき推定したパティキュレートの堆積量が、強制再生終了判定値以下であるか否かを判定する。
従って、パティキュレートの推定堆積量が強制再生終了判定値以下となり、フィルタ38の強制再生が完了したと判断するまでは、ステップS16によるフィルタ昇温制御が制御周期毎に繰り返し行われ、フィルタ38の温度が強制再生温度近傍に維持されて、フィルタ38に堆積したパティキュレートが焼却される。
ステップS18により強制再生フラグF1の値が0になると、次の制御周期ではステップS11からステップS12へと進むので、再びフィルタ38の強制再生が必要となるまでは、ステップS11からステップS12の処理が繰り返され、制御周期毎に強制再生の要否が判断される。
まず、ステップS21で排気中への尿素水の供給が可能であるか否かを判定する。例えば、エンジン1の始動直後などのように、排気温度が尿素水の加水分解を可能とする温度に達していない場合などでは、尿素水を排気中に供給することができない。従って、ステップS21では触媒入口温度センサ54によって検出されたNOx触媒46入口側の排気温度などのエンジン運転状態に基づき、尿素水の供給を行ってもよい状態であるか否かを判定する。
ステップS21で尿素水の供給が可能であると判定した場合は、ステップS22に進んで、フィルタ38の強制再生のために燃料添加弁56から燃料の供給が行われているか否かを判定する。燃料添加弁56から燃料の供給が行われていない場合は、ステップS23に進んで尿素水の通常供給制御を行う。
このとき排気中のNOxに占めるNOとNO2との比率は、前段酸化触媒36によりNOの一部がNO2に変化することによってほぼ1対1となっており、これに対応した適正な量のアンモニアがNOx触媒46に供給されることにより、NOx触媒46が高い浄化率を発揮してNOxの浄化を行う。
このようにしてステップS23で尿素水の通常供給制御を行うと、その制御周期を終了して、次の制御周期で再びステップS21から処理を行う。
従って、燃料添加弁56から燃料の供給が行われていない間は、エンジン1の運転状態が尿素水の供給を可能とするものである限り、ステップS23の通常供給制御によって尿素水の供給が繰り返し行われ、NOx触媒46によるNOxの浄化が高い浄化率のもとで実行される。
ステップS24では、触媒入口温度センサ54が検出したNOx触媒46の入口側排気温度に基づき、NOx触媒46の温度Tcが200℃から350℃の所定温度範囲内にあるか否かを判定する。
この尿素水の制限制御では、ステップS23における尿素水の通常供給制御と同様にして、NOx触媒46によるNOxの浄化に必要な尿素水が予め記憶しているマップデータから読み出されるが、上述のようにNOxにおけるNO2の比率が低下することによってNOx触媒46の浄化率が低下しているため、読み出された尿素水供給量に乗算される低減係数KNO値を1未満の所定値(例えば0.5)として尿素水の目標供給量を求め、噴射ノズル50から排気中に供給される尿素水の量を制限するようにしている。
このようにしてステップS25で尿素水の制限制御が行われることにより、フィルタ38の強制再生のために燃料添加弁56から燃料が供給されてNOxにおけるNO2の比率が低下することによってNOx触媒46の浄化率が低下しても、これに対応してNOx触媒46に供給される尿素水、即ちアンモニアの量が適正に制限されるので、アンモニアの過剰な供給によるアンモニアスリップの発生を良好に防止することが可能となる。
従って、フィルタ38の強制再生のために燃料添加弁56から排気中に燃料の供給が行われているときに、NOx触媒46の温度Tcが200℃から350℃の所定温度範囲内にある場合には、ステップS25による尿素水の制限制御によって尿素水の供給が繰り返し行われ、アンモニアスリップの発生を適正に防止しながら、NOx触媒46によるNOxの浄化が行われる。
即ち、エンジン回転数や燃料の主噴射量等のエンジン運転状態に基づき推定した量のNOxの選択還元に必要な尿素水供給量をマップデータから読み出し、低減係数Kの値を1とすることにより読み出した尿素水供給量をそのまま尿素水の目標供給量とし、噴射ノズル50から排気中に目標供給量の尿素水を供給する。
また、NOx触媒46の温度Tcが200℃より低温である場合は、NOx触媒46の上流側にある前段酸化触媒36の温度はNOx触媒46の温度より高いものの、まだ活性化温度には達していない。このため、燃料添加弁56から排気中に供給される燃料に含まれるHC及び燃料から生成されるCOが前段酸化触媒36で酸化することはないため、前述したように吸気制御弁12と排気絞り弁26の制御によって排気温度を昇温することで前段酸化触媒36を昇温することになる。
そして、フィルタ38の強制再生のために燃料添加弁56から排気中に燃料の供給が行われて排気温度が上昇し、NOx触媒46の温度Tcが200℃から350℃までの所定温度範囲に入ると、処理はステップS22からステップS24を経てステップS25に進むようになり、尿素水の制限制御が行われるようになる。
エンジン1がアイドル運転などで排気温度の低い状態にあるとき、時間t1でフィルタ38の強制再生が必要と判断されると、ECU58は吸気制御弁12及び排気絞り弁26を制御してエンジン1の排気温度を上昇させる。
一方、尿素水の供給については既にエンジン1の運転状態が尿素水を供給可能な状態になっているとすると、NOx触媒46の温度Tcが200℃より低いことから、尿素水の通常供給制御が実行され、低減係数Kの値を1として、前段酸化触媒36が活性化した場合に直ちに高い浄化率でNOxを浄化することができるように、NOxにおけるNOとNO2との比率が1対1であることを前提としたときに最適な量の尿素水の供給を行う。
この結果、前段酸化触媒36によるNOの酸化が阻害され、排気中のNOxにおけるNOとNO2との比率を1対1に近づけることができなくなるが、NOx触媒46の温度Tcが200℃以上となることによって尿素水の制限制御が実行され、マップデータから読み出された尿素水供給量に1未満の低減係数Kが乗算されることによって尿素水の供給が制限される。
燃料添加弁56から排気中への燃料供給によってNOx触媒46に流入する排気の温度が更に上昇し、時間t3でNOx触媒46の温度Tcが350℃を上回ると、排気中のNOxにおけるNOとNO2との比率が1対1でない場合であってもNOx触媒46が高い浄化率を発揮するようになるので、尿素水の通常供給制御が実行されるようになり、低減係数Kの値を1として尿素水供給量の制限を行うことなく尿素水の供給を行う。
このように、NOxにおけるNOとNO2との濃度の比率が1対1のときの方が他の比率のときに比べ、NOx触媒46によるNOxの浄化率が高くなる200℃から350℃までの所定温度範囲では、燃料添加弁56から排気中に燃料の供給が行われているときに尿素水の供給を制限するようにしたので、排気中のNOxにおけるNOとNO2との比率が1対1とはならずにNOx触媒46の浄化率を高めることができなくても、尿素水の過剰な供給によるアンモニアスリップの発生を良好に防止することが可能となる。
この場合、前段酸化触媒36を流動する排気の温度の上昇に従い、前段酸化触媒36によるHC及びCOの反応が活発化し、前段酸化触媒36によって酸化するNOの量が減少することから、例えばNOx触媒46の温度Tcに応じて低減係数Kの値を変更し、図4中に一点鎖線で示すようにNOx触媒46の温度Tcの上昇に従って低減係数Kの値を減少させるようにしてもよい。
以上で本発明の一実施形態に係る排気浄化装置についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では前段酸化触媒36の上流側の排気管20に燃料添加弁56を設け、フィルタ38の強制再生が必要となったときには燃料添加弁56から排気中に燃料を供給するようにしたが、排気中への燃料供給方法はこれに限られるものではなく、インジェクタ4から主噴射とは別のポスト噴射により排気の昇温や排気中への燃料供給を行うようにしてもよい。この場合、インジェクタ4が本発明のHC供給手段に相当する。
また、上記実施形態では、噴射ノズル50から尿素水を供給することにより、NOx触媒46にアンモニアを供給するようにしたが、噴射ノズル50或いは他の手段によりアンモニアそのものをNOx触媒46に供給するようにしてもよいし、尿素水に代えて排気中でアンモニアに転化可能な物質を排気中に供給するようにしてもよい。
20 排気管(排気通路)
36 前段酸化触媒
38 パティキュレートフィルタ
46 NOx触媒
50 噴射ノズル(アンモニア供給手段)
54 触媒入口温度センサ(触媒温度検出手段)
56 燃料添加弁(HC供給手段)
58 ECU(制御手段)
Claims (4)
- エンジンの排気通路に配設され、アンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元するNOx触媒と、
上記NOx触媒の上流側の上記排気通路に配設された前段酸化触媒と、
上記NOx触媒にアンモニアを供給するアンモニア供給手段と、
上記前段酸化触媒にHCを供給するHC供給手段と、
上記NOx触媒の温度を検出する触媒温度検出手段と、
上記アンモニア供給手段からアンモニアの供給を行っているときに、上記HC供給手段によりHCの供給が行われ、かつ上記触媒温度検出手段が検出した上記NOx触媒の温度が所定温度範囲内にある場合には、上記アンモニア供給手段からのアンモニアの供給を制限する制御手段と
を備えたことを特徴とする排気浄化装置。 - 上記所定温度範囲は、排気中のNOxを構成するNOとNO2との濃度の比率が1対1のときの方が他の比率のときに比べ、上記NOx触媒における上記NOxの浄化率が高くなる温度範囲であることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記アンモニア供給手段からのアンモニアの供給を制限する際の制限量を、上記NOx触媒の温度に応じて変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
- 上記酸化触媒の下流側に配設され、排気中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタを更に備え、
上記HC供給手段は、上記パティキュレートフィルタの強制再生を行う際に上記前段酸化触媒にHCの供給を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排気浄化装置。
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