JP2005279880A - ホーニング加工方法、装置及び冶具 - Google Patents

ホーニング加工方法、装置及び冶具 Download PDF

Info

Publication number
JP2005279880A
JP2005279880A JP2004100158A JP2004100158A JP2005279880A JP 2005279880 A JP2005279880 A JP 2005279880A JP 2004100158 A JP2004100158 A JP 2004100158A JP 2004100158 A JP2004100158 A JP 2004100158A JP 2005279880 A JP2005279880 A JP 2005279880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
jig
workpiece
floating body
honing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004100158A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyuki Ito
輝之 伊藤
Akinari Fukaya
顕成 深谷
Toshihiro Katagiri
俊博 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
JTEKT Grinding Systems Corp
Original Assignee
Denso Corp
Houko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Houko Co Ltd filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004100158A priority Critical patent/JP2005279880A/ja
Publication of JP2005279880A publication Critical patent/JP2005279880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】下穴を高真直度、高真円度の加工穴に高精度にホーニング加工する。
【解決手段】工作物を水平面内でフローティング可能な状態にして工具が工作物に穿設された下穴を僅かに加工すると、工具に作用する半径方向研削力が均衡し工具に偏荷重が作用しないように工作物がフローティングされて加工穴の中心が工具の中心に一致する。この状態で工作物を固定し、工具を下穴に送り込んでホーニング加工を進行する。これにより、工作物が下穴の曲り等により工具から反力を受け曲りに倣ってフローティングすることがないとともに、工具中心と下穴中心とが略一致されているので、工具に大きな偏荷重が作用することがなく、工具は下穴を曲り等の影響を受けることなく高い真直度、真円度の加工穴に高精度にホーニング加工する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転駆動される工具に送りを与えて工作物の加工穴をホーニング加工する方法、ホーニング加工装置及びそれに使用される冶具に関する。
回転駆動される工具に軸線方向の送りを与えて工作物に穿設された下穴を高精度な加工穴にホーニング加工するホーニング加工装置において、工具の軸線方向送りにオシレーションを重畳することにより高精度、高効率なホーニング加工を行うものが特許文献1に記載されている。このホーニング加工装置は、本体に装架され送り方向に往復駆動される主軸ヘッドと、該主軸ヘッドに前記送り方向に摺動可能に且つ回転可能に支承され下端に工具を保持すると共に、下方にスプリングにより付勢された主軸と、該主軸を回転させる主軸回転用モータと、前記主軸に主軸軸線方向の相対移動を規制され相対回転可能に連結され前記主軸ヘッドに対する回転を規制されて主軸半径方向に延在するアームとを設け、このアームの先端部を主軸ヘッドの外側に取付けたバイブレータにより主軸軸線方向に周期的に移動させている。
このようなホーニング加工装置において、工具の中心と工作物の中心とがズレていると、下穴を高精度にホーニング加工することができないので、工作物を水平面内でフローティング可能な冶具に取付けて工具の中心と下穴の中心とが一致するようにしている。
特開平6−320412号公報(第4,5頁、図4)
上記従来のホーニング加工装置によって曲がっている下穴をホーニング加工すると、治具がフローティング機構を有しているので、その曲りに沿って工作物が移動してしまうため、工作物の加工穴を真直にホーニング加工することが困難であるという問題点がある。主軸が工作物に向かって送り前進され、主軸先端に取付けられた工具の先端部が工作物に穿設された下穴に挿入されると、工作物がフローティングして下穴の中心が工具の中心と一致するが、工作物をフローティングさせた状態で工具をさらに下穴に送り込んでホーニング加工を進めると、下穴がその曲り等により工具から反力を受け、この反力により工作物が移動し加工穴の真直度が矯正されない問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、工作物をフローティング可能な状態で僅かに加工して工具と下穴との中心線を一致させた後に、フローティングできないように固定して下穴を高真直度、高真円度の加工穴に高精度にホーニング加工することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係るホーニング加工方法の構成上の特徴は、先端に工作物の加工穴をホーニング加工する工具が取付けられる主軸を本体に装架された主軸ヘッドに上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承し、前記主軸ヘッドを前記本体に装着され工作物が取付けられる冶具に向かって送り装置により相対的に移動させて前記工具により前記加工穴をホーニング加工する方法において、工作物が取付けられる冶具のフローティング体を水平面内においてフローティング可能に前記本体に固定される冶具ベースに装架し、前記送り装置による前記主軸ヘッドと冶具との相対移動によって前記工具の先端部が工作物に穿設された下穴に嵌入して前記工具の中心と加工穴の中心とがフローティング体のフローティングにより一致すると、前記フローティング体を冶具ベースにクランプ装置によりクランプすることである。
請求項2に記載の発明に係るホーニング加工方法の構成上の特徴は、請求項1において、前記フローティング体を水平面に対していずれの方向にも揺動可能に前記冶具ベースに装架し、前記送り装置による前記主軸ヘッドと冶具との相対移動によって前記工具の先端部が工作物に穿設された下穴に嵌入して前記工具の軸線と加工穴の軸線とがフローティング体のフローティング及び揺動により略一致すると、前記フローティング体を冶具ベースにクランプ装置によりクランプすることである。
請求項3に記載の発明に係るホーニング加工装置の構成上の特徴は、先端に工作物の加工穴をホーニング加工する工具が取付けられる主軸を本体に装架された主軸ヘッドに上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承し、前記主軸ヘッドを前記本体に装着され工作物が取付けられる冶具に向かって送り装置により相対的に移動させて前記工具により前記加工穴をホーニング加工する装置において、前記本体に固定される冶具ベースと、該冶具ベースに水平面内においてフローティング可能に装架され工作物が取付けられるフローティング体と、該フローティング体を冶具ベースにクランプするクランプ装置とにより前記冶具を構成し、前記送り装置による前記主軸ヘッドと冶具との相対移動によって前記工具の先端部が工作物に穿設された下穴に嵌入して前記工具の中心と加工穴の中心とがフローティング体のフローティングにより一致すると、制御装置が前記クランプ装置を作動させて前記フローティング体を冶具ベースにクランプすることである。
請求項4に記載の発明に係るホーニング加工装置の構成上の特徴は、請求項3において、前記フローティング体は水平面に対していずれの方向にも揺動可能に前記冶具ベースに装架され、前記送り装置による前記主軸ヘッドと冶具との相対移動によって前記工具の先端部が工作物に穿設された下穴に嵌入して前記工具の軸線と加工穴の軸線とがフローティング体のフローティング及び揺動により略一致すると、制御装置が前記クランプ装置を作動させて前記フローティング体を冶具ベースにクランプすることである。
請求項5に記載の発明に係る冶具の構成上の特徴は、先端に工作物の加工穴をホーニング加工する工具が取付けられる主軸を本体に装架された主軸ヘッドに上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承し、前記主軸ヘッドを前記本体に装着され工作物が取付けられる冶具に向かって送り装置により相対的に移動させて前記工具により前記加工穴をホーニング加工する装置に使用される冶具であって、前記本体に固定される冶具ベースと、該冶具ベースに水平面内においてフローティング可能に装架され工作物が取付けられるフローティング体と、該フローティング体を冶具ベースにクランプするクランプ装置とを備えたことである。
請求項6に記載の発明に係る冶具の構成上の特徴は、先端に工作物の加工穴をホーニング加工する工具が取付けられる主軸を本体に装架された主軸ヘッドに上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承し、前記主軸ヘッドを前記本体に装着され工作物が取付けられる冶具に向かって送り装置により相対的に移動させて前記工具により前記加工穴をホーニング加工する装置に使用される冶具であって、前記本体に固定される冶具ベースと、該冶具ベースに水平面内においてフローティング可能で、且つ水平面に対して揺動可能に装架され工作物が取付けられるフローティング体と、該フローティング体を冶具ベースにクランプするクランプ装置とを備えたことである。
請求項1に係るホーニング加工方法によれば、工作物を水平面内でフローティング可能な状態にして工具が工作物に穿設された下穴を僅かに加工すると、工具に作用する半径方向研削力が均衡し工具に偏荷重が作用しないように工作物がフローティングされて加工穴の中心が工具の中心に一致する。この状態で工作物を固定し、工具を下穴に送り込んでホーニング加工を進行する。これにより、工作物が下穴の曲り等により工具から反力を受け曲りに倣ってフローティングすることがないとともに、工具中心と下穴中心とが略一致されているので、工具に大きな偏荷重が作用することがなく、工具は下穴を曲り等の影響を大きく受けることなく高い真直度、真円度の加工穴に高精度にホーニング加工する。
請求項2に係るホーニング加工方法によれば、工作物を水平面内でフローティング可能且つ水平面に対していずれの方向にも揺動可能な状態にして工具が工作物に穿設された下穴を僅かに加工すると、工具に作用する半径方向研削力が均衡し工具に偏荷重が作用しないように工作物がフローティング且つ揺動して加工穴の軸線が工具の軸線と略一致する。この状態で工作物を固定し、工具を下穴に送り込んでホーニング加工を進行する。これにより、工作物が下穴の曲り等により工具から反力を受け曲りに倣ってフローティングし且つ揺動することがないとともに、工具軸線と下穴軸線とが略一致されているので、工具に大きな偏荷重が作用することがなく、工具は下穴を曲り等の影響を大きく受けることなく高い真直度、真円度の加工穴に高精度にホーニング加工する。特に、下穴の軸線が工具の軸線に対して傾斜している場合に、工具が下穴を僅かに加工することにより、工作物が揺動されて工具の軸線と下穴の軸線とを一致させることができる。
請求項3に係るホーニング加工装置において、冶具に設けられた水平面内でフローティング可能なフローティング体に工作物を取付けた状態で、工具が工作物に穿設された下穴を僅かに加工すると、工具に作用する半径方向研削力が均衡し工具に偏荷重が作用しないようにフローティング体がフローティングして下穴の中心が工具の中心と一致する。この状態でフローティング体を冶具ベースにクランプし、工具を下穴に送り込んでホーニング加工を進行する。これにより、フローティング体が下穴の曲り等により工具から工作物に作用する反力を受けて曲りに倣ってフローティングすることがないとともに、工具中心と下穴中心とが略一致されているので、工具に大きな偏荷重が作用することがなく、工具は下穴を曲り等の影響を大きく受けることなく高い真直度、真円度の加工穴に高精度にホーニング加工する。
請求項4に係るホーニング加工装置において、冶具に設けられた水平面内でフローティング可能且つ水平面に対していずれの方向にも揺動可能なフローティング体に工作物を取付けた状態で、工具が工作物に穿設された下穴を僅かに加工すると、工具に作用する半径方向研削力が均衡し工具に偏荷重が作用しないようにフローティング体がフローティング且つ揺動して下穴の軸線が工具の軸線と一致する。この状態でフローティング体を冶具ベースにクランプし、工具を下穴に送り込んでホーニング加工を進行する。これにより、フローティング体が下穴の曲り等により工具から工作物に作用する反力を受けて曲りに倣ってフローティングし且つ揺動することがないとともに、工具軸線と下穴軸線とが略一致されているので、工具に大きな偏荷重が作用することがなく、工具は下穴を曲り等の影響を大きく受けることなく高い真直度、真円度の加工穴に高精度にホーニング加工する。
請求項5に係る冶具によれば、冶具に設けられた水平面内でフローティング可能なフローティング体に工作物を取付けた状態で、工具が工作物に穿設された下穴を僅かに加工すると、工具に作用する半径方向研削力が均衡し工具に偏荷重が作用しないようにフローティング体がフローティングして下穴の中心を工具の中心と一致させることができる。この状態でフローティング体が冶具ベースにクランプされ、工具が下穴に送り込まれてホーニング加工が進行される。これにより、フローティング体が下穴の曲り等により工具から工作物に作用する反力を受けて曲りに倣ってフローティングすることがないとともに、工具中心と下穴中心とが略一致されているので、工具に大きな偏荷重が作用することがなく、工具が下穴を曲り等の影響を大きく受けることなく高い真直度、真円度で加工穴に高精度にホーニング加工する冶具を提供することができる。
請求項6に係る冶具によれば、冶具に設けられた水平面内でフローティング可能且つ水平面に対していずれの方向にも揺動可能なフローティング体に工作物を取付けた状態で、工具が工作物に穿設された下穴を僅かに加工すると、工具に作用する半径方向研削力が均衡し工具に偏荷重が作用しないようにフローティング体がフローティング且つ揺動して下穴の軸線を工具の軸線と略一致させることができる。この状態でフローティング体が冶具ベースにクランプされ、工具が下穴に送り込まれてホーニング加工が進行される。これにより、フローティング体が下穴の曲り等により工具から工作物に作用する反力を受けて曲りに倣ってフローティングし且つ揺動することがないとともに、工具中心と下穴中心とが略一致されているので、工具に大きな偏荷重が作用することがなく、工具が下穴を曲り等の影響を大きく受けることなく高い真直度、真円度で加工穴に高精度にホーニング加工する冶具を提供することができる。
以下、本発明に係るホーニング加工方法、該方法を実施するための装置および該装置に使用される冶具の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、ベッド1上にコラム2が立設され、本体3を構成している。ベッド1上には、ホーニング加工される下穴が穿設された工作物Wが治具11を介して取付けられている。コラム2には主軸ヘッド4が上下方向(送り方向)に摺動可能に装架され、ボールネジ・ナット機構5を介してサーボモータ6により往復移動される。ボールネジ・ナット機構5及びサーボモータ6により主軸へッド4を工作物Wに向かって進退移動させる送り装置7が構成され、数値制御装置40からの指令に応じてサーボモータ6が回転駆動され、主軸ヘッド4が指令された送り速度で送り量だけ移動される。主軸ヘッド4には、主軸8が上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承され、先端に工作物Wに穿設された下穴を高精度な加工穴にホーニング加工する工具Tが取付けられている。主軸8は主軸ヘッド4上に固定されたモータ9によりプーリ・ベルトを介して回転駆動され、主軸ヘッド4に内蔵されたオシレーション装置10によりオシレーションが付与される。オシレーション装置10は、揺動アームが中央部分で主軸ヘッド4に水平軸線回りに揺動可能に支承され、揺動アームの先端が主軸8に回転を許容し軸線方向の相対移動を規制して連結され、後端が回転カムに当接されて構成されている。回転カムがモータにより回転駆動され揺動アームが揺動されて主軸8に上下方向のオシレーションが付与される。
治具11は、図2乃至5に示すように、円筒状の冶具ベース12がベッド1上に基台13を介して固定され、冶具ベース12内に工作物Wが取付けられる段付き円筒状のフローティング体14が水平面内においてフローティング可能に装架されている。冶具ベース12の内周穴12aの上部には大径穴12bが設けられ、段部12cに環状の下側リング15がボルトにより固定され、下側リング15上に中間リング17が載置されている。フローティング体14の大径部14aの上端に上側リング18が鍔状に固定され、中間リング17の上方に張出している。下側リング15には、上端を水平面に形成された支持突起15aが4箇所に形成され、中間リング17には支持突起15aを夫々相対移動可能に収容する4個の凹部17aが下方に開口して形成されている。中間リング17の凹部17a上方の薄肉部にボール保持穴が穿設され、ボール保持穴に遊嵌されたボール19が支持突起15aの上面に載置され、該4個のボール19上に上側リング18が載置されている。図4,6,7に示すように下側リング15の上面にはその中心を通って水平方向に延在するX軸線上に2個の案内ピン20が中心の両側で上方に突設され、中間リング17の下面にX軸線方向に刻設された凹溝21と嵌合されている。図4,8,9に示すように中間リング17の上面には、その中心を通りX軸線と直交して水平方向に延在するY軸線上に2個の凹溝22が中心の両側において刻設され、上側リング18の下面にY軸線上に下方に突設された案内ピン23と嵌合されている。これによりフローティング体14は、冶具ベース12上に相対回転を規制されて水平面内でフローティング可能に装架されている。冶具ベース12の側面には4個のストップボルト16が放射方向に螺着され、ストップボルト16は中間リング17に穿設された放射穴を貫通してフローティング体14の外周面に対向し、フローティング体14の移動範囲を僅少範囲に規制している。
図2,10に示すようにフローティング体14の段部には、シート部材24が固定され、工作物Wはシート部材24のシート面に着座され、フローティング体14に取付けられた保持装置25によりシート面との間で挟持される。保持装置25は、保持アーム26がフローティング体14に固定されたプレート27にピンにより旋回可能に枢支され、保持アーム26の中央部が圧縮バネで伸縮する伸縮体28の一端にピン連結され、伸縮体28の他端がプレート27に枢支された回動リンク29にピン連結されて構成されている。これにより、回動リンク29が操作レバー30により図2において反時計方向に回動されると、回動リンク29および伸縮体28が屈曲され、保持アーム26が反時計方向に旋回されて工作物Wを解放する。回動リンク29の時計方向の回動により保持アーム26が時計方向に旋回され、保持アーム26先端が工作物Wに当接した後に回動リンク29が伸縮体28をバネ力に抗して収縮させて回動され、回動リンク29および伸縮体28が直線状態になると保持アーム26は工作物Wをシート部材24との間で挟持する保持位置に維持される。
送り装置7により主軸ヘッド4が冶具11に向かって相対移動され、工具Tの先端部が工作物Wに穿設された下穴に嵌入して工具Tの中心と加工穴の中心とがフローティング体14のフローティングにより一致すると、フローティング体14を冶具ベース12にクランプするクランプ装置31が冶具ベース12とフローティング体14との間に設けられている。図11に示すように上側リング18の上面には板バネ材で形成された2枚のクランプ部材32が、保持装置25から両側に90度離れた位置にボルトにより固定され、半径方向外方に向かって延在されている。冶具ベース12の側面にはクランプ部材32の下面に対向して半径方向に延在する支持台33が固定され、支持台33にシリンダ装置34がクランプ部材32の下面に対向して固定されている。支持台33に設けられクランプ部材32の上面に突出する突出部33aにクランプ部材32の上面に摺接するボルト35が螺着され、シリンダ装置34のピストンロッド34aとの間でクランプ方向にたわみ易いクランプ部材32を挟持し、フローティング体14を冶具ベース12にクランプする。クランプ部材32は弾性体の板バネになっいるので、クランプ時にクランプ方向に変位することができて、クランプ力がフローティング体14の姿勢に影響を与えることがない。冶具ベース12の上端には、内側屈曲部が上側リング18の内周面と僅かな隙間をおいて対向するカバーリング36が固定され、カバーリング36のクランプ部材32と対向する部分には、貫通穴36aが穿設されている。クランプ部材32の上面にはスラストボールベアリング37が貫通穴36aの下方で当接され、スラストボールベアリング37は冶具ベース12に固定されたバネ押え38との間に介在された圧縮スプリング39のバネ力によりバネ受けを介して押圧され、上側リング18およびフローティング体14が上方に浮上することを防止している。
次に、上記第1の実施形態の作動について説明する。工作物Wがシート部材24の取付穴に挿入されてシート面に着座され、保持装置25の操作レバー30が時計方向に回動されて工作物Wが冶具11のフローティング体14に取付けられ、起動ボタンがおされると、主軸8がモータ9により回転されるとともに、オシレーション装置10により上下方向にオシレーションされる。この状態で主軸ヘッド4がサーボモータ6の回転によりボールネジ・ナット機構5を介して下方に移動され、主軸8がオシレーションされながら下降され先端に装着された工具Tが工作物Wの下穴に挿入されてホーニング加工を開始する。
主軸ヘッド4が数値制御装置40により指令された位置まで下降され、工具Tが工作物Wに穿設された下穴を僅かに加工すると、工具Tに作用する半径方向研削力が均衡し工具Tに偏荷重が作用しないように工作物Wがフローティングされて加工穴の中心が工具Tの中心に一致される。即ち、工具Tの中心と下穴の中心とがズレた状態で工具Tが下穴の片側のみを加工して工具Tから工作物Wに偏荷重が作用するとフローティング体14延いては工作物Wが冶具ベース12に対して偏荷重がなくなる方向に移動される。工具Tが下穴を僅かに加工し、工具Tの中心と下穴の中心とが一致すると、数値制御装置40からの指令に基づいてシリンダ装置34が作動され、クランプ部材32がピストンロッド34aとボルト35との間に挟持され、フローティング体14が冶具ベース12に固定される。このようにして工作物Wが固定された状態で主軸ヘッド4がさらに下降され、工具Tが下穴に送り込まれてホーニング加工が進行される。これにより、工作物Wが下穴の曲り等により工具Tから反力を受け曲りに倣ってフローティングすることがないとともに、工具中心と下穴中心とが略一致されているので、工具Tは下穴を、大きな偏荷重が受けることがなく、下穴の曲り等の影響を大きく受けることなく高い真直度、真円度の高精度な加工穴にホーニング加工する。
次に、第2の実施の形態について説明する。尚、ホーニング加工装置全体の構成は、上記第1の実施の形態と同様であるため省略し、本実施の形態の特徴部分である冶具について図12乃至16に基づいて説明する。冶具41は、図12に示すように、円筒状の冶具ベース42がベッド1上に基台13を介して固定され、冶具ベース42内には、工作物Wが取付けられる段付き円筒状のフローティング体44が水平面内においてフローティング可能に、且つ水平面に対していずれの方向にも遥動可能に装架されている。
冶具ベース42内には、中間円筒体45が空隙を有して配置され、冶具ベース42にはその中心を通るY軸線方向に延在する一対の支持ピン46が中心の両側で水平方向に固定され、一対の支持ピン46に中間円筒体45がY軸線方向に摺動可能に且つY軸線回りに揺動可能に支承されている。中間円筒体45内には、フローティング体44が空隙を有して配置され、中間円筒体45にはその中心を通りY軸線と直角なX軸線方向に延在する一対の支持ピン47が中心の両側で水平方向に固定され、一対の支持ピン47にフローティング体44がX軸線方向に摺動可能に且つX軸線回りに揺動可能に支承されている。これによりフローティング体44は、冶具ベース42上に相対回転を規制されて水平面内でフローティング可能に、且つ水平面に対して揺動可能に装架されている。
冶具ベース42の側面には、2個のストップボルト48がY軸線方向と略平行に螺着され、先端が中間円筒体45の側面に僅かな隙間をおいて対向して中間円筒体45のY軸線方向の移動を規制している。冶具ベース42の側面には、さらに2個のストップボルト49がX軸線方向と略平行に螺着され、先端が中間円筒体45の側壁に穿設された穴を貫通してフローティング体44の側面に僅かな隙間をおいて対向してフローティング体44のX軸線方向の移動を規制している。冶具ベース42の上端に固定されたカバーリング50には、先端がフローティング体44および中間円筒体45の上面と対向するボルト51,52が2個ずつYおよびX軸線上で螺着され、フローティング体44および中間円筒体45の水平面に対するXおよびY軸線回りの揺動範囲を規制している。
図12に示すように、フローティング体44の段部には、シート部材24が固定され、工作物Wはシート部材24のシート面に着座され、フローティング体44に取り付けられた保持装置25によりシート面との間に挟持される。この保持装置25の構成は第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
冶具ベース42とフローティング体44との間には、送り装置7により主軸ヘッド4が冶具41に向かって相対移動し、工具Tの先端が工作物Wに穿設された下穴に嵌入して下穴の軸線と工具Tの軸線とがフローティング体44のフローティング及び遥動により一致したきに、フローティング体44を冶具ベース42に固定するクランプ装置51、52が設けられている。図16に示すように、クランプ装置51は、フローティング体44の上面に板バネ材で形成された2枚のクランプ部材53が、保持装置25から両側に90度離れた位置にボルトにより固定され、半径方向外方に向かって延在されている。クランプ装置52は、フローティング体44の下面に固定された下部材54に板バネ材で形成された2枚のクランプ部材55が、クランプ部材53と平行にボルトにより固定されている。クランプ部材53,55をシリンダ装置34のピストンロッド34aとクランプ部材53,55の上面に摺接するボルト35との間で挟持してフローティング体44を冶具ベース42にクランプすることは、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。クランプ装置51は、主としてフローティング体44の水平面内でのフローティングを規制し、クランプ装置52は、主としてフローティング体44の水平面に対する揺動を規制するが、クランプ装置51および52のいずれか一方を設けることによりフローティング体44の水平面内でのフローティングおよび水平面に対する揺動を規制することができる。
第2の実施の形態においては、主軸ヘッド4が数値制御装置40により指令された位置まで下降され、工具Tが工作物Wに穿設された下穴を僅かに加工すると、工具Tに作用する半径方向研削力が均衡し工具Tに偏荷重が作用しないように工作物Wが水平面内においてフローティングされ、且つ水平面に対していずれかの方向に揺動して加工穴の軸線が工具Tの軸線に一致される。即ち、工具Tの軸線と下穴の軸線とがズレた状態で工具Tが下穴の片側のみを加工して工具Tから工作物Wに偏荷重が作用するとフローティング体14延いては工作物Wが冶具ベース12に対して偏荷重がなくなる方向に水平移動および揺動される。工具Tが下穴を僅かに加工し、工具Tの軸線と下穴の軸線とが一致すると、数値制御装置40からの指令に基づいてクランプ装置51,52のシリンダ装置34が作動され、クランプ部材53,55がピストンロッド34aとボルト35との間に挟持され、フローティング体44が冶具ベース42に固定される。このようにして工作物Wが固定された状態で主軸ヘッド4がさらに下降され、工具Tが下穴に送り込まれてホーニング加工が進行される。これにより、工作物Wが下穴の曲り等により工具Tから反力を受け曲りに倣ってフローティングすることがないとともに、工具軸線と下穴軸線とが略一致されているので、工具Tは下穴を、大きな偏荷重が受けることがなく、下穴の曲り等の影響を大きく受けることなく高い真直度、真円度の高精度な加工穴にホーニング加工する。
本発明に係るホーニング加工装置の全体を示す側面図。 第1の実施形態に係る冶具の側面断面図。 上側リングを下側リング上にボールを介して支持した部分を断面で示した冶具上部の部分断面図。 下側、中間および上側リングの積層関係を示す図。 保持装置、クランプ装置、カバーリング等を外して冶具を上方から見た図。 中間リングの下側リングに対する相対回転を規制しY軸線方向の相対移動を許容する案内ピンと凹溝との係合関係を示す冶具上部の部分断面図。 図6の関係を示す平面図。 上側リングの中間リングに対する相対回転を規制しX軸線方向の相対移動を許容する案内ピンと凹溝との係合関係を示す冶具上部の部分断面図。 図8の関係を示す平面図。 冶具をクランプ装置を除いて上方から見た平面図。 クランプ装置が両側に位置する方向から見た冶具の側面図。 第2の実施形態に係る冶具の側面断面図。 中間円筒体を冶具ベースにY軸線方向の相対移動を許容しY軸線回りに揺動可能に支承する部分を示す冶具上部の部分断面図。 フローティング体を中間円筒体にX軸線方向の相対移動を許容しX軸線回りに揺動可能に支承する部分を示す冶具上部の部分断面図。 フローティング体を冶具ベースに水平面内でフローティング可能かつ水平面に対して揺動可能に装架する部分を示す冶具上部の平面断面図。 クランプ装置が両側に位置する方向から見た第2の実施形態に係る冶具の側面図。
符号の説明
1…ベッド、2…コラム、3…本体、4…主軸ヘッド、5…ボールネジ・ナット機構、6…サーボモータ、7…送り装置、8…主軸、9…モータ、10…オシレーション装置 、11,41…冶具、12,42…冶具ベース、14,44…フローティング体、15…下側リング、17…中間リング、18…上側リング、19…ボール、20…案内ピン、21,22…凹溝、23…案内ピン、24…シート部材、25…保持装置、31,51,52…クランプ装置、32,53,55…クランプ部材、34…シリンダ装置、35…ボルト、36…カバーリング、40…数値制御装置、45…中間円筒体、46,47…支持ピン、54…下部材、W…工作物、T…工具。

Claims (6)

  1. 先端に工作物の加工穴をホーニング加工する工具が取付けられる主軸を本体に装架された主軸ヘッドに上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承し、前記主軸ヘッドを前記本体に装着され工作物が取付けられる冶具に向かって送り装置により相対的に移動させて前記工具により前記加工穴をホーニング加工する方法において、工作物が取付けられる冶具のフローティング体を水平面内においてフローティング可能に前記本体に固定される冶具ベースに装架し、前記送り装置による前記主軸ヘッドと冶具との相対移動によって前記工具の先端部が工作物に穿設された下穴に嵌入して前記工具の中心と加工穴の中心とがフローティング体のフローティングにより一致すると、前記フローティング体を冶具ベースにクランプ装置によりクランプすることを特徴とするホーニング加工方法。
  2. 請求項1において、前記フローティング体を水平面に対していずれの方向にも揺動可能に前記冶具ベースに装架し、前記送り装置による前記主軸ヘッドと冶具との相対移動によって前記工具の先端部が工作物に穿設された下穴に嵌入して前記工具の軸線と加工穴の軸線とがフローティング体のフローティング及び揺動により略一致すると、前記フローティング体を冶具ベースにクランプ装置によりクランプすることを特徴とするホーニング加工方法。
  3. 先端に工作物の加工穴をホーニング加工する工具が取付けられる主軸を本体に装架された主軸ヘッドに上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承し、前記主軸ヘッドを前記本体に装着され工作物が取付けられる冶具に向かって送り装置により相対的に移動させて前記工具により前記加工穴をホーニング加工する装置において、前記本体に固定される冶具ベースと、該冶具ベースに水平面内においてフローティング可能に装架され工作物が取付けられるフローティング体と、該フローティング体を冶具ベースにクランプするクランプ装置とにより前記冶具を構成し、前記送り装置による前記主軸ヘッドと冶具との相対移動によって前記工具の先端部が工作物に穿設された下穴に嵌入して前記工具の中心と加工穴の中心とがフローティング体のフローティングにより一致すると、制御装置が前記クランプ装置を作動させて前記フローティング体を冶具ベースにクランプすることを特徴とするホーニング加工装置。
  4. 請求項3において、前記フローティング体は水平面に対していずれの方向にも揺動可能に前記冶具ベースに装架され、前記送り装置による前記主軸ヘッドと冶具との相対移動によって前記工具の先端部が工作物に穿設された下穴に嵌入して前記工具の軸線と加工穴の軸線とがフローティング体のフローティング及び揺動により略一致すると、制御装置が前記クランプ装置を作動させて前記フローティング体を冶具ベースにクランプすることを特徴とするホーニング加工装置。
  5. 先端に工作物の加工穴をホーニング加工する工具が取付けられる主軸を本体に装架された主軸ヘッドに上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承し、前記主軸ヘッドを前記本体に装着され工作物が取付けられる冶具に向かって送り装置により相対的に移動させて前記工具により前記加工穴をホーニング加工する装置に使用される冶具であって、前記本体に固定される冶具ベースと、該冶具ベースに水平面内においてフローティング可能に装架され工作物が取付けられるフローティング体と、該フローティング体を冶具ベースにクランプするクランプ装置とを備えたことを特徴とする冶具。
  6. 先端に工作物の加工穴をホーニング加工する工具が取付けられる主軸を本体に装架された主軸ヘッドに上下方向に摺動可能に且つ回転駆動可能に支承し、前記主軸ヘッドを前記本体に装着され工作物が取付けられる冶具に向かって送り装置により相対的に移動させて前記工具により前記加工穴をホーニング加工する装置に使用される冶具であって、前記本体に固定される冶具ベースと、該冶具ベースに水平面内においてフローティング可能で、且つ水平面に対して揺動可能に装架され工作物が取付けられるフローティング体と、該フローティング体を冶具ベースにクランプするクランプ装置とを備えたことを特徴とする冶具。
JP2004100158A 2004-03-30 2004-03-30 ホーニング加工方法、装置及び冶具 Pending JP2005279880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100158A JP2005279880A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 ホーニング加工方法、装置及び冶具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100158A JP2005279880A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 ホーニング加工方法、装置及び冶具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005279880A true JP2005279880A (ja) 2005-10-13

Family

ID=35178801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004100158A Pending JP2005279880A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 ホーニング加工方法、装置及び冶具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005279880A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109483392A (zh) * 2018-12-20 2019-03-19 苏州信能精密机械有限公司 一种薄壁盲孔套类零件珩磨夹具
CN110125791A (zh) * 2019-07-03 2019-08-16 安徽多邦珩磨技术有限公司 一种浮动连接器
CN112775831A (zh) * 2021-01-21 2021-05-11 常州机电职业技术学院 一种珩磨连杆大头孔用浮动夹具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109483392A (zh) * 2018-12-20 2019-03-19 苏州信能精密机械有限公司 一种薄壁盲孔套类零件珩磨夹具
CN109483392B (zh) * 2018-12-20 2024-03-01 苏州信能精密机械有限公司 一种薄壁盲孔套类零件珩磨夹具
CN110125791A (zh) * 2019-07-03 2019-08-16 安徽多邦珩磨技术有限公司 一种浮动连接器
CN110125791B (zh) * 2019-07-03 2024-04-02 安徽多邦珩磨技术有限公司 一种浮动连接器
CN112775831A (zh) * 2021-01-21 2021-05-11 常州机电职业技术学院 一种珩磨连杆大头孔用浮动夹具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20120033307A (ko) 연삭 지지 장치
JP6469696B2 (ja) ワーク中心領域及び/又はワーク偏心領域、特にクランクシャフトのジャーナルの加工中にワーク中心領域を支持するための振れ止め装置並びにこのような振れ止め装置を備えた研削盤
KR102324255B1 (ko) 가공장치를 사용한 자동차 엔진용 롤러 휠의 가공방법
JP5125391B2 (ja) 旋回装置およびそれを備えた円筒研削盤
JP2005262326A (ja) 心押し台
JP5262576B2 (ja) ねじ溝研削装置用レスト装置及びねじ溝研削装置
JP2005279880A (ja) ホーニング加工方法、装置及び冶具
JPH0516001A (ja) 円板切削装置
JP2011241983A (ja) ボールねじのスピンドルナットにおけるボール溝の加工方法及び装置
JP3753770B2 (ja) 三次元微傾斜装置
JP7021455B2 (ja) 加工装置
JP2002001656A (ja) トラバース円筒研削盤および長尺丸棒状のワークの円筒研削方法
CN107695877B (zh) 尾座
JP2006043818A (ja) ホーニング加工装置及び加工方法
JP4073895B2 (ja) 軸心から偏心した位置に孔を有する工作物の孔加工装置
JP2007253306A (ja) Nc工作機械
JP3753769B2 (ja) 研磨装置
JP6943691B2 (ja) 加工装置及びそれを用いた加工方法
JP5051503B2 (ja) 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法
JP3353147B2 (ja) カム研削盤によるワーク偏心軸部の研削方法
JPH06218669A (ja) バリ取りロボットのツールホルダ部のフローティング機構
JP4989193B2 (ja) 面取り装置
JP2010184270A (ja) 回転型塑性加工装置
JP2005028539A (ja) 回転テーブル装置
JPS6218328Y2 (ja)