JP2008113404A - 画像読取装置、および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機体の全高を抑制しつつ、単純なシート搬送経路と単純な機構とで中継搬送装置を構成可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体1の上に載置される画像読取装置2に中継搬送装置4を一体に組み込む。中継搬送装置4の下側機構4bは装置本体1に固定され、上側機構4aは読取筐体2aの底に組み立てられている。中継搬送装置4におけるシートジャムを処理する場合、自動原稿給送装置2aと読取筐体4aとを一体に後方へ回動させてシートの搬送面を開放する。画像読取装置2と中継搬送装置4とを別々に構成する場合に比較して部品数が減って画像読取装置を含む機体高さも低くなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置およびそれを有する画像形成装置に関する。
機体上部に画像読取装置を配置した画像形成装置として、コピー、プリンタ、FAX、複合機、各種印刷装置等が実用化されている。画像形成装置の下流側に配置されて、大量積載、仕分け積載、穿孔、針綴じ、製本処理等のシート処理を行うシート処理装置が実用化されている。このようなシート処理装置を内蔵/連結した各種の画像形成装置も実用化されている。
内部に設けた保持空間でシートをスイッチバック搬送してシートの表裏両面に画像形成する画像形成装置も実用化されている。画像形成装置の実質的な設置面積を縮小するために、画像読取装置と画像形成装置との間に胴内排出空間を確保したいわゆる胴内排出方式の画像形成装置も実用化されている。このような各種の画像形成装置での共用を可能にすべく、画像形成部、画像読取部、シート処理部、搬送機構、筐体構造、カバー、各種機構、各種電源等が共通化、ユニット化される傾向にある。
特許文献1には、胴内排出方式の画像形成装置が示され、画像形成されたシートは、正面から見た機体の右側から左側へ向かって画像読取装置下の胴内排出空間へ排出される。そして、機体の左側にシート処理装置を配置する場合には、胴内排出空間へ向かう経路から分岐させてシートの中継搬送装置が胴内排出空間に配置される。画像形成されたシートは、中継搬送装置によって画像形成装置の平面を横切って搬送されてシート処理装置へ供給される。
また、中継搬送装置は、搬送面で上側機構と下側機構とを分離可能に構成され、上側機構を搬送方向へ2段に折り曲げて、胴内排出空間の全高一杯に持ち上げることができる。これにより、ジャム処理の際には、中継搬送装置の全長に渡って搬送ローラの拘束を解放させてジャムシートを除去できる。
特開2006−001657号公報
特許文献1の画像形成装置では、胴内排出空間に中継搬送装置を装着すると、中継搬送装置が邪魔になって胴内排出空間へシートを排出できなくなる。中継搬送装置と胴内排出空間の底面との間に隙間を確保して胴内排出空間へのシート積載を可能にすると、中継搬送装置を取り外した状態での胴内排出空間の高さが過剰になって、画像形成装置のデザイン性が損なわれる。上方へ間伸びした胴内排出空間によって画像読取装置を含めた機体高さが高くなると、画像形成装置の操作性や運搬性が低下し、小型軽量化が妨げられて設置スペースの制約も増える。
また、上側機構を搬送方向へ2段に折り曲げる構造は、対向する搬送ローラの位置決めや搬送方向の調整を難しくし、部品点数が増えて機構構造が複雑化する。そのような複雑な機構構造を設けないと、胴内排出空間を利用した十分な開閉量(手を差し込んでシートを掴むだけのスペース)を確保できない。
そこで、胴内排出空間の底面下に中継搬送装置を一体に組み込み、シート積載面の手前側を上方へ持ち上げることにより搬送面で上側機構と下側機構とを分離させる構造が提案された。
しかし、この場合、シート積載面の凹凸に合わせた複雑なシート搬送経路を設計する必要がある。単純で水平なシート搬送経路では、特別な曲線に設計されたシート積載面との間に遊び空間ができてしまうからである。また、上側機構を組み込んだシート積載面を上方へ持ち上げた状態で保持する機構が必要となる。片手で上側機構を持ち上げた状態や、上側機構で手を押さえ付けられた状態では、ジャムシートの掴み出しを容易にできないからである。
本発明は、機体の全高を抑制しつつ、単純なシート搬送経路と単純な機構とで中継搬送装置を構成可能な画像形成装置を提供することを目的としている。そのような画像形成装置を可能とする画像読取装置を提供することを目的としている。
本発明の画像読取装置は、画像の読取手段の移動空間を囲む筐体構造を備え、前記移動空間で前記読取手段を移動させて原稿の画像を読み取るものである。上側機構と下側機構とに分割した間隔からシートを取り出し可能な搬送経路における前記上側機構が、前記分割に際して前記筐体構造に位置関係を固定されている。
本発明の画像形成装置は、筐体構造に設けた移動空間で読取手段を移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取った原稿画像に応じてシートに画像を形成する装置本体と、前記移動空間に沿ったシートの搬送面で上側機構と下側機構とに分割可能な、前記装置本体で画像が形成されたシートが搬送される搬送経路とを備えたものである。前記装置本体に対して前記筐体構造を移動させることで、前記上側機構と前記下側機構とが前記搬送面で分割されて、前記搬送面のシートを取り出し可能となる。
本発明の画像読取装置では、画像読取装置の筐体構造に上側機構が固定されているので、上側機構だけを開いた状態で支持する機構を設ける必要が無い。ここで言う固定とは、ジャム処理に際して位置関係が固定されて開閉や相対移動が無いという程度の意味であって、共通部材の利用、溶接、ボルト締めといった本格的な固定だけには限定されない。ただし、後述するように、画像読取装置の筐体構造に上側機構を一体に組み込んでユニット化すれば、本発明の効果の延長上にあるさらに大きな効果が得られる。
本発明の画像読取装置は、筐体構造と上側機構とを一体に持ち上げて搬送面を開く(図5参照)、若しくは画像読取装置の筐体と上側機構とを固定側として、下側機構を下方へ自重で落下させて開く(図10参照)ようにすることができる。特許文献1に示されるようなシートの搬送方向に2段に折り曲げる複雑な機構無しでも、上側機構と下側機構との間に大きな作業空間を確保して、ジャムシートの取り出しを容易に行える。なお、単純に開閉されるシート搬送経路は、搬送ローラの位置決めや搬送方向の調整が容易であるから、少ない部品点数の単純な機構によってシートの搬送トラブルが少ない中継搬送装置等を構成できる。
本発明の画像形成装置では、搬送装置の上側機構が画像読取装置の底面に一体化してあるので、別々に構成される場合に比較して全体が薄型、軽量に構成される。
画像読取装置を含めた画像形成装置の機体高さが低くなるので、画像形成装置の操作性が向上し、設置スペースの制約も減る。画像形成装置の小型軽量化が容易になって部品コスト、組み立てコストの削減が容易になる。
以下、本発明の一実施形態である画像読取装置を搭載した画像形成装置について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の画像読取装置および画像形成装置は、以下に説明する実施形態の構成には限定されない。上下に搬送面を開いた状態で搬送経路の上側機構と画像読取装置の本体部分とが通常の位置関係のままである限りにおいて、各実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実現可能である。
本実施形態では、中間転写ベルト8に沿って4つの画像形成ユニット7a、7b、7c、7dを配置したタンデム型画像形成装置を説明する。しかし、本発明の画像形成装置は、シート搬送ベルトに沿って複数の画像形成ユニットを配置した画像形成装置としてもよく、画像形成ユニットの数を1つとしたモノクロ仕様等でもよい。
本発明の画像形成装置は、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途に対応でき、静電写真方式に限らず、インクジェット方式、熱転写方式、各種印刷方式等、種々のプロセス方式で実施できる。
なお、特許文献1に示される画像形成装置の構成、搭載された各装置の動作原理、詳細構造、制御等については、繰り返しの煩雑を回避すべく、図示を省略して詳細な説明も省略する。
<第1実施形態>
図1は画像読取装置を搭載した第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図2は画像読取装置の外観の斜視図、図3は画像読取装置の側面図である。図4は画像読取装置に原稿をセットする状態の説明図、図5は中継搬送装置の搬送面を開いてジャム処理する状態の説明図、図6は排紙トレイを装着した状態の説明図である。
図1に示すように、画像読取装置2は、中継搬送装置4(搬送経路)と一体にユニット化されており、画像形成装置本体(以下、装置本体1と呼ぶ)の上に載置して、ねじ固定されている。装置本体1は、筐体上面に排紙トレイ19を備えた上面排出型の画像形成装置として単独でユニット化されている。
正面から見た装置本体1の左側にシート処理装置(フィニッシャ)3が配置され、中継搬送装置4は、装置本体1で画像形成されたシートを搬送してシート処理装置3に供給する。画像読取装置2は、自動原稿給送装置2a下にセットした原稿の下面の画像を読み込んで画像データを生成する。自動原稿給送装置2aは、原稿給送機能を持たない単なる遮光用のカバー部材(例えば開閉蓋)に置き換えてもよい。
装置本体1は、画像読取装置2で読み取った画像をシートSに画像形成できる。外部から通信された画像データをシートSに画像形成することも可能である。装置本体1は、トナーによる現像色だけを異ならせて共通に構成された静電写真方式の画像形成ユニット7a、7b、7c、7dを中間転写ベルト8に沿って配列している。
画像形成ユニット7a、7b、7c、7dは、感光ドラム71a、71b、71c、71dに、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各分解色のトナー像を形成する。感光ドラム71a、71b、71c、71dに形成された各分解色のトナー像は、中間転写ベルト8に順次重ねて一次転写された後に、二次転写部16でシートSに一括二次転写される。
シートSは、カセット5からピックアップローラ6を用いて1枚ずつ取り出され、中間転写ベルト8上のフルカラーのトナー像と同期したタイミングで二次転写部16へ送り込まれる。ただし、装置本体1の下方に配置された給紙ユニット20、または装置本体1の右側に開閉可能に取り付けられたマルチトレイ5mからシートSを二次転写部16へ送り込むことも可能である。
二次転写部16で中間転写ベルト8のフルカラートナー像を二次転写されたシートSは、定着装置9に搬送されて加熱加圧を受けることにより、表面にトナーが融着してカラー画像が定着される。カラー画像が定着されたシートSは、定着装置9の下流に設けられた排紙部(排出部)10を通じて中継搬送装置4に送り込まれる。
中継搬送装置4は、排紙部10から供給されたシートSを、搬送ローラ対11、12、13、14で順に搬送してシート処理装置3へ受け渡す。この後、シートSは、シート処理装置3において、針綴じ(ステイプル)処理、穿孔(パンチ)処理、仕分け積載(ソート)処理等に供される。このような処理を経て、シートSは、シート処理装置3に設置された排紙トレイ15a、15bへ排出される。
図2に示すように、画像読取装置2は、底面に上側機構4aを取り付けた読取筐体2bの上に、自動原稿給送装置2aを開閉可能に取り付けてある。自動原稿給送装置2aは、トレイ2pにセットした束原稿から1枚ずつを分離して搬送し読取筐体2bの読取位置(イメージセンサ2h:図3)を通過させてトレイ2qへ排出する。自動原稿給送装置2aは、正面の把手部2fを持ち上げて後方へ回動させて開閉される。正面の把手部4fは、画像読取装置2とともに上側機構4aを、下側機構4bに対して開閉する際に持ち上げられる。
図3に示すように、中継搬送装置4は、上側機構4aと下側機構4bとを搬送面4hで分割して後方へ開閉可能である。上側機構4aは、読取筐体2bの底面に上搬送ローラ11a、12a、13a、14aを配置し、下側機構4bは、下搬送ローラ11b、12b、13b、14bを配置する。上搬送ローラ11a、12a、13a、14aと下搬送ローラ11b、12b、13b、14bとは幅方向でシートSに交互に接し、シートSを波打ち状態に立たせてカールを避けた搬送を可能にしている。
自動原稿給送装置2aは、コンタクトガラス2gへ載置した原稿の押さえ板を兼ねている。自動原稿給送装置2aは、下側機構4bの奥側に配置したヒンジ2eで軸支されており、下側機構4bに対して上方へ回動することにより読取筐体2bに対して開閉される。コンタクトガラス2g上に載置された原稿は、線画像を読み取るイメージセンサ2hを、読取筐体2b内で、図3の紙面と垂直な方向へ移動させて、下面の画像を固定読みされる。また、自動原稿給送装置2aによって搬送される原稿は、所定の読取位置へ位置決め停止させたイメージセンサ2hの上を通過して、下面の画像を流し読みされる。
なお、本形態ではイメージセンサ2hを読取筐体2bで移動させるものを示した。しかし、CCD(Charge Coupled Device)を読取筐体2bに固定して設け、原稿を照射するためのランプを読取手段として読取筐体2b内で移動させる形態であってよい。
読取筐体2bは、下側機構4bのヒンジ2eよりも手前側に配置した回動軸2iによって軸支され、下側機構4bに対して、自動原稿給送装置2aと同じ方向に回動可能である。従って、中継搬送装置4でシートSがジャムした際には、自動原稿給送装置2aと上側機構4aとを一体に持ち上げて、搬送面4hを開放する。これにより、上搬送ローラ11a、12a、13a、14aと下搬送ローラ11b、12b、13b、14bとによるシートSの拘束を解除できる。
なお、下側機構4bと自動原稿給送装置2aとの間、および下側機構4bと読取筐体2bとの間には、それぞれ不図示の付勢付きデテント装置および減衰装置(ダンパ)が取り付けてある。これにより、自動原稿給送装置2aと読取筐体2bとの合計重量よりも小さな力で搬送面4hを開閉でき、デテント装置で設定された角度位置では手を放しても自動原稿給送装置2aおよび読取筐体2bが落下しない。
図4に示すように、コンタクトガラス2g上に原稿を載置する場合、把手部2fを持ち上げて自動原稿給送装置2aを後方へ回動させて、起立状態に保持させることができる。この状態でコンタクトガラス2g上に原稿を位置決めして、自動原稿給送装置2aを引き下ろすことにより原稿のセットを完了する。
図5に示すように、中継搬送装置4でシートSがジャムした場合、把手部4fを持ち上げて自動原稿給送装置2aと読取筐体2bとを一体に後方へ回動させて、持ち上げ状態にて保持させることができる。この状態で、中継搬送装置4からジャムシートSを取り出すことができる。開閉角度は、画像形成装置100の転倒を防止するため、ジャム処理できる最小限の角度にすることが望ましい。
第1実施形態の画像形成装置100は、画像読取装置2に中継搬送装置4を内蔵して一体にユニット化しているので、別途に中継搬送装置4を追加することなく装置本体1の左側にシート処理装置3を接続できる。従って、シート処理装置3の有無にかかわらず装置本体1および画像読取装置2を共用できる。
また、装置本体1は、筐体上面に排紙トレイ19を設けて画像読取装置2やシート処理装置3を持たない画像形成装置としてユニット化されているので、画像読取装置2やシート処理装置3の有無にかかわらず、装置本体1を共用できる。
そして、自動原稿給送装置2aと読取筐体2bとを一体に上方へ開放できるため、ジャム処理のための大きな作業スペースを確保でき、隅々まで観察を及ばせてジャムシートSを完全に取り出しできる。従って、ユーザビリティーを損なうことなく、画像形成装置100の機体高さを最小限に抑えることができる。
シート処理装置3を用いない場合、図6に示すように、装置本体1の左側面に排紙トレイ17を装着すれば、中継搬送装置4の搬送ローラ対14を蹴り出しローラとして、排紙トレイ17へシートSを積載可能になる。排紙トレイ17は、装置本体1の左側面に開閉可能に取り付けてあってもよい。なお、ユニット化された画像読取装置2を取り外せば、図1に示すように、排紙部10を蹴り出しローラとして筐体上面の排紙トレイ19へシートを積載する画像形成装置となる。従って、上面排出型の装置本体1をそのまま用いて側方排出型の画像形成装置を構成できる。
<第2実施形態>
図7は画像読取装置を搭載した第2実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図8は画像読取装置の側面図である。図9は画像読取装置に原稿をセットする状態の説明図、図10は中継搬送装置の搬送面を開いてジャム処理する状態の説明図である。第2実施形態の画像形成装置は、画像読取装置2Bと排紙トレイ19との間にシートを排出積載可能とした以外は第1実施形態と同様に構成される。従って、図7〜図9中、第1実施形態と実質的に共通する構成には図1〜図6と共通の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示すように、装置本体1Bは、筐体上面に排紙トレイ19を配置した画像読取装置を持たない画像形成装置としてユニット化されている。装置本体1Bにおける定着装置9の下流側には、2つの排紙部10a、10bが配置され、排紙部10aへ向かう搬送経路と排紙部10bへ向かう搬送経路とを振り分ける切替装置(フラッパ)18が設けられている。排紙部10bは、画像読取装置2Bの中継搬送装置4B(搬送経路)へシートSを送り込む搬送ローラ対であって、排紙部10aは、回転するゴムローラでニップして排紙トレイ19へシートSを勢い良く排出する蹴り出しローラ対である。
図8に示すように、画像読取装置2Bは、ヒンジ2jで軸支された自動原稿給送装置2aを読取筐体2bに対して後方へ回動して開閉可能である。中継搬送装置4Bの上側機構4aは読取筐体2bの底面に一体化して配置され、下側機構4bは、回動軸2kで軸支されて、読取筐体2bに対して下方へ回動することにより、上側機構4aに対して開閉可能である。
図9に示すように、コンタクトガラス2g上に原稿を載置する場合、把手部2fを持ち上げて自動原稿給送装置2aを後方へ回動させて、起立状態に保持させることができる。この状態でコンタクトガラス2g上に原稿を位置決めして、自動原稿給送装置2aを引き下ろすことにより原稿のセットを完了する。
図10に示すように、中継搬送装置4BでシートSがジャムした場合、不図示のロックを解除して把手部4fを引き下げることにより下側機構4bを下方へ落下させる。上側機構4aから斜めに下側機構4bを開いた状態で、中継搬送装置4の搬送面からジャムシートSを取り出すことができる。
図7に示すように、装置本体1でシートSに画像形成する場合には、画像読取装置2Bによって原稿の画像が読み取られる。装置本体1は、画像読取装置2Bが読み取った画像に基づいて、画像形成ユニット7a、7b、7c、7dに、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各分解色のトナー像を形成させる。各分解色のトナー像は、中間転写ベルト8に順次重ねて一次転写することによりフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト8上のフルカラーのトナー像は、二次転写部16でシートSに一括二次転写される。
シートSは、画像形成ユニット7a、7b、7c、7dにおけるトナー像形成動作に並行して、カセット5からピックアップローラ6により1枚ずつ送り出されて二次転写部16へ送り込まれる。トナー像を二次転写されたシートSは、定着装置9で加熱加圧を受けて表面にトナーが融着することにより、フルカラー画像が定着される。
胴内排出空間である排紙トレイ19へ排出する場合、例えばシート処理装置3が対応していない紙種および紙サイズの時、切替装置18は、排紙部10aへ向かう搬送経路へ画像形成されたシートSを案内する。しかし、シート処理装置3でシート処理を行う通常の場合、切替装置18は、排紙部10bへ向かう搬送経路へ画像形成されたシートSを案内する。
排紙部10bを通じて中継搬送装置4Bに送り込まれたシートSは、複数の搬送ローラ対11、12、13、14に搬送されて、装置本体1Bの上面を横切り、シート処理装置3へ受け渡される。シートSは、シート処理装置3において、ステイプル処理、パンチ処理、ソート処理等の処理がなされ、このような処理の後、シート処理装置3に設置された排紙トレイ15a、15bへ排出される。
第2実施形態の画像形成装置200では、画像読取装置2B内に、装置本体1Bとシート処理装置3とを中継する中継搬送装置4Bが一体で構成されている。このため、少ないスペースで装置本体1Bと中継搬送装置4Bの機能を満足することができ、画像形成装置200の機体高さを最小限に抑えることができる。また、別々に構成される場合に比較して全体が薄型、軽量に構成され継ぎ目が減ってデザイン的にもすっきりする。
近年、画像形成装置のデジタル化によりコピー、プリンタ、ファクシミリ等の複合化が進み、且つ本来の記録動作、生産性のみならず、ソータ、スタック等のシート処理を含めた記録作業全般の生産性を高めることが使用者のニーズとして顕在化してきている。一方、画像形成装置のサイズを小さくするなどの省スペース化、小型化に対する要望も同様に強い。このような背景から、画像読取装置と画像形成装置との間にシートを排出するいわゆる胴内排出の方式が増大している。
このような胴内排出方式の画像形成装置において、第2実施形態の画像形成装置は、省スペース化とシート処理の生産性とを両立できる。装置本体1、1Bからシート処理装置3へ搬送する中継搬送装置4、4Bを少ない部品点数と単純な機構によってコンパクトに構成できる。中継搬送装置4、4Bでジャム処理を行う際には、上側機構4aと下側機構4bとの間に大きな作業スペースを確保できるにもかかわらず、作業スペースを確保するためにコンタクトガラス2g面の高さが高くなったり、ユーザビリティーを損ねたりしない。画像読取装置2、2B内部に中継搬送装置4Bを設けることで、画像読取装置2、2Bと中継搬送装置4、4Bとで必要とされるスペースや部品、筐体カバー等を非常に少なくできる。そのため、コンタクトガラス2g面の高さを低くでき、中継搬送装置4、4Bのジャム処理性を上げるといったユーザビリティーを向上できる。画像読取装置と装置本体1Bとの間に胴内排出空間を設けているが、画像読取装置を含めた機体高さを抑制しつつ、搬送装置と胴内排出空間の底面との間に、十分な高さのシート積載空間を確保できる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を説明する。図11は画像読取装置を搭載した第3実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図12は画像読取装置の側面図、図13は中継搬送装置の搬送面を開いてジャム処理する状態の説明図である。図14は中継搬送装置の保持空間を開いてジャム処理する状態の説明図、図15は排紙トレイを装着した状態の説明図である。図12中、(a)は中継搬送装置を開いた状態、(b)は反転搬送路(保持空間)を開いた状態である。
図11に示すように、第3実施形態の画像形成装置300は、画像形成されたシートSをスイッチバックして表裏反転させる再給紙搬送路24を有する。そして、再給紙搬送路24に接続させて、スイッチバックさせるシートを保持する保持空間4i、および保持空間4iにシートを出し入れする反転搬送路22を有する。これ以外の構成は、概略、第2実施形態と同様に構成されているので、図11〜図15中、第2実施形態と実質的に共通する構成には図7〜図10と共通の符号を付して詳細な説明を省略する。
図11に示すように、中継搬送装置4Cは、装置本体1Cの上に載置され、装置本体1Cに対して固定されている。画像読取装置2Cは、中継搬送装置4Cの上に載置されているが、装置本体1Cに対して後方へ回転可能に軸支されている。画像読取装置2Cは、自動原稿給送装置2a下にセットした原稿の下面の画像を読み込んで画像データを生成する。装置本体1Cは、画像読取装置2Cで読み取った画像をシートSに画像形成することができる。
正面から見た装置本体1Cの左側にシート処理装置(フィニッシャ)3が配置され、中継搬送装置4Cは、装置本体1Cの排紙部10aから排出されたシートSを搬送してシート処理装置3に供給する。排紙部10aへシートSを案内する搬送路21と排紙部10bへシートSを案内する反転搬送路22との分岐点に、切替装置18Cが配置される。切替装置18Cは、搬送路21と反転搬送路22との間でシートSを振り分ける。シート処理装置3へシートSを搬送する場合、切替装置18Cによって反転搬送路22へのシートSの進入が妨げられる。
なお、第3実施形態では、排紙部10aは第2実施形態のような蹴り出しローラではなく、通常の搬送ローラ対に置き換えてある。また、排紙部10bは、第2実施形態のような搬送ローラではなく、装置本体1Cから排出されるシートSをニップしてスイッチバックさせる反転ローラ対に置き換えてある。
中継搬送装置4Cは、排紙部10aから供給されたシートSを、搬送ローラ対11、12、13、14で順に搬送してシート処理装置3へ受け渡す。この後、シートSは、シート処理装置3において、針綴じ(ステイプル)処理、穿孔(パンチ)処理、仕分け積載(ソート)処理等に供される。このような処理を経て、シートSは、シート処理装置3に設置された排紙トレイ15a、15bへ排出される。
再給紙搬送路24は、正面から見た装置本体1において、二次転写部16及び定着装置9の右側且つ装置本体1の内側に、重力方向と略平行に形成されている。再給紙搬送路24は、反転搬送路22から分岐してマルチトレイ5mの下流の補助ローラ対25に合流する。再給紙搬送路24へスイッチバックさせるシートSの保持空間4iが、中継搬送装置4Cと読取筐体2dとの間に準備されている。切替装置18Cは、保持空間4iを用いたシートSのスイッチバック搬送を制御する。
片面印刷における装置本体1Cの動作は、第1実施形態の画像形成装置と概略同様であるので、次に、両面印刷における装置本体1C及び中継搬送装置4Cの動作を説明する。
一方の面にカラー画像が定着されたシートSは、切替装置18Cによって反転搬送路22に案内されて、排紙部10bの反転ローラ対に受け渡される。この時、排紙部10bの反転ローラ対は、通常の搬送方向に回転して、反転ローラ対に挟持されたシートSを保持空間4iに送り込む。
そして、シートSの後端が切替装置18Cを通過すると、所定のタイミングで反転ローラ対が停止するとともに、切替装置18Cが切り替わって定着装置9の方向へのシートSの進入を妨げる。これにより、反転ローラ対が通常とは逆の方向にシートSをスイッチバック搬送すると、切替装置18Cによって、シートSは反転搬送路22から再給紙搬送路24へ案内される。
ここで、保持空間4iは、後述するように上側機構と下側機構とに分割される搬送経路の一例であるが、中継搬送装置4Cのような搬送ローラ対を有しない。つまり、保持空間4iを用いたスイッチバック制御に関しては、排紙部10bの反転ローラ対以外にローラ対は存在せず、保持空間4iは、シートSのガイド部材のみで形成されている。
再給紙搬送路24を下向きに搬送されたシートSは、補助ローラ対25によって、搬送方向を上下逆転される。そして、前回印字されていない他方の面を中間転写ベルト8側に向けてレジストローラ対26で待機する。そして、レジストローラ対26は、中間転写ベルト8のフルカラーのトナー像にタイミングを合わせて二次転写部16へシートSを送り込んでシートSの裏面にもフルカラーのトナー像を二次転写させる。トナー像を二次転写されたシートSは、定着装置9にて画像を定着される。
このようにして、表裏両面に画像を形成されたシートSは、切替装置18によって、今度は排紙部10aに搬送されて中継搬送装置4Cに受け渡され、中継搬送装置4Cによってシート処理装置3に搬送される。
図12の(a)に示すように、画像読取装置2Cは、ヒンジ2jで軸支された自動原稿給送装置2aを読取筐体2dに対して後方へ回動して開閉可能である。読取筐体2dは、ヒンジ2mで装置本体1Cに軸支されて、自動原稿給送装置2aと一体に上方へ回動可能である。
中継搬送装置4C(搬送経路)は、画像読取装置2Cとは別筐体にユニット化されて装置本体1Cに固定されている。中継搬送装置4Cの上側機構4aと下側機構4bとは、読取筐体2dのヒンジ2mよりも手前側に配置した回動軸2kにより軸支されている。上側機構4aは、自動原稿給送装置2aおよび読取筐体2dとともに上方へ持ち上げることにより、下側機構4bに対して開閉可能である。これにより、中継搬送装置4Cは、上側機構4aと下側機構4bとを搬送面4hで分割して開閉可能である。
さらには、不図示の付勢手段(回動軸2kに組み込んだねじりコイルばね)あるいは結合手段(読取筐体2dと上側機構4aとの連結フック)により、上側機構4aは、読取筐体2dの回動に追従して回転して一定角度まで自動的に持ち上がる。開閉角度は、画像形成装置300の転倒を防止するため、ジャム処理できる最小限の角度にすることが望ましい。
上側機構4aは、上搬送ローラ11a、12a、13a、14aを配置し、下側機構4bは、下搬送ローラ11b、12b、13b、14bを配置する。図12の(b)に示すように、保持空間4i(搬送経路)は、ガイド形状が形成された読取筐体2dを、ガイド形状が形成された上側機構4aから分割してジャムシートの取り出しが可能である。つまり、保持空間4iの下側機構は、中継搬送装置4Cの上側機構4aの上面に形成され、保持空間4iの上側機構は、画像読取装置2Cの底面に形成されている。
図13に示すように、中継搬送装置4C(搬送面4h:図12の(a))でシートSがジャムした場合、自動原稿給送装置2aと読取筐体2dとを一体に上方へ回動させて、持ち上げ状態にて保持させることができる。ここで、把手部4kを持って読取筐体2dを持ち上げると、上述した機構により、上側機構4aが追従して自動的に持ち上がる。そして、図12の(a)に示すように、搬送面4hを開放して、上搬送ローラ11a、12a、13a、14aと下搬送ローラ11b、12b、13b、14bとによるシートSの拘束を解除できる。この時、この状態で、中継搬送装置4CからジャムシートSを取り出すことができる。
さらには、図14に示すように、保持空間4iでシートSがジャムした際には、読取筐体2dと上側機構4aとを一体に持ち上げた上述の状態から、上側機構4aのみ押し下げれば、保持空間4iを開放できる。この際、保持空間4iには搬送ローラ対を配置していないため、シートSの拘束を解除する必要が無く、ユーザビリティーを損なわずにジャム処理可能である。
なお、読取筐体2dと自動原稿給送装置2aとの間、および装置本体1Cと読取筐体2dとの間には、それぞれ不図示の付勢付きデテント装置および減衰装置(ダンパ)が取り付けてある。これにより、自動原稿給送装置2aと読取筐体2dとの合計重量よりも小さな力で保持空間4i及び搬送面4hを開閉でき、デテント装置で設定された角度位置では手を放しても自動原稿給送装置2aおよび読取筐体2dが落下しない。
以上述べてきたように、自動原稿給送装置2aと読取筐体2dとを一体に上方へ開放できるため、ジャム処理のための大きな作業スペースを確保でき、さらには複数の搬送路の隅々まで観察を及ばせてジャムシートSを完全に取り出しできる。従って、ユーザビリティーを損なうことなく、画像形成装置300の機体高さを最小限に抑えることができる。
なお、シート処理装置3を用いない場合、図15に示すように、装置本体1Cの左側面に排紙トレイ17を装着すれば、中継搬送装置4Cの搬送ローラ対14を蹴り出しローラとして、排紙トレイ17へシートSを積載可能になる。
<変形例>
第3実施形態では中継搬送装置4Cの下側機構4bを装置本体1Cに固定して、中継搬送装置4Cと画像読取装置2Cとを分離独立した筐体構造とした。しかし、第2実施形態のように、中継搬送装置4Cを画像読取装置2C側から回動可能に吊り下げた構成としてもよい。
この場合、中継搬送装置4Cと排紙トレイ19との間には、下側機構4bを下方へ回動するスペースが無くなるので、読取筐体2dに対して中継搬送装置4Cを正面側へ引き出し可能に取り付けることが望ましい。保持空間4iは搬送ローラを持たないので、保持空間4iの間隔を開かないで中継搬送装置4Cを正面側へ引き出してもジャムシートが破損する可能性が低いからである。中継搬送装置4Cをスライドガイドによって正面側へ引き出せば、下側機構4bを下方へ回動して搬送面4hを開くことができる。
第3実施形態では、保持空間4iを読取筐体2dと上側機構4aとに分割して開閉可能に構成したが、保持空間4iは、読取筐体2dに内蔵して開閉できない構成としてもよい。すなわち、第1実施形態の画像読取装置2を第2実施形態の画像読取装置2Bと同程度の高さに構成し、上側機構4aの排出部10bに相当する高さ位置にスイッチバック空間を設けてもよい。この場合、スイッチバック空間とイメージセンサ2hの移動空間とを仕切りの無い一体構造としてもよい。
また、第2実施形態の排紙部10aに接続して補助ローラ対(25:図11)に合流する再給紙搬送路(24:図11)を設け、排紙トレイ(19:図7)の胴内排出空間を利用して排紙部10aでシートSをスイッチバックさせてもよい。
<発明との対応>
第1実施形態の画像読取装置2は、イメージセンサ2hの移動空間を囲む読取筐体2bを備え、前記移動空間でイメージセンサ2hを移動させて原稿の画像を読み取る。上側機構4aと下側機構4bとに分割した間隔からシートSを取り出し可能な中継搬送装置4における上側機構4aが、前記分割に際して読取筐体2bに位置関係を固定されている。
そして、下側機構4bは、上側機構4aと機構的に連結された状態で前記間隔を開閉可能である。
画像読取装置2は、読取筐体2bに対して開閉可能であってイメージセンサ2hの反対側で原稿を覆って押圧する自動原稿給送装置2aを備える。自動原稿給送装置2aは、読取筐体2bに対して相対的に下側機構4bとは逆方向へ回動して開かれる。
第1実施形態における搬送経路は、前記移動空間に沿った方向の一端側から他端側へシートSを搬送する中継搬送装置4である。しかし、第3実施形態における搬送経路は、前記一端側から取り入れて前記一端側へ折り返すシートSを保持する保持空間4iである。
第3実施形態における搬送経路は、前記移動空間に沿った方向の一端側から他端側へシートSを搬送する中継搬送装置4Cでもある。そして、前記一端側から取り入れて前記一端側へ折り返すシートSを保持する保持空間4iを、上側機構4aと前記移動空間との間に配置している。
第1実施形態では、上側機構4aは、読取筐体2bの底に一体に組み立てられ、下側機構4bは、読取筐体2bに軸支され、読取筐体2bと中継搬送装置4とが一体にユニット化されている。
画像読取装置2は、上側機構4aと下側機構4bとを開閉可能に軸支した中継搬送装置4として一体にユニット化されている。
画像形成装置100は、読取筐体2bに設けた移動空間でイメージセンサ2hを移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置2と、画像読取装置2で読み取った原稿画像に応じてシートSに画像を形成する装置本体1と、前記移動空間に沿ったシートSの搬送面4hで上側機構4aと下側機構4bとに分割可能な中継搬送装置4とを備える。そして、装置本体1に対して読取筐体2bを移動させることで、上側機構4aと下側機構4bとが搬送面4hで分割されて、搬送面4hのシートSを取り出し可能となる。
画像形成装置100は、装置本体1に隣接配置されて装置本体1で画像形成されたシートSに処理を施すシート処理装置3を備える。中継搬送装置4は、装置本体1から排出されたシートSを受け入れてシート処理装置3に受け渡す。
第2実施形態の画像形成装置200は、シートSに画像を形成する装置本体1Bと、画像読取装置2Bとを備える。そして、画像読取装置2Bの読取筐体2bは、装置本体1Bに固定され、上側機構4aと装置本体1との間に下側機構4bの回動空間を確保している。そして、前記回動空間をシートSの胴内排出空間とし、画像形成されたシートSの排出先を前記胴内排出空間と中継搬送装置4とに切り替える切替装置18を装置本体1Bに備える。
第1実施形態の画像形成装置100は、シートSに画像を形成する装置本体1と、画像読取装置2とを備える。そして、読取筐体2bは、装置本体1に軸支され、自動原稿給送装置2aと読取筐体2bとを上方へ一体に回動させることで、中継搬送装置4の上側機構4aと下側機構4bとが分割される。
画像形成装置100、200は、装置本体1、1Bで画像を形成されたシートSを処理するシート処理装置3を備える。中継搬送装置4、4Bは、装置本体1、1Bの上面に排出されるはずだったシートSを受け入れてシート処理装置3に受け渡す。
画像形成装置100、200は、イメージセンサ2hを移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置2、2Bと、画像読取装置2、2Bの下側に配置されてシートSに画像を形成する装置本体1、1Bと、装置本体1、1Bから受け入れたシートSを搬送して画像読取装置2、2Bの下方を横断させる中継搬送装置4、4Bとを備える。中継搬送装置4、4Bは、シートSの搬送面4hで上側機構4aと下側機構4bとに分割可能に構成され、上側機構4aを画像読取装置2、2Bの底面に一体化してある。
なお、変形例として説明したように、第3実施形態における装置本体1Cから取り入れて装置本体1Cへ逆送されるシートSを保持する保持空間4iを、イメージセンサ2hの移動空間と上側機構4aとの間に配置してもよい。
画像読取装置を搭載した第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像読取装置の外観の斜視図である。 画像読取装置の側面図である。 画像読取装置に原稿をセットする状態の説明図である。 中継搬送装置の搬送面を開いてジャム処理する状態の説明図である。 排紙トレイを装着した状態の説明図である。 画像読取装置を搭載した第2実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像読取装置の側面図である。 画像読取装置に原稿をセットする状態の説明図である。 中継搬送装置の搬送面を開いてジャム処理する状態の説明図である。 画像読取装置を搭載した第3実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像読取装置の側面図である。 中継搬送装置の搬送面を開いてジャム処理する状態の説明図である。 中継搬送装置の保持空間を開いてジャム処理する状態の説明図である。 排紙トレイを装着した状態の説明図である。
符号の説明
1、1B、1C 画像形成手段、本体筐体構造(装置本体)
2、2B、2C 画像読取装置
2a 自動原稿給送装置
2b、2d 筐体構造(読取筐体)
2e、2j、2m ヒンジ
2f 把手部
2g コンタクトガラス
2h イメージセンサ(読取手段)
2i、2k 回動軸
3 シート処理装置
4、4B、4C、4i 搬送経路(中継搬送装置、保持空間)
4、4B、4C 搬送装置(中継搬送装置)
4a 上側機構
4b 下側機構
4h 搬送面
4i 保持空間
5 カセット
6 ピックアップローラ
7a、7b、7c、7d 画像形成ユニット
8 中間転写ベルト
9 定着装置
10、10a、10b 排紙部
11、12、13、14 搬送ローラ対
18、18C 切替手段(切替装置)
19 胴内排出空間(排紙トレイ)
20 給紙ユニット
21 搬送路
22 反転搬送路
24 再給紙搬送路
25 補助ローラ対
26 レジストローラ対
100、200、300 画像形成装置

Claims (15)

  1. 画像の読取手段の移動空間を囲む筐体構造を備え、前記移動空間で前記読取手段を移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置において、
    上側機構と下側機構とに分割した間隔からシートを取り出し可能な搬送経路における前記上側機構が、前記分割に際して前記筐体構造に位置関係を固定されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記下側機構は、前記上側機構と機構的に連結された状態で前記間隔を開閉可能であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記筐体構造に対して開閉可能であって前記読取手段の反対側で原稿を覆って押圧するカバー部材または自動原稿給送装置を備え、
    前記カバー部材または自動原稿給送装置は、前記筐体構造に対して相対的に前記下側機構とは逆方向へ回動して開かれることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記搬送経路は、前記移動空間に沿った方向の一端側から他端側へシートを搬送する搬送装置と、前記一端側から取り入れて前記一端側へ折り返すシートを保持する保持空間と、の少なくとも一方であることを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記搬送経路は、前記移動空間に沿った方向の一端側から他端側へシートを搬送する搬送装置であって、
    前記一端側から取り入れて前記一端側へ折り返すシートを保持する保持空間を、前記上側機構と前記移動空間との間に配置したことを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  6. 前記上側機構は、前記筐体構造の底に一体に組み立てられ、
    前記下側機構は、前記筐体構造に軸支され、
    前記筐体構造と前記搬送経路とが一体にユニット化されていることを特徴とする請求項4または5記載の画像読取装置。
  7. 前記上側機構と前記下側機構とを開閉可能に軸支した前記搬送装置として一体にユニット化されていることを特徴とする請求項4または5記載の画像読取装置。
  8. 筐体構造に設けた移動空間で読取手段を移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置と、
    前記画像読取装置で読み取った原稿画像に応じてシートに画像を形成する装置本体と、
    前記移動空間に沿ったシートの搬送面で上側機構と下側機構とに分割可能な、前記装置本体で画像が形成されたシートが搬送される搬送経路と、を備えた画像形成装置において、
    前記装置本体に対して前記筐体構造を移動させることで、前記上側機構と前記下側機構とが前記搬送面で分割されて、前記搬送面のシートを取り出し可能となることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記装置本体に隣接配置されて前記装置本体で画像形成されたシートに処理を施すシート処理装置を備え、
    前記搬送経路は、前記装置本体から排出されたシートを受け入れて前記シート処理装置に受け渡す搬送装置であることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. シートに画像を形成する装置本体と、
    請求項4乃至7いずれか1項記載の画像読取装置と、を備え、
    前記筐体構造は、前記装置本体に固定され、
    前記上側機構と前記装置本体との間に前記下側機構の回動空間を確保したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記回動空間をシートの胴内排出空間とし、
    画像形成されたシートの排出先を前記胴内排出空間と前記搬送経路とに切り替える切替手段を前記装置本体に備えたことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. シートに画像を形成する装置本体と、
    請求項4乃至7いずれか1項記載の画像読取装置と、を備え、
    前記筐体構造は、前記装置本体に軸支され、
    前記カバー部材または自動原稿給送装置と前記筐体構造とを上方へ一体に回動させることで、前記上側機構と前記下側機構とが分割されることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記装置本体で画像を形成されたシートを処理するシート処理装置を備え、
    前記搬送装置は、前記装置本体の上面に排出されるシートを受け入れて前記シート処理装置に受け渡すことを特徴とする請求項10乃至12いずれか1項記載の画像形成装置。
  14. 画像の読取手段を移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置と、
    前記画像読取装置の下側に配置されてシートに画像を形成する装置本体と、
    前記装置本体から受け入れたシートを搬送して前記画像読取装置の下方を横断させる搬送装置と、を備えた画像形成装置において、
    前記搬送装置をシートの搬送面で上側機構と下側機構とに分割可能に構成し、
    前記上側機構を前記画像読取装置の底面に一体化してあることを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記装置本体から取り入れて前記装置本体へ逆送されるシートを保持する保持空間を、前記読取手段の移動空間と前記上側機構との間に配置したことを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
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