JP2008110517A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリゴンミラーの回転位相を効率的に一致させる。
【解決手段】CPU91は、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332によって、それぞれ、走査されるレーザビームを走査経路上の予め設定された位置(ビームセンサ335の配設位置)で検出するビーム検出部911と、ビーム検出部911の検出結果に基づいて、所定数のポリゴンミラー332の回転位相の基準となる位相である基準位相を設定する基準位相設定部912と、所定数のポリゴンミラー332の回転位相を基準位相に一致させるべく、ポリゴンモータ330を制御する位相制御部913と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、2以上の所定数の色(例えば、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の4色)毎に、それぞれ、ポリゴンミラーを介して、レーザビームを感光ドラムに照射して潜像を形成し、形成された潜像に対応するトナー画像を形成し、形成された前記所定数の色のトナー画像を重ね合わせて記録紙に転写することによりカラー画像を形成する画像形成装置に関するものである。特に、カラー複写機、カラープリンタ、及び、これらの機能の内のいずれかの機能を有する複合機に関するものである。
近年、2以上の所定数の色(例えば、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の4色)毎に、それぞれ、ポリゴンミラーを介して、レーザビームを感光ドラムに照射して潜像を形成し、形成された潜像に対応するトナー画像を形成し、形成された前記所定数の色のトナー画像を重ね合わせて記録紙に転写することによりカラー画像を形成する(いわゆる電子写真方式の)複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、消費電力を削減するために、予め設定された所定時間(例えば、1分間)以上、外部からの操作等が入力されない場合にスタンバイ状態とされる。
このスタンバイ状態等の印字動作中以外の状態では、ポリゴンミラーを駆動するポリゴンモータが駆動されない状態とされるため、スタンバイ状態から稼働状態での復帰時に、各色に対応するポリゴンミラーの「回転位相」がずれる(=位相差が発生する)ことに起因して色ずれが発生する場合がある。そこで、色ずれの発生を防止するために、2以上の所定数(ここでは、4色)のポリゴンミラーの回転位相を一致させるべくポリゴンモータの駆動制御を行う必要がある。
なお、ここでは、ポリゴンミラーの1のミラー面の向きの、基準の向き(例えば、ポリゴンミラーの回転軸の中心から感光ドラムの軸心に対して下ろした垂線の向き)に対する回転角を、「回転位相」という。例えば、6個のミラー面を有するポリゴンミラーの場合には、ポリゴンミラー間の回転位相の差は、−30°〜+30°の範囲の値となる。
例えば、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色に対応するポリゴンミラーによって、走査されるレーザビームを走査経路上の予め設定された位置で検出するレーザビーム検知器を備え、その出力信号に基づいて、1のポリゴンミラー(例えば、ブラック(K)に対応するポリゴンミラー)を基準とする、他の全てのポリゴンミラー(ここでは、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の3個のポリゴンミラー)の回転位相の差(=位相差)を算出し、3つのポリゴンミラーに対応するポリゴンモータの回転周波数を所定時間だけ変更することによって全て(4個)のポリゴンミラーの回転位相を一致させるプリンタが開示されている。(特許文献1参照)。
特開平9−233281号公報
しかしながら、上記プリンタにおいては、1のポリゴンミラー(例えば、ブラック(K)に対応するポリゴンミラー)を基準とする他のポリゴンミラー(例えば、マゼンタ(M)対応するポリゴンミラー)の回転位相の差(=位相差)に基づいて、前記他のポリゴンミラー(ここでは、マゼンタ(M)対応するポリゴンミラー)を駆動するポリゴンモータの回転周波数が変更されるため、回転位相の差(=位相差)が大きい場合には、回転位相を一致させるために要する時間(ここでは、位相制御時間という)が長くなる。また、位相制御時間を短縮するために、ポリゴンモータの回転周波数の変更量を大きくすると、ポリゴンモータの回転周波数のオーバーシュート又はアンダーシュートが発生し、その結果、回転位相を一致させることが困難となる場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ポリゴンミラーの回転位相を効率的に一致させることの可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載の画像形成装置は、2以上の所定数の色毎に、それぞれ、ポリゴンミラーを介して、レーザビームを感光ドラムに照射して潜像を形成し、形成された潜像に対応するトナー画像を形成し、形成された前記所定数の色のトナー画像を重ね合わせて記録紙に転写することによりカラー画像を形成する画像形成装置であって、前記所定数のポリゴンミラーを、それぞれ予め設定された定常回転周波数で回転駆動するポリゴン駆動手段と、前記所定数のポリゴンミラーによって、それぞれ、走査されるレーザビームを走査経路上の予め設定された位置で検出するビーム検出手段と、前記所定数のビーム検出手段の検出結果に基づいて、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相の基準となる位相である基準位相を設定する基準位相設定手段と、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相を前記基準位相に一致させるべく、前記ポリゴン駆動手段を制御する位相制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記基準位相設定手段が、前記所定数のビーム検出手段の検出結果に基づいて、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相の内、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との略中央の位相を、前記基準位相として設定することを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、前記位相制御手段が、前記所定数のポリゴン駆動手段に対して、それぞれの回転周波数を段階的に予め設定された所定周波数だけ順次増減することにより、前記基準位相に一致させるべく制御することを特徴としている。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置であって、前記ポリゴン駆動手段が、PLL(Phase Locked Loop)を介して回転周波数を制御し、前記所定周波数が、予め設定された閾値以下に設定されていることを特徴としている。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置であって、前記位相制御手段が、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相が前記基準位相に対して遅れている場合には、対応するポリゴン駆動手段の回転周波数を前記定常回転周波数から段階的に予め設定された所定周波数だけ順次増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数だけ順次前記定常回転周波数まで減少させ、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相が前記基準位相に対して進んでいる場合には、対応するポリゴン駆動手段の回転周波数を前記定常回転周波数から段階的に予め設定された所定周波数だけ順次減少させた後、段階的に予め設定された所定周波数だけ順次前記定常回転周波数まで増加させることを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項5に記載の画像形成装置であって、前記ポリゴンミラーの回転位相の前記基準位相に対する位相差に対応付けて、前記ポリゴン駆動手段の回転周波数の変更パターンを格納するパターン記憶手段を備え、前記位相制御手段が、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相の前記基準位相に対する位相差をそれぞれ算出し、算出された位相差に対応する変更パターンを前記パターン記憶手段から読み出し、読み出された変更パターンに基づいて、前記所定数のポリゴン駆動手段の回転周波数を制御することを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、ビーム検出手段によって、所定数のポリゴンミラーによってそれぞれ走査されるレーザビームが、走査経路上の予め設定された位置で検出され、その検出結果に基づいて、所定数のポリゴンミラーの回転位相の基準となる位相である基準位相が設定される。そして、所定数のポリゴンミラーの回転位相を基準位相に一致させるべく、ポリゴンミラーが駆動制御されるため、基準位相を適正に設定することによって、ポリゴンミラーの回転位相を効率的に一致させることができる。
また、ビーム検出手段の検出結果に基づいて、基準位相が設定されるため、適正な基準位相を容易に設定することができる。例えば、所定数のポリゴンミラーの回転位相の内、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との略中央の位相を、基準位相として設定することにより、ポリゴンミラーの回転位相を効率的に一致させることができる。
請求項2に記載の画像形成装置によれば、ビーム検出手段の検出結果に基づいて、所定数のポリゴンミラーの回転位相の内、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との略中央の位相が、基準位相として設定されるため、ポリゴンミラーの回転位相を更に効率的に一致させることができる。
すなわち、従来は、最も進んだ位相と最も遅れた位相との間の位相差だけポリゴンミラーの回転位相を変化させるべくポリゴン駆動手段を制御する必要があったが、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との略中央の位相が、基準位相として設定されるため、最も進んだ位相と最も遅れた位相との間の位相差の略1/2の位相差だけポリゴンミラーの回転位相を変化させるべくポリゴン駆動手段を制御すればよいので、ポリゴンミラーの回転位相を更に効率的に一致させることができるのである。
請求項3に記載の画像形成装置によれば、所定数のポリゴン駆動手段によって、それぞれの回転周波数が段階的に予め設定された所定周波数だけ順次増減されるため、回転周波数のオーバーシュート(又はアンダーシュート)の発生が抑制されるので、ポリゴンミラーの回転位相を更に効率的に一致させることができる。
請求項4に記載の画像形成装置によれば、PLL(Phase Locked Loop)を介して回転周波数が制御され、ポリゴン駆動手段によって増減される回転周波数の変化量である所定周波数が、予め設定された閾値以下に設定されているため、PLLがロック状態から外れることが防止され、ポリゴンミラーの回転位相を更に効率的に一致させることができる。
請求項5に記載の画像形成装置によれば、所定数のポリゴンミラーの回転位相が基準位相に対して遅れている場合には、対応するポリゴン駆動手段の回転周波数が定常回転周波数から段階的に予め設定された所定周波数だけ順次増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数だけ順次定常回転周波数まで減少されるため、回転周波数のオーバーシュート(又はアンダーシュート)の発生が抑制されるので、ポリゴンミラーの回転位相を更に効率的に一致させることができる。
また、所定数のポリゴンミラーの回転位相が基準位相に対して進んでいる場合には、対応するポリゴン駆動手段の回転周波数が定常回転周波数から段階的に予め設定された所定周波数だけ順次減少された後、段階的に予め設定された所定周波数だけ順次定常回転周波数まで増加されるため、回転周波数のオーバーシュート(又はアンダーシュート)の発生が抑制されるので、ポリゴンミラーの回転位相を更に効率的に一致させることができる。
請求項6に記載の画像形成装置によれば、所定数のポリゴンミラーの回転位相の基準位相に対する位相差がそれぞれ算出され、算出された位相差に対応する変更パターンがパターン記憶手段から読み出され、読み出された変更パターンに基づいて、対応するポリゴン駆動手段の回転周波数が制御されるため、簡素な構成でポリゴンミラーの回転位相を効率的に一致させることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の一例について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す構成図である。なお、ここでは、画像形成装置が、プリンタである場合について説明するが、2以上の所定数の色毎に、それぞれ、ポリゴンミラーを介して、レーザビームを感光ドラムに照射して潜像を形成し、形成された潜像に対応するトナー画像を形成し、形成された前記所定数の色のトナー画像を重ね合わせて記録紙に転写することによりカラー画像を形成する他の画像形成装置(例えば、複写機、複合機等)である形態でもよい。
図1に示すように、プリンタ100は、給紙部1、第1搬送路2、画像形成ユニット3、中間転写ユニット4、濃度センサ5、定着ユニット6、第2搬送路7、及び、排出トレイ8を備えている。また、プリンタ100は、適所に、プリンタ100の動作を制御する図略の制御部9(図4参照)が配設されている。また、プリンタ100は、図略のパーソナルコンピュータ(PC)等と通信可能に接続され、PCから受信した原稿画像に対応する画像を記録紙上に形成するものである。
給紙部1は、記録紙が積層して載置され、後述する制御部9からの指示に対応して、最上位置の記録紙を送出可能に構成されたものである。第1搬送路2は、給紙部1から供給された記録紙を画像形成ユニット3へ搬送するものである。画像形成ユニット3は、第1搬送路2から搬送された記録紙に所定数の色(ここでは、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の4色)のトナー画像を重ね合わせて形成するものであって、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)用の画像形成ユニット3M、3C、3Y、3Kを備えている。
中間転写ユニット4は、第1搬送路2から供給された記録紙を、画像形成ユニット3を経由して、定着ユニット6へ搬送すると共に、画像形成ユニット3を介して図略のPCから受信した原稿画像に対応するトナー画像(又は色ずれ補正用パターン)が形成されるものである。濃度センサ5は、画像形成ユニット3によって中間転写ユニット4に形成された色ずれ補正用パターンの濃度を検出するものである。定着ユニット6は、中間転写ユニット4によって記録紙に形成されたトナー画像を加熱定着するものである。第2搬送路7は、定着ユニット6の下流側に配設され、定着ユニット6によってトナー画像が加熱定着された記録紙を排出トレイ8へ搬送するものである。排出トレイ8は、第2搬送路7の下流側に配設され、加熱定着された記録紙が積層されて載置されるものである。
図2は、図1に示す画像形成ユニット3及び中間転写ユニット4の一例を示す構成図である。画像形成ユニット3のマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)用の画像形成ユニット3M、3C、3Y、3Kは、互いに略同一の構成を備えるものであって、感光ドラム31の周囲に、感光ドラム31の上方から回転方向(矢印方向)に沿って、帯電器32、レーザ照射ユニット33、現像器34、クリーナ35及び除電器36が順に配設されている。
感光ドラム31は、右回り(矢印方向)に回転し、まず、感光ドラム31の表面が帯電器32によって均一に帯電される。次に、レーザ照射ユニット33によって、図略のPC等から受け付けた原稿画像(又は、色ずれ補正用パターン)に対応したレーザ光が照射されて、感光ドラム31の表面に静電潜像が形成される。
そして、現像器34によって感光ドラム31上の静電潜像にトナーが供給され、トナー画像として顕像化される。次いで、感光ドラム31が、更に回転し、トナー画像が感光ドラム31から、中間転写ユニット4によって搬送された記録紙に転写される。転写されなかった残留トナーは感光ドラム31に接するブレード等を備えるクリーナ35によって感光ドラム31から除去され、次に、除電器36によって感光ドラム31の表面電荷が除去され、一連の画像形成プロセスが完了する。
中間転写ユニット4は、一次転写ローラ41、無端ベルト42、及び、駆動ローラ43、44を備えている。無端ベルト42は、上側の外周面に画像形成ユニット3M、3C、3Y、3Kの各感光ドラム31と摺接するべく配設され、画像形成ユニット3を介して色ずれ補正用パターンが形成されるものであって、駆動ローラ43、44に張架されている。駆動ローラ43、44は、無端ベルト42が張架されて、無端ベルト42を図2において左回り(矢印方向)に回転駆動するものである。
図3は、図2に示すレーザ照射ユニット33の構成の一例を示す構成図である。レーザ照射ユニット33は、ポリゴンモータ330、レーザダイオード331、ポリゴンミラー332、fθレンズ333、及び、センサ用ミラー334、及び、ビームセンサ335を備えている。
レーザダイオード331から出射されたレーザビームは、ポリゴンモータ330によって回転駆動されるポリゴンミラー332に入射される。ポリゴンミラー332は、ここでは、正六角形であり、図略のポリゴンモータ330によって駆動されて時計回りに等速度で回転するものである。
また、ポリゴンモータ330(ポリゴン駆動手段の一部に相当する)は、図4を用いて後述するモータ駆動装置37を介して、制御部9のCPU91からの指示に従って駆動されるものである。なお、ポリゴンミラー332は正六角形に限らず、正多角形であれば他の形状のものも使用できる。また、ポリゴンミラー332の回転方向及び回転速度は、装置の仕様に合わせて適宜設定することができる。
ポリゴンミラー332により反射されたレーザビームは、fθレンズ333に入射して等速度に変換され、ビームスポットとして図略のミラーを介して感光ドラム31上に結像される。このようにして、レーザビームが感光ドラム31の主走査方向(図3の左方向)に走査される。センサ用ミラー334は、レーザダイオード331から出射されたレーザビームをビームセンサ335へ反射するものであって、fθレンズ333の左側方に配設されている。
ビームセンサ335(ビーム検出手段の一部に相当する)は、フォトダイオード、フォトトランジスタ等のフォトセンサ等からなり、fθレンズ333の右側方に配設され、ポリゴンミラー332によって走査されるレーザビームを走査経路上のセンサ用ミラー334の配設位置(ここでは、fθレンズ333の左側方)で検出するものである。また、ビームセンサ335の検出信号(以下、BD(Beam Detect)信号という)は、図4を用いて説明する制御部9のCPU91へ入力される。
図4は、本発明に係る主要部の構成の一例を示す構成図である。プリンタ100の動作を制御する制御部9は、CPU(Central Processing Unit)91、RAM(Random Access Memory)92、及び、図略のROM(Read Only Memory)を備えている。また、モータ駆動装置37(ポリゴン駆動手段の一部に相当する)は、CPU91(後述する駆動制御部914)からの指示に従って、図3に示すポリゴンミラー332を回転駆動するポリゴンモータ330を制御するものであって、基本クロック生成回路371、分周器372、設定レジスタ373、及び、モータドライバ374を備えている。
基本クロック生成回路371は、水晶発振器等からなり、ポリゴンモータ330の定常回転周波数に対応する周波数(ここでは、2kHz)のクロック信号(以下、「基本クロック信号」という)を生成し、分周器372に対して出力するものである。
分周器372は、基本クロック生成回路371からの基本クロック信号を分周することにより、設定レジスタ373に設定された周波数のクロック信号を生成し、モータドライバ374に対して出力するものである。
設定レジスタ373は、CPU91(後述する駆動制御部914)から設定される周波数(以下、設定周波数という)を格納するものであって、設定周波数を分周器372に対して出力するものである。
モータドライバ374は、分周器372からのクロック信号に基づいて、PLL(Phase Locked Loop)制御によりポリゴンモータ330の回転数を制御するものである。具体的には、モータドライバ374は、設定レジスタ373に設定された周波数(例えば、2kHz)に対応する回転数(例えば、2000rps(=1秒間に2000回転))と一致させるべくポリゴンモータ330を制御するものである。
CPU91は、機能的に、ビーム検出部911、基準位相設定部912、位相制御部913、及び、駆動制御部914を備え、RAM92は、機能的に、パターン記憶部921を備えている。ここでは、CPU91が、ROM等に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより、ビーム検出部911、基準位相設定部912、位相制御部913、駆動制御部914等の機能部として機能すると共に、RAM92を、パターン記憶部921等の機能部として機能させるものである。
なお、RAM92、ROMに格納された各種データの内、装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
ビーム検出部911(ビーム検出手段の一部に相当する)は、ビームセンサ335からの検出信号を受け付けて、ポリゴンミラー332によって走査されるレーザビームを走査経路上の予め設定された位置(図3に示すビームセンサ335の配設位置)で検出し、BD信号を生成するものである。
基準位相設定部912(基準位相設定手段に相当する)は、ビーム検出部911の検出結果(=BD信号)に基づいて、ポリゴンミラー332の回転位相の基準となる位相である基準位相を設定するものである。ここでは、基準位相設定部912は、所定数(ここでは、4個)のビームセンサ335の検出結果に基づいて、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相の内、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との中央の位相を、基準位相として設定するものである。
図5は、基準位相設定部912による基準位相の設定方法の一例を示すタイミングチャートである。図の上側から順に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色に対応するBD信号SM、SC、SY、SK、及び、基準位相信号S0である。ここでは、シアン(C)に対応するBD信号SCに対して、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色に対応するBD信号SM、SY、SKが時間TA、時間TB、時間TCだけ、それぞれ、位相が進んでいる。
そこで、基準位相設定部912によって、最も位相が進んだ信号であるBD信号SKと、最も位相が遅れた信号であるBD信号SCと、の中央の位相(=基準位相)を有する基準信号S0が生成される。
再び、図4に戻って、CPU91の機能構成について説明する。位相制御部913(位相制御手段に相当する)は、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相を基準信号S0に対応する基準位相に一致させるべく、ポリゴンモータ330を制御するものである。また、位相制御部913は、所定数(ここでは、4個)のポリゴンモータ330に対して、それぞれの回転周波数を段階的に予め設定された所定周波数ΔFだけ順次増減することにより、基準信号S0に対応する基準位相に一致させるべく制御するものである。
更に、位相制御部913は、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相が、基準信号S0に対応する基準位相に対して遅れている場合には、対応するポリゴンモータ330の回転周波数を定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に予め設定された所定周波数ΔFA(ここでは、10Hz)だけ順次増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数ΔFB(ここでは、10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで減少させるものである。
なお、所定周波数ΔFA、ΔFB(ここでは、10Hz)は、予め設定された閾値以下に設定されているものである。具体的には、所定周波数ΔFA、ΔFBは、モータドライバ374によってポリゴンモータ330の回転数がPLL制御される際に、ロック状態から外れる限界の変更周波数(例えば、300Hz)よりも小さな閾値(例えば、50Hz=予め設定された閾値)以下に設定されている。
例えば、図5に示す場合には、シアン(C)及びイエロー(Y)の各色に対応するBD信号SC、SYが、基準位相信号S0(図5参照)対応する基準位相に対して遅れているため、位相制御部913は、シアン(C)及びイエロー(Y)にそれぞれ対応するBD信号SC、SYを時間(TC/2)、及び時間(TC/2−TB)だけ進ませるべく、対応するポリゴンモータ330の回転周波数を定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に予め設定された所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで減少させるものである。
また、位相制御部913は、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相が、基準信号S0に対応する基準位相に対して進んでいる場合には、対応するポリゴンモータ330の回転周波数を定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に予め設定された所定周波数ΔFB(ここでは、10Hz)だけ順次減少させた後、段階的に予め設定された所定周波数ΔFA(ここでは、10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで増加させるものである。
例えば、図5に示す場合には、マゼンタ(M)及びブラック(K)の各色に対応するBD信号SC、SYが、基準位相信号S0対応する基準位相に対して進んでいるため、位相制御部913は、マゼンタ(M)及びブラック(K)にそれぞれ対応するBD信号SM、SKを時間(TA−TC/2)、及び時間(TC/2)だけ遅らせるべく、対応するポリゴンモータ330の回転周波数を定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に予め設定された所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで減少させるものである。
また、位相制御部913は、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相の、基準位相信号S0(図5参照)に対応する基準位相に対する位相差をそれぞれ算出し、算出された位相差に対応する変更パターンをパターン記憶部921から読み出し、読み出された変更パターンに基づいて、所定数(ここでは、4個)のポリゴンモータ330の回転周波数を制御するものである。
駆動制御部914は、所定数の(ここでは、4個)ポリゴンミラー332の回転位相を基準位相信号S0(図5参照)に対応する基準位相に一致させるべく、設定レジスタ373、分周器372、及び、モータドライバ374を介して、ポリゴンモータ330を制御するものである。
パターン記憶部921(パターン記憶手段に相当する)は、ポリゴンミラー332の回転位相の基準位相信号S0(図5参照)に対応する基準位相に対する位相差に対応付けて、ポリゴンモータ330の回転周波数を変更するパターンである変更パターンを格納するものである。
図6は、パターン記憶部921に格納された変更パターンの一例を示すグラフである。(a)は、パターン記憶部921に格納された変更パターンの一例を示すグラフであり、(b)は、ポリゴンミラー332の回転位相の変化を示すグラフである。ここでは、ポリゴンミラー332の回転位相が、基準位相信号S0(図5参照)に対応する基準位相に対して、30μsec(=回転角に換算して21.6°(=30/1,000,000/((1/2,000)×)×360)進んでいる場合について説明する。
(a)に示すように、時刻T11のタイミングで、位相制御部913によって、ポリゴンモータ330の回転周波数が、定常回転周波数(ここでは、2kHz)から10Hz減少され、1.99kHzに設定される。そして、時刻T11から0.5msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の1周期に相当する時間)が経過した時刻T12のタイミングで、位相制御部913によって、更に10Hz減少され、1.98kHzに設定される。更に、時刻T12から0.5msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の1周期に相当する時間)が経過した時刻T13のタイミングで、位相制御部913によって、更に10Hz減少され、1.97kHzに設定される。
そして、時刻T13から1.0msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の2周期に相当する時間)が経過した時刻T14のタイミングで、位相制御部913によって、10Hz増加され、1.98kHzに設定される。次に、時刻T14から0.5msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の1周期に相当する時間)が経過した時刻T15のタイミングで、位相制御部913によって、更に10Hz増加され、1.99kHzに設定される。更に、時刻T15から0.5msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の1周期に相当する時間)が経過した時刻T16のタイミングで、位相制御部913によって、更に10Hz増加され、2.0kHz(=定常回転周波数)に設定される。
このように、位相制御部913によって、ポリゴンモータ330の回転周波数が定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次減少された後、段階的に所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで増加されるため、ポリゴンミラー332の回転位相は、(b)に示すように変化して、基準位相信号S0(図5参照)に対応する基準位相に略一致する。
図7は、パターン記憶部921に格納された変更パターンの図6とは別の一例を示すグラフである。(a)は、パターン記憶部921に格納された変更パターンの一例を示すグラフであり、(b)は、ポリゴンミラー332の回転位相の変化を示すグラフである。ここでは、ポリゴンミラー332の回転位相が、基準位相信号S0(図5参照)に対応する基準位相に対して、30μsec(=回転角に換算して21.6°(=30/1,000,000/((1/2,000)×)×360)遅れている場合について説明する。
(a)に示すように、時刻T21のタイミングで、位相制御部913によって、ポリゴンモータ330の回転周波数が、定常回転周波数(ここでは、2kHz)から10Hz増加され、2.01kHzに設定される。そして、時刻T21から0.5msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の1周期に相当する時間)が経過した時刻T22のタイミングで、位相制御部913によって、更に10Hz増加され、2.02kHzに設定される。更に、時刻T22から0.5msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の1周期に相当する時間)が経過した時刻T23のタイミングで、位相制御部913によって、更に10Hz増加され、2.03kHzに設定される。
そして、時刻T23から1.0msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の2周期に相当する時間)が経過した時刻T24のタイミングで、位相制御部913によって、10Hz減少され、2.02kHzに設定される。次に、時刻T24から0.5msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の1周期に相当する時間)が経過した時刻T25のタイミングで、位相制御部913によって、更に10Hz減少され、2.01kHzに設定される。更に、時刻T25から0.5msec(=定常回転周波数(ここでは、2kHz)の1周期に相当する時間)が経過した時刻T26のタイミングで、位相制御部913によって、更に10Hz減少され、2.0kHz(=定常回転周波数)に設定される。
このように、位相制御部913によって、ポリゴンモータ330の回転周波数が定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次増加された後、段階的に所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで減少されるため、ポリゴンミラー332の回転位相は、(b)に示すように変化して、基準位相信号S0(図5参照)に対応する基準位相に略一致する。
図8は、プリンタ100(主にCPU91)の動作の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、プリンタ100が初期状態としてスタンバイ状態(=ポリゴンミラー332を駆動するポリゴンモータ330が駆動されない状態)にある場合について説明する。まず、基準位相設定部912によって、パーソナルコンピュータ(PC)等から印刷を開始する旨の指示情報が入力されたか否かの判定が行われる(S101)。そして、印刷を開始する旨の指示情報が入力されていないと判定された場合(S101でNO)には、処理が待機状態とされる。
印刷を開始する旨の指示情報が入力されたと判定された場合(S101でYES)には、基準位相設定部912によって、ポリゴンモータ330の駆動が開始される(S103)。そして、基準位相設定部912によって、ポリゴンモータ330が定常回転周波数(ここでは、2kHz)での等速回転となったか否かの判定が行われる(S105)。等速回転となっていないと判定された場合(S105でNO)には、処理が待機状態とされる。等速回転になったと判定された場合(S105でYES)には、ビーム検出部911によって、ビームセンサ335を介してBD信号が生成される(S107)。
そして、基準位相設定部912によって、ビーム検出部911の検出結果(=BD信号)に基づいて、ポリゴンミラー332の回転位相の基準となる位相である基準位相が設定される(S109)。次いで、位相制御部913によって、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相の、基準位相信号S0(図5参照)に対応する基準位相に対する位相差がそれぞれ算出される(S111)。
そして、位相制御部913によって、ステップS111で算出された位相差に対応する変更パターンがパターン記憶部921から読み出され、変更パターンに従ってポリゴンモータ330の回転周波数が変更される(S113)。次に、位相制御部913によって、変更パターンに対応するポリゴンモータ330の回転周波数の変更が完了したか否かの判定が行われる(S115)。変更が完了していないと判定された場合(S115でNO)には、処理がステップS113に戻され、ステップS113以降の処理が繰り返し実行される。変更が完了したと判定された場合(S115でYES)には、処理が終了される。
このようにして、ビーム検出部911によって、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332によりそれぞれ走査されるレーザビームが、走査経路上の予め設定された位置(図3に示すビームセンサ335の配設位置)で検出され、その検出結果に基づいて、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相の基準となる位相である基準位相が設定される。そして、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相を基準位相に一致させるべく、ポリゴンモータ330が駆動制御されるため、基準位相を適正に設定することによって、ポリゴンミラー332の回転位相を効率的に一致させることができる。
また、ビーム検出部911の検出結果に基づいて、基準位相が設定されるため、適正な基準位相を容易に設定することができる。例えば、図5に示すように、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相の内、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との略中央の位相を、基準位相として設定することにより、ポリゴンミラー332の回転位相を効率的に一致させることができる(図5参照)。
すなわち、従来は、最も進んだ位相と最も遅れた位相との間の位相差だけポリゴンミラー332の回転位相を変化させるべくポリゴンモータ330を制御する必要があったが、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との略中央の位相が、基準位相として設定されるため、最も進んだ位相と最も遅れた位相との間の位相差の略1/2の位相差だけポリゴンミラー332の回転位相を変化させるべくポリゴンモータ330を制御すればよいので、ポリゴンミラー332の回転位相を更に効率的に一致させることができるのである。
更に、所定数(ここでは、4個)のポリゴンモータ330によって、それぞれの回転周波数が段階的に予め設定された所定周波数(ここでは、10Hz)だけ順次増減されるため、回転周波数のオーバーシュート(又はアンダーシュート)の発生が抑制されるので、ポリゴンミラー332の回転位相を更に効率的に一致させることができる。
また、モータドライバ374のPLL(Phase Locked Loop)を介してポリゴンモータ330の回転周波数が制御され、ポリゴンモータ330によって増減される回転周波数の変化量である所定周波数(ここでは、10Hz)が、予め設定された閾値(例えば、100Hz)以下に設定されているため、PLLがロック状態から外れることが防止され、ポリゴンミラー332の回転位相を更に効率的に一致させることができる。
更に、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相が基準位相に対して遅れている場合には、対応するポリゴンモータ330の回転周波数が定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に予め設定された所定周波数ΔFA(ここでは、10Hz)だけ順次増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数ΔFB(ここでは、10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで減少されるため、回転周波数のオーバーシュート(又はアンダーシュート)の発生が抑制されるので、ポリゴンミラー332の回転位相を更に効率的に一致させることができる。
同様に、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相が基準位相に対して進んでいる場合には、対応するポリゴンモータ330の回転周波数が定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に予め設定された所定周波数ΔFB(ここでは、10Hz)だけ順次減少された後、段階的に予め設定された所定周波数ΔFAだけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで増加されるため、回転周波数のオーバーシュート(又はアンダーシュート)の発生が抑制されるので、ポリゴンミラーの回転位相を更に効率的に一致させることができる。
また、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相の基準位相に対する位相差がそれぞれ算出され、算出された位相差に対応する変更パターンがパターン記憶部921から読み出され、読み出された変更パターンに基づいて、対応するポリゴンモータ330の回転周波数が制御されるため、簡素な構成でポリゴンミラー332の回転位相を効率的に一致させることができる。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、基準位相設定部912が、所定数(ここでは、4個)のビームセンサ335の検出結果に基づいて、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相の内、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との中央の位相を、基準位相として設定する場合について説明したが、基準位相設定部912が、その他の方法で基準位相を設定する形態でもよい。
例えば、基準位相設定部912が、所定数(ここでは、4個)のポリゴンミラー332の回転位相の内、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との中央の位相を求め、求められた中央の位相に最も近いポリゴンミラー332の回転位相を、基準位相を設定する形態でもよい(図5に示す例では、イエロー(Y)に対応するBD信号SYを基準位相信号S0として設定する)。
(B)本実施形態では、位相制御部913が増減する周波数の変化量である所定周波数ΔFA、ΔFBが一定(ここでは、10Hz)である場合について説明したが、位相制御部913が増減する周波数の変化量である所定周波数ΔFA、ΔFBが可変である形態でもよい。例えば、ポリゴンミラー332の回転位相が基準位相に近づく程、所定周波数ΔFA、ΔFBを減少させる形態でもよい。この場合には、更に、ポリゴンミラー332の回転位相を更に正確に一致させることができる。
(C)本実施形態では、位相制御部913が、ポリゴンミラー332の回転位相が、基準位相に対して遅れている場合に、対応するポリゴンモータ330の回転周波数を定常回転周波数(ここでは、2kHz)から段階的に予め設定された所定周波数ΔFA(ここでは10Hz)だけ順次増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数ΔFB(ここでは10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで減少させる形態について説明したが、位相制御部913が、ポリゴンミラー332の回転位相が基準位相に対して遅れている場合には、少なくとも周波数を減少させる際に段階的に減少させる形態でもよい。
すなわち、位相制御部913が、ポリゴンミラー332の回転位相が基準位相に対して遅れている場合には、1回に予め設定された所定周波数ΔFA(例えば30Hz)だけ増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数ΔFB(ここでは10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで減少させる形態でもよい。逆に、ポリゴンミラー332の回転位相が基準位相に対して進んでいる場合には、位相制御部913が、1回に予め設定された所定周波数ΔFB(例えば30Hz)だけ減少させた後、段階的に予め設定された所定周波数ΔFA(ここでは10Hz)だけ順次定常回転周波数(ここでは、2kHz)まで増加させる形態でもよい。この場合には、処理が簡略化される。
また、位相制御部913が、1回だけ周波数を増加減少させる形態でもよい。すなわち、位相制御部913が、ポリゴンミラー332の回転位相が基準位相に対して遅れている場合には、1回だけ予め設定された所定周波数ΔFA(例えば30Hz)だけ増加させた後、1回だけ予め設定された所定周波数ΔFB(例えば30Hz)だけ減少させる形態でもよい。また、位相制御部913が、ポリゴンミラー332の回転位相が基準位相に対して進んでいる場合には、1回だけ予め設定された所定周波数ΔFB(例えば30Hz)だけ減少させた後、1回だけ予め設定された所定周波数ΔFA(例えば30Hz)だけ増加させる形態でもよい。この場合には、処理が更に簡略化される。
は、本発明に係るプリンタの概略構成の一例を示す構成図である。 は、図1に示す画像形成ユニット及び中間転写ユニットの一例を示す構成図である。 は、図2に示すレーザ照射ユニットの構成の一例を示す構成図である。 は、本発明に係る主要部の構成の一例を示す構成図である。 は、基準位相設定部による基準位相の設定方法の一例を示すタイミングチャートである。 は、パターン記憶部に格納された変更パターンの一例を示すグラフである。 は、パターン記憶部に格納された変更パターンの図6とは別の一例を示すグラフである。 は、プリンタ(主にCPU)の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 複写機
3 画像形成ユニット
33 レーザ照射ユニット
330 ポリゴンモータ(ポリゴン駆動手段の一部)
331 レーザダイオード
332 ポリゴンミラー
335 ビームセンサ(ビーム検出手段の一部)
37 モータ駆動装置(ポリゴン駆動手段の一部)
371 基本クロック生成回路
372 分周器
373 設定レジスタ
374 モータドライバ
9 制御部
91 CPU
911 ビーム検出部(ビーム検出手段の一部)
912 基準位相設定部(基準位相設定手段)
913 位相制御部(位相制御手段)
914 駆動制御部(ポリゴン駆動手段の一部)
92 RAM
921 パターン記憶部(パターン記憶手段)

Claims (6)

  1. 2以上の所定数の色毎に、それぞれ、ポリゴンミラーを介して、レーザビームを感光ドラムに照射して潜像を形成し、形成された潜像に対応するトナー画像を形成し、形成された前記所定数の色のトナー画像を重ね合わせて記録紙に転写することによりカラー画像を形成する画像形成装置であって、
    前記所定数のポリゴンミラーを、それぞれ予め設定された定常回転周波数で回転駆動するポリゴン駆動手段と、
    前記所定数のポリゴンミラーによって、それぞれ、走査されるレーザビームを走査経路上の予め設定された位置で検出するビーム検出手段と、
    前記所定数のビーム検出手段の検出結果に基づいて、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相の基準となる位相である基準位相を設定する基準位相設定手段と、
    前記所定数のポリゴンミラーの回転位相を前記基準位相に一致させるべく、前記ポリゴン駆動手段を制御する位相制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準位相設定手段は、前記所定数のビーム検出手段の検出結果に基づいて、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相の内、最も進んだ位相と、最も遅れた位相との略中央の位相を、前記基準位相として設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記位相制御手段は、前記所定数のポリゴン駆動手段に対して、それぞれの回転周波数を段階的に予め設定された所定周波数だけ順次増減することにより、前記基準位相に一致させるべく制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ポリゴン駆動手段は、PLL(Phase Locked Loop)を介して回転周波数を制御し、
    前記所定周波数は、予め設定された閾値以下に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記位相制御手段は、
    前記所定数のポリゴンミラーの回転位相が、前記基準位相に対して遅れている場合には、対応するポリゴン駆動手段の回転周波数を前記定常回転周波数から段階的に予め設定された所定周波数だけ順次増加させた後、段階的に予め設定された所定周波数だけ順次前記定常回転周波数まで減少させ、
    前記所定数のポリゴンミラーの回転位相が、前記基準位相に対して進んでいる場合には、対応するポリゴン駆動手段の回転周波数を前記定常回転周波数から段階的に予め設定された所定周波数だけ順次減少させた後、段階的に予め設定された所定周波数だけ順次前記定常回転周波数まで増加させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ポリゴンミラーの回転位相の前記基準位相に対する位相差に対応付けて、前記ポリゴン駆動手段の回転周波数の変更パターンを格納するパターン記憶手段を備え、
    前記位相制御手段は、前記所定数のポリゴンミラーの回転位相の前記基準位相に対する位相差をそれぞれ算出し、算出された位相差に対応する変更パターンを前記パターン記憶手段から読み出し、読み出された変更パターンに基づいて、前記所定数のポリゴン駆動手段の回転周波数を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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