JP4815283B2 - 成形・成膜システム - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機と成膜装置を備え、射出成形機によって成形した成形直後の成形品の表面に、成膜装置によって薄膜を形成(成膜)するようにした成形・成膜システムに関する。
成形品の表面に金属薄膜を被着形成させることは頻繁に行われており、この場合において、射出成形機と成膜装置(例えば、スパッタリング装置)とを隣接配置して、成形直後の成形品に対して成膜処理を施すように構成すると、成形直後の清浄な表面に成膜が行われるので高品質の薄膜が得られる。これに対して、射出成形工程と成膜工程とを別個の場所で行うようにすると、射出成形工程から成膜工程に至るまでの間に成形品の表面に微細なゴミが付着する可能性があり、これにより薄膜の品質を劣化させる虞がある上、成形品の搬送にも手間が掛かる。
そこで、成形直後の成形品に対して成膜処理を施すようにした成形・成膜システムが開発されているが、従来のこのような成形・成膜システムにおいては、1つの射出成形機に対して1つの成膜装置を対応させた構成をとるようになっていた。
ところで、成膜装置による成膜処理(スパッタリング処理)時間は、射出成形機の1成形サイクルの時間よりもはるかに短く、スパッタリング処理の時間以外の真空容器への成形品の搬入や真空容器内の真空引きや真空容器からの成形品の搬出のための時間を足し合わせても、1回の成膜のためのサイクル時間は、1成形サイクル時間の数分の1の時間しか要しない。このため、1つの射出成形機に対して1つの成膜装置を対応させた成形・成膜システムでは、成膜装置が停止している時間が長く、高価な成膜装置の有効利用が図れていないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、成形直後の成形品に対して成膜処理を施すようした成形・成膜システムにおいて、成膜装置の効率のよい活用を図り、以って、薄膜を施した成形品の生産性を向上させることにある。
上記した目的を達成するため、本願発明では、複数台の射出成形機によって時間差をもって成形された成形品の表面に、成形された順に、単一の成膜装置によって順次薄膜を成膜する成形・成膜システムにおいて、型開きされた金型に成形品が付着した状態で成膜を行い、成形品が付着した金型を前記成膜装置の一部として用いることを特徴とする。
本発明によれば、成形直後の成形品に対して成膜処理を施すようした成形・成膜システムにおいて、複数台の射出成形機によって時間差をもって成形された成形品の表面に、成形された順に、単一の成膜装置によって順次薄膜を成膜するようにしているので、成膜装置の稼動効率がアップし、成形直後の清浄な表面に成膜を行うことにより高品質の薄膜が得られるシステムにおいて、薄膜を施した成形品の生産性を向上させることができる。
また、射出成形機として縦型のマシンを用い、この縦型射出成形機の下金型を水平方向に移動可能なテーブル上に設けて、成形品が付着した下金型を、例えばテーブルを直線移送することで成膜装置側へと移送し、成形品が付着した下金型を成膜装置の一部として用いて成膜を行うようにしているので、成形品の成膜装置側への搬送・位置決めの動作と成膜装置側からの成形品の搬出の動作とが非常に簡便化され、これらの動作時間を短縮化することも可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)による成形・成膜システムに係り、図1および図2は、本実施形態の成形・成膜システムを正面から見た簡略化した説明図である。なお、本実施形態の成形・成膜システムは、同一能力の2台の縦型の電動式射出成形機と、1台の成膜装置とを組み合わせたシステム構成となっている。
図1、図2において、1は、成形・成膜システムのベースフレーム、2は、ベースフレーム1に設置された2台の縦型の電動式射出成形機(以下、単に射出成形機2と記す)、3は、2台の射出成形機2の間に挟まれるように、ベースフレーム1に設置された1台の成膜装置である。なお、成膜装置3は、後述するように、射出成形機1に備えられた下金型をその構成要素の一部とする構成となっている。また、2台の射出成形機2は左右対称の同一構造をとるものとなっている。
各射出成形機2において、4は、ベースフレーム1に固定された固定ダイプレート、5は、固定ダイプレート4の下側に位置する上下動可能なテールストック、6は、固定ダイプレート4の上側に位置する上下動可能な可動ダイプレート、7は、その両端をテールストック5と可動ダイプレート6にそれぞれ固定されると共に、固定ダイプレート4に摺動可能に挿通されて、テールストック5および可動ダイプレート6と一体となって上下動可能な複数本のタイバー、8は、図示せぬスライド駆動源(スライド駆動用サーボモータ)および図示せぬスライド移送機構(モータの回転を直線運動に変換するボールネジ機構や移送案内機構)によって、固定ダイプレート4上およびベースフレーム1上を水平方向にスライド可能なスライドテーブル、9は、スライドテーブル8上に固定された下金型、10は、可動ダイプレート6の下面側に固定された上金型、11は、テールストック5に搭載された型開閉用サーボモータ、12は、型開閉用サーボモータ11の回転を直線運動に変換するボールネジ機構、13は、テールストック5に回転可能に保持されて、型開閉用サーボモータ11の回転をプーリ・ベルト伝達機構によって伝達されるボールネジ機構12のネジ軸、14は、ネジ軸13に螺合されると共に固定ダイプレート4と一体化された(固定ダイプレート4に固定された)ボールネジ機構のナット体である。
また、各射出成形機2において、15は、可動ダイプレート6の上側に、図示せぬ固定・支持機構を介して取り付けられたヘッドストック、16は、その一端側を可動ダイプレート6に固定された複数本の支持・ガイドバー、17は、支持・ガイドバー16の他端側に固定された保持プレート、18は、その基端側をヘッドストック15に固定された加熱シリンダ、19は、加熱シリンダ18の先端側に取り付けられたノズル、20は、加熱シリンダ18内に回転並びに前後進可能(図示で上下動可能)に配設されたスクリュ(図面ではスクリュネジの形成されていない部分のみが描かれている)、21は、支持・ガイドバー16に挿通・案内されて、ヘッドストック15と保持プレート17との間で上下動可能であると共に、スクリュー20の基端側を固定した図示せぬ回転体を回転可能に保持し、また、回転体の回転駆動源である図示せぬ計量用サーボモータを搭載した直動ブロック、22は、保持プレート17に搭載された射出用サーボモータ、23は、射出用サーボモータ22の回転を直線運動に変換するボールネジ機構、24は、保持プレート17に回転可能に保持されて、射出用サーボモータ22の回転をプーリ・ベルト伝達機構によって伝達されるボールネジ機構12のネジ軸、25は、ネジ軸24に螺合されると共に直動ブロック21と一体化され、ネジ軸24の回転で上下動するボールネジ機構のナット体である。
成膜装置3は、ここではスパッタリング装置であり、ベースフレーム1に対して上下動可能に配設された装置主体部31を備えている。この装置主体部31は、図示せぬ上下動駆動源(上下駆動用サーボモータ)および図示せぬ上下移送機構(モータの回転を直線運動に変換するボールネジ機構や移送案内機構)によって、ベースフレーム1に対して所定量だけ上下動可能なように構成されている。本実施形態では、装置主体部31が上昇位置にある際に、何れか一方の射出成形機2のスライドテーブル8がスライド駆動されて、スライドテーブル8上の下金型9が装置主体部31の直下に位置決めされると、装置主体部31が下降駆動されて、装置主体部31の下降状態では、装置主体部31の下部と下金型9とによって真空容器が形づくられるようになっている。この真空容器内の真空室32には、成膜される対象物である成形品33が、下金型9に付着した状態で位置しており(すなわち、射出後の冷却工程が完了した後に、金型が型開きされた状態でかつエジェクト前の状態の成形品33が位置しており)、この成形品33と対向するように、真空室32内には、成膜材料で形成されたターゲット34が設けられている。また、成膜装置3は、真空容器とターゲット34との間に電圧を印可する電圧印加手段や、真空室32内を真空にするための真空引き手段や、真空室32内に少量のArガスなどの不活性ガスを送り込む不活性ガス注入手段が設けられている。
図3は、本実施形態の成形・成膜システムの簡略化した要部平面図であり、主として2台の射出成形機2のスライドテーブル8および下金型9と、成膜装置3の装置主体部31との関係を示している。本実施形態では、一方の射出成形機2のスライドテーブル8上の下金型9が真空容器の一部として機能している状態では、他方の射出成形機2のスライドテーブル8上の下金型9は、当該他方の射出成形機2の上金型10の直下に位置した状態にあり、2台の射出成形機2の下金型9は、交番的に真空容器の一部として働く位置に位置付けられるようになっている。
本実施形態では、成形品33には、図4に示すように携帯電話の部品であるケーシングを用いており、ケーシング(成形品33)の片側の表面に被着形成する成膜材料としてチタンを用いている。なお、成形品33の表面に成膜する薄膜を、光触媒特性(光が当たると酸化分解力を発現し、抗菌や消臭に優れた特性)をもつ酸化チタン薄膜とする場合には、成膜装置3には、反応ガスとしての酸素ガスを真空室32内に少量だけ送り込む反応ガス注入手段をさらに設けて、反応性スパッタリング法で酸化チタン薄膜を成膜するように構成すればよい。
次に、本実施形態の成形・成膜システムの動作を説明する。本実施形態では、射出成形機2の1成形サイクル時間(スライドテーブル8の移送時間を含む時間である)を例えばn秒とすると、一方の射出成形機2の1成形サイクルの開始タイミングから、n/2秒が経過したタイミングが、他方の射出成形機2の1成形サイクルの開始タイミングとなるように設定されていて、2台の射出成形機2は所定の時間差(n/2秒)で成形品をそれぞれ連続的に成形するようになっている。
射出成形機2の計量工程においては、図示せぬ計量用サーボモータが回転駆動されてスクリュ20が所定方向に回転し、これにより、ヘッドストック15および加熱シリンダ18に穿設された原料樹脂供給口から、スクリュ20のスクリュネジ形成部分の根本側に供給された原料樹脂が、加熱シリンダ18からの加熱とスクリュ回転に伴う混練による樹脂の剪断発熱とにより可塑化されつつ、スクリュ20のネジ送り作用により、スクリュ20の先端側に送り込まれる。そして、スクリュ20の頭部より先に溶融樹脂が溜まるにしたがって、スクリュ20は回転しつつ後退し、この後退に際して、スクリュ20の頭部より先の溶融樹脂に所定圧力を付与するための背圧制御が、射出用サーボモータ22を圧力フィードバック制御することにより実行される。スクリュ20の頭部より先に、所定量(1ショット分)の溶融樹脂が貯えられると、図示せぬ計量用サーボモータによるスクリュ回転は停止される。
射出成形機2の型閉じ・型締め工程前には、テールストック5およびテールストック5と一体となって上下動する全ての部材は上昇位置にあり、このとき、スライドテーブル8上の下金型9は、上昇位置(型開き位置)にある上金型10の真下で上金型10と所定量だけ離間した状態にある。このような状態から、射出成形機2の型閉じ・型締め工程では、型開閉用サーボモータ11が所定方向に回転駆動され、ボールネジ機構12のネジ軸13が固定されたナット体14に対して回転することで、ネジ軸13がナット体14に対して下降し、これによって、テールストック5およびテールストック5と一体となって上下動する全ての部材が下降する。この下降動作により、上金型10も下降して、上金型10が下金型9にタッチし、金型タッチ後も、型開閉用サーボモータ11がさらに所定量だけ上記の下降動作方向に回転駆動されることで、両金型9、10には所定の型締め力が付与される。
上記の型閉じ・型締め工程の直後に行われる射出成形機2の射出工程の1次射出工程においては、射出用サーボモータ22が所定方向に回転駆動され、ボールネジ機構23のネジ軸24が回転することでボールネジ機構23のナット体25が急速に前進(下降)し、ナット体25と一体となって直動ブロック15も急速に前進(下降)して、これによって、スクリュ20が急速に前進(下降)することで、計量して蓄えられた溶融樹脂が、型締め状態にある金型内に急速に射出・充填される。この1次射出工程に引き続いて行われる射出工程の保圧工程においては、射出用サーボモータ22を圧力フィードバック制御することで、金型内の樹脂に圧力(保圧力)を付与する。
射出工程(1次射出工程および保圧工程)の完了後には、射出成形機2は冷却工程に入り、金型内の樹脂(成形品33)が固化・冷却されるのを待つ。冷却工程の完了後には、射出成形機2は直ちに型開き工程に遷移する。この型開き工程においては、型開閉用サーボモータ11が先の型閉じ・型締め工程とは反対方向に回転駆動されて、ボールネジ機構12のネジ軸13が固定されたナット体14に対して回転することで、ネジ軸13がナット体14に対して上昇し、これによって、テールストック5およびテールストック5と一体となって上下動する全ての部材が上昇する。この上昇動作により、上金型10も下金型9に対して上昇して、固化した樹脂は上金型10から離れて下金型9にのみ付着した状態となる。この型開き工程の完了後に、図示せぬロボットにより、樹脂のゲート部分切断と、スプル部樹脂などの不要樹脂部分の除去が行われて、下金型9に成形品33のみが付着された状態とする。なお、型開きと同時にゲート部分切断を行うような金型構造として、型開き後にロボットにより不要樹脂部分の除去を行うようにしてもよい。
下金型9に成形品33のみが付着された状態となると、射出成形機2は、スライドテーブル8の往動移送工程に入る。このとき、成膜装置3の装置主体部31は上昇位置におかれており、また、他方の射出成形機2は、下金型9を上金型10の真下においた状態にある。スライドテーブル往動移送工程では、射出成形機2は、図示せぬスライド駆動用サーボモータを所定方向に回転駆動することで、スライドテーブル8を成膜装置3の方向へスライド移送し、成膜装置3の装置主体部31の直下にスライドテーブル8上の下金型9を位置付けた状態で、スライドテーブル8を停止させる。
装置主体部31の直下に下金型9が位置付けられると、成膜装置3は、図示せぬ上下動駆動用サーボモータを所定方向に回転駆動することで、装置主体部31を下降させて下降位置に移行させ、これにより、装置主体部31の下部と下金型9とで真空容器を形づくる。真空容器を形づくった後、成膜装置3は真空容器内の真空抜きを行い、然る後、真空容器内にArガスを注入すると共に、真空容器とターゲット34との間に電圧を印加することで、真空容器の一部を構成する下金型9に付着された成形品33の表面に、チタン薄膜を成膜(被着形成)する。成形品33の表面へのチタン薄膜の成膜が完了すると、成膜装置3は、図示せぬ上下動駆動用サーボモータを先とは反対方向に回転駆動することで、装置主体部31を上昇させて上昇位置に移行させ、これにより、スライドテーブル8および下金型9のスライド移動を許容する状態となる。
チタン薄膜の成膜後に、装置主体部31が上昇位置へ移行すると、射出成形機2は、スライドテーブル8の復動移送工程に入る。このとき、射出成形機2は、テールストック5およびテールストック5と一体となって上下動する全ての部材が、上昇位置にある状態を維持されている。スライドテーブル8の復動移送工程では、射出成形機2は、図示せぬスライド駆動用サーボモータを先とは反対方向に回転駆動することで、スライドテーブル8を先とは反対方向にスライド移送し、上金型10の直下にスライドテーブル8上の下金型9を位置付けた状態で、スライドテーブル8を停止させる。
この後、射出成形機2は、エジェクト工程に遷移し、図示せぬエジェクト用モータや図示せぬエジックト機構によって、下金型9に付着された成形品(その表面にチタン薄膜が施された成形品)33が、下金型9から突き離され、図示せぬロボットにより成形品33が射出成形機2の外に取り出される。
上述したような動作で、一方の射出成形機2における、計量、型閉じ・型締め、射出、冷却、型開き、不要樹脂部分の除去、スライドテーブル往動、成膜装置3による成膜処理待ち、スライドテーブル復動、エジックト・成形品取り出しという、1成形サイクルの運転が連続的に実行される。先にも述べたように、他方の射出成形機2は、一方の射出成形機2の成形サイクルの開始タイミングから、1成形サイクル時間の半分だけずらしたタイミングの成形サイクルの開始タイミングで、一方の射出成形機2と同様の連続運転を行っており、成膜装置3は、2台の射出成形機2により時間差をもって成形された成形品33に対して、成形された順に、順次チタン薄膜の成膜処理を行う。図1、図2は、2台の射出成形機2が交番的に成膜装置3と協働する様子を示しており、図1では左側の射出成形機2で成形された成形品33に対して成膜処理を行っている様子を示し、図2では右側の射出成形機2で成形された成形品33に対して成膜処理を行っている様子を示している。
以上のように本実施形態では、成形直後の成形品に対して成膜処理を施すようした成形・成膜システムにおいて、2台の射出成形機2によって時間差をもって成形された成形品33の表面に、成形された順に、単一の成膜装置3によって順次薄膜を成膜するようにしているので、成膜装置3の稼動効率がアップし、成形直後の清浄な表面に成膜を行うことにより高品質の薄膜が得られるシステムにおいて、薄膜を施した成形品の生産性を向上させることができる。また、射出成形機2として縦型のマシンを用い、この縦型射出成形機の下金型9を水平方向に移動可能なスライドテーブル8上に設けて、成形品33が付着した下金型9を、スライドテーブル8を直線移送することで成膜装置3側へと移送し、成形品33が付着した下金型9を成膜装置3の一部として用いて成膜を行うようにしているので、成形品の成膜装置側への搬送・位置決めの動作と成膜装置側からの成形品の搬出の動作とが非常に簡便化され、これらの動作時間も短縮化することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る成形・成膜システムを正面から見た簡略化した説明図である。 本発明の一実施形態に係る成形・成膜システムを正面から見た簡略化した説明図である。 本発明の一実施形態に係る成形・成膜システムにおける、簡略化した要部平面を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る成形・成膜システムにおいて成形される成形品を示す説明図である。
符号の説明
1 ベースフレーム
2 縦型の電動式射出成形機(射出成形機)
3 成膜装置
4 固定ダイプレート
5 テールストック
6 可動ダイプレート
7 タイバー
8 スライドテーブル
9 下金型
10 上金型
11 型開閉用サーボモータ
12 ボールネジ機構
13 ネジ軸
14 ナット体
15 ヘッドストック
16 支持・ガイドバー
17 保持プレート
18 加熱シリンダ
19 ノズル
20 スクリュ
21 直動ブロック
22 射出用サーボモータ
23 ボールネジ機構
24 ネジ軸
25 ナット体
31 装置主体部
32 真空室
33 成形品
34 ターゲット

Claims (4)

  1. 数台の射出成形機によって時間差をもって成形された成形品の表面に、成形された順に、単一の成膜装置によって順次薄膜を成膜する成形・成膜システムにおいて、
    型開きされた金型に成形品が付着した状態で成膜を行い、成形品が付着した金型を前記成膜装置の一部として用いることを特徴とする成形・成膜システム。
  2. 請求項1に記載の成形・成膜システムにおいて、
    前記射出成形機は電動式の縦型射出成形機であり、この縦型射出成形機の下金型が、水平方向に移動可能なテーブル上に取り付けられていることを特徴とする成形・成膜システム。
  3. 請求項1及び2の何れか1項に記載の成形・成膜システムにおいて、
    前記射出成形機により成形される成形品は、携帯電話の部品であることを特徴とする成形・成膜システム。
  4. 請求項に記載の成形・成膜システムにおいて、
    成形品の表面に成膜される薄膜の材料はチタンであることを特徴とする成形・成膜システム。
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