JP2006115660A - 入出力絶縁型dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】作業が簡単で信頼性に優れた入出力絶縁型DCーDCコンバータを提供すること。
【解決手段】入出力絶縁型DCーDCコンバータの負荷電流状態やそれに関連する回路動作の状態を、トランス一次側のインバータ回路100内に設けられたアクティブクランプ回路101のコンデンサ電圧VCを利用して判定するので、降圧比が大きい降圧コンバータの二次コイルの電圧を検出する必要がなく、トランスT1、T2の二次側コイルや配線用のバスバーに電圧検出用ケーブルを締結したり接合したりする作業を省略することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、入出力絶縁型DC−DCコンバータの改良に関する。
トランスを用いる入出力絶縁型DC−DCコンバータは、変圧が容易であるうえ、入出力を完全に電気絶縁することができると言う利点を有するため、たとえばハイブリッド車用電源装置に用いられる独立二電源系間の電力融通に好適である。この入出力絶縁型DC−DCコンバータでは、一つのトランスを用いる1トランス型DC−DCコンバータの他に、交互に電流を出力する2個のトランスをもつ下記の特許文献1〜8記載の2トランス型DC−DCコンバータが知られている。
特開平5−276751号公報 特許第3175388号公報 特開2003−79142号公報 特表2003−529311 特表2003−533163 特表2004−508799 特開2003−102175号公報 USP5291382 上記した入出力絶縁型DC−DCコンバータでは、トランスの一次側にインバータ回路が、トランスの二次側に整流回路が設けられる。インバータ回路は、所定周期、所定デューティ比でスイッチングされてトランスの一次コイルを断続するスイッチング素子をもつ。この場合、スイッチング素子は、本質的にインダクタンス成分を含む負荷への給電電流をスイッチングすることになるため、スイッチング素子のオフ直後にスイッチング素子にサージ電圧が一時的に掛かることになる。そこで、このサージ電圧を抑制するため、スイッチング素子のオン時にスイッチング素子に流れていた電流をスイッチング素子のオフ直後に一時的に他の回路にバイパスさせることが好適であり、この電流バイパスを上記スイッチング素子と相補的に逆動作するクランプ用スイッチング素子にて行うのが好適である。また、この電流バイパスは、サージ電力が減衰した後は、言い換えると、トランスに蓄積された磁気エネルギーが減衰した後は、遮断されるべきであり、このため、このクランプ用スイッチング素子と直列に直流遮断用のコンデンサを設けるのが通常である。この種の互いに直列接続されたクランプ用スイッチング素子と直流阻止用コンデンサからなる電圧クランプ回路は、通常、アクティブクランプ回路として知られている。
つまり、このアクティブクランプ回路は、いままで主スイッチとしてのスイッチング素子に流れていた電流を主スイッチのオフ直後だけ一時的に他の回路系にバイパスすることにより、主スイッチに大きなサージ電圧が印加されるのを防止する。なお、バイパス電流通電により直流阻止用コンデンサに蓄積された静電エネルギーは他の期間に放出されて有効利用されるのが通常である。
従来の1トランス型DC−DCコンバータの回路例を図8に示す。このDC−DCコンバータは、フルブリッジ型のインバータ回路100'と全波整流型の整流回路200と、中間タップ付き二次コイルをもつトランスTとを有している。300'はDC−DCコンバータを制御する制御回路であり、補助電源5、コントローラ6、駆動回路7からなる。なお、整流回路200のダイオードをスイッチング素子に変更して同期整流を行ってもよいことは明白である。補助電源5は、DC−DCコンバータの出力電圧から所定の定電圧の制御用電圧を形成してコントローラ6及び駆動回路7に給電する。
コントローラ6は、たとえばDC−DCコンバータの出力電圧と所定の目標電圧との偏差が0に収束するデューティ比をもつPWM制御電圧を生成し、このPWM制御電圧を駆動回路7により電力増幅してインバータ回路100'の4つのスイッチング素子のゲート電極に印加し、これによりいわゆる出力をフィードバック制御する。更に、コントローラ6は、DC−DCコンバータの回路動作が順調に行われているかどうかを検出し、回路動作が不良の場合にDC−DCコンバータの運転を停止する保護制御を行う。
従来における保護制御では、トランスTの二次コイルの電圧を抽出し、二次コイルの整流後の平均電圧である整流平均値を求め、この平均電圧が所定電圧範囲を逸脱したかどうかを判定し、逸脱した場合にインバータ回路100'又はトランスT又は一次側直流電源の不良と判定してDC−DCコンバータの運転を停止する方式を採用していた。
しかしながら、この種の入出力絶縁型DC−DCコンバータを、大きな降圧比をもつ降圧コンバータに適用する場合がある。この場合、二次コイルの導体や、二次コイルの出力端子と次の整流回路の入力端子とを接続する配線を大きな断面積をもつバスバーにより構成して二次側の抵抗損失を低減することが必要となる。たとえばハイブリッド車用の降圧コンバータの二次電流は100A程度の大きな値となる。
このような大きな降圧比をもつ降圧コンバータにて上記保護制御を実行する場合、二次コイルの出力電圧を検出するための電圧検出用ケーブルは非常に細くてよいため、この電圧検出ケーブルの端末を上記バスバーに締結乃至接合する構造を採用せねばならない。
たとえば螺子孔のような締結構造をバスバーに設けることは、バスバー加工や締結作業が面倒となり、バスバー形状の複雑化も招くという不都合があった。また、電圧検出用ケーブルの敷設や端末加工も面倒であるうえ、高振動環境では接続信頼性確保の課題も発生する。更に、電圧検出ケーブルをバスバーに接合する場合、接合箇所のスペースが狭かったりして接合不良が生じないように作業するのが容易ではなかった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、作業が簡単で信頼性に優れた入出力絶縁型DC−DCコンバータを提供することをその目的としている。
なお、請求項において各構成要素に付した符号は理解を容易化するためになされたものに過ぎず、構成要素を対応する符号をもつ実施例の構成要素に限定するものではない。
本発明の入出力絶縁型DC−DCコンバータは、降圧型のトランスと、一次側の直流電源から入力電源電圧V1を印加されて前記トランスの一次コイルに一次コイル電流を給電するインバータ回路100と、前記トランスの二次コイルから出力される二次コイル電流を整流して外部に負荷電流として出力する整流回路200と、前記インバータ回路100の動作を制御する制御回路300とを備え、前記インバータ回路100が、前記一次側の直流電源から前記トランスの一次コイルに給電される前記一次コイル電流を断続する主スイッチQ1と、少なくとも副スイッチQ2とコンデンサC1とを直列接続して構成されて前記主スイッチQ1のオフ期間に前記トランスをリセットするアクティブクランプ回路101とを有する入出力絶縁型DC−DCコンバータ(以下、アクティブクランプ式DC−DCコンバータとも言う)において、前記制御回路300が、前記コンデンサC1の電圧を検出することにより、前記負荷電流に関連する電気量をモニタすることを特徴としている。なお、整流回路としては従来公知の全波整流型の同期整流回路やダイオード整流回路を採用することができる。
すなわち、この発明では、入出力絶縁型DC−DCコンバータの負荷電流状態やそれに関連する回路動作の状態を、トランス一次側のインバータ回路内に設けられたアクティブクランプ回路のコンデンサ電圧を利用して判定するので、降圧比が大きい降圧コンバータの二次コイルの電圧を検出する必要がなく、トランスの二次側のバスバーに電圧検出用ケーブルを締結したり接合したりする作業を省略することができる。なお、インバータ回路100は回路基板に実装されるため上記コンデンサ電圧を検出するための配線は回路基板に設けられた配線パターンを用いればよいため、バスバーにより構成される二次コイルの電圧検出に比べて配線や接続を簡単に行うことができる。
また、このコンデンサ電圧は、出力電流(負荷電流)及び入力電源電圧(一次側の直流電源の電圧)の大きさに応じて変動するので、コンデンサ電圧と出力電流とから入力電源電圧を推定することができ、コンデンサ電圧と入力電源電圧とから出力電流を推定することもできる。特に後者の場合は、大きな出力電流を検出するための電流検出回路を省略することができる。
好適態様において、前記制御回路300は、前記コンデンサC1の電圧値が、所定の入力電源電圧範囲における所定の最小負荷電流値に相当する所定のしきい値より低下したかどうかを判定し、低下した場合に異常発生と判定する。すなわち、通常において用いる入力電源電圧範囲で所定の最小負荷電流値以上の負荷電流を出力する場合、アクティブクランプ回路の電圧値は所定のしきい値を下回ることがない。したがって、アクティブクランプ回路の電圧値が所定のしきい値を下回る場合に、DC−DCコンバータが出力する負荷電流のあり得ない低下を検出することができる。つまり、この異常な状態の検出により、DC−DCコンバータの動作異常又はなんらかの原因による入力電源電圧の通常使用範囲からの逸脱を検出することができる。
特に、降圧式DC−DCコンバータを通じて高電圧のバッテリから低電圧のバッテリ及び低電圧負荷へ常時給電する車両用二電源系では、常時動作する低電圧負荷が存在するため、DC−DCコンバータの出力電流が所定最小値を下回ることはなく、したがって既述したように使用入力電源電圧範囲ではコンデンサC1の電圧が所定しきい値を下回ることがないはずであるので、この態様を好適に実施することができる。
好適な態様において、前記制御回路300は、前記コンデンサC1の電圧値が前記しきい値より低下した場合に前記インバータ回路100の作動を停止するか警報を発生する保護モードを実行する。これにより、上記異常発生時にDC−DCコンバータを保護することができる。
好適な態様において、前記制御回路300は、前記負荷電流に関連する電気量に基づいて前記負荷電流が所定最大値を超える場合に前記主スイッチQ1のPWMデューティ比を調整して前記整流回路の出力電圧を減少させる過電流制限モードを有し、かつ、前記過電流制限モードを実行する場合に前記保護モードの実行を禁止する。
このようにすれば、出力電流が過大となる場合に出力電圧を低減して出力電流を低減するため、DC−DCコンバータの安全性を向上させることができるとともに、この過電流制限モードによる出力電流の減少を回路動作不良と誤判定することも防止することができる。
好適な態様において、前記制御回路300は、前記コンデンサC1の電圧VCと前記入力電源電圧V1と予め記憶するマップに基づいて負荷電流を推定することを特徴とする。
すなわち、このコンデンサC1の電圧VCは、出力電流(負荷電流)及び入力電源電圧(一次側の直流電源の電圧)の大きさに応じて変動するので、コンデンサ電圧と入力電源電圧とから出力電流すなわち負荷電流を、大きな出力電流検出のための電流検出回路を用いることなく推定することができる。また、更に主スイッチQ1のオン・デューティ比Dも利用してもよい。
好適な態様において、前記トランスは、一次コイルn1、n3が巻装されるトランスT1と、一次コイルn2、n4が巻装されるトランスT2とを含み、前記主スイッチQ1は、互いに直列接続された一次コイルn1、n2を通じて前記一次側の直流電源から電圧を印加され、前記アクティブクランプ回路101の前記副スイッチQ2及び前記コンデンサC1は、コンデンサC2を介して直列接続されて前記主スイッチQ1の両端を短絡し、前記コンデンサC1、C2の接続点30は、一次コイルn3、n4を順次通じて前記主スイッチQ1と副スイッチQ2との接続点40に接続される。
このインバータ回路構成を採用すると、一次側の直流電源からインバータ回路へ一方向へとぎれることなく電流を流すことができるため、従来のDC−DCコンバータの問題であったインバータ回路から一次側の直流電源への電流逆流を格段に低減することができ、この低減のための大型の平滑コンデンサやチョークコイルの省略又は小型化が可能となる。また、このチョークコイルが省略可能となることにより、双方向送電も可能となる。
本発明のDC−DCコンバータの好適態様を以下の実施例を参照して具体的に説明する。なお、この発明は、下記の実施例に限られるものではなく、各構成要素は、それと主要機能が共通する一乃至複数の公知の構成要素に置換可能であることは当然である。
(回路の全体構成)
この実施例の入出力絶縁型DC−DCコンバータの回路構成を図1に示す。この入出力絶縁型DCーDCコンバータは、一次コイルn1、n3と二次コイルn5とが巻装される降圧型のトランスT1と、一次コイルn2、n4と二次コイルn6とが巻装される降圧型のトランスT2と、一次側の直流電源400から給電されてトランスT1、T2の一次コイルn1〜n4に一次コイル電流を給電するインバータ回路100と、トランスT1、T2の二次コイルn5、n6から出力される電流を整流して外部に負荷電流として出力する整流回路200と、インバータ回路100の動作を制御する制御回路300とを備える。トランスT1、T2の一次コイルn1〜n4のターン数は同じに設定されるが、それに限定されるものではない。二次コイルn5、n6のターン数も同じに設定される。
インバータ回路100は、高電圧(たとえば数百V)を出力する一次側の直流電源400からトランスT1、T2の一次コイルに給電される一次コイル電流を断続する主スイッチQ1と、副スイッチQ2とコンデンサC1とを直列接続して構成されて主スイッチQ1のオフ期間に前記トランスをリセットするアクティブクランプ回路101とを有している。主スイッチQ1は、互いに直列接続された一次コイルn1、n2を通じて一次側の直流電源400から入力電源電圧V1を印加されている。アクティブクランプ回路101の副スイッチQ2及びコンデンサC1は、コンデンサC2を介して直列接続されて主スイッチQ1の両端を短絡している。コンデンサC1、C2の接続点30は、一次コイルn3、n4を順次通じて主スイッチQ1と副スイッチQ2との接続点40に接続されている。
整流回路200は、スイッチング素子Q3、Q4を有する周知の同期整流回路であって、スイッチング素子Q3は二次コイルn5を通じて、スイッチング素子Q4は二次コイルn6を通じて、高電位側の出力端50に接続されている。スイッチング素子Q3、Q4の接続端は低電位側の出力端60に接続されている。主スイッチQ1、副スイッチQ2及びスイッチング素子Q3、Q4はMOSトランジスタにより構成されているが、これに限定されるものではない。C3は出力平滑コンデンサ、500は十数Vを出力する負荷側の低電圧バッテリである。各スイッチング素子Q1〜Q4は図2に示す動作タイミングで所定周期で断続される。
制御回路300は、スイッチング素子Q1〜Q4をオンオフ制御するものであって、DC−DCコンバータの出力電圧V2を所定の目標値にフィードバック制御するべく、出力電圧V2と目標値との偏差に基づいて各スイッチング素子Q1〜Q4のオンデューティ比をPWM制御している。なお、PWM制御におけるキャリヤ周波数は通常の場合と同じく数十〜数百kHzとされるが、それによる損失増大や電磁波ノイズの問題が許す限りできるだけ高く設定されることが回路の小型化の点で好ましいことは明らかである。
このDC−DCコンバータでは、デッドタイムを無視すれば主スイッチQ1と副スイッチQ2とは図2に示すように相補動作してインバータ動作を行い、スイッチング素子Q3、Q4はスイッチング素子Q1、Q2と同期して交互にオンされていわゆる同期整流を行う。
(モードA期間の動作説明)
主スイッチQ1がオンされ、副スイッチQ2がオフされる期間であるモードA期間の動作を以下に説明する。入力直流電源400は、主スイッチQ1のオンにより、一次コイルn1、n2に電流i1を流す。また、後述するモードB期間にて蓄電されて高電圧となっているコンデンサC1は、一次コイルn3、n4、主スイッチQ1を通じて電流icで放電する。これにより、トランスT1には、電流i1とi2に起因するアンペアターンに対応する磁束φ1が形成され、この磁束φ1の変化に対応する電圧V5が二次コイルn5に誘起される。この時、スイッチング素子Q4がオンしているので、トランスT1の二次コイルn5は負荷側へ電流i2を出力する。これに対して、スイッチング素子Q3はオフしており、トランスT2の二次コイルn6には電流が流れないため、トランスT2の一次コイルn2は一次側の直流電源400からの電流流入を制限するためのチョークコイル負荷として機能し、トランスT2の一次コイルn4はコンデンサC1の放電を規制するためのチョークコイル負荷として機能する。二次コイルn5の電圧V5は、一次コイルn1、n3に流れる励磁用の電流成分の総和に比例するトランスT1の磁束の増加率に比例する電圧V5を出力し、二次コイルn5から負荷側へ電流i2が流れる。電流i2は、理想的には電流和i1+icからトランスT1の励磁電流成分を差し引いた値となる。
(モードB期間の動作説明)
次に、主スイッチQ1がオフされ、副スイッチQ2がオンされる期間であるモードB期間の動作を以下に説明する。入力直流電源400は、主スイッチQ1のオフ、副スイッチQ2のオンにより、モードA期間中に一次コイルn1、n2に流れていた電流i1の一部は、一次コイルn1、n2、n4、n3の順に転流してコンデンサC1を充電するとともに一次コイルn4、n3をモードA期間とは逆方向へ励磁する。また、モードA期間中に一次コイルn1、n2に流れていた電流i1の残部は、副スイッチQ2、コンデンサC2を通じて転流してコンデンサC1を充電し、これにより主スイッチQ1のオフによる主スイッチQ1のサージ電圧は抑制される。電流icはコンデンサC1の充電とともに減少する充電電流となる。また、上記転流により、モードB期間の前半に図1に示す方向に充電されたコンデンサC2の蓄電量はモードB期間の後半には逆方向に放電される。
これにより、トランスT2には、電流i1の減少と電流i2の方向反転(コンデンサC1の充電)に起因するアンペアターンに対応する磁束φ2が形成され、この磁束φ2の変化に対応する電圧V6が二次コイルn6に誘起される。この時、スイッチング素子Q3がオンしているので、トランスT2の二次コイルn6は負荷側へ電流i2を出力する。これに対して、スイッチング素子Q4はオフしており、トランスT1の二次コイルn5には電流が流れないため、トランスT1の一次コイルn1、n3はモードA期間の一次コイルn2、n4と同様にチョークコイル負荷として機能する。二次コイルn6の電圧V6は、一次コイルn2、n4に流れる励磁用の電流成分の総和に比例するトランスT2の磁束の減少率に比例する電圧V6を出力し、二次コイルn6から負荷側へ電流i2が流れる。電流i2は、理想的には電流和i1ーicからトランスT2の励磁電流成分を差し引いた値となる。
(基本制御動作)
次に、コントローラ6が行う基本的な出力電圧制御動作である基本制御モードを以下に説明する。
コントローラ6の基本的な制御動作は、既述したように、出力電圧V2と所定の目標電圧とを比較し、比較結果に基づいて、出力電圧V2が目標電圧より小さい場合に主スイッチQ1のオン・デューティ比Dを増大させ、出力電圧V2が目標電圧より高い場合に主スイッチQ1のオン・デューティ比Dを減少させて、出力電圧V2を目標電圧に収束させるフィードバック制御動作である。この基本制御動作自体はDC−DCコンバータにおいてもはやよく知られているので、これ以上の説明は省略する。
(保護モードの実施)
この実施例の特徴として、コントローラ6は下記に説明する保護モードを実行する。
図1に示すDC−DCコンバータの入力電源電圧V1とコンデンサC1の電圧VCと出力電流i2の関係を図3に示す。Vminは入力電源電圧V1の許容最小値、Vmaxは入力電源電圧V1の許容最大値であり、入力電源電圧V1が許容最小値未満、又は許容最大値以上となると、DC−DCコンバータの動作は強制的に停止される。
図3に記載した7本の特性曲線はそれぞれ異なる出力電流i2における入力電源電圧V1と電圧VCとの関係を示す。これらの特性曲線から、入力電源電圧V1が一定ならコンデンサC1の電圧VCは出力電流i2が大きいほど大きくなる特性をもつことがわかる。この入力電源電圧V1一定条件における出力電流i2及びコンデンサC1の電圧VCの変化は主スイッチQ1のオン・デューティ比Dの変化に起因している。出力電流が大きくなるにつれてオン・デューティ比Dが増大する理由を説明する。内部の配線抵抗やスイッチング素子Q1等の電圧降下は出力電流増大に伴い大きくなるが、出力電圧V2が一定となるようにフィードバック制御をしているため、すなわち出力電流に比例する前記電圧降下を補償するために、出力電流が大きくなるにつれてオン・デューティ比Dが大きくなる。
上記コンデンサC1の電圧VCと出力電流i2との関係を利用して、DC−DCコンバータの動作不良などに起因する出力電流i2の異常低下をコンデンサC1の電圧VCから判定することができる。具体的に説明すると、負荷電流すなわち出力電流i2がある最小値をもつ場合、出力電流i2がこの最小値より下がることがない場合のコンデンサC1の電圧VCの最小値をしきい値Vthとして設定する。このようにすれば、検出したコンデンサC1の電圧VCがしきい値Vth未満かどうかを判定し、未満となった場合にDC−DCコンバータの動作異常又は入力電圧の異常と判定することができる。
ただし、入力電源電圧V1の異常は入力電源電圧V1そのものを判定することにより独立に検出できるために、この判定結果と組み合わせてDC−DCコンバータの動作異常を判定することができる。なお、図3の下側の3本の特性曲線は、上記負荷条件外のものである。また、DC−DCコンバータへの電源供給直後などにおいてDC−DCコンバータがまだ十分動作していない場合においては、出力電流i2が小さく、コンデンサC1の電圧VCが小さくなることもあるため、上記異常判定を遅延させて、誤判定を防ぐことが好適である。
図5に、入力電源電圧V1と出力電圧V2との関係を示す。図5における定電圧領域は、既述した出力電圧と目標電圧との偏差をスイッチング素子Q1のオン・デューティ比DにフィードバックするフィードバックPWM制御により実現される領域である。
次に、図1に示すDC−DCコンバータの入力電源電圧V1とコンデンサC1の電圧VCと出力電流i2との関係を、出力電流i2を横軸として図4に示す。図4における3本の特性曲線はそれぞれ異なる入力電源電圧V1における出力電流i2と電圧VCとの関係を示している。
図4から、出力電流i2が大きくなると、コンデンサC1の電圧VCは低下し、最後にはコンデンサC1の電圧VCが異常判定用のしきい値Vthを下回ることがわかる。これは、図6に示すように、出力電流i2が増大すると、それによる回路保護などのために主スイッチQ1のオン・デューティ比Dを減少させて出力電圧V2を低下させ、それにより出力電力を減らして回路保護動作を行うためである。この回路保護動作を過電流制限動作とも言うものとする。
したがって、出力電流i2が増大すると、この過電流制限動作により、オン・デューティ比Dが減少してコンデンサC1の電圧VCが低下する。その結果、過電流制限動作を行っている場合には、出力電流i2の異常低下が生じていないにもかかわらず、出力電流i2が異常判定用のしきい値Vthを下回る場合が生じる。
そこで、この過電流制限動作を行っている場合には、図3に基づく既述のDC−DCコンバータの動作異常判定動作すなわち、コンデンサC1の電圧VCがしきい値Vthより小さくても、異常警報の発生を停止する。なお、図5に示すように、この過電流制限動作はコントローラ6により出力電流i2が所定しきい値ithを超えた場合になされる。図3に示すコンデンサC1の電圧VCと出力電流i2と入力電源電圧V1との関係をマップに記憶しておき、電圧VCと入力電源電圧V1とをこのマップに代入することにより、出力電流i2を推定してもよい。
コントローラ6によりなされる上記各制御の一例のフローチャートを図7に示す。
(変形態様)
上記実施例では、コンデンサC1の電圧VCがしきい値時間Vthより低下した場合に異常警報を発生したが、その代わりにDC−DCコンバータの運転を停止させてもよいことは当然である。
(変形態様)
上記実施例で説明したコンデンサC1の電圧の異常低下によるDC−DCコンバータの動作異常の判定は、図1に示すDC−DCコンバータに限定されるものではない。つまり、本発明は、コンデンサC1と副スイッチQ2により主スイッチQ1のオフ時のサージ電圧を分流する形式のアクティブクランプ回路をもつその他のDC−DCコンバータに適用できる。
(効果)
DCーDCコンバータの負荷電流状態やそれに関連する回路動作の状態を、トランス一次側のインバータ回路内に設けられたアクティブクランプ回路のコンデンサ電圧を利用して判定するので、降圧比が大きい降圧コンバータの二次コイルの電圧を検出しなくても、インバータの動作異常を判定することができる。
実施例1のDC−DCコンバータを示す回路図である。 図1の各スイッチング素子の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 コンデンサ電圧と入力電源電圧と出力電流との関係を示す特性図である。 コンデンサ電圧と入力電源電圧と出力電流との関係を示す特性図である。 出力電流と出力電圧との関係を示す特性図である。 入力電圧と出力電圧との関係を示す特性図である。 インバータ動作異常判定動作の一例を示すフローチャートである。 従来のDC−DCコンバータを示す回路図である。
符号の説明
Q1 主スイッチ
Q2 副スイッチ
Q3 スイッチング素子
Q4 スイッチング素子
T1 トランス
T2 トランス
Vth しきい値
V1 入力電源電圧
V2 出力電圧
VC コンデンサC1の電圧
i1 入力電流
i2 出力電流
n1〜n4 一次コイル
n5、n6 二次コイル
100 インバータ回路
101 アクティブクランプ回路
200 整流回路
300 制御回路
400 直流電源(入力直流電源)

Claims (6)

  1. トランスと、
    一次側の直流電源から入力電源電圧V1を印加されて前記トランスの一次コイルに一次コイル電流を給電するインバータ回路100と、
    前記トランスの二次コイルから出力される二次コイル電流を整流して外部に負荷電流として出力する整流回路200と、
    前記インバータ回路100の動作を制御する制御回路300と、
    を備え、
    前記インバータ回路100は、
    前記一次側の直流電源から前記トランスの一次コイルに給電される前記一次コイル電流を断続する主スイッチQ1と、
    少なくとも副スイッチQ2とコンデンサC1とを直列接続して構成されて前記主スイッチQ1のオフ期間に前記トランスをリセットするアクティブクランプ回路101とを有する入出力絶縁型DCーDCコンバータにおいて、
    前記制御回路300は、
    検出した前記コンデンサC1の電圧VCにより、前記負荷電流に関連する電気量をモニタすることを特徴とする入出力絶縁型DCーDCコンバータ。
  2. 請求項1記載の入出力絶縁型DCーDCコンバータにおいて、
    前記制御回路300は、
    前記コンデンサC1の電圧VCの電圧値が、所定の入力電源電圧範囲における所定の最小負荷電流値に相当する所定のしきい値より低下したかどうかを判定し、低下した場合に異常発生と判定することを特徴とする入出力絶縁型DCーDCコンバータ。
  3. 請求項2記載の入出力絶縁型DCーDCコンバータにおいて、
    前記制御回路300は、
    前記コンデンサC1の電圧VCの電圧値が前記しきい値より低下した場合に前記インバータ回路100の作動を停止するか警報を発生する保護モードを実行することを特徴とする入出力絶縁型DCーDCコンバータ。
  4. 請求項3記載の入出力絶縁型DCーDCコンバータにおいて、
    前記制御回路300は、
    前記負荷電流が所定最大値を超える場合に前記主スイッチQ1のオン時間を調整して前記整流回路の出力電圧を減少させる過電流制限モードを有し、かつ、前記過電流制限モードを実行する場合に前記保護モードの実行を禁止することを特徴とする入出力絶縁型DCーDCコンバータ。
  5. 請求項1記載の入出力絶縁型DCーDCコンバータにおいて、
    前記制御回路300は、
    前記コンデンサC1の電圧VCと前記入力電源電圧V1と予め記憶するマップに基づいて負荷電流を推定することを特徴とする入出力絶縁型DCーDCコンバータ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の入出力絶縁型DCーDCコンバータにおいて、
    前記トランスは、一次コイルn1、n3が巻装されるトランスT1と、一次コイルn2、n4が巻装されるトランスT2とを含み、
    前記主スイッチQ1は、互いに直列接続された一次コイルn1、n2を通じて前記一次側の直流電源から電圧を印加され、
    前記アクティブクランプ回路101の前記副スイッチQ2及び前記コンデンサC1は、コンデンサC2を介して直列接続されて前記主スイッチQ1の両端を短絡し、
    前記コンデンサC1、C2の接続点30は、一次コイルn3、n4を順次通じて前記主スイッチQ1と副スイッチQ2との接続点40に接続されることを特徴とする入出力絶縁型DCーDCコンバータ。
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