JP2002191175A - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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JP2002191175A
JP2002191175A JP2000387735A JP2000387735A JP2002191175A JP 2002191175 A JP2002191175 A JP 2002191175A JP 2000387735 A JP2000387735 A JP 2000387735A JP 2000387735 A JP2000387735 A JP 2000387735A JP 2002191175 A JP2002191175 A JP 2002191175A
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regulator
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supply circuit
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Yoshihiro Arai
義博 荒井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のDC−DCコンバータを備えることな
く、低コスト、高効率、安定性の高い複数の出力電圧を
供給する安定化電源回路を提供する。 【解決手段】 入力電圧を初段にてDC−DCコンバー
タを使用して降圧し、3端子レギュレータであるIC2
の最小入力電圧以上に変換した後、IC2により安定化
電源として出力するので高効率化でき、且つ、DC−D
Cコンバータを専用に備える必要がなく、M結合により
変換するので低コスト化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定化電源回路に
関し、特にプリンタ装置や複写装置等に用いられる安定
化電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ装置や複写装置等に使用
されるコントローラ基板は、CPUと専用ゲートアレイ
と、ROMと、RAMと、で構成され、+5Vの統一さ
れた電源により動作していた。しかし、CPUの高速化
や発熱低減に伴い、CPUの動作電圧が5Vから3.3
Vや3.0Vに移行し、さらに2.5Vへと移行してい
る。
【0003】また、DRAMにおいても高速化に伴い、
FP DRAM(Fast Page DRAM)+5.0VからEDO
DRAM(Extended Data Out DRAM)+5.0Vへ移
行し、さらにSDRAM(Synchronous DRAM)+3.3
Vへ、さらにDR DRAM(Direct RAMBUS DRAM)+
2.5Vへと移行している。
【0004】DR DRAMにおいては、電源である+
2.5Vに追加して、図9に示すように、信号I/Fと
してDATA BUS信号をプルアップする電圧Vte
rm=+1.8Vと、信号をhigh/lowに識別す
るスレッシュ電圧Vref=+1.4Vとを供給する必
要がある。
【0005】よって、従来、+5.0Vを電源ユニット
から供給されれば、動作可能であったコントローラ基板
が、複数の電源電圧の供給を受けるか、または、+5.
0Vの電源の供給を受けることにより、コントローラ基
板上で複数の電源電圧に変換する構成となっていた。
【0006】このような+5.0Vの電源から複数の電
源電圧を供給する方法としては、一般に3端子レギュレ
ータを使用した熱消費方式と、DC−DCコンバータを
使用したスイッチング変換方式と、がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、3端子
レギュレータを使用した熱消費方式においては、構造が
シンプルであるため低コスト化が可能であるが、熱に変
換するため発熱が大きいこと並びに変換効率が悪いた
め、近年問題となっている消費電力を悪くし、環境問題
であるエネルギーを抑えることができないといった不具
合があった。
【0008】また、DC−DCコンバータを使用したス
イッチング変換方式においては、変換効率は良いがコス
トがかかってしまうため、低コスト化が図れないといっ
た不具合があった。
【0009】本発明は、上記不具合に鑑みて成されたも
のであり、従来のように複数のDC−DCコンバータを
備えることなく、低コスト、高効率、安定性の高い複数
の出力電圧を供給する安定化電源回路を提供することを
目的とする。
【0010】より詳細に、本発明は、3端子レギュレー
タの低コスト化とDC−DCコンバータの高効率変化の
効果を両立し、低コスト、高効率、安定性の高い複数の
出力電圧を供給する安定化電源回路を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の電圧を安定出力する
安定化電源回路において、単一電源からの入力のon/
offを切り替える制御素子と、第1次側巻き線及び第
2次側巻き線からなる出力トランスと、を備え、第1の
負荷に電力を供給するため、第1次側巻き線に少なくと
も整流ダイオードと平滑コンデンサとを備え、第1の負
荷を一定とするように制御素子を制御する制御回路を備
え、第2次側巻き線に整流ダイオードと平滑コンデンサ
とを備え、平滑コンデンサにより平滑化された第2の出
力の電圧が第1の出力の負荷変動と該第2の出力の負荷
変動とによる変動を抑えるレギュレータを第2の出力に
設けたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第2次側巻き線に巻き線数の異なる複数の
出力端子を備え、レギュレータに入力する電圧値を切り
替える切り替え手段を有し、切り替え手段によりレギュ
レータの最小入力電圧となるように設定することを特徴
とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、レギュレータの温度を検出する温度検出手
段と、温度検出手段により検出された温度が所定の値以
上に上昇した時に、第2次側巻き線の巻き線数の異なる
複数の出力のうち、出力電圧の小さくなる端子に接続を
切り替える接続切り替え手段と、を有することを特徴と
する。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、レギュレータの入力電圧と出力電圧を検出
する電圧検出手段と、電圧検出手段により検出した入力
電圧と出力電圧との電圧差がレギュレータの最小動作保
証電圧となるように基準電圧と比較する比較手段と、比
較結果に基づいて第2次側巻き線の巻き線数の異なる出
力端子の接続を切り替える接続切り替え手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1次巻き線に巻き線数の異なる複数の出
力端子を備え、レギュレータに入力する電圧値を切り替
える切り替え手段を有し、切り替え手段によりレギュレ
ータの最小入力電圧となるように設定することを特徴と
する。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、レギュレータの温度を検出する温度検出手
段と、温度検出手段により検出された温度が所定の値以
上に上昇した時に、第2次側巻き線の巻き線数の異なる
複数の出力のうち、出力電圧の小さくなる端子に接続を
切り替える接続切り替え手段と、を有することを特徴と
する。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、レギュレータの入力電圧と出力電圧を検出
する電圧検出手段と、電圧検出手段により検出した入力
電圧と出力電圧との電圧差がレギュレータの最小動作保
証電圧となるように基準電圧と比較する比較手段と、比
較結果に基づいて第2次側巻き線の巻き線数の異なる出
力端子の接続を切り替える接続切り替え手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら、
本発明の実施形態である安定化電源回路を詳細に説明す
る。図1から図8を参照すると、本発明に係る安定化電
源回路の実施の形態が示されている。
【0019】〈第1の実施形態〉図1は、本発明の第1
の実施形態である安定化電源回路の概略構成を示すブロ
ック図である。図1において、本発明の第1の実施形態
である安定化電源回路は、集積回路IC1,IC2と、
トランジスタTr1,Tr2と、コンデンサC1,C
2,C3と、ダイオードD1,D2と、トランスT1
と、抵抗R1,R2と、を有して構成される。
【0020】図1において、集積回路IC1は、DC−
DCコンバータの制御ICである。このIC1は、高利
得エラーアンプCOMP101を内蔵し、出力電圧(V
out)をR1/(R1+R2)で分圧した電圧値と、
基準電圧レギュレータ(RefReg)102の出力電
圧とを比較し、その差分を増幅する。OSC103は、
電流センスコンパレータを内蔵し、Rsc抵抗でDC−
DCコンバータに流れる電流を検出し、その電流の最大
値Ipkを検出してリミットをかける機能を備えると共
に、外付けコンデンサCtにより発振周波数を可変可能
な充放電型発振器でPWMを発生する。パルス幅変調ラ
ッチ104は、COMP101で出力電圧を比較して高
利得増幅した結果をパルス幅変調(PWM)する。
【0021】パルス幅変調された波形は、Tr1とTr
2からなるシングル・トーテン・ポール出力段によりパ
ワーMOSFET(Q1)を直接ドライブし、入力電圧
(Vin)である+5.0VをON/OFFすることに
よりトランスT1に電磁界を発生させる。ダイオードD
1は、パワーMOSFET(Q1)がオフしたときに、
トランスT1に電流が流れ続けるためのものである。ス
イッチングされたエネルギーは、コンデンサC1で平滑
化され、出力電圧(Vout)+3.3Vとして出力さ
れると共に、上述した抵抗R1及びR2を介して帰還が
かかっている。
【0022】トランスT1に蓄えられた電磁界エネルギ
ーは、同数巻かれたコイルのため、M結合(相互インダ
クタンス・相互誘導係数)により巻き線比に比例した電
圧エネルギーとして発生する。この発生した電圧エネル
ギーは、ダイオードD2により整流され、コンデンサC
2により平滑化される。この平滑化された電圧は、負荷
電流により変動をきたすため、3端子レギュレータであ
るIC2により、安定化電源として+2.5Vを出力す
る。コンデンサC3は、3端子レギュレータの発振防止
用の平滑コンデンサである。
【0023】図2(a)は、ダイオードD2の出力が負
荷電流により変動することを示すものであり、負荷電流
と出力電圧との関係図である。図2(a)において、
3.3V系の出力負荷電流が増加するとトランスT1に
発生する電磁界が増加するため、2次側の出力であるダ
イオードD2の電圧は上昇していく。また、ダイオード
D2の負荷電流が増加すると、2次側出力はDC−DC
コンバータに帰還をかけていないため、トランスT1の
巻き線比のみで電圧値を発生することとなるため、電圧
は不安定になり低下していく。
【0024】しかしながら、2次側出力は無帰還と説明
したが、実際には、トランスT1を介して逆のM結合が
生じるため、+3.3V側の出力を低下させることによ
り、抵抗R1、R2を介して帰還がかかる。つまり、+
3.3Vは正式な帰還がかかり安定している。+2.5
Vは、M結合による帰還がかかり、負荷変動に依存しな
い高性能な安定電源としては使用できないが、電圧を降
圧することは可能である。
【0025】図2(b)は、実負荷電流と出力電圧曲線
のグラフである。3.3Vの実負荷として、負荷側の部
品ばらつき、動作による負荷変動、DC−DCコンバー
タの部品ばらつき(Q1、T1、D1)が主なものとし
て挙げられる。また、2次側の実負荷として同じく、
2.5V系の部品ばらつき、動作により負荷変動、トラ
ンスT1、ダイオードD2による部品ばらつきが挙げら
れる。
【0026】コントローラ基板の特性から実負荷エリア
をある程度想定可能であり、図2(b)に示す斜線部分
のように、使用する範囲が限定される。この最小値の出
力電圧値を3端子レギュレータであるIC2の最小入力
電圧である+2.8Vに設定することにより、2.8V
以上に電圧が上昇した場合は、3端子レギュレータによ
り熱変換して安定化電源+2.5Vを出力することがで
きる。
【0027】ここで簡単に効率を計算すると、+5.0
Vから+2.5V(1A)を3端子レギュレータで直接
生成した場合の効率は50%であり、2.5Wの熱量が
発生する。
【0028】本発明の第1の実施形態では、DC−DC
コンバータの変換効率を95%、トランスT1のM結合
の効率を90% ダイオードD2の出力電圧を3.0V
と仮定すると、(2.5V×1A)/(3.0V×1A
/0.9/0.95)=0.7125 約70%の変換
効率に上昇する。
【0029】図3は、実負荷とトランスの2次側の曲線
比を示すグラフである。上述するように、3.3Vの実
負荷として、負荷側の部品ばらつき、動作による負荷変
動、DC−DCコンバータの部品ばらつき(Q1、T
1、D1)が主なものとして挙げられる。また、2次側
の実負荷として同じく、2.5V系の部品ばらつき、動
作により負荷変動、T1、D2による部品ばらつきが挙
げられる。各部品ばらつきによる変動幅を削除し、動作
による負荷変動分に限定を行えば、図2(b)の出力電
圧範囲は、より限定することができる。部品ばらつきに
よる変動は、初期条件であり一度決定してしまえばコン
トローラ基板上で変動することがない。
【0030】図3においては、コントローラ基板AとB
の最小と最大のサンプルを示す。上述したように、図2
(b)を満足するためには、最小電圧を2.8Vに設定
する必要があるが、この時、サンプルBの斜線部では
3.0V以上になり、動作に無関係で3.0V×負荷電
流値を熱エネルギーとして消費することになる。
【0031】しかしながら、図3(b)及び(d)に示
すように、トランスT1の2次側巻き線を複数取れるよ
うに構成にし、サンプルAの場合には、図3(b)に示
すようにトランスT1の最大巻き線に設定し、図3
(c)に示すサンプルBの場合には、最小電圧が2.8
Vとなるように、図3(d)に示すように、トランスT
1の2次側巻き線を少ない所に接続することで抑え込む
ことができる。従って、3端子レギュレータの最小入力
電圧値になるべく近づけることにより、高効率化を図る
ことが可能となる。
【0032】ここで簡単に効率を計算する。先の条件に
対して、ダイオードD2の出力電圧を2.8Vと設定で
きるので計算式は、(2.5V×1A)/(2.8V×
1A/0.9/0.95)=0.76339 約76%
の変換効率に上昇する。
【0033】〈第2の実施形態〉図4は、本発明の第2
の実施形態である安定化電源回路の概略構成を示すブロ
ック図である。図4において、本発明の第2の実施形態
である安定化電源回路は、上述される本発明の第1の実
施形態の構成に対して、新たにサーにスタS1を設けた
ものである。このサーミスタS1を設けることにより、
3端子レギュレータの入力電圧が必要以上に上昇したと
きには、3端子レギュレータが熱消費して安定化電源を
生成していることから、3端子レギュレータであるIC
2自体の温度が上昇することを検出する。IC2に直接
接続されたサーミスタS1の抵抗値変化をRS抵抗と分
圧することにより電圧値として検出し、抵抗R1〜R4
で複数の基準電圧を作成し、当該複数の基準電圧と比較
することにより、温度上昇に追従してトランスT1の2
次側巻き線比を小さくする。
【0034】このことにより、コントロール基板の部品
ばらつき分を測定し、固定設定することなく、追従させ
常に最適化することができる。
【0035】また、コントローラ基板上に設けたオプシ
ョン設定可能な増設メモリやフォントROMが追加され
消費電力が増減しても、常に最適効率に自動修正するこ
とが可能である。
【0036】〈第3の実施形態〉図5は、本発明の第3
の実施形態である安定化電源回路の概略構成を示すブロ
ック図である。図5において、本発明の第3の実施形態
である安定化電源回路は、上述される本発明の第1の実
施形態の構成に対して、新たにIC2の入力電圧検出部
と出力電圧検出部とを設けたものである。この入力電圧
検出部と出力電圧検出部を設けることにより、入力電圧
と出力電圧との電位差が常に0.3Vとなるように基準
電圧と比較し、トランスT1の2次側巻き線比を調整す
る。
【0037】このことにより、コントロール基板の部品
ばらつきに対して、最適化することができるとともに、
負荷変動による変動分もトランスT1の巻き線ステップ
毎に微調整可能にし、より高効率化を図ることが可能と
なる。
【0038】図6は、実負荷とトランスの1次側の曲線
比を示すグラフである。上述したように、3.3Vの実
負荷として、負荷側の部品ばらつき、動作による負荷変
動、DC−DCコンバータの部品ばらつき(Q1、T
1、D1)が主なものとして挙げられる。また、2次側
の実負荷として、同じく、2.5V系の部品ばらつき、
動作により負荷変動、T1、D2による部品ばらつきが
挙げられる。各部品ばらつきによる変動幅を削除し、動
作による負荷変動分に限定を行えば、図2(b)の出力
電圧範囲をより限定することができる。部品ばらつきに
よる変動は、初期条件であり一度決定してしまえばコン
トローラ基板上で変動することがない。
【0039】図6においては、コントローラ基板AとB
の最小と最大のサンプルを示す。上述したように、図2
(b)を満足するためには、最小電圧を2.8Vに設定
する必要があるが、この時サンプルBの斜線部では3.
0V以上になり、動作に無関係で3.0V×負荷電流値
を熱エネルギーとして消費することになる。
【0040】しかしながら、図6(b)及び(d)に示
すように、トランスT1の1次側巻き線を複数取れる構
成にし、サンプルAの場合には、図6(b)に示すよう
にトランスT1の最小巻き線に設定し、図6(c)に示
すサンプルBの場合には、最小電圧が2.8Vになるよ
うに、図6(d)に示すように、トランスT1の1次側
巻き線を多い所に接続することで抑え込むことができ
る。これにより、3端子レギュレータの最小入力電圧値
になるべく近づけることにより、高効率化を図ることが
可能となる。なお、この実施形態においては、1次側巻
き線で調整しているので1次側の帰還がかかり、トラン
スT1が無駄に磁気飽和することを抑え、常に変換効率
が良くなる。
【0041】〈第4の実施形態〉図7は、本発明の第4
の実施形態である安定化電源回路の概略構成を示すブロ
ック図である。図7において、本発明の第4の実施形態
である安定化電源回路は、上述される本発明の第1の実
施形態の構成に対して、新たにIC2にサーミスタS1
を設けたものである。このサーミスタS1を設けること
により、3端子レギュレータの入力電圧が必要以上に上
昇したときには、3端子レギュレータが熱消費して安定
化電源を生成していることから、3端子レギュレータで
あるIC2自体の温度が上昇することを検出し、IC2
に直接接続したサーミスタS1の抵抗値変化をRS抵抗
と分圧することにより電圧値として検出し、抵抗R1〜
R4で複数の基準電圧を作成し、当該複数の基準電圧と
比較することにより、温度上昇に追従してトランスT1
の1次側巻き線比を大きくする。
【0042】このことにより、コントロール基板の部品
ばらつき分を測定し、固定設定することなく、追従させ
常に最適化することができる。
【0043】また、コントローラ基板上に設けたオプシ
ョン設定可能な増設メモリやフォントROMが追加され
消費電力が増減しても、常に最適効率に自動修正するこ
とが可能である。
【0044】〈第5の実施形態〉図8は、本発明の第5
の実施形態である安定化電源回路の概略構成を示すブロ
ック図である。図8において、本発明の第5の実施形態
である安定化電源回路は、上述される本発明の第1の実
施形態の構成に対して、新たにIC2の入力電圧検出部
と出力電圧検出部とを設けたものである。この入力電圧
検出部と出力電圧検出部とを設けることにより、入力電
圧と出力電圧の電位差が常に0.3Vになるように基準
電圧と比較し、トランスT1の1次側巻き線比を調整す
る。
【0045】このことにより、コントロール基板の部品
ばらつきに対して、最適化することができるとともに、
負荷変動による変動分もトランスT1の巻き線ステップ
毎に微調整可能にし、より高効率化を図ることが可能と
なる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、入力電圧を初段にてDC−DC
コンバータを使用して降圧し、3端子レギュレータの最
小入力電圧以上に変換後、3端子レギュレータにより安
定化電源として出力するので高効率化でき、且つDC−
DCコンバータを専用に備えることなく、M結合により
変換するので低コスト化を図ることができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、部品ばらつ
きより発生する変換効率により出力電圧が上昇する分を
トランスの2次側巻き線比で調整することにより、3端
子レギュレータの入力電圧により近づけることができ、
さらに高効率化が可能となる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、3端子レギ
ュレータの発熱による温度上昇を検出して、入力電圧が
高いときにはトランスの2次側巻き線を少なくすること
により、自動的に効率を上げるように調整することがで
きる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、3端子レギ
ュレータの最大効率である最小入力電圧を検出すること
により、トランスの2次側巻き線比を微調整することに
より、常に自動的に最高効率に調整することができる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、部品ばらつ
きより発生する変換効率より出力電圧が上昇する分を、
トランスの1次側巻き線比で調整することにより、3端
子レギュレータの入力電圧により近づけることができ、
高効率化が可能となる。さらに1次側巻き線比を調整し
ているので、DC−DCコンバータに帰還がかかり、ト
ランスを飽和させることなく効率を上げることができ
る。
【0051】請求項6記載の発明によれば、3端子レギ
ュレータの発熱による温度上昇を検出して、入力電圧が
高いときにはトランスの1次側巻き線を少なくすること
により、自動的に効率を上げるように調整することがで
きる。さらに1次側で巻き線比を調整しているので、D
C−DCコンバータに帰還がかかり、トランスを飽和さ
せることなく効率を上げることができる。
【0052】請求項7記載の発明によれば、3端子レギ
ュレータの最大効率である最小入力電圧を検出すること
により、トランスの1次側巻き線比を微調整することに
より、常に自動的に最高効率に調整することができる。
さらに、1次側巻き線比を調整しているので、DC−D
Cコンバータに帰還がかかり、トランスを飽和させるこ
となく効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である安定化電源回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】負荷電流と出力電圧との関係を示すグラフであ
る。
【図3】実負荷とトランスの2次側の曲線比を示す図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態である安定化電源回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態である安定化電源回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図6】実負荷とトランスの1次側の曲線比を示す図で
ある。
【図7】本発明の第4の実施形態である安定化電源回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施形態である安定化電源回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図9】次世代高速メモリにおける電圧値を示す図であ
る。
【符号の説明】
IC1 集積回路 IC2 3端子レギュレータ C1、C2、C3、CT コンデンサ D1、D2 ダイオード Q1 パワーMOSFETトランジスタ Tr1、Tr2 トランジスタ R1、R2、Rsc 抵抗 101 COMP(高利得エラーアンプ) 102 RefReg(基準電圧レギュレータ) 103 充放電型発振器 104 パルス幅変調ラッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電圧を安定出力する安定化電源回
    路において、 単一電源からの入力のon/offを切り替える制御素
    子と、 第1次側巻き線及び第2次側巻き線からなる出力トラン
    スと、を備え、 第1の負荷に電力を供給するため、前記第1次側巻き線
    に少なくとも整流ダイオードと平滑コンデンサとを備
    え、 前記第1の負荷を一定とするように前記制御素子を制御
    する制御回路を備え、 前記第2次側巻き線に整流ダイオードと平滑コンデンサ
    とを備え、 前記平滑コンデンサにより平滑化された第2の出力の電
    圧が第1の出力の負荷変動と該第2の出力の負荷変動と
    による変動を抑えるレギュレータを前記第2の出力に設
    けたことを特徴とする安定化電源回路。
  2. 【請求項2】 前記第2次側巻き線に巻き線数の異なる
    複数の出力端子を備え、 前記レギュレータに入力する電圧値を切り替える切り替
    え手段を有し、 前記切り替え手段により前記レギュレータの最小入力電
    圧となるように設定することを特徴とする請求項1記載
    の安定化電源回路。
  3. 【請求項3】 前記レギュレータの温度を検出する温度
    検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度が所定の値以上
    に上昇した時に、前記第2次側巻き線の巻き線数の異な
    る複数の出力のうち、出力電圧の小さくなる端子に接続
    を切り替える接続切り替え手段と、 を有することを特徴とする請求項2記載の安定化電源回
    路。
  4. 【請求項4】 前記レギュレータの入力電圧と出力電圧
    を検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段により検出した前記入力電圧と前記出
    力電圧との電圧差が前記レギュレータの最小動作保証電
    圧となるように基準電圧と比較する比較手段と、 前記比較結果に基づいて前記第2次側巻き線の巻き線数
    の異なる出力端子の接続を切り替える接続切り替え手段
    と、 を有することを特徴とする請求項2記載の安定化電源回
    路。
  5. 【請求項5】 前記第1次巻き線に巻き線数の異なる複
    数の出力端子を備え、 前記レギュレータに入力する電圧値を切り替える切り替
    え手段を有し、 前記切り替え手段により前記レギュレータの最小入力電
    圧となるように設定することを特徴とする請求項1記載
    の安定化電源回路。
  6. 【請求項6】 前記レギュレータの温度を検出する温度
    検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度が所定の値以上
    に上昇した時に、前記第2次側巻き線の巻き線数の異な
    る複数の出力のうち、出力電圧の小さくなる端子に接続
    を切り替える接続切り替え手段と、 を有することを特徴とする請求項5記載の安定化電源回
    路。
  7. 【請求項7】 前記レギュレータの入力電圧と出力電圧
    を検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段により検出した前記入力電圧と前記出
    力電圧との電圧差が前記レギュレータの最小動作保証電
    圧となるように基準電圧と比較する比較手段と、 前記比較結果に基づいて前記第2次側巻き線の巻き線数
    の異なる出力端子の接続を切り替える接続切り替え手段
    と、 を有することを特徴とする請求項5記載の安定化電源回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008017550A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Fuji Xerox Co Ltd 電源制御装置

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JP2008017550A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Fuji Xerox Co Ltd 電源制御装置

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