JP2008111395A - 燃料遮断弁の取付構造 - Google Patents

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JP2008111395A JP2006295587A JP2006295587A JP2008111395A JP 2008111395 A JP2008111395 A JP 2008111395A JP 2006295587 A JP2006295587 A JP 2006295587A JP 2006295587 A JP2006295587 A JP 2006295587A JP 2008111395 A JP2008111395 A JP 2008111395A
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憲弘 山田
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Abstract

【課題】本発明は、燃料遮断弁20の閉弁位置を高い位置に設定でき、燃料タンク10の扁平化に寄与できること。
【解決手段】燃料遮断弁20はタンク用固定部材16を介してタンク上壁12aに固定されている。タンク用固定部材16は、タンク上壁12aに溶接固定される壁固定部17と、燃料遮断弁20の被取付部36に嵌合するタンク用装着部18と、壁固定部17とタンク用装着部18とを連結する連結部19とを備え、断面コ字形で燃料遮断弁20の上部を収納する収納スペース16Sを備えている。被取付部36は、ケーシング本体31の上面に形成され、上記取付用スペース36cの間隔を徐々に広げかつ上記ケーシング30の上面から離れる方向に向けて傾斜した導入部36dを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、燃料タンク内に配置され、燃料遮断弁を燃料タンクの内壁に固定するための燃料遮断弁の取付構造に関する。
従来、燃料遮断弁が燃料タンク内でタンク上壁に取り付けられる、いわゆるインタンク構造として、例えば、特許文献1の技術が知られている。図13は従来の燃料タンクの上部に装着された燃料遮断弁を示す説明図である。燃料遮断弁100は、弁室102Sを形成するケーシング102と、弁室102Sに収納されたフロート110(破線で示す)と、フロート110を上方へ付勢するスプリング120とを備え、燃料タンクFTの燃料液位が所定の閉弁液位(カットオフ液位)を越えたときにフロート110を上昇させて、フロート110の上部がケーシング102の上部のシール部104に着座することでキャニスタに接続される接続通路106を開閉する。燃料遮断弁100は、燃料タンクFTのタンク上壁FTaの内壁に固定されたブラケット130に、ケーシング102の上部に突設された被取付部108を介して固定されている。被取付部108は、上押さえ部108aと下押さえ部108bとの間にブラケット130を挿入するための取付用スペース108cを設けるとともに、下押さえ部108bに上方から下方へ向けて傾斜したガイド面108dを設けることにより取付用スペース108cの開口を広げて、ブラケット130を取付用スペース108cへ導く取付作業を容易にしている。
ところで、近年、車両の多様かつ大きな居住空間に対応するために、燃料タンクFTの扁平化が検討されている。燃料タンクFTを扁平化した場合には、燃料タンクFTの上部のデッドスペースの割合を小さくすることが要請される。しかし、燃料遮断弁100の被取付部108は、上押さえ部108aとタンク上壁FTaとの高さ方向に距離L1や下押さえ部108bからのガイド面108dに高さ方向に距離L2のスペースを必要とするために、ケーシング102のシール部104の位置もタンク上壁FTaに対する距離が長くなる。このため、接続通路106を閉じるフロート110の閉弁液位を高くするのに支障となり、燃料タンクFTの扁平化に寄与できないという課題があった。
特開2006−37851
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決することを踏まえ、燃料遮断弁の閉弁位置を高い位置に設定でき、燃料タンクの扁平化や省スペース化に寄与できる燃料遮断弁の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
燃料タンクの内壁に固定されるタンク用固定部材に取り付けられ、燃料タンク内と外部通路とを連通遮断する燃料遮断弁を備えた燃料遮断弁の取付構造において、
上記タンク用固定部材は、
上記燃料タンクの内壁に固定される壁固定部と、該壁固定部と所定間隙隔てて配置されたタンク用装着部と、上記壁固定部と上記タンク用装着部とを連結しかつ上記所定間隙によって形成されるスペースを上記燃料遮断弁の上部を収納するための収納スペースを構成する連結部とを有し、
上記燃料遮断弁は、
弁室と、該弁室と上記外部通路とを接続する接続通路とを有するケーシング本体と、該ケーシング本体の上部に設けられ該タンク用固定部材に嵌合される被取付部とを有するケーシングと、
上記弁室内に収納され、上記燃料タンクの燃料液位に応じて昇降することで上記接続通路を開閉するフロートと、
を備え、
上記被取付部は、
上記ケーシング本体の上面との間に、上記タンク用装着部を嵌合させる取付用スペースを設けるように形成された押さえ部と、
上記ケーシング本体の上面に形成され、上記取付用スペースの間隔を徐々に広げかつ上記ケーシング本体の上面から離れる方向に向けて傾斜した導入部と、
を備えていること、を特徴とする。
本発明において、燃料遮断弁をタンク用固定部材に取り付けるには、ケーシング本体の上面から突設された被取付部をタンク用固定部材に向けて移動すれば、タンク用固定部材が被取付部の導入部に導かれて、取付用スペースに挿入されるから、タンク用固定部材に簡単に組み付けることができる。この構成において、導入部は、取付用スペースの開口を広げるように形成されているので、タンク用固定部材を取付用スペースにスムーズに導き、取付作業を容易にする。また、導入部は、取付用スペースの開口を広げるために、ケーシング本体の上面から上方へ向けて形成されているので、ケーシング本体自体やフロートの形状の変更、例えば、ケーシング本体の外周部を傾斜させたり、フロートの外周部を低くしたりするなどの形状の変更を必要としない。よって、ケーシング本体などの形状を変更した場合のように、閉弁液位を低くするような構成とならず、燃料タンクの扁平化に寄与することができる。
本発明の好適な構成として、燃料遮断弁の上部であって上記ケーシング本体の上部に、上記接続通路から外部通路に接続しかつ上記収納スペースに収納される管体部を設けている構成をとることができる。この構成により、タンク用固定部材の収納スペースの高さ方向を小さくした状態にて管体部を収納することができる。
また、本発明の好適な態様として、上記タンク用装着部は、上記燃料遮断弁の両側に配置され該燃料遮断弁を保持するように二股に形成され係合部を有する装着片を備え、該係合部は、上記ケーシング本体の上部に設けた被係合部に係合するように形成されている構成をとることができる。この構成により、凹凸形状のタンク用装着部を取り付けることができる平面が狭いタンク上壁にも燃料遮断弁のガタツキを防止した状態で堅固に取り付けることができる。
さらに、本発明の好適な構成として、上記係合部は、上記装着片の一部を切り欠くことにより形成され、上記被係合部は、上記ケーシング本体の上面に突設されている構成をとることができる。この構成により、ケーシング本体の上面外へ装着片がはみ出す量を小さくでき、省スペース化を図ることができる。
また、本発明の好適な構成として、上記係合部は、上記装着片の一部に形成された突起であり、上記被係合部は、上記ケーシング本体の外周端である構成をとることができる。この構成により、ケーシング本体の上面に突起などを形成する必要がなく、成形を簡単にすることができる。
(1) 燃料タンク用装着部品の取付構造の概略構成
以下、本発明の一実施例にかかるタンク装着部品の一例として、燃料タンクの外部への通気を確保するとともに外部への燃料の流出を防止する燃料遮断弁を用いた構成について説明する。
図1は本発明の一実施例にかかる燃料タンク10に燃料遮断弁20を取り付けた構成を説明する正面図、図2は図1の側面図である。燃料タンク10は、金属製の上半部と下半部との2分割体で形成されており、これらを互いに接合することにより構成されている。燃料遮断弁20は、給油時、車両の傾斜や揺動時に燃料タンク10内の燃料が所定の閉弁液位まで上昇したときに、外部へ燃料の流出を規制するものあり、上半部を構成するタンク上壁12aにタンク用固定部材16を介して取り付けられている。
(2) 燃料遮断弁20の構成
図3は燃料遮断弁20を示す断面図である。燃料遮断弁20は、ケーシング30と、ケーシング30内の弁室30Sに収納されたフロート50と、フロート50に付勢するスプリング55とを主要な構成として備えている。
ケーシング30は、ケーシング本体31と、ケーシング本体31の上部に一体形成された管体部35と、ケーシング本体31の下部に装着された底蓋38とを備えており、ケーシング本体31と底蓋38とにより弁室30Sを形成している。ケーシング本体31は、天井壁32と、円筒形状の側壁33とを備えたカップ形状である。天井壁32の中央部には、接続通路32aが貫通しており、その接続通路32aの弁室30S側が円錐状のシール部32bになっている。側壁33には、燃料タンク10と弁室30Sとを連通する通気孔33aが形成されている。また、管体部35内には、管通路35aが形成されており、この管通路35aの一端側が弁室30Sを介して燃料タンク10に接続され、他端側がチューブ(図示省略)を介してキャニスタ側に接続されている。
また、底蓋38の中央部には、弁室30Sと燃料タンク内とを連通する連通孔38aが形成されている。したがって、側壁33の通気孔33aおよび連通孔38aを通じて、燃料タンク10内が弁室30Sに連通している。また、底蓋38の中央上部には、スプリング支持部38bが形成されている。スプリング支持部38bは、フロート50の内側下面との間でスプリング55を支持している。
フロート50は、弁室30Sに収納されており、容器形状のフロート本体51を備えており、その内側スペースが浮力を生じるための浮力室51Sになっている。フロート本体51の上部には、ほぼ円錐形状の弁部51aが突設されている。弁部51aは、フロート50の昇降によりシール部32bに着離して接続通路32aを開閉するように構成されている。また、フロート50の外周部にガイド突条51bがケーシング本体31の内壁面に対する摺動性を高めるために複数箇所、上下方向に突設されている。
(3) タンク用固定部材16および被取付部36の構成
図4は図2の4−4線に沿った断面図、図5は燃料遮断弁20の被取付部36をタンク用固定部材16に取り付ける構成を説明する説明図である。ケーシング本体31の上部には、燃料遮断弁20を燃料タンク10に取り付けるための被取付部36が両側に同じ形状で形成されている。上記被取付部36は、ほぼ逆L字形であり、ケーシング30の平坦部32cから上方へ突出した取付基部36aと、取付基部36aの上部から外方であって平坦部32cとほぼ平行に突設された押さえ部36bとを備えている。押さえ部36bと平坦部32cとの間隙は、タンク用固定部材16に取り付けるための取付用スペース36cになっている。また、押さえ部36bの一端側は、平坦部32cから離れる方向に傾斜した導入部36dになっており、取付用スペース36cへのタンク用固定部材16への取付を容易にしている。また、平坦部32cには、上方へ突設された爪からなる被係合部37が上方へ突設されている。
タンク用固定部材16は、壁固定部17と、タンク用装着部18と、連結部19とにより断面コ字形に形成されている。壁固定部17は、タンク上壁12aと密着する平板であり、その中央部でスポット溶接される。タンク用装着部18は、壁固定部17と所定間隙隔てて配置され燃料遮断弁20の被取付部36を嵌合するための部位であり、両側の装着片18a,18aおよびその間を連結する連結片18bにより、その内側を挿入用切欠き18cとするU字形に形成されている。各々の装着片18a,18aの内側には、被係合部37と係合するための係合部18dがコ字形に切欠きされている。係合部18dは、挿入用切欠き18cと連続した切欠きとなっているので成形を容易にしている。連結部19は、壁固定部17とタンク用装着部18とを連結しかつ所定間隙によって形成されるスペースを上記燃料遮断弁20の上部を収納するための収納スペース16Sとしている。
(4) 燃料遮断弁20の動作
次に、燃料遮断弁20の動作について説明する。図3に示すように、燃料タンク内の燃料液位の上昇につれて燃料タンク内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、ケーシング30の通気孔33aおよび連通孔38a、弁室30S、接続通路32a、管通路35aを通じてキャニスタ側へ逃がされる。そして、車両の傾斜や揺動等により、燃料タンク10内の燃料液位が所定の液位に達すると、燃料は、底蓋38の連通孔38aを通じて弁室30Sに流入する。これにより、フロート50に浮力が生じて上昇し、フロート50の弁部51aがシール部32bに着座して接続通路32aを閉塞するから燃料がキャニスタ側へ流出しない。
(5) 燃料遮断弁の取付作業
次に、燃料遮断弁20を燃料タンク10のタンク上壁12aに装着する作業について説明する。図6および図7は燃料遮断弁20の取付作業を説明する説明図である。図6に示すように、燃料タンク10のうち上半部12を準備し、上半部12は、車両空間の確保や容積を大きくするためなどの理由から凹凸となっている。上半部12の内壁に、タンク用固定部材16を合わせて溶接接合する。すなわち、溶接機の一方の電極部WEaをタンク用固定部材16のタンク用装着部18の挿入用切欠き18c、収納スペース16Sを通して、壁固定部17に当て、他方の電極部WEbを上半部12の上面に当てて、1カ所でスポット溶接する。これにより、タンク上壁12aにタンク用固定部材16を固定する。
そして、図7に示すように、燃料遮断弁20を手に持って、被取付部36の導入部36dをタンク用装着部18の先端に合わせて、燃料遮断弁20を奥側へ向けて移動する。これにより、タンク用装着部18が押さえ部36bと平坦部32cとの間に挿入される。そして、天井壁32の被係合部37がタンク用装着部18の係合部18dを乗り越えて係合することにより被取付部36がタンク用固定部材16に対して抜止めされる。これにより、燃料遮断弁20がタンク用固定部材16に取り付けられる。このとき、収納スペース16Sに燃料遮断弁20の上部が収納された状態で燃料遮断弁20がタンク上壁12aに取り付けられる。
(6) 上記実施例の構成により、以下の効果を奏する。
(6)−1 図7に示すように燃料遮断弁20をタンク用固定部材16に取り付けるには、燃料遮断弁20の上部に設けた被取付部36の導入部36dをタンク用固定部材16に向けて移動すれば、被取付部36の取付用スペース36cに装着片18a,18aが挿入されることによってタンク用固定部材16に簡単に組み付けることができる。
(6)−2 被取付部36の導入部36dは、取付用スペース36cの開口を広げるように形成されているので、タンク用固定部材16を取付用スペース36cにスムーズに導き、取付作業を容易にする。
(6)−3 図8に示すように、導入部36dは、取付用スペース36cの開口を広げるために、ケーシング本体31の上面から上方へ向けて形成されているので、ケーシング本体31の上部の形状やフロート50の形状の変更を必要としない。例えば、図12の従来の技術のように、下方に傾斜させたガイド面を用いた場合には、図11のケーシング本体31の外周部も2点鎖線DLに示すように縮径したり、フロート50の外周部を低くしたり、ガイド突条51bの高さを低くするなどの形状の変更を必要とし、閉弁液位を低く設定しなければならない。しかし、導入部36dは、従来の技術で説明したようなケーシング本体などの形状の変更を必要とせず、閉弁液位FL1を低くするような構成とならないから、燃料タンク10の扁平化に寄与することができる。
(6)−4 タンク用固定部材16は、タンク上壁12aに取り付けるための壁固定部17が燃料遮断弁20の上部の形状、つまり燃料遮断弁20の水平方向の形状から大きくはみ出ない形状になっているから、凹凸が多く、平坦面が少ないタンク上壁12aであっても適用することができる。
(6)−5 図5に示すように壁固定部17は、挿入用切欠き18cおよび収納スペース16Sを通じて、溶接機の電極部WEaを挿入することで、タンク上壁12aと壁固定部17とをスポット溶接することができ、よって、タンク用固定部材16をタンク上壁12aに簡単に固定することができる。
(6)−6 燃料遮断弁20の一部(管体部35)を収納スペース16Sに収納することで、燃料遮断弁20をタンク上壁12aに近接することができ、つまり図12に示した被取付部108の上押さえ部108aとタンク上壁との距離L2であって燃料遮断弁の上部を収納できないスペースを必要とせず、燃料遮断弁20の閉弁液位を高く設定することができる。
(6)−7 係合部18dは、装着片18aの一部を切り欠くことにより形成され、被係合部37は、上記ケーシング本体31の上面に突設されており、両者が係合したときに、ケーシング本体31の上面外へ装着片18aがはみ出す量を小さくでき、省スペース化を図ることができる。
(7) この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
図9は他の実施例にかかるタンク用固定部材を示す斜視図である。本実施例にかかるタンク用固定部材16Bは、壁固定部17Bとタンク用装着部18Bとの連結する連結部19Bが一方だけに設けられ、他方がスペースになっている構成であり、また、図10の実施例にかかるタンク用固定部材16Cは、壁固定部17Cとタンク用装着部18Cとを連結する連結部19Cが切欠きのない壁で形成されている。このようにタンク用装着部18Cの機械的強度や燃料遮断弁の形状や配管に応じて切欠きを適宜形成することができる。
図11は別の実施例にかかる燃料タンク10に燃料遮断弁20Dを取り付けた構成を説明する正面図である。本実施例は、被取付部および装着片が燃料遮断弁の中心軸に対して非対称となる位置で嵌合する構成に特徴を有する。すなわち、被取付部36Dの一方の取付基部36Da−1は、ケーシング30Dの上面より段差になった台座部36De上に突設されており、他方の取付基部36Da−2は、ケーシング30Dの上面から突設されており、これにより取付用スペース36Dc−1,36Dc−2が異なる高さに形成されている。なお、被取付部36Dの一端部には、図示しない導入部が形成されている。これに対応してタンク用装着部18Dの装着片18Da−1,18Da−2も異なった高さになるように連結部19Dが形成されている。これにより、燃料遮断弁20Dを誤った方向へ取り付けることを防止することができる。
図12はさらに別の実施例にかかる燃料遮断弁の被取付部をタンク用固定部材に取り付ける構成を説明する説明図である。本実施例は、タンク用固定部材16Eとケーシング30Eのケーシング本体31Eとを係合する構成に特徴を有する。すなわち、タンク用固定部材16Eのタンク用装着部18Eの一端部には、タンク用装着部18Eの装着片18Eaの一部を切り起こすことにより爪で構成された係合部18Edが形成されている。また、ケーシング本体31Eの上面には、導入部36Edを有する被取付部36Eが形成されている。被取付部36Eの取付用スペース36Ecの外側であって、ケーシング本体31Eの外周部に設けた段部となった被係合部37Eが形成されている。この構成により、係合部18Edは、燃料遮断弁20Eがタンク用固定部材16Eに取り付けられたときに、ケーシング本体31Eの外周部に設けた被係合部37Eに係合し、これにより燃料遮断弁20Eがタンク用固定部材16Eに取り付けられる。本実施例では、ケーシング本体31Eの上面に突起などを形成する必要がなく、ケーシング本体31の成形を簡単にすることができる。
上記実施例において、導入部は、押さえ部と一体に連続して形成したが、これに限らず、近接した位置に分割して形成してもよい。
本発明の一実施例にかかる燃料タンクに燃料遮断弁を取り付けた構成を説明する正面図である。 図1の側面図である。 燃料遮断弁を示す断面図である。 図2の4−4線に沿った断面図である。 燃料遮断弁の被取付部をタンク用固定部材に取り付ける構成を説明する説明図である。 タンク用固定部材をタンク上壁に固定する作業を説明する説明図である。 燃料遮断弁の取付作業を説明する説明図である。 燃料遮断弁の作用を説明する説明図である。 他の実施例にかかるタンク用固定部材を示す斜視図である。 さらに他の実施例にかかるタンク用固定部材を示す斜視図である。 別の実施例にかかる燃料タンクに燃料遮断弁を取り付けた構成を説明する正面図である。 さらに別の実施例にかかる燃料遮断弁の被取付部をタンク用固定部材に取り付ける構成を説明する説明図である。 従来の技術にかかる燃料遮断弁を説明する説明図である。
符号の説明
10...燃料タンク
12...上半部
12a...タンク上壁
16...タンク用固定部材
16B...タンク用固定部材
16C...タンク用固定部材
16E...タンク用固定部材
16S...収納スペース
17...壁固定部
17B...壁固定部
17C...壁固定部
18...タンク用装着部
18B...タンク用装着部
18C...タンク用装着部
18D...タンク用装着部
18E...タンク用装着部
18a...装着片
18b...連結片
18c...挿入用切欠き
18d...係合部
18Da−1,18Da−2...装着片
18Ed...係合部
19...連結部
19B...連結部
19C...連結部
19D...連結部
20...燃料遮断弁
20D...燃料遮断弁
20E...燃料遮断弁
30...ケーシング
30D...ケーシング
30E...ケーシング
30S...弁室
31...ケーシング本体
31E...ケーシング本体
32...天井壁
32a...接続通路
32b...シール部
32c...平坦部
33...側壁
33a...通気孔
35...管体部
35a...管通路
36...被取付部
36D...被取付部
36E...被取付部
36a...取付基部
36b...押さえ部
36c...取付用スペース
36d...導入部
36Da−1,36Da−2...取付基部
36Dc−1,36Dc−2...取付用スペース
36Ec...取付用スペース
36Ed...導入部
36De...台座部
37...被係合部
37E...被係合部
38...底蓋
38a...連通孔
38b...スプリング支持部
50...フロート
51...フロート本体
51S...浮力室
51a...弁部
51b...ガイド突条
55...スプリング
WEa...電極部
WEb...電極部

Claims (5)

  1. 燃料タンク(10)の内壁に固定されるタンク用固定部材(16)に取り付けられ、燃料タンク(10)内と外部通路とを連通遮断する燃料遮断弁(20)を備えた燃料遮断弁の取付構造において、
    上記タンク用固定部材(16)は、
    上記燃料タンク(10)の内壁に固定される壁固定部(17)と、該壁固定部(17)と所定間隙隔てて配置されたタンク用装着部(18)と、上記壁固定部(17)と上記タンク用装着部(18)とを連結しかつ上記所定間隙によって形成されるスペースを上記燃料遮断弁(20)の上部を収納するための収納スペース(16S)を構成する連結部(19)とを有し、
    上記燃料遮断弁(20)は、
    弁室(30S)と、該弁室(30S)と上記外部通路とを接続する接続通路(32a)とを有するケーシング本体(31)と、該ケーシング本体(31)の上部に設けられ該タンク用固定部材(16)に嵌合される被取付部(36)とを有するケーシング(30)と、
    上記弁室(30S)内に収納され、上記燃料タンクの燃料液位に応じて昇降することで上記接続通路(32a)を開閉するフロート(50)と、
    を備え、
    上記被取付部(36)は、
    上記ケーシング本体(31)の上面との間に、上記タンク用装着部(18)を嵌合させる取付用スペース(36c)を設けるように形成された押さえ部(36b)と、
    上記ケーシング本体(31)の上部に形成され、上記取付用スペース(36c)の間隔を徐々に広げかつ上記ケーシング本体(31)の上面から離れる方向に向けて傾斜した導入部(36d)と、
    を備えていること、を特徴とする燃料遮断弁の取付構造。
  2. 請求項1に記載の燃料遮断弁の取付構造において、
    上記燃料遮断弁(20)の上部であって上記ケーシング本体(31)の上部に、上記接続通路(32a)から外部通路に接続しかつ上記収納スペース(16S)に収納される管体部(35)を設けている燃料遮断弁の取付構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料タンク用装着部品の取付構造において、
    上記タンク用装着部(18)は、上記燃料遮断弁(20)の両側に配置され該燃料遮断弁(20)を保持するように二股に形成され係合部(18d)を有する装着片(18a)を備え、該係合部(18d)は、上記ケーシング本体(31)の上部に設けた被係合部(37)に係合するように形成されている燃料遮断弁の取付構造。
  4. 請求項3に記載の燃料遮断弁の取付構造において、
    上記係合部(18d)は、上記装着片(18a)の一部を切り欠くことにより形成され、上記被係合部(37)は、上記ケーシング本体(31)の上面に突設されている燃料遮断弁の取付構造。
  5. 請求項3に記載の燃料遮断弁の取付構造において、
    上記係合部(18E)は、上記装着片(18Ea)の一部に形成された突起であり、
    上記被係合部(37E)は、上記ケーシング本体(31E)の外周端である燃料遮断弁の取付構造。
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KR102133047B1 (ko) * 2018-12-18 2020-07-14 (주)동희산업 차량용 연료탱크의 배플 및 차량용 연료탱크

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