JP2004326097A - 結像光学系及びそれを用いた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体側から順に、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL1と、明るさ絞りSと、第2レンズとしての像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、第3レンズとしての負レンズL3を配置して構成されている。
第3レンズL3は、少なくとも1面が非球面であり、次の条件式を満足する。
−2.0 < φm/φp < 0
但し、φmは最大光線高の位置における第3レンズL3のパワー、φpは近軸における第3レンズL3のパワーである。
また、次の条件式を満足する。
0<(r1r+r2f)/(r1r−r2f)<1.0
但し、r1rは第1レンズL1の像側曲率半径、r2fは第2レンズL2の物体側曲率半径である。
【選択図】 図1
Description
特許文献1、3に記載の結像光学系では、いずれも第1レンズが両凸形状の正レンズで、第2レンズが両凹形状の負レンズである。また、特許文献2に記載の結像光学系では、第2レンズが両凹形状の負レンズである。上記特許文献では、第1レンズ、第2レンズのうちの少なくともいずれかが、両面が凸又は凹形状となっている。このため、これらの結像光学系では、レンズ間偏心時の性能劣化が著しい。また、性能を確保するためには、非常に高い組立精度が要求され、ゆえに組立工数が増加し、低コストを達成することは困難である。また、これらの結像光学系は、絞り位置が適当な位置とはいえない。そのため、ディストーションや倍率の色収差の発生が抑えきれず、いずれも大きな画角をとることができない。また、第1レンズに高屈折率のガラスを用いないと、光学性能を十分に満足させることができない。
−2.0 < φm/φp < 0 …(1)
但し、φmは最大光線高の位置における前記第3レンズのパワー、φpは近軸における前記第3レンズのパワーである。
0<(r1r+r2f)/(r1r−r2f)<1.0 …(2)
但し、r1rは前記第1レンズの像側曲率半径、r2fは前記第2レンズの物体側曲率半径である。
0.55[1/μm ]<Fno/P[μm ]<2.10[1/μm ] …(3)
0.05<ML/TL<0.35 …(4)
まず、結像光学系を構成するレンズ枚数について説明する。本発明では性能と小型化を考慮した結果、3枚のレンズで結像光学系を構成した。レンズを4枚以上使って結像光学系を構成すれば、さらに性能が向上するのは明らかである。しかしながら、レンズが1枚増えることにより、レンズの厚さ、レンズの間隔、枠のスペースがその分多くなり大型化するのは避けられない。
また、本明細書の従来の技術において述べたように、2枚以下で結像光学系を構成したのでは像面湾曲が小さくならず、周辺性能がかなり劣化する。
本発明のように、結像光学系を構成するレンズの枚数を3枚にすれば、性能、大きさともに最適となる。
一方、画角の広い光学系においては、明るさ絞りを光学系のパワー配置に対して対称的に配置させることが望ましい。これにより、画面周辺部のディストーション及び倍率色収差の発生を低減させることができる。
上記二つの理由から、本発明の結像光学系では、明るさ絞りの位置を、第1レンズと第2レンズとの間に配置している。これにより、広角でかつテレセン性を重視した光学系を実現した。また、像素子への光線入射角度を小さくし、かつ、画面周辺部のディストーション及び倍率色収差の発生を低減させることを、最も効果的に実現できた。
加えて、本発明の結像光学系では、明るさ絞りを挟んで、第1レンズおよび第2レンズをそれぞれ、物体側に凸を向けた正パワーを有するメニスカスレンズ、像側に凸を向けた正パワーを有するメニスカスレンズとしている。このようにすることで、光学面においてのパワー配置が、物体側から、(正、負)、(負、正)となる。その結果、入射光線と射出光線とのなす角度、すなわち偏角を小さく保つことができ、収差の発生を抑制させることができる。また、もともと無偏心時における収差発生量が小さいため、レンズの相対偏心時における性能変動の影響を受けにくい構成となる。
そこで、最も像面側のレンズにおいて、少なくとも1面を非球面とし、レンズ中心のパワーは負であっても、レンズ周辺のパワーを正にする。このようにすれば、光線高の大きい位置での光線を光軸側に大きく屈折させて、像面への光線入射角度を小さくすることが可能となる。
ゆえに、本発明の結像光学系では、最も像面側のレンズである第3レンズにおいて、次の条件式(1)を満足することが重要である。
−2.0 < φm/φp < 0 …(1)
但し、φmは最大光線高の位置における第3レンズのパワー、φpは近軸における第3レンズのパワーである。
ここで、最大光線高の位置におけるレンズのパワーφm を次のように定義するものとする。対称のレンズのレンズ最大光線高Hm に、物体側の無限遠方から平行光線を入射させ、レンズ通過後の傾き角をξとしたとき、φm =tanξ/Hm で与えられるものである。
一方、条件式(1)の上限値を上回ると、第3レンズ周辺の正パワーが小さくなりすぎる。その結果、像面への光線入射角の補正が不十分となってしまう。
−1.0 < φm/φp < 0 …(1')
さらに、好ましくは、本発明の結像光学系は、次の条件式(1")を満足するのが良い。
−0.5 < φm/φp < 0 …(1")
0<(r1r+r2f)/(r1r−r2f)<1.0 …(2)
但し、r1rは第1レンズの像側曲率半径、r2fは第2レンズの物体側曲率半径である。
条件式(2)の上限値を上回ると、第2レンズの物体側の負パワーが弱くなりすぎ、第1レンズで発生する収差を良好に補正できなくなる。
一方、条件式(2)の下限値を下回ると、第2レンズの物体側の負パワーが強くなりすぎる。その結果、この面で発生する球面収差やコマ収差を他の面で補正することが困難になってしまう。
0.2<(r1r+r2f)/(r1r−r2f)<0.9 …(2')
さらに、好ましくは、本発明の結像光学系は、次の条件式(2")を満足するのが良い。
0.5<(r1r+r2f)/(r1r−r2f)<0.7 …(2")
そのため、本発明の結像光学系は、次の条件式(3)を満足するのが好ましい。
0.1 < r1f/f < 1.0 …(3)
但し、r1fは第1レンズの物体側の曲率半径、fは結像光学系全系の焦点距離である。
一方、条件式(3)の下限値を下回ると、結像光学系の全長の短縮には有利となるが、第1面により発生する球面収差の補正が困難となる。
0.2 < r1f/f < 0.8 …(3')
さらに、好ましくは、本発明の結像光学系は、次の条件式(3")を満足するのが良い。
0.3 < r1f/f < 0.6 …(3")
0.2 < f12/|f3| < 1.5 …(4)
0.5 < f/|f3| < 2.0 …(5)
但し、f12は第1レンズと、第2レンズの合成焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、fは結像光学系全系の焦点距離である。
すなわち、条件式(4),(5)の上限値を上回ると、テレフォトタイプを構成する負のパワーが弱くなるので、結像光学系の全長短縮に不利となる。
一方、条件式(4),(5)の下限値を下回ると、テレフォトタイプを構成する負のパワーが強くなりすぎる。そのため、それに伴い正のパワーも強くしなければならず、各レンズで発生する収差が増大となり、性能を確保するのが困難となる。
0.4 < f12/|f3| < 1.3 …(4')
0.7 < f/|f3| < 1.5 …(5')
さらに、好ましくは、次の条件式(4"),(5")を満足するのが良い。
0.6 < f12/|f3| < 0.9 …(4")
0.9 < f/|f3| < 1.2 …(5")
そのため、本発明の結像光学系は、次の条件式(6)を満足するのが良い。
−5.0 < f1/f23 < 3.0 …(6)
但し、f1は第1レンズの焦点距離、f23は第2レンズと第3レンズの合成焦点距離である。
0 < f1/f23 < 1.0 …(6')
さらに、好ましくは、本発明の結像光学系は、次の条件式(6")を満足するのが良い。
0.4 < f1/f23 < 0.7 …(6")
0.5 < (ν1−ν3)/(ν2−ν3) < 1.5 …(7)
但し、ν1は第1レンズのアッベ数、ν2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数である。
条件式(7)の上限値を上回るか、或いは下限値を下回ると、軸上色収差が補正過剰、もしくは補正不足になってしまう。その結果、中心性能を確保することが困難となる。
0.7 < (ν1−ν3)/(ν2−ν3) < 1.3 …(7')
さらに、好ましくは、本発明の結像光学系は、次の条件式(7")を満足するのが良い。
0.8 < (ν1−ν3)/(ν2−ν3) < 1.2 …(7")
そのため、本発明の結像光学系は、次の条件式(8)を満足するのが好ましい。
0.4 < EXP/f < 1.5 …(8)
但し、EXPは像面からの射出瞳までの距離、fは結像光学系全系の焦点距離である。
条件式(8)の上限値を上回ると、結像光学系の全長が大きくなってしまう。
一方、条件式(8)の下限値を下回ると、CCDへの入射角が大きくなりすぎ画像周辺部の明るさが低下してしまう。
0.6 < EXP/f < 1.3 …(8')
さらに、好ましくは、本発明の結像光学系は、次の条件式(8")を満足するのが良い。
0.8 < EXP/f < 1.1 …(8")
0.55[1/μm ]<Fno/P[μm ]<2.10[1/μm ] …(9)
条件式(9)の上限値を上回ると、光学系が暗くなり過ぎるか、画素間隔が小さくなり過ぎることにより、1画素あたりの光量が少なくなってしまう。従って、シャッター速度が遅くなり、手ぶれを引き起こしたり、長時間露光によりノイズが増加する原因となる。
一方、条件式(9)の下限値を下回ると、画素間隔が大きくなり過ぎ、高画素な撮像データが得られなくなる。
0.65[1/μm ]<Fno/P[μm ]<1.50[1/μm ] …(9')
さらに、好ましくは、本発明の結像光学系は、次の条件式(9")を満足するのが良い。
0.77[1/μm ]<Fno/P[μm ]<1.18[1/μm ] …(9")
0.05<ML/TL<0.35 …(10)
条件式(10)の上限値を上回ると、全長に対して、プラスチックレンズにおける最小軸上肉厚が大きすぎるために、ガラスレンズの中心肉厚が十分に確保できず、ガラスレンズの加工性が悪化してしまう。
一方、条件式(10)の下限値を下回ると、プラスチックレンズにおける最小軸上肉厚が小さくなり過ぎることから、成型時にプラスチック樹脂が成型型にスムーズに入り込めず、応力がかかって複屈折の原因になったり、成型に時間がかかり、生産性が悪化してしまう。
0.10<ML/TL<0.27 …(10')
さらに、好ましくは、本発明の結像光学系は、次の条件式(10")を満足するのが良い。
0.14<ML/TL<0.20 …(10")
第1実施例
図1は本発明の結像光学系の第1実施例の光学構成を示す光軸に沿う断面図、図2は第1実施例にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
第1実施例の結像光学系は、物体側から順に、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた、物体側の面が非球面の正メニスカスレンズL1と、明るさ絞りSと、第2レンズとしての像側に凸面を向けた、両面が非球面の正メニスカスレンズL2と、第3レンズとしての両面が非球面で中心のパワーが負で周辺のパワーが正の負レンズL3とで構成されている。図中、Iは撮像素子の撮像面である。
第1実施例では、第1レンズL1と第2レンズL2はガラスで、第3レンズL3はプラスチック(ポリカーボネート)で構成されている。
光学系の像面には、1/3インチ、130万画素(画素間隔3.6μm )の撮像素子が配置されている。
なお、第1実施例の数値データにおいて、屈折率、アッベ数はe線におけるものである。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をk、非球面係数をa、b、・・・としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+k)(y/r)2}1/2]
+ay4+by6+・・・
これらは、以下の実施例においても共通である。
数値データ1
焦点距離:4.6mm、Fナンバー:2.8、像高:3.0mm、
半画角:31°
面番号 曲率半径 面(又は空気)間隔 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 非球面[1] 1.12 1.5163 64.1
2 8.55 0.44
3 絞り面 0.77
4 非球面[2] 1.55 1.5891 61.2
5 非球面[3] 0.22
6 非球面[4] 1.26 1.5839 30.2
7 非球面[5] 1.66
像 面 ∞
曲率半径 2.32
k= 2.1257×10-2
a= 2.4932×10-3 b= 7.0861×10-4
非球面[2]
曲率半径 -1.80
k= 1.3698×10+0
a=-7.3856×10-2
非球面[3]
曲率半径 -1.14
k=-8.3219×10-1
a= 2.7759×10-2 b=-1.4018×10-2
非球面[4]
曲率半径 -23.77
k= 7.6623×10+1
a= 4.3204×10-3
非球面[5]
曲率半径 2.70
k=-1.3298×10+1
a=-1.5317×10-2 b= 6.0974×10-4
図3は本発明の結像光学系の第2実施例の光学構成を示す光軸に沿う断面図、図4は第2実施例にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
第2実施例の結像光学系は、物体側から順に、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた、物体側の面が非球面の正メニスカスレンズL1と、明るさ絞りSと、第2レンズとしての像側に凸面を向けた、両面が非球面の正メニスカスレンズL2と、第3レンズとしての両面が非球面で中心のパワーが負で周辺のパワーが正の負レンズL3とで構成されている。図中、Iは撮像素子の撮像面である。
第2実施例では、第1レンズはガラス、第2レンズと第3レンズはプラスチックで構成されており、詳しくは、第2レンズはゼオネックス、第3レンズはポリカーボネートで構成されている。
光学系の像面には、1/3インチ、200万画素(画素間隔3.0μm )の撮像素子が配置されている。
数値データ2
焦点距離:4.6mm、Fナンバー:2.4、像高:3.0mm、
半画角:31°
面番号 曲率半径 面(又は空気)間隔 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 非球面[1] 1.04 1.5831 59.4
2 5.90 0.44
3 絞り面 0.76
4 非球面[2] 1.23 1.5256 56.4
5 非球面[3] 0.10
6 非球面[4] 1.46 1.5839 30.2
7 非球面[5] 1.56
像 面 ∞
曲率半径 2.19
k= 1.0272×10-1
a= 1.9376×10-3 b= 7.2822×10-4
非球面[2]
曲率半径 -1.50
k= 1.0172×10+0
a=-8.5104×10-2
非球面[3]
曲率半径 -1.02
k=-7.7974×10-1
a= 3.1554×10-2 b=-2.0397×10-2
非球面[4]
曲率半径 -25.93
k= 1.1898×10+2
a= 2.7400×10-3
非球面[5]
曲率半径 2.95
k=-1.5198×10+1
a=-2.3321×10-2 b= 9.9319×10-4
図5は本発明の結像光学系の第3実施例の光学構成を示す光軸に沿う断面図、図6は第3実施例にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
第3実施例の結像光学系は、物体側から順に、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた、両面が非球面の正メニスカスレンズL1’と、明るさ絞りSと、第2レンズとしての像側に凸面を向けた、両面が非球面の正メニスカスレンズL2と、第3レンズとしての両面が非球面で中心のパワーが負で周辺のパワーが正の負レンズL3とで構成されている。図中、Iは撮像素子の撮像面である。
第3実施例では、全てのレンズはプラスチックで構成されており、詳しくは、第1レンズと第2レンズはゼオネックスで、第3レンズはポリカーボネートで構成されている。
光学系の像面には、1/3インチ、300万画素(画素間隔2.4μm )の撮像素子が配置されている。
数値データ3
焦点距離:4.5mm、Fナンバー:2.8、像高:3.0mm、
半画角:34°
面番号 曲率半径 面(又は空気)間隔 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 非球面[1] 1.06 1.5256 56.4
2 非球面[2] 0.46
3 絞り面 0.66
4 非球面[3] 1.22 1.5256 56.4
5 非球面[4] 0.10
6 非球面[5] 1.45 1.5839 30.2
7 非球面[6] 0.14
8 ∞ 1.51
像 面 ∞
曲率半径 2.04
k= 3.5240×10-1
a= 3.8084×10-4 b= 5.3270×10-4
非球面[2]
曲率半径 5.60
k= 2.9258×10+0
a= 5.6408×10-3
非球面[3]
曲率半径 -1.36
k= 8.2622×10-1
a=-9.7733×10-2 b= 1.4302×10-2
非球面[4]
曲率半径 -0.97
k=-7.2104×10-1
a= 3.7885×10-2 b=-2.0112×10-2
非球面[5]
曲率半径 -58.12
k= 5.7689×10+2
a= 3.4088×10-3
非球面[6]
曲率半径 2.94
k=-1.6741×10+1
a=-2.4078×10-2 b= 1.3122×10-3
図7は本発明の結像光学系の第4実施例の光学構成を示す光軸に沿う断面図、図8は第4実施例にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
第4実施例の結像光学系は、物体側から順に、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた、両面が非球面の正メニスカスレンズL1’と、明るさ絞りSと、第2レンズとしての像側に凸面を向けた、両面が非球面の正メニスカスレンズL2と、第3レンズとしての両面が非球面で中心のパワーが負で周辺のパワーが正の負レンズL3とで構成されている。図中、Iは撮像素子の撮像面である。
第4実施例では、全てのレンズはプラスチックで構成されており、詳しくは、第1レンズと第2レンズはゼオネックスで、第3レンズはポリカーボネートで構成されている。
光学系の像面には、1/3インチ、200万画素(画素間隔3.0μm )の撮像素子が配置されている。
数値データ4
焦点距離:4.65mm、Fナンバー:2.8、像高:3.0mm、
半画角:33°
面番号 曲率半径 面(又は空気)間隔 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 非球面[1] 1.05 1.5256 56.4
2 非球面[2] 0.45
3 絞り面 0.64
4 非球面[3] 1.56 1.5256 56.4
5 非球面[4] 0.10
6 非球面[5] 1.88 1.5839 30.2
7 非球面[6] 1.33
像 面 ∞
曲率半径 2.05
k= 4.6507×10-1
a= 3.7625×10-4 b= 8.1987×10-4
非球面[2]
曲率半径 5.69
k= 3.5391×10+0
a= 1.1185×10-2
非球面[3]
曲率半径 -1.68
k= 1.4236×10+0
a=-4.7874×10-2 b=-3.4864×10-2
非球面[4]
曲率半径 -1.12
k=-6.0437×10-1
a= 4.2650×10-2 b=-1.0446×10-2
非球面[5]
曲率半径 -34.06
k= 2.2622×10+2
a=-1.1040×10-3
非球面[6]
曲率半径 2.68
k=-1.1850×10+1
a=-1.6923×10-2 b= 3.9551×10-4
また、フレア絞りは、枠によりフレア光線をカットするように構成しても良いし、別の部材を構成しても良い。または、フレア絞りを結像光学系に直接印刷したり、塗装したり、或いはシールなどを接着してもかまわない。また、フレア絞りの形状は円形、楕円形、矩形、多角形、関数曲線で囲まれる範囲等、いかなる形状でもかまわない。また、フレア絞りを設けることによって、有害光束をカットするだけでなく画面周辺のコマフレア等の光束をカットするようにしても良い。
また、各レンズに反射防止コートを行い、ゴースト、フレアを軽減するようにしてもかまわない。その場合、マルチコートにすると効果的にゴースト、フレアを軽減できるので望ましい。また、赤外カットコートをレンズ面、カバーガラス等に行ってもかまわない。
また、図示はしていないが、本発明の光学系は、フィルムやCCDを記録部材とするカメラ、あるいは携帯電話、携帯型情報入力端端末等の光学装置に適している。よって、上記の光学系を備えた光学装置も、本発明として含まれる。
表1
撮影光学系14は、撮影光路16上に配置された本発明の結像光学系と、像を受光する撮像素子とを有し、これらは携帯電話に内臓されている。撮像素子の前面にはIRカットフィルターが設けられ、また、撮影光学系14の先端には該光学系を保護するためのカバーガラスが配置されている。撮像素子で受光された物体像は、携帯電話に内蔵された図示しない処理手段に入力され、電子画像としてモニター13に、または、通信相手のモニターに、または、その両方に表示される。また、通信相手に画像を送信する場合には、上記処理手段に含まれる信号処理機能により、撮像素子で受光された物体像の情報が送信可能な信号へ変換されるようになっている。
0.1 < r1f/f < 1.0
但し、r1fは第1レンズの物体側の曲率半径、fは光学系全系の焦点距離である。
0.2 < f12/|f3| < 1.5
0.5 < f/|f3| < 2.0
但し、f12は第1レンズと、第2レンズの合成焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、fは光学系全系の焦点距離である。
−5.0 < f1/f23 < 3.0
但し、f1は第1レンズの焦点距離、f23は第2レンズと第3レンズの合成焦点距離である。
0.5 < (ν1−ν3)/(ν2−ν3) < 1.5
但し、ν1は第1レンズのアッベ数、ν2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数である。
0.4 < EXP/f < 1.5
但し、EXPは像面からの射出瞳までの距離、fは光学系全系の焦点距離である。
L2 正メニスカスレンズ(第2レンズ)
L3 負レンズ(第3レンズ)
S 明るさ絞り
I 撮像面
1,14 撮影光学系
2,16 撮影光路
3 ファインダー光学系
4 ファインダー用光路
5 シャッター釦
6 フラッシュ
7 液晶表示モニター
10 マイク部
11 スピーカ部
12 入力ダイアル
13 モニター
15 アンテナ
Claims (5)
- 物体側から順に、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、明るさ絞りと、第2レンズとしての像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、第3レンズとしての負レンズを配置して構成したことを特徴とする結像光学系。
- 前記第3レンズの少なくとも1面が非球面であり、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
−2.0 < φm/φp < 0
但し、φmは最大光線高の位置における前記第3レンズのパワー、φpは近軸における前記第3レンズのパワーである。 - 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の結像光学系。
0<(r1r+r2f)/(r1r−r2f)<1.0
但し、r1rは前記第1レンズの像側曲率半径、r2fは前記第2レンズの物体側曲率半径である。 - 光学系の開放Fnoと撮像素子の画素間隔をPとするとき、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
0.55[1/μm ]<Fno/P[μm ]<2.10[1/μm ] - 前記結像光学系の全長をTL、前記結像光学系を構成するプラスチックレンズにおける最小軸上肉厚をMLとしたとき、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
0.05<ML/TL<0.35
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