JP2008119453A - マスカラ塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】きれいなカールをまつ毛に賦与することができるマスカラ塗布具を提供すること。
【解決手段】マスカラ塗布具10は、マスカラ薬剤の塗布部12と、面状部からなるまつ毛を押さえ部19を備える。押さえ部19は加熱可能になっている。塗布ヘッドHが支持軸11の長手方向に延び且つ第1の面14及びそれと反対側に位置する第2の面15を有する板状の基台13を有し、基台13における第1の面14側が塗布部12になっており、第2の面15側が押さえ部19になっていることが好ましい。基台13における第1の面14は平面であるか、又は基台13の長手方向に凸状に湾曲していることが好ましい。基台13における第2の面15は平面であるか、又は基台13の長手方向に凹状に湾曲していることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明はマスカラ塗布具に関する。
まつ毛に賦与される化粧効果には種々のものがあるが、そのなかでもカール効果は必須のものである。カール効果を得るためには、マスカラ薬剤が貯留したマスカラブラシを用いて、多量の薬剤をまつ毛に塗布する必要がある。しかし、そのためには何度も重ね塗りが必要であり手間がかる。更に、重ね塗りすることで、化粧効果が悪くなるという不都合もある。具体的には、マスカラ薬剤の入っている容器と、まつ毛の間をブラシが何度も行き来するので時間がかかり、その間に先に塗られている薬剤が皮膜化してしまい、皮膜化したところをブラシで梳くと、せっかく塗った薬剤が剥がれてしまい、いわゆるダマが発生しやすくなる。
マスカラ薬剤と併用して、或いは該薬剤を用いずにまつ毛にカール効果を賦与するための手段として、ビューラーやホットカーラーが知られている。例えば特許文献1及び2には、まつ毛にカールを賦与するためのホットカーラーが提案されている。しかし、ホットカーラーを用いた場合には、カールが時間の経過と共に戻りやすいという欠点がある。また、ホットカーラーとマスカラ塗布具の2つの道具が必要なことから、携帯性の点で難がある。更に、きれいなカールを賦与するためにはホットカーラーを高温に加熱する必要があるので、安全性を十分に確保する必要がある。
マスカラ塗布具にホットカーラーの機能を付加させたものが特許文献3に記載されている。しかしこの塗布具における発熱部は細長い棒状のものなので、まつ毛の全長にわたって一度に熱を与えることができない。まつ毛の全長にわたって熱を与えるためには、棒状の発熱部をまつ毛の根元から先端方向に向けて何度もこすり上げる操作が必要となる。この操作はダマの発生につながり、そのために仕上がりが悪くなってしまう。
実開平4−64302号公報 特開2001−120333号公報 実公平3−8199号公報
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るマスカラ塗布具を提供することにある。
本発明は、マスカラ薬剤の塗布部と、面状部からなるまつ毛の押さえ部を備え、該押さえ部が発熱機能を有するマスカラ塗布具を提供するものである。
本発明のマスカラ塗布具によれば、加熱可能になっているまつ毛の押さえ部が面状であることから、該押さえ部によってまつ毛を押し上げて、そのままの状態でマスカラ薬剤を加熱乾燥させると、まつ毛の全長にわたって一度に熱を与えることができるので、上方に向けて湾曲するきれいなカールをまつ毛に賦与することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1(a)ないし(d)には本発明のマスカラ塗布具の一実施形態が示されている。マスカラ塗布具10は、平板状の支持軸11と、該支持軸11の先端に支持された塗布ヘッドHを有している。
塗布ヘッドHは支持軸11の長手方向に延びる板状の基台13を有している。図1(d)に示すように、基台13は平面視して矩形をしており、長手方向X及び幅方向Yを有している。基台13における長手方向の先端側の二箇所の隅は角がとられている。基台13の長手方向Xの長さLは、幅方向Yの長さWよりも大きくなっている。
図1(a)及び(c)に示すように、基台13は、該基台13の長手方向Xに沿って湾曲したアーチ状をしている。これと共に基台13は、該基台13の幅方向Yに関しては図1(b)に示すように、平らになっている。基台13は、長手方向X及び幅方向Yの何れの方向に関しても、厚みが一定になっている。
アーチ形の板状をしている基台13は、図1(b)に示すように、第1の面14と、これと反対側に位置する第2の面15を有している。第1の面14は、図1(a)に示すように、凸状に湾曲した凸面になっている。一方、第2の面15は、図1(c)に示すように、凹状に湾曲した凹面になっている。凸面である第1の面14と凹面である第2の面15とは互いに相補形状をなしている。
先に述べた通り、基台13はその幅方向Yに関して平らになっているが、これに代えて、基台13は、実質的に平らと見なせる範囲において幅方向Yに関して若干湾曲していてもよい。具体的には、基台13の第1の面14側は、その幅方向Yに関して、突出片16の起立方向に向けて若干凸状に湾曲していてもよい。同様に基台13の第2の面15側は、その幅方向Yに関して、毛材17の先端から根元の方向に向けて若干凹状に湾曲していてもよい。第1の面14側及び第2の面15側それぞれの曲率半径は好ましくは5mm以上、更に好ましくは15mm以上、一層好ましくは25mm以上である。第1の面14側及び第2の面15側それぞれの曲率半径は同じでもよく、或いは異なっていてもよい。
凸面である第1の面14には、多数のコーム状突出片16が立設されている。突出片16は、先端が丸みを帯びてやや細くなっている柱状をしている。突出片16は、基台13と共に一体成形によって形成されている。突出片16は、その形状がすべて同じになっている。突出片16は、基台13の長手方向Xに沿って所定間隔を置いて規則的に直線状に配置されて列をなしている。そしてその列が、基台13の幅方向Yに沿って所定間隔を置いて多列に配列されている。長手方向X及び幅方向Yに隣り合う突出片16どうしの間隔は、隣り合う突出片16の間にマスカラ薬剤が十分に貯留され得るような値に設定される。このように突出片16が配置されていることで、塗布ヘッドHにおける第1の面14側は、マスカラ薬剤の塗布機能を有した部位としての塗布部12になっている。
凹面である第2の面15には毛材17が密植されている。ここで言う密植とは、第2の面15側をまつ毛に押し当てたときに毛材17間にまつ毛が容易に入り込み難い程度の高密度で、及び/又は、毛材17間にマスカラ薬剤が容易に貯留し難い程度の高密度で毛材17が植毛されていることをいう。例えば、第1の面14に立設された突出片16の単位面積当たりの本数よりも、毛材17の単位面積当たりの本数の方が多い場合には、毛材17は密植されていると言うことができる。毛材17は、その一端が基台13の第2の面15に結合されて第2の面15から起立している。毛材17は、例えば静電植毛法によって基台13に結合され得る。毛材17がこのように植毛されていることで、毛材17の先端を仮想的に結ぶと面状部が形成される。この面状部がまつ毛を抑える機能を有した部位としての押さえ部19になっている。
塗布ヘッドHの詳細について更に説明すると、塗布ヘッドHを構成する基台13は、その長手方向Xの長さLが20〜30mm、特に25〜30mmであることが、マスカラ薬剤を首尾良くまつ毛に塗布し得る点から好ましい。また基台13は、その幅方向Yの長さWが5〜8mm、特に6〜7.5mmであることが、十分な量のマスカラ薬剤を第1の面14側に貯留し得る点から好ましい。基台13の湾曲の程度、即ち、第1の面14及び第2の面15の湾曲の程度は、曲率半径で表して15mm以上、特に25mm以上であることが、マスカラ薬剤を首尾良くまつ毛に塗布し得る点、及びまつ毛を確実に押さえつけることができる点から好ましい。なお、この曲率半径が無限大になった状態が、後述する図8(a)及び(b)に示す実施形態に相当する。
塗布ヘッドHの塗布部12における柱状の突出片16は、その高さが0.5〜2mm、特に1.0〜1.5mmであることが、操作性が良好になる点、及び十分な量のマスカラ薬剤を第1の面14側に貯留し得る点から好ましい。突出片16の太さは、直径で表して0.2〜1mm、特に0.3〜0.5mmであることが、操作性が良好になる点から好ましい。突出片16の太さが高さ方向で一様でない場合には、前記の直径は、最も太い部分での値を言う。隣り合う突出片16どうしの間隔は、基台13の長手方向X及び幅方向Yの何れにおいても0.3〜1mm、特に0.4〜0.7mmであることが、十分な量のマスカラ薬剤を突出片16間に貯留し得る点から好ましい。同様の理由により、基台13の最表面における単位面積当たりの突出片16の数は1〜5本/mm2、特に2〜4本/mm2であることが好ましい。隣り合う突出片16どうしの間隔は、基台13の長手方向X及び幅方向Yにおいて同じでもよく、或いは異なっていてもよい。
なお、本発明においては、基台13の第1の面14に突出片16を立設させることに代えて、例えば毛材を植毛することで、第1の面14側にマスカラ薬剤の塗布機能を付与することも可能である。この場合、毛材の太さは、直径で表して0.05〜0.25mm、特に0.07〜0.16mmであることが、操作性が良好になる点から好ましい。基台13の単位面積当たりの毛材の数は5〜10本/mm2、特に1〜5本/mm2であることが、十分な量のマスカラ薬剤を突出片16間に貯留し得る点から好ましい。毛材の長さは、突出片16の高さと同様とすることができる。
塗布ヘッドHにおけるまつ毛の押さえ部19を構成する毛材17は、その長さが0.5〜2mm、特に0.5〜1.8mmであることが、まつ毛を首尾良く押し付けることができる点から好ましい。同様の理由により、毛材17の太さは、直径で表して0.02〜0.08mm、特に0.03〜0.07mmであることが好ましい。基台13の単位面積当たりの毛材の数は10〜500本/mm2、特に40〜400本/mm2であることが、毛材17の間にまつ毛が入り込みにくくなる点、及び毛材17の間にマスカラ薬剤が貯留しづらくなる点から好ましい。
なお、本発明においては、基台13の第2の面15に毛材を密植することに代えて、該面15を凹凸面にすることで、該面15をまつ毛の押さえ部19とすることができる。第2の面15を凹凸面にするためには、例えば該面15をサンドペーパーで擦って粗面にすればよい。或いは、第2の面15に、多数のスポンジの小片を、不連続に貼り付けてもよい。
或いは、基台13の第2の面15にポリテトラフルオロエチレンからなるシート等の撥水性のシートを貼り付けることで、該面にまつ毛を押さえる機能を付与し、該面をまつ毛の押さえ部19とすることができる。撥水性のシートを貼り付けることは、後述するマスカラ薬剤の貯留量を限りなく0に近づけることができる点で有利である。
図2には、本実施形態のマスカラ塗布具10の全体の斜視図が示されている。塗布具10は、板状の支持軸11の先端に塗布ヘッドHを備えると共に後端に把持部20を備えている。把持部20は円筒形をしており、中空になっている。把持部20内には乾電池Bが収容されている。乾電池Bの正負極は、把持部19に取り付けられたスイッチ(図示せず)を介して発熱体としてのニクロム線21に接続されている。ニクロム線21は支持軸11内を、その長手方向に延びて塗布ヘッドHへと向かっている。
図3には、塗布ヘッドHにおけるニクロム線21のとり回し状態が示されている。なお同図においては、説明の便宜上、突出片16及び毛材17は省略されている。ニクロム線21は、塗布ヘッドHにおける基台13の面のうち、第2の面15側に存在している。ニクロム線21は、基台13の長手方向に延びるように蛇行して配されている。図示しないスイッチを開成してニクロム線21に電流を通すと、ニクロム線21が発熱する。この発熱によって塗布ヘッドHの全体が加熱される。つまり塗布ヘッド21における塗布部12及びまつ毛の押さえ部19が加熱される。
以上の構成を有する本実施形態のマスカラ塗布具10によれば、塗布ヘッドHの基台13が板状なので、第1の面14側に多量のマスカラ薬剤を貯留させることができる。その結果、1回の塗布操作当たりのマスカラ薬剤の塗布量を多くできる。換言すれば、少ない塗布回数でマスカラ薬剤をたっぷりとまつ毛に塗布することができる。少ない塗布回数でマスカラ薬剤を塗布できることは、ダマ発生の防止の観点から極めて有効である。
図4には、本実施形態のマスカラ塗布具10を用いてマスカラ薬剤をまつ毛に塗布している状態が示されている。同図に示すように、塗布具10の塗布部12にマスカラ薬剤を貯留させた状態下に、該塗布部12をまつ毛に当接させて塗布具10を上方に移動させる。これによってまつ毛に薬剤を塗布する。
図5(a)ないし(f)には、マスカラ塗布具10を用いたマスカラ薬剤の塗布方法が順を追って示されている。先ず、図5(a)に示すように、塗布部12にマスカラ薬剤を貯留させた状態下に、該塗布部12をまつ毛に当接させる。この場合、塗布部12の基台13は、矩形の板状であることから、塗布部12をまつ毛の根元に容易に当接させることができる。しかも、第1の面14側は長手方向へ凸状に湾曲しているので、これによっても塗布部12をまつ毛の根元に容易に当接させることができる。次いで、図5(b)に示すように、塗布部12をやや上方へ移動させて、第1の面14側に立設された多数の柱状の突出片16間にまつ毛を入り込ませる。この場合、第1の面14が長手方向へ凸状に湾曲していることから、図4に示すように内眼角から外眼角までの広い範囲にわたり、まつ毛全体を突出片16間に確実に入り込ませることができる。この状態下に、図5(c)ないし(e)に示すように、塗布部12を上方へ移動させて、突出片16間に貯留されているマスカラ薬剤をまつ毛に転写させる。
前記の図5(a)ないし(e)の動作を、所望の量のマスカラ薬剤がまつ毛に塗布されるまで、所定の回数繰り返す。先に述べた通り、塗布部12には多量のマスカラ薬剤が貯留されているので、図5(a)ないし(e)の繰り返し動作は、従来のスクリューブラシを用いた場合に比較して少なくて済む。しかも、本実施形態の塗布具10によれば、まつ毛の根元から先端までの全長にわたってマスカラ薬剤を塗布することができる。
このようにしてまつ毛にマスカラ薬剤が塗布されたら、次に図6に示すように、マスカラ塗布具10の塗布部12を表裏反転させる。そして塗布ヘッドHにおける押さえ部19をまつ毛に押し当てる。このとき、ニクロム線21を通電して発熱させて、押さえ部19を加熱する。押さえ部19はまつ毛を押さえる機能を有しているので、加熱状態にある押さえ部19をまつ毛に押し当ててしばしの間その状態を維持することで、まつ毛が上方に向けてくせ付けされると共にまつ毛に塗布されたマスカラ薬剤が乾燥する。それによってきれいなカールが賦与される。この操作は数回繰り返すことが好ましい。この場合、押さえ部19は、瞼の湾曲形状にほぼ合致して長手方向へ凹状に湾曲しているので、内眼角から外眼角までの広い範囲にわたり、1回の操作でまつ毛を押し当てることができる。しかも押さえ部19は板状なので、まつ毛の根元から先端にわたる全長を一度に加熱することができる。
ニクロム線21による押さえ部19の加熱温度は、35〜55℃、特に35〜45℃であることが、高いカール効果が得られる点、マスカラ薬剤の安定性が損なわれない点、安全性の点等から好ましい。加熱温度の制御は、例えばニクロム線の長さ(抵抗)で温度が制御可能である。したがって塗布具10は、押さえ部19を所定の温度に加熱できるよう該塗布具10におけるニクロム線の配線長さを調整して製造される。
押さえ部19は、その加熱状態下にまつ毛にカール形状を賦与するためのものであり、マスカラ薬剤をまつ毛に塗布するために用いられるものではない。この観点から、塗布ヘッドHを、マスカラ容器内に収容されたマスカラ薬剤中に浸漬させた後に引き上げる場合には、押さえ部19に付着した薬剤を極力しごき落として、薬剤の貯留量をできる限り少なくすることが好ましい。押さえ部19における薬剤の貯留量が多い場合には、まつ毛にカール形状を賦与するための押さえ効果が十分にならない場合がある。また、結果的に乾燥又は半乾燥した薬剤の上に、新たな薬剤を重ね塗りすることになるので、ダマが発生する可能性がある。以上の観点から、塗布ヘッドHの塗布部12におけるマスカラ薬剤の貯留量を100としたときに、押さえ部19におけるマスカラ薬剤の貯留量が50以下、特に30以下、とりわけ20以下となるように、第1の面14側における突出片16の太さや高さ、単位面積当たりの本数を適宜調整し、また第2の面15側における毛材17の太さや高さ、単位面積当たりの本数を適宜調整することが好ましい。第2の面15側におけるマスカラ薬剤の相対的な貯留量は少なければ少ないほど好ましく、最も好ましくは0である。
塗布部ヘッドHの塗布部12及び押さえ部19のマスカラ薬剤の貯留量は次の方法で測定される。マスカラ塗布具10をマスカラ薬剤に浸漬し、シゴキ弁でしごいて余分なマスカラ薬剤を落とす。マスカラ塗布具10の第1の面14及び第2の面15にそれぞれ東洋濾紙の濾紙No2を押し当て、濾紙No2にマスカラ薬剤を転写させる。その後、濾紙No2を乾燥させてその重量を測定し、薬剤転写後の濾紙No2重量と薬剤転写前の濾紙No2重量との差を第1の面14及び第2の面15の薬剤貯留量とする。
本実施形態のマスカラ塗布具10を、マスカラ薬剤を収容した容器と組み合わせることでマスカラ化粧用具が提供される。即ちこのマスカラ化粧用具は、マスカラ薬剤を収容した容器と、該マスカラ薬剤中に塗布部12が浸漬されているマスカラ塗布具10とを備えたものである。本実施形態のマスカラ塗布具10によって塗布されるマスカラ薬剤の種類に特に制限はなく、従来公知のものを塗布の対象とすることができる。特に、以下の方法で測定される湾曲角度が5度以上、特に10度以上であるマスカラ薬剤を本実施形態の塗布具10と組み合わせて使用することで、まつ毛に一層きれいなカールを賦与することができる。
〔湾曲角度の測定方法〕
図7(a)に示すように、幅2cm、長さ5cm、厚さ75μmの矩形状のポリエチレンテレフタレート製フィルム(帝人デュポン(株)製、メチネックスS)における長手方向中央部の位置に、図7(b)に示すように、幅方向にわたって固形分20重量%のマスカラ薬剤を、幅5mmにてスペーサー500μmのコーターで塗布し塗膜Mを形成する。乾燥後の塗布厚は250μmであった。塗膜Mを温度23℃、湿度50%RHの環境下で12時間放置する。図7(c)に示すように、乾燥によって塗膜Mは収縮する。12時間経過後、図7(d)に示すように、フィルムFの曲がり角度θを測定し、その値を湾曲角度とする。
前記の湾曲角度を有するマスカラ薬剤は、これをまつ毛に塗布して乾燥させた場合に、その収縮の程度が大きいものである。ところで先に述べた通り、本実施形態の塗布具を用いてマスカラ薬剤をまつ毛に塗布すると、まつ毛の上側に薬剤が偏在する。従ってこの偏在したマスカラ薬剤が乾燥時の収縮の程度が大きなものであると、カールの形状が一層顕著なものとなるという利点がある。
前記の湾曲角度を有するマスカラ薬剤としては、下記に定義されるポリマー占有分変化率(ΔW)が13%以上であるポリマー(以下ポリマー(A)という)及び水を含有し、ポリマー(A)の含有量が3〜50重量%であるものが挙げられる。
〔ポリマー占有分変化率(ΔW)〕
ΔWは、ポリマーを成膜させる過程において、被膜硬度が鉛筆硬度2Bとなってから乾燥するまでのポリマー占有分の変化率で、式(I)で表される値である。
ΔW=W2−W1 (I)
ここで、W1及びW2は、ポリマー濃度20重量%の水溶液を調製し、2枚のガラス板上にそれぞれアプリケーターで250μmの厚さで、11cm×20cmの面積に塗布し、23℃、65%RHの条件下で乾燥させ、1枚のポリマー展開ガラス板で乾燥に伴う塗布膜の重量変化を測定し、もう1枚で被膜硬度を鉛筆硬度法により測定し、ポリマーの被膜硬度が鉛筆硬度2B時のポリマー占有分を下記式で算出してW1(%)とし、塗布後24時間後(以下乾燥後という)のポリマー占有分を下記式で算出してW2(%)とする。
W1(%)=[Wp/W1t]×100
W2(%)=[Wp/W2t]×100
(式中、Wpは塗布時の塗布膜中のポリマー重量、W1tは鉛筆硬度2B時の塗布膜重量、W2tは乾燥後の塗布膜重量である。)
ポリマー(A)としては、前記で定義されたポリマー占有分変化率(ΔW)が13%以上のポリマーであれば、ポリマーの組成、形態にかかわらず使用できるが、ΔWが13〜35%のポリマーが好ましく、15〜30%のポリマーが更に好ましい。
ポリマー(A)としては、例えば、ポリメタクリル酸又はその塩等のアクリル系ポリマー、ポリスチレンスルホン酸又はその塩等のスチレン系ポリマー、ポリウレタン、アクリル−ポリウレタン、ポリエステル−ポリウレタン、ポリエーテル−ポリウレタン等のウレタン系ポリマー等が挙げられる。これらポリマーの中では、安全性、ポリマー硬度の面から、メタクリル酸及びその塩から選ばれる少なくとも1種の構成モノマー単位を有するポリマー、スチレンスルホン酸及びその塩から選ばれる少なくとも1種の構成モノマー単位を有するポリマーが好ましく、メタクリル酸及びその塩から選ばれる少なくとも1種の構成モノマー単位を有するポリマーが更に好ましい。また、塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
ポリマー(A)の重量平均分子量(GPCにより測定、ポリエチレングリコール換算)は、5000〜100万が好ましく、8000〜50万が更に好ましい。また、ポリマー(A)は、水溶液系、水/アルコール混合溶液系、もしくはエマルジョン系など、形態にかかわらず使用できる。
マスカラ薬剤中のポリマー(A)の含有量は、良好なカールを与える観点から3重量%以上で、粘度の面で使用し易い点から50重量%以下であり、3.5〜50重量%が好ましく、3.5〜40重量%が更に好ましい。また、マスカラ薬剤中の水の含有量は、20〜95重量%が好ましく、30〜90重量%が更に好ましく、40〜80重量%が特に好ましい。
次に、本発明の他の実施形態を、図8(a)及び(b)を参照しながら説明する。本実施形態に関し特に説明しない点については、先に述べた実施形態に関する説明が適宜適用される。図8(a)及び(b)において図1(a)ないし(d)、図2及び図3と同じ部材には同じ符号を付してある。
図8(a)及び(b)に示す実施形態の塗布具10が、先に述べた実施形態の塗布具と異なる点は、塗布ヘッドHにおける基台13の形状である。先に述べた実施形態においては、基台13は塗布部12の長手方向に湾曲していたが、本実施形態の基台13は平板状である。それ以外の点については、本実施形態は、先に述べた実施形態と同様である。そして本実施形態によれば、先に述べた実施形態と同様の効果が奏される。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図1(a)ないし(d)に示す実施形態においては、基台13の第1の面14と第2の面15とは、互いに相補形状をなす湾曲形状であったが、これに代えて、第1の面を長手方向へ延びる凸状の湾曲形状となし且つ第2の面を平面状となしてもよい。或いは、第1の面を平面状となし且つ第2の面を長手方向へ延びる凹状の湾曲形状となしてもよい。
また、図1(a)ないし(d)に示す実施形態においては、基台13の幅方向の縦断面形状は、図1(b)に示すように第1の面14及び第2の面15が互いに平行な直線であったが、これに代えて、第1の面14及び第2の面15の少なくとも一方を緩やかなアーチ状や二辺の長さが同じである緩やかな三角形状にしてもよい。例えば、第1の面14を緩やかなアーチ状とし、第2の面15を直線としたり、第1の面を二辺の長さが同じである緩やかな三角形状とし、第2の面を直線としたり或いは緩やかなアーチ状としたりすることができる。さらには、図1(a)ないし(d)に示す実施形態においては、支持軸11の形状は板状形状であるが、その板状形状に代えて丸軸形状や楕円形状にしてもよい。
また前記実施形態においては、まつ毛の押さえ部19が塗布ヘッドHに形成されていたが、押さえ部19は、塗布ヘッドに形成されていることを要しない。例えば図9に示すように、板状の支持軸11における、ヘッドHの第1の面14と同じ側の面に毛材を密植したり、或いは該面を凹凸面にしたりすることで、該面にまつ毛の押さえ部19を形成してもよい。或いは、図10に示すように、板状の支持軸11における、塗布部12の第1の面14と反対側の面18に毛材を密植したり、或いは該面18を凹凸面にしたりすることで、該面18にまつ毛を押さえる機能を付与してもよい。図9及び図10に示す実施形態では、押さえ部19のみが加熱可能になっており、塗布部12は加熱可能にはなっていない。
更に、まつ毛の押さえ部19を把持部20に形成してもよい。この場合には、把持部20の一部に面状部を設け、その面状部に押さえ部を形成することが好ましい。
また前記実施形態においては、突出片16の形状はすべて同じであったが、該突出片の配置位置に応じてその形状を変えてもよい。また、突出片16の配置パターンは前記実施形態で説明したパターン以外であってもよい。
また前記実施形態においては、押さえ部19の加熱にニクロム線21を用いていたが、加熱手段はこれに限られない。更に、ニクロム線21の加熱に乾電池を用いたが、これに代えて例えば家庭用の交流電源を用いてもよい。
更に、前記実施形態においては、まつ毛の押さえ部19が塗布具10に備えられていたが、これに代えて、塗布具10と組み合わせて用いられる、該塗布部10の挿入が可能になっている、マスカラ薬剤を収容するための容器部に押さえ部を形成してもよい。この実施形態の場合にはマスカラ塗布具と容器部とでマスカラ化粧具が構成される。容器部に押さえ部を形成する場合には、該容器部の一部に面状部を設け、その面状部に押さえ部を形成する。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されない。
以下に説明する実施例及び比較例で用いたマスカラ薬剤X及びマスカラ薬剤Yは、以下の表1に示す各成分をワックスの融点まで加熱した後に均一攪拌混合することにより調製した。なお、マスカラ薬剤Yに配合する高収縮性ポリマーは以下の方法にて調製された。
〔マスカラ薬剤に配合する高収縮性ポリマーの調製〕
ガラス製反応容器にメタクリル酸(和光純薬(株)製)300g、エタノール1.5L、重合開始剤V−65(和光純薬(株)製)1.73gを入れ、65℃で4時間重合した。得られたポリマー溶液をアセトン20Lに滴下し再沈殿を行った。沈殿物を回収し、減圧下、65℃で12時間以上乾燥し、カセイソーダーでpH6に調整して、ポリメタクリル酸(以下PMAAという)を得た。得られたPMAAの重量平均分子量(GPCにより測定、ポリエチレングリコール換算)は18万であった。このPMAAのΔWは21であった。ポリマー占有分変化率(ΔW)とはポリマーを成膜させる過程において、被膜硬度が鉛筆硬度2Bとなってから乾燥するまでのポリマー占有分の変化率を表す値である。
Figure 2008119453
〔実施例1〕
図1(a)ないし(d)、図2及び図3に示すマスカラ塗布具を作製した。支持軸11、基台13及び突出片16は、ポリエステル系エラストマー樹脂を用いてこれらを一体成形により形成した。基台13の長さLは平面視において25mm、幅Wは7mmであった。基台13の長手方向の曲率半径は38mmであった。突出片16はその高さが1.5mm、直径は0.3mm、単位面積当たりの突出片16の数は4本/mm2であった。基台13における第2の面15には静電植毛により、ナイロン樹脂からなる毛材17を密植した。毛材17の長さは1.5mmであり、直径は0.02mmであった。単位面積当たりの毛材17の数は100本/mm2であった。
塗布に用いたマスカラ薬剤は、表1に記載の高収縮性PMAAを配合したマスカラ薬剤Yであった。塗布方法は、先ずマスカラ塗布具10をマスカラ薬剤に浸漬し、シゴキ弁でしごいて余分なマスカラ薬剤を落とした後、第1面の面14で下から上に梳き上げる操作を5回繰り返してマスカラ薬剤をまつ毛に塗布した。その後、マスカラ塗布具10を表裏反転させ第2の面15を用いてまつ毛に10秒間押し当てた。第2の面15である押さえ部の加熱温度は40℃であった。
〔実施例2〕
基台13における第2の面15に施した静電植毛の毛材17の長さを1.0mm、直径を0.05mm、単位面積当たりの毛材17の数を100本/mm2とした以外は実施例1と同様にしてマスカラ塗布具を得た。塗布に用いたマスカラ薬剤は、表1に記載の低収縮性PAAを配合したマスカラ薬剤Xであった。塗布方法は、実施例1と同様とした。
〔実施例3〕
実施例1において、基台13における第2の面15に静電植毛の毛材17の密度を、単位面積当たり50本/mm2とした以外は実施例2と同様にしてマスカラ塗布具を得た。塗布に用いたマスカラ薬剤は、表1に記載の低収縮性PAAを配合したマスカラ薬剤Xであった。塗布方法は、実施例1と同様とした。
〔比較例1〕
マスカラ塗布具としてスクリューブラシを作製した。塗布部における毛材15の直径が100μm、長さが芯材の中心から2.5mm、最表面の密度が4本/mm2となるよう毛材を金属芯線材によって挟持しながら、これらをらせん状に捻回することによってスクリューブラシを得た。塗布に用いたマスカラ薬剤は、表1に記載の高収縮性PMAAを配合したマスカラ薬剤Yであった。塗布方法は、スクリューブラシをマスカラ薬剤に浸漬し、シゴキ弁でしごいて余分なマスカラ薬剤を落とした後、下から上に梳き上げる操作を5回繰り返してマスカラ薬剤をまつ毛に塗布した。
〔比較例2〕
比較例1において、塗布に用いたマスカラ薬剤を、表1に記載の低収縮性PAAを配合したマスカラ薬剤Xとし、塗布方法は下から上に梳き上げる操作の回数を30回にした以外は比較例1と同様にしてマスカラ薬剤をまつ毛に塗布した。
〔比較例3〕
比較例2において、下から上に梳き上げる操作の回数を5回にした以外は比較例2と同様にしてマスカラ薬剤をまつ毛に塗布した。
〔比較例4〕
実施例1のマスカラ塗布具において、加熱機構が備わっていない以外は、実施例1と同様にしてマスカラ塗布具を得た。塗布に用いたマスカラ薬剤は、表1に記載の低収縮性PAAを配合したマスカラ薬剤Xであった。塗布方法は、実施例1と同様とした。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られたマスカラ塗布具を用いて、10人のパネラーを対象として前記の方法にてまつ毛にマスカラ薬剤を塗布させた。マスカラ薬剤が塗布されたまつ毛のカールの程度(カール角度)、ダマ発生個数、及び仕上がりのきれいさを以下の基準で評価した。その結果を以下の表2に示す。
〔カールの程度(カール角度)〕
マスカラ薬剤を塗布する前のまつ毛(素まつ毛)の状態を、パネラーの顔を固定具で固定して真横から撮影した。図11に示すように、そのときの画像より、まつ毛先端とまつ毛根元を結んだ直線をL1とし、まつ毛根元からまぶた稜線にかけての直線をL2としてL1とL2の角度を測定しθ1とする。同様に、マスカラ薬剤を塗布した後の状態を撮影し測定した角度をθ2とする。θ2―θ1をカールの程度を示すカール角度θとして実施例及び比較例でのそれぞれのカール角度θを測定した。測定したカール角度θを下記の基準で5段階に評価した。カール角度θが大きいほどカール効果が高いことを意味する。
◎◎:カール角度が31°以上である
◎:カール角度が26°以上30°未満である
○:カール角度が21°以上25°未満である
△:カール角度が11°以上20°未満である
×:カール角度が11°未満である
〔ダマ発生個数〕
実施例及び比較例のそれぞれにおいて、マスカラ薬剤を塗布した後のまつ毛の状態を、真上から写真撮影する。拡大倍率20倍の写真から任意に1cm2の範囲を選び、30μm〜50μm程度のマスカラ薬剤の固まりをダマとし、10人のパネラーのダマ個数の平均値を求めた。測定したダマ個数を下記の基準で5段階に評価した。ダマ個数が少ないほど良いことを意味する。
◎◎:ダマ個数が4個未満である
◎:ダマ個数が4以上9個未満である
○:ダマ個数が9以上13個未満である
△:ダマ個数が13以上17個未満である
×:ダマ個数が17個以上である
〔仕上がりのきれいさ〕
実施例及び比較例のそれぞれにおいて、マスカラ薬剤を塗布した後のまつ毛のクセの状態を、10人のパネラーに評価してもらった。
◎◎:まつ毛全体にクセがなく仕上がりが非常にきれいである
◎:まつ毛全体の仕上がりがきれいである
○:まつ毛全体の仕上がりがふつうである
△:まつ毛の一部にクセがあって汚くみえる
×:まつ毛全体にわたりクセがあってうねってみえる
Figure 2008119453
図1(a)は、本発明のマスカラ塗布具の一実施形態をその第1の面側からみた斜視図であり、図1(b)は、図1(a)におけるb−b線断面図であり、図1(c)は、図1(a)に示す塗布具をその第2の面側からみた斜視図であり、図1(d)は、図1(a)に示す塗布具をその第1の面側からみた平面図である。 図2は、図1に示すマスカラ塗布具の全体を示す斜視図である。 図3は、図1に示すマスカラ塗布具のヘッド部を示す要部拡大図である。 図4は、図1に示すマスカラ塗布具を用いてまつ毛にマスカラ薬剤を塗布する状態を示す説明図である。 図5(a)ないし(f)は、図1に示すマスカラ塗布具を用いたマスカラ薬剤の塗布方法を、順を追って示す説明図である。 図6は、マスカラ薬剤をまつ毛に塗布した後に、図1に示すマスカラ塗布具によってまつ毛を押さえる状態を示す説明図である。 図7(a)ないし(d)は、マスカラ薬剤の湾曲角度の測定方法を示す説明図である。 図8(a)は、本発明のマスカラ塗布具の別の実施形態をその第1の面側からみた斜視図であり、図8(b)は、図8(a)に示す塗布具をその第2の面側からみた斜視図である。 図9は、本発明のマスカラ塗布具の更に別の実施形態をその第1の面側からみた斜視図である。 図10は、本発明のマスカラ塗布具の更に別の実施形態をその第1の面側からみた斜視図である。 図11は、まつ毛のカール角度の測定方法を示す模式図である。
符号の説明
10 マスカラ塗布具
11 支持軸
12 塗布部
13 基台
14 第1の面
15 第2の面
16 突出片
17 毛材
19 まつ毛の押さえ部
20 把持部
21 ニクロム線
H 塗布ヘッド

Claims (6)

  1. マスカラ薬剤の塗布部と、面状部からなるまつ毛の押さえ部を備え、該押さえ部が発熱機能を有するマスカラ塗布具。
  2. 支持軸の先端に塗布ヘッドを備え、
    前記塗布ヘッドが、前記支持軸の長手方向に延び、且つ第1の面及びそれと反対側に位置する第2の面を有する板状の基台を有し、
    前記基台における第1の面側が前記塗布部になっており、第2の面側が前記押さえ部になっている請求項1記載のマスカラ塗布具。
  3. 前記基台における第1の面が平面であるか、又は凸面である請求項2記載のマスカラ塗布具。
  4. 前記基台における第2の面が平面であるか、又は凹面である請求項2記載のマスカラ塗布具。
  5. 支持軸の先端に塗布ヘッドを備えると共に後端に把持部を備え、
    前記塗布ヘッドにマスカラ薬剤の前記塗布部を有し、
    前記把持部軸に前記押さえ部を有する請求項1記載のマスカラ塗布具。
  6. マスカラ薬剤の塗布部を備えたマスカラ塗布具と、該塗布部の挿入が可能になっている、マスカラ薬剤を収容するための容器部とを有するマスカラ化粧具において、
    前記容器部がまつ毛の押さえ部を備え、該押さえ部が発熱機能を有するマスカラ化粧具。
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