JP2008108835A - 半導体発光装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光効率や色度の安定性が改善された半導体発光装置を提供する。
【解決手段】第1の波長をピークとする第1の光を放出する第1の発光素子と、前記第1の波長とは異なる第2の波長をピークとする第2の光を放出する第2の発光素子と、前記第2の波長をピークとする光を吸収し、前記第1の波長とも前記第2の波長とも異なる第3の波長の光をピークとする第3の光を放出する蛍光体と、前記第1の発光素子と前記蛍光体との間に設けられ、前記第1の光を遮蔽する光遮蔽壁と、を備えたことを特徴とする半導体発光装置が提供される。
【選択図】図1
【解決手段】第1の波長をピークとする第1の光を放出する第1の発光素子と、前記第1の波長とは異なる第2の波長をピークとする第2の光を放出する第2の発光素子と、前記第2の波長をピークとする光を吸収し、前記第1の波長とも前記第2の波長とも異なる第3の波長の光をピークとする第3の光を放出する蛍光体と、前記第1の発光素子と前記蛍光体との間に設けられ、前記第1の光を遮蔽する光遮蔽壁と、を備えたことを特徴とする半導体発光装置が提供される。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体発光装置に関し、特に半導体発光素子からの放射光により蛍光体を励起して、波長変換を行う半導体発光装置に関する。
近年、半導体発光装置は、照明やディスプレイ装置などの光源として幅広く用いられるようになった。特に、窒化ガリウム(GaN)系材料を用いた青色発光素子(青色LED)の実現により、白色発光型の半導体発光装置の用途も飛躍的に拡大している。
白色発光型の半導体発光装置は、紫外線〜青色の波長範囲を有する窒化ガリウム系発光素子と、この放射光を吸収することにより励起されたより長い波長の光を放射する蛍光体とを組み合わせて構成される。例えば、青色発光素子からの放射光と、青色光を黄色に変換する黄色蛍光体からの黄色光と、を所定の比率で混合することにより、白色光が合成される(例えば、特許文献1)。しかし、この構成においては、赤色成分が少ないために、赤色の演色性に欠け、またディスプレイ装置の光源としても色再現性がよくない。
白色発光型の半導体発光装置は、紫外線〜青色の波長範囲を有する窒化ガリウム系発光素子と、この放射光を吸収することにより励起されたより長い波長の光を放射する蛍光体とを組み合わせて構成される。例えば、青色発光素子からの放射光と、青色光を黄色に変換する黄色蛍光体からの黄色光と、を所定の比率で混合することにより、白色光が合成される(例えば、特許文献1)。しかし、この構成においては、赤色成分が少ないために、赤色の演色性に欠け、またディスプレイ装置の光源としても色再現性がよくない。
一方、紫外線領域の波長の発光素子と、この発光素子から放出された光を赤、緑、青に変換する3種類の蛍光体をと、を組み合わせた構造も考えられる。しかし、この方法の場合、紫外線による蛍光体の発光効率が低いという点で改善の余地がある。
また一方、青色発光素子と、この青色発光素子からの光を受けて緑色を発光する蛍光体と、赤色発光素子と、を組み合わせた発光装置が開示されている(特許文献2)。しかし、本発明者の検討の結果、このタイプの半導体発光装置において、発光効率や色度の安定性などの点で改善の余地があることが判明した。
特開平10−242513号公報
特開2005−317873号公報
本発明は、発光効率や色度の安定性が改善された半導体発光装置を提供する。
本発明の一態様によれば、第1の波長をピークとする第1の光を放出する第1の発光素子と、前記第1の波長とは異なる第2の波長をピークとする第2の光を放出する第2の発光素子と、前記第2の波長をピークとする光を吸収し、前記第1の波長とも前記第2の波長とも異なる第3の波長の光をピークとする第3の光を放出する蛍光体と、前記第1の発光素子と前記蛍光体との間に設けられ、前記第1の光を遮蔽する光遮蔽壁と、を備えたことを特徴とする半導体発光装置が提供される。
本発明により、発光効率や色度の安定性が改善された半導体発光装置が提供される。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる半導体発光装置を表す模式断面図である。 本実施形態の半導体発光装置10は、第1の半導体発光素子12と、第2の半導体発光素子14と、を有する。第1の半導体発光素子は、赤色光L1を放出する発光素子であり、放出光のピーク波長は590〜670ナノメータの範囲であることが望ましい。このような半導体発光素子は、例えば、InGaAlP系の化合物半導体を用いたLED(light emitting diode)により実現できる。
一方、第2の半導体発光素子14は、青色光L2を放出する発光素子であり、放出光のピーク波長は420〜480ナノメータの範囲であることが望ましい。このような半導体発光素子は、例えば、InGaN系の化合物半導体を用いたLEDにより実現できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる半導体発光装置を表す模式断面図である。 本実施形態の半導体発光装置10は、第1の半導体発光素子12と、第2の半導体発光素子14と、を有する。第1の半導体発光素子は、赤色光L1を放出する発光素子であり、放出光のピーク波長は590〜670ナノメータの範囲であることが望ましい。このような半導体発光素子は、例えば、InGaAlP系の化合物半導体を用いたLED(light emitting diode)により実現できる。
一方、第2の半導体発光素子14は、青色光L2を放出する発光素子であり、放出光のピーク波長は420〜480ナノメータの範囲であることが望ましい。このような半導体発光素子は、例えば、InGaN系の化合物半導体を用いたLEDにより実現できる。
第1の半導体発光素子12の周囲には、空間16が設けられている。空間16は、例えば空気や窒素などの気体が充填された空間、あるいは真空の空間でもよい。または、空間16は、樹脂により充填された空間であってもよい。いずれの場合も第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1に対する吸収の少ない空間とすることにより、損失を抑制できる。
一方、第2の半導体発光素子14の周囲には、蛍光体20を分散した空間18が設けられている。蛍光体20は、半導体発光素子14から放出される青色光L2を吸収して緑色光L3を放出するものであり、緑色光のピーク波長は、520〜560ナノメータの範囲であることが望ましい。このような蛍光体20の材料としては、例えば、Ca3Sc2Si3O12:Ce、Sr−SiON:Eu、SrGa2S4:Euや、ZnSにCuやAlを添加したものや、(Ba・Mg)Al10O17にEuやMnなどを添加したものを挙げることができる。
本実施形態における蛍光体20は、例えば、空間18を充填する樹脂に分散させた状態で半導体発光素子14の周囲に設けることができる。第2の半導体発光素子14から放出された青色光L1の一部は、蛍光体20に吸収されて緑色光L3に変換される。蛍光体20に吸収されなかった青色光L2はそのまま空間18を通過する。
空間18を充填する樹脂としては、半導体発光素子14及び蛍光体20から放出される青色光L2と緑色光L3に対する吸収の少ない材料を用いることが望ましい。また、特に青色光L2に対する長期間の信頼性などを考慮すると、空間18を充填する樹脂としては、シリコーン樹脂を用いることが望ましい。例えば、従来の半導体発光装置で通常用いられるエポキシ樹脂の場合、青色光L2を長時間にわたり照射すると、変色して光透過率が低下する場合があるからである。
本実施形態によれば、青色光L2の光源として外部量子効率が高い波長420ナノメータから480ナノメータの半導体発光素子14を用いることができる。また、緑色光については、高い発光効率が得られる蛍光体20を用いることができる。これは、青色光励起によって緑色の蛍光体発光を得る場合には、ストークスシフト(遷移する前に周囲の原子との相互作用によってその励起エネルギーの一部を熱エネルギーなどのかたちで非放射的に失うことによる励起光と発光とのエネルギーの差)の量が小さく、同様に青色励起で赤色光を得る場合よりも高い発光効率が得られるからである。
同様に、赤色や橙色はストークスシフトの観点から、蛍光体を用いると発光効率が低くなるので、第1の半導体発光素子12を光源として用いる。
そして、本実施形態においては、空間16と空間18との間に光遮蔽壁22が設けられている。光遮蔽壁22は、第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1が蛍光体20に入射することを阻止するように設けられている。後に詳述するように、光遮蔽壁22の材料は、例えば、半導体発光装置の筐体を構成する成形樹脂の一部とすることができる。また、光の取り出し効率を考慮すると、光遮蔽壁22の表面は光反射率が高いのもとすることが望ましい。このためには、例えば、光遮蔽壁22を構成する樹脂に酸化シリコンや酸化チタンなどの光反射性の粒子を分散させたり、または光遮蔽壁22の表面を金属でコーティングするとよい。
このように光遮蔽壁22を設けて第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1が蛍光体20に入射しないようにすると、発光効率を向上させ、また色度の変化を抑制できる。
図2は、本発明者が本発明に至る過程で検討した比較例の半導体発光素子の模式断面図である。
本比較例においては、光遮蔽壁22が設けられていない。しかし、この場合、第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1の一部L1aは、隣接する空間18に分散された蛍光体20に入射する。ところが、赤色光L1aに対する蛍光体20の吸収率は無視できるほど低くはなく、また、吸収された光成分が他の波長に変換され利用されることもない。つまり、蛍光体20に吸収された赤色光L1aは外部に取り出すことができず、損失が増えることとなる。
図2は、本発明者が本発明に至る過程で検討した比較例の半導体発光素子の模式断面図である。
本比較例においては、光遮蔽壁22が設けられていない。しかし、この場合、第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1の一部L1aは、隣接する空間18に分散された蛍光体20に入射する。ところが、赤色光L1aに対する蛍光体20の吸収率は無視できるほど低くはなく、また、吸収された光成分が他の波長に変換され利用されることもない。つまり、蛍光体20に吸収された赤色光L1aは外部に取り出すことができず、損失が増えることとなる。
一方、熱の影響もある。すなわち、第1の半導体発光素子12からは輻射と熱伝導の両方のメカニズムにより隣接する蛍光体20に熱が伝わる。蛍光体20は、青色光L2などの1次光を吸収し、励起により緑色光L3などの2次光に変換して放出する。従って、その変換効率は、温度により変動する。第1の半導体発光素子12から輻射や熱伝導により熱が蛍光体20に伝わって蛍光体20の温度が上昇すると、光の変換効率が低下してしまう。蛍光体20の変換効率が低下すると、赤色光L1と青色光L2に対する緑色光L3の強度のバランスが低下するため、色度が変化してしまう。
特に、近年の半導体発光装置は、例えば部屋の照明や自動車のヘッドライトなどへの応用が期待されており、その出力のさらなる増大が必要とされている。しかし、光出力が増大するにつれ、半導体発光素子からの放熱量も増加する。その結果、蛍光体20に隣接して設けられた第1の半導体発光素子12からの熱の影響はさらに大きくなりつつある。
これらの問題に対して、本実施形態によれば、光遮蔽壁22を設けることにより、第1の半導体発光素子12から放出される光が蛍光体20に吸収されることによる損失を抑制し、さらに、光遮蔽壁22により第1の半導体発光素子12の輻射や熱伝導による蛍光体20への熱の移動を抑制することにより、蛍光体20の変換効率の低下による色度の変動を抑制することができる。光の取り出し効率を改善することにより、光出力を増大させることができる。また、光出力をさらに増大させて第1の半導体発光素子からの放熱量が増加しても、色度の変動を抑制でき、安定した混合色の発光が得られる。
また、本実施形態によれば、赤色光L1を放出する第1の半導体発光素子12、青色光L2を放出する第2の半導体発光素子14と、緑色光L3を放出する蛍光体20と、を設けることにより、演色性が向上し、ディスプレイに応用した時の色再現性も向上する。
すなわち、特許文献1に関して前述したように、青色発光素子と、その光を黄色光に変化することにより白色光を形成する半導体発光装置の場合、図3に例示したように、基本的に2色しかない疑似白色光である。しかし、この場合、例えば太陽光と比べると、赤色成分が顕著に不足しているために冷たい感じがする。これは、例えば人の顔色が悪く見えたり、食べ物の鮮度が落ちたように見える点で、一般的な照明には向いていない。また、液晶ディプレイの光源などとして用いる場合にも、赤色成分が少ないために、色再現性がよくない。
すなわち、特許文献1に関して前述したように、青色発光素子と、その光を黄色光に変化することにより白色光を形成する半導体発光装置の場合、図3に例示したように、基本的に2色しかない疑似白色光である。しかし、この場合、例えば太陽光と比べると、赤色成分が顕著に不足しているために冷たい感じがする。これは、例えば人の顔色が悪く見えたり、食べ物の鮮度が落ちたように見える点で、一般的な照明には向いていない。また、液晶ディプレイの光源などとして用いる場合にも、赤色成分が少ないために、色再現性がよくない。
これ対して、本実施形態によれば、赤色光L1と青色光L2と緑色光L3とをそれぞれ含む白色光が得られる。その結果として、一般照明にも十分に用いることができる演色性が得られ、また、ディスプレイに応用した時にも十分な色再現性を得ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、さらに色バランスの調整が容易であるという効果も得られる。すなわち、例えば紫外線を放出させる発光素子を用い、赤色光の蛍光体と、青色光の蛍光体と、緑色光の蛍光体と、をそれぞれ用いて白色光を形成する場合には、これら3種類の蛍光体の混合比により色のバランスが決定されてしまい、これを事後的に調節することは容易ではない。
また一方、赤色光の発光素子と、青色光の発光素子と、緑色光の発光素子と、を用いて白色光を形成する場合、これら3種類の発光素子の出力のバランスを変えることにより、色のバランスを調整することができるが、3種類の発光素子を設けなければならず、構造も複雑となり、小型化や低コスト化の点でも不利となる。
これに対して、本実施形態によれば、第1の半導体発光素子12と第2の半導体発光素子14の出力をそれぞれ調整することにより、広範な範囲で色バランスの調整が可能となる。
図4は、本実施形態の半導体発光装置における色バランスを説明するためのグラフ図である。すなわち、同図は、CIE(Commission International de I‘Eclairage:国際照明委員会)規格による色度図であり、第1の半導体発光素子12から放出される赤色光L1と、第2の半導体発光素子14から放出される青色光L2と、蛍光体20から放出される緑色光L3の色度をそれぞれプロットした。
図4は、本実施形態の半導体発光装置における色バランスを説明するためのグラフ図である。すなわち、同図は、CIE(Commission International de I‘Eclairage:国際照明委員会)規格による色度図であり、第1の半導体発光素子12から放出される赤色光L1と、第2の半導体発光素子14から放出される青色光L2と、蛍光体20から放出される緑色光L3の色度をそれぞれプロットした。
赤色光L1と青色光L2の混合色(L1+L2)は、図4においてL1とL2とを結ぶ直線C2の上にある。そして、この混合色(L1+L2)と緑色光L3との混合色(L1+L2+L3)は、(L1+L2)とL3とを結ぶ直線C1の上にある。赤と青の混合色(L1+L2)のバランスは、第1の半導体発光素子12と第2の半導体発光素子14の出力のバランスを調節することにより、直線C2の上で変化させることができる。緑色光L3と混合色(L1+L2)とのバランスは、蛍光体20の配合を調節することにより、直線C1の上で変化させることができる。つまり、本実施形態によれば、半導体発光素子12、14の出力のバランスと、蛍光体20の配合を調節することにより、混合色(L1+L2+L3)の色度を広範な範囲で調節することが可能である。
図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる半導体発光装置を表す模式断面図である。 図5以降の図については、既出の図面に関して説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、第2の半導体発光素子14の表面に蛍光体20が隣接して設けられている。このような蛍光体20は、例えば、樹脂や有機溶媒、水などに分散させて半導体発光素子14の表面に塗布し、適宜乾燥させることにより、半導体発光素子14の表面に層状に形成することができる。ただし、本実施形態において蛍光体20を形成する方法は、この具体例には限定されず、その他、蒸着やスパッタ、吹きつけなどの各種の方法により形成できる。あるいは、層状に成形した蛍光体20を半導体発光素子14の表面に付設してもよい。
本実施形態においては、第2の半導体発光素子14の表面に蛍光体20が隣接して設けられている。このような蛍光体20は、例えば、樹脂や有機溶媒、水などに分散させて半導体発光素子14の表面に塗布し、適宜乾燥させることにより、半導体発光素子14の表面に層状に形成することができる。ただし、本実施形態において蛍光体20を形成する方法は、この具体例には限定されず、その他、蒸着やスパッタ、吹きつけなどの各種の方法により形成できる。あるいは、層状に成形した蛍光体20を半導体発光素子14の表面に付設してもよい。
第2の半導体発光素子14から放出された青色光L1の一部は、蛍光体20に吸収されて緑色光L3に変換される。蛍光体20に吸収されなかった青色光L2は、そのまま蛍光体20を通過する。
蛍光体20の上方には空間18が設けられている。本実施形態における空間18は、空間16と同様に、例えば空気や窒素などの気体が充填された空間、真空の空間、または、樹脂により充填された空間とすることができる。ただし、いずれの場合も、半導体発光素子14及び蛍光体20から放出される青色光L2と緑色光L3に対する吸収の少ない空間とすることにより、損失を抑制できる。また、第1実施形態に関して前述したように、特に青色光L2に対する長期間の信頼性などを考慮すると、空間18に樹脂を充填する場合には、シリコーン樹脂を用いることが望ましい。
本実施形態によれば、蛍光体20を半導体発光素子14の表面に層状に設けることにより、所定量の蛍光体20を正確に半導体発光素子14の周囲に配置し、光量や色のばらつきを抑制できる。すなわち、目的の混合色が得られるように蛍光体20の組成と量を算出し、その量の蛍光体20を半導体発光素子14の表面に塗布などにより均一に配置することにより、蛍光体20の配置や分布がばらつくことによる色むらや光量のばらつきを抑制できる。
そして、本実施形態においても、光遮蔽壁22を設けて第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1が蛍光体20に入射しないようにすることによって、赤色光L1の吸収による損失を抑制し、また第1の半導体発光素子12放出される熱に起因する蛍光体20の温度の上昇による色度の変動を抑制することができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態にかかる半導体発光装置の表す模式断面図である。 本実施形態においては、第2の半導体発光素子14の周囲に空間18が設けられ、その上に蛍光体20が配置されている。空間18は第1実施形態に関して前述したように、空気や窒素などの気体が充填された空間、真空の空間、または、樹脂により充填された空間とすることができる。
また、本実施形態における蛍光体20は、例えば、樹脂やガラスなどの媒体中に分散させて配置してもよく、またはバインダにより成形して配置してもよく、あるいは後に詳述するように、ガラスなどに封入して配置してもよい。
本実施形態によれば、蛍光体20を第2の半導体発光素子14から離間して配置することにより、第2の半導体発光素子14からの熱の影響も抑制することができる。
図7は、蛍光体20の配置による色度の安定性の改善を例示するグラフ図である。
ここで、ケース1は、本実施形態と同様に半導体発光素子14と離間させて蛍光体20を設けた場合を表し、ケース2は半導体発光素子14の表面に蛍光体20を密着させて設けた場合を表す。それぞれのサンプルについて半導体発光素子14の順方向電流を変化させた場合、ケース1のほうがケース2よりも色度の変化が少ないことがわかる。つまり、蛍光体20を半導体発光素子14から離間させて配置したほうが光出力に対する色度の変動が小さい。これは、蛍光体20を離間して配置することにより、半導体発光素子14から放出される熱が蛍光体20に与える影響が抑制されるからであると考えられる。
図7は、蛍光体20の配置による色度の安定性の改善を例示するグラフ図である。
ここで、ケース1は、本実施形態と同様に半導体発光素子14と離間させて蛍光体20を設けた場合を表し、ケース2は半導体発光素子14の表面に蛍光体20を密着させて設けた場合を表す。それぞれのサンプルについて半導体発光素子14の順方向電流を変化させた場合、ケース1のほうがケース2よりも色度の変化が少ないことがわかる。つまり、蛍光体20を半導体発光素子14から離間させて配置したほうが光出力に対する色度の変動が小さい。これは、蛍光体20を離間して配置することにより、半導体発光素子14から放出される熱が蛍光体20に与える影響が抑制されるからであると考えられる。
そして、本実施形態においても、光遮蔽壁22を設けて第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1が蛍光体20に入射しないようにすることによって、赤色光L1の吸収による損失を抑制し、また第1の半導体発光素子12から放出される熱に起因する蛍光体20の温度の上昇による色度の変動も抑制することができる。つまり、蛍光体20は、第1及び第2の半導体発光素子12、14のいずれからの熱の影響も受けにくくなり、出力に対する色度の安定性が非常に高い半導体発光装置を実現することができる。
図8は、本発明の第4の実施の形態にかかる半導体発光装置の表す模式断面図である。 本実施形態においては、第1実施形態に関して前述した構造体の光の取り出し方向に光拡散層30が設けられている。光拡散層30は、赤色光L1、青色光L2、緑色光L3を散乱し混合する役割を有する。すなわち、光拡散層30を介することにより、赤色光L1、青色光L2、緑色光L3が散乱・混合されて均一な白色光を外部に取り出すことができる。
光拡散層30は、例えば、酸化シリコンや酸化チタンなどの光透過性の粒子の集合体とすることができる。これら粒子は、例えば、樹脂やガラスなどの媒体中に分散させてもよく、また樹脂や接着剤などのバインダにより凝集させ成形してもよく、または密閉された空間内に封止してもよい。
なお、光拡散層30は、空間16、18の方向に進出して設けてもよい。すなわち、図9に例示した如く、光拡散層30の一部が空間16、18の方向に進出して光遮蔽壁22の両側に延在するように形成してもよい。
なお、光拡散層30は、空間16、18の方向に進出して設けてもよい。すなわち、図9に例示した如く、光拡散層30の一部が空間16、18の方向に進出して光遮蔽壁22の両側に延在するように形成してもよい。
また、光拡散層30は、例えば、ガラスや樹脂などの表面を凹凸にしたものでもよい。すなわち、光が散乱するような凹凸面を設けることにより、光を混合する効果が得られる。
そして、本実施形態においても、光遮蔽壁22を設けて第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1が蛍光体20に入射しないようにすることによって、赤色光L1の吸収による損失を抑制し、また第1の半導体発光素子12放出される熱に起因する蛍光体20の温度の上昇による色度の変動を抑制することができる。
図10は、本発明の第5の実施の形態にかかる半導体発光装置の表す模式断面図である。 本実施形態においては、第2実施形態に関して前述した構造体の光の取り出し方向に光拡散層30が設けられている。
本実施形態においても、光拡散層30を設けることにより、赤色光L1、青色光L2、緑色光L3が散乱・混合されて均一な白色光を外部に取り出すことができる。
図11は、本発明の第6の実施の形態にかかる半導体発光装置の表す模式断面図である。 本実施形態においては、第3実施形態に関して前述した構造体の光の取り出し方向に光拡散層30が設けられている。
本実施形態においても、光拡散層30を設けることにより、赤色光L1、青色光L2、緑色光L3が散乱・混合されて均一な白色光を外部に取り出すことができる。
そして、これら実施形態のいずれにおいても、光遮蔽壁22を設けて第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1が蛍光体20に入射しないようにすることによって、赤色光L1の吸収による損失を抑制し、また第1の半導体発光素子12放出される熱に起因する蛍光体20の温度の上昇による色度の変動を抑制することができる。
以下、実施例を参照しつつ本発明の実施の形態についてさらに具体的に説明する。
図12は、本発明の第1の具体例の半導体発光装置を表す模式図である。すなわち、同図(a)は、その一部透視平面図であり、同図(b)はその断面図である。
図12は、本発明の第1の具体例の半導体発光装置を表す模式図である。すなわち、同図(a)は、その一部透視平面図であり、同図(b)はその断面図である。
本具体例の半導体発光装置は、いわゆるSMD(Surface Mounting Device:表面実装)型の構造を有する。
すなわち、金属からなる第1リード50A及び第2リード50Bは、例えば熱可塑性樹脂などからなる成形体のパッケージ40に埋め込まれている。パッケージ40は、その上面に凹状のカップ部を有し、カップ部の底面に第1リード及び第2リード50A、50Bのインナーリード部が露出している。第1リード50Aのインナーリード部には、InGaAlN系の発光層を有し赤色光を放出する第1の半導体発光素子12がマウントされている。また、第2リード50Bのインナーリード部には、InGaAlP系の発光層を有し青色光を放出する第2の半導体発光素子14がマウントされている。また、これら半導体発光素子12、14を取り囲むカップ部の内側壁は、上方に向けて傾斜した光反射面46を構成している。パッケージ40を構成する樹脂に酸化チタンなどのフィラーを分散させることより、光反射面46の光反射率を上げることができる。
第1及び第2の半導体発光素子12、14の周囲の空間16、18は、樹脂により封止されている。第2の半導体発光素子14の上方には、蛍光体20が離間して設けられている。そして、第1及び第2の半導体発光素子12、14の間には、光遮蔽壁22が設けられている。光遮蔽壁22は、パッケージ40の一部がカップ部の底面から上方に突出するように設けられている。このような光遮蔽壁22は、パッケージ40を樹脂により成形する際に形成することができる。光遮蔽壁22は、第1の半導体発光素子12から放出された赤色光が蛍光体20に入射しないように設けられている。
さらに、カップ部の開口側には、光拡散層30が設けられている。光拡散層30は、酸化シリコンの粒子をバインダで凝集させて形成することができる。なお、図12(a)においては、光拡散層30を取り除いた状態を表した。
本実施例によれば、光遮蔽壁22を設けて第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1が蛍光体20に入射しないようにすることによって、赤色光L1の吸収による損失を抑制し、また第1の半導体発光素子12放出される熱に起因する蛍光体20の温度の上昇による色度の変動を抑制することができる。
また、本実施例においては、光遮蔽壁22の一部を切り欠いて、第1及び第2の半導体発光素子12、14をワイヤ60により接続している。つまり、第1及び第2の半導体発光素子12、14は、直列に接続されている。こうすることで、回路が簡素化でき、コストを低減できる。なお、第1及び第2の半導体発光素子12、14の出力のバランスを調節する場合には、これら発光素子12、14をそれぞれ独立に制御可能に接続すればよい。
またここで、蛍光体20は、樹脂やガラスなどの媒体に分散させて配置することができる。例えば、硫黄系の蛍光体の場合には、耐湿性に劣るので、ガラス内に封入したりガラスでコーティングしてもよい。
図13は、蛍光体をガラス内に封入した具体例を表す模式図である。
すなわち、本具体例においては、ガラスからなる中空体80の内部空間に蛍光体20が封入され、ガラスの蓋部81により封止されている。蛍光体20が封入された内部空間は、真空あるいは不活性ガスの雰囲気とするとよい。このように蛍光体20を密閉することにより外気から保護し、長期間に亘り安定して保持することができる。特に、高い効率で緑色光を放出する硫黄系の蛍光体の場合、耐湿性が低いため、シリコン系やエポキシ系の樹脂に封止しただけでは、湿度からの気密を保つことができず劣化することがあった。これに対して、ガラスからなる中空体80の中に封止することにより、長期間にわたって安定した光変換特性を得ることができる。
すなわち、本具体例においては、ガラスからなる中空体80の内部空間に蛍光体20が封入され、ガラスの蓋部81により封止されている。蛍光体20が封入された内部空間は、真空あるいは不活性ガスの雰囲気とするとよい。このように蛍光体20を密閉することにより外気から保護し、長期間に亘り安定して保持することができる。特に、高い効率で緑色光を放出する硫黄系の蛍光体の場合、耐湿性が低いため、シリコン系やエポキシ系の樹脂に封止しただけでは、湿度からの気密を保つことができず劣化することがあった。これに対して、ガラスからなる中空体80の中に封止することにより、長期間にわたって安定した光変換特性を得ることができる。
図14は、蛍光体をガラス内に封入した第2の具体例を表す模式図である。
すなわち、本具体例においては、複数の凹部を有するガラスの筐体82と、この筐体82の上面に接合されるガラスの蓋部84と、が設けられている。筐体82の凹部に蛍光体20を入れて、筐体82の上面にガラスペーストを塗布し、蓋部84を圧接し加熱して焼成することにより密閉することができる。このようにしてガラスからなる構造体の中に蛍光体20を封止しても、長期間にわたって安定した光変換特性を得ることができる。
本発明においては、このようなガラスに封止した蛍光体20を用いることにより、長期間に亘り安定した発光特性が得られる半導体発光装置を提供できる。
すなわち、本具体例においては、複数の凹部を有するガラスの筐体82と、この筐体82の上面に接合されるガラスの蓋部84と、が設けられている。筐体82の凹部に蛍光体20を入れて、筐体82の上面にガラスペーストを塗布し、蓋部84を圧接し加熱して焼成することにより密閉することができる。このようにしてガラスからなる構造体の中に蛍光体20を封止しても、長期間にわたって安定した光変換特性を得ることができる。
本発明においては、このようなガラスに封止した蛍光体20を用いることにより、長期間に亘り安定した発光特性が得られる半導体発光装置を提供できる。
図15は、本発明の第2の具体例の半導体発光装置を表す模式図である。すなわち、同図(a)は、その一部透視平面図であり、同図(b)はその断面図である。
本具体例の半導体発光装置は、例えば液晶ディスプレイなどの光源として用いて好適なものである。すなわち、基板70の上に、赤色光L1を放出する第1の半導体発光素子12と、青色光L2を放出する第2の半導体発光素子14と、が交互且つ一列にマウントされている。なお、それぞれの半導体発光素子がマウントされる基板70のマウント面には、メタライズによるパターン(図示せず)が形成されている。
そして、これら半導体発光素子12、14をそれぞれ隔離するようにパッケージ72が形成されている。半導体発光素子12、14の間には、光遮蔽壁22が設けられ、また、半導体発光素子12、14の後方(図15において下方)には、光反射面28が設けられている。半導体発光素子14の前方(図15において上方)には、蛍光体20が設けられ、その前方に、光拡散層30が一様に設けられている。
光拡散層30からの光L1、L2、L3は、図15に矢印で表したように、基板70の主面に対して略平行な方向に取り出される。このように取り出された光L1、L2、L3は、例えば、液晶ディスプレイの表示モジュールの背面側に設けられた導光板の側面から入射され、導光板を拡散して表示モジュール全体に亘る画像を形成する。
本具体例においては、赤色光L1、青色光L2、緑色光L3を高い効率で供給できるので、輝度の高いディプレイを実現できる。しかも、色度の変動が小さいので、表示画像の画質の変動も抑制できる。
図16は、本発明の第3の具体例の半導体発光装置を表す模式図である。すなわち、同図(a)は、その一部透視平面図であり、同図(b)はそのA−A線断面図である。
本実施例においては、第1実施例と同様にSMD型の構造が採用されている。ただし、凹状のカップ部の底面には、赤色光を放出する第1の半導体発光素子12と、青色光を放出する第2の半導体発光素子14と、がそれぞれ2つづつマウントされている。これら半導体発光素子12、14は、円周方向に交互に配置され、それらの間には、光遮蔽壁22が設けられている。そして、第2の半導体発光素子14の上には、蛍光体20が設けられている。またさらに、凹状のカップ部の開口付近には、光拡散層30が設けられている。なお、図16(a)においては、蛍光体20と光拡散層30を取り除いた状態を表した。
このように赤色光と青色光のそれぞれについて複数の半導体発光素子を設けることにより、より高い出力を得ることができる。そして、本実施例においても、光遮蔽壁22を設けて第1の半導体発光素子12から放出された赤色光L1が蛍光体20に入射しないようにすることによって、赤色光L1の吸収による損失を抑制し、また第1の半導体発光素子12放出される熱に起因する蛍光体20の温度の上昇による色度の変動を抑制することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれら具体例に限定されるものではない。例えば、本発明の半導体発光装置を構成する半導体発光素子、蛍光体、光遮蔽壁などについては、当業者が適宜設計変更を加えたものであっても、本発明の要旨を有する限りにおいて本発明の範囲に包含される。
10 半導体発光装置、 12、14 半導体発光素子、 16、18 空間、 20 蛍光体、 22 光遮蔽壁、 28 光反射面、 30 光拡散層、 40 パッケージ、 46 光反射面、 50A、50B リード、 60 ワイヤ、 70 基板、 72 パッケージ、 80 中空体、 82 筐体、 84 蓋部
Claims (3)
- 第1の波長をピークとする第1の光を放出する第1の発光素子と、
前記第1の波長とは異なる第2の波長をピークとする第2の光を放出する第2の発光素子と、
前記第2の波長をピークとする光を吸収し、前記第1の波長とも前記第2の波長とも異なる第3の波長の光をピークとする第3の光を放出する蛍光体と、
前記第1の発光素子と前記蛍光体との間に設けられ、前記第1の光を遮蔽する光遮蔽壁と、
を備えたことを特徴とする半導体発光装置。 - 前記第2の発光素子と前記蛍光体とが離間してなることを特徴とする請求項1記載の半導体発光装置。
- 光透過性の粒子の集合体を有し、前記第1の光と前記第2の光と前記第3の光を拡散させて外部に放出する光拡散層をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光装置。
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