JP2008110418A - 研削盤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 先端に砥石4を保持する砥石軸19を備え、ワーク5に対して接近離間するz軸方向に進退するz軸テーブル10と、先端にワーク5を保持する主軸7を備え、z軸に対して斜めに交差するx軸方向に進退するx軸テーブル11上に設けられた主軸テーブル12と備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
また、特許文献1のようなワークの円筒内面の研削だけでなく、ワークの円錐内面をも研削する場合には、z軸に対してx軸を回動させて斜めに交差させた構成が好ましい。特許文献1の研削盤に対してx軸を斜めに交差させると、さらに砥石側テーブルが大型化してしまうおそれがある。
すなわち、本発明にかかる研削盤では、ワークの円筒内面および円錐内面を研削する研削盤であって、先端に砥石を保持する砥石軸を備え、前記ワークに対して接近離間するz軸方向に進退する砥石側テーブルと、先端に前記ワークを保持する主軸を備え、前記z軸に対して斜めに交差するx軸方向に進退するワーク側テーブルと、備えていることを特徴とする。
また、砥石側テーブルではなくワーク側テーブルをx軸方向に移動させることとしたので、z軸に対してx軸を斜めに交差させる場合であっても、砥石側テーブルを大型化する必要がない。
また、z軸方向に移動する砥石側テーブルとは別に、ワーク側テーブルをx軸方向に移動させることとしたので、x軸方向のストロークを大きくとることができる。
x軸テーブルの回動中心と主軸テーブルの回動中心とを一致させるとともに、これら回動中心を通る直線がワークを通過することとしたので、x軸テーブルを回動させた後に、主軸テーブルを回動させて微調整する場合であっても、ワークを中心として回動させられ、中心位置がずれることがないので、角度調整が容易となる。
また、本発明によれば、ドレス装置を備えたワーク側テーブルをx軸方向に移動させることによりドレス作業ができるので、簡便かつ迅速にドレス作業を行うことができる。
また、本発明によれば、x軸テーブルの回動中心と主軸テーブルの回動中心とを一致させるとともに、これら回動中心を通る直線がワークを通過することとしたので、x軸テーブルを回動させた後に、主軸テーブルを回動させて微調整する場合であっても、中心位置がずれることがなく、高精度の研削を実現することができる。
図1には、本実施形態にかかる研削盤1の側断面図が示されている。
研削盤1は、ベース3上に設けられ、砥石4を保持するz軸テーブル(砥石側テーブル)10と、このz軸テーブル10の砥石4側に対向配置されたx軸テーブル(ワーク側テーブル)11と、このx軸テーブル11上に設けられ、ワーク5を保持する主軸テーブル(ワーク側テーブル)12とを備えている。
z軸移動テーブル16は、z軸駆動モータ20によって駆動される送りネジ(図示せず)によって、z軸案内基部14に対してz軸方向に移動するようになっている。z軸案内基部14とz軸移動テーブル16との対向面間(図示せず)には、潤滑油が供給されるようになっており、この潤滑油の静圧によって対向面間のクリアランスが確保されることにより(いわゆる静圧案内により)円滑に移動できるようになっている。
図2と図3を比較するとわかるように、図2は、x軸をz軸に対して時計回りに約60°傾けた場合であり、図3は、x軸をz軸に対して時計回りに約45°傾けた場合である。
先ず、研削対象となるワーク5の円錐内面5bのテーパ角度に応じた砥石4をz軸テーブルの砥石軸19に取り付ける。また、ワーク5の円錐内面5bのテーパ角度に応じたx軸のz軸に対する傾きを設定するように、調整ネジ30を操作してx軸テーブル11及び主軸テーブル12を第1回動ピン28回りに回動させる。このように回動させた後、固定ボルト22aをベース3の雌ねじ穴3aに螺結することにより、x軸テーブル11をベース3に対して固定する。
その後、砥石4の回転軸線と、ワーク5の回転軸線とを略一致させるように、x軸テーブル11のx軸移動テーブル24を移動させる。このときに、第1回動ピン28の軸線と第2回動ピン38の軸線が一致するとともに、この共通軸線L1がワーク5の中心を通るようになる。そして、z軸と主軸である回転軸7との角度の微調整を行うように、スイベルテーブル32を第2ピン周りに回動させる。
そして、砥石用スピンドルモータ18を回転させることにより、砥石4を約15万rpmにて回転させる。一方、主軸駆動モータ34を回転させることにより、ワーク5を約6000rpmで回転させる。砥石4およびワーク5の回転方向を同一方向とするか逆方向とするかは、使用形態に応じて適宜選択される。
ワーク5の円筒内面を研削する場合には、x軸テーブル11を砥石4側に移動させることによって切り込み、加工する。
ワーク5の円錐内面を研削する場合には、z軸テーブル10をワーク5側に移動させることによって切り込み、加工する。
研削加工が終了した後は、ワーク5及び砥石4の回転駆動を停止し、ワーク5を主軸本体36の回転軸7から取り外し、次のワーク5を回転軸7に取り付けて、再び同様に研削加工を行う。
z軸方向の移動をz軸テーブル10で行わせ、x軸方向の移動をz軸テーブル10に対向配置された主軸テーブル12側に設けたx軸テーブル11で行うこととしたので、z軸方向に移動させる機構とx軸方向に移動させる機構とを、振り分けることができる。これにより、z軸テーブルの上に重ねてx軸テーブルを設けた場合に比べて、砥石側のテーブルの高さを低く抑えることができる。このように、比較的低い高さにできるので、砥石4を回転駆動するz軸テーブル10を高剛性とすることができ、高い精度で加工を行うことができる。
また、主軸テーブル12をx軸テーブル11によりx軸方向に移動させることとしたので、z軸に対して斜めに交差させたx軸テーブル11をz軸テーブル10に設けることによってz軸テーブル10を大型化する必要がない。
また、x軸テーブル11をz軸テーブル10とは独立に設けたので、x軸方向のストロークを大きくとることができる。このように、主軸テーブル12は、x軸方向に大きく移動させることができるので、主軸テーブル12のスイベルテーブル32にドレス装置37を設けることとした。これにより、主軸テーブル12をx軸テーブル11によってx軸方向に移動するだけで砥石4のドレスを行うので、簡便かつ迅速にドレス作業を行うことができる。
3 ベース
4 砥石
5 ワーク
10 z軸テーブル(砥石側テーブル)
11 x軸テーブル(ワーク側テーブル)
12 主軸テーブル(ワーク側テーブル)
28 第1回動ピン
36 主軸本体
37 ドレス装置
38 第2回動ピン
Claims (3)
- ワークの円筒内面および円錐内面を研削する研削盤であって、
先端に砥石を保持する砥石軸を備え、前記ワークに対して接近離間するz軸方向に進退する砥石側テーブルと、
先端に前記ワークを保持する主軸を備え、前記z軸に対して斜めに交差するx軸方向に進退するワーク側テーブルと、
を備えていることを特徴とする研削盤。 - 前記ワーク側テーブルには、前記x軸方向に移動させたドレス位置にて、前記砥石に対してドレスを行うドレス装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載の研削盤。
- 前記ワーク側テーブルは、下方のベースに対して回動するとともに前記x軸方向に移動させるx軸方向移動機構を備えたx軸テーブルと、該x軸テーブル上に設置され該x軸テーブルに対して回動するとともに前記主軸を備えた主軸テーブルとを備え、
前記x軸テーブルの回動中心と前記主軸テーブルの回動中心とが一致するとともに、これら回動中心を通る直線が前記ワークを通過することを特徴とする請求項1又は2に記載の研削盤。
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JPS61249256A (ja) * | 1985-04-29 | 1986-11-06 | Mazda Motor Corp | 研削制御装置 |
JPH11320351A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-24 | Toyo Advanced Technologies Co Ltd | 内面研削装置 |
JP2005022053A (ja) * | 2003-07-01 | 2005-01-27 | Okuma Corp | 内面研削盤 |
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