JP2008113548A - 2トランス型dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチの耐圧を格段に低減可能な高効率低リップルの2トランス型DC−DCコンバータを提供すること。
【解決手段】コイルN1、N2、N3をもつトランスT1と、コイルN4、N5、N6をもつトランスT2と、コイルN1、N4は直列接続され第1コイルペアを構成し、コイルN2、N5は直列接続され第2コイルペアを構成し、コイルN2の他端は前記第2コイルペアの独立端子Te1をなし、コイルN1の他端は前記第1コイルペアの独立端子Te2をなし、コイルN4、N5の他端は前記第1、第2コイルペアの共通端子Tecをなす。スイッチQ1は直流端子Tedc1と共通端子Tecとを接続して所定周期で断続され、スイッチQ2は直流端子Tedc2と共通端子Tecに接続してスイッチQ1に対して相補的に断続される。コンデンサC1は直流端子Tedc1と独立端子Te1を接続し、コンデンサC2は直流端子Tedc2と独立端子Te2を接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、2トランス型DC−DCコンバータの改良に関する。
トランスを2個用いた2トランス型DC−DCコンバータが下記の特許文献1〜4に提案されている。特許文献2並びに本出願人が出願した特許文献3,4は、一方のトランスがトランス作用により二次側へ電力を出力する期間に他方のトランスは次回のトランス作用を可能とするためその磁気エネルギーの蓄積を行い、他方のトランスがトランス作用により二次側へ電力を出力する期間に他方のトランスは次回のトランス作用を可能とするためその蓄積磁気エネルギーの解消を行う。
二つのトランスのコイルが直列接続されているため、一方のトランスにおける上記蓄積磁気エネルギーの解消(すなわちこのトランスに巻装されたコイルのインダクタンスエネルギーの放出)は、このコイルと直列接続された他のトランスのコイルを通じて二次側のコイルへトランス作用により送出され、上記蓄積磁気エネルギーの解消におけるエネルギー消費の無駄は生じない。2つのトランスのトランス作用(二次側への電流出力作用)と蓄積磁気エネルギー解消作用は交互に行われるため、二次側には合成された直流的な電流が出力される。
これら特許文献2−4の2トランス型DC−DCコンバータは、2つのトランスが交互に略直流電圧を出力するため小さい出力リップルをもつことができる。また、特許文献2、3の2トランス型DC−DCコンバータは、トランスの一次コイルと一次側電源側との電流授受を中継するコンデンサの蓄電作用を利用することによりいわゆるソフトスイッチングを行うことができるため、一次コイル電流を断続する一次側のスイッチのスイッチング損失を低減して高い電力伝送効率を得ている。パワー電子装置における損失低減は、その冷却機構の小型軽量化と冷却に要するエネルギー損失の低減を実現するため、スペースに制約が大きい車両用途では特に有効である。
特開2003−102175号公報 USP5291382号公報 特開平2005−51994号公報 特開平2005−51995号公報
しかしながら、特許文献3、4の2トランス型DC−DCコンバータでは、高電圧側(この明細書では一次側又は入力側とも称するものとする)のスイッチの両端に高電圧が発生するため、高価な高耐圧スイッチを複数採用する必要があるという欠点を内在していた。更に、厚い低不純物濃度耐圧層を必要とする高耐圧スイッチのオン抵抗は低耐圧のそれに比べて大幅に大きく、その結果としてそのスイッチング損失が増大してしまうという問題もある。半導体スイッチングモジュールあたりの最大許容損失は一般にある一定の制限があるため、高耐圧スイッチの採用は、そのオン抵抗増大に応じて電流密度を低減する必要が生じる。このことは、必要電流値を確保するために高価な複数の高耐圧スイッチを並列使用せざるを得ず、ますます製造費用の増大を招いた。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、スイッチの耐圧を格段に低減可能な2トランス型DC−DCコンバータを提供することをその目的としている。
上記課題を解決するこの発明の2トランス型DC−DCコンバータは、コイルN1、N2、N3をもつトランスT1と、コイルN4、N5、N6をもつトランスT2とを有し、コイルN1、N4は直列接続されて第1コイルペアを構成し、コイルN2、N5は直列接続されて第2コイルペアを構成し、コイルN2の他端は前記第2コイルペアの独立端子Te1をなし、コイルN1の他端は前記第1コイルペアの独立端子Te2をなし、コイルN4、N5の他端は前記第1、第2コイルペアの共通端子Tecをなすトランスペアと、コイルN1、N2、N4、N5と第1側の直流端子Tedc1、Tedc2との間に設置されて交直電力変換を行う第1交直変換回路と、コイルN3、N6と第2側の直流端子Tedc3、Tedc4との間に設置されて交直電力変換を行う第2交直変換回路とを備える2トランス型DC−DCコンバータであって、前記第1交直変換回路は、低電位側の端子である直流端子Tedc1と共通端子Tecとを接続して所定周期で断続されるスイッチQ1と、高電位側の端子である直流端子Tedc2と共通端子Tecとを接続してスイッチQ1に対して相補的に断続されるスイッチQ2と、直流端子Tedc1と独立端子Te1とを接続するコンデンサC1と、直流端子Tedc2と独立端子Te2とを接続するコンデンサC2とを有することを特徴としている。
この発明の2トランス型DC−DCコンバータは、本出願人の出願になる特許文献3、4のそれと同様に高効率で出力リップル(出力電圧脈動)が小さいという特徴をもつとともに、それに比較して第1交直変換回路の内部電圧を低減できるためスイッチに必要な耐圧を低減できる。このことは、スイッチのオン抵抗低減による更なる損失低減又は並列素子数削減も実現する。また、特許文献3、4のそれに比べてトランス巻数比を低減できるため、コイル巻装作業も簡素となる。更に、第1交直変換回路の回路構成の対称性が高いため、入力するコモンモードノイズが小さいという利点もある。更に、上記した第1交直変換回路の内部電圧低減は、第1交直変換回路のコンデンサの耐圧低減により、その小型化も実現することができる。
好適な態様において、前記第1交直変換回路は、スイッチQ2と並列接続された環流ダイオードを有する。これにより、スイッチQ1、Q2の遷移期間における電流の流れを補償してサージ電圧発生を防止することができ、かつ、スイッチQ1、Q2の同時オン防止のためのデッドタイムの設定も可能となる。
好適な態様において、前記第1交直変換回路は、スイッチQ1と並列接続されたダイオードを有する。これにより、スイッチQ1、Q2の遷移期間における電流の流れを補償してサージ電圧発生を防止することができ、かつ、スイッチQ1、Q2の同時オン防止のためのデッドタイムの設定も可能となる。
好適な態様において、前記第1交直変換回路は、直流端子Tedc1、Tedc2間に印加される直流電力を交流電力に変換するインバータ回路をなし、前記第2交直変換回路は、直流端子Tedc3、Tedc4間に直流電力を出力する整流回路をなす。このようにすれば、第1交直変換回路から第2交直変換回路に送電することができる。
好適な態様において、前記第2交直変換回路は、平滑コンデンサを含み、平滑回路用のチョークコイル素子を含まない平滑回路を通じて外部に直流電力を出力する。このようにすれば、装置を小型化することができる。
好適な態様において、前記第2交直変換回路は、スイッチQ1と同期動作するスイッチQ3と、スイッチQ2と同期動作するスイッチQ4とを有する同期整流回路からなる。このようにすれば、整流効率を向上することができる。なお、上記電流平滑回路用のチョークコイル素子の省略により、逆送電も容易となる。
好適な態様において、前記第2交直変換回路は、前記コイルコイルN3の出力電流を整流する第1の整流素子と、前記コイルコイルN6の出力電流を整流する第2の整流素子とを有し、前記第1の整流素子は、前記第2の整流素子よりも低耐圧とされる。このようにすれば、一方の素子のコストを低減し、そのオン抵抗も減らすことができる。
好適な態様において、前記第2交直変換回路は、直流端子Tedc3、Tedc4間に印加される直流電力を交流電力に変換するインバータ回路をなし、前記第1交直変換回路は、直流端子Tedc1、Tedc2間に直流電力を出力する整流回路をなす。このようにすれば、第2交直変換回路から第1交直変換回路への送電が可能となる。
好適な態様において、スイッチQ1を所定周期及び所定デューティ比Dにて断続させ、スイッチQ2を前記所定周期及び所定デューティ比1−Dにて断続させる制御回路部を有する。このようにすれば、選択したデューティ比Dに応じた量の送電を行うことができる。
好適な態様において、前記制御回路部は、出力リップルが所定以下となるデューティ比Dの範囲内でデューティ比Dを調整して送電電力量を制御する。本発明の2トランス型DC−DCコンバータでは、出力リップルはデューティ比Dの増加に対して直線的相関をもち、かつ、所定のデューティ比Dの値において出力リップルが理論的に0となることが判明している。したがって、この出力リップルが所定以下となるデューティ比Dの範囲内にてデューティ比Dを調整して送電電力量を制御すれば、出力リップルを低減することができる。
好適な態様において、前記制御回路部は、デューティ比Dを50%以下に設定する。このようにすれば、デューティ比Dを50%より大きくする場合に比べて回路発振を抑制できる。
好適な態様において、前記制御回路部は、デューティ比Dの変更により電力の送電方向を変更する。デューティ比Dの変更は出力電圧の変化に連動するため、デューティ比Dの変更により送電方向を簡単に変更することができる。
好適な態様において、前記トランスT1、T2の漏れインダクタンスと励磁インダクタンスとの比は、50%より小さいデューティ比Dの所定値にて出力リップルが0となるように設定される。これにより、たとえば最頻使用出力電流帯のような所望の出力電流範囲にて発振を抑制しつつデューティ比Dを最小とすることができる。
なお、DC−DCコンバータでは直流電圧出力端の許容定格電圧範囲が予め決まっていることが通常である。これに対してこのDC−DCコンバータはデューティ比Dが0%で出力電圧が0となり、デューティ比Dが50%で出力電圧が最大となる。したがって、DC−DCコンバータがもつデューティ比Dと出力電圧との特性と、直流電圧出力端の許容定格電圧範囲とにより、使用されるデューティ比Dの範囲が決定される。好適には、直流出力端の電圧と目標電圧との偏差を0とするようにデューティ比Dをフィードバック制御することが好適である。
好適な態様において、外部電源から印加される直流電圧の大きさを変更して直流端子Tedc1、Tedc2の間に印加する電圧変更回路と、2トランス型DC−DCコンバータの状態又は外部電源の状態に応じて電圧変更回路から直流端子Tedc1、Tedc2の間に印加する直流電圧の大きさを変更するコントローラとが設けられる。このようにすれば、外部電源の電圧が変動したり、負荷の変動により2トランス型DC−DCコンバータの出力電流が変動したりしても、2トランス型DC−DCコンバータ、すなわちその第1交直変換回路や第2交直変換回路に最も好適な運転状態を与えることが可能となる。既述の説明から理解されるように、第1交直変換回路や第2交直変換回路の各スイッチのデューティ比は、第2交直変換回路への入力電圧や第2交直変換回路の出力電圧すなわち電圧変換比に依存し、第2交直変換回路の出力電圧は出力電流の大きさにも依存する。また、スイッチのデューティ比を50%とした場合に、最も電圧リップルが小さく効率的にも優れている。つまり、これら第2交直変換回路への入力電圧や第2交直変換回路の出力電圧や第2交直変換回路の出力電流などのパラメータに基づいて電圧変更回路が第1交直変換回路に出力する直流電圧の大きさを変更すれば第1交直変換回路、第2交直変換回路に良好な運転状態を与えることができる。
好適な態様において、コントローラは、スイッチQ1のデューティ比が所定値よりも大きい場合に電圧変更回路の出力電圧を増大させ、スイッチQ1のデューティ比が所定値よりも小さい場合に電圧変更回路の出力電圧を減少させる。このようにすれば、簡素な構成により、第1交直変換回路及び第2交直変換回路に最適な運転状態(好適にはスイッチQ1のデューティ比Dが50%)を与えることができる。
好適な態様において、電圧変更回路は、昇圧チョッパ回路からなる。このようにすれば、外部電源の電圧が低い場合であっても第1交直変換回路に印加する直流電圧を高く維持できるため、第1交直変換回路に流れる電流を減少して、その損失を低減することができる。
好適な態様において、昇圧チョッパ回路の磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5は、スイッチQ1と同一のキャリヤ周波数にてPWM制御され、磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5のオフ期間とスイッチQ1のオン期間との重複期間は、磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5のオン期間とスイッチQ1のオン期間との重複期間よりも長く設定される。このようにすれば、磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5がオフして昇圧チョッパ回路が昇圧電圧を第1交直変換回路に印加する期間に、スイッチQ1がオンして、第1交直変換回路は昇圧チョッパ回路から電力を吸収するモードとなるため無駄を減らすことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。この発明は、下記の実施例に限られるものではなく、たとえば各構成要素は、それと主要機能が共通する一乃至複数の公知の構成要素に置換可能したり、公知の回路要素を追加したりしてもよいことは当然である。たとえば、スイッチQ1、Q2と並列にコンデンサを接続してもよい。なお、請求項及び既述の「解決手段」の項にて回路理解の容易化を図るために便宜的に付された符号は、下記の実施形態の符号に対して独立しており、無関係である。
(実施例1)
実施例1の2トランス型DC−DCコンバータを以下に説明する。
(全体回路構成)
この実施形態のDC−DCコンバータの回路構成を図1に示すブロック回路図を参照して説明する。
DC−DCコンバータ1は、パワー部2と制御回路部3とにより構成されて高電圧電源4と低電圧電源5とを双方向直流送電可能に接続している。制御回路部3は、PWMコントローラ11、デッドタイムコントローラ12、高電圧側ドライバ回路13、低電圧側ドライバ回路14を有している。PWMコントローラ11は、パワー部2の出力電圧と予め設定された目標電圧との偏差に応じてパワー部2のスイッチのデューティ比を決定するとともに、この決定したデューティ比をもつ所定キャリヤ周波数のパルス信号であるPWM制御信号S1、S2を形成する。なお、PWM制御信号S1は、パワー部2の後述するスイッチQ1を制御するためのパルス信号であって、デューティ比Dをもつ。PWM制御信号S2は、パワー部2の後述するスイッチQ2を制御するためのパルス信号であって、デューティ比1−Dをもつ。PWM制御信号S1とPWM制御信号S2とは相補状態となる位相で出力される。デッドタイムコントローラ12は、PWM制御信号S1とPWM制御信号S2との遷移期間にデッドタイムを与える公知の回路である。高電圧側ドライバ回路13は、デッドタイムコントローラ12から入力したPWM制御信号S1、S2を増幅して、パワー部2の後述する高電圧側のスイッチQ1、Q2のゲート電圧を個別に出力する公知の入出力絶縁型のドライバ回路である。高電圧側ドライバ回路13の出力電圧の基準低電位は高電圧電源4の負極電位とされるのが好適である。低電圧側ドライバ回路14は、デッドタイムコントローラ12から入力したPWM制御信号S1、S2を増幅して、パワー部2の後述する低電圧側のスイッチQ3、Q4のゲート電圧を個別に出力する公知のドライバ回路である。低電圧側ドライバ回路14は、入出力絶縁型としてもよいが、低電圧側ドライバ回路14の基準低電位を低電圧電源5の負極電位とすることにより入出力非絶縁型としてもよい。
制御回路部3は、パワー部2の出力電圧Voutと予め設定された目標電圧との偏差に応じてパワー部2の各スイッチに与えるデューティ比D、デューティ比1−Dを調整することにより、高電圧電源4から低電圧電源5への送電電流量を調整することにより、低電圧電源5の電圧を目標電圧に維持するが、上記デューティ比制御によりパワー部2の出力電圧Voutを低電圧電源5の電圧より低くすることにより、低電圧電源5から高電圧電源4へ逆送電することも可能である。なお、制御回路部3はパワー部2の出力電流をモニタしてデューティ比制御を行ってもよい。上記したDC−DCコンバータ1は、パワー部2の回路構成を除いて従来のDC−DCコンバータと本質的に同じであるため、これ以上の説明は省略する。
(パワー部2の回路構成)
パワー部2の回路構成を図2に示す回路図を参照して説明する。パワー部2は、トランスペアTPと、スイッチ(スイッチング素子とも言う)Q1、Q2と、コンデンサC1、C2と、スイッチQ3、Q4とからなり、いわゆるDC−DCコンバータを構成するコンバータ回路と、高電圧側平滑コンデンサC3と、低電圧側平滑コンデンサC4とからなる。
トランスペアTPは、コイルN1、N2、N3をもつトランスT1と、コイルN4、N5、N6をもつトランスT2とからなる。コイルN1、N4は直列接続されて第1コイルペアを構成し、コイルN2、N5は直列接続されて第2コイルペアを構成し、コイルN2の他端は前記第2コイルペアの独立端子Te1をなし、コイルN1の他端は前記第1コイルペアの独立端子Te2をなし、コイルN4、N5の他端は前記第1、第2コイルペアの共通端子Tecをなす。
スイッチQ1、Q2とコンデンサC1、C2は、コイルN1、N2、N4、N5と第1側の直流端子Tedc1、Tedc2との間に設置されて交直電力変換を行う第1交直変換回路21を構成している。第1交直変換回路21は、高電圧電源4から低電圧電源5への降圧送電においてインバータ回路として機能し、低電圧電源5から高電圧電源4への逆送電において整流回路として機能する。第2交直変換回路22は、高電圧電源4から低電圧電源5への降圧送電において同期整流回路として機能し、低電圧電源5から高電圧電源4への逆送電においてインバータ回路として機能する。更に詳しく説明すると、第1交直変換回路21は、低電位側の端子である直流端子Tedc1と共通端子Tecとを接続して所定周期で断続されるスイッチQ1と、高電位側の端子である直流端子Tedc2と共通端子Tecとを接続してスイッチQ1に対して逆タイミング(相補的に)で断続されるスイッチQ2と、直流端子Tedc1と独立端子Te1とを接続するコンデンサC1と、直流端子Tedc2と独立端子Te2とを接続するコンデンサC2とを有している。
スイッチQ3、Q4は、同期整流回路であって、コイルN3、N6と第2側の直流端子Tedc3、Tedc4との間に設置されて交直電力変換を行う第2交直変換回路22を構成している。なお、スイッチQ3、Q4をダイオードに変更して、高電圧電源4から低電圧電源5への一方向送電だけを行うことも可能である。
高電圧側平滑コンデンサC3は、高電圧側の平滑コンデンサ、低電圧側平滑コンデンサC4は、低電圧側の平滑コンデンサである。Rは負荷抵抗である。
スイッチQ1〜Q4の理想的な断続タイミングを図3に示す理想的タイミングチャートに示す。ただし、図3ではデッドタイムの図示は省略している。
(パワー部2の動作)
パワー部2の動作を、図4〜図10を参照して以下に説明する。図4はスイッチQ1〜Q4の実際の断続動作を示すタイミングチャート、図5はモード1における電流の流れを示す回路図、図6はモード2における電流の流れを示す回路図、図7はモード3の電流の流れを示す回路図、図8はモード4における電流の流れを示す回路図、図9はモード5における電流の流れを示す回路図、図10はモード6の電流の流れを示す回路図である。
スイッチQ1と同期してスイッチQ3がオンし、スイッチQ2と同期してスイッチQ4がオンする第2交直変換回路22は通常の同期整流回路に過ぎないため、説明を省略する。平滑コンデンサC3、平滑コンデンサC4の機能についても周知であるため、説明を省略する。
以下、この実施例の特徴部分である第1交直変換回路21の動作について説明する。
既述したように、同期整流回路のスイッチQ3、Q4が逆の動作(相補動作とも言う)するため、トランスT1、T2は、トランス動作とチョークコイル(リアクトル)動作とを交互に行うことになる。すなわち、スイッチQ1がオンする期間にトランスT1はインダクタンス素子として機能し、トランスT2はトランスとして機能する。ただし、更に細かく言うと、スイッチQ1がオンする期間にトランスT1のコイルN1、N2間においてトランス作用は存在する。また、スイッチQ2がオンする期間にトランスT2はインダクタンス素子として機能し、トランスT1はトランスとして機能する。ただし、更に細かく言うと、スイッチQ2がオンする期間にトランスT2のコイルN4、N5間においてトランス作用は存在する。
上記チョークコイル動作は、その直前に行われたトランス動作時にトランスのコア内に生じた磁束状態を元の状態まで復帰させる動作である。このトランス磁束状態の復帰時に、トランス蓄積された磁気エネルギーは、トランス動作しているもう一方のトランスを通じて二次側に送出される他、第1交直変換回路21のコンデンサC1、コンデンサC2の充放電に用いられたり、高電圧電源4に回生されたりする。
第1交直変換回路21の電流として、トランスペアTPの一次側の独立端子Te1からトランスペアTPへ流れ込む電流i1、独立端子Te2からトランスペアTP内に流れ込む電流i2、共通端子Tecから流れ出す電流iaを考えると都合がよい。もちろん、これらの電流は逆方向にも流れる。これらの端子間に流れる電流は、励磁インダクタンス電流成分と電磁誘導により二次側に伝送される電流成分との和となり、これらの端子間の電圧は、理想的にはこれらの端子間のインダクタンスの電圧降下とみなすことができる。
電流i1がコンデンサC2を通じて供給され、電流i2がコンデンサC1を通じて供給されるため、これら電流の積分値に比例してコンデンサC1、コンデンサC2に現れる電圧減少分が、これら電流i1、i2の減少乃至停止と、それによる電流ia(=電流i1+電流i2)の減少乃至停止を発生させる。電流iaはスイッチQ1又はスイッチQ2を通じて流れるため、このタイミングにてスイッチQ1又はQ2のオフを行えば、いわゆるソフトスイッチングを行うことができ、そのスイッチング損失(遷移損失)を大幅に低減することができる。
以下、スイッチQ1、Q2の動作状態により規定される各期間(モードとも言う)の動作を順番に説明する。
(モード1)
スイッチQ2、Q4がオフしている状態にてスイッチQ1、Q3がオンしているモード1の電流の流れを図5に示す。
スイッチQ2がオフしている状態にて、t=t0にてスイッチQ1をオンさせると、トランスペアTPの共通端子Tecから流れ出す電流iaが直線的に増加していく。電流iaは、高電圧電源4からコイルN1、N4、スイッチQ1を通じて流れて高電圧電源4に還ってコンデンサC2を充電する電流i1と、コンデンサC1から出てコイルN2、N5、スイッチQ1を通じてコンデンサC1に還って、コンデンサC1を放電する電流i2との和である。
スイッチQ4がオフしているため、トランスT1のコイルN1、N2はインダクタンス素子(チョークコイル)として機能し、磁気エネルギーを蓄積する。スイッチQ3がオンしているため、トランスT2はトランスとして機能し、一次コイルN4、N5に流れる電流i1、i2に比例する二次電流i4がコイルN6から出力される。電流i1はコンデンサC2を充電し、電流i2はコンデンサC1を放電する。
(モード2)
スイッチQ2、Q4がオフしている状態にてスイッチQ1、Q3をオフした場合のモード2の電流の流れを図6に示す。
t=t1にてスイッチQ1をオフさせると、トランスT1、T2のコイルに蓄積された磁気エネルギーにより生じた起電力が、スイッチQ1の接合容量Csを充電しながら電流ia(=i1+i2)を流す。これにより、スイッチQ1の端子電圧Vcが増大してゆく。
(モード3)
次のモード3におけるスイッチQ2をオンするまでの電流の流れを図7を参照して説明する。スイッチQ1の接合容量Csや寄生容量の充電に伴って、t=t2にて共通端子Tecの電圧Vcが入力電圧Vinを超えると、スイッチQ2の寄生ダイオードD2がオンし、電流iaは共通端子Tecから高電圧電源4側に流れ、磁気エネルギーが回生され、VcはVinにクランプされる。その後、磁気エネルギーの衰退とともに、電流iaが減少していく。なお、電圧VcはスイッチQ1に印加される電圧でもある。したがって、スイッチQ2に印加される電圧Vc’はVin−Vcとなる。正確には、VcがVinにダイオードの順方向電圧降下分ΔVを加えた値を超えた時点にて寄生ダイオードD2がオンする。寄生ダイオードD2の代わりに独立のダイオードを用いてもよいことはもちろんである。
その後、トランスT1に蓄積された磁気エネルギーの消耗とコンデンサC2の充電とコンデンサC1の放電とが持続され、電流iaは直線的に減少する。電流iaの直線的な減少により、図11に示すように時点t3にて電流iaはほぼ0となる。
(モード4)
この実施例ではt=t3にてスイッチQ2をオンする。もちろん、スイッチQ2のオンタイミングは、回路の時定数により規定される時点t3の近傍に設定すればよい。すなわち、この実施形態では電流iaが0となる時点t3にてスイッチQ2をオンしたが、それよりも早期のモード3の期間中にスイッチQ2をオンしてもよく、あるいはモード3が時点t3にて終了した段階でスイッチQ2をオンしてもよい。前者の場合には、なるべく時点t3近傍がスイッチング損失低減のため好適である。後者の場合では、時点t3にて電流iaはほぼ0となった後でのスイッチQ2のオンとなるため、そのスイッチング損失を0とすることができる。
このモード4におけるスイッチQ1、Q3がオフしている状態にてスイッチQ2、Q4をオンした場合の電流の流れを図8を参照して説明する。スイッチQ2がオフしている状態にてt=t3にてスイッチQ2をオンさせると、トランスペアTPの共通端子Tecに流入する電流iaがいままでと逆方向に直線的に増加していく。この電流iaは、高電圧電源4からスイッチQ2、コイルN5、N2、コンデンサC1を通じて流れて、高電圧電源4に還るコンデンサC1を充電する電流i2と、コンデンサC2から出てスイッチQ2、コイルN4、N1を通じてコンデンサC2に還ることによりコンデンサC2を放電する電流i1との和である。
スイッチQ3のオフによりトランスT2のコイルN4、N5はインダクタンス素子(チョークコイル)として機能する。スイッチQ4のオンにより、トランスT1は通常のトランスとして機能し、一次コイルN1、N2に流れる電流i1、i2に対応する二次電流i3がコイルN3から出力される。電流i1はコンデンサC2を放電し、電流i2はコンデンサC1を充電する。これにより、チョークコイルであるトランスT2には磁気エネルギーが蓄積される。
(モード5)
モード5におけるスイッチQ1、Q3がオフしている状態にてスイッチQ2、Q4をオフした場合の電流の流れを図9を参照して説明する。t=t4にてスイッチQ2をオフさせると、トランスT1、T2に蓄積されていた磁気エネルギーにより生じた起電力が、スイッチQ2の接合容量Csを充電しながら電流ia(=i1+i2)を流す。これにより、スイッチQ1の端子電圧Vcが減少し、スイッチQ2の端子電圧Vc’が増大していく。
(モード6)
次のモード6におけるスイッチQ1をオンするまでの電流の流れを図10を参照して説明する。t=t5にてVcが更に低下すると、スイッチQ1の寄生ダイオードD1がオンし、電流iaは高電圧電源4の負極側から共通端子Tecに流れ込む。この時、スイッチQ1の印加電圧Vcはほぼ0Vにクランプされる。なお、正確にはVcが0Vからダイオードの順方向電圧降下分ΔVを差し引いた値を下回る場合に寄生ダイオードD1がオンすること、寄生ダイオードD1の代わりに(あるいはそれに加えて)独立のダイオードを用いてもよいことはもちろんである。その後、t6=t0に達するまでこの動作が行われ、時点t6(=t0)にて次のサイクルが再度実施される。
(各部の電圧、電流の波形)
試験により求めたDC−DCコンバータの各部電圧波形及び電流波形を図11〜図19に示す。横軸は時間軸であり、縦軸は各波形ごとにレンジが異なっている。図11〜図13はスイッチQ1のデューティ比Dが50%の時の各部波形を示し、図14〜図16はスイッチQ1のデューティ比Dが40%の時の各部波形を示し、図17〜図19はスイッチQ1のデューティ比Dが30%の時の各部波形を示す。
図11、図14、図17において、Vq2gはスイッチQ2のゲート電圧、Vq1gはスイッチQ1のゲート電圧である。Vq2はスイッチQ2の端子電圧(主電極間電圧)であり電圧Vcに等しい。Vq1はスイッチQ1の端子電圧(主電極間電圧)であり電圧Vc’(=1−Vc)に等しい。Vq4はスイッチQ4の端子電圧、Vq3はスイッチQ3の端子電圧、Vc2はコンデンサC2の電圧、Vc1はコンデンサC1の電圧である。図12、図15、図18において、iq2はスイッチQ2の電流、iq1はスイッチQ1の電流である。図13、図16、図19において、V5は直列接続されたコイルN1、N4の端子電圧、V6は直列接続されたコイルN2、N5の端子電圧、i1はコンデンサC2の電流、i2はコンデンサC1の電流、Vn3はコイルN3の電圧、Vn6はコイルN6の電圧、i3はスイッチQ4及びコイルN3の電流、i4はスイッチQ3及びコイルN6の電流である。
これらのタイミングチャートから、各デューティ比におけるDC−DCコンバータの入力電圧Vin、出力電圧Vout、入力電流iin、出力電流ioutの関係を抜粋して図20に示す。図20からデューティ比Dが50%から低下すると、出力電圧Voutのリップルが増大し、それにより出力電流ioutのリップルが増大することがわかる。また、図20では不明確であるが、デューティ比Dが50%から低下すると出力電圧Voutが低下した。
デューティ比Dと出力電圧Voutとの関係を図21に示し、デューティ比Dと出力電流リップルとの関係を図22に示す。デューティ比Dが0%と100%とで出力電圧Voutが0となることは明白である。また、第1交直変換回路21の各素子のインピーダンスを等しくした場合、デューティ比D=50%にて出力電圧Voutは最大となった。これとは逆に、出力電流リップルはあるデューティ比において0となる。
更に、他の実験結果によれば、デューティ比Dが50%以下での回路動作は、50%以上での回路動作に比べてより発振動作が少なく安定していることがわかった。
(補注)
なお、スイッチQ2のオンは、転流期間t2〜t3の間の任意の時点にて行うことができる。
(効果)
上記した実施形態のDC−DCコンバータによれば、次の効果を奏することができる。
この実施例によれば、スイッチQ1のオンにより高電圧電源4からコンデンサC2を経由して送電するモードと、スイッチQ2のオンにより高電圧電源4からコンデンサC1を経由して送電するモードとを交互に実行するため、各回路素子のインピーダンスを等しくすることで高電圧電源4からの入力電流のリップルを低減することができる。なお、好適には、コイルN1、N2、N4、N5は等ターンとされ、コンデンサC1、C2は等容量とされ、コイルN3、N6は等ターンとされる。同じく、スイッチQ3、Q4が交互に出力するため、出力電流のリップルを低減することができる。つまり、このDC−DCコンバータによれば、トランスT1、T2が交互にリップルが小さい略直流電流を出力するため、リップル処理を平滑コンデンサのみにより処理でき、平滑用チョークコイルの省略により装置を小型軽量化することができる。
また、スイッチQ1のオフ時にトランスペアTPからスイッチQ2と並列接続されたダイオードを通じて高電圧電源4の電圧にクランプするため、スイッチQ1の電圧Vcが電圧Vinにクランプでき、スイッチQ1の耐圧を低減することができる。
更に、このDC−DCコンバータによれば、コンデンサC1、C2の蓄電電圧がスイッチQ1、スイッチQ2のスイッチング時の電流上昇速度を抑制するためDC−DCコンバータの効率を向上できるとともに、スイッチQ1、Q2の発熱増大を回避しつつスイッチQ1、Q2の断続周波数を高周波化できる(図4を参照されたい)。このことは、効率向上により、DC−DCコンバータの冷却機構の簡素化とそれによる装置の全体の小型軽量化を実現するとともに、トランスT1、T2やコンデンサC1、C2の小型軽量化とそれによる装置体格縮小も実現する。言い換えると、この実施例のDC−DCコンバータでは、コンデンサC1、C2の蓄電に伴う電流上昇抑制帰還のタイミングと同期して、スイッチQ1、Q2のスイッチングを行うことが重要である。更に、トランスペアTPから高電圧電源4への電流逆流も非常に小さいため、入力側の平滑コンデンサC3も小さくすることができる。
その他、第1交直変換回路21内の発生電圧を上記特許文献のそれと比較して低減できるため、コンデンサC1、C2を低耐圧化することができ、その小型軽量化も可能となる。
(変形態様)
電源投入後、これらの平滑コンデンサに突入電流が流れ込むのを防止するために、デューティ比Dを徐々に変更することができる。
(変形態様)
この実施例では、降圧型DC−DCコンバータを説明したが、トランスT1、トランスT2の一次コイルと二次コイルとのターン数比を変更することにより、昇圧型DC−DCコンバータとすることができることは当然である。
(変形態様)
この実施例では、出力スイッチQ3、Q4を相補動作させて同期整流を行っているが、スイッチQ3、Q4の一方又は両方を整流ダイオードに置換してもよい。
(変形態様)
デューティ比Dを制御してDC−DCコンバータの出力電圧Voutを低電圧電源5の電圧より低くすることにより、低電圧電源5から高電圧電源4への逆送電も可能である。
(変形態様)
トランスT1のコアとトランスT2のコアとを共通磁路をもつ合併コアとしてもよい。
(変形態様)
スイッチQ3のオンをスイッチQ1のオンより所定時間だけ早め、同じくスイッチQ4のオンをスイッチQ2のオンより所定時間2だけ早めてもよい。
(変形態様)
スイッチQ1とスイッチンQ2との間に設定したデッドタイムを省略しても良い。同じく、スイッチQ3とスイッチンQ4との間に設定したデッドタイムを省略しても良く、あるいは一部オーバーラップさせてオンしてもよい。スイッチQ1とスイッチンQ3とのオンは同時ではなく、時間が少しずれていてもよく、スイッチQ2とスイッチンQ4とのオンは同時ではなく、時間が少しずれていてもよい。
(実施例2)
実施例2の2トランス型DC−DCコンバータを以下に説明する。
(全体回路構成)
この実施形態のDC−DCコンバータの回路構成を図23に示す回路図を参照して説明する。
DC−DCコンバータ1は、パワー部2と昇圧チョッパ回路2Aと制御回路部(コントローラ)3とにより構成されて高電圧電源4と低電圧電源5とを双方向直流送電可能に接続している。このDC−DCコンバータは、制御回路部(コントローラ)3により制御される昇圧チョッパ回路2Aを追加した点が図1又は図2に示すDC−DCコンバータと異なっている。
昇圧チョッパ回路2Aは、本発明で言う電圧変更回路であって、リアクトル100,磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5、出力スイッチQ6により構成されている。出力スイッチQ6は逆方向送電が可能なようにMOSトランジスタンにより構成しているが、逆方向送電が不要な場合にはダイオードにより置換できることは周知である。また、図23に示す昇圧チョッパ回路2Aと同一回路の昇圧チョッパ回路を複数、昇圧チョッパ回路2Aと並列接続し、同一キャリヤ周波数にて異なるタイミングにて動作させることもできる。その他、昇圧チョッパ回路2Aの代わりに降圧チョッパ回路や昇降圧チョッパ回路を採用してもよく、チョッパ回路以外の公知の出力電圧変更回路を採用しても良い。昇圧チョッパ回路2Aの基本動作は周知のため、その説明は省略される。
(パワー部2の動作)
パワー部2の各部波形を図24に示す。パワー部2の動作を図23を参照して以下に説明する。なお、パワー部2の動作は実施例1とパワー部2のそれと本質的に同じである。
第1交直変換回路21は、互いに直列接続されて相補動作するトランジスタQ1、Q2と、コンデンサC1、C2とにより構成されている。この実施形態では、トランジスタQ1、Q4とが同期動作し、トランジスタQ2、Q3が同期動作し、トランジスタQ1、Q4とトランジスタQ2、Q3とは相補動作(逆動作)する。もちろん、デッドタイムを適宜設けても良い。
(順方向送電)
トランジスタQ1、Q4がオン、トランジスタQ2、Q3がオフしているモードAでは、コンデンサC2を通じてコイルN1、コイルN4の順に電流が流れ、この電流の増加に応じてトランスT1、T2の磁束が第1の方向へ増加する。これにより、コイルN3の出力電圧が補機バッテリ4へ印加される。コイルN6の逆向き電圧はトランジスタQ3のオフにより遮断される。
次に、トランジスタQ1、Q4がオフ、トランジスタQ2、Q3がオンしているモードBでは、トランジスタQ2、コイルN5、コイルN2、コンデンサC1の順に電流が流れる。コイルN1、N4の巻き方向とコイルN2、N5の巻き方向とが逆となっているため、この電流の増加に応じてトランスT1、T2の磁束は上記した第1の方向とは逆の第2の方向へ増加する(第1の方向に見ると減少する)。これにより、コイルN6の出力電圧が補機バッテリ4へ印加される。コイルN3の逆向き電圧はトランジスタQ4のオフにより遮断される。
なお、この実施形態では、コンデンサC1、C2を設けているため、各モードの終期において、コンデンサC1、C2の蓄電電圧により上記電流は十分に減衰されることになる。
また、モードAでは、トランジスタQ1のオンにより、コンデンサC1、コイルN2、N5が短絡回路を構成する。このため、コンデンサC1に蓄電された電荷がコイルN2、N5を上記モードBとは逆向きに流れる。その結果、モードAにおいてコイルN2、N5を通じて流れるコンデンサC1の放電電流は、コイルN1、N4に流れる電流が形成する上記磁束を強める。
また、モードBでは、トランジスタQ2のオンにより、コンデンサC2、コイルN1、N4が短絡回路を構成する。このため、コンデンサC2に蓄電された電荷がコイルN1、N4を上記モードAとは逆向きに流れる。その結果、モードBにおいてコイルN1、N4を通じて流れるコンデンサC2の放電電流は、コイルN2、N4を流れる電流が形成する上記磁束を強める。
結局、この2トランス型DC−DCコンバータによれば、2つのトランスの逆動作を利用してトランジスタQ1のオン期間とオフ期間とで電圧を交互に出力できるともに、2つのトランスのうち二次側に電流を出力しない期間にトランスの磁束を元の状態に復帰させることができ、高効率でリップルが少なくかつデューティDの調整により出力電圧を自由に変更することができる。
(逆方向送電)
第2交直変換回路22の出力電圧(すなわち第1交直変換回路21がコイルN3、N6に出力する電圧)が補機バッテリ4の端子電圧より小さい場合には、コイルN3、N6には流れる電流は逆向きとなる。これにより、モードAではコイルN1、N4の電圧を高めてコンデンサC1を通じて流れる電流が逆向きとなり、モードBではコイルN5、N2、コンデンサC2を通じて流れる電流が逆向きとなる。つまり、デューティDの調節により順方向降圧送電と逆方向昇圧送電とを切り替えることができ、送電量をデューティDの調節により簡単に制御することができる。
(昇圧チョッパ回路2Aの動作)
次に、この実施形態における昇圧チョッパ回路2Aの動作を図25に示すフローチャートを参照して以下に説明する。このフローチャートの制御動作は、図23に示す制御回路部(コントローラ)3により実行される。スイッチQ5は所定のキャリヤ周波数にてPWM制御され、スイッチQ6はスイッチQ5と逆の動作(相補動作)を行う。なお、2トランス型DC−DCコンバータのスイッチQ1のデューティ比D1は0〜50%で制御され、D1が50%の時、2トランス型DC−DCコンバータの損失は最小となり、リップルはほぼ0となる。
まず、スイッチQ1のデューティ比D1が略50%(たとえばマージンを見込んで48%以上)かどうかを調べ(S100)、スイッチQ1のデューティ比Dが略50%未満であれば、第1交直変換回路21に高すぎる入力電圧が印加されていると判断して昇圧チョッパ回路2AのスイッチQ5のデューティ比D5を所定量ΔDだけ減少させる(S102)。
スイッチQ1のデューティ比D1が略50%であれば、2トランス型DC−DCコンバータの出力電圧が規定値未満かどうかを調べ(S104)、出力電圧が規定値以上出力されていればパワー部2の各スイッチの動作状態は好適であるとしてこのルーチンを終了する。スイッチQ1のデューティ比が略50%でかつ出力電圧が規定値未満であれば、第1交直変換回路21に低すぎる入力電圧が印加されていると判断して昇圧チョッパ回路2AのスイッチQ5のデューティ比D5を所定量ΔDだけ増加させ、ルーチンを終了する。
このようにすれば、外部電源の電圧が変動したり、負荷の変動によりパワー部2の出力電流が変動したりしても、パワー部2の各スイッチQ1〜Q4を最適状態で運転することが可能となり、電圧リップルが非常に小さい電圧を出力することができる。
なお、この実施形態では、スイッチQ5、Q6のキャリヤ周波数とスイッチQ1〜Q4と同じキャリヤ周波数とされる。更に、昇圧チョッパ回路2Aの磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5のオフ期間とスイッチQ1のオン期間との重複期間は、磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5のオン期間とスイッチQ1のオン期間との重複期間よりも長く設定される。このようにすれば、磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5がオフして昇圧チョッパ回路2Aが昇圧電圧を第1交直変換回路21に印加する期間に、スイッチQ1のオンにより第1交直変換回路21は昇圧チョッパ回路2Aから電力を吸収するモードとなるため無駄を減らすことができる。
(変形態様)
変形態様を図26を参照して説明する。
この実施形態は、図23の昇圧チョッパ回路2Aをダブル昇圧チョッパ回路2Bに変更し、更に、商用電源200の交流電圧を整流回路201で全波整流してダブル昇圧チョッパ回路2Bの入力端に印加した点にその特徴がある。なお、203はバッテリ4をダブル昇圧チョッパ回路2Bから遮断するリレーである。
リレー203を遮断して、整流回路201の入力端に商用交流電圧を印加すれば、昇圧チョッパ回路2Aはこの商用交流電圧の全波整流電圧をダブル昇圧チョッパ回路2Bを通じて第1交直変換回路2A1に印加することができる。商用交流電圧の全波整流電圧の電圧変動やそれとバッテリ4の電圧との違いは、ダブル昇圧チョッパ回路2Bにより吸収することができる。
(変形態様)
上記実施形態では、スイッチQ1のデューティ比Dを最適範囲に維持するように昇圧チョッパ回路2Aのデューティ比をフィードバック制御したが、その代わりに、Q1のデューティ比Dを所望の値に固定し、2トランス型DC−DCコンバータの出力電圧又は入力電圧に基づいて昇圧チョッパ回路2Aのデューティ比をフィードバック制御してもよい。その他、昇圧チョッパ回路2Aとパワー部2との総合的な損失が最小となるように昇圧チョッパ回路2Aのデューティ比をフィードバック制御してもよい。
(変形態様)
図26では、全波整流回路201の出力端を昇圧チョッパ回路2Aの入力端に接続したが、その代わりに図27に示すように全波整流回路201の出力端を第1交直変換回路21の入力端に接続しても良い。
実施例1の2トランス型DC−DCコンバータの全体回路図である。 図1のパワー部の回路構成を示す回路図である。 各スイッチの理想的な断続タイミングを示すタイミングチャートである。 各スイッチの詳細な断続タイミングと第1交直変換回路の各部波形を示すタイミングチャートである。 モード1の電流の流れを示す第1交直変換回路の回路図である。 モード2の電流の流れを示す第1交直変換回路の回路図である。 モード3の電流の流れを示す第1交直変換回路の回路図である。 モード4の電流の流れを示す第1交直変換回路の回路図である。 モード5の電流の流れを示す第1交直変換回路の回路図である。 モード6の電流の流れを示す第1交直変換回路の回路図である。 デューティ比Dが50%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 デューティ比Dが50%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 デューティ比Dが50%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 デューティ比Dが40%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 デューティ比Dが40%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 デューティ比Dが40%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 デューティ比Dが30%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 デューティ比Dが30%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 デューティ比が30%の条件にて実験により求めた各部波形を示すタイミングチャートである。 各デューティ比におけるDC−DCコンバータの入出力電圧及び入出力電流の波形を示すタイミングチャートである。 実験により調べたデューティ比と出力電圧との関係を示す特性図である。 実験により調べたデューティ比と出力電流リップルとの関係を示す特性図である。 実施例2の2トランス型DC−DCコンバータの回路図である。 図23の各部波形を示すタイミングチャートである。 図23の昇圧チョッパ回路の制御を示すフローチャートである。 変形態様を示す回路図である。 変形態様を示す回路図である。
符号の説明
N1〜N6 コイル
Q1〜Q4 スイッチ(スイッチ)
Tec 共通端子
Tedc1〜Tedc4 直流端子
Te1、Te2 独立端子
Tec 共通端子
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ
C3 平滑コンデンサ
C4 平滑コンデンサ
N1〜N6 コイル
T1、T2 トランス
1 DC−DCコンバータ
2 パワー部
3 制御回路部
4 高電圧電源
5 低電圧電源
11 コントローラ
12 デッドタイムコントローラ
13 高電圧側ドライバ回路
14 低電圧側ドライバ回路
21 交直変換回路
22 交直変換回路

Claims (19)

  1. コイルN1、N2、N3をもつトランスT1と、コイルN4、N5、N6をもつトランスT2とを有し、コイルN1、N4は直列接続されて第1コイルペアを構成し、コイルN2、N5は直列接続されて第2コイルペアを構成し、コイルN2の他端は前記第2コイルペアの独立端子Te1をなし、コイルN1の他端は前記第1コイルペアの独立端子Te2をなし、コイルN4、N5の他端は前記第1、第2コイルペアの共通端子Tecをなすトランスペアと、
    コイルN1、N2、N4、N5と第1側の直流端子Tedc1、Tedc2との間に設置されて交直電力変換を行う第1交直変換回路と、
    コイルN3、N6と第2側の直流端子Tedc3、Tedc4との間に設置されて交直電力変換を行う第2交直変換回路と、
    を備える2トランス型DC−DCコンバータであって、
    前記第1交直変換回路は、
    低電位側の端子である直流端子Tedc1と共通端子Tecとを接続して所定周期で断続されるスイッチQ1と、
    高電位側の端子である直流端子Tedc2と共通端子Tecとを接続してスイッチQ1に対して相補的に断続されるスイッチQ2と、
    直流端子Tedc1と独立端子Te1とを接続するコンデンサC1と、
    直流端子Tedc2と独立端子Te2とを接続するコンデンサC2と、
    を有することを特徴とする2トランス型DC−DCコンバータ。
  2. 請求項1記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記第1交直変換回路は、
    スイッチQ2と並列接続されたダイオードを有する2トランス型DC−DCコンバータ。
  3. 請求項2記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記第1交直変換回路は、
    スイッチQ1と並列接続されたダイオードを有する2トランス型DC−DCコンバータ。
  4. 請求項1記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    直流端子Tedc1、Tedc2間の直流電圧は、
    直流端子Tedc3、Tedc4間の直流電圧よりも高電圧である2トランス型DC−DCコンバータ。
  5. 請求項1記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    直流端子Tedc1、Tedc2間の直流電圧は、
    直流端子Tedc3、Tedc4間の直流電圧よりも低電圧である2トランス型DC−DCコンバータ。
  6. 請求項1記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記第1交直変換回路は、
    直流端子Tedc1、Tedc2間に印加される直流電力を交流電力に変換するインバータ回路をなし、
    前記第2交直変換回路は、
    直流端子Tedc3、Tedc4間に直流電力を出力する整流回路をなす2トランス型DC−DCコンバータ。
  7. 請求項6記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記第2交直変換回路は、
    電流平滑コンデンサを含み、電流平滑回路用のチョークコイル素子を含まない平滑回路を通じて外部に直流電力を出力する2トランス型DC−DCコンバータ。
  8. 請求項6記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記第2交直変換回路は、
    スイッチQ1と同期動作するスイッチQ3と、スイッチQ2と同期動作するスイッチQ4とを有する同期整流回路からなる2トランス型DC−DCコンバータ。
  9. 請求項1記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記第2交直変換回路は、
    直流端子Tedc3、Tedc4間に印加される直流電力を交流電力に変換するインバータ回路をなし、
    前記第1交直変換回路は、
    直流端子Tedc1、Tedc2間に直流電力を出力する整流回路をなす2トランス型DC−DCコンバータ。
  10. 請求項1記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    スイッチQ1を所定周期及び所定のデューティ比Dにて断続させ、スイッチQ2を前記所定周期及び所定のデューティ比(1−D)にて断続させる制御回路部を有する2トランス型DC−DCコンバータ。
  11. 請求項10記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記制御回路部は、
    出力リップルが所定以下となるデューティ比Dの範囲内でデューティ比Dを調整して送電電力量を調整する2トランス型DC−DCコンバータ。
  12. 請求項11記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記制御回路部は、
    デューティ比Dを50%以下に設定する2トランス型DC−DCコンバータ。
  13. 請求項11記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記制御回路部は、
    デューティ比Dを50%以上に設定する2トランス型DC−DCコンバータ。
  14. 請求項10記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記制御回路部は、
    デューティ比Dの変更により電力の送電方向を変更する2トランス型DC−DCコンバータ。
  15. 請求項1乃至14のいずれか記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記スイッチQ1と前記スイッチQ2とは、所定のデッドタイムを有して相補的に断続される2トランス型DC−DCコンバータ。
  16. 請求項1記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    外部電源から印加される直流電圧の大きさを変更して前記直流端子Tedc1、Tedc2の間に印加する電圧変更回路と、
    前記2トランス型DC−DCコンバータの状態又は前記外部電源の状態に応じて前記電圧変更回路から前記直流端子Tedc1、Tedc2の間に印加する直流電圧の大きさを変更するコントローラと、
    を備える2トランス型DC−DCコンバータ。
  17. 請求項16記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記コントローラは、前記スイッチQ1のデューティ比が所定値よりも大きい場合に前記電圧変更回路の出力電圧を増大させ、前記スイッチQ1のデューティ比が所定値よりも小さい場合に前記電圧変更回路の出力電圧を減少させる2トランス型DC−DCコンバータ。
  18. 請求項16記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記電圧変更回路は、昇圧チョッパ回路からなる2トランス型DC−DCコンバータ。
  19. 請求項18記載の2トランス型DC−DCコンバータにおいて、
    前記昇圧チョッパ回路の磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5は、スイッチQ1と同一のキャリヤ周波数にてPWM制御され、
    前記磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5のオフ期間と前記スイッチQ1のオン期間との重複期間は、前記磁気エネルギー蓄積用スイッチQ5のオン期間と前記スイッチQ1のオン期間との重複期間よりも長く設定される2トランス型DC−DCコンバータ。
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