JP2018140018A - 化粧料塗布具 - Google Patents

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寛子 岡部
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Natsumi Honma
菜摘 本間
田中 正弘
Masahiro Tanaka
正弘 田中
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Abstract

【課題】被塗布部となる狭い範囲を容易に梳かしながら液状化粧料を塗布し且つ繊細な仕上がりで塗布する。【解決手段】台座部7aに対し傾斜台座部7bを傾斜させ、傾斜台座部7bの長手方向櫛歯7c、係止部材7e上の係止部材櫛歯7i、短手方向櫛歯7dの先端を、傾斜台座部7bの傾斜に倣って先端側へ向かうに従い漸次低くすると共に、傾斜台座部7bの係止部材7e,7fに係止される塗布部材4も傾斜台座部7bの傾斜に倣って傾斜させることで、傾斜台座部7bの先端側又は傾斜台座部7b全体の塗布部材4及び櫛歯7c,7i,7dを狭い範囲に当て、これより後側の部分が狭い範囲の周囲に当たらないようにして当該狭い範囲を容易に梳かしながらの塗布を可能とする。また、台座部7a及び傾斜台座部7bにおいて列を成す櫛歯7cの間の係止部材7e上に櫛歯7iを設けることで、櫛歯7c同士間の隙間を少なくし、繊細な仕上がりの塗布を可能とする。【選択図】図6

Description

本発明は、液状化粧料を塗布するのに用いる化粧料塗布具に関する。
染毛料、毛髪用顔料、整髪料のような液状化粧料を毛髪に塗布する化粧料塗布具として、以下の特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載の化粧料塗布具は、液状化粧料を収容した例えばボトル等の容器と組み合わせて使用されるものであり、櫛歯(コームとも呼ぶ)で毛髪を梳かしながら、液状化粧料を毛髪に塗布するものである。
具体的には、棒状の軸部、及び軸部の一方の端に備えられ使用者により把持される共にボトルに着脱可能に装着される把持部、及び軸部の他方の端に備えられてボトル内に進入可能な塗布部を有する本体部と、ボトル内の液状化粧料を含浸可能な弾性体より成り塗布部に係止される略直方体状の塗布部材と、を具備している。塗布部材を係止する塗布部は、軸部から延びる略直方体状の台座部を備え、当該台座部に、台座部の短手方向両側に垂直に突設され長手方向に列となる複数の長手方向櫛歯と、台座部の先端側に垂直に突設され短手方向に列となる複数の短手方向櫛歯と、櫛歯の間に設けられて台座部に垂直に突設され、その頂点部分に台座部の内方向へ突出する突起が設けられた複数の係止部材と、を有し、この係止部材の突起により、当該突起と台座部との間に位置する塗布部材の天面の端を係止するようになっている。
そして、このような化粧料塗布具によれば、塗布部材の天面の端を係止部材の突起により係止し塗布部材が塗布部から外れることを防止しつつ、塗布部材が直接毛髪に触れる面積を大きくし、効率的に液状化粧料を塗布できると共に、塗布部材を弾性体より形成し且つ長手方向櫛歯と短手方向櫛歯を台座部に垂直に突設し列状に並設することにより、毛髪を梳かしながら液状化粧料を塗布する際に、毛髪が絡み難いという作用・効果を奏するようになっている。
特許第5258004号公報
ここで、上記特許文献1に記載の化粧料塗布具にあっては、毛髪の例えば生え際等の狭い範囲を部分的に梳かしながら塗布する際に、部位によっては、その周囲まで液状化粧料が塗布されてしまい、塗布を行い難い場合がある。また、より一層繊細な仕上がりの塗布も望まれている。
そこで、本発明は、被塗布部となる狭い範囲を容易に梳かしながら液状化粧料を塗布できると共に、繊細な仕上がりの塗布を行うことができる化粧料塗布具を提供することを目的とする。
本発明による化粧料塗布具は、液状化粧料を含浸可能な弾性体より成る塗布部材と、棒状の軸部、及び軸部の一方の端に備えられる把持部、及び軸部の他方の端に備えられ塗布部材を係止可能な塗布部を備える本体部と、を具備した化粧料塗布具であって、本体部の塗布部は、軸部から延びる台座部と、台座部の先端から傾斜して延びる傾斜台座部と、台座部及び傾斜台座部の長手方向に列となると共に、台座部及び傾斜台座部の短手方向両側に突設され、複数の櫛歯から成る長手方向櫛歯と、傾斜台座部の先端側の短手方向に列となり、傾斜台座部より突設された複数の櫛歯から成る短手方向櫛歯と、櫛歯の間に設けられて台座部及び傾斜台座部より突設され、隣接する櫛歯より低い頂点部分に、台座部の内方向へ突出する突起を有し、塗布部材を塗布部に係止するための複数の係止部材と、を備え、台座部の長手方向櫛歯及び係止部材は、台座部から垂直方向に直立し、傾斜台座部の長手方向櫛歯及び係止部材並びに短手方向櫛歯は、台座部の長手方向櫛歯及び係止部材と同一方向を向くように傾斜台座部から立設し、係止部材の突起は、当該突起と台座部及び傾斜台座部との間に位置する塗布部材を、塗布部材の天面の端に位置した状態で係止するように設けられ、係止部材の頂点部分に、係止部材の突出方向に延びる係止部材櫛歯が設けられ、傾斜台座部の長手方向櫛歯及び係止部材櫛歯並びに短手方向櫛歯は、その先端が傾斜台座部の傾斜に倣って先端側へ向かうに従い漸次低くなることを特徴としている。
このような化粧料塗布具によれば、軸部から延びる台座部に対して傾斜台座部は傾斜しており、この傾斜台座部の長手方向櫛歯及び当該長手方向櫛歯の間の係止部材上に位置する係止部材櫛歯並びに短手方向櫛歯は、その先端が、傾斜台座部の傾斜に倣って先端側へ向かうに従い漸次低くなっていると共に、傾斜台座部の係止部材に天面が係止される塗布部材も傾斜台座部の傾斜に倣って傾斜するため、傾斜台座部の先端側又は傾斜台座部全体の塗布部材及び櫛歯を、被塗布部となる狭い範囲に当て、これより後側の部分が狭い範囲の周囲に当たらないようにして、当該狭い範囲を容易に梳かしながら液状化粧料を塗布できる。また、台座部の櫛歯は当該台座部に対する垂直方向に直立し、傾斜台座部の櫛歯は台座部の櫛歯と同一方向を向いているため、傾斜台座部の櫛歯が例えば傾斜台座部に対して垂直な方向等、台座部の櫛歯と同一方向を向いていない場合に比して、台座部及び傾斜台座部の塗布部材及び櫛歯のほぼ全体で梳かしながら塗布する際に、梳かしやすく且つ塗りムラを防止でき、繊細な仕上がりの塗布を行うことができる。また、台座部及び傾斜台座部において列を成す櫛歯の間の係止部材上にも櫛歯が存在するため、特許文献1のように列を成す櫛歯の間で係止部材上に空間が存在し、梳かしている際に当該空間に毛髪が束で入り毛髪同士の間を塗布できなくなってしまうという現象を防止でき、より繊細な仕上がりの塗布を行うことができる。
ここで、塗布部材のうち、傾斜台座部、特に傾斜台座部に係止された塗布部材の先端側は、使用時に捲れ係止部材から外れる可能性がある。このため、傾斜台座部の係止部材の突起は、傾斜台座部に位置する塗布部材の天面に食い込む形状とするのが好ましい。このような構成を採用した場合、使用時に、塗布部材が傾斜台座部から捲れ難く外れ難くなる。
また、台座部及び傾斜台座部の塗布部材と対面する面には、複数の刺が設けられていると、当該刺により塗布部材がズレ難く、良好な塗布が可能となる。
また、台座部と軸部とは、台座部に対して鈍角に傾く傾斜面を介して繋がっていると、万一、塗布部材が台座部から外れ、塗布部材を台座部に再装着する際に、傾斜面に塗布部材が引っ掛かったり入れ難いということがなく、むしろ入れやすく、このため、塗布部材を台座部に容易に再装着できる。
このように本発明によれば、被塗布部となる狭い範囲を容易に梳かしながら液状化粧料を塗布できると共に、繊細な仕上がりの塗布を行うことができる。
本発明の実施形態に係る化粧料塗布具をボトルに装着した状態を示す全体図である。 図1中の化粧料塗布具をボトルから取り外した状態を示す縦断面図である。 図2中の化粧料塗布具の斜視図である。 図3に示す化粧料塗布具の側面図である。 図3に示す化粧料塗布具の背面図である。 図3中の塗布部材及び塗布部並びに軸部の先端部を示す斜視図である。 図6の縦断面図である。 図3に示す化粧料塗布具から塗布部材を取り外した本体部を示す斜視図である。 図8の正面図である。 図9のX-X矢視図である。 図8中の塗布部及び軸部の先端部を示す斜視図である。 図9のXII-XII矢視図である。 図9のXIII-XIII矢視図である。
以下、本発明による化粧料塗布具の好適な実施形態について図1〜図13を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る化粧料塗布具をボトルに装着した状態を示す全体図、図2は、化粧料塗布具をボトルから取り外した状態を示す縦断面図、図3〜図5は、化粧料塗布具を示す各図、図6及び図7は、塗布部材及び塗布部並びに軸部の先端部を示す各図、図8〜図10は、化粧料塗布具から塗布部材を取り外した本体部を示す各図、図11は、塗布部及び軸部の先端部を示す斜視図、図12及び図13は、塗布部の各断面図であり、本実施形態の化粧料塗布具は、毛髪を梳かしながら、染毛料、毛髪用顔料、整髪料のような液状化粧料を当該毛髪に塗布するためのものである。なお、ここでいう液状化粧料とは、固形化粧料以外の粘性のある化粧料、半固形状の化粧料、ジェル状の化粧料等を含むものとする。
図1及び図2に示すように、化粧料塗布具1は、液状化粧料Lが内部に収容されたボトル2との組み合わせによる使用を可能としており、これら化粧料塗布具1及びボトル2により液状化粧料容器100が構成されている。なお、化粧料塗布具1と組み合わせ可能とされるのは、図示するボトル2以外にもジャー容器等、液状化粧料を収容可能な容器であればボトル型に限定されるものではない。
化粧料塗布具1は、図2〜図4に示すように、本体部3及び塗布部材4を備える。本体部3は、棒状の軸部5と、軸部5の一方の端に備えられ使用者が把持する部位としての役割を担う把持部6と、軸部5の他方の端に備えられて塗布部材4を係止し、毛髪に直接接触し当該毛髪を梳しながら塗布部材4の液状化粧料Lを塗布するための塗布部7と、から構成される。
軸部5は、断面円形の棒状を呈し、軸線方向の途中中程で若干屈曲している。詳しくは、軸部5の先端側は、後述する櫛歯7cの突出方向(図4の右方向)へ向かうように軸部5の基端側に対して若干屈曲している。このように先端側を屈曲させているのは、使用者が毛髪を梳かす際に、毛髪に塗布部7を接触させやすくするためである。軸部5の基端側には、図2に示すように、大径有底円筒状の栓体5aが連設されており、この栓体5aが、有頂円筒状の把持部6内に進入し固定されている。すなわち、軸部5と把持部6は一体とされている。把持部6において栓体5aより開口側の内周面には、ボトル2の雄螺子2aと螺合可能な雌螺子6aが形成されており、これらの雄螺子2a及び雌螺子6aにより、把持部6がボトル2に着脱可能に装着される。
図2〜図4に示すように、塗布部7は、塗布部材4を係止して使用されるものであり、軸部5の先端部から若干屈曲し、軸部5の基端側の軸心と平行な軸心を有し前方に向かうように軸線方向に延びる台座部7aと、台座部7aの先端から傾斜して(屈曲して)延びる傾斜台座部7bと、を備える。塗布部7は、さらに、これら台座部7a及び傾斜台座部7bの使用面側となる表面側(図4の右側)に突設され、毛髪を梳かすための複数の長手方向櫛歯7c及び短手方向櫛歯7dと、台座部7a及び傾斜台座部7bに塗布部材4を係止するための複数の係止部材7e,7fと、を備える。
図8〜図11に示すように、台座部7a及び傾斜台座部7bは、略直方体状を呈し、傾斜台座部7bは、台座部7aに対して、櫛歯7cの突出方向(図10の右方向)とは反対方向へ向かうように緩く傾斜し延びている。
台座部7a及び傾斜台座部7bの複数の長手方向櫛歯7cは、台座部7a及び傾斜台座部7bの長手方向に列を成すと共に、台座部7a及び傾斜台座部7bの短手方向両側に突設される。短手方向櫛歯7dは、傾斜台座部7bの先端に位置し、傾斜台座部7bの長手方向櫛歯7cに連なると共に、短手方向に列を成すように突設される。
台座部7aの長手方向櫛歯7cは、台座部7aに対して垂直方向に直立する(図13参照)。傾斜台座部7bの長手方向櫛歯7c及び短手方向櫛歯7dは、台座部7aの長手方向櫛歯7cと同一方向を向くように立設される。傾斜台座部7bの後端に位置する長手方向櫛歯7cの先端は、台座部7aの先端に位置する長手方向櫛歯7cの先端より低くされ、傾斜台座部7bの長手方向櫛歯7c及び短手方向櫛歯7dの先端は、傾斜台座部7bの傾斜に倣って先端側へ向かうに従い漸次低くされている(図7及び図10参照)。
係止部材7eは、長手方向櫛歯7cの間に突設され、当該係止部材7e,7e同士の間に複数(3個又は2個;個数は特に限定されない)の長手方向櫛歯7cが並ぶように配置される。係止部材7fは、短手方向櫛歯7dの間に突設され、ここでは、短手方向に2個が並ぶように配置される。これらの係止部材7e,7fは、台座部7a及び傾斜台座部7bの長手方向櫛歯7c及び短手方向櫛歯7dと同一方向を向くように立設され、その高さは、隣接する長手方向櫛歯7c、短手方向櫛歯7dより低くされている(図10参照)。
係止部材7e,7fは、その頂点部分に、台座部7a及び傾斜台座部7bの内方向へ突出する突起7g,7hをそれぞれ備える(図11参照)。台座部7a及び傾斜台座部7bの係止部材7eの突起7gは、先端が内方へ向かうと共に下方へ突出し、塗布部材4の天面に食い込む形状とされ、ここでは、その先端は尖鋭にされている(図12参照)。なお、食い込む形状とは、フック形状、釣り針状、サメの歯状、エンボスの凸形状、リブ、刺等を含む。また、傾斜台座部7bの先端の係止部材7fの突起7hは、ここでは、係止部材7fの突出方向に直交する方向に突出して先細りに尖り、傾斜する塗布部材4の先端部の天面に食い込む形状となっている(図7参照)。
係止部材7eの頂点部分には、係止部材7eの突出方向に延びる係止部材櫛歯7iが設けられる(図10〜図12参照)。この係止部材櫛歯7i及び長手方向櫛歯7c並びに短手方向櫛歯7dは、毛髪を梳かしやすいように先細り形状とされている。そして、台座部7aの係止部材櫛歯7iの先端は、台座部7aの長手方向櫛歯7cの先端と同じ高さとされ、傾斜台座部7bの係止部材櫛歯7iの先端は、台座部7aの係止部材櫛歯7iの先端より低く、傾斜台座部7bの傾斜に倣って、先端側へ向かうに従い長手方向櫛歯7cの先端と傾斜して連なるように漸次低くされている(図7及び図10参照)。なお、ここでは、傾斜台座部7bの先端で短手方向櫛歯7d,7d間の係止部材7f,7f上には、係止部材櫛歯7iは設けられていないが、設けても良い。
また、台座部7a及び傾斜台座部7bには、表裏面を貫通する貫通孔7j(図5、図7、図10及び図12参照)が、台座部7a及び傾斜台座部7bの軸線方向に沿って複数個離間して設けられている。この貫通孔7jは、化粧料塗布具1をボトル2に装着している際に、液状化粧料Lを通過させるためのものである。
また、台座部7a及び傾斜台座部7bの塗布部材4に対面する面、すなわち表面には、図8〜図13に示すように、長手方向に列を成す複数の刺7kが、短手方向に2列突設される。これらの刺7kは、塗布部材4をズレ難くするためのものである。
そして、このような構成を有する塗布部7の台座部7aと軸部5の先端部とは、図10及び図11に示すように、台座部7aに対して鈍角に傾く傾斜面7mを介して繋がっている。また、軸部5には、傾斜面7mに繋がる傾斜面を有する突起部7nが短手方向に一対並設されている。
図6に示すように、塗布部材4は、略直方体状を呈し、その素材は発泡ポリウレタン等の連続気泡性発泡材や繊維束が適しているが、一定量の液状化粧料Lを含浸し保持することができ、圧縮及び復元しやすい弾性を有する弾性体であれば素材は特に限定されるものではない。
そして、塗布部材4は、図7に示すように、台座部7a及び傾斜台座部7bの表面に接触し、図3及び図6に示すように、その周囲を、台座部7a及び傾斜台座部7bの長手方向櫛歯7c及び短手方向櫛歯7d並びに係止部材7e,7fにより囲まれると共に、図7に示すように、台座部7a及び傾斜台座部7bの表面に倣って若干折り曲げられた状態で、台座部7a及び傾斜台座部7bの貫通孔7jを塞ぐようにして塗布部7に係止される。
具体的には、図6及び図7に示すように、係止部材7eの突起7g及び係止部材7fの突起7hは、塗布部材4の天面の端に位置して当該天面の端に食い込み、塗布部材4を塗布部7に係止する。このように係止部材7eの突起7g及び係止部材7fの突起7hにより係止された塗布部材4は、その天面が、長手方向櫛歯7c及び短手方向櫛歯7d並びに係止部材櫛歯7iの先端より低い位置に位置している。
一方、図2に示すように、化粧料塗布具1の軸部5より先端側が差し込まれるボトル2は、液状化粧料Lを収容すると共に、ボトル2の頸部内に扱き部材8を備える。扱き部材8は、例えばゴム等の軟質材より形成されて略有底円筒状を呈し、ボトル2の頸部より下方へ延出している。扱き部材8の底部には、例えば十字状を成すスリット(切れ目)8aが形成され、底部より上方でボトル2の頸部より下方位置には、円板状の扱き部8bが内側へ張り出すように設けられる。扱き部8bの略中央には、軸部5及び塗布部7が通過する例えば円形等の扱き孔8cが形成される。
このような構成を有する化粧料塗布具1を備えた液状化粧料容器100によれば、化粧料塗布具1をボトル2に装着した状態では、塗布部材4が液状化粧料Lに浸漬すると共に、液状化粧料Lが台座部7a及び傾斜台座部7bの裏側から貫通孔7jを通って塗布部材4の裏面に達し、液状化粧料Lが効率良く塗布部材4に含浸される。また、この状態で、軸部5は、扱き孔8c及びスリット8aを通過しており、スリット8aは下方へ捲られた状態にある。
そして、使用者は、把持部6を持ち当該把持部6の雌螺子6aとボトル2の雄螺子2aの螺合を解除し、図2に示すように、化粧料塗布具1をボトル2から取り出す。このとき、化粧料塗布具1の軸部5、長手方向櫛歯7c及び短手方向櫛歯7d並びに係止部材櫛歯7iに付着している余分な液状化粧料Lは、扱き孔8cを形成する扱き部8bの内周面により扱き落とされると共に、スリット8aにより扱き落とされる。このとき、塗布部材4の天面は、各櫛歯7c,7i,7dの先端より低い位置に位置しているため、塗布部材4に含浸している液状化粧料Lは扱かれない。
そして、化粧料塗布具1をボトル2から取り出すと、捲れていた十字状のスリット8aは捲れが元に戻り、底部が概ね閉じた状態となる。従って、化粧料塗布具1をボトル2から取り出し塗布に供しているときに、ボトル2を誤って倒してしまっても、閉じているスリット8aに遮られ、ボトル2から液状化粧料Lが流れ出てしまうことを防止できる。
このように化粧料塗布具1をボトル2から取り出したら、使用者は、塗布部7を毛髪に押し当て、長手方向櫛歯7c及び短手方向櫛歯7d並びに係止部材櫛歯7iにより毛髪を梳かしながら、塗布部材4を毛髪に押し付けることにより、当該塗布部材4に含浸されている液状化粧料Lを毛髪に適量塗布することができる。なお、化粧料塗布具1を用いて毛髪を梳かす場合、特にことわりがなければ、台座部7aの軸線方向の横に直交する方向である横方向に化粧料塗布具1を動かす操作のことを指すものとする。
この塗布の際に、塗布部材4は押し潰されるが、当該塗布部材4は弾性を有しているため、塗布部7を毛髪から離すことにより、塗布部材4の形状が復元し、このとき、各櫛歯7c,7i,7dの間に入り込んでいる毛髪は、塗布部材4の復元力により各櫛歯7c,7i,7dの先端方向へ押し出されることになり、毛髪が櫛歯7c,7i,7dに絡まることを回避できる。
以上のように、使用にあたって、台座部7a及び傾斜台座部7bの両方の塗布部材4及び櫛歯7c,7i,7dを使う使用法もあるが、被塗布部に応じて、台座部7aの塗布部材4及び櫛歯7c,7iのみを使っても良い。
ここで、毛髪の例えば生え際等の狭い範囲を部分的に梳かしながら塗布する場合には、以下のように、台座部7aに対して傾斜する傾斜台座部7bの塗布部材4及び櫛歯7c,7i,7dを使うのが好適である。
すなわち、本実施形態においては、傾斜台座部7bの櫛歯7c,7i,7dは、その先端が、傾斜台座部7bの傾斜に倣って先端側へ向かうに従い漸次低くなっていると共に、傾斜台座部7bの係止部材7eに天面が係止される塗布部材4も傾斜台座部7bの傾斜に倣って傾斜するため、傾斜台座部7bの先端側の塗布部材4及び櫛歯7c,7i,7dを、被塗布部となる狭い範囲に当て、これより後側の部分が狭い範囲の周囲に当たらないようにして、当該狭い範囲を容易に梳かしながら液状化粧料Lを塗布することができる。
また、傾斜台座部7bの先端側だけではなく、傾斜台座部7b全体の塗布部材4及び櫛歯7c,7i,7dを使用し、傾斜台座部7b全体の塗布部材4及び櫛歯7c,7i,7dを狭い範囲に当て、台座部7aの塗布部材4及び櫛歯7c,7iが狭い範囲の周囲に当たらないようにして、当該狭い範囲を容易に梳かしながら液状化粧料Lを塗布することもできる。
因みに、傾斜台座部7bの櫛歯7c,7i,7dが、例えば台座部7aの櫛歯7c,7iとほぼ同一高さまで延びていると、被塗布部となる狭い範囲のみを梳かしながら塗布することができず、狭い範囲の周囲にも塗布してしまうことになる。
また、本実施形態においては、台座部7aの櫛歯7c,7iは当該台座部7aに対する垂直方向に直立し、傾斜台座部7bの櫛歯7c,7i,7dは台座部7aの櫛歯7c,7iと同一方向を向いているため、傾斜台座部7bの櫛歯7c,7i,7dが例えば傾斜台座部7bに対して垂直な方向等、台座部7aの櫛歯7c,7iと同一方向を向いていない場合に比して、台座部7a及び傾斜台座部7bの塗布部材4及び櫛歯7c,7i,7dのほぼ全体で梳かしながら塗布する際に、梳かしやすく且つ塗りムラを防止でき、繊細な仕上がりの塗布を行うことができる。また、台座部7a及び傾斜台座部7bにおいて列を成す櫛歯7cの間の係止部材7e上にも櫛歯7iが存在するため、特許文献1のように列を成す櫛歯の間で係止部材上に空間が存在し、梳かしている際に当該空間に毛髪が束で入り毛髪同士の間を塗布できなくなってしまうという現象を防止でき、より繊細な仕上がりの塗布を行うことができる。
ここで、塗布部材4のうち、傾斜台座部7b、特に傾斜台座部7bに係止された塗布部材4の先端側は、使用時に捲れ係止部材7e,7fから外れる可能性がある。しかしながら、本実施形態によれば、傾斜台座部7bの係止部材7e,7fの突起7g,7hは、傾斜台座部7bに位置する塗布部材4の天面に食い込む形状のため、使用時に、塗布部材4が傾斜台座部7bから捲れ難く外れ難くなっている。なお、台座部7aの塗布部材4は使用に際して捲れないようであれば、台座部7aの係止部材7eの突起7gは食い込む形状ではなくても良い。
また、本実施形態によれば、台座部7a及び傾斜台座部7bの塗布部材4と対面する面である表面に、複数の刺7kが設けられているため、当該刺7kにより塗布部材4がズレ難く、良好な塗布が可能となっている。
また、台座部7aと軸部5とは、台座部7aに対して鈍角に傾く傾斜面7mを介して繋がっているため、万一、塗布部材4が台座部7aから外れ、塗布部材4を台座部7aに再装着する際に、傾斜面7mに塗布部材4が引っ掛かったり入れ難いということがなく、むしろ入れやすく、このため、塗布部材4を台座部7aに容易に再装着できるようになっている。
また、本実施形態の化粧料塗布具1によれば、以下の作用・効果も奏する。すなわち、係止部材7e,7fの突起7g,7hにより、塗布部材4の天面の端を係止しているため、突起7g,7h以外の遮蔽物がなく、塗布部材4が直接毛髪に触れる面積が大きくされ、効率的な液状化粧料Lの塗布が可能となっている。
また、櫛歯7c,7i,7dより塗布部材4の天面が所定に低い位置にあるため、塗布部7を毛髪に押し当てたときに、櫛歯7c,7i,7dが先に毛髪に当たり、塗布部材4の液状化粧料Lが毛髪にべたつきしないようになっている。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、長手方向櫛歯7cを、台座部7a及び傾斜台座部7bの短手方向両側に備えているが、内側にも列状に設け、3列以上が形成されるようにしても良い。また、短手方向櫛歯7dに関しても、3個以上並べても良く、このような3個以上の短手方向櫛歯を長手方向に離間して複数列設けても良い。
1…化粧料塗布具、2…ボトル、3…本体部、4…塗布部材、5…軸部、6…把持部、7…塗布部、7a…台座部、7b…傾斜台座部、7c…長手方向櫛歯、7d…短手方向櫛歯、7e,7f…係止部材、7g,7h…係止部材の突起、7i…係止部材櫛歯、7k…刺、7m…傾斜面、100…液状化粧料容器、L…液状化粧料。

Claims (4)

  1. 液状化粧料を含浸可能な弾性体より成る塗布部材と、
    棒状の軸部、及び前記軸部の一方の端に備えられる把持部、及び前記軸部の他方の端に備えられ前記塗布部材を係止可能な塗布部を備える本体部と、を具備した化粧料塗布具であって、
    前記本体部の前記塗布部は、
    前記軸部から延びる台座部と、
    前記台座部の先端から傾斜して延びる傾斜台座部と、
    前記台座部及び前記傾斜台座部の長手方向に列となると共に、前記台座部及び前記傾斜台座部の短手方向両側に突設され、複数の櫛歯から成る長手方向櫛歯と、
    前記傾斜台座部の先端側の短手方向に列となり、前記傾斜台座部より突設された複数の櫛歯から成る短手方向櫛歯と、
    前記櫛歯の間に設けられて前記台座部及び前記傾斜台座部より突設され、隣接する櫛歯より低い頂点部分に、前記台座部の内方向へ突出する突起を有し、前記塗布部材を前記塗布部に係止するための複数の係止部材と、を備え、
    前記台座部の前記長手方向櫛歯及び前記係止部材は、前記台座部から垂直方向に直立し、
    前記傾斜台座部の前記長手方向櫛歯及び前記係止部材並びに前記短手方向櫛歯は、前記台座部の前記長手方向櫛歯及び前記係止部材と同一方向を向くように前記傾斜台座部から立設し、
    前記係止部材の前記突起は、当該突起と前記台座部及び前記傾斜台座部との間に位置する前記塗布部材を、前記塗布部材の天面の端に位置した状態で係止するように設けられ、
    前記係止部材の前記頂点部分に、前記係止部材の突出方向に延びる係止部材櫛歯が設けられ、
    前記傾斜台座部の前記長手方向櫛歯及び前記係止部材櫛歯並びに前記短手方向櫛歯は、その先端が前記傾斜台座部の傾斜に倣って先端側へ向かうに従い漸次低くなることを特徴とする化粧料塗布具。
  2. 前記傾斜台座部の前記係止部材の前記突起は、前記傾斜台座部に位置する前記塗布部材の前記天面に食い込む形状を有することを特徴とする請求項1記載の化粧料塗布具。
  3. 前記台座部及び前記傾斜台座部の前記塗布部材と対面する面に、複数の刺が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧料塗布具。
  4. 前記台座部と前記軸部とは、前記台座部に対して鈍角に傾く傾斜面を介して繋がっていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の化粧料塗布具。
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