JP2008114532A - 射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの射出装置と、各射出装置にそれぞれ対応した2つの金型ユニットと、各金型ユニットにそれぞれ対応した2つのエジェクト装置とを、備えた射出成形機において、準備可能な製品取り出し用ロボットに応じたエジェクト動作を実行可能とすること。
【解決手段】2つの射出装置と、各射出装置にそれぞれ対応し固定側金型と可動側金型の対からなる2つの金型ユニットと、各金型ユニットにそれぞれ対応して設けられた2つのエジェクト装置とを、備えた射出成形機において、設定条件に応じて、2つのエジェクト装置を同時に動作させる、または、2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させるコントローラを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、2つの金型ユニットと各金型ユニットに対応する2つの射出装置とをもつ射出成形機に関する。
1つの固定ダイプレートに対して2つの射出装置を配設して、固定ダイプレートには2つの固定側金型を搭載し、可動ダイプレートには回転テーブルを保持させて、回転テーブル上に2つの可動側金型を搭載した構成をとる射出成形機においては、1成形サイクル毎に回転テーブルを180°づつ間欠回転させることで、固定ダイプレート上の固定側金型が1成形サイクル毎に交番的にペアとなる可動側金型をとり替えることができる。したがって、2つの射出装置でそれぞれ異なる樹脂を射出するように構成することで、一方の射出装置でまず樹脂Mの射出を行い、他方の射出装置で樹脂M成形品(成形途上の成形品)を保持した金型ユニットに対して樹脂Nの射出を行うことで、2色成形(2種類の樹脂材料M、Nによる成形)を容易に行うことができる。
ところで、上記のような2色成形が可能な射出成形機を購入したユーザは、射出成形機を2色成形に用いるだけでなく、折角、射出成形機が2つの金型ユニットと2つの射出装置とを有していることから、射出成形機を通常の成形(1種類の樹脂材料による成形(単色による成形))に用いて、各金型ユニットにより同時に成形品を得るようにすることで、量産性を高めた使用形態とすることがある。
上記したように、2つの金型ユニットと2つの射出装置とを有する射出成形機において、通常の成形によって各金型ユニットで同時に成形品を得るようにした場合、従来は、各金型ユニットにそれぞれ対応するエジェクト装置によって、同時に成形品の突き出しを行うように構成されていた。ところが、このようなエジェクト制御を行った場合には、2つの金型から同時に2つの成形品が突き出されるため、製品取り出し用ロボット(製品取り出し機)の1本のアームに成形品チャック部を2つ設けて、エジェクト動作に合わせて2つの成形品チャック部で同時に成形品をチャック(メカ的な把持によるチャックや真空吸着によるチャック等)するか、あるいは、各々1つの成形品チャック部をもつ2台の製品取り出し用ロボットを用意して、各製品取り出し用ロボットの成形品チャック部により、それぞれエジェクト動作に合わせて同時に成形品をチャックするように構成する必要があった。
しかしながら、製品取り出し用ロボットの1本のアームに、同時取り出し用の(同時チャッキング用の)成形品チャック部を2つ設ける場合には、2つの成形品チャック部の間の距離を大きくとる必要がある上、メカ的な強度もアームには要求されるため、汎用のロボットアームを用いることができず、専用のロボットアームを新たに製作する必要がある。また、2台の製品取り出し用ロボットを用いる場合には、高価なロボットを2台用意する必要がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、2つの射出装置と、各射出装置にそれぞれ対応した2つの金型ユニットと、各金型ユニットにそれぞれ対応した2つのエジェクト装置とを、備えた射出成形機において、準備可能な製品取り出し用ロボット(製品取り出し機)に応じたエジェクト動作を実行可能とすることにある。
本発明は上記した目的を達成するため、2つの射出装置と、各射出装置にそれぞれ対応し固定側金型と可動側金型の対からなる2つの金型ユニットと、各金型ユニットにそれぞれ対応して設けられた2つのエジェクト装置とを、備えた射出成形機において、設定条件に応じて、2つのエジェクト装置を同時に動作させる、または、2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させるコントローラを備える。
本発明の射出成形機では、成形運転の開始に先立ち予め設定された条件に基づき、2つのエジェクト装置を同時に動作させるか、もしくは、2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させるようになっている。このため、2つのエジェクト装置を同時に動作させるモードをとらせた場合には、1本のアームに2つの金型から同時に成形品を取り出すための2つの成形品チャック部を備えた製品取り出し用ロボット(製品取り出し機)を用いることで、エジェクト動作に合わせて、2つの金型から同時に2つの成形品を取り出すことや、あるいは、2台の製品取り出し用ロボットを用意して、各製品取り出し用ロボットの成形品チャック部により、それぞれエジェクト動作に合わせて、同時に成形品を取り出すようにすることができ、成形品の取り出し時間を短縮することが可能となる。また、2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させるモードをとった場合には、1つの成形品チャック部をもつ1台の製品取り出し用ロボットを用いて、1つの金型からの成形品の取り出しおよびこれに引き続く載置場所への搬送・載置を、順次繰り返して行うことで、1台の汎用の製品取り出し用ロボットを利用した成形品の取り出しを行うことが可能となる。さらに、2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させるモードをとった場合には、1本のアームに互いの間隔が短い2つの成形品チャック部を備えた製品取り出し用ロボットを用いることで、1つの金型から成形品を取り出した後、アームを移動させて他の1つの金型から成形品を取り出すようにすることができる。このように、本発明では、2つのエジェクト装置を同時に動作させるモードと、2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させるモードとを、選択可能となっているので、準備可能な製品取り出し用ロボットの種別や台数のそれぞれに応じた適応的な成形品取り出し形態が選択でき、大いに利便性が高まる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1〜図9は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)による横型の射出成形機に係り、図1は本実施形態の射出成形機の正面図、図2は本実施形態の射出成形機の平面図である。
図1、図2において、1はベースフレーム、2は、ベースフレーム1上に配置された1つの型開閉装置、3A、3Bは、水平方向で互いに平行であるようにベースフレーム1上に配置された2つの射出装置(射出装置(A)、射出装置(B))である。
型開閉装置2は、型開閉用モータ(図示せず)を搭載したテールストック4と、固定側金型(金型の図示は割愛してある)を搭載した固定ダイプレート5と、テールストック4と固定ダイプレート5との間に架け渡した複数本のタイバー6と、可動側金型(図1、図2では金型の図示は割愛してある)を搭載してテールストック4と固定ダイプレート5との間で前後進可能な可動ダイプレート7などを含んで、構成されている。本実施形態では、固定ダイプレート5には2つの固定側金型を搭載し、可動ダイプレート7には、回転テーブル8を保持させて、回転テーブル8上に2つの可動側金型を搭載している。
回転テーブル8は、テーブル使用時には、1成形サイクル毎に180°づつ間欠回転駆動され、固定ダイプレート5上の固定側金型は、1成形サイクル毎に交番的にペアとなる可動側金型をとり替えるようになっている。また、テーブル使用時には、2つの射出装置(A)3A、射出装置(B)3Bはそれぞれ異なる樹脂を射出するようになっていて、一方の射出装置(A)3Aでまず樹脂Mの射出を行い、他方の射出装置(B)3Bで樹脂M成形品(成形途上の成形品)を保持した金型ユニットに対して樹脂Nの射出を行うことで、2色成形(2種類の樹脂材料M、Nによる成形)を行うようになっている。
一方、テーブル不使用時には、回転テーブル8を回転することはなされず、固定側金型と可動側金型の組み合わせは固定化されて、2つの金型ユニットに対して、2つの射出装置(A)3A、射出装置(B)3Bがそれぞれ同時に射出を行うようになっている。このとき、2つの射出装置(A)3A、射出装置(B)3Bで、同一樹脂による射出を行うことも、異なる樹脂による射出を行うことも、可能となっている。また、各射出装置(A)3A、射出装置(B)3Bに対応する金型ユニットも、型厚が同一のものであるという制約はあるが、2つの金型ユニットで同一形状の成形品を得ることも、異なる形状の成形品を得ることも可能となっている。
各射出装置(A)3A、射出装置(B)3Bは、ベースフレーム1上に射出系ベース盤9を介して搭載されていて、各射出装置(A)3A、射出装置(B)3Bは、射出系ベース盤9に設けられたレール部材10に沿って、それぞれ独立して所定量だけ前後進可能であるようになっている。
本実施形態の射出成形機には、2つの金型ユニットにそれぞれ対応するように、図9を用いて後記する2つのエジェクト装置(A)、エジェクト装置(B)が設けられていて、2つのエジェクト装置(A)、(B)は、それぞれ独立して駆動制御することが可能なようになっている。前記のテーブル使用時には、2つのエジェクト装置(A)、(B)のうちのいずれか一方のみを使用するように自動的に設定される。また、前記のテーブル不使用時には、オペレータ(作業者)の設定条件にしたがい、2つのエジェクト装置(A)、(B)を同時に同期させて動作させる運転モード、または、2つのエジェクト装置(A)、(B)を時間差をおいて動作させる運転モードとされる。
テーブル使用/不使用の設定は、オペレータが射出成形機の図示せぬ入力装置を適宜に操作することで、射出成形機の図示せぬ表示装置上に呼び出される画面を利用することで行われる。図3は、オペレータの操作で表示装置上に呼び出された設定画面の例を示しており、同図において、11がテーブル使用/不使用設定欄で、このテーブル使用/不使用設定欄11が空白であるときに、テーブル使用/不使用設定欄11をオペレータが例えば指先でタッチすることで、テーブル使用/不使用設定欄11を「レ」マークとすればテーブル不使用モードが設定される。また、テーブル使用/不使用設定欄11が「レ」マークであるときに、テーブル使用/不使用設定欄11をオペレータが例えば指先でタッチすることで、テーブル使用/不使用設定欄11を空白とすればテーブル使用モードが設定される。
上記のテーブル不使用モードの設定状態では、2つのエジェクト装置(A)、(B)を同時に動作させる動作モード、先にエジェクト装置(A)を動作させた後にエジェクト装置(B)を動作させる動作モード、先にエジェクト装置(B)を動作させた後にエジェクト装置(A)を動作させる動作モードの、いずれか1つが択一選択されて設定されるようになっている。図3の12、13、14は、上記の3つのエジェクト動作モードの設定欄を示しており、この3つの設定欄12、13、14のうちのいずれか1つを、オペレータが例えば指先でタッチすることで、上記の3つのエジェクト動作モードの択一選択・設定が行われるようになっている。なお、図3では、2つのエジェクト装置(A)、(B)を同時に動作させる動作モードが設定された状態を示している。
図4は、上記した3つのエジェクト動作モードに応じた射出成形機の動作の流れを示す図である。図4の(a)は、2つのエジェクト装置(A)、(B)を同時に動作させる動作モードが設定されている際の動作の流れを、図4の(b)は、先にエジェクト装置(A)を動作させた後にエジェクト装置(B)を動作させる動作モードが設定されている際の動作の流れを、図4の(c)は、先にエジェクト装置(B)を動作させた後にエジェクト装置(A)を動作させる動作モードが設定されている際の動作の流れを、それぞれ示している。図4の(a)、(b)、(c)のいずれの場合も、型開き工程完了までの流れは同一で、型開閉装置2によって型閉じ・型締め工程が実行された後、2つの射出装置(A)3A、射出装置(B)3Bによって同時に射出工程が実行され、所定の冷却期間をおいた後、型開閉装置2によって型開き工程が実行される。そして、図4の(a)では、型開き工程の後に、2つのエジェクト装置(A)、(B)によって同時にエジェクト工程(公知のエジェクトピンの突き出しによる成形品の金型からの突き出し動作およびエジェクトピンの戻し動作)が行われる。図4の(b)では、型開き工程の後に、まずエジェクト装置(A)によるエジェクト工程が実行され、エジェクト装置(A)のエジェクト動作が完了した後に、エジェクト装置(B)によるエジェクト工程が実行される。図4の(c)の場合には、型開き工程の後に、まずエジェクト装置(B)によるエジェクト工程が実行され、エジェクト装置(B)のエジェクト動作が完了した後に、エジェクト装置(A)によるエジェクト工程が実行される。
なお、本実施形態では、図4の(b)、(c)のように、2つのエジェクト装置(A)、(B)を時間差をおいて動作させる場合には、一方のエジェクト装置の動作(突き出しおよび戻し)が完全に完了した後に他方のエジェクト装置の動作を開始させるようにしているが、2つのエジェクト装置(A)、(B)を時間差をおいて動作させる動作モードでは、一方のエジェクト装置の成形品突き出し動作が完了した後の所定タイミングで、他方のエジェクト装置の成形品突き出し動作を開始させ、2つのエジェクト装置(A)、(B)の戻し動作は、同時に、あるいは、一部時間的に重なるように行うようにしてもよい。 図5は、図4の(a)のように、2つのエジェクト装置(A)、(B)によって同時にエジェクト動作を実行させる場合の、成形品の取り出し手法の第1例を示しており、図6は、図4の(a)のように、2つのエジェクト装置(A)、(B)によって同時にエジェクト動作を実行させる場合の、成形品の取り出し手法の第2例を示しており、図7は、図4の(b)、(c)のように、2つのエジェクト装置(A)、(B)を時間差をおいて動作させる場合の、成形品の取り出し手法の第1例を示しており、図8は、図4の(b)、(c)のように、2つのエジェクト装置(A)、(B)を時間差をおいて動作させる場合の、成形品の取り出し手法の第2例を示している。なお、図5〜図8において、21A、21Bは、回転テーブル8に搭載された2つの可動側金型を示しており、22A、22Bは成形品を示している。
図5の成形品の取り出し手法では、製品取り出し用ロボット(製品取り出し機)のアーム23に、2つの可動側金型21A、21Bの成形品形成部の間の距離にほぼ応じた距離だけ離間配置された2つの成形品チャック部24A、24Bを設けているものである。型開きが完了すると、型開き動作により、図示せぬ2つの固定側金型から引き離された、成形品22Aが可動側金型21Aに被着され、成形品22Bが可動側金型21Bに被着された状態となっている(これは、以下でも同様である)。図5の成形品の取り出し手法においては、型開きが完了すると、製品取り出し用ロボットがアーム23を移動させて、図5の(a)に示すように、成形品チャック部24A、24Bを、可動側金型21A、21Bに被着されている成形品22A、22Bに所定距離をおいて対向配置させた状態とする。この状態で2つのエジェクト装置(A)、(B)が同時に成形品突き出し動作を行うと、可動側金型21A、21Bから突き出された成形品22A、22Bが、成形品チャック部24A、24Bにそれぞれチャック(メカ的な把持によるチャックや真空吸着によるチャック等)される。この後、図5の(b)に示すように、製品取り出し用ロボットがアーム23を移動させて、マシン本体外に成形品22A、22Bを持ち運び、所定の製品載置箇所において成形品22A、22Bをソフトに載置する。
上記した図5の成形品の取り出し手法においては、専用のアーム23を作成する必要があるものの、成形品22A、22Bを同時に取り出すことできるので、成形品取り出し時間を短縮することが可能となる。
図6の成形品取り出し手法では、アーム25の先端に1つだけ成形品チャック部26を設けた汎用の製品取り出し用ロボット(製品取り出し機)を、2台併設しているものである。図6の成形品の取り出し手法においては、型開きが完了すると、2台の製品取り出し用ロボットがそれぞれアーム25を移動させて、図6の(a)に示すように、一方のロボットのアーム25の成形品チャック部26を可動側金型21Aに被着されている成形品22Aに所定距離をおいて対向配置させた状態とし、他方のロボットのアーム25の成形品チャック部26を可動側金型21Bに被着されている成形品22Bに所定距離をおいて対向配置させた状態とする。この状態で2つのエジェクト装置(A)、(B)が同時に成形品突き出し動作を行うと、可動側金型21Aから突き出された成形品22Aが、一方のロボットのアーム25の成形品チャック部26にチャックされ、可動側金型21Bから突き出された成形品22Bが、他方のロボットのアーム25の成形品チャック部26にチャックされる。この後、図6の(b)に示すように、2台の製品取り出し用ロボットがアーム25をそれぞれ移動させて、マシン本体外に成形品22A、22Bを持ち運び、所定の製品載置箇所において成形品22A、22Bをソフトに載置する。
上記した図6の成形品の取り出し手法においては、2台の製品取り出し用ロボットを用意する必要があるものの、成形品22A、22Bを同時に取り出すことできるので、成形品取り出し時間を短縮することが可能となり、また、成形品22Aと成形品22Bとが種別が異なる成形品であっても、2台の製品取り出し用ロボットにより種別毎の成形品を振り分けて、別々の製品載置箇所へと持ち運ぶことが容易となる。
図7の成形品の取り出し手法では、製品取り出し用ロボット(製品取り出し機)のアーム27に、2つの可動側金型21A、21Bの成形品形成部の間の距離よりも短い間隔で離間配置された2つの成形品チャック部28A、28Bを設けているものである。図7の成形品の取り出し手法においては、型開きが完了すると、製品取り出し用ロボットがアーム27を移動させて、図7の(a)に示すように、成形品チャック部28Aを可動側金型21Aに被着されている成形品22Aに所定距離をおいて対向配置させた状態とする。この状態でまずエジェクト装置(A)が成形品突き出し動作を行うと、可動側金型21Aから突き出された成形品22Aが成形品チャック部28Aにチャックされる。次に、図7の(b)に示すように、製品取り出し用ロボットがアーム27を移動させて、成形品チャック部28Bを、可動側金型21Bに被着されている成形品22Bに所定距離をおいて対向配置させた状態とする。この状態でエジェクト装置(B)が成形品突き出し動作を行うと、可動側金型21Bから突き出された成形品22Bが成形品チャック部28Bにチャックされる。この後、図7の(c)に示すように、製品取り出し用ロボットがアーム27を移動させて、マシン本体外に成形品22A、22Bを持ち運び、所定の製品載置箇所において成形品22A、22Bをソフトに載置する。
上記した図7の成形品の取り出し手法においては、アームに1つだけ成形品チャック部を設ける構成に比べるとアームの製作に手間はかかるものの、アームに1つだけ成形品チャック部を設けたロボットを用いた場合よりも、成形品取り出し時間を短縮することが可能となる。
図8の成形品取り出し手法では、アーム25の先端に1つだけ成形品チャック部26を設けた汎用の製品取り出し用ロボット(製品取り出し機)を、1台だけ使用するものである。図8の成形品の取り出し手法においては、型開きが完了すると、製品取り出し用ロボットがアーム25を移動させて、図8の(a)に示すように、アーム25の成形品チャック部26を可動側金型21Aに被着されている成形品22Aに所定距離をおいて対向配置させた状態とする。この状態でまずエジェクト装置(A)が成形品突き出し動作を行うと、可動側金型21Aから突き出された成形品22Aが成形品チャック部26にチャックされる。この後、図8の(b)に示すように、製品取り出し用ロボットがアーム25を移動させて、マシン本体外に成形品22Aを持ち運び、所定の製品載置箇所において成形品22Aをソフトに載置する。然る後、製品取り出し用ロボットがアーム25を移動させて、図8の(c)に示すように、アーム25の成形品チャック部26を可動側金型21Bに被着されている成形品22Bに所定距離をおいて対向配置させた状態とする。この状態でエジェクト装置(B)が成形品突き出し動作を行うと、可動側金型21Bから突き出された成形品22Bが、アーム25の成形品チャック部26にチャックされる。この後、図8の(d)に示すように、製品取り出し用ロボットがアーム25を移動させて、マシン本体外に成形品22Bを持ち運び、所定の製品載置箇所において成形品22Bをソフトに載置する。
上記した図8の成形品の取り出し手法においては、成形品取り出し時間がこれまで説明した例に比べると最も長いものとなるが、アーム25の先端に1つだけ成形品チャック部26を設けた汎用の製品取り出し用ロボットを用いることが可能となる。また、成形品22Aと成形品22Bとが種別が異なる成形品であっても、成形品22Aと成形品22Bとを個別に1つずつ取り出すので、製品取り出し用ロボットにより種別毎の成形品を振り分けて、別々の製品載置箇所へと持ち運ぶことが容易となる。
このように本実施形態では、2つのエジェクト装置(A)、(B)を同時に動作させるモードと、2つのエジェクト装置(A)、(B)を時間差をおいて動作させるモードとを、選択可能となっているので、準備可能な製品取り出し用ロボットの種別や台数のそれぞれに応じた、適応的な成形品取り出し形態が選択でき、射出成形機のユーザにとっては大いに利便性が高まる。
図9は、本実施形態の上述した制御を行う制御系の構成を示すブロック図である。図9において、31は、ロボットなどの周辺機を含めてマシン(射出成形機)全体の制御を行うシステムコントローラで、該システムコントローラ31は、あらかじめ作成されてワークエリアに展開された各種のアプリケーションプログラムと、各種運転条件設定データと、マシンの各部に配設された各種センサ(位置センサ、圧力センサ、安全確認用センサなど)からの計測情報と、マシンの各種制御系からの状態確認用情報と、計時情報などとに基づき、マシンの各種制御系を制御する。32は、図3を用いて前記したテーブル使用モードまたはテーブル不使用モードのいずれを設定するテーブル使用/不使用モード設定部、33は、テーブル不使用モードが設定されている場合に択一選択して設定される、図3、図4を用いて前記した3つのエジェクト動作モードの1つを設定するエジェクト動作モード設定部、34は、図5〜図8を用いて説明した前記した製品取り出し用ロボットの種別や台数を設定する使用ロボット種別設定部である。
また、図9において、35は、回転テーブル8の回転駆動源である図示せぬテーブル回転用電動モータを駆動制御するテーブル回転制御部、36は、型開閉装置2の駆動源である図示せぬ型開閉用電動モータを駆動制御する型開閉制御部、37Aは、射出装置(A)3Aの計量の駆動源である図示せぬ計量用電動サーボモータを駆動制御する計量制御部、38Aは、射出装置(A)3Aの射出の駆動源である図示せぬ射出用電動サーボモータを駆動制御する射出制御部、37Bは、射出装置(B)3Bの計量の駆動源である図示せぬ計量用電動サーボモータを駆動制御する計量制御部、38Bは、射出装置(B)3Bの射出の駆動源である図示せぬ射出用電動サーボモータを駆動制御する射出制御部、39Aは、エジェクト装置(A)の駆動源である図示せぬエジェクト用電動サーボモータを駆動制御するエジェクト制御部、40Aは、エジェクト用電動サーボモータや、このモータの回転運動を直線運動に変換するボールネジ機構や、ボールネジ機構の直動部で駆動されるエジェクトプレートや、エジェクトプレートに植設されたエジェクトピンなどを含んで構成される、公知構成のエジェクト装置(A)、39Bは、エジェクト装置(B)の駆動源である図示せぬエジェクト用電動サーボモータを駆動制御するエジェクト制御部、40Bは、エジェクト用電動サーボモータや、このモータの回転運動を直線運動に変換するボールネジ機構や、ボールネジ機構の直動部で駆動されるエジェクトプレートや、エジェクトプレートに植設されたエジェクトピンなどを含んで構成される、公知構成のエジェクト装置(B)、41A、41Bは、成形品取り出し用のロボットを駆動制御するロボット制御部であり、これらの各制御部35、36、37A、37B、38A、38B、39A、39B、41A、41Bは、システムコントローラ31からの指令に基づき動作する。
システムコントローラ31は、テーブル不使用モードが設定されている際には、エジェクト動作モード設定部33の設定内容を参照して、設定内容に応じてエジェクト制御部39A、39Bの1つまたは2つを制御して、前記したようなエジェクト動作を行わせると共に、使用ロボット種別設定部34の設定内容を参照して、設定内容に対応してロボット制御部41A、41Bの1つまたは2つを制御して、前記したような成形品取り出し動作を行わせる。
なお、上述した実施形態では、可動ダイプレート7に回転テーブル8を介して2つの可動側金型21A、21Bを搭載しているが、可動ダイプレート7に2つの可動側金型を直接搭載する構成であっても、本発明は適用可能である。また、上述した実施形態では、単一の型開閉装置2をもつものとしているが、2つの型開閉装置をもち、各型開閉装置の固定ダイプレートに1つの固定側金型を搭載し、各型開閉装置の可動ダイプレートに1つの可動側金型を搭載した構成であっても、本発明は適用可能である。さらに、上述した実施形態では、横型開閉・横射出の例を示したが、横型開閉・縦射出の構成や、縦型開閉・横射出の構成や、縦型開閉・縦射出の構成であっても、本発明は適用可能である。
本発明の一実施形態に係る射出成形機の正面図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機の平面図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、設定画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、3つのエジェクト動作モードに応じた射出成形機の動作の流れを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、2つのエジェクト装置によって同時にエジェクト動作を実行させる場合の、成形品の取り出し手法の第1例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、2つのエジェクト装置によって同時にエジェクト動作を実行させる場合の、成形品の取り出し手法の第2例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させる場合の、成形品の取り出し手法の第1例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させる場合の、成形品の取り出し手法の第2例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、制御系の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 ベースフレーム
2 型開閉装置
3A 射出装置(A)
3B 射出装置(B)
4 テールストック
5 固定ダイプレート
6 タイバー
7 可動ダイプレート
8 回転テーブル
9 射出系ベース盤
10 レール部材
11 テーブル使用/不使用設定欄
12 エジェクト動作モードの設定欄
13 エジェクト動作モードの設定欄
14 エジェクト動作モードの設定欄
21A、21B 可動側金型
22A、22B 成形品
23 製品取り出し用ロボットのアーム
24A、24B アームの成形品チャック部
25 製品取り出し用ロボットのアーム
26 アームの成形品チャック部
27 製品取り出し用ロボットのアーム
28A、28B アームの成形品チャック部
31 システムコントローラ
32 テーブル使用/不使用モード設定部
33 エジェクト動作モード設定部
34 使用ロボット種別設定部
35 テーブル回転制御部
36 型開閉制御部
37A、37B 計量制御部
38A、38B 射出制御部
39A、39B エジェクト制御部
40A エジェクト装置(A)
40B エジェクト装置(B)
41A、41B ロボット制御部

Claims (3)

  1. 2つの射出装置と、各射出装置にそれぞれ対応し固定側金型と可動側金型の対からなる2つの金型ユニットと、各金型ユニットにそれぞれ対応して設けられた2つのエジェクト装置とを、備えた射出成形機であって、
    設定条件に応じて、前記2つのエジェクト装置を同時に動作させる、または、前記2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させるコントローラを備えたことを特徴とする射出成形機。
  2. 請求項1に記載の射出成形機において、
    前記2つの金型ユニットの各一方の金型は回転テーブルに搭載されており、この回転テーブルを回転させることなく使用するモードの際に、前記した2つのエジェクト装置を同時に動作させる運転モード、または、前記した2つのエジェクト装置を時間差をおいて動作させる運転モードが、選択可能とされたことを特徴とする射出成形機。
  3. 請求項2に記載の射出成形機において、
    前記2つの金型ユニットの各可動側金型は、単一の型開閉装置により同時に型開閉駆動されることを特徴とする射出成形機。
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