JP2008120336A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】空気入りタイヤの氷雪上性能を向上させつつ耐摩耗性を高めて摩耗ライフを向上させる。
【解決手段】トレッド部2に主溝10、11により複数の陸部列20〜22を形成する。中央陸部列20は、一端が各主溝10に開口して他端が内部で終端する一対のラグ溝30、31及び、それらを連結するサイプ40を複数組配置して大ブロック20Bに区画し、大ブロック20Bを屈曲形状の周方向サイプ41により小ブロック20Sに分割して、そこに複数本の屈曲形状のサイプ42を配置する。中間陸部列21は、複数本のラグ溝32によりブロック21Bに区画し、それをサイプ43により分割してサイプ44を配置する。ショルダ陸部列22は、複数本のラグ溝33、34によりブロック22Bに区画し、そこに一端が主溝11に開口して他端が内部で終端する複数本のサイプ45を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トレッド部に複数のブロックを備え、ブロック内にサイプを配置した空気入りタイヤに関し、特に、氷雪上性能と摩耗ライフ(寿命)を向上させた例えば重荷重用スタッドレスタイヤ等の空気入りタイヤに関する。
トレッド部に、その表面から突出するスパイク又はスタッドを備えたスパイクタイヤの使用が規制された結果、それらを設けずに氷雪上性能を向上させた種々の空気入りタイヤ(いわゆるスタッドレスタイヤ)が普及している。このようなタイヤのトレッドパターンとしては、タイヤ周方向に延びる複数本の主溝により複数の陸部列を形成し、その陸部列に複数本のラグ溝等を設けてブロックに区画するとともに、各ブロックに各種のサイプを形成したブロックパターンが広く採用されている。このブロックパターンは、トレッド部の表面に複数のブロック及びサイプを形成してエッジ量(長さ)を増加させ、そのエッジ効果を高める等して、氷雪路面におけるトラクション性能やブレーキ性能等の氷雪上性能を向上させたものである。
ところで、空気入りタイヤ、例えばトラックやバス等の重荷重用スタッドレスタイヤは、車輌の積載量に応じて使用時の条件が大きく変動し、積載量が多いときには、その接地面積が増加して氷雪上性能が高くなり、逆に、積載量が少ないときには、接地面積が減少して氷雪上性能が低下する傾向がある。そこで、このような空気入りタイヤでは、トレッド部のブロック及びサイプの数をより多くして、特に積載量が少ないときの氷雪上性能を確保している(特許文献1参照)。
図2は、特許文献に記載されたものではないが、このような従来の空気入りタイヤのトレッドパターンの一例を展開して示す平面図であり、そのタイヤ周方向の一部を模式的に示す。
この空気入りタイヤ100は、図示のように、ジグザグ状に屈曲しつつタイヤ周方向(図では上下方向)に延びる4本の主溝110、111と、それらにより区画された5列の陸部列120、121、122と、を備えている。
また、この空気入りタイヤ100では、各陸部列120、121、122内に、タイヤ幅方向(図では左右方向)に傾斜等して延びる複数本のラグ溝112をタイヤ周方向に所定間隔で配置して、それらを複数のブロック120B、121B、122Bに区画し、各ブロック120B、121B、122B内に、両端がその内部で終端するサイプ115を、ジグザグ状に屈曲しつつ略タイヤ幅方向に延びるように複数本(ここでは4本)ずつ配置している。更に、この空気入りタイヤ100では、各陸部列120、121、122を、略同一又は類似形状のブロック120B、121B、122Bに区画し、それらの配置位置(位相)をタイヤ周方向にずらせて、タイヤ踏面に略均等に配置している。
この空気入りタイヤ100では、主溝110、111やラグ溝112の配置間隔を比較的短くする等して、トレッド部のブロック数(エッジ量)を増加させるとともに、各ブロック120B、121B、122B内に多数のサイプ115を配置し、これにより、氷雪路面等で発揮されるエッジ効果を高めて氷雪上性能を向上させている。
ところが、この従来の空気入りタイヤ100のように、ブロック数を増加させて各ブロック120B、121B、122Bを小さくしたり、そこに配置するサイプ115の数を増加させると、ブロックの剛性が低下して摩耗が生じ易くなる傾向がある。その結果、空気入りタイヤ100の耐摩耗性が低下して、トレッド部が早期に摩耗する等、その摩耗ライフが低下する恐れがある。一方、このような問題に対処するため、主溝110、111やラグ溝112を狭く(細く)してブロック120B、121B、122Bを大きくした場合には、接地面内の接地面積が増加するとともに、その剛性が高くなって耐摩耗性等が向上するものの、各溝110、111、112の雪等を排出する効果が低下して、充分な氷雪上性能が得られなくなる恐れがある。このように、これら従来の空気入りタイヤでは、氷雪上性能と耐摩耗性及び摩耗ライフとを両立させて共に向上させるのは難しく、さらなる改良が求められている。
特開平8−197913号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、空気入りタイヤの氷雪上性能を向上させつつ耐摩耗性を高め、空気入りタイヤの摩耗ライフを向上させることである。
請求項1の発明は、トレッド部に、少なくともタイヤ周方向に延びるタイヤ赤道面を挟んで配置された2本の中央側主溝及びトレッド端側に配置された2本の外側主溝を備え、該中央側主溝及び外側主溝により区画して5列の陸部列を配置した空気入りタイヤであって、2本の前記中央側主溝間に配置された中央陸部列に、前記各中央側主溝のそれぞれに一端が開口し他端が前記中央陸部列内で終端する、タイヤ周方向に離間して配置された第1及び第2のラグ溝、及び、該第1及び第2のラグ溝同士を連結するサイプを、タイヤ周方向に複数組配置して該中央陸部列を複数の大ブロックに区画し、該大ブロックを、1回以上屈曲しつつタイヤ周方向に延びるサイプにより一対の小ブロックに分割するとともに、該小ブロック内に、1回以上屈曲しつつタイヤ幅方向に延び、両端が該小ブロック内で終端する3〜5本のサイプを配置したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された空気入りタイヤにおいて、前記第1のラグ溝と第2のラグ溝は、タイヤ幅方向に、又はタイヤ幅方向に対して同じ方向に20°以下の角度で傾斜して延び、タイヤ幅方向長さが前記中央陸部列のタイヤ幅方向の幅の50〜60%の長さであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載された空気入りタイヤにおいて、前記中央側主溝と前記外側主溝との間に配置された中間陸部列を、タイヤ幅方向に、又はタイヤ幅方向に対して前記第1及び第2のラグ溝と逆方向に20°以下の角度で傾斜して延びる複数本のラグ溝により複数のブロックに区画し、該ブロックを、タイヤ幅方向に横断して延びるサイプにより小ブロックに分割するとともに、該小ブロック内に、1回以上屈曲しつつタイヤ幅方向に延び、両端が該小ブロック内で終端する少なくとも1本のサイプを配置したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、前記外側主溝とトレッド端との間に配置されたショルダ陸部列を、前記外側主溝と交差する方向に延びる複数本のラグ溝により複数のブロックに区画し、該ブロック内に、一端が前記外側主溝に開口して他端が該ブロック内で終端する少なくとも1本のサイプを配置するとともに、該サイプのタイヤ幅方向長さを、前記ショルダ陸部列のタイヤ幅方向の幅の20〜50%の長さに形成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、前記各サイプのタイヤ半径方向深さが全て、前記中央側主溝及び外側主溝のタイヤ半径方向深さの50〜100%の範囲にあることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、前記中央側主溝及び外側主溝が、タイヤ周方向に直線状に延びるストレート溝であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、前記中央陸部列内の第1及び第2のラグ溝、前記中間陸部列内のラグ溝、及び前記ショルダ陸部列内のラグ溝の各タイヤ周方向の配置位置が、互いにタイヤ周方向にずらせて配置されていることを特徴とする。
ここで、本発明において、各溝やサイプの延びる方向に関して、特に傾斜角度等を明示した場合を除いて、タイヤ周方向という場合には、タイヤ周方向に平行な場合に加えて、同方向に対して所定の角度で傾斜や湾曲、又は屈曲して延びる等、タイヤ周方向の要素を含んで延びることをいう。同様に、タイヤ幅方向という場合には、タイヤ幅方向に平行な場合に加えて、同方向に対して所定の角度で傾斜や湾曲、又は屈曲して延びる等、タイヤ幅方向の要素を含んで延びることをいう。
本発明によれば、空気入りタイヤの氷雪上性能を向上させつつ耐摩耗性を高めることができ、空気入りタイヤの摩耗ライフを向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の空気入りタイヤは、例えばトラックやバス等の重荷重用や乗用車用等のスタッドレスタイヤであり、一対のタイヤビード部に配置されたビードコアや、その間に渡ってトロイダル状に延びる少なくとも一層のカーカス層、トレッド部のカーカス層の外周側に配置されたベルト層、及び所定のトレッドパターンが形成されたトレッドゴムを備える等、公知の空気入りタイヤの構造を有する。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ1のトレッドパターンを展開して示す平面図であり、そのタイヤ周方向の一部を模式的に示す。
この空気入りタイヤ1は、図示のように、トレッド部2に、タイヤ周方向(図では上下方向)に延びる少なくとも4本の主溝10、11を備え、それらにより区画してタイヤ周方向に延在する5列の陸部列20、21、22を配置している。また、この空気入りタイヤ1は、陸部列20、21、22内に配置された主溝10、11と交差する方向、例えばタイヤ幅方向(図では左右方向)に略直線状に、又は傾斜や湾曲、屈曲等して延びる複数本のラグ溝30、31、32、33、34を備え、それらにより分断して、各陸部列20、21、22を、タイヤ周方向に配列された複数のブロック20B、21B、22Bに区画している。
主溝10、11は、タイヤ赤道面CLを挟んで配置された2本の中央側主溝10と、そのタイヤ幅方向外側のトレッド端TE側に配置された2本の外側主溝11からなり、それぞれタイヤ赤道面CLを挟んで所定の略対称なタイヤ幅方向位置に配置されている。また、これら主溝10、11は、タイヤ周方向に直線状に延びるストレート溝であり、そのタイヤ幅方向の溝幅や、タイヤ半径方向の深さが略同一又は同程度に形成されている。
陸部列20、21、22は、2本の中央側主溝10間に配置されたタイヤ赤道面CL上に位置する中央陸部列20と、中央側主溝10と外側主溝11との間に配置された2列の中間陸部列21と、外側主溝11とトレッド端TEとの間に配置されたタイヤ幅方向最外側(ショルダ部側)に位置する2列のショルダ陸部列22と、からなる。これら各陸部列20、21、22のタイヤ幅方向の幅は、それらを区画する主溝10、11等の配置に対応して、中央陸部列20が最も広く、ショルダ陸部列22、中間陸部列21の順に狭くなっている。
この中央陸部列20には、複数本の略タイヤ幅方向に延びる第1のラグ溝30及び第2のラグ溝31と、略タイヤ周方向に延びる2種類のサイプ40、41と、略タイヤ幅方向に延びるサイプ42とが、タイヤ周方向に所定のパターンで繰り返し配置されている。
第1及び第2のラグ溝30、31は、一端が両側の各中央側主溝10のそれぞれに開口(図では、第1のラグ溝30が左側、第2のラグ溝31が右側の各中央側主溝10に開口)し、他端が中央陸部列20内で終端するよう所定長さに形成され、互いにタイヤ周方向に離間して配置されている。また、複数本の第1のラグ溝30と第2のラグ溝31は、それぞれタイヤ周方向に所定の略同一間隔で配置されるとともに、その配置位置(位相)をタイヤ周方向にずらせて、タイヤ周方向に沿って交互に配置されている。更に、第1及び第2のラグ溝30、31は、主溝10、11の溝幅よりも僅かに狭い溝幅に形成され、各中央側主溝10側の開口部からタイヤ幅方向に、又はタイヤ幅方向に対して所定の角度で傾斜して延び、タイヤ赤道面CL上又はタイヤ赤道面CLを超えた所定位置で終端している。
本実施形態では、これら第1及び第2ラグ溝30、31を、タイヤ幅方向に対して同じ方向に、かつタイヤ幅方向から20°以下(0〜20°)の所定角度で傾斜して略直線状に延びるように形成している。また、そのタイヤ幅方向の長さLを、中央陸部列20のタイヤ幅方向の幅Wの50〜60%の長さにしているが、ここでは、50%よりも長くしてタイヤ赤道面CLを超えた位置で終端させている。加えて、タイヤ周方向に隣接する第1のラグ溝30と第2のラグ溝31との間の間隔が、各ラグ溝30、31を挟んだ一方側で狭く、他方側で広くなり、それらがタイヤ周方向に沿って交互になるよう、第1及び第2のラグ溝30、31を配置している。
この第1のラグ溝30と第2のラグ溝31の各終端部側には、タイヤ周方向に沿って交互に配置されたサイプ40、41がそれぞれ開口している。これらサイプ40、41は、タイヤ赤道面CL上の中央陸部列20の略中央位置に、かつタイヤ周方向に隣接する第1及び第2のラグ溝30、31間のそれぞれに配置されており、間隔が狭いラグ溝30、31間に設けられた、主に第1及び第2のラグ溝30、31同士を連結するための連結サイプ40、及び間隔が広いラグ溝30、31間に設けられた、主に中央陸部20内の各ブロック20Bをタイヤ幅方向に分割するための周方向サイプ41からなる。連結サイプ40は、略タイヤ周方向に直線状に、又は所定の角度で傾斜や湾曲等して延び、各ラグ溝30、31のタイヤ赤道面CL付近に開口してそれらを連結し、それらと共に全体として中央陸部列20をタイヤ幅方向に横断している。一方、周方向サイプ41は、ジグザグ状や波状等の屈曲形状をなし、1回(1曲り)以上屈曲しつつタイヤ周方向に、又は同方向に所定の角度で傾斜等して延び、各ラグ溝30、31のタイヤ赤道面CL付近に開口している。
本実施形態の空気入りタイヤ1では、この連結サイプ40及び、それを介して連結された一対の第1及び第2のラグ溝30、31を、タイヤ周方向に所定の間隔で複数組配置し、これらにより中央陸部列20をタイヤ周方向に分断して、平面視略S字状の比較的大きな複数の大ブロック20Bに区画している。また、周方向サイプ41により、各大ブロック20Bを一対の小ブロック20Sに分割する、即ち、大ブロック20Bを、タイヤ赤道面CLを挟んでタイヤ周方向にずらせて配置された一対の平面視略矩形状の小ブロック20Sに区画するとともに、各小ブロック20S内に複数本のサイプ42を配置している。サイプ42は、1回以上屈曲しつつ全体としてタイヤ幅方向に略平行に又は傾斜等して延び、両端が小ブロック20S内で終端するクローズドサイプであり、ここでは、各小ブロック20S内に3〜5本(図では4本)、タイヤ周方向に略等間隔で配置している。
一方、この中央陸部列20のタイヤ幅方向両外側に位置する中間陸部列21には、それぞれ複数本の略タイヤ幅方向に直線状に又は屈曲等して延びるラグ溝32、及び2種類のサイプ43、44が、タイヤ周方向に所定のパターンで繰り返し配置されている。各ラグ溝32は、主溝10、11の溝幅よりも狭い溝幅に、かつ、タイヤ幅方向に、又はタイヤ幅方向に対して20°以下(0〜20°)の所定角度で傾斜して延びるように形成され、両端が、それぞれ中間陸部列21を挟む各主溝10、11に開口して、中間陸部列21をタイヤ幅方向に横断している。ここでは、ラグ溝32は、両側の中間陸部列21でタイヤ幅方向に対して同じ方向に屈曲しつつ傾斜するとともに、中央陸部列20内の第1及び第2のラグ溝30、31とタイヤ幅方向に対して逆方向に傾斜し、かつ、その各タイヤ周方向の配置間隔と略同一の所定間隔でタイヤ周方向に並設されている。
中間陸部列21は、この複数本のラグ溝32によりタイヤ周方向に分断されて複数の略同一形状のブロック21Bに区画されるとともに、各ブロック21Bが、タイヤ幅方向に横断して延びるサイプ43により小ブロック21Sに分割され、更に、各小ブロック21S内に、少なくとも1本(ここでは1本)のサイプ44が配置されている。サイプ43は、ブロック21Bのタイヤ周方向の略中央位置に配置され、タイヤ幅方向に直線状に又は傾斜や湾曲等して延びて、両端が両側の主溝10、11に開口している。一方、サイプ44は、小ブロック21Sのタイヤ周方向の略中央位置に配置され、1回以上屈曲しつつ全体としてタイヤ幅方向に略平行に又は傾斜等して延び、両端が小ブロック21S内で終端するクローズドサイプである。ここでは、両サイプ43、44を共に、中間陸部列21内でラグ溝32と略同じ方向に延びるように形成し、各ブロック21B内の小ブロック21Sを、サイプ43を挟んで略点対称な形状に形成している。
また、この各中間陸部列21のタイヤ幅方向両外側に位置するショルダ陸部列22には、それぞれ外側主溝11と交差する方向に延びる複数本のラグ溝33、34、及び2種類のサイプ45、46が、タイヤ周方向に所定のパターンで繰り返し配置されている。各ラグ溝33、34は、タイヤ幅方向に略直線状に延び、両端が、それぞれ外側主溝11とトレッド端TEとに開口して、ショルダ陸部列22をタイヤ幅方向に横断している。これらラグ溝33、34の内、一方のラグ溝33は、溝幅が主溝10、11の溝幅よりも僅かに広く、かつタイヤ幅方向外側の端部が同方向に向かって広がるように形成され、他方のラグ溝34は、主溝10、11の溝幅よりも狭い溝幅に形成されている。また、ラグ溝33、34は、他の各ラグ溝30、31、32の配置間隔と略同一の所定間隔でタイヤ周方向に沿って交互に配置され、ショルダ陸部列22をタイヤ周方向に分断して複数のブロック22Bに区画している。
これらブロック22Bは、ラグ溝33、34を挟んで略線対称な形状に形成され、それぞれ外側主溝11側のエッジ部から延びる少なくとも1本(ここでは3本)のサイプ45と、一方のラグ溝33側のエッジ部から延びる1本のサイプ46とが配置されている。サイプ45は、一端が外側主溝11に開口して他端がブロック22B内で終端する片側開口サイプであり、ここでは、それぞれタイヤ幅方向に略直線状に延びるように、かつ、そのタイヤ幅方向長さMが、ショルダ陸部列22のタイヤ幅方向の幅Xの20〜50%の長さに形成されて、タイヤ周方向に略等間隔で配置されている。一方、ラグ溝33側のサイプ46は、一端がラグ溝33の幅広部に開口し、そこからタイヤ幅方向に傾斜して延びてタイヤ周方向に折れ曲がり、同方向に略直線状に延びて他端がブロック22B内で終端している。
なお、この空気入りタイヤ1では、以上の各サイプ40〜46のタイヤ半径方向深さを、全て主溝10、11のタイヤ半径方向深さの50〜100%の範囲の深さに形成している。また、中央陸部列20内の第1及び第2のラグ溝30、31、中間陸部列21内のラグ溝32、及びショルダ陸部列22内のラグ溝33、34の位相を、全てタイヤ周方向に所定の距離だけずらし、それらの各タイヤ周方向の配置位置を、互いにタイヤ周方向にずらせて配置している。
以上説明したように、本実施形態の空気入りタイヤ1では、中央陸部列20を、複数組の第1及び第2のラグ溝30、31と連結サイプ40とにより、平面視略S字状の比較的大きな大ブロック20Bに区画したため、そのブロック剛性が従来に比べて高くなるとともに、充分なエッジ量(長さ)を確保することもできる。また、各大ブロック20Bを一対の小ブロック20Sに分割する周方向サイプ41を屈曲形状に形成したため、荷重負荷転動時等の力が作用したときに、屈曲形状のサイプ壁の接触により、これを挟む小ブロック20S同士が互いに変形を抑制し合う効果が発揮され、そのブロック剛性を高めることができる。同時に、この周方向サイプ41に加えて、各小ブロック20S内に複数本のサイプ42を配置し、かつ、それらをブロック剛性の低下作用が小さく、エッジ量も多い屈曲形状のクローズドサイプにしたため、大ブロック20B内のサイプ数(長さ)を増加させてエッジ効果を高めつつ、ブロック剛性が低下するのを抑制することもできる。
このように、この空気入りタイヤ1では、大ブロック20Bのエッジ量やサイプ数を減少させることなく、そのブロック剛性を高めることができるため、氷雪上性能を高めるのに充分なエッジ量及びエッジ効果が得られるとともに、ブロック剛性の低下に伴う摩耗が生じるのを抑制することもでき、耐摩耗性を高めることができる。
また、この空気入りタイヤ1では、中間陸部列21及びショルダ陸部列22を、それぞれ複数本のラグ溝32、33、34により複数のブロック21B、22Bに区画し、それらに複数本のサイプ43、44、45、46を配置したため、スタッドレスタイヤとしての充分なエッジ量(エッジ効果)を確保することができる。加えて、中間陸部列21のラグ溝32を、中央陸部列20の各ラグ溝30、31とタイヤ幅方向に対して逆方向に傾斜させたため、異なる方向に対してもエッジ効果が発揮され、氷雪上性能を効果的に向上させることができる。
更に、中間陸部列21のブロック21Bは、サイプ43により小ブロック21Sに分割し、かつ、各小ブロック21S内に屈曲形状のクローズドサイプ44を少なくとも1本配置したため、ブロック21Bの剛性低下を抑制しつつ、エッジ効果をより高めることができる。一方、ショルダ陸部列22のブロック22Bには、外側主溝11のみに開口する片側開口サイプ45を少なくとも1本配置したが、このような片側開口サイプ45は、ブロック剛性を低下させる作用が比較的小さいため、充分なブロック剛性を確保することができる。同時に、ショルダ陸部列22の外側主溝11側は、空車時や低積載量時等、接地面積が減少するときでも接地する部分であるため、これら片側開口サイプ45によるエッジ効果により、そのようなときでも氷雪上性能を維持することができる。
従って、本実施形態の空気入りタイヤ1によれば、その氷雪上性能を向上させつつ耐摩耗性を高めることができ、空気入りタイヤ1の摩耗ライフを向上させることができる。また、この空気入りタイヤ1では、各ラグ溝30、31、32、33、34のタイヤ周方向の配置位置(位相)を、互いにタイヤ周方向にずらせて配置ししたため、各ブロック20B、21B、22B等も異なるタイヤ周方向位置に配置され、それらがタイヤ転動時に順次接地してエッジ効果が絶えず発揮される等して、コンスタントな氷雪上性能を得ることができる。
ここで、中央陸部列20の小ブロック20S内に配置するサイプ42を、3本よりも少なくした場合には、充分なエッジ効果が得られずに氷雪上性能が低下する恐れがある。逆に、5本よりも多くした場合には、ブロック剛性が低くなり耐摩耗性及び摩耗ライフが低下する恐れがある。従って、小ブロック20S内には、3〜5本のサイプ42を配置するのが望ましい。
また、中央陸部列20内の各ラグ溝30、31と中間陸部列21内のラグ溝32とを、タイヤ幅方向に対して20°よりも大きい角度で傾斜させた場合には、タイヤ転動時等に充分なエッジ効果が発揮されずに、氷雪路面でのトラクション性能やブレーキ性能等が低くなり、氷雪上性能が低下する恐れがある。従って、これらラグ溝30、31、32は、タイヤ幅方向に、又はタイヤ幅方向に対して20°以下の角度で傾斜して延びるように形成するのが望ましい。
更に、中央陸部列20内の各ラグ溝30、31のタイヤ幅方向の長さLを、中央陸部列20のタイヤ幅方向の幅Wの50%よりも短くした場合には、中央陸部列20内におけるラグ溝30、31の容積が少なくなり、その排雪性が低くなる等して雪上性能が低下するとともに、エッジ量も少なくなり、氷雪上性能が低下する恐れがある。逆に、60%よりも長くした場合には、中央陸部列20の各ラグ溝30、31の終端部と、それに対向する中央側主溝10間に挟まれた部分(図1のC領域)の剛性が局部的に低下して、同付近に偏摩耗が発生する恐れがある。従って、各ラグ溝30、31の長さLは、中央陸部列20の幅Wの50〜60%の長さに形成するのが望ましい。
加えて、ショルダ陸部列22のサイプ45のタイヤ幅方向長さMを、ショルダ陸部列22のタイヤ幅方向の幅Xの20%よりも短くした場合には、空車時等、空気入りタイヤ1の接地面積が少ないときに、タイヤ幅方向最外側の接地端までサイプ45の終端部が届かずに充分なエッジ効果が得られず、氷雪上性能を向上させる効果が小さくなる恐れがある。逆に、50%よりも長くした場合には、そのサイプ45が配置されたブロック22Bの剛性が低下して、偏摩耗が発生し易くなる恐れがある。従って、サイプ45の長さMは、ショルダ陸部列22の幅の20〜50%の長さに形成するのが望ましい。
また、各サイプ40〜46のタイヤ半径方向深さを、主溝10、11のタイヤ半径方向深さの50%よりも浅くした場合には、それらが形成されたブロック20B、21B、22Bの変形が必要以上に小さくなり、氷雪路面を走行時に、いわゆるトラクション抜けが発生し易くなる等、氷雪上性能(特にトラクション性能)が低下する恐れがある。逆に、100%よりも深くした場合には、各ブロック剛性が低くなり過ぎて接地性が低下する等し、トラクション性能やブレーキ性能等の氷雪上性能が低下したり、充分な耐摩耗性を確保できない恐れがある。従って、各サイプ40〜46は、主溝10、11の深さの50〜100%の範囲の深さに形成するのが望ましい。
なお、本実施形態では、各主溝10、11を、タイヤ周方向に直線状に延びるストレート溝に形成したが、これらは、例えばタイヤ周方向にジグザグ状や波状に屈曲等しつつタイヤ周方向に延びるように形成する等、他の態様でタイヤ周方向に延びるように形成してもよい。ただし、主溝10、11をストレート溝に形成した場合には、その排雪性がより高くなり、空気入りタイヤ1の雪上性能を一層向上できるため、主溝10、11は、そのように形成するのがより望ましい。また、ショルダ陸部列22のブロック22Bには、サイプ45を少なくとも1本形成すれば、上記した低積載量時等の氷雪上性能を向上させる効果が発揮されるが、複数本(例えば3本等)のサイプ45を配置した場合には、氷雪上性能を効果的に向上でき、より望ましい。更に、この空気入りタイヤ1では、中央陸部列20内のサイプ40、41を、タイヤ赤道面CL上に配置したが、タイヤ幅方向にずらせて配置する等、他のタイヤ幅方向位置に配置してもよい。
(タイヤ試験)
本発明の効果を確認するため、以上説明したトレッドパターン(図1参照)を備えた実施例の空気入りタイヤ1(以下、実施品という)と、上記した従来のトレッドパターン(図2参照)を備えた従来例(比較例)の空気入りタイヤ100(以下、従来品という)とを試作して、以下の条件で氷雪上性能と耐摩耗性の比較試験を行った。実施品と従来品は、ともにJATMA YEAR BOOK(2006、日本自動車タイヤ協会規格)で定めるタイヤサイズ11R22.5−16PRのトラック及びバス用ラジアルプライタイヤである。
各試験は、実施品及び従来品を、サイズ7.50のリムに空気圧900kPaで装着して2−D・4(前輪が2輪の1軸、後輪が駆動複2輪及び複2輪の2軸)の車両に取り付け、正規荷重を負荷した状態で行った。また、氷雪上性能は、新品時における実施品及び従来品のトラクション性能及びブレーキ性能を試験して評価した。
トラクション性能試験は、テストコース(雪路面)で、車両を停止状態から発進させて発進加速度を測定し、その測定結果を、従来品を基準にして比較して評価した。また、ブレーキ性能試験は、テストコース(アイス路面)で、所定速度で走行する車両をフル制動したときの制動距離を測定して減速度を求め、その結果を、従来品を基準にして比較して評価した。一方、耐摩耗性試験は、テストコース(ドライ路面)を、同一条件で所定距離走行したときの新品時からの摩耗量を測定し、その測定結果を、従来品を基準にして比較して評価した。
表1に、これら各試験結果を示すが、いずれも従来品の結果を100とした指数で表し、その値が大きいほど結果が良好で性能が高いことを示している。
Figure 2008120336
その結果、表1に示すように、トラクション性能指数は、従来品の100に対して、実施品では120と大幅に大きくなっており、雪路面でのトラクション性能が大きく向上したことが分かった。また、ブレーキ性能指数は、従来品の100に対して、実施品では115と大きくなっており、アイス路面でのブレーキ性能が向上したことが分かった。更に、耐摩耗性指数は、従来品の100に対して、実施品では113と大きくなっており、耐摩耗性が向上したことが分かった。
以上の結果から、本発明により、空気入りタイヤ1の氷雪上性能を向上させつつ耐摩耗性を高めることができ、空気入りタイヤ1の摩耗ライフを向上できることが証明された。
本実施形態の空気入りタイヤのトレッドパターンを展開して示す平面図である。 従来の空気入りタイヤのトレッドパターンの一例を展開して示す平面図である。
符号の説明
1・・・空気入りタイヤ、2・・・トレッド部、10・・・中央側主溝、11・・・外側主溝、20・・・中央陸部列、20B・・・大ブロック、20S・・・小ブロック、21・・・中間陸部列、21B・・・ブロック、21S・・・小ブロック、22・・・ショルダ陸部列、22B・・・ブロック、30・・・ラグ溝、31・・・ラグ溝、32・・・ラグ溝、33・・・ラグ溝、34・・・ラグ溝、40・・・サイプ、41・・・サイプ、42・・・サイプ、43・・・サイプ、44・・・サイプ、45・・・サイプ、46・・・サイプ、CL・・・タイヤ赤道面、TE・・・トレッド端。

Claims (7)

  1. トレッド部に、少なくともタイヤ周方向に延びるタイヤ赤道面を挟んで配置された2本の中央側主溝及びトレッド端側に配置された2本の外側主溝を備え、該中央側主溝及び外側主溝により区画して5列の陸部列を配置した空気入りタイヤであって、
    2本の前記中央側主溝間に配置された中央陸部列に、前記各中央側主溝のそれぞれに一端が開口し他端が前記中央陸部列内で終端する、タイヤ周方向に離間して配置された第1及び第2のラグ溝、及び、該第1及び第2のラグ溝同士を連結するサイプを、タイヤ周方向に複数組配置して該中央陸部列を複数の大ブロックに区画し、
    該大ブロックを、1回以上屈曲しつつタイヤ周方向に延びるサイプにより一対の小ブロックに分割するとともに、該小ブロック内に、1回以上屈曲しつつタイヤ幅方向に延び、両端が該小ブロック内で終端する3〜5本のサイプを配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 請求項1に記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記第1のラグ溝と第2のラグ溝は、タイヤ幅方向に、又はタイヤ幅方向に対して同じ方向に20°以下の角度で傾斜して延び、タイヤ幅方向長さが前記中央陸部列のタイヤ幅方向の幅の50〜60%の長さであることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 請求項1または2に記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記中央側主溝と前記外側主溝との間に配置された中間陸部列を、タイヤ幅方向に、又はタイヤ幅方向に対して前記第1及び第2のラグ溝と逆方向に20°以下の角度で傾斜して延びる複数本のラグ溝により複数のブロックに区画し、
    該ブロックを、タイヤ幅方向に横断して延びるサイプにより小ブロックに分割するとともに、該小ブロック内に、1回以上屈曲しつつタイヤ幅方向に延び、両端が該小ブロック内で終端する少なくとも1本のサイプを配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記外側主溝とトレッド端との間に配置されたショルダ陸部列を、前記外側主溝と交差する方向に延びる複数本のラグ溝により複数のブロックに区画し、
    該ブロック内に、一端が前記外側主溝に開口して他端が該ブロック内で終端する少なくとも1本のサイプを配置するとともに、該サイプのタイヤ幅方向長さを、前記ショルダ陸部列のタイヤ幅方向の幅の20〜50%の長さに形成したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記各サイプのタイヤ半径方向深さが全て、前記中央側主溝及び外側主溝のタイヤ半径方向深さの50〜100%の範囲にあることを特徴とする空気入りタイヤ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記中央側主溝及び外側主溝が、タイヤ周方向に直線状に延びるストレート溝であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  7. 請求項4ないし6のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記中央陸部列内の第1及び第2のラグ溝、前記中間陸部列内のラグ溝、及び前記ショルダ陸部列内のラグ溝の各タイヤ周方向の配置位置が、互いにタイヤ周方向にずらせて配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
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