JP4899667B2 - 電源制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源制御装置にかかり、特に、電圧を変換して種々の基板に電源を供給する電源制御装置に関する。
従来、基板内の回路は、5vや3.3vなどの単一電源で駆動するものが多かったが、半導体プロセスの微細化や回路動作速度の高速化などにより、各回路毎に、異なる電源電圧が必要になってきている。
このような場合には、基板上に、DC−DCコンバータ回路やLDO(Low voltage DropOut Regulator)などを搭載したモジュール基板を搭載して、複数の電源電圧を作ることが多い。例えば、基板上に3.3vと5vの回路がある場合には、基板外部から5vのみを供給して、基板上に搭載したDC−DCコンバータ回路やLDOによって3.3vを生成することが行われている。
DC−DCコンバータ回路は、変換効率が高く、高出力が可能であるが、一般的にFETトランジスタ等のスイッチング素子のオンオフ制御によって電圧変換を行うので、スイッチング素子のオンオフ時にノイズが発生するため、出力ノイズが大きいという問題がある。低電圧で駆動する回路は、一般的には許容ノイズ(リップル電圧)が高電圧駆動回路よりも小さくなるが、DC−DCコンバータ回路の出力ノイズは、基本的には出力電圧に依存しないので、出力電圧を低く設定すると、相対的にノイズが大きくなってしまう。
また、LDOは、出力ノイズは少ないが、余剰エネルギーを熱として逃がしているので、入力電圧と出力電圧の格差が大きい場合には発熱量が増加すると共に、変換効率が悪いという問題がある。
そこで、DC−DCコンバータ回路とLDOを組合わせて、DC−DCコンバータ回路で中間電圧を作成して、その電圧からLDOで所望の電圧を得ることが考えられる。
一方、特許文献1に記載の技術では、立ち上がり等の動作の切換で参照電圧を切り換えて消費電力を低減する電源装置が提案されている。
特開2003−143836号公報
しかしながら、DC−DCコンバータ回路とLDOを単に組合わせた電源装置では、電圧変換部が2段となってしまい、DC−DCコンバータ回路によって作成した中間電圧が必要以上に高いとLDOにおける損失が増加し変換効率を悪化させてしまう、という問題がある。
また、LDOは内部抵抗のために出力電流が増えると内部電圧降下が大きくなり、回路温度が上がることでも内部抵抗が増加するので、温度上昇を見込んで必要上に高い中間電圧を設定しなければならず、低温時や低電流時の変換効率が悪化する、という問題がある。
一方、特許文献1に記載の技術では、動作状況に応じて参照電圧を変更して電源装置の切換時の電圧低下を抑制しているが、この方式では必要十分な後段への電圧を確保することができない。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、入力電圧とは異なる中間電圧に変換した後に、中間電圧を電圧降下させて所定電圧を出力する際の電圧変換効率を向上することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、入力電圧とは異なる中間電圧に変換して、前記中間電圧を電圧降下させて一定の所定電圧を出力する電圧安定化手段へ出力する電圧変換手段と、前記電圧安定化手段による前記中間電圧の電圧降下状況を表す状態量として前記電圧安定化手段の温度を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて、前記温度の上昇に応じて前記中間電圧を増加、又は前記温度の低下に応じて前記中間電圧を低下するように、前記電圧変換手段を制御して、前記電圧変換手段から前記電圧安定化手段へ出力する前記中間電圧を変更する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、電圧変換手段では、入力電圧が入力電圧とは異なる中間電圧に変換された後に、電圧安定化手段へ出力される。すなわち、電圧変換手段によって電源電圧等の入力電圧が中間電圧に変換され、電圧安定化手段によって中間電圧が一定の所望の電圧に電圧降下される。例えば、電圧変換手段としては、請求項2に記載の発明のように、少なくとも1つ以上のスイッチング素子のオンオフを制御することによって入力電圧を中間電圧に変換するようにしてもよい。具体的には、1つのスイッチング素子とダイオードからなるDC−DCコンバータ回路や、2つのスイッチング素子からなるDC−DCコンバータ回路等を適用することができ、電圧安定化手段としては、例えば、LDOやシリーズレギュレータ等の電圧安定化回路を適用することができる。
ところで、LDOやシリーズレギュレータ等の電圧安定化手段は、上述したように、消費電流や温度の変化によって、内部電圧降下が変化してしまうので、所望の電圧を得るためには、電圧安定化手段に必要以上に高い電圧を印加しなければならず、電圧変換効率が悪化してしまう。そこで、検出手段によって、電圧安定化手段による中間電圧の電圧降下状況を表す状態量として電圧安定化手段の温度を検出して、制御手段によって、検出手段の結果に応じて、温度の上昇に応じて前記中間電圧を増加、又は前記温度の低下に応じて前記中間電圧を低下するように、電圧変換手段を制御して、電圧変換手段から電圧安定化手段へ出力する中間電圧を変更する。すなわち、電圧安定化手段の状況に応じて電圧安定化手段へ入力する中間電圧を変更することができるので、電圧安定化手段で無駄に放出されるエネルギー(電圧降下させる際の熱変換等によって放出されるエネルギー)を最小限に抑えることができる。従って、入力電圧とは異なる中間電圧に変換した後に、中間電圧を電圧降下させて所定電圧を出力する際の電圧変換効率を向上することができる。
なお、検出手段及び制御手段は、請求項3に記載の発明のように、検出手段が、電圧安定化手段の消費電流を電圧安定化手段の状態量として検出して、制御手段が、消費電流の増加に応じて中間電圧を増加、又は消費電流の低下に応じて中間電圧を低下するように、電圧変換手段を更に制御するようにしてもよい。この時、請求項2のように電圧変換手段が少なくとも1つ以上のスイッチング素子のオンオフを制御することによって入力電圧を中間電圧に変換する場合には、検出手段は、請求項4に記載の発明のように、スイッチング素子のデューティ比を算出することによって電圧安定化手段の消費電流を検出するようにしてもよい。このように電圧安定化手段の消費電流の状況に応じて中間電圧を変更することによって、入力電圧とは異なる中間電圧に変換した後に、中間電圧を電圧降下させて所定電圧を出力する際の電圧変換効率を向上することが可能となる。
また、制御手段は、請求項に記載の発明のように、電源供給先へ電源供給を開始する際の所定期間は、予め定めた中間電圧となるように、電圧変更手段を制御するようにしてもよい。このように電源供給開始時用の中間電圧となるように、電圧変更手段を制御することによって、例えば、比較的高い中間電圧となるように、電圧変更手段を制御すれば、立ち上がり時等の不安定な状況での電圧変換手段や電圧安定化手段の応答性を確保することが可能となる。
さらに、制御手段は、請求項に記載の発明のように、電圧変換手段によって中間電圧に変換する際に発生するリップルを電圧安定化手段で除去できる最小の中間電圧となるように、電圧変換手段を制御するようにしてもよい。すなわち、電圧変換手段による電圧変換によって発生するリップル分を除去する最小の中間電圧にすることで、電圧変換手段で無駄に消費されるエネルギーが最小となり、電圧変換効率を向上することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、入力電圧とは異なる中間電圧に変換した後に、中間電圧を電圧降下させて所定電圧を出力する際の電圧変換効率を向上することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる電源制御装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係わる電源制御装置10は、図1に示すように、直流電圧を変換するDC−DCコンバータ回路12と、熱変換等を利用して入力電圧を電圧降下させて一定の所定電圧を出力するLDO14と、によって構成されている。
DC−DCコンバータ回路12は、2つのFETトランジスタTr1、Tr2を備えており、一方のFETトランジスタTr1のソース端子には電源22(例えば、5v等)が接続され、他方のFETトランジスタTr2のソース端子が接地されている。また、各FETトランジスタTr1、Tr2のゲート端子はFETトランジスタTr1、Tr2のオンオフを制御する制御部20が接続され、各FETトランジスタTr1、Tr2のソース端子はコイルLを介してLDO14の入力端子に接続されている。すなわち、制御部20によって各FETトランジスタTr1、Tr2のオンオフを制御することによって電源22の電圧を降圧してLDO14に入力するようになっている。詳細には、制御部20は、各FETトランジスタTr1、Tr2のオンオフを交互に行うにあたり、オンオフする期間を制御することによって降圧する電圧量を制御する。
なお、以下では、ソース端子に電源電圧が接続されたFETトランジスタTr1を「HSD(ハイサイドドライバ)側FETトランジスタTr1」、ソース端子が接地されたFETトランジスタTr2を「LSD(ローサイドドライバ)側FETトランジスタTr2」と言う場合がある。
また、コイルLとLDO14間には、LDO14に入力する電圧を測定するためのフィードバック抵抗Rの一端が接続されている。フィードバック抵抗Rの他端は抵抗Rsを介して接地されていると共に、DC−DCコンバータ回路12の出力電圧を測定する電圧判定回路18が接続されている。すなわち、電圧判定回路18はフィードバック抵抗Rの電圧を判定し、判定結果を制御部20に入力する。これによって制御部20が、DC−DCコンバータ回路12の出力電圧が所望の電圧に降圧されているか否かを判定してフィードバック制御を行うようになっている。
一方、LDO14は、入力された電圧を熱に変換することにより電圧降下させるもので、既知の構成を適用することができるので、詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、LDO14を適用するが、これに限るものではなく、例えば、シリーズレギュレータ等の電源安定化装置を適用することができる。
すなわち、本発明の実施の形態に係わる電源制御装置10は、図2に示すように、DC−DCコンバータ回路12によって電源22の電圧を降圧して中間電圧に変換してLDO14に入力し、DC−DCコンバータ回路12の変換によって得られた中間電圧のリップルを除外する分の電圧をLDO14によって電圧降下させるようになっている。
ところで、LDO14は、内部に含まれるトランジスタの影響で電圧が降下することが知られており、この降下する電圧(以下、ドロップ電圧という。)は、図3(A)に示すように、LDO14の消費電流が増加するに従ってドロップ電圧が大きくなり、図3(B)に示すように、LDOの温度の上昇に伴ってドロップ電圧が大きくなってしまう。例えば、図4に示すように、LDO14の出力として1.5vを得ようとする場合には、LDO14温度が0℃で消費電流が0.5Aの場合には、2.1v以上の入力電圧が必要で、LDO14温度が70℃で消費電流が1Aの場合には、1.8v以上の入力電圧が必要となり、高負荷に合わせてLDO14に入力する電圧を設定すると低負荷時にLDO14で熱に変換されるエネルギー量が増えるため無駄になってしまう。この例では、低負荷時には入力電圧が1.8vで足りるところ2.1vを入力すると、0.3v(=2.1−1.8)が熱として放出されることになり無駄なエネルギー放出となってしまう。
そこで、本発明の実施の形態に係わる電源制御装置10では、LDO14の温度や消費電流等のLDO14による中間電圧の電圧降下状況(DC−DCコンバータ回路12の出力状態)に応じてDC−DCコンバータ回路12の出力を制御することでようになっている。本実施の形態では、LDO14による電圧降下状況を表す状態量を検出して、検出した状態量に応じて、DC−DCコンバータ回路12の変換によって得られる中間電圧を制御する。
詳細には、DC−DCコンバータ回路12の制御部20に、LDO14の温度を測定する温度センサ16が接続されており、温度センサ16の検出結果に応じて制御部20がDC−DCコンバータ回路12の出力を制御するようになっている。
また、LDO14の消費電流が変化すると、電圧判定回路18で判定した電圧に基づいて制御部20が上述のフィードバック制御を行う際のHSD側FETトランジスタTr1のオン期間が変化するので、制御部20がHSD側FETトランジスタTR1のデューティ比を算出することでLDO14の消費電流を検出して、LDO14の消費電流に応じてDC−DCコンバータ回路12の出力を制御するようになっている。なお、本実施の形態では、HSD側FETトランジスタTR1のデューティ比の算出は、HSD側FETトランジスタのオン期間又はオフ期間から算出するようにしてもよいし、LSD側FETトランジスタTR2のオフ期間又はオフ期間から算出するようにしてもよい。
さらに、DC−DCコンバータ回路12の変換によって得られる中間電圧が大きくなると、リップルも大きくなるので、DC−DCコンバータ回路12の出力電圧目標値を補正するようになっている。
すなわち、本発明の実施の形態に係わる電源制御装置10におけるDC−DCコンバータ回路12の制御部20には、図5(A)に示すようなHSD側FETトランジスタTR1のデューティ比に対するDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値を定めたマップ、図5(B)に示すようなLDO14温度に対するDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値を定めたマップ、図6に示すようなDC−DCコンバータ回路12の電圧降下量(DC−DCドロップ量)に対するDC−DCコンバータ回路12の補正出力設定目標値を定めたマップ等が記憶されている。
なお、図5(A)のHSD側FETトランジスタTR1のデューティ比に対するDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値のマップは、LDO14で熱放出されるエネルギーが最小限となるDC−DCコンバータ回路12の出力電圧がLDO14の温度に応じて予め設定され、図5(B)のLDO14温度に対するDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値のマップは、LDO14で熱放出されるエネルギーが最小限となるDC−DCコンバータ回路12の出力電圧がLDO14の消費電流(HSD側FETトランジスタTr1のデューティ比)に応じて予め設定されている。
また、図5(A)のHSD側FETトランジスタTR1のデューティ比に対するDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値のマップ、及び図5(B)のLDO14温度に対するDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値のマップは、DC−DCコンバータ回路12やLDO14の応答性を確保可能な下限値が設定されると共に、LDO14の消費電流や温度上昇の増加に伴ってDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値が増加されるので単調増加サイクルとなってしまうのを防止するための上限値が設定されている。
なお、本実施の形態では、DC−DCコンバータ回路12のDC−DCドロップ量に対するDC−DCコンバータ回路12の補正出力設定目標値のマップを制御部20に記憶するようにしたが、図6のマップを設けずに、各図5(A)、(B)のマップのDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値自体を、DC−DCコンバータ回路12によって降圧する電圧量によって変化するリップル変化量を考慮した目標値としてもよい。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係わる電源制御装置10におけるDC−DCコンバータ回路12の制御部20で行われる処理の流れについて説明する。図7は、本発明の実施の形態に係わる電源制御装置10におけるDC−DCコンバータ回路12の制御部20で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、電源制御装置10から電源供給先に電源供給を開始指示であるパワーオンが制御部20に指示されるとステップ100では、LDO14の消費電流や温度に関係なく、DC−DCコンバータ回路12の出力電圧が予め定めた高電圧となるように各FETトランジスタTr1、Tr2が制御されて立ち上げが行われ、ステップ102へ移行して、所定時間経過したか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ104へ移行する。これによって電源供給先の電源立ち上げ時等の不安定な状況において、DC−DCコンバータ回路12やLDO14の応答性を確保することができ、電圧変換効率は低くなるが、安定動作を見込むことが可能となる。
次にステップ104では、温度センサ16によってLDO14の温度が検出されてステップ106へ移行する。
ステップ106では、制御部20に記憶されたDC−DCコンバータ回路12の温度に対するDC−DCコンバータの出力設定目標値のマップ(図5(B))から、検出したLDO14の温度に対応するDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値を読み出すことによってDC−DCコンバータ回路12の出力目標電圧が設定される。
続いて、ステップ108では、HSD側FETトランジスタTR1のオン時間が算出され、ステップ110へ移行する。すなわち、HSD側FETトランジスタTR1のオン時間(デューティ比)を算出することでLDO14の消費電流が検出される。
ステップ110では、HSD側FETトランジスタTR1のデューティ比に対するDC−DCの出力設定目標値のマップ(図5(A))から、ステップ110で算出したHSD側FETトランジスタTR1のデューティ比に対応するDC−DCコンバータ回路12の出力設定目標値を読み出すことによってDC−DCコンバータ回路12の出力目標電圧が設定される。
このように、DC−DCコンバータ回路12の出力目標電圧を設定することによって、LDO14の温度変化や消費電流が変化しても、LDO14で熱変換される無駄なエネルギーを最小限にすることができる。
また、ステップ112では、DC−DCコンバータ回路12のDC−DCドロップ量に対するDC−DCコンバータ回路12の補正出力目標値の設定マップからDC−DCコンバータ回路12の出力目標電圧が補正される。すなわち、DC−DCコンバータ回路12による電圧降下量に応じてリップル量が変化するが、このリップル量を考慮したDC−DCコンバータ回路12の出力目標電圧を設定することができる。
そして、ステップ114では、DC−DCコンバータ回路12の出力電圧が、補正された出力目標電圧となるように、各FETトランジスタTr1、Tr2のオンオフが制御され、ステップ116へ移行して、電源オフか否か判定され、ステップ116の判定が否定されれた場合にはステップ104に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ116の判定が肯定されたところで一連の処理を終了する。
このように、本発明の実施の形態に係わる電源制御装置10では、DC−DCコンバータ回路12の後段に接続されたLDO14の温度変化や消費電流の変化に応じて、DC−DCコンバータ回路12の出力電圧を変更するように制御するので、LDO14で熱変換されるエネルギー量を最小限に抑えることができる。従って、DC−DCコンバータ回路12の後段に接続されたLDO14の安定出力と変換効率向上を両立することができる。
なお、上記の実施の形態では、2つのFETトランジスタTr1、Tr2のオンオフで電圧変換するDC−DCコンバータ回路12を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、1つのスイッチング素子とダイオードを用いて電圧変換するDC−DCコンバータ回路等を適用するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、制御部20がHSD側FETトランジスタTr1のデューティ比を算出することでLDO14の消費電流を検出するようにしたが、電圧判定回路18によってDC−DCコンバータ回路12の電流を直接検出するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係わる電源制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる電源制御装置によるDC−DCコンバータ回路による電圧変換と、LDOによる電圧降圧を表す図である。 (A)はLDOの消費電流とドロップ電圧の関係を示すグラフであり、(B)はLDOの温度とドロップ電圧の関係を示すグラフである。 LDOの温度変化と消費電流が変化した場合に、所望の出力電圧を得るために必要なLDOの最小入力電圧の一例を示すグラフである。 (A)はHSD側FETトランジスタTR1のデューティ比に対するDC−DCコンバータ回路の出力設定目標値を定めたマップの一例を示す図であり、(B)はLDO温度に対するDC−DCコンバータ回路の出力設定目標値を定めたマップの一例を示す図である。 DC−DCコンバータ回路のDC−DCドロップ量に対するDC−DCコンバータ回路の補正出力設定目標値を定めたマップの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる電源制御装置におけるDC−DCコンバータ回路の制御部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 電源制御装置
12 DC−DCコンバータ回路
14 LDO
16 温度センサ
18 電圧判定回路
20 制御部
Tr1 HSD側FETトランジスタ
Tr2 LSD側FETトランジスタ
R フィードバッグ抵抗

Claims (6)

  1. 入力電圧とは異なる中間電圧に変換して、前記中間電圧を電圧降下させて一定の所定電圧を出力する電圧安定化手段へ出力する電圧変換手段と、
    前記電圧安定化手段による前記中間電圧の電圧降下状況を表す状態量として前記電圧安定化手段の温度を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応じて、前記温度の上昇に応じて前記中間電圧を増加、又は前記温度の低下に応じて前記中間電圧を低下するように、前記電圧変換手段を制御して、前記電圧変換手段から前記電圧安定化手段へ出力する前記中間電圧を変更する制御手段と、
    を備えた電源制御装置。
  2. 前記電圧変換手段が、少なくとも1つ以上のスイッチング素子のオンオフを制御することによって入力電圧を前記中間電圧に変換することを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記検出手段が、前記電圧安定化手段の消費電流を前記状態量として検出し、前記制御手段が、前記消費電流の増加に応じて前記中間電圧を増加、又は前記消費電流の低下に応じて前記中間電圧を低下するように、前記電圧変換手段を更に制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記検出手段が、前記スイッチング素子のデューティ比を算出することによって、前記消費電流を検出することを特徴とする請求項2及び請求項3に記載の電源制御装置。
  5. 前記制御手段は、電源供給先へ電源供給を開始する際の所定期間は、予め定めた前記中間電圧となるように、前記電圧変換手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の電源制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記電圧変換手段によって前記中間電圧に変換する際に発生するリップルを前記電圧安定化手段で除去できる最小の前記中間電圧となるように、前記電圧変換手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の電源制御装置。
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