JP4259119B2 - 出力電流検出回路および出力電流検出機能を備えたスイッチング電源装置 - Google Patents

出力電流検出回路および出力電流検出機能を備えたスイッチング電源装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置の出力電流を検出する回路に係わり、特に、一定の出力電圧を生成するPWM方式の電源装置の出力電流を検出する回路に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一定の出力電圧を生成する電源装置は、様々な電子機器において広く使用されている。そして、しばしば、そのような電源装置の出力電流を検出する機能が要求される。例えば、出力電流をモニタすることにより、その電源装置から電力を受け取る回路の故障や、出力線の断線等を検出することができる。
【0003】
電源装置の出力電流を検出する方法としては、従来より、下記の形態が採用されている。
1.電源装置の出力部にシャント抵抗を設け、そのシャント抵抗の両端電圧(即ち、そのシャント抵抗における電圧降下)に基づいて出力電流を検出する(例えば、特許文献1参照。)。
2.電流センサを用いて直接的に出力電流を検出する。なお、電流センサとしては、例えば、ホール素子を利用したものが広く知られている。この場合、出力電流に起因して発生する磁力線をモニタすることよって、その出力電流が検出される。
3.カレントトランスを利用して出力電流を検出する。この場合、電源装置の出力電流をカレントトランスの1次側巻線を介して流す。そして、そのときに2次側巻線に発生する信号に基づいて出力電流が検出される(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−206119号公報(図1、段落0010、0014)
【0005】
【特許文献2】
特開2001−25243号公報(図1、段落0025)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、シャント抵抗を用いる構成では、そのシャント抵抗において損失が発生するので、電源装置としての効率が低下するだけでなく、発熱量も大きくなってしまう。従って、特に、大電流を出力する電源装置には好ましくない。
【0007】
また、電流センサを利用する構成では、電源装置自体のコストが上昇すると共に、電流センサを配置するためのスペースが必要になる。特に、ホール素子等を利用したハーネスクランプ型の電流センサの場合は、ハーネスの引回し等のために内部構造が複雑になってしまう。
【0008】
さらに、カレントトランスを利用する構成でも、電源装置自体のコストが上昇すると共に、そのトランスを配置するためのスペースが必要になる。なお、カレントトランスを利用する構成は、交流電流を検出する場合にのみ利用できる。
このように、従来の技術で電源装置の出力電流を検出しようとすると、上述のような問題が生じていた。
【0009】
本発明は、電源装置の効率を低下させることなく、コストの上昇を抑え、且つ電源装置の小型化に寄与するような構成で出力電流を検出する機能を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の出力電流検出回路は、コイルを用いてPWM制御で一定の出力電圧を生成する電源装置の出力電流を検出する回路であって、PWM制御において使用されるパルス信号のデューティを検出するデューティ検出手段と、前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて前記電源装置の出力電流を検出する電流検出手段、を有する。そして、前記電源装置は、通常動作時においては、PWMのデューティが一定であり且つコイル電流がゼロにならない連続モードで動作すると共に、負荷により要求される電流が小さくなったときには、各PWMサイクル内でコイル電流がゼロになる期間が生じる不連続モードで動作する。また、前記電流検出手段は、前記デューティ検出手段により検出されたデューティが、前記連続モードで動作しているときのデューティよりも小さいデューティ閾値よりも小さいときには、前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて前記電源装置の出力電流を検出する
【0011】
この構成によれば、シャント抵抗を用いることなく出力電流を検出するので、電源装置の効率が低下することはない。また、上記デューティ検出手段および電流検出手段は、上記パルス信号を生成する回路の中に形成できるので、電源装置の内部構成が複雑になることはなく、電源装置の小型化を図ることができる。さらに、この構成によれば、出力電流がある所定の電流値よりも小さくなっているか否かを容易に検出できる。
【0012】
なお、前記電流検出手段は、前記デューティ検出手段により検出されたデューティが、前記連続モードで動作しているときのデューティよりも小さいデューティ閾値よりも小さいときには、前記電源装置の出力線が異常であると判定するようにしてもよい。この構成によれば、出力線に断線等の異常が発生してないかを容易に検出できる。
【0013】
また、上記デューティ検出手段は、上記パルス信号がHレベルまたはLレベルの一方であるときにコンデンサを充電すると共にそのパルス信号がHレベルまたはLレベルの他方であるときに上記コンデンサを放電させる充放電手段を備え、そのコンデンサの電圧を用いて上記デューティを検出するようにしてもよい。この構成によれば、抵抗およびコンデンサ等による簡単な回路で上記パルス信号のデューティを検出できる。
【0014】
本発明の電源装置は、PWM制御で一定の出力電圧を生成する構成であって、PWM制御において使用されるパルス信号に従って入力電力を通過/遮断するスイッチング回路と、前記スイッチング回路に接続されたコイルと、出力電圧が予め決められた一定の値に保持されるように前記パルス信号を生成するPWM制御手段と、前記パルス信号のデューティを検出するデューティ検出手段と、前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて出力電流を検出する電流検出手段、を有する。そして、前記電源装置は、通常動作時においては、PWMのデューティが一定であり且つコイル電流がゼロにならない連続モードで動作すると共に、負荷により要求される電流が小さくなったときには、各PWMサイクル内でコイル電流がゼロになる期間が生じる不連続モードで動作する。また、前記電流検出手段は、前記デューティ検出手段により検出されたデューティが、前記連続モードで動作しているときのデューティよりも小さいデューティ閾値よりも小さいときには、前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて出力電流を検出する。なお、この電源装置において出力電流を検出する機能は、上述した出力電流検出回路と同じである。また、この構成を導入すれば、小型で変換効率のよい電源装置が実現される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態の電流検出回路が使用される電源装置のブロック図である。ここで、この電源装置は、出力段に平滑コイルを備え、PWM制御で一定の出力電圧を生成する装置である。なお、ここでは、そのような電源装置の一例として、DC/DC変換器を採り上げる。
【0016】
PWMスイッチング素子部(スイッチング回路)1は、1または複数のスイッチング素子を備え、制御回路部10により生成されるPWM制御のためのパルス信号に従って入力電力を通過/遮断する。具体的には、例えば、与えられたパルス信号がHレベルのときは入力電力を出力側へ導き、その信号がLレベルのときは入力された電力を遮断する。
【0017】
整流部2は、例えば、ダイオードまたはスイッチング素子、或いはそれらの組合せにより構成されており、PWMスイッチング素子部1の出力を整流する。なお、図1においては特に図示してないが、入力側と出力側とを直流的に絶縁するトランスが設けられる構成であってもよい。
【0018】
平滑コイルLは、電気エネルギーを一時的に蓄えながらそのエネルギーを出力側に伝達することにより、整流部2の出力を平滑化する。また、出力コンデンサC1は、出力電流を平均化する。
制御回路部10は、PWM制御回路(PWM制御手段)11、デューティ検出部(デューティ検出手段)12、電流検出部(電流検出手段)13を備え、PWMスイッチング素子部1の動作を制御すると共に、当該電源装置の出力電流を検出する機能を備える。なお、制御回路部10は、例えば、1つのICチップ上の形成されるようにしてもよい。
【0019】
PWM制御回路11は、当該電源装置の出力電圧をモニタし、その電圧が予め決められている一定の値に保持されるようにPWM制御のためのパルス信号を生成してPWMスイッチング素子部1に与える。また、デューティ検出部12は、PWM制御回路11により生成されるパルス信号のデューティを検出する。さらに、電流検出部13は、デューティ検出部12により検出されたデューティに基づいて、当該電源装置の出力電流(本実施例では、後述する図4に示す臨界点以下の電流)を検出する。
【0020】
このように、実施形態の電流検出回路は、シャント抵抗を用いることなく出力電流を検出するので、電源装置の効率が低下することはない。また、実施形態の電流検出機能は、ホール素子等を利用した電流センサやカレントトランスを用いることなく、制御回路部10の中に形成されるので、電源装置の内部構成が複雑になることはなく、電源装置の小型化に寄与する。
【0021】
図2は、PWM制御について説明する図である。PWM制御においては、上述したように、パルス信号を用いてPWMスイッチング素子部1のオン/オフ状態が制御される。このとき、コイル電流(平滑コイルLを介して流れる電流)は、PWMスイッチング素子部1の状態に従って変化する。即ち、コイル電流は、PWMスイッチング素子部1がオン状態の期間は直線的に増加していき、それがオフ状態の期間は直線的に減少していく。そして、この動作が繰り返されることにより出力電流が生成される。なお、出力電流は、コイル電流を平均化した電流である。そして、ここでは、出力電流が所定値よりも大きく、コイル電流の最小値または極小値が常に0(ゼロ)よりも大きくなっているものとする。
【0022】
また、出力電流(すなわち、当該電源装置に接続される負荷が要求する電流)が安定している場合には、パルス信号のデューティは変化しない。すなわち、図2に示すように、出力電流1が要求されているときはコイル電流1が生成され、出力電流2が要求されているときにはコイル電流2が生成されるが、この場合、パルス信号のデューティは互いに同じである。
【0023】
他方、図1に示す電源装置の出力電圧は、下記(1)式で表すことができる。なお、ここでは、出力電圧を「Vout」、入力電圧を「Vin」、トランスの巻線比(2次側巻数/1次側巻数)を「N」、PWMスイッチング素子部1のON時間およびOFF時間をそれぞれ「Ton」および「Toff」と表すものとする。また、以降の説明では、装置の効率を考えない(効率100パーセント)ものとする。
Vout=Vin×N×Ton/(Ton+Toff) ・・・(1)
ここで、パルス信号のデューティを「D」、スイッチング周期を「T」と表すものとすると、PWMスイッチング素子部1のON時間およびOFF時間は、それぞれ「Ton=T×D」および「Toff=T×(1−D)」と表される。そうすると、上記(1)式は、下記(2)式のように書き換えることができる。また、パルス信号のデューティは、下記(3)式で表される。
Vout=Vin×N×D ・・・(2)
D=Vout/(Vin×N) ・・・(3)
このように、図1に示す電源装置においては、PWM制御回路11により生成されるパルス信号のデューティは、コイル電流や出力電流には依存することはなく、入力電圧Vin、出力電圧Vout、トランスの巻線比Nに依存する。ここで、出力電圧Voutは一定の値に保持され、また、トランスの巻線比Nは変化しない。よって、入力電圧Vinが一定であるものとすると、パルス信号のデューティも一定である(図2)。
【0024】
ところが、負荷が要求する電流が小さくなることに応じて出力電流が所定値よりも小さくなると、図3に示すように、コイル電流が0(ゼロ)になる期間が発生するようになる。そして、この場合、PWMスイッチング素子部1のON時間は、図2に示したON時間よりも短くなる。すなわち、この場合、パルス信号のデューティが小さくなる。
【0025】
また、図3に示す状態で電源装置が動作するときは、出力電圧は下記(4)式で表される。なお、ここでは、平滑コイルLのインダクタンスを「L」、出力電流を「Iout」を表すものとする。
Vout=(Vin×N×Ton)2/(Vin×N×Ton2+2×L×Iout×T)
・・・(4)よって、この場合、パルス信号のデューティは、下記(5)式で表すことができる。
【0026】
【数1】
Figure 0004259119
【0027】
このように、図3に示すように、出力電流が所定値よりも小さくなり、コイル電流が0(ゼロ)になる期間が発生するようになると、パルス信号のデューティは、出力電流に依存するようになる。換言すれば、図3に示す動作状態においては、パルス信号のデューティをモニタすることで出力電流を検出することができる。そこで、実施形態の電流検出回路は、デューティ検出部12を用いてPWM制御のためのパルス信号のデューティを検出し、電流検出部13が、そのデューティに基づいて電源装置の出力電流を検出するようにしている。
【0028】
なお、図2に示した動作状態(連続モード:コイル電流が常に0(ゼロ)よりも大きい動作モード)と、図3に示した動作状態(不連続モード:コイル電流が0(ゼロ)になる期間が発生する動作モード)との境界条件(図4参照)においては、出力電流は下記(6)式により表される。また、その場合のパルス信号のデューティは、下記(7)式により表される。
Iout=Vout×Toff/2L
=Vout×D(1−T)/2L ・・・(6)
D=2L×Iout/(Vout×(1−T)) ・・・(7)
図5は、実施形態の電流検出回路の一例の回路図である。なお、実施形態の電流検出回路は、上述したように、デューティ検出部12および電流検出部13により構成され、制御回路部10の中に設けられている。また、PWM制御回路11は、出力トランジスタQ1を備えており、その出力トランジスタQ1を利用してPWM制御のためのパルス信号を出力する。
【0029】
デューティ検出部12は、ダイオードD1、抵抗R1、R2、コンデンサC2を備え、これらの素子により充放電回路(充放電手段)を構成している。すなわち、パルス信号がHレベルの期間は、電源Vccにより生成される電流がダイオードD1および抵抗R1を介して流れ、その電流によりコンデンサC2が充電される。すなわち、この期間は、コンデンサC2の両端電圧は上昇していく。一方、パルス信号がLレベルの期間は、コンデンサC2に蓄積されている電荷は抵抗R2を介して放電される。すなわち、この期間は、コンデンサC2の両端電圧は低下していく。この結果、コンデンサC2の両端電圧は、概ね、PWM制御回路11により生成されるパルス信号のデューティに対応する値に保持されることになる。
【0030】
電流検出部13は、コンパレータ21、抵抗R3、R4を備える。そして、コンパレータ21の+端子には、電源Vccにより生成される電圧を抵抗R3、R4で分圧することにより得られる閾値電圧が与えられる。一方、コンパレータ21の−端子には、コンデンサC2の両端電圧が与えられる。ここで、コンデンサC2の両端電圧は、PWM制御回路11により生成されるパルス信号のデューティを表す。したがって、このコンパレータ21は、上記パルス信号のデューティが上記閾値電圧に対応する閾値より大きいか否かを判断できる。
【0031】
なお、抵抗R3、R4により設定される閾値は、図2に示す連続モードで動作している期間におけるデューティよりも小さい所定のデューティを表すものとする。すなわち、上記(3)式により表されているデューティよりも小さい所定のデューティに対応する閾値が設定される。
【0032】
このような構成において、上述したように、電源装置の出力電流が図4に示す境界条件における電流よりも小さいときは、すなわち図3に示すような不連続モードで動作しているときは、パルス信号のデューティは出力電流に応じて変化する。そして、この場合、上記(5)式に表されているように、出力電流が小さくなると、それに伴ってパルス信号のデューティも値小さくなっていく。したがって、上述のような閾値を設定すれば、コンパレータ21の出力をモニタすることにより、出力電流がある所定の電流値よりも小さくなっているか否かを検出できる。そして、出力線に断線等の異常が発生してないかを検出できる。
【0033】
このように、実施形態の電流検出回路は、パワー回路部内に電流を検出するための回路部品を挿入する必要がないので、特に、大電力の電源装置の場合は、変換効率の向上、回路サイズの小型化、製造コストの低減に寄与する。
なお、図5に示す例では、出力電流がある所定の電流値よりも小さくなっているか否かを検出しているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、電源装置が図3に示す不連続モードで動作している期間は、上記(5)式に表されているように、出力電流がパルス信号のデューティに対応するので、デューティ検出部12の出力をモニタすることにより出力電流を検出できる。
【0034】
また、本発明の電流検出回路は、降圧型DC/DC変換器、昇圧型DC/DC変換器、反転型DC/DC変換器のいずれにも適用可能できる。特に、反転型DC/DC変換器は、その出力電流がパルス信号のデューティに比例するので、そのまま適用できる。
【0035】
さらに、本発明の電流検出回路は、出力電圧を一定の値に保持する構成であれば、DC/DC変換器だけでなく、AC/DC変換器にも適用可能である。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、電源装置の効率を低下させることなく出力電流を検出することができる。また、電源装置の出力電流を検出する機能を実現するうえで、装置の小型化および低コスト化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の電流検出回路が使用される電源装置のブロック図である。
【図2】PWM制御について説明する図である。
【図3】出力電流が所定値よりも小さい場合の動作を説明する図である。
【図4】出力電流が境界値である場合の動作を説明する図である。
【図5】実施形態の電流検出回路の一例の回路図である。
【符号の説明】
1 PWMスイッチング素子部(スイッチング回路)
2 整流部
10 制御回路部
11 PWM制御回路(PWM制御手段)
12 デューティ検出部(デューティ検出手段)
13 電流検出部(電流検出手段)
21 コンパレータ

Claims (4)

  1. コイルを用いてPWM制御で一定の出力電圧を生成する電源装置の出力電流を検出する回路であって、
    PWM制御において使用されるパルス信号のデューティを検出するデューティ検出手段と、
    前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて前記電源装置の出力電流を検出する電流検出手段、を備え、
    前記電源装置は、通常動作時においては、PWMのデューティが一定であり且つコイル電流がゼロにならない連続モードで動作すると共に、負荷により要求される電流が小さくなったときには、各PWMサイクル内でコイル電流がゼロになる期間が生じる不連続モードで動作し、
    前記電流検出手段は、前記デューティ検出手段により検出されたデューティが、前記連続モードで動作しているときのデューティよりも小さいデューティ閾値よりも小さいときには、前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて前記電源装置の出力電流を検出する
    ことを特徴とする出力電流検出回路。
  2. コイルを用いてPWM制御で一定の出力電圧を生成する電源装置の出力電流を検出する回路であって、
    PWM制御において使用されるパルス信号のデューティを検出するデューティ検出手段と、
    前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて前記電源装置の出力電流を検出する電流検出手段、を備え、
    前記電源装置は、通常動作時においては、PWMのデューティが一定であり且つコイル電流がゼロにならない連続モードで動作すると共に、負荷により要求される電流が小さくなったときには、各PWMサイクル内でコイル電流がゼロになる期間が生じる不連続モードで動作し、
    前記電流検出手段は、前記デューティ検出手段により検出されたデューティが、前記連続モードで動作しているときのデューティよりも小さいデューティ閾値よりも小さいときには、前記電源装置の出力線が異常であると判定する
    ことを特徴とする出力電流検出回路。
  3. 請求項1に記載の出力電流検出回路であって、
    前記デューティ検出手段は、前記パルス信号がHレベルまたはLレベルの一方であるときにコンデンサを充電すると共にそのパルス信号がHレベルまたはLレベルの他方であるときに前記コンデンサを放電させる充放電手段を備え、そのコンデンサの電圧を用いて前記デューティを検出する。
  4. PWM制御で一定の出力電圧を生成する電源装置であって、
    PWM制御において使用されるパルス信号に従って入力電力を通過/遮断するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路に接続されたコイルと、
    出力電圧が予め決められた一定の値に保持されるように前記パルス信号を生成するPWM制御手段と、
    前記パルス信号のデューティを検出するデューティ検出手段と、
    前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて出力電流を検出する電流検出手段、を備え、
    前記電源装置は、通常動作時においては、PWMのデューティが一定であり且つコイル電流がゼロにならない連続モードで動作すると共に、負荷により要求される電流が小さくなったときには、各PWMサイクル内でコイル電流がゼロになる期間が生じる不連続モードで動作し、
    前記電流検出手段は、前記デューティ検出手段により検出されたデューティが、前記連続モードで動作しているときのデューティよりも小さいデューティ閾値よりも小さいときには、前記デューティ検出手段により検出されたデューティに基づいて出力電流を検出する
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
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