JP2008116702A - 定着装置、それを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ベルトと加圧ベルトとの圧接時における面圧のバラツキを少なくし、画像ズレの発生を抑えた定着装置、及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数のローラに張架される定着ベルト241及び加圧ベルト242と、該定着ベルト241の内側に配設された定着ベルト側圧接部材AS1と、該加圧ベルトの内側に配設された加圧ベルト側圧接部材AS2との一対の圧接部材を有し、前記定着ベルト側圧接部材AS1に隣接するローラと、前記加圧ベルト側圧接部材AS2に隣接するローラとが当接すると共に、前記一対の圧接部材が圧接することにより、ニップ部を形成して定着する定着装置において、前記一対の圧接部材の内、少なくとも一方の圧接部材は弾性部材で形成され、該弾性部材の厚さが、厚い部分は対向する圧接部材との間隔が大きく、薄い部分は対向する圧接部材との間隔が小さくなるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式に用いる定着装置、又はそれを備えた画像形成装置に関し、特に、ベルトを用いた定着装置、又はそれを備えた画像形成装置に関する。
近年、フルカラーの画像形成装置に対して、高速化、高画質化への要求が強くなると共に、多様な記録材(例えば、普通紙、コート紙、透明フィルム等)への対応が求められている。画質面では、光沢のある画像を求められることが多い。光沢を出すための一方策として定着温度の設定を高くするという手段がある。しかしながら、定着温度を高くし過ぎると、特に透気度の低いコート紙を用いる場合にコート紙中の水分が一気に蒸発して水蒸気となり、コート紙表面のコート層に凹凸が出来て画像が乱れる、所謂ブリスタを生じてしまうという問題がある。また、温度を高くすると、定着ローラ径や加圧ローラ径等の軸方向における熱膨張の差が記録材に対する送り量の差となって、しわ等の記録材搬送不良が発生し易くなる。
これらの問題に対する対策として、加熱ローラの代わりに加熱された2組のベルトにより記録材を挟み、ニップ部を長くして定着するという定着方式が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来技術の一例として、特許文献1に記載された定着装置の主要部の断面図である。この定着装置の定着方式は、図10に示すように、上下に配設された2組のベルト24A、24Bによりニップ部を形成し、該ニップ部に記録材Pを通過させて比較的に低い温度で定着するという定着方式である。即ち、2組の無端ベルト24A、24Bを4つのローラ24C、24D、24E、24Fにより張架して上下に配設してニップ部を形成し、該ニップ部における2組のベルトの外側から2つの熱源金属板ASA、ASBで前記2組のベルト24A、24Bを挟んで接触させるという方式である。
しかしながら、特許文献1のような定着方式では、熱源が金属板であるため熱による変形等もあって記録材に2組のベルトを均一に圧接させることは難しく、光沢むらを生じやすいという問題がある。
この問題を解決するために本発明者は、図7に示すような圧接部材に弾性部材を用いた定着装置を製作し、光沢むらを防止するための実験を行った。
図7は、一対の圧接部材のそれぞれに弾性部材を用いた定着装置の構成を示す模式的断面図である。
図7に示すように、定着装置24は、定着ベルト241、加圧ベルト242,上加熱ローラ243、下加熱ローラ244、定着ローラとしての上入口ローラ245aと上出口ローラ245bと下入口ローラ246aと下出口ローラ246b、熱源HL1、HL2、圧接手段としての一対の圧接部材ASa、ASb、及び熱源HL1、HL2を有する。
定着ベルト241は、熱源HL1を内蔵する上加熱ローラ243と上入口ローラ245a、上出口ローラ245bとにより張架され、加圧ベルト242は、熱源HL2を内蔵する下加熱ローラ244と下入口ローラ246a、下出口ローラ246bとにより張架される。
圧接部材ASaは弾性部材DBaと弾性部材DBaを支持する支持部材SBaとからなり、圧接部材ASbは弾性部材DBbと弾性部材DBbを支持する支持部材SBbとからなる。
上入口ローラ245aは定着ベルト241及び加圧ベルト242を挟んで下入口ローラ246aに当接し、上出口ローラ245bは定着ベルト241及び加圧ベルト242を挟んで下出口ローラ246bに当接する。上入口ローラ245a、上出口ローラ245bと下入口ローラ246a、下出口ローラ246bとの当接により、定着ベルト241と加圧ベルト242とが当接されてニップ幅Nを有するニップ部が形成される。
圧接部材ASaと圧接部材ASbとは通常は互いに離間した位置に配設されており、トナー像を転写された記録材Pのニップ部への進入に合わせて、図示しない制御手段の指示により図示しない公知のカム手段等により圧接される。
圧接部材ASaの弾性部材DBaは、ニップ部において定着ベルト241及び加圧ベルト242を挟んで圧接部材ASbの弾性部材DBbに圧接する。
表面にトナー像を転写された記録材Pが定着装置24に近づくタイミングに合わせて、熱源HL1、HL2が所定の温度に加熱され、上加熱ローラ243、下加熱ローラ244が加熱されて定着ベルト241及び加圧ベルト242が熱せられ、圧接部材ASaと圧接部材ASbとが圧接する。記録材Pが定着ベルト241と加圧ベルト242とのニップ部に進入すると熱せられた定着ベルト241及び加圧ベルト242から熱を伝達され、かつ、弾性部材DBa、DBbを有する圧接部材ASa、ASbとが圧接する圧接部を通過することにより、記録材Pが加熱定着される。
然るに、本発明者は、図7に示す構成の定着装置を用いた場合、ニップ部を大きくすることにより定着温度の高さを抑え、しわ等の発生や光沢むらを抑制できるようにはなるが、より高い画質を求めるために行った実験において、ニップ部内に圧接状態の差異に起因すると思われる画像ズレが生じることを発見した。
図7において、ニップ幅Nのニップ部の領域を、圧接部材ASa、ASbの幅に相当する領域R、圧接部材ASa、ASbの記録材搬送方向上流側端面の位置から上入口ローラ245aの中心位置までの領域R1、圧接部材ASa、ASbの記録材搬送方向下流側端面の位置から上出口ローラ245bの中心位置までの領域R2の3つの領域に分割する。このとき、領域Rではニップ部における記録材Pへの圧接状態は正常であるが、領域R1及び領域R2では記録材Pの圧接状態のムラに起因すると推定される画像ズレが観察された。
本発明者は、この画像ズレが発生する原因は、領域R1及び領域R2での記録材Pの圧接が不十分のためと考え、図8に示すように、圧接部材の両端形状を変えて領域Rを広くした構成の定着装置を用いて画像ズレの実験を行った。
図8は、当接面が平面で領域Rを広くした弾性部材からなる圧接部材を用いた定着装置の構成及び動作を説明するための模式的断面図であり、図9は、図8に示す、一対の圧接部材の当接面が平面状に形成された弾性部材を用いた定着装置における、一対の圧接部材の圧接時に生じる面圧の状況を付記した部分的拡大図である。
図8に示す定着装置の構成が、図7で説明した定着装置の構成と異なる点は、図8の圧接部材ASc、ASdの両端を鋭角に形成して領域Rを図7の圧接部材ASa、ASbより長くし、領域Rの値を大きくした点である。その他の構成は図7と同一であり、同一の符番を用いているため、説明は省略する。
図8に示す定着装置を用いて行った実験の結果、光沢ムラについては図7に示す定着装置を用いた場合より改善されるが、更なる画質向上のための実験においては、未だ若干の画像ズレが見られ、より高い画質を求めるという点では問題があった。この原因を更に究明するため、本発明者は、圧接部材ASa、ASbの圧接時の領域Rにおける面圧を測定した。その結果は図9に示すように、圧接部材ASc、ASdの両端部で面圧が50%以上低下していることが判明した。画像ズレが発生する原因としては、圧接部材ASa、ASbの圧接時の領域Rにおける面圧が領域Rの中央部では高いが、両端部では厚さが薄いので面圧が十分に加わらないためと推定される。即ち、両端部での面圧が弱いため、記録材Pを搬送するベルトの摩擦力が減少してベルトと記録材Pとの間に画像ズレを生じてしまう現象であると推定される。
特開平7−140815号公報
本発明は、上記のような問題を解決し、圧接部材の圧接により形成されるニップ部における単位面積当たりの面圧のバラツキを所定の範囲内に収めるように、圧接前の形状を予め形成しておくことにより、定着ベルトと加圧ベルトとの圧接時における面圧のバラツキを少なくし、画像ズレの発生を防止する定着装置、及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記の構成により達成することが出来る。
1.熱源によって加熱されると共に、複数のローラに張架される無端状に形成された定着ベルトと、
他の複数のローラに張架される無端状に形成された加圧ベルトと、
前記定着ベルトの内側で該定着ベルトに圧接可能な位置に配設された定着ベルト側圧接部材、及び、前記加圧ベルトの内側で該加圧ベルトに圧接可能な位置で、かつ前記定着ベルト側圧接部材に対向する位置に配設された加圧ベルト側圧接部材、からなる一対の圧接部材と、を有し、
前記一対の圧接部材が前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを挟んで圧接することにより、前記定着ベルトと前記加圧ベルトとの間にニップ部を形成し、
前記ニップ部にトナー像が転写された記録材を搬送して定着する定着装置において、
前記一対の圧接部材の内、少なくとも一方の圧接部材は、圧接する面に異なる厚みを有する弾性部材を有し、該弾性部材の厚さが、厚い部分は対向する圧接部材との間隔が大きく、薄い部分は対向する圧接部材との間隔が小さくなるように構成されていることを特徴とする定着装置。
2.前記弾性部材は記録材搬送方向の両端に近いほど厚さが薄くなるように構成されていることを特徴とする1に記載の定着装置。
3.前記一対の圧接部材のそれぞれが前記弾性部材で形成されていることを特徴とする1に記載の定着装置。
4.前記一対の圧接部材の内、どちらか一方の圧接部材が平面状の硬質部材で形成されていることを特徴とする1に記載の定着装置。
5.前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを張架する複数のローラの内、少なくとも、前記定着ベルト側圧接部材又は前記加圧ベルト側圧接部材の記録材搬送方向の一端に1対のローラが隣接し、該隣接する1対のローラが前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを挟んで当接することを特徴とする1に記載の定着装置。
6.前記弾性部材は記録材搬送方向の一端が隣接する前記一対のローラに近いほど厚さが薄くなるように構成されると共に、前記弾性部材の記録材搬送方向の他の一端が前記定着ベルト又は前記加圧ベルトを張架するように構成されていることを特徴とする5に記載の定着装置。
7.前記一対の圧接部材のそれぞれが前記弾性部材で形成され、前記定着ベルト側圧接部材を形成する前記弾性部材の記録材搬送方向の他の一端が、前記複数のローラと共に、前記定着ベルトを張架し、前記加圧ベルト側圧接部材を形成する前記弾性部材の記録材搬送方向の他の一端が、前記他の複数のローラと共に、前記加圧ベルトを張架するように構成されていることを特徴とする6に記載の定着装置。
8.前記一対の圧接部材の内、どちらか一方の圧接部材が平面状の硬質部材で形成されていることを特徴とする6に記載の定着装置。
9.前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを張架する複数のローラの内、少なくとも、前記定着ベルト側圧接部材又は前記加圧ベルト側圧接部材の記録材搬送方向の両端に2対のローラが隣接し、該隣接する2対のローラが前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを挟んで互いに当接することを特徴とする1に記載の定着装置。
10.前記弾性部材に隣接する前記1対のローラと前記弾性部材との位置関係は、
前記1対のローラに対し、前記弾性部材の記録材搬送方向における前記1対のローラに近い一端の位置が、前記1対のローラにおけるそれぞれの外周に接する2つの接線の内の前記圧接部材側に位置する接線の位置より前記1対のローラの内側寄りになるように構成されることを特徴とする6乃至8のいずれか1項に記載の定着装置。
11.1乃至10のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、弾性部材で形成される圧接部材の圧接前の形状を、圧接時の面圧のバラツキが所定の範囲内に収まるような形状に予め形成しておくことにより、圧接時における記録材と定着ベルトとの密着性が良くなる。そのため、しわ等の発生を含む記録材の搬送不良、光沢むら、或いは画像ズレといった問題を生じさせることがなく、多様な記録材に対して安定した品質の定着を行うことができるようになる。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限定されない。
図1は、本発明に係るカラー画像形成装置の一実施の形態を示す断面構成図である。
このカラー画像形成装置は、タンデム型フルカラー複写機と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、無端ベルト状中間転写体ユニット(以下、単に中間転写体ユニットという)7と、給紙搬送手段21及び定着手段である定着装置24とから成る。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、一次転写の転写電界付与手段である一次転写ローラ5Y、クリーニング手段6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M、一次転写ローラ5M、クリーニング手段6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C、一次転写ローラ5C、クリーニング手段6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体(以下、1Y、1M、1C、及び1Kを単に感光体という。)1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K、一次転写ローラ5K、クリーニング手段6Kを有する。
中間転写体ユニット7は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性エンドレスベルト状の、第1の転写媒体であると共に第2の像担持体でもある無端ベルト状中間転写体(以下、単に中間転写ベルトという。)70を有する。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、一次転写の転写電界付与手段としての一次転写ローラ(以下、単に一次転写ローラという。)5Y、5M、5C、5Kにより、回動する中間転写ベルト70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収容された第2の転写媒体としての記録材Pは、給紙手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A、22B、22C、22D、レジストローラ23を経て、二次転写工程に送られる。二次転写工程において、二次転写の一方の転写電界付与手段である第1の二次転写ローラ(以下、単に第1の二次転写ローラという。)5A、同じく二次転写の他方の転写電界付与手段である第2の二次転写ローラ(以下、単に第2の二次転写ローラという。)5B、及びバックアップローラ5Dに搬送され、記録材P上に二次転写してカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された記録材Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、二次転写ローラ5A、5B、及びバックアップローラ5Dにより記録材Pにカラー画像を転写した後、記録材Pを曲率分離した中間転写ベルト70は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去される。
画像形成処理中、一次転写ローラ5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5Y、5M、5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y、1M、1Cに圧接する。
バックアップローラ5Dは、当該バックアップローラ5Dを記録材Pが通過して二次転写が行われる時にのみ、中間転写ベルト70に圧接する。
また、筐体8は装置本体Aから支持レール82L、82Rを介して引き出し可能に構成されている。
筐体8は、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7とから成る。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kは、垂直方向に縦列配置されている。感光体1Y、1M、1C、1Kの図示左側方には中間転写体ユニット7が配置されている。中間転写体ユニット7は、ローラ71、72、73、本発明の実施形態に係る第1転写電界付与手段である第1の二次転写ローラ5A及び第2転写電界付与手段である第2の二次転写ローラ5Bを巻回する回動可能な中間転写ベルト70と、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kと、クリーニング手段6Aとから成る。
筐体8の引き出し操作により、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7とは、一体となって、本体Aから引き出される。
筐体8の図示左側の支持レール82Lは、中間転写ベルト70の左方で、定着装置24の上方空間部に配置されている。筐体8の図示右側の支持レール82Rは、最下部の現像手段4Kの下方付近に配置されている。支持レール82Rは、現像手段4Y、4M、4C、4Kを筐体8に着脱する動作に支障を来さない位置に配置されている。
筐体8の感光体1Y、1M、1C、1Kの図示右方は、現像手段4Y、4M、4C、4Kにより囲まれ、図示下方は、帯電手段2Y、2M、2C、2K、及びクリーニング手段6Y、6M、6C、6K等により囲まれ、図示左方は、中間転写ベルト70により囲まれている。
その中で感光体、クリーニング手段及び帯電手段等は一つの感光体ユニットを形成し、現像手段及びトナー補給装置等は一つの現像ユニットを形成している。
一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kは、中間転写体としての中間転写ベルト70の背面から各感光体1Y、1M、1C、1Kへ押圧される構成となっている。また、各感光体1Y、1M、1C、1Kへ押圧される時は、押圧しない時の中間転写ベルト70と各感光体1Y、1M、1C、1Kとの接触点よりも感光体回転方向下流側で、各感光体1Y、1M、1C、1Kへ押圧される。このとき中間転写ベルト70は各感光体1Y、1M、1C、1Kの外周に沿うように曲げられ、感光体と中間転写ベルト70の接触領域の最も下流側に一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kが配置される構成となる。
なお、本発明では、感光体又は中間転写ベルトからなる像担持体に形成されたトナー像を被転写材である転写媒体上に転写される領域を転写領域という。
図2は本発明の実施形態に係る第1の圧接手段を有する定着装置の構成及び動作を説明するための模式的断面図であり、図4は本発明の実施形態に係る定着装置の第1の圧接手段の圧接時に付与される面圧の測定結果の概略をグラフとして付記した部分的拡大図である。図5は本発明の実施形態に係る第2の圧接手段の構成を示す部分的拡大図であり、図3は本発明の実施形態に係る第3の圧接手段を有する定着装置の構成及び動作を説明するための模式的断面図である。図3の第2の圧接手段、及び図5の第3の圧接手段については後述する。
図2に示す第1の圧接手段を有する定着装置24は、定着ベルト241、加圧ベルト242,上加熱ローラ243、下加熱ローラ244、定着ローラとしての上入口ローラ245aと上出口ローラ245bと下入口ローラ246aと下出口ローラ246b、熱源HL1、HL2、第1の圧接手段としての一対の圧接部材である定着ベルト側圧接部材AS1と加圧ベルト側圧接部材AS2、及び熱源HL1、HL2を有する。
図2に示す定着装置の構成及び動作は、図7で説明した先の光沢むらを防止するための実験に用いた定着装置24と類似している。図2における一対の圧接部材AS1、AS2以外は図7に示す定着装置と同一の構成と動作を有しているため説明は省略し、図2に示す定着装置の構成が図7で説明した定着装置と異なる点を以下に説明する。
図7の圧接部材ASa、ASbは全体に均一な厚さで、圧接前の圧接部材ASaと圧接部材ASbとが等間隔で対峙する構成であるのに対し、本発明に係る第1の圧接手段である一対の圧接部材AS1、AS2は、図2に示すように、厚みが均一でない。即ち、一対の圧接部材AS1、AS2は、記録材搬送方向における両端部の厚さが薄くなっている点と、互いに対向する側の面が湾曲しており、互いの間隔が厚みの厚い中央部で大きく、厚みの薄い両端部で小さくなるように構成されている点が異なる点である。
本発明の実施形態に係る定着装置24において、定着ベルト241及び加圧ベルト242は同一仕様で、それぞれ直径80mmの無端ベルトからなり、厚み90μmのポリイミドを基材とし、その上に厚み200μmのシリコンゴムからなる弾性層が形成され、表層に厚み30μmのPFA(パーフルオロアルコキシ)が形成されている。上加熱ローラ243及び下加熱ローラ244の外径は40mm、上入口ローラ245a、上出口ローラ245b及び下入口ローラ246a、下出口ローラ246bの外径は20mm、記録材Pの搬送速度は250mm/sである。一対の圧接部材AS1、AS2は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、幅Rは25mm、長さは325mm、厚みは6mmである。
一対の圧接部材AS1、AS2は、トナー像を転写された記録材Pが定着ベルト241と加圧ベルト242との間に搬送されて一対の圧接部材AS1、AS2が互いに圧接するとき、一対の圧接部材AS1、AS2の圧接面における単位面積当たりの面圧が一定となるような形状に予め形成されている。面圧の測定には、ニッタ株式会社製のタクタイルセンサシステム(登録商標、センサシートPINCH、A4−40)を使用した。
図4に示すように、一対の圧接部材AS1、AS2の面圧の測定結果は、面圧のバラツキを基準となる面圧に対して、+0%〜−40%の範囲に収めることにより目視判定による画像ズレは良品レベルとなった。面圧のバラツキを+0%〜−20%の範囲に収めると画質が更に改善され、目視での画像ズレは皆無となった。
また、図7に示す定着装置においては、圧接部材ASa、ASbの端部が一定の厚みを有しているため、圧接部材ASa、ASbの端面と上入口ローラ245a、上出口ローラ245b、又は下入口ローラ246a、下出口ローラ246bの外周面とが当接しないように、領域R1、及び領域R2の距離を所定の値だけ確保する必要があった。これに対し、本発明の第1の圧接手段を有する定着装置では、図2に示すように、一対の圧接部材AS1、AS2の両端部の厚さを薄くしている。そのため、一対の圧接部材AS1、AS2を、圧接部材AS1、AS2の両端の先端部s1、t1の位置が、互いに当接する2対のローラである上入口ローラ245aと下入口ローラ246a、及び上出口ローラ245bと下出口ローラ246bのそれぞれの接線a1、b1の位置より、当接するローラの内側寄りの位置に来るように構成することができる。当接する2対のローラと一対の圧接部材との距離を近づけることにより、定着ベルト及び加圧ベルトの圧接がより安定し、面圧のバラツキを少なくする上で好ましい構成となっている。
一対の圧接部材AS1、AS2の上流側の端部s1の位置は、記録材Pの搬送方向に対し、端部s1の位置に隣接する一対のローラ、上入口ローラ245aと下入口ローラ246aとの接線a1より一対のローラである上入口ローラ245a、下入口ローラ246aの内側(上流側)寄りとなるように構成することができる。また、一対の圧接部材AS1、AS2の下流側の端部t1の位置を、下流側で当接する一対のローラである上出口ローラ245bと下出口ローラ246bとの接線b1より一対のローラである上出口ローラ245b及び下出口ローラ246bの内側(下流側)寄りになるように構成することができる。更に、上流側の端部s1の位置を上入口ローラ245a又は下入口ローラ246aの中心位置に、下流側の端部t1の位置を上出口ローラ245b又は下出口ローラ246bの中心位置に、それぞれ、より近づけることにより、面圧に対し、より好ましい結果が得られる。
言い換えると、一対の圧接部材AS1、AS2の両端の先端部s1、t1同士を結ぶ距離、即ち一対の圧接部材AS1、AS2の幅Rをニップ部のニップ幅Nに近づけることにより、ニップ幅Nの範囲において安定した圧接を行える領域を広げることが可能となり、画像ズレの発生を抑えることができる。
更に本発明者は、図2に示すように、一対の圧接部材AS1、AS2の形状を、中央部で厚く、両端部で薄くなるように形成し、圧接部材の圧接時における面圧のバラツキが、圧接面全体で所定の範囲内に収まるように予め設計しておき、対向する圧接部材同士の間隔が、記録材搬送方向の両端部で小さく、中央部で大きくなるような形状として実験を行った。第1の圧接手段を備えた定着装置を用いての圧接時における面圧の分布状態を測定した結果は、図4に示すように、一対の圧接部材AS1、AS2の幅方向(記録材の搬送方向)の長さに相当する領域Rにおける圧接時の面圧のバラツキが、圧接面全体で所定の範囲(本実施の形態では450N−40%〜450N+0%)内に収まることを確認した。
本発明の実施形態に係る定着装置の第2の圧接手段の構成及び動作は、第1の圧接手段を有する定着装置の構成及び動作と類似しており、圧接手段以外は同一の構成であり、同一の符番を用いているため、図面は図5の圧接手段の構成を示す部分図のみとし、定着装置全体の詳細な説明は省略する。第1の圧接手段との相違点は、第1の圧接手段である一対の圧接部材AS1、AS2が弾性部材で形成されている(図2参照)のに対し、第2の圧接手段では、図5に示すように、一方の圧接部材が平面状の硬質部材で形成されている点である。
図5は、本発明の実施形態に係る定着装置の第2の圧接手段の圧接時に付与される面圧の測定結果の概略をグラフとして付記した部分的拡大図である。
図5に示すように、第2の圧接手段は一対の圧接部材である定着ベルト側圧接部材AS3と加圧ベルト側圧接部材AS4からなり、定着ベルト側圧接部材AS3は弾性部材で形成されており、加圧ベルト側圧接部材AS4は平面状の金属等の硬質部材で形成されている。
定着ベルト側圧接部材AS3は、第1の圧接手段の定着ベルト側圧接部材AS1と同様に、弾性部材で形成され、厚みは記録材搬送方向の中央部で厚く両端部で薄くなるように形成されている。また、定着ベルト側圧接部材AS3と加圧ベルト側圧接部材AS4との間隔は、定着ベルト側圧接部材AS3の厚みの厚い中央部で大きく、厚みの薄い両端部で小さくなるように設定されている。
更に本発明者は、図5に示すような圧接手段を有する定着装置を用いて圧接時における面圧の分布状態を測定した結果、図5に示すように、面圧のバラツキが一対の圧接部材AS1、AS2の幅方向(記録材の搬送方向)の長さである領域Rにおいて、所定のバラツキに入ることを確認した(後述)。第2の圧接手段の長所としては、弾性を有する定着ベルト側圧接部材AS3が硬質部材からなる加圧ベルト側圧接部材AS4になじみ易いため、定着ベルト側圧接部材AS3の形状についての設計が比較的に容易である点が挙げられる。
本発明者は、第2の圧接手段を備えた定着装置を用いて圧接時の面圧の分布状態を測定した結果、図5に示すように、領域Rにおける圧接時の面圧のバラツキは、第1の圧接手段と同様に、圧接面全体で所定の範囲(450N−40%〜450N+0%)内に収まることを把握した。この結果、第1の圧接手段と同様、目視判定による画像ズレは良品レベルとなった。
なお、本発明の実施形態に係る第2の圧接手段では、平面状の硬質部材で形成された圧接部材を加圧ベルト側に配設したが、加圧ベルト側に弾性部材からなる圧接部材を配設し、定着ベルト側に平面状の硬質部材からなる圧接部材を配設する構成としても良い。
図3は、本発明の実施形態に係る第3の圧接手段を有する定着装置の構成及び動作を説明するための模式的断面図であり、図6は本発明の実施形態に係る定着装置の第3の圧接手段の圧接時に付与される面圧の測定結果の概略をグラフとして付記した部分的拡大図である。
図3において、定着装置24は、定着ベルト241、加圧ベルト242,上加熱ローラ243、下加熱ローラ244、上入口ローラ245a、下入口ローラ246a、熱源HL1、HL2、第3の圧接手段としての一対の圧接部材である定着ベルト側圧接部材AS5及び加圧ベルト側圧接部材AS6、及び熱源HL1、HL2を有する。
図3に示す定着装置の構成及び動作は、図7で説明した定着装置24と類似しており、当接する一対のローラである上入口ローラ245aと下入口ローラ246a、及び一対の圧接部材AS5、AS6以外は同一の構成と動作を有しているため説明は省略し、図3に示す定着装置の構成が図7で説明した定着装置と異なる点を以下に説明する。
本発明に係る第3の圧接手段である一対の圧接部材AS5、AS6は弾性部材で形成されており、図3に示すように、厚みが均一でない。即ち、一対の圧接部材AS1、AS2は、記録材搬送方向における一対のローラである上入口ローラ245a、下入口ローラ246aに隣接する一端の厚さが端部ほど薄くなっている点と、一対の圧接部材AS1、AS2の互いの間隔が厚みの厚い部分で大きく、厚みの薄い端部で小さくなるような形状に形成されている(図6参照)。
図7で説明した定着装置24の定着ベルト241が上加熱ローラ243、上入口ローラ245a、上出口ローラ245bに張架されていたのに対し、図3に示す定着装置24では、定着ベルト241が上加熱ローラ243、上入口ローラ245a、及び定着ベルト側圧接部材AS5に張架されている。また、加圧ベルト242は、図7では下入口ローラ246a、下出口ローラ246b、下加熱ローラ244に張架されていたのに対し、図3に示す定着装置24では、加圧ベルト242が下加熱ローラ244、下入口ローラ246a、及び加圧ベルト側圧接部材AS6に張架されている。一対の圧接部材AS5、AS6のそれぞれの定着ベルト241又は加圧ベルト242との摺擦面には、フッ素樹脂等の低摩擦層を形成することが望ましい。
第3の圧接手段である一対の圧接部材AS5、AS6を用いた定着装置24では、一対の圧接部材AS5、AS6が定着ベルト241及び加圧ベルト242を上出口ローラ245b及び下出口ローラ246bに代わって張架しているため、上出口ローラ245b及び下出口ローラ246bを省略することができ、コスト削減可能な構成となっている。
第3の圧接手段を備えた定着装置を用いて圧接時の面圧の分布状態を測定した結果は、図6に示すように、領域Rにおける圧接時の面圧のバラツキは、第1の圧接手段と同様に、圧接面全体で所定の範囲(450N−40%〜450N+0%)内に収まることを確認した。画像を出力しての評価は、第1の圧接手段と同様、目視判定による画像ズレが良品レベルであった。
なお、第3の圧接手段では、一対の圧接部材は、一方の端部のみの厚みが薄い弾性部材同士の組み合わせとしたが、一方の端部のみの厚みが薄い弾性部材で形成された圧接部材と平面状の硬質部材で形成されている圧接部材との組み合わせとしても良い。この場合、硬質部材で形成されている圧接部材の一端で定着ベルト241又は加圧ベルト242を張架する構成としても良い。
また、本発明の実施形態に係る定着装置では、圧接部材を弾性部材のみからなるものについて記載したが、図7に示すような、弾性部材を支持部材に保持させた構成としてもよいことは言うまでもない。
本発明に係るカラー画像形成装置の一実施の形態を示す断面構成図である。 本発明の実施形態に係る第1の圧接手段を有する定着装置の構成及び動作を説明するための模式的断面図である。 本発明の実施形態に係る第3の圧接手段を有する定着装置の構成及び動作を説明するための模式的断面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の第1の圧接手段の圧接時に付与される面圧の測定結果の概略をグラフとして付記した部分的拡大図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の第2の圧接手段の圧接時に付与される面圧の測定結果の概略をグラフとして付記した部分的拡大図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の第3の圧接手段の圧接時に付与される面圧の測定結果の概略をグラフとして付記した部分的拡大図である。 一対の圧接部材のそれぞれに弾性部材を用いた定着装置の主要部の断面図である。 当接面が平面で領域Rを広くした弾性部材からなる圧接部材を用いた定着装置の構成及び動作を説明するための模式的断面図である。 図6に示す、一対の圧接部材の当接面が平面状に形成された弾性部材を用いた定着装置における、圧接手段の圧接時に付与される面圧の状況を付記した部分的拡大図である。 従来技術の一例として、特許文献1に記載された定着装置の主要部の断面図である。
符号の説明
24 定着装置
241 定着ベルト
242 加圧ベルト
243 上加熱ローラ
244 下加熱ローラ
245a 上入口ローラ
245b 上出口ローラ
246a 下入口ローラ
246b 下出口ローラ
A 画像形成装置の本体
AS1 定着ベルト側圧接部材(第1の圧接手段)
AS2 加圧ベルト側圧接部材(第1の圧接手段)
AS3 定着ベルト側圧接部材(第2の圧接手段)
AS4 加圧ベルト側圧接部材(第2の圧接手段)
AS5 定着ベルト側圧接部材(第3の圧接手段)
AS6 加圧ベルト側圧接部材(第3の圧接手段)
ASa、ASb、ASc、ASd 圧接部材
R、R1、R2 領域
HL1、HL2 熱源
N ニップ部のニップ幅
P 記録材

Claims (11)

  1. 熱源によって加熱されると共に、複数のローラに張架される無端状に形成された定着ベルトと、
    他の複数のローラに張架される無端状に形成された加圧ベルトと、
    前記定着ベルトの内側で該定着ベルトに圧接可能な位置に配設された定着ベルト側圧接部材、及び、前記加圧ベルトの内側で該加圧ベルトに圧接可能な位置で、かつ前記定着ベルト側圧接部材に対向する位置に配設された加圧ベルト側圧接部材、からなる一対の圧接部材と、を有し、
    前記一対の圧接部材が前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを挟んで圧接することにより、前記定着ベルトと前記加圧ベルトとの間にニップ部を形成し、
    前記ニップ部にトナー像が転写された記録材を搬送して定着する定着装置において、
    前記一対の圧接部材の内、少なくとも一方の圧接部材は、圧接する面に異なる厚みを有する弾性部材を有し、該弾性部材の厚さが、厚い部分は対向する圧接部材との間隔が大きく、薄い部分は対向する圧接部材との間隔が小さくなるように構成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記弾性部材は記録材搬送方向の両端に近いほど厚さが薄くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記一対の圧接部材のそれぞれが前記弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記一対の圧接部材の内、どちらか一方の圧接部材が平面状の硬質部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを張架する複数のローラの内、少なくとも、前記定着ベルト側圧接部材又は前記加圧ベルト側圧接部材の記録材搬送方向の一端に1対のローラが隣接し、該隣接する1対のローラが前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを挟んで当接することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  6. 前記弾性部材は記録材搬送方向の一端が隣接する前記一対のローラに近いほど厚さが薄くなるように構成されると共に、前記弾性部材の記録材搬送方向の他の一端が前記定着ベルト又は前記加圧ベルトを張架するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記一対の圧接部材のそれぞれが前記弾性部材で形成され、前記定着ベルト側圧接部材を形成する前記弾性部材の記録材搬送方向の他の一端が、前記複数のローラと共に、前記定着ベルトを張架し、前記加圧ベルト側圧接部材を形成する前記弾性部材の記録材搬送方向の他の一端が、前記他の複数のローラと共に、前記加圧ベルトを張架するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記一対の圧接部材の内、どちらか一方の圧接部材が平面状の硬質部材で形成されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  9. 前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを張架する複数のローラの内、少なくとも、前記定着ベルト側圧接部材又は前記加圧ベルト側圧接部材の記録材搬送方向の両端に2対のローラが隣接し、該隣接する2対のローラが前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを挟んで互いに当接することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  10. 前記弾性部材に隣接する前記1対のローラと前記弾性部材との位置関係は、
    前記1対のローラに対し、前記弾性部材の記録材搬送方向における前記1対のローラに近い一端の位置が、前記1対のローラにおけるそれぞれの外周に接する2つの接線の内の前記圧接部材側に位置する接線の位置より前記1対のローラの内側寄りになるように構成されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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