JPH0715318U - ロ−タリ式射出成形機 - Google Patents

ロ−タリ式射出成形機

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JPH0715318U
JPH0715318U JP5108893U JP5108893U JPH0715318U JP H0715318 U JPH0715318 U JP H0715318U JP 5108893 U JP5108893 U JP 5108893U JP 5108893 U JP5108893 U JP 5108893U JP H0715318 U JPH0715318 U JP H0715318U
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清司 谷澤
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株式会社名機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多材質あるいは多色のプラスチック成形品
を、単一成形機において効率的にしかも連続した工程で
成形するための制御装置を備えたロ−タリ式射出成形機
に関する。 【構成】 固定金型と可動金型がそれぞれn個あり、n
個の可動金型は回転盤に周方向等間隔に取り付けられ3
60/n度間欠的に回転して固定金型とn回組み合わせ
られ射出充填を繰り返すことで成形品を完成させる。こ
のときの射出制御、可塑化制御に関する設定値一式は各
射出装置毎にn種類あり可動金型それぞれに一対一に対
応している。設定値一式の検索は回転盤の回転角度とR
OMに格納されているテ−ブルによって行う。さらに成
形操作を容易にするため同一射出装置用のn個の設定値
一式において、その中の任意の設定値一式における変更
デ−タを他の全ての設定値一式の当該デ−タエリアにコ
ピ−することが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
多材質あるいは多色のプラスチック成形品を、単一成形機において効率的に連 続した工程で成形するための制御装置を備えたロ−タリ式射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は金型が2組(n=2)の場合のロ−タリ式射出成形機の概要を示す図で ある。図2は図1において金型が閉じた状態の要部拡大図であり部分断面として ある。図2において11の射出装置1は固定金型1と可動金型3とからなるキャ ビティ13に射出充填する。一方12の射出装置2は固定金型2と可動金型4と からなるキャビティ14に射出充填する。 前記工程後可動金型3はキャビティ13の成形品を残したまま、型開後回転盤 5が180度回転することにより次の射出工程では固定金型2と組みあって出来 るキャビティ14に12の射出装置2が射出充填する。つまり固定金型1から見 れば可動金型は3と4とが交互に組み合わされることになり、一方固定金型1は 13のキャビティでの成形品がインサ−トされたまま、可動金型3と4とが交互 に組み合わされることになる。従って可動金型3と4のキャビティ形状は同一に 加工されている。そのためキャビティ13及び14は可動金型が3又は4のいず れであっても、射出装置1の射出制御、可塑化制御に関する設定値一式は同一で あった。同様にして射出装置2の設定値一式についても同じことであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実際の可動金型では製作加工精度の誤差や金型温度の差がある ので固定金型1と可動金型3及び4、又は固定金型2と可動金型3及び4との組 み合わせに於いてそれぞれ同一設定値一式での連続安定成形は困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案では、射出制御、可塑化制御に関する設定値一式を、n個の可動 金型それぞれに専用に設ける。可動金型は回転盤5に周方向等間隔に配置されて おり、回転盤5を回転装置6で間欠的に360/n度回転させ、リミットスイッ チ、エンコ−ダ等の位置検出器7とROM18に格納された図4のテ−ブルによ ってn個の固定金型それぞれと組みあわされる可動金型がn種類のなかのどれで あるか検索し、当該可動金型に対応した射出制御、可塑化制御に関する前記検索 された設定値一式がRAM22の中から選び出され、そのデ−タによって前記固 定金型にノズルタッチしている射出装置が制御される。なを、最終であるn番目 の射出工程をもつ可動金型については成形品のエジェクトが必要になり、この可 動金型用の設定値一式にエジェクタのための設定値を含む場合もある。
【0005】 制御装置のRAM22に記憶されるべき設定値一式は図3の23に示すように 各射出装置毎にn種類あり、それらすべてにデ−タを設定しなければならないが 、前記したようにn個の可動金型キャビティは僅かな加工誤差や金型温度差があ るのみで設定値一式はほとんど同一となる。従ってn種類の設定値一式のうち任 意の一種類で設定したデ−タを操作部20での操作によってRAM22にある同 一射出装置用の他のすべての設定値一式のデ−タエリアにコピ−可能とすること によって設定操作の簡略を計ることが出来る。
【0006】
【作用】
上述のように本考案では、同一形状ではあっても次々と異なった金型を一つの 射出装置で充填する構成となっているので、同一設定値一式ではなく個々の金型 と一対一の設定値一式を設けしかも一つの設定値一式から他のすべてにコピ−可 能とすることで、成形品質と操作性の向上が可能となった。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図にもとずいて説明する。 図1は本考案によるロ−タリ式射出成形機の概要を示す図であり、1及び2は 固定金型、3及び4は可動金型である。本例の場合はn=2である。5は可動金 型3及び4を一体に取り付けて固定金型1及び2との組み合わせを変換すべく1 80度回転させるための回転盤である。6は回転盤5を間欠的に180度回転し 角度割り出しするための回転装置でありカム機構によるインデクサやサ−ボモ− タ等が用いられる。7は回転装置6の回転角度を検出する位置検出器でありリミ ットスイッチ,ロ−タリエンコ−ダ等からなる。8は可動金型3,4、回転盤5 、回転装置6及び位置検出器7を一体に取り付け移動可能とする可動盤である。 9は固定金型1,2を可動金型3,4とそれぞれ交互に組み合わせ型締するため の固定盤である。10は型締力を発生させるための型締装置である。11及び1 2は射出装置でありそれぞれ固定金型1,2にノズルタッチして射出充填する。
【0008】 図2は図1において型閉じした状態の金型部分の一部断面図を含む要部拡大図 である。この図では可動金型3と固定金型1とからなるキャビティ13に11の 射出装置1が射出充填する。また可動金型4と固定金型2とからなるキャビティ 14に12の射出装置2が射出充填する。射出装置1と射出装置2とは同時にそ れぞれのキャビティに射出充填し、キャビティ内の溶融樹脂が冷却固化後型開き し、キャビティ14での成形品は図示しないエジェクタ装置によって駆動される エジェクタピン15でエジェクトされ取り出される。一方キャビティ13での成 形品は型開き後エジェクトされず可動金型3に残ったまま、回転盤5が180度 回転することによって次の成形サイクルでキャビティ14のインサ−トとなる。 固定金型2は1より大きな凹部キャビティをもっているので、キャビティ13 による成形品がインサ−トされてもキャビティ14が存在可能なのである。
【0009】 以上n=2つまり固定金型と可動金型がそれぞれ2個の場合を説明したが、n が3以上であっても同様であり(n−1)回、360/n度毎の可動金型の回転 を繰り返してn回の射出工程を経ることにより成形品が完成する。
【0010】 図3は本考案のロ−タリ式射出成形機の制御装置の概略を示すブロック図であ る。 17はマイクロプロセッサよりなるCPUであり、18はプログラム,固定デ −タ等を格納するROMである。19は射出制御、可塑化制御、エジェクタ制御 等の設定値やそれらの実測値の表示部でありCRT,液晶パネル等より成る。2 0は前記設定値や操作指令を入力する操作部であり切り替えスイッチ,押し釦ス イッチ、キ−ボ−ド等から成る。21はリミットスイッチ,エンコ−ダ等の入力 機器と、アクチュエ−タを駆動する出力機器を接続する入出力部である。7は位 置検出器であり可動金型群の回転位置を検出し信号を入出力部21に送る。
【0011】 22はデ−タを一時的に記憶するためのRAMであり、射出制御,可塑化制御 及びエジェクタ制御に関する設定値群23と、その他型締制御等の本成形機の運 転に必要なすべてのデ−タを含み、不揮発性が要求されるデ−タはバッテリ−バ ックアップされている。 前記設定値群23は(n+α)個の射出装置それぞれにおけるn種類の設定値 一式を格納する。
【0012】 本成形機のシ−ケンスプログラムはROM18に格納されており、CPU17 は逐次それを呼び出してシ−ケンスを進め機械作動を行う。 図4はROM18に格納されているテ−ブルであり、回転盤の角度即ち可動金 型と各々の射出装置における設定値一式の符号との関係を表す。一射出工程が終 わり型開き完了し回転盤が回転した後、位置検出器7で検出した回転盤の角度と このテ−ブルにおける回転盤の角度をCPU17での処理によって比較し該当す る設定値一式の符号をテ−ブル中で検索して、前記符号によって23の設定値群 の中から当該設定値一式を選び出し、そのデ−タによって成形機を制御するので ある。
【0013】 次に設定値一式のデ−タをコピ−する場合の実施例を説明する。 RAM22に格納された設定値群23には各射出装置毎にn種類の設定値一式 がある。今仮に射出装置1が(1 2)の設定値一式で運転していたとき、成形 品に問題が出て設定値の変更を行った場合、具体的には射出速度を30%から2 0%に変更したとき、操作部20にある所定のスイッチを押せばCPU17の処 理で、(1 1)と(1 3)から(1 n)までの設定値一式のうちの射出速 度のデ−タが20%に置き変わる。
【0014】
【考案の効果】
以上述べた様に本考案の成形機によれば多材質、多色の成形品を効率的にしか も不良率が極めて低く成形出来る。 さらに成形立ち上げ時や成形条件の変更時における設定値の変更が極めて容易 に行えるので成形作業の軽減に大いに貢献するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するロ−タリ式射出成形機の概要
を示す。
【図2】図1において金型が閉じた場合を表し、11の
射出装置1で出来た成形品を12の射出装置2側にイン
サ−トされた状態の金型部断面図である。
【図3】本考案を実現するための制御装置の概略ブロッ
ク図である。
【図4】ROM18に格納されているテ−ブルであり、
回転盤の回転角度から各射出装置の設定値一式の符号を
検索するためのものである。
【符号の説明】
1 固定金型 2 固定金型 3 可動金型 4 可動金型 5 回転盤 6 回転装置 7 位置検出器 8 可動盤 9 固定盤 10 型締装置 11 射出装置 12 射出装置 17 CPU 18 ROM 19 表示部 20 操作部 21 入出力部 22 RAM 23 設定値群

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個の異なったキャビティ形状の固定金
    型を周方向等間隔に配置した固定盤と、n個の同一キャ
    ビティ形状の可動金型を前記固定金型と等しい周方向等
    間隔に配置した回転盤と、前記回転盤を間欠的に360
    /n度回転可能とする回転装置を搭載し前記固定盤に近
    接離間可能に対向して設けた可動盤と、前記n個の固定
    金型の各々にノズルタッチ可能に配置したn以上の射出
    装置と、前記各射出装置の射出制御、可塑化制御に関す
    るそれぞれの可動金型の設定値一式をRAM22に各射
    出装置に対応してn種類格納可能な制御装置とを有して
    なり、前記設定値一式と可動金型とは常に同じ組み合わ
    せとなる様に、回転盤の回転位置に応じて設定値一式が
    自動選択可能としたことを特徴とするロ−タリ式射出成
    形機。
  2. 【請求項2】 請求項1に於ける各射出装置毎の射出制
    御、可塑化制御に関する設定値一式を格納するRAM2
    2に於いて、記憶されたn種類の設定値一式のうちの任
    意のひとつの設定値一式のデ−タを他のすべての設定値
    一式のデ−タエリアにコピ−する機能を有するロ−タリ
    式射出成形機。
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