JP2008112348A - 電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】二つの電源回路のうちの一方に失陥が生ずることによって二つの制御回路の双方が故障することを回避することのできる電子制御装置を提供することにある。
【解決手段】各マイコン2,3及び各電源IC4,5を接続する電源配線9a,9bと接地配線7a,7bとの間には、所定電圧V1を超える電圧の印加により電源配線9a,9b側から接地配線7a,7b側へと電流が流れるように、それぞれツェナーダイオード10,11が介在される。そして、両マイコン2,3間を接続する各信号配線8には、所定の抵抗値を有する抵抗12が介在される。
【選択図】図1
【解決手段】各マイコン2,3及び各電源IC4,5を接続する電源配線9a,9bと接地配線7a,7bとの間には、所定電圧V1を超える電圧の印加により電源配線9a,9b側から接地配線7a,7b側へと電流が流れるように、それぞれツェナーダイオード10,11が介在される。そして、両マイコン2,3間を接続する各信号配線8には、所定の抵抗値を有する抵抗12が介在される。
【選択図】図1
Description
本発明は、信号配線により接続された二つの制御回路と、対応する該各制御回路に対し電源電圧を所定電圧に変換して出力する二つの電源回路とを備えた電子制御装置に関するものである。
従来、電動パワーステアリング装置や伝達比可変装置等の作動を制御する車両用の電子制御装置には、信号配線により接続された二つの制御回路(マイコン)を有し、この信号配線を介した相互通信を行いつつ、各制御回路がその割り当てられた演算処理を実行するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−309675号公報
ところで、車両用の電子制御装置においては、電源回路(電源IC)によりバッテリ電圧(電源電圧、例えば12V)を所定電圧(例えば5V)に変換して制御回路に出力する必要がある。そして、特に、上記のような二つの制御回路を有するものにおいては、その安定性及び信頼性を確保する観点から、各制御回路に対応した二つの電源回路を設けることが望ましい。
しかしながら、両制御回路が信号配線を介して接続された構成では、何れかの電源回路に失陥が生じた場合、その対応する制御回路のみならず、上記信号配線を経由して他方の制御回路に対しても所定電圧を超える電圧が印加される可能性がある。そして、これにより二つの制御回路の双方に故障が生ずるおそれがあり、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、二つの電源回路のうちの一方に失陥が生ずることによって二つの制御回路の双方が故障することを回避することのできる電子制御装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、信号配線により接続された二つの制御回路と、対応する前記各制御回路に対し電源電圧を所定電圧に変換して出力する二つの電源回路とを備えた電子制御装置であって、前記各制御装置及び電源回路を接続する電源配線と接地配線との間に、前記所定電圧を超える電圧の印加により該電源配線側から接地配線側へと電流が流れるようにツェナーダイオードを介在させるとともに、前記信号配線に、抵抗を介在させたこと、を要旨とする。
上記構成によれば、各電源回路に失陥が生じ所定電圧を超える電圧が出力されるような状況が発生した場合に、その過電圧が各制御回路に印加されることを防止することができる。そして、仮に、各制御装置の何れかに過電圧が印加されるような状況が発生した場合でも、その過電圧が両者を接続する各信号配線を介して他方側に印加されることを防止することができる。その結果、二つの電源回路のうちの一方に失陥が生ずることによって二つの制御回路の双方が故障することを回避することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、前記各制御回路には、外部信号が入力される外部信号配線が接続されるとともに、該各外部信号配線には、その接続される制御回路毎に、該制御回路に対応する前記電源回路の出力電圧に基づくプルアップ電圧が印加されること、を要旨とする。
上記構成によれば、各電源回路の何れか一方に失陥が生じ所定電圧を超える電圧が出力されるような状況が発生した場合においても、その過電圧が外部信号配線を介して他方側の制御回路に印加されることを防止することができる、
本発明によれば、二つの電源回路のうちの一方に失陥が生ずることによって二つの制御回路の双方が故障することを回避することが可能な電子制御装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電子制御装置1は、制御回路として二つのマイコン2,3と、これら各マイコン2,3にそれぞれ対応して設けられた二つの電源IC4,5とを備えている。
図1に示すように、本実施形態の電子制御装置1は、制御回路として二つのマイコン2,3と、これら各マイコン2,3にそれぞれ対応して設けられた二つの電源IC4,5とを備えている。
詳述すると、各マイコン2,3は、それぞれ対応する電源回路としての各電源IC4,5を介してバッテリ6のプラス端子に接続されており、各電源IC4,5は、バッテリ6から入力される電源電圧V0を所定電圧V1に変換して、それぞれが対応する各マイコン2,3に出力する。尚、各マイコン2,3及び各電源IC4,5は、接地配線7a,7bを介してバッテリ6のマイナス端子に接続されている。そして、各マイコン2,3は、これら対応する各電源IC4,5から入力される所定電圧V1に基づき作動する。また、本実施形態では、これら二つのマイコン2,3は、複数の信号配線8により接続されている。そして、この信号配線8を介した相互通信を行いつつ、それぞれの演算処理を実行するように構成されている。
ここで、本実施形態の電子制御装置1では、各マイコン2,3及び各電源IC4,5を接続する電源配線9a,9bと上記接地配線7a,7bとの間には、それぞれ、電源配線9a,9b側をカソード、接地配線7a,7b側をアノードとして、ツェナーダイオード10,11が介在されている。そして、本実施形態では、これら各ツェナーダイオード10,11の降伏電圧(ツェナー電圧)は、上記の所定電圧V1と略等しく(僅かに高く)設定されている。即ち、本実施形態では、各ツェナーダイオード10,11に、所定電圧V1を超える電圧が印加された場合、これら各ツェナーダイオード10,11を介して電源配線9a,9b側から接地配線7a,7b側へと電流が流れるように構成されている。そして、これにより、各マイコン2,3に過電圧が印加されることを防止するようになっている。
更に、本実施形態では、両マイコン2,3間を接続する各信号配線8には、所定の抵抗値を有する抵抗12が介在されている。そして、これにより、各マイコン2,3の何れかに過電圧が印加されるような状況が発生した場合でも、その過電圧が両者を接続する各信号配線8を介して他方側に印加されることを防止するように構成されている。
尚、本実施形態では、各マイコン2,3には、外部信号配線16a,16bを介してセンサ17,18が接続されている。そして、これら各外部信号配線16a,16bには、その接続されるマイコン2,3毎に、該各マイコン2,3に対応する各電源IC4,5の出力電圧に基づくプルアップ電圧が印加されるようになっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)各マイコン2,3及び各電源IC4,5を接続する電源配線9a,9bと接地配線7a,7bとの間には、所定電圧V1を超える電圧の印加により電源配線9a,9b側から接地配線7a,7b側へと電流が流れるように、それぞれツェナーダイオード10,11が介在される。そして、両マイコン2,3間を接続する各信号配線8には、所定の抵抗値を有する抵抗12が介在される。
(1)各マイコン2,3及び各電源IC4,5を接続する電源配線9a,9bと接地配線7a,7bとの間には、所定電圧V1を超える電圧の印加により電源配線9a,9b側から接地配線7a,7b側へと電流が流れるように、それぞれツェナーダイオード10,11が介在される。そして、両マイコン2,3間を接続する各信号配線8には、所定の抵抗値を有する抵抗12が介在される。
上記構成によれば、各電源IC4,5に失陥が生じ所定電圧V1を超える電圧が出力されるような状況が発生した場合に、その過電圧が各マイコン2,3に印加されることを防止することができる。そして、仮に、各マイコン2,3の何れかに過電圧が印加されるような状況が発生した場合でも、その過電圧が両者を接続する各信号配線8を介して他方側に印加されることを防止することができる。その結果、二つの電源IC4,5のうちの一方に失陥が生ずることによって二つのマイコン2,3の双方が故障することを回避することができるようになる。
(2)各マイコン2,3には、外部信号配線16a,16bを介してセンサ17,18が接続される。そして、これら各外部信号配線16a,16bには、その接続されるマイコン2,3毎に、該各マイコン2,3に対応する各電源IC4,5の出力電圧に基づくプルアップ電圧が印加される。
上記構成によれば、各電源IC4,5の何れか一方に失陥が生じ所定電圧V1を超える電圧が出力されるような状況が発生した場合においても、その過電圧が外部信号配線16a,16bを介して他方側の制御回路の印加されることを防止することができる、
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
・本実施形態では、各マイコン2,3と各センサ17,18とを接続する外部信号配線16a,16bについて、その印加するプルアップ電圧を、当該接続されるマイコン2,3毎に対応する各電源IC4,5の出力電圧に基づくものとした。しかし、これに限らず、各マイコン2,3に接続されるその他の配線についても、その印加するプルアップ電圧をこのようにするとよい。
1…電子制御装置、2,3…マイコン、4,5…電源IC、6…バッテリ、7a,7b…接地配線、8…信号配線、9a,9b…電源配線、10,11…ツェナーダイオード、12…抵抗、16a,16b…外部信号配線、17a,17b…センサ、V0…電源電圧、V1…所定電圧。
Claims (2)
- 信号配線により接続された二つの制御回路と、対応する前記各制御回路に対し電源電圧を所定電圧に変換して出力する二つの電源回路とを備えた電子制御装置であって、
前記各制御装置及び電源回路を接続する電源配線と接地配線との間に、前記所定電圧を超える電圧の印加により該電源配線側から接地配線側へと電流が流れるようにツェナーダイオードを介在させるとともに、前記信号配線に、抵抗を介在させたこと、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項1に記載の電子制御装置において、
前記各制御回路には、外部信号が入力される外部信号配線が接続されるとともに、該各外部信号配線には、その接続される制御回路毎に、該制御回路に対応する前記電源回路の出力電圧に基づくプルアップ電圧が印加されること、を特徴とする電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006295591A JP2008112348A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006295591A JP2008112348A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 電子制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008112348A true JP2008112348A (ja) | 2008-05-15 |
Family
ID=39444819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006295591A Pending JP2008112348A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 電子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008112348A (ja) |
-
2006
- 2006-10-31 JP JP2006295591A patent/JP2008112348A/ja active Pending
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