JP2008114082A - 揚送研磨機扉のロック機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明にける揚送研磨機の扉のロック機構は、扉に設けられたロックピンにそれぞれ係合可能な複数のフックレバー(55)と、各フックレバーを揺動自在に支持する昇降可能の連結バー(53)とを備える。各フックレバーは、揚送塔本体に、所定の範囲で揺動可能に取り付けられたフックレバー支持部材(65)に設けられた支点ピン(56)を介して設けてある。連結バーを昇降させるだけで多数のフックレバーを一度に操作することができるので、高所など手や目の届かないところのロック・アンロックを容易に行うことができ、またロック忘れや不完全ロックを回避することができる。
【選択図】図4
Description
請求項1に記載した発明は、揚送塔本体の一側部に開閉自在に設けてある扉をロック状態及びアンロック状態に維持する揚送研磨機扉のロック機構として、以下のように構成したものである。このロック機構の構成は、揚送塔本体の一側部に揺動自在かつ一端部側で扉に設けてあるロックピンに、それぞれ係合可能に設けてある複数のフックレバーと、これらのフックレバーの近傍に昇降可能に設けてある連結バーとを備えている。フックレバーは、一端部側でこの連結バーに設けてある連結ピンを介して連結バーに揺動自在に連結されており、他端部側は扉に設けられたロックピンに対し係合及び離反可能に構成してある。また、フックレバーは、上記揚送塔本体に所定の範囲で揺動可能に取り付けられたフックレバー支持部材に設けられた支点ピンを介して設けてある。連結バーは、これらのフックレバーの一端部側を揺動自在に支持し、昇降動作により複数のフックレバーを同時に揺動可能とするように構成してある。
上記のように構成された扉のロック機構にあっては、連結レバーを昇降動作させることにより複数のフックレバーを同時に揺動させ、これらを扉のロックピンに係合させ又は離反させることができる。単一の連結バーの昇降操作により複数のロック手段のロック及びアンロック操作が可能となるため、多数の島の管理をしなければならないパチンコ遊技場の従業員にとって非常に便利になる。また、高所に設置されたロック手段の操作には、脚立を用いなければ届かないなど、ロック操作が面倒かつロック状態の点検が困難であるため、ロック忘れや不完全ロックなどが起こり易いが、本発明の採用によりこのような不都合が未然に防止可能となる。
また、上記したフックレバーを、揚送塔本体に所定の範囲で揺動可能に取り付けられたフックレバー支持部材に支点ピンを介して設けることにより、ロックピンと係合凹部との係合位置を調整可能としてある。すなわち、フックレバー支持部材を揚送塔本体に揺動可能に取り付け、フックレバー支持部材でフックレバーを支持するとともに、フックレバー支持部材に横長の長穴を設け、この長穴に挿通した規制ピンでフックレバー支持部材の揺動量を制限することにより、フックレバーが横方向へ進退可能としてある。本発明にあっては、ロックピンとフックレバーの係合凹部との係合がさらにスムーズに行なわれるようにしてある。
次に本発明の実施の一形態例について、図面を参照しながら説明する。初めに図2を参照して本発明の扉のロック機構を適用した揚送研磨機についての概要を説明する。この揚送研磨機は、パチンコ玉を揚送マット等の押圧部材と揚送ベルトとの間に保持して研磨しながら揚送するいわゆるベルト式揚送研磨機である。図示してあるように、この揚送研磨機は、ベースプレート1上に立設された揚送塔本体3に開閉自在に取り付けられた扉5と、この揚送塔の上下間に掛け回してある揚送ベルト7とを主な構成要素としている。揚送研磨機内へ導入されたパチンコ玉Bは、モータ11により回転移動する揚送ベルト7と、扉5の内側に設けられた押圧部材としての揚送マット(図示略)との間を通り、揚送研磨機の上部に設けてある排出ヘッド13から排出するようになっている。なお、揚送ベルト7の下降側は、揚送塔本体3の裏側で露出しており、下半部は安全カバー15で覆われている。
図1は、上記のロック機構19を拡大して示したものである。図示してあるように、開閉レバー21は、「へ」の字状に形成した厚板体からなり、短片側が連結バー23との連結部21aに、長片側が開閉操作用のハンドル部21bになっている。また、連結部21aの先端部近傍には、長手方向に沿った長穴からなる連結ピン孔21cが設けてある。開閉レバー21は、連結部21aとハンドル部21bとの境界となる屈曲部近傍で支軸22により揺動自在に支持されている。連結バー23は、この連結バーの背面に突設してある第1連結ピン23aを介して上記の連結ピン孔21cと係合しており、開閉レバー21を揺動させることにより昇降可能としてある。この第1連結ピン孔21cは、長穴とすることにより開閉レバー21の回転運動と連結バー23の直線運動とにより生じる位置ずれを調整可能としてある。
ロック手段Lは、フックレバー25とロックピン27及び付勢手段である引張りバネ29とを主な構成要素とする。図1,3に示すように、フックレバー25は、上記の開閉レバー21のほぼ半分の長さの部材を「へ」の字状に形成された板体からなり、屈曲部で支点ピン26を介して揚送塔本体3の一側部に揺動自在に支持されている。フックレバー25の屈曲部の中央部には支点穴部25a、短片側には上記の連結穴部25b、長片側には係合凹部25c及びバネ掛止部25dがそれぞれ設けてある。これらのフックレバー25,…は、支点穴部25aが揚送塔本体の一側部に立設された支点ピン26に嵌合することにより揺動自在に支持されている。
上記の通り、開閉レバー21の揺動により連結バー23が上昇し、これにより各フックレバー25が揺動して係合凹部25cがロックピン27と係合することによりロック可能となっているが、さらにこれを詳説すると以下のようになる。まず、開扉する際には、開閉レバー21のハンドル部21bを、図1に想像線で示してあるような状態に持ち上げると、これに対応して連結部21aが下がるため、第1連結ピン23aを介して連結バー23が下降する。この下降量は、長溝23bにより規制されているため、開閉レバー21の回動もこれに対応して規制されたものとなる。連結バー23が下降すると、フックレバー25が第2連結ピン23cを介して時計回り方向へ回動し、係合凹部25cとロックピン27との係合が外れてアンロック状態となる。さらに開閉レバー21を持ち上げると、フックレバー25は、図3(b)に示すように、立ち上がった状態となる。この時、引張りバネ29は、フックレバーの支点ピン26よりも連結バー寄りに変位するため、フックレバーは時計回り方向へ付勢された状態となる。その結果、開閉レバー21のハンドル部21bを倒す方向へ操作しない限り、フックレバー25は閉じる方向へは回らないためアンロック状態を維持可能となる。
他の形態例として、図3に示してあるロック手段Lを変形してさらに研磨機扉をロック容易としたロック手段L2に付いて説明する。このロック手段L2は、上記のロック手段Lと基本的構成は同じであるが、図4に示すように、フックレバー55をフックレバー支持部材(以下「支持部材」という)65の上部に設けてあるところに特徴がある。この支持部材65は、フックレバーとほぼ同じ幅の板材からなり、この板材の中央部を支軸66で揺動自在に支持し、下端部近傍に設けられた長穴65aに、規制ピン67を嵌合させることにより揺動量を規制可能としてある。このような構成であるので、上部に取り付けられたフックレバー55は、この支点ピン56の揺動範囲でロックピン57に対して進退可能となるため、扉の位置ずれなどによる不整合を吸収可能となる。
5 扉
19 ロック機構
L,L2 ロック手段
21 開閉レバー
22 支軸
23,53 連結バー
23a,23c 連結ピン
25,55 フックレバー
25a 支点穴部
25b,55b 連結穴部
25c,55c 係合凹部
26,56 支点ピン
27,57 ロックピン
29,59 付勢手段(引張りバネ)
65 フックレバー支持部材
Claims (1)
- 揚送塔本体と、この揚送塔本体の一側部に開閉自在に設けてある扉とをロック状態及びアンロック状態に維持する揚送研磨機扉のロック機構であり、
上記揚送塔本体の一側部に揺動自在に設けてあり、一端部側で扉に設けてあるロックピンにそれぞれ係合可能な係合凹部を備えた複数のフックレバーと、
上記各フックレバーの近傍に昇降可能に設けてあり、各当該フックレバーの他端部側を揺動自在に支持している連結バーとを備え、
上記フックレバーは、上記揚送塔本体に所定の範囲で揺動可能に取り付けられたフックレバー支持部材に設けられた支点ピンを介して設けてある
ことを特徴とする揚送研磨機扉のロック機構。
Priority Applications (1)
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JP2007319404A JP4627082B2 (ja) | 2007-12-11 | 2007-12-11 | 揚送研磨機扉のロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007319404A JP4627082B2 (ja) | 2007-12-11 | 2007-12-11 | 揚送研磨機扉のロック機構 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001395837A Division JP4128004B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 揚送研磨機扉のロック機構 |
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JP2008114082A true JP2008114082A (ja) | 2008-05-22 |
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JP2007319404A Expired - Fee Related JP4627082B2 (ja) | 2007-12-11 | 2007-12-11 | 揚送研磨機扉のロック機構 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011073465A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Fuji Kiko Co Ltd | シートバックの固定装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08141183A (ja) * | 1994-11-21 | 1996-06-04 | Sankyo Kk | 弾球遊技機 |
JP4128004B2 (ja) * | 2001-12-27 | 2008-07-30 | 株式会社平和 | 揚送研磨機扉のロック機構 |
-
2007
- 2007-12-11 JP JP2007319404A patent/JP4627082B2/ja not_active Expired - Fee Related
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