JP5165987B2 - マスカラ塗布具 - Google Patents

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Description

本発明はマスカラ塗布具に関する。
マスカラブラシとしては、例えば熱可塑性樹脂からなる複数のブラシ繊維束を、二条の金属芯線材によって挟持しながら、これらをらせん状に捻回することによって得られる、いわゆるスクリューブラシが知られている(特許文献1参照)。このようなブラシを用いてまつ毛に賦与する化粧効果には種々のものがあるが、そのなかでもカール効果は必須のものである。カール効果を得るためには、マスカラ薬剤が貯留したマスカラブラシを用いて、多量の薬剤をまつ毛に塗布する必要がある。しかし、そのためには何度も重ね塗りが必要であり手間がかる。更に、重ね塗りすることで、化粧効果が悪くなるという不都合もある。具体的には、マスカラ薬剤の入っている容器と、まつ毛の間をブラシが何度も行き来するので時間がかかり、その間に先に塗られている薬剤が固化してしまい、固化したところをブラシで梳くと、せっかく塗った薬剤が剥がれてしまい、いわゆるダマが発生しやすくなる。
ところで、前記の特許文献1に記載のマスカラブラシは、ブラシ部に貯留されるマスカラ薬剤の量が、ブラシ軸の全周面においてほぼ一定である。そこで、一つのブラシ部中に、薬剤の貯留量の多い部位と少ない部位とを形成するための提案がなされている。例えば特許文献2には、ブラシ部の軸に、軸に対して直交する多数の溝を設け、該溝の深さを異ならせることで、該溝に保持されるマスカラ薬剤の量を変えることが提案されている。特許文献3には、軸体から放射状に延びる毛材からなるブラシ部の周端近くに、軸方向に延びる仕切部材を設けてブラシの毛先面を2以上の部分に仕切り、仕切られた各部分の毛材の長さや密度を異ならせることで、各部分におけるマスカラ薬剤の付着量を変えることが提案されている。特許文献4には、芯材周囲に放射状に突出する毛材からなるブラシ部に、該毛材を押し退けるように進入部材を進入させて、毛材の密度が高い部分と低い部分とを該ブラシ部に設けて、これらの部分におけるマスカラ薬剤の付着量を変えることが提案されている。しかし、これらのマスカラブラシによっても、マスカラ薬剤の塗布時におけるダマの発生を確実に防止することは容易でない。
特開昭63−143006号公報 実開昭61−86112号公報 実開昭62−58515号公報 特開2003−61747号公報
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るマスカラ塗布具を提供することにある。
本発明は、支持軸の先端に、該支持軸の長手方向に延びる塗布ヘッドを備え、
前記塗布ヘッドは、それぞれ該塗布ヘッドの長手方向に延びる、マスカラ薬剤の塗布機能を有する塗布部と、マスカラ薬剤の掻き取り機能を有する掻き取り部とを有し、
前記塗布部と前記掻き取り部とが交互に並列配置されているマスカラ塗布具を提供するものである。
本発明によれば、塗布部によってマスカラ薬剤をまつ毛の下側からまつ毛全体に行き渡るように塗布したときに、まつ毛の下側に塗布されたマスカラ薬剤が、掻き取り部によって強制的に掻き取られるので、薬剤の塗布操作を繰り返し行ってもダマの発生が起こりづらくなる。また、まつ毛の下側に塗布されたマスカラ薬剤が掻き取り部によって掻き取られ、マスカラ薬剤がまつ毛の上側に偏在することになるので、まつ毛をきれいにカールさせることができる。特に、乾燥による収縮の程度が高いマスカラ薬剤を併用することで、まつ毛を一層きれいにカールさせることができる。本発明のマスカラ塗布具は、特に乾燥速度の速いマスカラ薬剤を塗布する場合に有効である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1(a)には、本発明のマスカラ塗布具の一実施形態が示されている。図1(b)は、図1(a)に示す塗布具の塗布ヘッドをその軸線方向から見た図である。マスカラ塗布具10は、棒状の支持軸11と、支持軸11の先端に支持された塗布ヘッド12と、支持軸11の後端に結合した把持部13とを有している。
塗布ヘッド12は支持軸11の長手方向に延びている。塗布ヘッド12はその全体として略円柱状の形状をしている。塗布ヘッド12は、芯材14と、該芯材14に保持された多数の毛材15と有している。毛材15は、芯材14の周囲から突出している。芯材14の軸線方向から見ると、毛材15は放射状に突出している。毛材15は、例えば熱可塑性樹脂からなる複数のブラシ繊維束を、二条の金属芯線材(図示せず)によって挟持しながら、これらをらせん状に捻回することによって芯材14に保持されている。なお本明細書において毛材と言うときには、文脈に応じ、一本一本の毛材を指す場合と、多数の毛材の集合体を指す場合とがある。
塗布ヘッド12には、細長い矩形の板状体16が複数個取り付けられている。ここで細長いとは、板状体16の厚みが0.1〜1mmであり、かつ板状体16の長さが5〜40mmであることを言う。板状体16は、その長手方向が塗布ヘッド12の長手方向に一致するように塗布ヘッド12に取り付けられている。詳細には、図1(a)及び(b)に示すように、本実施形態においては3個の板状体16を用いており、各板状体16は、長手方向に沿う一対の側縁のうち、一方の側縁が芯材14に固着されている。他方の側縁は自由端16Fになっている。そして各板状体16は、図1(b)に示すように、その幅方向が、芯材14を中心として放射状に延びるように配置されている。3個の板状体16は等間隔で配置、即ち隣り合う板状体16のなす角度が120度となるように配置されている。
塗布ヘッド12に板状体16が3個配置されていることで、塗布ヘッド12における毛材15は、これら3個の板状体16によって3個に仕切られている。その結果、塗布ヘッド12には図1(b)に示すように、第1毛材群15A、第2毛材群15B及び第3毛材群15Cが形成されている。各毛材群15A,15B,15Cは何れも塗布ヘッド12の長手方向に延びている。
各毛材群15A,15B,15Cにおいては、毛材15間にマスカラ薬剤の貯留が可能になっている。従って各毛材群15A,15B,15Cは、マスカラ薬剤の塗布機能を有する塗布部17としての働きを有する。各毛材群15A,15B,15Cが塗布ヘッド12の長手方向に延びていることは上述の通りであるから、これら毛材群からなる各塗布部17も塗布ヘッド12の長手方向に延びている。
一方、各塗布部17間に位置している板状体16は、塗布部17と同等又はそれ以上に硬く構成されている。ここで言う硬い板状体とは、板状体が撓みづらいことを意味する。従って、本実施形態のマスカラ塗布具10を用いてまつ毛にマスカラ薬剤を塗布する場合には、撓みづらく構成されている板状体16が、塗布部17によってまつ毛に一旦塗布されたマスカラ薬剤を掻き取ることになる。つまり板状体16は、マスカラ薬剤の掻き取り部18としての働きを有する。各板状体16が、塗布ヘッド12の長手方向に延びていることは上述の通りであるから、各板状体16からなる各掻き取り部18も塗布ヘッド12の長手方向に延びている。
このように、塗布ヘッド12においては、マスカラ薬剤の塗布部17及びマスカラ薬剤の掻き取り部18が何れも塗布ヘッド12の長手方向に延びている。また、塗布部17及び掻き取り部18は塗布ヘッド12の周方向に沿って交互に並列配置されている。
図2(a)ないし(e)には、図1(a)及び(b)に示す塗布具10を用いたマスカラ薬剤の塗布方法が示されている。先ず図2(a)に示すように、塗布ヘッド12の塗布部17にマスカラ薬剤が貯留した塗布具を、まつ毛の下方からまつ毛へ接近させる。次いで図2(b)に示すように、塗布部17の毛材15間にまつ毛を入り込ませる。この状態下に図2(c)に示すように、塗布ヘッド12を上方に移動させ、塗布部17の毛材15間に貯留されているマスカラ薬剤をまつ毛に塗布する。この状態においては、マスカラ薬剤はまつ毛の下側だけでなく上側にも塗布されている。次に、図2(c)に示す操作によって塗布ヘッド12を上方に移動させながら、図2(d)に示すように、塗布ヘッド12を軸周りにまつ毛の下方からまつ毛の上方にむけて回転させる。この回転動作によって、塗布ヘッド12における掻き取り部18が、まつ毛の下側に塗布されているマスカラ薬剤を掻き取る。この回転動作は、腕を殆ど動かすことなく指先を少し動かすだけの動作なので、マスカラ塗布具の操作を安定して行うことができる。その結果、まつ毛が新たに塗布部に触れることなくマスカラ薬剤を掻き取ることが出来る。それによって図2(e)に示すように、薬剤はまつ毛の上側に偏在する。
以上の通り、まつ毛の下側に塗布されたマスカラ薬剤が掻き取り部18によって強制的に掻き取られることで、薬剤を重ね塗りしてもダマの発生が抑制される。従って、マスカラ薬剤の塗布の仕上がりが良好になる。特に、マスカラ薬剤として乾燥速度の速いものはダマの発生が起こりやすい傾向にあるが、掻き取り部18によって強制的に掻き取ることで、乾燥速度の速いマスカラ薬剤でもダマの発生を抑制できる。また、この掻き取りによってマスカラ薬剤がまつ毛の上側に偏在することで、まつ毛を上方に向けて湾曲したきれいなカール形状にすることができる。
乾燥速度(乾燥時間)の速いマスカラ薬剤とは、マスカラ薬剤をスペーサー10μmのコーターでガラス板上に塗布し、その上をコピー用紙で覆い、100gの天秤用分銅を乗せたときの転写性を10秒毎に測定し、転写性が認められなくなったときの時間を乾燥時間としたとき、その乾燥時間が23℃・65%RHの条件下で2分以内のものを言う。
以上の効果を一層確実にする観点から、塗布部17における毛材15の太さは、直径で表して50〜160μm、特に75〜130μmであることが好ましい。毛材15の数は1〜10本/mm2、特に1〜5本/mm2であることが、十分な量のマスカラ薬剤を毛材15間に貯留し得る点から好ましい。毛材15の長さは芯材から1〜4mm、特に2〜3mmであることが、操作性の点から好ましい。
一方、掻き取り部18を構成する板状体16は、プラスチックや金属から構成されていることが、十分な掻き取り効果を発現させる点から好ましい。前述の通り、掻き取り部18は、塗布部17と同様又はそれよりも撓みにくく構成されている。具体的には、以下に述べる方法によって、塗布部17及び掻き取り部18の撓みづらさを測定する。
〔塗布部17及び掻き取り部18の撓みづらさ指標の測定方法〕
引張試験機(テンシロン)にて直径φ5mmの球先端を有する鉄製の測定子を10mm/minの速度で塗布部又は掻き取り部に0.5mm押し込んだときの荷重を測定し、その値を撓みづらさの指標とする。荷重が5g以上のとき撓みづらい(硬い)と判定し、5g未満のとき撓みやすい(軟らかい)と判定する。
掻き取り部18によるマスカラ薬剤の掻き取りを一層効果的に行う点から、塗布ヘッド12をその軸線方向からみたときに、塗布部17に隣接する掻き取り部18の高さが、掻き取り部18に隣接する塗布部17の高さの1〜1.2倍、特に1〜1.1倍になっていることが好ましい。
図3(a)及び(b)には、図1に示すマスカラ塗布具10における板状体16の別の形態が示されている。図3(a)及び(b)は、板状体16の長手方向に沿う自由端16Fの要部拡大図である。図3(a)及び(b)に示す形態においては、板状体16の長手方向に沿う自由端16Fが何れも波形をしている。詳細には、図3(a)においては自由端Fが鋸歯形をしている。図3(b)においては自由端Fが矩形波状の形状をしている。板状体16の自由端16Fがこのような波形をしていることによって、板状体16によるマスカラ薬剤の掻き取り効果に加えて、波形の自由端16Fによるまつ毛の梳きの効果も奏される。波形をしている部分は、自由端Fの全長にわたっていてもよく、或いは自由端Fの一部分であってもよい。
以上の効果を一層確実なものとする観点から、図3(a)に示す鋸歯形の自由端Fにおいては、深さ方向の切り込みDが0.3〜1.5mm、特に0.3〜1.0mmであることが好ましい。切り込みの幅Wは0.4〜1.2mm、特に0.6〜1.2mmであることが好ましい。図3(a)においては、鋸歯の三角形は截頭されている。截頭部の幅Sは0.1〜0.3mm、特に0.1〜0.2mmであることが、肌への傷付き防止の点から好ましい。
図3(b)に示す矩形波状の自由端Fにおいては、深さ方向の切り込みDが0.5〜1mm、特に0.5〜0.8mmであることが好ましい。切り込みの幅Wは0.5〜1.5mm、特に0.5〜1.0mmであることが好ましい。切り込み部間に位置する起立部の幅Sは0.1〜0.3mm、特に0.2〜0.3mmであることが好ましい。
本実施形態のマスカラ塗布具10を、マスカラ薬剤を収容した容器と組み合わせることでマスカラ化粧用具が提供される。即ちこのマスカラ化粧用具は、マスカラ薬剤を収容した容器と、該マスカラ薬剤中に塗布ヘッド12が浸漬されていマスカラ塗布具10とを備えたものである。本実施形態のマスカラ塗布具10によって塗布されるマスカラ薬剤の種類に特に制限はなく、従来公知のものを塗布の対象とすることができる。特に、以下の方法で測定される湾曲角度が5度以上、特に10度以上であるマスカラ薬剤を本実施形態の塗布具10と組み合わせて使用することで、まつ毛に一層きれいなカールを賦与することができる。
〔湾曲角度の測定方法〕
図4(a)に示すように、幅2cm、長さ5cm、厚さ75μmの矩形状のポリエチレンテレフタレート製フィルム(帝人デュポン(株)製、メチネックスS)における長手方向中央部の位置に、図4(b)に示すように、幅方向にわたって固形分20重量%のマスカラ薬剤を、幅5mmにてスペーサー500μmのコーターで塗布し塗膜Mを形成する。乾燥後の塗布厚は例えば250μmとなる。塗膜Mを温度23℃、湿度50%RHの環境下で12時間放置する。図4(c)に示すように、乾燥によって塗膜Mは収縮する。12時間経過後、図4(d)に示すように、フィルムFの曲がり角度θを測定し、その値を湾曲角度とする。
前記の湾曲角度を有するマスカラ薬剤は、これをまつ毛に塗布して乾燥させた場合に、その収縮の程度が大きいものである。ところで先に述べた通り、本実施形態の塗布具を用いてマスカラ薬剤をまつ毛に塗布すると、まつ毛の上側に薬剤が偏在する。従ってこの偏在したマスカラ薬剤が乾燥時の収縮の程度が大きなものであると、カールの形状が一層顕著なものとなるという利点がある。
前記の湾曲角度を有するマスカラ薬剤としては、下記に定義されるポリマー占有分変化率(ΔW)が13%以上であるポリマー(以下ポリマー(A)という)及び水を含有し、ポリマー(A)の含有量が3〜50重量%であるものが挙げられる。
〔ポリマー占有分変化率(ΔW)〕
ΔWは、ポリマーを成膜させる過程において、被膜硬度が鉛筆硬度2Bとなってから乾燥するまでのポリマー占有分の変化率で、式(I)で表される値である。
ΔW=W2−W1 (I)
ここで、W1及びW2は、ポリマー濃度20重量%の水溶液を調製し、2枚のガラス板上にそれぞれアプリケーターで250μmの厚さで、11cm×20cmの面積に塗布し、23℃、65%RHの条件下で乾燥させ、1枚のポリマー展開ガラス板で乾燥に伴う塗布膜の重量変化を測定し、もう1枚で被膜硬度を鉛筆硬度法により測定し、ポリマーの被膜硬度が鉛筆硬度2B時のポリマー占有分を下記式で算出してW1(%)とし、塗布後24時間後(以下乾燥後という)のポリマー占有分を下記式で算出してW2(%)とする。
W1(%)=[Wp/W1t]×100
W2(%)=[Wp/W2t]×100
(式中、Wpは塗布時の塗布膜中のポリマー重量、W1tは鉛筆硬度2B時の塗布膜重量、W2tは乾燥後の塗布膜重量である。)
ポリマー(A)としては、前記で定義されたポリマー占有分変化率(ΔW)が13%以上のポリマーであれば、ポリマーの組成、形態にかかわらず使用できるが、ΔWが13〜35%のポリマーが好ましく、15〜30%のポリマーが更に好ましい。
ポリマー(A)としては、例えば、ポリメタクリル酸又はその塩等のアクリル系ポリマー、ポリスチレンスルホン酸又はその塩等のスチレン系ポリマー、ポリウレタン、アクリル−ポリウレタン、ポリエステル−ポリウレタン、ポリエーテル−ポリウレタン等のウレタン系ポリマー等が挙げられる。これらポリマーの中では、安全性、ポリマー硬度の面から、メタクリル酸及びその塩から選ばれる少なくとも1種の構成モノマー単位を有するポリマー、スチレンスルホン酸及びその塩から選ばれる少なくとも1種の構成モノマー単位を有するポリマーが好ましく、メタクリル酸及びその塩から選ばれる少なくとも1種の構成モノマー単位を有するポリマーが更に好ましい。また、塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
ポリマー(A)の重量平均分子量(GPCにより測定、ポリエチレングリコール換算)は、5000〜100万が好ましく、8000〜50万が更に好ましい。また、ポリマー(A)は、水溶液系、水/アルコール混合溶液系、もしくはエマルジョン系など、形態にかかわらず使用できる。
マスカラ薬剤中のポリマー(A)の含有量は、良好なカールを与える観点から3重量%以上で、粘度の面で使用し易い点から50重量%以下であり、3.5〜50重量%が好ましく、3.5〜40重量%が更に好ましい。また、マスカラ薬剤中の水の含有量は、20〜95重量%が好ましく、30〜90重量%が更に好ましく、40〜80重量%が特に好ましい。
次に、本発明の他の実施形態を、図5(a)及び(b)を参照しながら説明する。本実施形態に関し特に説明しない点については、先に述べた実施形態に関する説明が適宜適用される。図5(a)及び(b)において図1(a)及び(b)と同じ部材には同じ符号を付してある。
本実施形態の塗布具10においては、塗布ヘッド12が、支持軸11の長手方向に延びる芯材14を有している。芯材14は先端がやや細くなっている柱状をしている。芯材14は、その外周面を周方向に二分割したうちの一方側に位置する第一の面21と他方側に位置する第2の面22とを有している。芯材14の断面は円形又は楕円形であることが好ましい。なお、断面が楕円形であるときは、芯材14の外周面は長軸によって二分割され、第一の面21及び第2の面22が形成されることが好ましい。
第1の面21には、多数のコーム状突出片23が立設されている。芯材14の軸線方向から見ると、突出片23は放射状に突出している。突出片23は、先端が丸みを帯びてやや細くなっている柱状をしている。突出片23は、例えば芯材14と共に一体成形によって形成することができる。突出片23は、その形状がすべて同じになっている。突出片23は、芯材14の長手方向に沿って所定間隔を置いて規則的に直線状に配置されて列をなしている。そしてその列が、芯材14の周方向に沿って所定間隔を置いて多列に配列されている。長手方向及び周方向に隣り合う突出片23どうしの間隔は、隣り合う突出片23の間にマスカラ薬剤が十分に貯留され得るような値に設定される。このように突出片23が配置されていることで、塗布ヘッド12における第1の面21側は、マスカラ薬剤の塗布部17になっている。
柱状の突出片23は、その高さが0.5〜2mm、特に1.0〜1.5mmであることが、操作性が良好になる点、及び十分な量のマスカラ薬剤を突出片23間に貯留し得る点から好ましい。突出片23の太さは、直径で表して0.2〜1mm、特に0.3〜0.4mmであることが、操作性が良好になる点から好ましい。突出片23の太さが高さ方向で一様でない場合には、前記の直径は、最も太い部分での値を言う。隣り合う突出片23どうしの間隔は、第1の面21の長手方向及び幅方向の何れにおいても0.3〜1mm、特に0.4〜0.8mmであることが、十分な量のマスカラ薬剤を突出片23間に貯留し得る点から好ましい。同様の理由により、第1の面21の単位面積当たりの突出片23の数は1〜5本/mm2、特に2〜4本/mm2であることが好ましい。隣り合う突出片23どうしの間隔は、第1の面21の長手方向及び周方向において同じでもよく、或いは異なっていてもよい。
第2の面22には毛材24が密植されている。ここで言う密植とは、毛材24間におけるマスカラ薬剤の貯留を妨げる程度の高密度で毛材24が植毛されていることをいう。毛材24は、その一端が芯材14の第2の面22に結合されて第2の面22から起立している。毛材24は機械的植毛法又は静電植毛法によって芯材14に結合される。毛材24がこのように植毛されていることで、塗布ヘッド12における第2の面22側は、マスカラ薬剤の掻き取り部18になっている。
マスカラ薬剤を効果的に掻き取る観点から、毛材24が機械的な植毛によって密植されている場合には、毛材24の直径は50〜200μm、特に70〜160μmであることが好ましく、長さが0.5〜4mm、特に0.5〜2.0mmであることが好ましく、単位面積当たりの毛材24の数が4〜20本/mm2、特に4〜10本/mm2、とりわけ4〜8本/mm2であることが好ましい。毛材24が静電植毛によって密植されている場合には、毛材24の直径は20〜80μm、特に30〜50μmであることが好ましく、長さが0.1〜2mm、特に0.5〜2mm、とりわけ0.7〜1.5mmであることが好ましく、単位面積当たりの毛材の数が10〜500本/mm2、特に10〜100本/mm2であることが好ましい。
図6(a)及び(b)には、図5(a)及び(b)に示す塗布具10を用いたマスカラ薬剤の塗布方法が示されている。先ず図6(a)に示すように、塗布ヘッド12の塗布部17にマスカラ薬剤が貯留した塗布具を、まつ毛の下方からまつ毛へ接近させる。そして塗布部17の突出片23間にまつ毛を入り込ませる。この状態下に、塗布ヘッド12を上方に移動させ、塗布部17の突出片23間に貯留されているマスカラ薬剤をまつ毛に塗布する。
このようにしてまつ毛にマスカラ薬剤が塗布されたら、次に図6(b)に示すように、塗布ヘッド12を180度回転させる。そして塗布部12における掻き取り部18をまつ毛に押し当てて、その状態下に塗布ヘッド12を上方に移動させ、まつ毛の下側に塗布されている薬剤を掻き取る。それによって、マスカラ薬剤はまつ毛の上側に偏在するようになる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、マスカラ薬剤の塗布部17として毛材15や柱状の突出片23が用いられたが、これに代えて、円柱状の軸の周面上に、該軸と交差する方向に延びる多数の溝部、例えばコイルの軌跡を描く溝部を形成し、該溝部内にマスカラ薬剤を貯留するようにした塗布部を用いてもよい。
また、塗布部17と掻き取り部18の組み合わせは前記実施形態に限られず、例えば、コーム状突出片や溝部からなる塗布部と、板状体からなる掻き取り部とを組み合わせてもよい。或いは、毛材15からなる塗布部と、密植された毛材24からなる掻き取り部とを組み合わせてもよい。
また、塗布部と掻き取り部の組み合わせを一対と数えた時、塗布具の周方向にわたって一対から四対までの範囲で塗布部と掻き取り部の組み合わせを配設することが好ましい。
更に本発明の塗布具はマスカラ薬剤をまつ毛に塗布するのに特に適したものであるが、これ以外にも例えば眉毛や頭髪の生え際に薬剤や化粧料を塗布するために用いることもできる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されない。
以下に説明する実施例及び比較例で用いたマスカラ薬剤X及びマスカラ薬剤Yは、以下の表1に示す各成分をワックスの融点まで加熱した後に均一攪拌混合することにより調製した。なお、マスカラ薬剤Yに配合する高収縮性ポリマーは以下の方法にて調製された。
〔マスカラ薬剤に配合する高収縮性ポリマーの調製〕
ガラス製反応容器にメタクリル酸(和光純薬(株)製)300g、エタノール1.5L、重合開始剤V−65(和光純薬(株)製)1.73gを入れ、65℃で4時間重合した。得られたポリマー溶液をアセトン20Lに滴下し再沈殿を行った。沈殿物を回収し、減圧下、65℃で12時間以上乾燥し、カセイソーダーでpH6に調整して、ポリメタクリル酸(以下PMAAという)を得た。得られたPMAAの重量平均分子量(GPCにより測定、ポリエチレングリコール換算)は18万であった。このPMAAのΔWは21であった。ポリマー占有分変化率(ΔW)とはポリマーを成膜させる過程において、被膜硬度が鉛筆硬度2Bとなってから乾燥するまでのポリマー占有分の変化率を表す値である。
Figure 0005165987
〔実施例1〕
図1(a)及び(b)に示すマスカラ塗布具を作製した。塗布ヘッド12における毛材15の直径は130μm、芯材の中心からの長さは2.5mm、密度(最表面)は4本/mm2であった。板状体16はステンレス製であり、芯材の中心からの高さは2.75mm、長さは25mm、厚み幅は0.4mmであった。板状体16の自由端16Fは図3(a)に示すように鋸歯形であった。鋸歯の深さ方向の切り込みDは0.3mm、切り込みの幅Wは0.8mm、截頭部の幅Sは0.1mmであった。塗布部の撓みづらさ指標は4g、掻き取り部の撓みづらさ指標は50g以上であった。塗布に用いたマスカラ薬剤は、表1に記載の高収縮性PMAAを配合したマスカラ薬剤Yであった。
〔実施例2〕
図5(a)及び(b)に示すマスカラ塗布具を作製した。支持軸11、芯材14及び突出片23はポリエステル系エラストマー樹脂を用いてこれらを成形により形成した。突出片23はその高さが1.5mm、直径は0.4mm、単位面積当たりの突出片23の数は4本/mm2であった。芯材14における第2の面22には静電植毛により、ナイロン樹脂からなる毛材24を密植した。毛材24の長さは1.0mmであり、直径は0.05mmであった。単位面積当たりの毛材17の数は50本/mm2であった。塗布部の撓みづらさ指標は3.5g、掻き取り部の撓みづらさ指標は20gであった。塗布に用いたマスカラ薬剤は、表1に記載の高収縮性PMAAを配合したマスカラ薬剤Yであった。
〔比較例1〕
複数のブラシ繊維束(毛材)を金属芯線材によって挟持しながら、これらをらせん状に捻回することによってスクリューブラシを得た。塗布ヘッドにおける毛材15の直径は100μm、芯材の中心からの長さは2.5mm、密度は4本/mm2であった。塗布に用いたマスカラ薬剤は、表1に記載の高収縮性PMAAを配合したマスカラ薬剤Xであった。
〔実施例3〕
実施例1において、塗布に用いたマスカラ薬剤として、表1に記載の低収縮性PAAを配合したマスカラ薬剤Xを用いた以外は同一の条件とした。
〔比較例2〕
比較例1において、塗布に用いたマスカラ薬剤として、表1に記載の低収縮性PAAを配合したマスカラ薬剤Yを用いた以外は同一の条件とした。
実施例及び比較例で得られたマスカラ塗布具を用いて、10人のパネラーを対象として、まつ毛にマスカラ薬剤を塗布させた。塗布操作は次の手順で行った。しぼり弁(径φ4.5mm)がセットされたマスカラ薬剤の入っているマスカラ容器を用意し、実施例及び比較例で得られたマスカラ塗布具をマスカラ容器内のマスカラ薬剤に浸漬させる。塗布具は、塗布具を容器から引き上げるときにセットされたしぼり弁を通過するため余分なマスカラ薬剤はそぎ取られ塗布部に貯留するマスカラ薬剤の量は調整された状態になる。前記状態の塗布具を、それぞれまつ毛の下から上に梳き上げる方法にてまつ毛に塗布した。
マスカラ薬剤が塗布されたまつ毛のカールの程度及び仕上がりのきれいさ(ダマの発生防止)を、それぞれ以下に説明するマスカラの平均塗布回数及びダマ個数で評価した。
〔平均塗布回数〕
塗布回数は上記方法にてパネラーにマスカラを塗布させ、パネラーが満足するカール度が得られるまでの回数とし、塗布回数をパネラーから聞き取り調査した。そして10人のパネラーの塗布回数の平均値を平均塗布回数とした。平均塗布回数を下記基準で4段階に評価し、結果を表2に示した。
◎:平均塗布回数が1〜5回である
○:平均塗布回数が6〜10回である
△:平均塗布回数が11〜15回である
×:平均塗布回数が16回以上である
〔ダマ個数の測定方法〕
パネラーが満足するまで塗布したマスカラ薬剤塗布後のまつ毛を、真上から写真撮影する。拡大倍率20倍の写真から任意に1cm2の範囲を選び、30μm以上のマスカラ薬剤の固まりをダマ個数とし、10人のパネラーのダマ個数の平均値を求めた。測定したダマ個数を下記基準で4段階に評価し、結果を表2に示した。
◎:ダマ個数が0個以上6個未満である
○:ダマ個数が6個以上11個未満である
△:ダマ個数が11個以上16個未満である
×:ダマ個数が16個以上である
Figure 0005165987
図1(a)は、本発明のマスカラ塗布具の一実施形態を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示す塗布具の塗布ヘッドをその軸線方向から見た図である。 図2(a)ないし(e)は、図1(a)及び(b)に示すマスカラ塗布具を用いたマスカラ薬剤の塗布方法を順次示す説明図である。 図3(a)及び(b)は、図1に示すマスカラ塗布具における板状体の別の形態を示す要部拡大図である。 図4(a)ないし(d)は、マスカラ薬剤の湾曲角度の測定方法を示す説明図である。 図5(a)及び(b)はそれぞれ、本発明のマスカラ塗布具の別の実施形態を示す斜視図及び正面図である。 図6(a)及び(b)は、図5(a)及び(b)に示すマスカラ塗布具を用いたマスカラ薬剤の塗布方法を順次示す説明図である。
符号の説明
10 マスカラ塗布具
11 支持軸
12 塗布ヘッド
13 把持部
14 芯材
15 毛材
16 板状体
17 塗布部
18 掻き取り部
21 第1の面
22 第2の面
23 突出片
24 毛材

Claims (4)

  1. 支持軸の先端に、該支持軸の長手方向に延びる塗布ヘッドを備え、
    前記塗布ヘッドは、それぞれ該塗布ヘッドの長手方向に延びる、マスカラ薬剤の塗布機能を有する塗布部と、マスカラ薬剤の掻き取り機能を有する掻き取り部とを有するマスカラ塗布具であって、
    前記塗布部が及び前記掻き取り部が、前記塗布ヘッドの長手方向に延びているとともに、該塗布ヘッドの周方向に沿って交互に並列配置されており、
    前記塗布部が毛材から構成されており、該毛材間にマスカラ薬剤が貯留可能になっており、
    前記掻き取り部が板状体から構成されており、
    前記毛材は、長手方向に延びる芯材に保持されており、該芯材の軸線方向から見たとき、該毛材は該芯材の周囲から放射状に突出しており、
    前記板状体は、長手方向に沿う一対の側縁のうち、一方の側縁が前記芯材に固着されているとともに、他方の側縁が自由端になっており、かつ幅方向が該芯材を中心として放射状に延びるように配置されており、
    長手方向に延びる複数の前記板状体によって前記毛材が仕切られることで、前記塗布ヘッドに、長手方向に延びる複数の毛材群が形成されているマスカラ塗布具
  2. 前記掻き取り部は、前記塗布部と同等又はそれ以上の硬さを有し、
    前記塗布ヘッドをその軸線方向からみたときに、前記掻き取り部の高さが前記塗布部の高さの1〜1.2倍になっている請求項1に記載のマスカラ塗布具。
  3. 記板状体の長手方向に沿う自由端が波形をしている請求項1又は2記載のマスカラ塗布具。
  4. マスカラ薬剤を収容した容器と、該マスカラ薬剤中に前記塗布ヘッドが浸漬されている請求項1ないしの何れかに記載のマスカラ塗布具とを備えたマスカラ化粧用具であって、該マスカラ薬剤として、以下の方法で測定される湾曲角度が5度以上であるものが収容されているマスカラ化粧用具。
    〔湾曲角度の測定方法〕
    幅2cm、長さ5cm、厚さ75μmの矩形状のポリエチレンテレフタレート製フィルム(帝人デュポン(株)製、メチネックスS)における長手方向中央部の位置に、幅方向にわたって固形分20重量%のマスカラ薬剤を、幅5mmにてスペーサー500μmのコーターで塗布する。乾燥後の塗布厚は250μmとする。温度23℃、湿度50%RHの環境下で12時間放置する。12時間経過後、フィルムの曲がり角度を測定し、その値を湾曲角度とする。
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