JP2008116688A - 投射光学系および投射型画像表示装置 - Google Patents

投射光学系および投射型画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化しつつ、温度変化等の環境変化にも対応して十分な製造余裕度を確保すること。
【解決手段】本発明は、縮小側の1次像面Pから拡大側の2次像面Sへ拡大投射する投射光学系であって、1次像面Pの中間像を結像し、絞りより中間像側から負、正、正の屈折力を持つ3群で構成される第1光学系L1と、中間像よりも2次像面S側に形成される凹面反射面を1面有する第2光学系L2とを備え、第1光学系L1および第2光学系L2を構成する各面が共通の光軸を中心とした回転対称面で構成され、1次像面Pの中心から2次像面Sの中心に至る光線が光軸を交差し、次に凹面反射面で反射し、再度光軸と交差して2次像面Sに到達し、以下の条件式
(1)0.5<φ1/φ2<3
(2)1<AST/ASS<5
(3)|AST|/L12<1
(4)−3<K_rel
を満足する投射光学系およびこれを用いた投射型画像表示装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、投射光学系および投射型画像表示装置に関し、詳しくは、低歪曲で高解像力を維持しつつ、奥行を薄くし、かつ、画面の下方または上方部分を小さくする技術に関するものである。
最近、プロジェクションテレビに対する需要が急速に高まってきている。プロジェクションテレビは、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)と同様のフラットテレビとしての要素を持ち、かつ、それらと比較して、1インチ程度の画像表示素子を拡大投射するシステムであるため、低価格で大画面を提供することができる。このような画像表示素子は、BS(Broadcasting Satellite)、地上波デジタル放送に代表されるような、フルHD(High Definition)信号レベルの高画質化の要求に対しても、比較的容易に対応することができることが主な要因である。
その一方、光源、照明光学系、投射光学系を搭載し、大型の背面ミラーを使用してスクリーンに投射するため、図38に示すように、光軸aが画像表示素子bおよびスクリーンcの中心を通るように投射する従来の方法では、原理的に、奥行dと画面下方の大きさeとを同時に小さくすることは不可能である。
その他にも、投射画像の大型化を達成しつつもプロジェクションテレビの薄型化(奥行方向の小型化)を達成するために、スクリーンに対して斜方向から投射する(以下、「斜め投射」という)光学系がある。
例えば、特許文献1には、投射光学系として大画角の広角レンズを用い、投射光学系の光軸に対して、画像表示素子およびスクリーンをシフトして配置し、画角の端の部分を使用することによって斜め投射を行うものが提案されている(図39参照)。
また、特許文献2には、ライトバルブに基づく画像光を第1の投射光学系によって中間結像させ、第2の投射光学系によってスクリーンに拡大投射し、各投射光学系の光軸を適当に傾けることによって、斜め投射を行うものが提案されている(図40参照)。
また、最近では、広角化に伴う色収差の発生を抑えるために反射面を利用して斜め投射を実現した投射光学系が提案されている。
特許文献3に示されている投射光学系では、主に屈折光学系gと凸面反射面fから成る光学系を用いて斜め投射を実現している。図41は特許文献3に示されている光学系の概略を示すものである。
また、特許文献4では、画像表示パネルhから順に凹、凸、凸、凸の4枚の反射面i、j、k、lを用いて色収差の無い投射光学系を達成している(図42参照)。
これら特許文献で示された光学系は、光軸に対して回転対称な構成をしており、超広角光学系の一部分を使用して斜め投射を行っている。
特許文献5では、オフアキシャルな光学系を用いた斜め投射光学系が提案されている。この光学系ではオフアキシャルな光学系を用いることにより台形歪を補正し、さらに、複数の反射面m、m、…と反射面nとの間で中間像を結ぶことにより反射面の大きさを抑えた投射光学系を達成している(図43参照)。
特許文献6では、屈折光学系と凹面反射面を含む1面以上の反射面とで構成される投射光学系が提案されている。実施例中では、屈折光学系となる第1光学系の1部を偏芯させ、さらに凹面反射面に自由曲面を採用することで、歪の小さい投射光学系を実現している(図44参照)。
特許文献7では、回転対称で構成され、少なくとも1枚の凹面反射面AMを使用し、中間像を結像させることで、反射面の大きさを抑えた超広角光学系を達成している(図45参照)。
特開平5−100312号公報 特開平5−80418号公報 再公表特許W001/006295号公報 特開2002−40326号公報 特開2001−255462号公報 特開2004−258620号公報 WO2006−043666A1公報
しかしながら、このような従来の技術に示される投射光学系には次のような問題がある。すなわち、特許文献3に示された光学系のように、凸面反射面fと屈折光学系gとを組み合わせた投射光学系の場合、屈折光学系のみの構成と比較して、色収差が取りやすく、かつ、広角化が容易である。その反面一つの反射面で発散作用のほとんどを担うことになる。そのため歪曲や像面の収差補正を適切に補正するには、その屈折力を有る程度小さくしなければならず、必然的に、広角化した場合凸面反射面fの大型化を招く傾向を持つ。このことは凸面反射面fの製造が困難になるだけでなく、画面下方部分(図38のe参照)が高くなり、またリアプロジェクションテレビをこの投射光学系により構成した場合に、奥行(図38のd参照)も大きくなる。
特許文献4に示された投射光学系では、屈折光学系を有しないため、原理的に色収差は発生せず、かつレンズによる吸収もないため、明るい光学系を達成することができる。しかしながら、反射面のみでの構成となるため、各反射面の面精度、組み立て精度に非常に敏感となり、製造コストが増大する傾向にある。また、複数の反射面i〜lを縦方向に配置するため、画面下方の部分が高くなる。さらに、薄型化をするために、投射角度をさらに大きくすると、反射面、特に、最終段の反射面lが大きくなってしまい、反射面の製造が困難になるとともに、画面下方の部分のさらなる大型化を招く。
特許文献5に記載されている投射光学系の場合、中間結像面を持つことで、広角化しつつも反射面を小さくすることができるという利点を持つ。その反面、反射面を偏心させることにより発生する偏心収差を残りの偏心された反射面で補正することになり、少なくとも反射面が3面以上必要となる。従って、リアプロジェクションテレビをこの投射光学系により構成した場合に、画面下方の十分な小型化を実現するにはなお制約があり、さらに反射面は回転対称な構成ではなく、自由曲面で構成され、面精度、組み立て制度に非常に敏感で、製造が難しくコストアップにつながるという問題がある。
特許文献6に記載されている投射光学系の場合、第2光学系である凹面反射面を含む反射面が1〜2枚程度で構成され、第1光学系との間に中間像を形成し、第1光学系、第2光学系の1部を偏芯させることで、広角化しつつも、歪の取れた投射光学系を実現している。その反面、特に屈折光学系において偏芯させているため、組み立て、調整が難しく、コストアップにつながるため、リアプロジェクションテレビのような、大量に量産する光学系には不向きである。
特許文献7に記載されている投射光学系の場合、回転対称な光学系で構成されており、中間結像面を持ち、少なくとも1枚の凹面反射面と屈折光学系を組み合わせることで、比較的簡単な構成で諸収差を適切に抑えた、超広角光学系を実現している。特に実施例1,2においては凹面反射面1枚のみで超広角化を実現したものであるが、その一方で、屈折光学系において、大きな負の温度係数を持つ正レンズが使用されている点やプラスチックを材質として想定している非球面レンズが2枚使用されている点を考えると、温度変化等の環境変化に対しての考慮がされておらず、製造余裕度が十分でない。また、画像表示サイズ変更時は、第2光学系とスクリーン間距離を変えて対応するが、その場合、反射面あるいは屈折光学系の各屈折面に入射する光線がわずかに変化することになる。このような超広角光学系の場合、そのわずかなズレが光学性能を大きく劣化させるため、この文献中では、実質一つの画像表示サイズしか使用できない。
本発明は、前記した従来の問題点に鑑み、回転対称光学系を用い、低歪曲で高解像力を維持しつつ、反射面の大きさを小さくし、かつ凹面反射面の数を1面とした低価格で、温度変化に対しても、また画面投射サイズの変更に対しても、大きく性能劣化させることなく、比較的簡単な構成で可能となる投射光学系、および投射画像表示装置を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、縮小側の1次像面から拡大側の2次像面へ拡大投射する投射光学系であって、前記1次像面の中間像を結像し、絞りより前記中間像側から負の屈折力を持つ1群、正の屈折力を持つ2群、前記絞りを挟んで正の屈折力を持つ3群で構成される第1光学系と、前記中間像よりも2次像面側に形成される凹面反射面を1面有する第2光学系とを備え、前記第1光学系および第2光学系を構成する各面は共通の光軸を中心とした回転対称面で構成され、前記1次像面の中心から前記2次像面の中心に至る光線が前記光軸を交差し、次に前記凹面反射面で反射し、再度前記光軸と交差して前記2次像面に到達し、下記条件式
(1)0.5<φ1/φ2<3
(2)1<AST/ASS<5
(3)|AST|/L12<1
を満足するとともに、
前記第1光学系を構成する全ての正の屈折力を持つレンズにおいて、下記条件式
(4)−3<K_rel
を満足することで、良好な光学性能を得ることができる。
ただし
φ1:第1光学系の屈折力
φ2:第2光学系の屈折力
|AST|:第1光学系における、子午面での中間結像位置
|ASS|:第1光学系における、球欠面での中間結像位置
L12:第1光学系と第2光学系の光軸上距離
K_rel:屈折率の温度係数
また、前記第3群を構成する少なくとも1枚の正レンズは
(5)0.7<ΔP
を満たし、前記第3群を構成する少なくとも1枚の負レンズが
(6)ΔP<−0.3
を満たすことで、良好な光学性能を得ることができる。
ただし
ΔP={ν−(−0.001917×P+0.6568)}×100
ν=(nd−1)/(n F−nC)
P=(ng−nF)/(nF−nC)
ng:g線(波長435.83nm)での屈折率
nF:F線(波長486.13nm)での屈折率
nd:d線(波長587.56nm)での屈折率
nF:C線(波長656.27nm)での屈折率
また、前記第1光学系は少なくとも1組の接合レンズで構成され、下記条件式
(7)|Δα|<45
を満たすことで、良好な光学性能を得ることができる。
ただし
|Δα|:接合面を挟んで互いに隣り合うガラスの線膨張係数差
となる。
また、前記第1光学系において前記第1群から第3群のいずれかの群に、1枚の非球面プラスチックレンズが配置され、下記条件式
(8)−0.3<φ_p1/φ1<0.05
(9)−35<β<35
を満たすことで、良好な光学性能を得ることができる。
ただし
φ_p1:非球面プラスチックレンズの屈折力
φ1:第1光学系の屈折力
β:非球面プラスチックレンズの曲面の接線最大角度
となる。
また、投射画面サイズ変更時において、前記第2光学系と2次像面間距離を変更すると共に、前記第1光学系の少なくとも1つ以上の群、あるいは群を構成する一部のレンズと、前記第2光学系を構成する凹面反射面が、前記光軸上を、前記光軸と平行に移動する投射光学系であり、これによって種々の投影画面サイズにも対応できるようになる。
本発明の投写型画像表示装置は、前記した課題を解決するために、光源と前記光源から発せられた光を映像信号に基づき変調して出力する変調手段と、前記に記述した変調手段側の1次像面からスクリーン側の2次像面へ拡大投射する投射光学系を備えていることを特徴とするものである。
従って、本発明にあっては、1次像面の中心から2次像面の中心に至る光線が、第1光学系の光軸を交差し、次いで凹面反射面で反射され、再度前記光軸と交差して2次像面に到達する光路を辿ることにより、例えば略水平方向に配置された第1光学系から2次像面に結像する光を第2光学系により上方(あるいは下方)に出力させる。そして第2光学系は、第1光学系の中間像上の1点から広がりの小さな光束を第2像面上の1点に収束させればよく、小型の光学部品により実現できる。
したがって、本発明にあっては、1次像面の中心から2次像面の中心に至る光線が第1および第2光学系に共通の光軸を交差し、次いで凹面反射面で反射され、再度前記光軸と交差して2次像面に到達する光路をたどるように構成することによって、第1光学系によって一旦中間結像面を形成し、該中間結像面の後に凹面反射面を配置して再び2次像面に結像させるので、第1光学系の結像倍率を適当な大きさにすれば、凹面反射面を大型化させること無しに良好な収差補正を実現でき、しかも、温度変化等の環境変化にも対応して十分な製造余裕度を確保することが可能となる。これにより、良好な光学性能を有する大型画面を形成することが可能となる。
以下、本発明に係る投射光学系および投射型画像表示装置を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
本実施形態に係る投射光学系は、縮小側の1次像面から拡大側の2次像面へ拡大投射する投射光学系であって、前記1次像面の中間像を結像させる第1光学系と、前記中間像による前記2次像面を形成する第2光学系とを備え、前記1次像面の中心から前記2次像面の中心に至る光線が前記光軸と交差し、さらに前記凹面反射面で反射し、再度前記光軸と交差して前記2次像面に到達する。結像関係を要約すれば、第1光学系によって、1次像面の中間像が形成され、その後凹面反射面により収束光となり瞳を形成した後、2次像面として結像する構成をとっている。前記第1光学系による中間像は倍率が低く、第2光学系によって拡大され所定の倍率で2次像面として結像する。
また、投射画像サイズ変更時において、第2光学系と2次像面間距離を変えるとともに、第1光学系の少なくとも1つの群、あるいは一部のレンズと、第2光学系を構成する1枚の凹面反射面を、前記光軸上を光軸と平行に適切な距離移動させることで、光学性能が良好に補正された投射光学系を提供できる。
また、前記第1光学系の中間像は、第1光学系と第2光学系間に配置され、下記条件式
(1)0.5<φ1/φ2<3
(2)1<AST/ASS<5
(3)|AST|/L12<1
を満足することで、良好な光学性能を得ることができる。
ただし
φ1:第1光学系の屈折力
φ2:第2光学系の屈折力
|AST|:第1光学系における、子午面での中間結像位置
|ASS|:第1光学系における、球欠面での中間結像位置
L12:第1光学系と第2光学系の光軸上距離
条件式(1)は、第1光学系の屈折力φ1と第2光学系の屈折力φ2の比をとったもので、下限を下回る場合、凹面反射面の曲率が非常に大きくなるため、第1光学系による収差補正が困難になる。一方、上限を超える場合、第1光学系の屈折力が大きいため、凹面反射面での収差補正が困難になる。
条件式(2)は、子午面(あるいはメリディオナル面:主光線と光軸を含む断面)と球欠面(あるいはサジッタル面:子午面に垂直な平面)における中間像の結像位置の比を取ったものである。図46のように、第2光学系の凹面反射面をA、曲率半径をrとした場合、子午面断面では、hによらず曲率半径rとなる。その一方で、球欠面においては、rcosθとなり、hによって球欠面に入射する光束は異なる屈折力をもつことになる。
前記したお互いの断面に入射する光束が2次像面の同位置に結像するためには、中間像のお互いの断面における結像位置が異なる位置になければならない。また、球欠面に入射する光束は、子午面に入射する光束よりもθ>0において、曲率半径の小さい面に入射するため、子午面の結像位置よりも第2光学系側に近づいている必要がある。
従って、条件式(2)は、前記のそれぞれの結像位置の適切な範囲を定めたものであって、下限を下回る場合、つまり球欠面の結像位置が、子午面の結像位置よりも第1光学系側に位置しているため、2次像面において互いの像面位置を同位置に結像することが困難となる。上限を超えた場合、子午面、球欠面での結像位置が離れているため、やはり2次像面上で、同時に結像することが困難となる。
条件式(3)は、子午面の任意の結像位置と第1光学系、第2光学系の光軸上距離の比となる。特許文献3に記載される投射光学系のように凸面反射面で発散させる光学系の場合、中間像を持たないため、実際の投射距離に近い、大きな像面湾曲量を持つこととなる。
本実施形態では、一旦中間像を持つタイプであり、第1光学系を出射した後、第2光学系に至る間に結像をするため、第1光学系の像面湾曲は、第1光学系と第2光学系の光軸上の距離よりも小さくなる。
第1光学系で発生した像面湾曲を、第2光学系の反射面で2次像面の平面上に結像する場合、第1光学系の湾曲量をなるべく小さくすることが、光学性能を良好にする一つの手段となる。
従って、条件式(3)のように第1光学系と第2光学系の光軸上距離よりも第1光学系の像面湾曲量を小さくすることによって、半画角80度近辺であっても、特許文献3に記載される投射光学系よりも良好な光学性能を得ることが可能となる。なお、下限を下回る場合、2次像面で結像させることができない。
また、本実施形態の投射光学系では、前記第1光学系を構成する全ての正の屈折力を持つレンズにおいて、下記条件式
(4)−3<K_rel
を満たすものである。
また、前記第3群を構成する少なくとも1枚の正レンズは
(5)0.7<ΔP
を満たし、また、前記第3群の少なくとも1枚の負レンズが
(6)ΔP<−0.3
を満たすことで、より光学性能が良好に補正された投射光学系を提供できる。
ただし
K_rel:屈折率の温度係数
ΔP={ν−(−0.001917×P+0.6568)}×100
ν=(nd−1)/(nF−nC)
P=(ng−nF)/(nF−nC)
ng:g線(波長435.83nm)での屈折率
nF:F線(波長486.13nm)での屈折率
nd:d線(波長587.56nm)での屈折率
nF:C線(波長656.27nm)での屈折率
となる。
また、前記第1光学系は少なくとも1組の接合レンズで構成され、下記条件式
(7)|Δα|<45
を満たすことで、より光学性能が良好に補正された投射光学系を提供できる。
ただし
|Δα|:接合面を挟んで互いに隣り合うガラスの線膨張係数差
となる。
表23に、各実施例で使用されているレンズの屈折率、分散に対して近い数値を持つHOYA社製、OHARA社製それぞれのガラス名と温度係数K_rel、異常分散度ΔP、線膨張係数αを示す。
温度係数K_relは、屈折率をn、温度をTとした時dn/dTで表され、単位は10-6/Kとなる。またここでの温度係数は、空気の屈折率が温度依存性を持つ場合のもので、+20〜+40℃での数値を参考にしている。
ΔPは、ノーマルガラスからのズレ量をあらわすものである。本発明でノーマルガラスとは、HOYA社製のEC3とEF2をさしている。ノーマルガラスの部分分散比をPnormal、分散νとした時両者を結ぶ直線は
Pnormal=−0.001917×ν+0.6568
となる。
線膨張係数αは、常温域(-30℃〜70℃)での平均線膨張係数を参考にしたもので、10-7/℃の単位で記している。
条件式(4)は、前記温度係数に規制をかけたものである。温度係数が正、すなわち温度上昇と共に屈折率が大きくなる硝材が多いが、弗素を含有するガラス(HOYA社製名称でFCあるいはFCD、OHARA社製名称でSFSLあるいはSFPL)等は、負の温度係数を持つ。
温度変化により、屈折率が変化すると、投射光学系のフォーカス位置が移動するため、特にリアプロジェクションテレビのように、フォーカスを容易に操作できない光学系では、課題の一つとなる。ここで、正の温度係数を持つ場合、正レンズはフォーカスが短くなり、負レンズはフォーカスが長くなる作用を持つ。また負の温度係数を持つ場合、正レンズはフォーカスが長くなり、負レンズはフォーカスが短くなる作用を持つ。
例えば、スクリーン面上に、CCD等を持つ簡易的な検出装置を持ち、温度検出センサーと連動させることで、フォーカスを自動的に補正する方法もあるが、コスト面や実際のセンサー位置の調整等を考えると、大量生産するリアプロジェクションテレビ等においては実使用上難しい。従って投射光学系自体で、フォーカス変動の小さな構成にすることが必要とされる。
条件式(4)、(5)、(6)は、倍率色収差等の光学性能を良好にしつつも、温度変化によるフォーカス変動を抑えるためのものであり、条件式(4)の下限を下回ると、負レンズは一般的に正の温度係数を持つ硝材が多いため、負の温度係数を持つ正レンズと同じフォーカス変動方向をもち、結果的にフォーカス変動が大きくなる。条件式を満たすことで、正レンズによるフォーカス変動量を小さく、あるいは、正の温度係数を持たせることができれば、負レンズで発生するフォーカス変動量を相殺させることができる。
条件式(5)は、正レンズの異常分散度に関するもので、上限が下回る場合、倍率色収差の補正を適切にできない。条件式(6)は、負レンズの異常分散度に関するもので、上限を超えると倍率色収差の補正を適切にできない。
また、前記第1光学系は少なくとも1組の接合レンズで構成され、下記条件式
(7)|Δα|<45
を満たすことで、より光学性能が良好に補正された投射光学系を提供できる。
ただし
|Δα|:接合面を挟んで互いに隣り合うガラスの線膨張係数差
となる。
2つ以上のレンズを接合させる目的は、主に組み立て作業の簡易化、色収差補正、表面反射防止である。一般的には屈折率1.5〜1.6程度の接着剤でお互いのレンズを貼り合わせる。条件式(7)はお互いのレンズの含有する材料によって決まる線膨張係数の差を規制したものである。
上限を超える接合レンズの場合、環境の温度が変化することで、お互いの膨張率の違いから、接合面の曲面形状が、微妙に変化する。接合面の屈折力や、面の変形で非球面的な作用をすることで、フォーカス性能、像面湾曲等が劣化しやすくなる。
また、前記第1光学系において前記第1群から第3群のいずれかの群に、1枚の非球面プラスチックレンズが配置され、下記条件式
(8)−0.3<φ_p1/φ1<0.05
(9)−35<β<35
を満たすことで、より光学性能が良好に補正された投射光学系を提供できる。
ただし
φ_p1:非球面プラスチックレンズの屈折力
φ1:第1光学系の屈折力
β:非球面プラスチックレンズの任意の曲面接線角度
となる。
条件式(8)は、非球面プラスチックレンズの屈折力と第1光学系の屈折力の比を取ったものである。一般的にプラスチックレンズの温度係数は、ガラスと異なり負の温度係数を持つことが多い。つまり正の大きな屈折力を持つ場合、前記した、絞りより1次像面側のレンズ群によるフォーカス変動方向と同じ方向に行きやすい傾向を持つこととなる。またガラスと異なり、温度係数は約1桁温度変化量が大きいため、フォーカス変動に対するプラスチックレンズの影響は非常に大きい。
従って、上限を超えた場合、フォーカス変動方向が増幅するため、光学性能を劣化させる。また下限を超えた場合においても、前記したように温度係数がガラスに比べて、1桁大きい数値をもつため、やはりフォーカスを大きく変動させて光学性能を劣化させる。
条件式(9)は、前記非球面プラスチックの曲面形状について規制をかけたものである。本発明においては、前記非球面プラスチックレンズだけでなく、第2光学系を構成する凹面反射面においても非球面が用いられている。ここで非球面の式は、以下の数1で表される。
Figure 2008116688
上記数1において、
Z:非球面のサグ量
h:光軸に対して垂直な高さ
c:近軸の曲率
K:円錐定数
Ai:i次の非球面係数
であり、hで1回微分すれば、各任意の光軸に対して垂直な高さhにおける、曲面の接線角度が得られる。すなわち、以下の数2で示され、条件式(9)は、β=tan-1(dZ/dh)から計算される。
Figure 2008116688
条件式(9)の上下限を超えた場合、温度変化に対して曲面の変形が大きくなり、像性能を劣化しやすくなると同時に、成型も難しくなる。また、表面反射を避けるための反射防止膜もつきにくいため、透過率の劣化や、時にはゴーストの原因にもなりやすい。
従って、本発明投射光学系は、前記形態を有することで、比較的簡単な構成で、超広角化と良好な光学性能を、容易に得ることができる。
また、本発明の投射光学系を利用した、投射型画像表示装置においても、比較的簡単な構成で、装置奥行方向の薄型化とスクリーン上方(あるいは下方)の小型化を達成しながら、高画質、低歪曲な光学性能を有する装置を提供できる。
以下に、本発明投射光学系および投射型画像表示装置の実施形態および数値実施例を図および表を用いて説明する。
(実施例1の形態)
図1は、実施例1の光路図となる。Pは変調手段としての画像表示素子であり、該画像表示素子Pにて図示されていない光源から発せられた光が、映像信号に基づいて変調されて1次像面が形成される。前記画像表示素子Pとしては、反射型あるいは透過型のドットマトリックス液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等を用いることができる。また図中のPPは、偏光ビームスプリッター(PBS)やRGB各色の映像信号を合成する色合成プリズム、TIR(Total Internal Reflector)プリズム等を示している。
図2は、図1の投射光学系部分の詳細を図示したものである。第1光学系L1は、2次像面側から負の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、絞りを挟んで画像表示素子P側に正の屈折力を持つ第3群からなる。またm1、m2、m3、mxは、投射画像サイズ変更時に移動する第1光学系のレンズ群と第2光学系の凹面反射面である。それぞれの矢印は、pos1からpos3に移る時の、各群あるいは各レンズ光軸上の移動方向をあらわす。
表1に実施例1の本投射光学系の開口数および表示素子の関する内容を記している。表示素子側開口数は0.2334、表示素子サイズは13.440mm×7.560mm、表示素子の中心位置は、光軸上を(x、y)=(0,0)とした場合、(x、y)=(0、−8.4333)の位置となる。画素ピッチは7μmである。
Figure 2008116688
実施例1は3つの投射画像サイズを投射することが可能で、各ポジションは、pos1、pos2、pos3としている(表2参照)。合成焦点距離fは、第1光学系の屈折力をφ1、第2光学系の屈折力をφ2、第1光学系の中間像側主点位置と第2光学系を構成する凹面批反射面までの距離をΔとしたときの、合成屈折力をφとすると
1/f=φ=φ1+φ2−Δ・φ1・φ2
であらわされる。またそれぞれの拡大倍率と対角インチサイズを記す。対角インチサイズは、2次像面における対角スクリーンサイズであり、pos1で58.112インチ、pos2で63.395インチ、pos3で73.961インチとなる。
Figure 2008116688
表3〜表5にこの実施例1の投射光学系に具体的数値を適用したレンズデータを示す。なお、以下の各表において、面番号は1次像面(表示素子側)側から2次像面(投射画像面)側へS1、S2、S3、…と増大するように付されている。面番号の左側に絞りの面番号と非球面を配している面番号がわかるようにしており、非球面のデータは表4に記している。間隔の列で可変と記している箇所は、投射画像サイズを変更したときに、変化させるところとなり、各ポジションでのそれぞれの間隔を表5に表す。また、曲率半径の列で「INFINITY」は当該面が平面であることを示し、屈折率(ne)およびアッベ数(νe)は、e線(546.1nm)での数値となる。
Figure 2008116688
Figure 2008116688
Figure 2008116688
図3〜図5は本実施例1の横収差図である。実線が、546.07nm、破線が620nm、1点鎖線が460nmとなる。図3がpos1の横収差図で、一目盛りの数値は0.670mmであり、1画素の大きさとなる。図4がpos2の横収差図で、一目盛りの数値は0.731mmであり、1画素の大きさとなる。図5がpos3の横収差図で、一目盛りの数値は0.853mmであり、1画素の大きさとなる。
図6〜図8は本実施例1のTV歪曲図となる。図6はpos1、図7はpos2、図8はpos3となる。ここで横軸x、縦軸yとした時、(x、y)=(0,0)は光軸上の点となる。
図9は、本光学系の投射表示装置の例を図示したものである。各ポジションごとの奥行と、投射光学系下端から、画面下端までの距離を数値で表している。L1は第1光学系、L2は第2光学系、M1、M2,M3は、平面ミラー、Sは2次像面となるスクリーンである。奥行はpos1が230mm、pos2が245mm、pos3が275mmとなる。投射光学系下端から、画面下端までの距離は、pos1が61mm、pos2が68mm、pos3が90mmとなる。またこの例では、画面下方の大きさは、投射光学系によらず全く無いことがわかる。
図10は、図9を上から見た図になる。図11は図9を右方向から見た図になる。Pは1次像面である画像表示素子、PPは色合成あるいはPBS等のプリズム、L1は第1光学系、L2は第2光学系、M1,M2,M3は平面ミラー、Sは2次像面となるスクリーンである。なおここでは、光源、照明光学系は省略してある。
(実施例2の形態)
図12は、実施例2の光路図となる。Pは変調手段としての画像表示素子であり、該画像表示素子Pにて図示されていない光源から発せられた光が、映像信号に基づいて変調されて1次像面が形成される。前記画像表示素子Pとしては、反射型あるいは透過型のドットマトリックス液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等を用いることができる。また図中のPPは、偏光ビームスプリッター(PBS)やRGB各色の映像信号を合成する色合成プリズム、TIR(Total Internal Reflector)プリズム等を示している。
図13は、図12の投射光学系部分の詳細を図示したものである。第1光学系L1は、2次像面側から負の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、絞りを挟んで画像表示素子P側に正の屈折力を持つ第3群からなる。またm1、m2、m3、mxは、投射画像サイズ変更時に移動する第1光学系のレンズ群と第2光学系の凹面反射面である。それぞれの矢印は、pos1からpos3に移る時の、各群あるいは各レンズ光軸上の移動方向をあらわす。
表6に実施例2の本投射光学系の開口数および表示素子の関する内容を記している。表示素子側開口数は0.20444、表示素子サイズは13.440mm×7.560mm、表示素子の中心位置は、光軸上を(x、y)=(0,0)とした場合、(x、y)=(0、−8.4333)の位置となる。画素ピッチは7μmである。
Figure 2008116688
実施例2は3つの投射画像サイズを投射することが可能で、各ポジションは、pos1、pos2、pos3としている(表7参照)。合成焦点距離fは、第1光学系の屈折力をφ1、第2光学系の屈折力をφ2、第1光学系の中間像側主点位置と第2光学系を構成する凹面批反射面までの距離をΔとしたときの、合成屈折力をφとすると
1/f=φ=φ1+φ2−Δ・φ1・φ2
であらわされる。またそれぞれの拡大倍率と対角インチサイズを記す。対角インチサイズは、2次像面における対角スクリーンサイズであり、pos1で57.555インチ、pos2で62.835インチ、pos3で73.396インチとなる。
Figure 2008116688
表8〜表10にこの実施例2の投射光学系に具体的数値を適用したレンズデータを示す。なお、以下の各表において、面番号は1次像面(表示素子側)側から2次像面(投射画像面)側へS1、S2、S3、…と増大するように付されている。面番号の左側に絞りの面番号と非球面を配している面番号がわかるようにしており、非球面のデータは表9に記している。間隔の列で可変と記している箇所は、投射画像サイズを変更したときに、変化させるところとなり、各ポジションでのそれぞれの間隔を表10に表す。また、曲率半径の列で「INFINITY」は当該面が平面であることを示し、屈折率(ne)およびアッベ数(νe)は、e線(546.1nm)での数値となる。
Figure 2008116688
Figure 2008116688
Figure 2008116688
図14〜図16は本実施例2の横収差図である。実線が、546.07nm、破線が620nm、1点鎖線が460nmとなる。図14がpos1の横収差図で、一目盛りの数値は0.670mmであり、1画素の大きさとなる。図15がpos2の横収差図で、一目盛りの数値は0.731mmであり、1画素の大きさとなる。図16がpos3の横収差図で、一目盛りの数値は0.853mmであり、1画素の大きさとなる。
図17〜図19は本実施例2のTV歪曲図となる。図17はpos1、図18はpos2、図19はpos3となる。ここで横軸x、縦軸yとした時、(x、y)=(0,0)は光軸上の点となる。
(実施例3の形態)
図20は、実施例3の光路図となる。Pは変調手段としての画像表示素子であり、該画像表示素子Pにて図示されていない光源から発せられた光が、映像信号に基づいて変調されて1次像面が形成される。前記画像表示素子Pとしては、反射型あるいは透過型のドットマトリックス液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等を用いることができる。また図中のPPは、偏光ビームスプリッター(PBS)やRGB各色の映像信号を合成する色合成プリズム、TIR(Total Internal Reflector)プリズム等を示している。
図21は、図20の投射光学系部分の詳細を図示したものである。第1光学系L1は、2次像面側から負の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、絞りを挟んで画像表示素子P側に正の屈折力を持つ第3群からなる。またm1、m2、m3、mxは、投射画像サイズ変更時に移動する第1光学系のレンズ群と第2光学系の凹面反射面である。それぞれの矢印は、pos1からpos2に移る時の、各群あるいは各レンズ光軸上の移動方向をあらわす。
表11に実施例3の本投射光学系の開口数および表示素子の関する内容を記している。表示素子側開口数は0.25864、表示素子サイズは12.160mm×6.840mm、表示素子の中心位置は、光軸上を(x、y)=(0,0)とした場合、(x、y)=(0、−4.2787)の位置となる。画素ピッチは9.5μmである。
Figure 2008116688
実施例3は2つの投射画像サイズを投射することが可能で、各ポジションは、pos1、pos2としている(表12参照)。合成焦点距離fは、第1光学系の屈折力をφ1、第2光学系の屈折力をφ2、第1光学系の中間像側主点位置と第2光学系を構成する凹面批反射面までの距離をΔとしたときの、合成屈折力をφとすると
1/f=φ=φ1+φ2−Δ・φ1・φ2
であらわされる。またそれぞれの拡大倍率と対角インチサイズを記す。対角インチサイズは、2次像面における対角スクリーンサイズであり、pos1で48.603インチ、pos2で52.829インチとなる。
Figure 2008116688
表13〜表15にこの実施例3の投射光学系に具体的数値を適用したレンズデータを示す。なお、以下の各表において、面番号は1次像面(表示素子側)側から2次像面(投射画像面)側へS1、S2、S3、…と増大するように付されている。面番号の左側に絞りの面番号と非球面を配している面番号がわかるようにしており、非球面のデータは表14に記している。間隔の列で可変と記している箇所は、投射画像サイズを変更したときに、変化させるところとなり、各ポジションでのそれぞれの間隔を表15に表す。また、曲率半径の列で「INFINITY」は当該面が平面であることを示し、屈折率(ne)およびアッベ数(νe)は、e線(546.1nm)での数値となる。
Figure 2008116688
Figure 2008116688
Figure 2008116688
図22〜図23は本実施例3の横収差図である。実線が、546.07nm、破線が620nm、1点鎖線が460nmとなる。図22がpos1の横収差図で、一目盛りの数値は0.841mmであり、1画素の大きさとなる。図23がpos2の横収差図で、一目盛りの数値は0.914mmであり、1画素の大きさとなる。
図24〜図25は本実施例3のTV歪曲図となる。図24はpos1、図25はpos2となる。ここで横軸x、縦軸yとした時、(x、y)=(0,0)は光軸上の点となる。
図26は、本光学系の投射表示装置の例を図示したものである。各ポジションごとの奥行と、投射光学系下端から、画面下端までの距離を数値で表している。L1は第1光学系、L2は第2光学系、M1、M2,M3は、平面ミラー、Sは2次像面となるスクリーンである。奥行はpos1が190mm、pos2が210mmとなる。投射光学系下端から、画面下端までの距離は、pos1が127mm、pos2が133mmとなる。図27は、図26のpos1を上から見た図となる。ここで、光源、照明光学系は省略している。
(実施例4の形態)
図28は、実施例4の光路図となる。Pは変調手段としての画像表示素子であり、該画像表示素子Pにて図示されていない光源から発せられた光が、映像信号に基づいて変調されて1次像面が形成される。前記画像表示素子Pとしては、反射型あるいは透過型のドットマトリックス液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等を用いることができる。また図中のPPは、偏光ビームスプリッター(PBS)やRGB各色の映像信号を合成する色合成プリズム、TIR(Total Internal Reflector)プリズム等を示している。
図29は、図28の投射光学系部分の詳細を図示したものである。第1光学系L1は、2次像面側から負の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、絞りを挟んで画像表示素子P側に正の屈折力を持つ第3群からなる。またm1、m2、mxは、投射画像サイズ変更時に移動する第1光学系のレンズ群と第2光学系の凹面反射面である。それぞれの矢印は、pos1からpos3に移る時の、各群あるいは各レンズ光軸上の移動方向をあらわす。
表16に実施例4の本投射光学系の開口数および表示素子の関する内容を記している。表示素子側開口数は0.20412、表示素子サイズは13.440mm×7.560mm、表示素子の中心位置は、光軸上を(x、y)=(0,0)とした場合、(x、y)=(0、−6.1619)の位置となる。画素ピッチは7μmである。
Figure 2008116688
実施例4は3つの投射画像サイズを投射することが可能で、各ポジションは、pos1、pos2、pos3としている(表17参照)。合成焦点距離fは、第1光学系の屈折力をφ1、第2光学系の屈折力をφ2、第1光学系の中間像側主点位置と第2光学系を構成する凹面批反射面までの距離をΔとしたときの、合成屈折力をφとすると
1/f=φ=φ1+φ2−Δ・φ1・φ2
であらわされる。またそれぞれの拡大倍率と対角インチサイズを記す。対角インチサイズは、2次像面における対角スクリーンサイズであり、pos1で52.829インチ、pos2で58.112インチ、pos3で63.395インチとなる。
Figure 2008116688
表18〜表20にこの実施例4の投射光学系に具体的数値を適用したレンズデータを示す。なお、以下の各表において、面番号は1次像面(表示素子側)側から2次像面(投射画像面)側へS1、S2、S3、…と増大するように付されている。面番号の左側に絞りの面番号と非球面を配している面番号がわかるようにしており、非球面のデータは表19に記している。間隔の列で可変と記している箇所は、投射画像サイズを変更したときに、変化させるところとなり、各ポジションでのそれぞれの間隔を表20に表す。また、曲率半径の列で「INFINITY」は当該面が平面であることを示し、屈折率(ne)およびアッベ数(νe)は、e線(546.1nm)での数値となる。
Figure 2008116688
Figure 2008116688
Figure 2008116688
図30〜図32は本実施例4の横収差図である。実線が、546.07nm、破線が620nm、1点鎖線が460nmとなる。図30がpos1の横収差図で、一目盛りの数値は0.609mmであり、1画素の大きさとなる。図31がpos2の横収差図で、一目盛りの数値は0.670mmであり、1画素の大きさとなる。図32がpos3の横収差図で、一目盛りの数値は0.731mmであり、1画素の大きさとなる。
図33〜図35は本実施例4のTV歪曲図となる。図33はpos1、図34はpos2、図35はpos3となる。ここで横軸x、縦軸yとした時、(x、y)=(0,0)は光軸上の点となる。
図36は、本光学系の投射表示装置の例を図示したものである。各ポジションごとの奥行と、投射光学系下端から、画面下端までの距離を数値で表している。L1は第1光学系、L2は第2光学系、M1、M2,M3は、平面ミラー、Sは2次像面となるスクリーンである。奥行はpos1が305mm、pos2が340mm、pos3が375mmとなる。投射光学系下端から、画面下端までの距離は、pos1が78mm、pos2が90mm、pos3が110mmとなる。また、この例では、画面下方の大きさは、投射光学系によらず全く無いことがわかる。
図37は、図36のpos1を上から見た図になる。Pは1次像面である画像表示素子、PPは色合成あるいはPBS等のプリズム、L1は第1光学系、L2は第2光学系、M1,M2,M3は平面ミラー、Sは2次像面となるスクリーンである。なおここでは、光源、照明光学系は省略してある。
表21は、実施例1〜4の投射光学系の関する条件式に対応する値を示すものである。比較のために特許文献7(WO2006−043666A1公報)の実施例1、2の数値を対比させている。ここから、投射画像サイズは1サイズのみであること、条件式(4)、(7)、(8)、(9)について条件式の限度を超えていることがわかる。
Figure 2008116688
表22、表23および表24〜26は、表21に関係する数値の一部を示したものである。表22では、第1、2光学系の屈折力、第1光学系の像面湾曲量等を示している。表23は、本実施例で使用した屈折率、分散値に、最も近いHOYA社製、OHARA社製の硝材名と各物性値を示している。表21の条件式(4)、(5)、(6)、(7)は、HOYA社製の数値を参考にしている。表24〜26は、表21の条件式(9)の数値を出す時に参考にしたもので、太枠で囲った部分が表21に示されている。
Figure 2008116688
Figure 2008116688
Figure 2008116688
Figure 2008116688
Figure 2008116688
以上の特徴や効果を適切に使用することで、奥行を薄くし、かつ画面上方(あるいは下方)を小さくでき、投射画像サイズによらず結像性能、歪曲を良好に補正でき、かつ環境変化に対するフォーカス変動も小さくでき、反射面の枚数を1枚にすることでコストも安く、かつコンパクトな投射光学系を提供することが可能となる。
また、前記した実施の形態および実施例に示した各部の具体的形状および数値は、本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
奥行および高さ方向何れの寸法も小さく、しかも、拡大率の大きな投射光学系を提供することができ、特に、大型のプロジェクションテレビに適用して好適である。その他、狭い部屋等の限られた空間内での反射型スクリーン等への拡大投射に好適である。
実施例1の光路図である。 実施例1の投射光学系部分の詳細図である。 実施例1の横収差図(pos1)である。 実施例1の横収差図(pos2)である。 実施例1の横収差図(pos3)である。 実施例1のTV歪曲図(pos1)である。 実施例1のTV歪曲図(pos2)である。 実施例1のTV歪曲図(pos3)である。 実施例1の光学系の投射表示装置への適用例を示す図である。 図9を上から見た図である。 図9を右方向から見た図である。 実施例2の光路図である。 実施例2の投射光学系部分の詳細図である。 実施例2の横収差図(pos1)である。 実施例2の横収差図(pos2)である。 実施例2の横収差図(pos3)である。 実施例2のTV歪曲図(pos1)である。 実施例2のTV歪曲図(pos2)である。 実施例2のTV歪曲図(pos3)である。 実施例3の光路図である。 実施例3の投射光学系部分の詳細図である。 実施例3の横収差図(pos1)である。 実施例3の横収差図(pos2)である。 実施例3のTV歪曲図(pos1)である。 実施例3のTV歪曲図(pos2)である。 実施例3の光学系の投射表示装置への適用例を示す図である。 図26のpos1を上から見た図である。 実施例4の光路図である。 実施例4の投射光学系部分の詳細図である。 実施例4の横収差図(pos1)である。 実施例4の横収差図(pos2)である。 実施例4の横収差図(pos3)である。 実施例4のTV歪曲図(pos1)である。 実施例4のTV歪曲図(pos2)である。 実施例4のTV歪曲図(pos3)である。 実施例4の光学系の投射表示装置への適用例を示す図である。 図36のpos1を上から見た図である。 従来例を説明する模式図である。 従来例(特許文献1)を説明する模式図である。 従来例(特許文献2)を説明する模式図である。 従来例(特許文献3)を説明する模式図である。 従来例(特許文献4)を説明する模式図である。 従来例(特許文献5)を説明する模式図である。 従来例(特許文献6)を説明する模式図である。 従来例(特許文献7)を説明する模式図である。 子午面および球欠面を説明する模式図である。
符号の説明
L1…第1光学系、L2…第2光学系、P…1次像面(表示素子)、PP…色合成プリズム、S…2次像面(スクリーン)

Claims (6)

  1. 縮小側の1次像面から拡大側の2次像面へ拡大投射する投射光学系であって、
    前記1次像面の中間像を結像し、絞りより前記中間像側から負の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、前記絞りを挟んで正の屈折力を持つ第3群で構成される第1光学系と、
    前記中間像よりも2次像面側に形成される凹面反射面を1面有する第2光学系とを備え、
    前記第1光学系および前記第2光学系を構成する各面は共通の光軸を中心とした回転対称面で構成され、前記1次像面の中心から前記2次像面の中心に至る光線が前記光軸を交差し、次に前記凹面反射面で反射し、再度前記光軸と交差して前記2次像面に到達し、下記条件式
    (1)0.5<φ1/φ2<3
    (2)1<AST/ASS<5
    (3)|AST|/L12<1
    を満たすとともに、
    前記第1光学系を構成する全ての正の屈折力を持つレンズにおいて、下記条件式
    (4)−3<K_rel
    を満足する
    ことを特徴とする投射光学系。
    ただし
    φ1:第1光学系の屈折力
    φ2:第2光学系の屈折力
    |AST|:第1光学系における、子午面での中間結像位置
    |ASS|:第1光学系における、球欠面での中間結像位置
    L12:第1光学系と第2光学系の光軸上距離
    K_rel:屈折率の温度係数
  2. 前記第3群を構成する少なくとも1枚の正レンズは
    (5)0.7<ΔP
    を満たし、
    前記第3群を構成する少なくとも1枚の負レンズが
    (6)ΔP<−0.3
    を満たす
    ことを特徴とする請求項1記載の投射光学系。
    ただし
    ΔP={ν−(−0.001917×P+0.6568)}×100
    ν=(nd−1)/(nF−nC)
    P=(ng−nF)/(nF−nC)
    ng:g線(波長435.83nm)での屈折率
    nF:F線(波長486.13nm)での屈折率
    nd:d線(波長587.56nm)での屈折率
    nF:C線(波長656.27nm)での屈折率
  3. 前記第1光学系は少なくとも1組の接合レンズで構成され、下記条件式
    (7)|Δα|<45
    を満たす
    ことを特徴とする請求項2記載の投射光学系。
    ただし
    |Δα|:接合面を挟んで互いに隣り合うガラスの線膨張係数差
  4. 前記第1光学系において前記第1群から前記第3群のいずれかの群に、1枚の非球面プラスチックレンズが配置され、下記条件式
    (8)−0.3<φ_p1/φ1<0.05
    (9)−35<β<35
    を満たす
    ことを特徴とする請求項1記載の投射光学系。
    ただし
    φ_p1:非球面プラスチックレンズの屈折力
    φ1:第1光学系の屈折力
    β:非球面プラスチックレンズの曲面の接線最大角度
  5. 投射画面サイズ変更時において、前記第2光学系と前記2次像面との間の距離を変更するとともに、前記第1光学系の少なくとも1つ以上の群、あるいは群を構成する一部のレンズと、前記第2光学系を構成する凹面反射面とが、前記光軸上を、前記光軸と平行に移動する
    ことを特徴とする請求項1記載の投射光学系。
  6. 光源と、
    前記光源から発せられた光を映像信号に基づき変調して出力する変調手段と、
    前記変調手段側の1次像面からスクリーン側の2次像面へ拡大投射する投射光学系とを備え、
    前記投射光学系として、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の投射光学系を用いる
    ことを特徴とする投射型画像表示装置。
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