JP2569795Y2 - ロ−タリ式射出成形機 - Google Patents

ロ−タリ式射出成形機

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JP2569795Y2
JP2569795Y2 JP5108893U JP5108893U JP2569795Y2 JP 2569795 Y2 JP2569795 Y2 JP 2569795Y2 JP 5108893 U JP5108893 U JP 5108893U JP 5108893 U JP5108893 U JP 5108893U JP 2569795 Y2 JP2569795 Y2 JP 2569795Y2
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清司 谷澤
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株式会社名機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】多材質あるいは多色のプラスチッ
ク成形品を、単一成形機において効率的に連続した工程
で成形するための制御装置を備えたロ−タリ式射出成形
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は金型が2組(n=2)の場合のロ
−タリ式射出成形機の概要を示す図である。図2は図1
において金型が閉じた状態の要部拡大図であり部分断面
としてある。図2において11の射出装置1は固定金型
1と可動金型3とからなるキャビティ13に射出充填す
る。一方12の射出装置2は固定金型2と可動金型4と
からなるキャビティ14に射出充填する。前記工程後可
動金型3はキャビティ13の成形品を残したまま、型開
後回転盤5が180度回転することにより次の射出工程
では固定金型2と組みあって出来るキャビティ14に1
2の射出装置2が射出充填する。つまり固定金型1から
見れば可動金型は3と4とが交互に組み合わされること
になり、一方固定金型1は13のキャビティでの成形品
がインサ−トされたまま、可動金型3と4とが交互に組
み合わされることになる。従って可動金型3と4のキャ
ビティ形状は同一に加工されている。そのためキャビテ
ィ13及び14は可動金型が3又は4のいずれであって
も、射出装置1の射出制御、可塑化制御に関する設定値
一式は同一であった。同様にして射出装置2の設定値一
式についても同じことであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
可動金型では製作加工精度の誤差や金型温度の差がある
ので固定金型1と可動金型3及び4、又は固定金型2と
可動金型3及び4との組み合わせに於いてそれぞれ同一
設定値一式での連続安定成形は困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案では、射出
制御、可塑化制御に関する設定値一式を、n個の可動金
型それぞれに専用に設ける。可動金型は回転盤5に周方
向等間隔に配置されており、回転盤5を回転装置6で間
欠的に360/n度回転させ、リミットスイッチ、エン
コ−ダ等の位置検出器7とROM18に格納された図4
のテ−ブルによってn個の固定金型それぞれと組みあわ
される可動金型がn種類のなかのどれであるか検索し、
当該可動金型に対応した射出制御、可塑化制御に関する
前記検索された設定値一式がRAM22の中から選び出
され、そのデ−タによって前記固定金型にノズルタッチ
している射出装置が制御される。なを、最終であるn番
目の射出工程をもつ可動金型については成形品のエジェ
クトが必要になり、この可動金型用の設定値一式にエジ
ェクタのための設定値を含む場合もある。
【0005】制御装置のRAM22に記憶されるべき設
定値一式は図3の23に示すように各射出装置毎にn種
類あり、それらすべてにデ−タを設定しなければならな
いが、前記したようにn個の可動金型キャビティは僅か
な加工誤差や金型温度差があるのみで設定値一式はほと
んど同一となる。従ってn種類の設定値一式のうち任意
の一種類で設定したデ−タを操作部20での操作によっ
てRAM22にある同一射出装置用の他のすべての設定
値一式のデ−タエリアにコピ−可能とすることによって
設定操作の簡略を計ることが出来る。
【0006】
【作用】上述のように本考案では、同一形状ではあって
も次々と異なった金型を一つの射出装置で充填する構成
となっているので、同一設定値一式ではなく個々の金型
と一対一の設定値一式を設けしかも一つの設定値一式か
ら他のすべてにコピ−可能とすることで、成形品質と操
作性の向上が可能となった。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図にもとずいて説明
する。図1は本考案によるロ−タリ式射出成形機の概要
を示す図であり、1及び2は固定金型、3及び4は可動
金型である。本例の場合はn=2である。5は可動金型
3及び4を一体に取り付けて固定金型1及び2との組み
合わせを変換すべく180度回転させるための回転盤で
ある。6は回転盤5を間欠的に180度回転し角度割り
出しするための回転装置でありカム機構によるインデク
サやサ−ボモ−タ等が用いられる。7は回転装置6の回
転角度を検出する位置検出器でありリミットスイッチ,
ロ−タリエンコ−ダ等からなる。8は可動金型3,4、
回転盤5、回転装置6及び位置検出器7を一体に取り付
け移動可能とする可動盤である。9は固定金型1,2を
可動金型3,4とそれぞれ交互に組み合わせ型締するた
めの固定盤である。10は型締力を発生させるための型
締装置である。11及び12は射出装置でありそれぞれ
固定金型1,2にノズルタッチして射出充填する。
【0008】図2は図1において型閉じした状態の金型
部分の一部断面図を含む要部拡大図である。この図では
可動金型3と固定金型1とからなるキャビティ13に1
1の射出装置1が射出充填する。また可動金型4と固定
金型2とからなるキャビティ14に12の射出装置2が
射出充填する。射出装置1と射出装置2とは同時にそれ
ぞれのキャビティに射出充填し、キャビティ内の溶融樹
脂が冷却固化後型開きし、キャビティ14での成形品は
図示しないエジェクタ装置によって駆動されるエジェク
タピン15でエジェクトされ取り出される。一方キャビ
ティ13での成形品は型開き後エジェクトされず可動金
型3に残ったまま、回転盤5が180度回転することに
よって次の成形サイクルでキャビティ14のインサ−ト
となる。固定金型2は1より大きな凹部キャビティをも
っているので、キャビティ13による成形品がインサ−
トされてもキャビティ14が存在可能なのである。
【0009】以上n=2つまり固定金型と可動金型がそ
れぞれ2個の場合を説明したが、nが3以上であっても
同様であり(n−1)回、360/n度毎の可動金型の
回転を繰り返してn回の射出工程を経ることにより成形
品が完成する。
【0010】図3は本考案のロ−タリ式射出成形機の制
御装置の概略を示すブロック図である。17はマイクロ
プロセッサよりなるCPUであり、18はプログラム,
固定デ−タ等を格納するROMである。19は射出制
御、可塑化制御、エジェクタ制御等の設定値やそれらの
実測値の表示部でありCRT,液晶パネル等より成る。
20は前記設定値や操作指令を入力する操作部であり切
り替えスイッチ,押し釦スイッチ、キ−ボ−ド等から成
る。21はリミットスイッチ,エンコ−ダ等の入力機器
と、アクチュエ−タを駆動する出力機器を接続する入出
力部である。7は位置検出器であり可動金型群の回転位
置を検出し信号を入出力部21に送る。
【0011】22はデ−タを一時的に記憶するためのR
AMであり、射出制御,可塑化制御及びエジェクタ制御
に関する設定値群23と、その他型締制御等の本成形機
の運転に必要なすべてのデ−タを含み、不揮発性が要求
されるデ−タはバッテリ−バックアップされている。前
記設定値群23は(n+α)個の射出装置それぞれにお
けるn種類の設定値一式を格納する。
【0012】本成形機のシ−ケンスプログラムはROM
18に格納されており、CPU17は逐次それを呼び出
してシ−ケンスを進め機械作動を行う。図4はROM1
8に格納されているテ−ブルであり、回転盤の角度即ち
可動金型と各々の射出装置における設定値一式の符号と
の関係を表す。一射出工程が終わり型開き完了し回転盤
が回転した後、位置検出器7で検出した回転盤の角度と
このテ−ブルにおける回転盤の角度をCPU17での処
理によって比較し該当する設定値一式の符号をテ−ブル
中で検索して、前記符号によって23の設定値群の中か
ら当該設定値一式を選び出し、そのデ−タによって成形
機を制御するのである。
【0013】次に設定値一式のデ−タをコピ−する場合
の実施例を説明する。RAM22に格納された設定値群
23には各射出装置毎にn種類の設定値一式がある。今
仮に射出装置1が(1 2)の設定値一式で運転してい
たとき、成形品に問題が出て設定値の変更を行った場
合、具体的には射出速度を30%から20%に変更した
とき、操作部20にある所定のスイッチを押せばCPU
17の処理で、(1 1)と(1 3)から(1 n)
までの設定値一式のうちの射出速度のデ−タが20%に
置き変わる。
【0014】
【考案の効果】以上述べた様に本考案の成形機によれば
多材質、多色の成形品を効率的にしかも不良率が極めて
低く成形出来る。さらに成形立ち上げ時や成形条件の変
更時における設定値の変更が極めて容易に行えるので成
形作業の軽減に大いに貢献するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するロ−タリ式射出成形機の概要
を示す。
【図2】図1において金型が閉じた場合を表し、11の
射出装置1で出来た成形品を12の射出装置2側にイン
サ−トされた状態の金型部断面図である。
【図3】本考案を実現するための制御装置の概略ブロッ
ク図である。
【図4】ROM18に格納されているテ−ブルであり、
回転盤の回転角度から各射出装置の設定値一式の符号を
検索するためのものである。
【符号の説明】
1 固定金型 2 固定金型 3 可動金型 4 可動金型 5 回転盤 6 回転装置 7 位置検出器 8 可動盤 9 固定盤 10 型締装置 11 射出装置 12 射出装置 17 CPU 18 ROM 19 表示部 20 操作部 21 入出力部 22 RAM 23 設定値群

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個の異なったキャビティ形状の固定金
    型を周方向等間隔に配置した固定盤と、n個の同一キャ
    ビティ形状の可動金型を前記固定金型と等しい周方向等
    間隔に配置した回転盤と、前記回転盤を間欠的に360
    /n度回転可能とする回転装置を搭載し前記固定盤に近
    接離間可能に対向して設けた可動盤と、前記n個の固定
    金型の各々にノズルタッチ可能に配置したn以上の射出
    装置と、前記各射出装置の射出制御、可塑化制御に関す
    るそれぞれの可動金型の設定値一式をRAM22に各射
    出装置に対応してn種類格納可能な制御装置とを有して
    なり、前記設定値一式と可動金型とは常に同じ組み合わ
    せとなる様に、回転盤の回転位置に応じて設定値一式が
    自動選択可能としたことを特徴とするロ−タリ式射出成
    形機。
  2. 【請求項2】 請求項1に於ける各射出装置毎の射出制
    御、可塑化制御に関する設定値一式を格納するRAM2
    2に於いて、記憶されたn種類の設定値一式のうちの任
    意のひとつの設定値一式のデ−タを他のすべての設定値
    一式のデ−タエリアにコピ−する機能を有するロ−タリ
    式射出成形機。
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