JP2008110568A - 画像形成装置 - Google Patents

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隆弥 長崎
Yasuo Komatsu
康男 小松
Takashi Nakajima
孝 中島
Seiji Shiraki
聖二 白木
Noribumi Sato
紀文 佐藤
Mitsuru Iioka
満 飯岡
Atsushi Koyatsu
淳 小谷津
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Abstract

【課題】同一の印刷媒体の裏面と表面にそれぞれテストチャートを印刷してキャリブレーションを行う場合でも、精度の高いキャリブレーションを実施する。
【解決手段】同一の印刷媒体の表面と裏面に表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとをそれぞれ出力する場合、表面と裏面のパッチの配列が重ならないテストチャートを用いるようにして、裏写りによる影響を排除し高精度のキャリブレーションを実行できるようにする。さらに、テストチャートの各パッチの配置が表面用と裏面用とで異なるように印刷媒体に出力する。画像形成装置では、測定された各パッチの配置位置に基づいて、読み込んだテストチャートが裏面用なのか表面用なのかを自動的に判定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、濃度の異なる複数のパッチからなるテストチャートを出力し、このテストチャートの各パッチの濃度に基づいてキャリブレーションを行なう画像形成装置に関する。
レーザプリンタやインクジェットプリンタ等の印刷装置、及びこれらの印刷方式を用いた複写機では、経時変化に伴い階調特性が変化することが知られている。この変化を較正するためにキャリブレーション(階調補正)が行われている。キャリブレーションは、濃度の異なる複数のパッチからなるテストチャートを用紙上印刷してスキャナや濃度計などでパッチの濃度を読み取り、読み取った濃度データに基づいて階調の較正を行うものである。
このようなキャリブレーションを行うことにより、経時変化による階調特性の変化が抑えられ目標値に近い階調特性を得ることが可能となる。
しかし、両面印刷が可能なが印刷装置では、表面への印刷と裏面への印刷で濃度特性が異なる場合がある。例えば、両面印刷の印刷方式により表面印刷の場合と裏面印刷の場合とで、温度等の印刷条件が異なる場合がある。また、用紙等の印刷媒体の特性が表面と裏面とで異なる場合もある。そこで、表面と裏面の両面に対してキャリブレーションを施すことが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に開示されたキャリブレーション方法では、印刷媒体の両面にテストチャートを印刷し、両面それぞれの印刷特性を測定し、両面それぞれのキャリブレーションデータ(階調補正データ)を作成する。
この特許文献1に開示された方法によれば、表面と裏面とで独立したキャリブレーションが実行されるため、表面印刷と裏面印刷の階調特性が異なる場合でも、精度の高いキャリブレーションを実行することが可能である。しかし、印刷媒体の両面にテストチャートを印刷する場合、反対側に印刷された内容が薄く見える、いわゆる裏写りが生じる。そのため裏面と表面のパッチが重なってしまうと測定される濃度に影響を与え、測定誤差が生じる可能性がある。特に濃度の低いパッチの裏側に濃度の濃いパッチが印刷されているような場合、濃度の低いパッチの測定結果には、大きな測定誤差が発生してしまうことが考えられる。図9に裏写りが生じているテストチャートの例を示す。
このような不具合を回避するために表用と裏用の印刷媒体を用意し、別個にテストチャートを作成することが考えられるが、テストチャートとして2枚の印刷媒体が必要となり、ユーザとしてはキャリブレーションで消費する印刷媒体が1枚多くなるためコストが増え、また操作が煩雑なものとなる。
また、印刷媒体の両面に印刷されたテストチャートの各パッチの濃度をスキャナや濃度測定器で測定する場合にも問題が発生する。スキャナや濃度測定器により各パッチの濃度を測定する場合、表面のテストチャートと裏面のテストチャートとを予め設定された方法で正しくスキャナや濃度測定器へセットする必要が生じる。例えば、最初に表面のテストチャートを測定し、次に裏面のテストチャートを測定するというような方法や、表面を上にしてスキャナにセットするという方法等の指定された方法が用いられると考えられる。
しかし、ユーザがこのような方法を実行する場合、表面と裏面が逆になったまま測定が実行され、キャリブレーションデータが生成されてしまう可能性がある。このように表面と裏面とが逆になったままキャリブレーションが実行されたのでは、精度の高いキャリブレーションを期待することはできない。
特開2002−192815号公報
上述した従来の画像形成装置では、表面と裏面とでそれぞれキャリブレーションを実施しようとする場合、テストチャートの裏写りにより測定されるパッチの濃度に誤差が含まれてしまったり、表面と裏面とで逆のキャリブレーションが実行されてしまう可能性があるという問題点があった。
本発明の目的は、同一の印刷媒体の裏面と表面にそれぞれテストチャートを印刷してキャリブレーションを行う場合でも、精度の高いキャリブレーションを実施することが可能な画像形成装置を提供することである。
[画像形成装置]
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、印刷媒体の両面への印刷が可能であり、出力を指示された画像データに基づいて形成された画像を出力する画像出力手段と、
濃度の異なる複数のパッチからなるテストチャートを前記画像出力手段から出力させるテスト画像出力手段とを有し、
前記テスト画像出力手段は、同一の印刷媒体の表面と裏面に表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとをそれぞれ出力する場合、表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとが重ならないように印刷媒体に出力する。
本発明によれば、表面と裏面のパッチの配列が重ならないテストチャートにしたために、裏写りによる影響を排除し高精度のキャリブレーションが実行可能となる。
好ましくは、前記テスト画像出力手段は、テストチャートの各パッチの配置が表面用と裏面用とで異なるように前記画像出力手段に出力させる。
本発明によれば、表面と裏面とでパッチの配列が異なったテストチャートを用いるようにしているので、ユーザは表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとを容易に判別できるので、キャリブレーション実施時のユーザの作業が容易になる。
また、本発明の画像形成装置は、印刷媒体の両面への印刷が可能であり、出力を指示された画像データに基づいて形成された画像を出力する画像出力手段と、
濃度の異なる複数のパッチからなるテストチャートを前記画像出力手段から出力させるテスト画像出力手段とを有し、
前記テスト画像出力手段は、同一の印刷媒体の表面と裏面に表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとをそれぞれ出力する場合、テストチャートの各パッチの配置が表面用と裏面用とで異なるように前記画像出力手段に出力させる。
本発明によれば、表面と裏面とでパッチの配列が異なったテストチャートを用いるようにしているので、ユーザは表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとを容易に判別できるので、キャリブレーション実施時のユーザの作業が容易になる。
好ましくは、印刷媒体の両面に印刷されたテストチャートの各パッチの濃度をそれぞれ測定する測定手段と、
テストチャートの各パッチの濃度に基づいて、印刷しようとする画像データの階調を補正するための階調補正データを作成する階調補正データ作成手段と、
前記階調補正データ作成手段により作成された階調補正データを格納する格納手段と、
出力しようとする画像データの階調を、前記階調補正データ格納手段に格納されている階調補正データに基づいて補正する階調補正手段とをさらに有する。
また、好ましくは、前記測定手段により測定された各パッチの配置位置に基づいて、読み込んだテストチャートが裏面用なのか表面用なのかを判定する判定手段と、
前記階調補正データ作成手段は、前記判定手段における判定結果に基づいて表面用の階調補正データまたは裏面用の階調補正データを作成する。
本発明によれば、各パッチの配置位置に基づいて表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとを自動的に判別するようにしているので、ユーザはテストチャートの表面と裏面とを意識する必要がなくなり容易にキャリブレーションを実行することができるとともに、表面と裏面とが間違ったキャリブレーションが実行されることを防ぐことができるため精度の高いキャリブレーションを行うことが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、同一の印刷媒体の裏面と表面にそれぞれテストチャートを印刷してキャリブレーションを行う場合でも、精度の高いキャリブレーションを実施することができるという効果を得ることができる。
[実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の画像形成装置を含む画像処理システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像処理システムは、ネットワーク30を介して接続された画像形成装置10および端末装置20を含む。端末装置20は、印刷ジョブ等の印刷データを生成して、画像形成装置10に対して送信する。画像形成装置10は、端末装置20から送信された印刷データを受け付けて、印刷データに応じた画像を印刷用紙上に出力する。
次に、本実施形態の画像形成装置10のハードウェア構成の一例を図2に示す。
画像形成装置10は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、ネットワーク30を介して外部のコンピュータなどとデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置15、スキャナ16、プリンタエンジン17を有する。これらの構成要素は、制御バス18を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された画像処理プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置10の動作を制御する。
図3は、上記の画像処理プログラムが実行されることにより実現される画像形成装置10の機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置10は、図3に示されるように、濃度測定器41と、コントローラ42と、操作パネル43と、プリンタ部49とを有している。なお、濃度測定器41は、画像形成装置10本体とは独立した構成としても良いし、スキャナ16を用いるようにしてもよい。
また、コントローラ42は、表裏判定部44と、階調補正データ作成部45と、階調補正データ格納部46と、テスト画像出力部47と、階調補正処理部48とから構成されている。
濃度測定器41は、印刷用紙の両面に印刷されたテストチャートの各パッチの濃度をそれぞれ測定する。
表裏判定部44は、濃度測定器41により測定された各パッチの配置位置に基づいて、読み込んだテストチャートが裏面用なのか表面用なのかを判定する。
階調補正データ作成部45は、表裏判定部44における判定結果に基づいて表面用の階調補正データまたは裏面用の階調補正データを作成する。つまり、読み込んだテストチャートが表裏判定部44により表面用のテストチャートであると判定された場合、階調補正データ作成部45は、その表面用のテストチャートに基づいて表面印刷の階調補正を行うための階調補正データを作成する。また、読み込んだテストチャートが表裏判定部44により裏面用のテストチャートであると判定された場合、階調補正データ作成部45は、その裏面用のテストチャートに基づいて裏面印刷の階調補正を行うための階調補正データを作成する。
階調補正データ格納部46は、階調補正データ作成部45により作成された表面用および裏面用の階調補正データを格納する。
テスト画像出力部47は、キャリブレーションを実行する場合に、濃度の異なる複数のパッチからなるテストチャート(テスト画像)をプリンタ部49から出力させる。
そして、テスト画像出力部47は、同一の印刷用紙の表面と裏面に表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとをそれぞれ出力する場合、表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとが重ならないように印刷用紙に出力する。
さらに、テスト画像出力部47は、テストチャートの各パッチの配置が表面用と裏面用とで異なるようにプリンタ部49に出力させる。
階調補正処理部48は、プリンタ部49から出力しようとする印刷用画像データの階調を、階調補正データ格納部46に格納されている階調補正データに基づいて補正する。
プリンタ部49は、印刷用紙の両面への印刷が可能であり、出力を指示された画像データに基づいて形成された画像を出力する。操作パネル43は、ユーザからの指示に基づいて、コントローラ42に対して各種の指令を行う。
次に、本実施形態の画像形成装置10の動作を図面を参照して詳細に説明する。
操作パネル43からキャリブレーションを実施する指令が行われた場合、コントローラ42では、テスト画像出力部47は、同一の印刷用紙の表面と裏面に表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとをそれぞれ出力する。
ここで、テスト画像出力部47により出力される表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートの一例を図4に示す。図4に示す例では、表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとが重ならないように印刷用紙の表面と裏面に印刷されている。
このように、表面と裏面のパッチが互いに位置がずれているため、たとえ裏写りがあっても反対側の面のパッチの濃度に影響が及ぶことはない。
このように印刷されたテストチャートの各パッチの濃度は、濃度測定器41により測定される。濃度測定器41はXYステージに測定器が取り付けられテストチャートの任意位置の濃度が測定できるようになっているものが好ましい。あるいはスキャナによりテストチャート全面の任意位置の画像を取り込んで濃度が測定できるようなものでもよい。テストチャートのパッチの位置が測定点となるように、濃度測定器41には予め測定点の位置情報が指定されている。
図4に示したようにパッチが配列されたテストチャートの濃度を濃度測定器41で測定する場合の測定点の例を図5に示す。図4に示したテストチャートの例では、表面と裏面とでパッチの配置位置は同じであるため、濃度測定器41では、表面用のテストチャートおよび裏面用のテストチャートに対して図5に示すような測定点の濃度を測定することにより各パッチの濃度測定を行うことができる。
図4に示したテストチャートの例では、表面と裏面とで各パッチの位置が重なって裏写りしないようなパッチ配列が示されているが、表面と裏面とでパッチの位置が同じであるため、表面と裏面の判別をすることはできない。
そこで、表面と裏面とでパッチの位置が異なるようにしたテストチャートの一例を図6に示す。図6に示したテストチャートの例では、表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとでパッチは互いに位置がずれており、かつ配置が異なっている。そのため、ユーザは、表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートを判別し易くなる。また、このパッチ配列を表裏判定部44に予め設定しておくことにより、表裏判定部44では、読み込まれたテストチャートが表面用なのか裏面用なのかを自動的に判定することが可能となる。
このように表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートの自動判定が行われる場合の、本実施形態の画像形成システム10の動作を図7のフローチャートを参照して説明する。
先ず、テスト画像出力部47は、表面用のテストチャートを印刷用紙の表面に出力し、裏面用のテストチャートを印刷用紙の裏面に出力するようプリンタ部49に指示を行う(S101)。
次に、濃度測定器41では、設置されたテストチャートの全測定点の濃度を測定する(S102)。そして、表裏判定部44では、濃度測定器41により測定された各パッチの濃度に基づいて、読み込まれたテストチャートが表面用なのか裏面用なのかを判定する(S103)。
具体的には、表裏判定部44では、測定された各パッチの濃度の順番により読み込まれたテストチャートが表面用なのか裏面用なのかを判定する。例えば、濃度測定器41により、図6に示したテストチャートの各パッチの濃度を、図5に示した全ての測定点において測定した場合、読み込まれたテストチャートが表面用の場合には、右側の列の上方の2個のパッチの濃度が白色となる。また、読み込まれたテストチャートが裏面用の場合には、右側の列の下方の2個のパッチの濃度が白色となる。このように表裏判定部44は、測定された各パッチの濃度の順番から表面と裏面とを判定する。
階調補正データ作成部45は、表裏判定部44により表面用のテストチャートであると判定された場合には、濃度測定器41の測定データを表面の測定データとして取得し(S104)、表裏判定部44により裏面用のテストチャートであると判定された場合には、濃度測定器41の測定データを裏面の測定データとして取得する(S105)。
そして、濃度測定器41では、テストチャートを裏返して全測定点の濃度を測定する(S106)。次に、表裏判定部44は、S102と同様の方法により、読み込んだテストチャートが表面用なのか裏面用なのかを判別する(S107)。そして、階調補正データ作成部45は、表裏判定部44により表面用のテストチャートであると判定された場合には、濃度測定器41の測定データを表面の測定データとして取得し(S108)、表裏判定部44により裏面用のテストチャートであると判定された場合には、濃度測定器41の測定データを裏面の測定データとして取得する(S109)。
最後に、階調補正データ作成部45は、取得した表面の測定データに基づいて表面用の階調補正データを作成し、取得した裏面の測定データに基づいて裏面用の階調補正データを作成して階調補正データ格納部46に格納する(S110)。
次に、階調補正データが作成される様子を図8を参照して説明する。
図8(a)は、濃度測定器41により測定された階調特性(濃度特性)を示す。横軸が階調であり、縦軸が濃度である。図8中の破線は理想の階調特性である。2本の実線はそれぞれ表面と裏面の階調特性である。キャリブレーションは実際の階調特性に対し、理想の階調特性になるように階調補正のテーブルを作成することで実現される。図6(b)に、図6(a)の階調特性を補正するための階調補正テーブルの例を示す。図8(b)における2本の実線はそれぞれ表面と裏面の階調補正のテーブルである。階調補正データ作成部45は、この階調補正テーブルを階調補正データとして、階調補正データ格納部46に格納する。
なお、本実施形態では、キャリブレーションを行う場合に、テストチャートの各パッチの濃度を濃度測定器41により測定するものとして説明したが、濃度測定器41の代わりに測色計を用いてL*a*b*値を測定し、測定されたL*a*b*値を用いてキャリブレーションデータを生成しても構わない。また、キャリブレーションデータの生成のためのデータ処理はコントローラ42内の階調補正データ作成部45において実行するものとして説明したが、濃度測定器と画像形成システムがパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)に接続されているシステムの場合には、階調補正データを生成するためのデータ処理をパソコンで実行しても構わない。また、黒一色に関する濃度測定とデータ処理について説明したが、YMCKあるいは更に別の色を用いた画像形成システムにおいて、各色に対し同様の処理を行って各色毎にキャリブレーションデータを生成しても構わない。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置10によれば、テストチャートのパッチを表面と裏面とで重ならないように配置しているので、濃度測定する際に裏写りの影響が発生しない測定が可能となり、精度の高いキャリブレーションデータを生成することができる。
また、表面と裏面のパッチの配置を異なるようにした場合には、濃度測定のためにテストチャートを濃度測定器41に設置する際に、ユーザが容易に表面と裏面を認識し誤り無くテストチャートを設置できる。
さらに、表面と裏面のパッチ配置を異なるようにした場合には、測定された濃度値とパッチの配置位置から表面と裏面とが自動的に判別できるので、仮にユーザが表面と裏面を誤って設置した場合でも、正しく測定結果を処理できる。
本発明の一実施形態の画像形成装置10を含む画像処理システムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10の機能構成を示すブロック図である。 表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートの一例を示す図である。 テストチャートの濃度を測定する場合の測定点の例を示す図である。 表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートの他の例を示す図である。 表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートの自動判定が行われる場合の、本発明の一実施形態の画像形成システム10の動作を示すフローチャートである。 階調補正データが作成される様子を説明するための図である。 裏写りが生じているテストチャートの例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース(IF)
15 ユーザインターネット(UI)装置
16 スキャナ
17 プリンタエンジン
18 制御バス
20 端末装置
30 ネットワーク
41 濃度測定器
42 コントローラ
43 操作パネル
44 表裏判定部
45 階調補正データ作成部
46 階調補正データ格納部
47 テスト画像出力部
48 階調補正処理部
49 プリンタ部
S101〜S110 ステップ

Claims (5)

  1. 印刷媒体の両面への印刷が可能であり、出力を指示された画像データに基づいて形成された画像を出力する画像出力手段と、
    濃度の異なる複数のパッチからなるテストチャートを前記画像出力手段から出力させるテスト画像出力手段とを有し、
    前記テスト画像出力手段は、同一の印刷媒体の表面と裏面に表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとをそれぞれ出力する場合、表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとが重ならないように印刷媒体に出力する画像形成装置。
  2. 前記テスト画像出力手段は、テストチャートの各パッチの配置が表面用と裏面用とで異なるように前記画像出力手段に出力させる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 印刷媒体の両面への印刷が可能であり、出力を指示された画像データに基づいて形成された画像を出力する画像出力手段と、
    濃度の異なる複数のパッチからなるテストチャートを前記画像出力手段から出力させるテスト画像出力手段とを有し、
    前記テスト画像出力手段は、同一の印刷媒体の表面と裏面に表面用のテストチャートと裏面用のテストチャートとをそれぞれ出力する場合、テストチャートの各パッチの配置が表面用と裏面用とで異なるように前記画像出力手段に出力させる画像形成装置。
  4. 印刷媒体の両面に印刷されたテストチャートの各パッチの濃度をそれぞれ測定する測定手段と、
    テストチャートの各パッチの濃度に基づいて、印刷しようとする画像データの階調を補正するための階調補正データを作成する階調補正データ作成手段と、
    前記階調補正データ作成手段により作成された階調補正データを格納する格納手段と、
    出力しようとする画像データの階調を、前記階調補正データ格納手段に格納されている階調補正データに基づいて補正する階調補正手段とをさらに有する請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記測定手段により測定された各パッチの配置位置に基づいて、読み込んだテストチャートが裏面用なのか表面用なのかを判定する判定手段と、
    前記階調補正データ作成手段は、前記判定手段における判定結果に基づいて表面用の階調補正データまたは裏面用の階調補正データを作成する請求項4記載の画像形成装置。
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