JP2008107520A - 画像形成装置 - Google Patents

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貴久 佐藤
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Abstract

【課題】記録紙にユーザ固有のID画像を合成印刷し、ID画像を読み取って記録紙(印刷物)の取り忘れをユーザに通知する機能を、簡単な装置構成で実現可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、画像データとユーザ固有のID画像データとを記録紙に合成印刷する画像形成部3と、画像形成部3により画像データとID画像データが合成印刷された記録紙を排紙・堆積させる排紙トレイ63と、排紙トレイ63に堆積された記録紙のID画像を読み取るID画像読取手段52とを備え、ID画像読取手段52により読み取ったID画像に対応するユーザ指定の外部機器に排紙トレイ63の記録紙を取り除くように通知する。画像形成部3は、記録紙に画像データを印刷すると共に、記録紙の端部にID画像データを印刷し、ID画像読取手段52は、排紙トレイ63に記録紙が堆積された状態で、記録紙端部のID画像を読み取る。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、より詳細には、記録紙にユーザ固有のID画像を合成印刷し、該ID画像を読み取って記録紙(印刷物)の取り忘れをユーザに通知する機能を備えた画像形成装置に関する。
一般に、パーソナルコンピュータ(PC)などの端末装置にネットワーク等を介して接続され、端末装置から送信された画像データを画像形成(印刷)する画像形成装置が知られている。例えば、ユーザは端末装置で作成した画像データを印刷するときに、端末装置を操作して、印刷命令を画像形成装置へ送信する。この印刷命令を受けた画像形成装置は、端末装置からの画像データに基づいて記録紙に印刷を行い、画像が形成された印刷物を所定の排紙トレイに排紙する。
そして、ユーザは、画像形成装置の排紙トレイを直接目視することにより、画像形成が完了して印刷物が排紙トレイに排紙されているかどうかを確認する。排紙されていれば、ユーザは排紙トレイから自身の印刷物を取り出してその印刷物を手に入れる。このように、ユーザは印刷物が画像形成装置の排紙トレイに排紙されたかどうかを知りたい場合、常時あるいは任意のタイミングで排紙トレイを直接目視して確認する必要があり、ユーザにとっては面倒な作業になっていた。
一方、ユーザが印刷物を排紙トレイから取り除くことを忘れた場合、その印刷物が排紙トレイに長時間放置されることになる。そのため、もし悪意の第三者が存在した場合、放置された印刷物から内容が盗み見されたり、あるいは取り去られたりして、重要な情報が漏洩する危険性が高くなる。更に、排紙トレイの許容排紙量を超えると堆積量検知手段により検知され印刷が中断するよう構成されているので、放置された印刷物がたまっていくと、ついには上述のように排紙トレイの許容排紙量を超えて印刷が中断してしまうなどの問題を引き起こしていた。
従来、印刷物の取り忘れを通知する技術として、ユーザ毎に排紙トレイを設け、各排紙トレイに印刷物が排紙されてから一定時間放置された場合に、排紙トレイに対応するユーザに印刷物が放置されている旨の通知を行う方法が知られている。しかし、この方法では、排紙トレイがユーザの数だけ必要となり、多数のユーザに対応するためには画像形成装置が大型化してしまうという問題がある。また、画像形成装置を大型化せずに実施する場合、少数の排紙トレイに応じた少数のユーザに限定されてしまうという問題がある。
上記問題に対して、例えば、特許文献1には、装置構成を大型化することなく、また、多数のユーザが利用可能な画像形成装置であって、印刷物が長時間放置されないように、印刷物取り忘れ通知機能を備えた画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、PCからの画像データと共にPCを使用するユーザの識別コードを画像形成する画像形成部と、画像形成部により画像形成した印刷物を一時滞留する滞留トレイと、滞留トレイに滞留された印刷物の識別コードを読み取る原稿読取部と、原稿読取部に印刷物を搬送する搬送装置と、原稿読取部で読み取った識別コードに基づいて画像形成を行ったユーザに印刷物を取り除くようPCに通知する通知手段とを備える。
特開2000−155506号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像形成装置の場合、印刷物(滞留トレイ)を読取手段に搬送する搬送装置を備える必要があるため、装置構成、特に読取機構が複雑且つ大掛かりなものになってしまうという問題がある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、記録紙にユーザ固有のID画像を合成印刷し、該ID画像を読み取って記録紙(印刷物)の取り忘れをユーザに通知する機能を、簡単な装置構成で実現可能な画像形成装置を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、画像データとユーザ固有のID画像データとを記録紙に合成印刷する画像形成手段と、画像形成手段により画像データとID画像データが合成印刷された記録紙を排紙・堆積させる排紙手段と、排紙手段に堆積された記録紙のID画像を読み取る読取手段とを備え、読取手段により読み取ったID画像に対応するユーザ指定の外部機器に排紙手段の記録紙を取り除くように通知する画像形成装置であって、画像形成手段は、記録紙に画像データを印刷すると共に、記録紙の端部にID画像データを印刷し、読取手段は、排紙手段に記録紙が堆積された状態で、記録紙端部のID画像を読み取ることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、画像形成手段は、ID画像データを各記録紙の記録紙搬送方向先端を除く3辺のいずれかに印刷することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、画像形成手段は、ID画像データを各記録紙の記録紙搬送方向後端に印刷することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、排紙手段は、画像形成手段によりID画像データが印刷された各記録紙後端を当接させる整合面と、整合面に対して傾斜した記録紙載置面とを備え、読取手段は、整合面を介して排紙手段に堆積された各記録紙後端のID画像を読み取ることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、排紙手段に堆積された各記録紙後端が互いにずれた状態で整合させる整合手段を備え、排紙手段は、整合手段により各記録紙後端のID画像が露出した状態で各記録紙を堆積させることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第2の技術手段において、画像形成手段は、ID画像データを各記録紙の記録紙搬送方向側端の少なくとも一方に印刷することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第6の技術手段において、排紙手段は、画像形成手段によりID画像データが印刷された各記録紙側端を当接させる2つの整合板を備え、読取手段は、2つの整合板のいずれか一方が備える読み取り窓を介して排紙手段に堆積された各記録紙側端のID画像を読み取ることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第7の技術手段において、2つの整合板を傾斜させる整合板駆動手段を備え、排紙手段は、整合板駆動手段により各記録紙側端のID画像が露出した状態で各記録紙を堆積させることを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第6の技術手段において、排紙手段は、画像形成手段によりID画像データが印刷された各記録紙側端をガイドする整合板と、整合板に各記録紙側端が当接するように記録紙の位置を調整する位置調整手段とを備え、読取手段は、整合板が備える読み取り窓を介して排紙手段に堆積された各記録紙側端のID画像を読み取ることを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第9の技術手段において、整合板を傾斜させる整合板駆動手段を備え、排紙手段は、整合板駆動手段により各記録紙側端のID画像が露出した状態で各記録紙を堆積させることを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第1乃至第10のいずれか1の技術手段において、読取手段あるいは排紙手段を昇降させる昇降手段を備え、読取手段は、昇降手段による読取手段あるいは排紙手段の昇降中に、排紙手段に堆積された各記録紙のID画像を読み取ることを特徴としたものである。
第12の技術手段は、第1乃至第11のいずれか1の技術手段において、読取手段は、画像形成手段による画像形成完了後から、排紙手段に記録紙が放置された状態で所定時間経過したときに、排紙手段の記録紙の読み取り処理を実行することを特徴としたものである。
第13の技術手段は、第1乃至第12のいずれか1の技術手段において、排紙手段に堆積された記録紙が所定枚数以上になると、ユーザ指定の外部機器に排紙手段の記録紙を取り除くように通知することを特徴としたものである。
第14の技術手段は、第1乃至第13のいずれか1の技術手段において、画像形成手段は、ID画像データを記録紙両面の同じ位置に印刷することを特徴としたものである。
第15の技術手段は、第1乃至第14のいずれか1の技術手段において、ID画像データはバーコードであることを特徴としたものである。
本発明によれば、記録紙にユーザ固有のID画像を合成印刷し、該ID画像を読み取って記録紙(印刷物)の取り忘れをユーザに通知する機能を、特別な記録紙搬送手段を備えることなく、簡単な装置構成で実現することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の要部構成例を示す断面図で、図中、1は画像形成装置示す。画像形成装置1は、大きく分けて、画像読み取り部2、画像形成部3、給紙部4、及び後処理装置5から構成されている。
図1に示すように、画像読み取り部2は、透明ガラスからなる原稿載置台11と、原稿載置台11上へ自動的に原稿を供給するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)12と、原稿載置台11上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、すなわちスキャナユニット13とから構成されている。
RADF12は、所定の原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット13の原稿載置台11上へ送給する公知の装置である。そして、RADF12は、使用者の選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニット13に読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段などから構成されている。
スキャナユニット13は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリと、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する光電変換素子(CCD)17に導くための第1反射ミラーを搭載した第1走査ユニット14と、第2,第3反射ミラーを搭載した第2走査ユニット15と、反射光像をCCD17上に結像するための光学レンズ体16とから構成される。第1走査ユニット14は原稿載置台11に沿って左から右へ一定速度Vで走行し、第2走査ユニット15はV/2の速度で同一方向に走行するように走査制御される。
これにより、画像読み取り部2では、RADF12とスキャナユニット13の関連した動作によって、原稿載置台11上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台11の下面に沿ってスキャナユニット13を移動させて、原稿載置台11上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順次CCD17に結像させて、原稿画像を読み取る。
原稿画像をスキャナユニット13で読み取ることにより得られた画像データは、各種処理が施された後、図示しないメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリから画像データを画像形成部3に出力して、感光体ドラム22上に可視画像として再現した後、用紙上に画像を転写してトナー像を形成する。
この画像形成部3は、レーザ書き込みユニット(LSU)21および画像を形成するための電子写真プロセス部20を備えている。レーザ書き込みユニット21は、メモリから読み出した画像データまたはパーソナルコンピュータ等の外部機器から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部20の感光体ドラム22上を等速度で走査するように補正するf−θレンズ等を有している。
電子写真プロセス部20は、周知の態様に従い、感光体ドラム22の周囲に帯電装置23、現像装置24、転写装置25、剥離装置26、クリーニング装置27、除電装置を配置し、さらに感光体ドラム22の下流側に定着装置28を配置して構成される。
給紙部4は、第1〜3カセット31〜33および手差しトレイ35を有している。第1カセット31は、第1のトレイ及び第2のトレイを収容するタンデムトレイで、両トレイを装置本体から同時に引き出し可能となっている。第2カセット32,第3カセット33は、それぞれ第3のトレイ、第4のトレイを収容する。つまり、3つのカセット(31〜33)に4つのトレイが収容されている。給紙搬送部36,37は、給紙部4から感光体ドラム22と転写装置25との間の転写位置に用紙を搬送するために、給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラを備えている。
この給紙部4における第1〜3カセット31〜33内の4つのトレイには、用紙がサイズ毎に積載されて収容されており、使用者が所望するサイズの用紙が収容されているカセットあるいはトレイを選択すると、そのトレイ内の用紙束の上から1枚ずつ送り出され、給紙搬送部36,37の搬送経路を経由して順次電子写真プロセス部20へ向けて搬送される。
定着装置28より用紙搬送方向下流側には、用紙排出路29が設けられており、この用紙排出路29は後処理装置5の排紙搬送路41と、両面複写のための再給紙搬送部42とに分岐している。
レーザ書き込みユニット21および電子写真プロセス部20において、メモリから読み出された画像データは、レーザ書き込みユニット21によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム22の表面上に静電潜像として形成され、現像装置24のトナーにより可視像化されたトナー像は給紙部4から搬送された用紙の表面上に転写装置25により静電転写され、定着装置28によって定着される。
このようにして画像が形成された用紙は定着装置28から後処理装置5へ送られ、あるいは両面複写のための再給紙搬送部42へと選択的に搬送される。後処理装置5に送られた用紙は、必要に応じてソートあるいはステープル処理等の所定の処理が施され、第1排出卜レイ43または第2排出卜レイ44にスタックされる。また、両面複写の再給紙搬送部42に送られた用紙は、ここで反転され再び電子写真プロセス部20に搬送されて、用紙の裏面に画像が形成され、定着後排出される。
図1に示す画像形成装置1は、装置本体に第1〜3カセット31〜33、および手差しトレイ35を備え、さらにオプションとして大容量カセット34を第5のトレイとして付加したものである。大容量カセット34の内部には、上方に付勢されたエレベータを有し、このエレベータに用紙が堆積され、最上部の用紙が給紙ローラに接触し、給紙ローラを回転することによって用紙を分離して送り出し、装置本体の給紙搬送部36に合流させる。大容量カセット34は大容量のトレイであるので、最も使用頻度の高い、例えばA4サイズの標準紙を収容することができる。
後処理装置5は、画像形成システムの左側に配置されており、第1排出卜レイ43と第2排出卜レイ44が備えられている。第2排出卜レイ44は、画像形成部3から排出された画像の形成されたシートを、後処理装置5の側面上部に設けられた受け取り排紙搬送路41によって受け取り、シートがそのままの状態で排出される排出部である。第1排出卜レイ43は、ステープル,パンチ等選択的に装着される後処理手段45により後処理が成されたシートが排出される排出部である。後処理装置5において、画像の形成されたシートは、使用者によって選択された第1排出卜レイ43または第2排出卜レイ44から排出されるよう構成されている。
画像形成装置1は両面印刷に対応しており、そのための構成について以下に説明する。
画像が記録されたシートは、定着装置28を経て搬送ローラ61によりさらに上方搬送され、切換えゲート65を通過する。そして、シートの排出トレイが画像形成部3の外装に備えられた積載トレイ63に設定されている場合は、反転ローラ62により積載トレイ63に排出される。一方、両面画像形成や後処理が指定されている場合には、一旦反転ローラ62により積載トレイ63に向けてシートを排出する。なお、この場合には、シートを完全に排出せず、シートを挟持させたまま反転ローラ62を逆転させる。そして、上記シートを逆方向、つまり両面画像形成や後処理のために選択的に装着されている再給紙搬送部42や後処理装置5の装着されている方向に、反転搬送する。
このとき、切換えゲート65は、図の実線の状態(上向き)から破線の状態(下向き)に切換えられる。両面画像形成を行なう場合は、反転搬送されたシートは、別の切換えゲート64が上向き(破線)の状態で、再給紙搬送部42を通り、再び画像形成部3に供給される。一方、後処理が成される場合は、再給紙搬送部42から別の切換えゲート64が下向き(実線)の状態で、後処理装置5に搬送され、後処理が成されるようになっている。
本実施形態の画像形成装置1は、記録紙にユーザ固有のID画像を合成印刷し、ID画像を読み取って記録紙(印刷物)の取り忘れをユーザに通知する機能を、特別な記録紙搬送手段を備えることなく、簡単な装置構成で実現する。そのために、画像形成装置1は、画像データとユーザ固有のID画像データとを記録紙に合成印刷する画像形成手段である画像形成部3と、画像形成部3により画像データとID画像データが合成印刷された記録紙を排紙・堆積させる排紙手段である積載トレイ(以下、排紙トレイ)63と、排紙トレイ63に堆積された記録紙のID画像を読み取る読取手段であるID画像読取手段52と、ID画像読取手段52を昇降させるための駆動用ローラ(モータ)やベルトなどで構成される昇降手段51と、排紙トレイ63上の記録紙の有無を検知する記録紙センサ53と、各記録紙の端部が互いにずれた状態で整合させる整合手段(パドラ)54とを備える。
ID画像読取手段52は、撮像素子のCCDで構成されるラインセンサあるいはエリアセンサであり、排紙トレイ63に排紙される記録紙端部のID画像を読み取り可能な位置に設けられる。
排紙トレイ63は、各記録紙の端部を当接させID画像読取手段52により記録紙端部のID画像を読み取り可能なように透明な整合面551と、整合面551に対して傾斜した記録紙載置面552とが形成されている。記録紙載置面552が整合面551に向かって下向きに傾斜しているため、整合面551に対して各記録紙を傾斜させ、さらに、整合手段54により各記録紙端部が互いにずれるように整合される。このように構成することで、排紙トレイ63は各記録紙端部のID画像が露出した状態で各記録紙を堆積させることができ、ID画像読取手段52が各記録紙のID画像を精度良く検知することが可能となる。
画像形成部3は、ユーザからの印刷要求を受け付けると、記録紙に画像データを印刷すると共に、記録紙の端部にID画像データを印刷し、その印刷物を排紙トレイ63に排紙・堆積させる。そして、ID画像読取手段52は、排紙トレイ63に記録紙が堆積され、整合面551に各記録紙の端部が当接した状態で、整合面551を介して記録紙端部のID画像を読み取る。このID画像データは予めユーザ毎に図示しないメモリに登録されており、例えばユーザが使用するPCから印刷要求がなされると、この印刷要求に含まれるユーザ情報からメモリを参照し、そのユーザ情報に対応するID画像データを特定する。
画像形成装置1は、ID画像読取手段52により読み取ったID画像に対応するユーザ指定の外部機器に排紙トレイ63の記録紙を取り除くように通知する電子メールなどの通信機能を備える。ここでいう外部機器とは、ユーザが使用するPCをはじめ、携帯電話機などの携帯端末であってもよく、画像形成装置1は、ユーザ指定の外部機器の電子メールアドレスをID画像データに対応付けて予め登録しておく。
なお、記録紙の排出先を排紙トレイ63ではなく、後処理装置5が備える第1排出トレイ43あるいは第2排出トレイ44としてもよい。第1排出トレイ43は、第1排出トレイ43を昇降させるための駆動用ローラ(モータ)やベルトなどで構成されるトレイ昇降手段461と、第1排出トレイ43に堆積された記録紙のID画像を読み取るCCD(ラインセンサあるいはエリアセンサ)で構成されるID画像読取手段471と、第1排出トレイ43上の記録紙の有無を検知する記録紙センサ481とを備える。同様に、第2排出トレイ44は、トレイ昇降手段462、ID画像読取手段472、及び記録紙センサ482を備える。前述の排紙トレイ63の場合、ID画像読取手段を昇降させて記録紙端部のID画像を読み取っていたが、第1排出トレイ43あるいは第2排出トレイ44の場合、ID画像読取手段を固定した状態で、トレイ自体を昇降させて記録紙端部のID画像を読み取るようにしている。
このように、本実施形態の画像形成装置1は、ID画像読取手段を昇降させてID画像を読み取る形態に限らず、ID画像読取手段を固定した状態で排紙トレイ自体を昇降させてID画像を読み取る形態としてもよい。
図2は、記録紙に印刷されたID画像の一例を示す図で、図中、Pは記録紙を示す。記録紙Pは、図中矢印の排紙方向(記録紙搬送方向)に向かって先端を除く端部3辺のいずれかにID画像が合成印刷される。これは、記録紙先端にID画像を合成すると、定着巻きつきを生じやすくなることから好ましくない。よって先端を避けて先端以外の3辺の端部に合成印刷することが望ましい。なお、ID画像は例えばユーザ固有の識別情報を示すバーコードなどであって、これによって印刷を行ったユーザが特定される。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1が備えるID画像読取手段52の周辺構成例を示す図である。図3(A)はID画像読取手段52の周辺構成を示す側面図、図3(B)は図3(A)に示すX部を拡大した図、図3(C)は図3(A)に示す整合面をY方向から見た記録紙Pの後端断面を模式的に示した図である。
図3(A)において、複数枚の記録紙Pが排紙トレイ63に排紙・堆積され、各記録紙Pは記録紙搬送方向後端にID画像が印刷されている。各記録紙Pの後端は、整合面551に当接され、昇降手段51によりID画像読取手段52を昇降させることで、ID画像読取手段52により記録紙Pの後端に印刷されたID画像が読み取られる。なお、昇降手段51は、駆動用ローラ(モータ)と従動ローラからなる駆動系51aと、両ローラ間の動力伝達手段であるベルト51bとから構成され、ID画像を読み取り可能な位置までID画像読取手段52を昇降させる。
図3(B)に示すように、記録紙後端にはID画像としてバーコードが印刷されるが、このバーコードの印刷部分は、トナーの分だけ記録紙Pの厚みよりも厚くなり、さらに、記録紙Pに若干量のトナーがしみ込んでいる。複数枚の記録紙Pが堆積された状態では、図3(C)に示すように、その後端断面においてバーコード部分が重なり、当該バーコード部分が黒くなるが、その他の部分が白いため、後端断面に濃淡(コントラスト)がつく。そこで、その後端断面をID画像読取手段52によりスキャンすることで、バーコードを精度よく読み取ることが可能となる。
図3(C)に示すように、排紙トレイ63に同一ユーザの複数枚の記録紙Pを堆積させると、その後端の同じ位置に印刷されたID画像は略同じ位置で重なる。従って、記録紙Pの枚数が多いほど、後端断面におけるID画像のコントラストが鮮明になるため、ID画像読取手段52の読取精度は向上することになる。なお、ID画像の印刷面は、記録紙Pの片面あるいは両面のいずれでもよいが、両面に印刷したほうが、ID画像の印刷部分が片面に比べて厚くなるため、片面に比べ少ない枚数でも読み取り可能となり、また、同じ枚数であれば片面よりも読み取りやすくなる。
図4は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る画像形成装置1が備えるID画像読取手段52の周辺構成を示す図である。画像形成装置1は、昇降手段51の代わりに、排紙トレイ63を昇降させるトレイ昇降手段56を備える。このトレイ昇降手段56により、ID画像読取手段52は固定のまま、排紙トレイ63を昇降させて記録紙後端のID画像を読み取るように構成されている。なお、トレイ昇降手段56は、駆動用ローラ56aと、排紙トレイ63を支持し駆動用ローラ56aにより昇降する支持部材56bとから構成され、ID画像を読み取り可能な位置まで排紙トレイ63を昇降させる。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1が備える制御部の構成例を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、ネットワーク等を介してPCなどの外部機器から印刷要求を受け付ける入力部101と、装置全体の制御を行う主制御部102と、ID画像データや電子メールアドレスなどのユーザ情報を記憶した記憶部(メモリ)103と、画像形成部3の動作を制御する印刷制御部104と、昇降手段51あるいはトレイ昇降手段56の動作を制御する機構制御部105と、ID画像読取手段52の動作を制御するID画像読取制御部106と、電子メールなどの通信手段108の動作を制御する通信制御部107と、各種情報を表示する液晶ディスプレイなどの表示手段110の動作を制御する表示制御部109とを備える。
主制御部102は、各サブ制御部、すなわち、印刷制御部104、機構制御部105、ID画像読取制御部106、通信制御部107、及び表示制御部109と接続され、各サブ制御部を統括して装置全体の制御を行う。
入力部101がユーザからの印刷要求を受け付けると、印刷制御部104が画像形成部3を制御して、記録紙に画像データを印刷すると共に、記録紙の端部にID画像データを印刷し、その印刷物を排紙トレイ63に排紙・堆積させる。そして、例えば、排紙トレイ63に記録紙が放置されてから所定時間(例えば10分など)経過したとき、機構制御部105が昇降手段51を制御すると共に、ID画像読取制御部106がID画像読取手段52を制御して、整合面551を介して記録紙端部のID画像を読み取る。このID画像データは、前述したように、予めユーザ毎に記憶部103に登録されており、例えばユーザが使用するPCから印刷要求がなされると、この印刷要求に含まれるユーザ情報から記憶部103を参照し、そのユーザ情報に対応するID画像データを特定する。
そして、通信制御部107が通信手段108を制御して、ID画像読取手段52により読み取ったID画像に対応するユーザ指定の外部機器に排紙トレイ63の記録紙を取り除くように通知する電子メールを送信する。なお、外部機器は、ユーザが使用するPCをはじめ、携帯電話機などの携帯端末であってもよく、画像形成装置1は、ユーザ指定の外部機器の電子メールアドレスをID画像データに対応付けて予め記憶部103に登録しておく。
ここで、排紙トレイ63に大量の記録紙を放置したままにすることは、他のユーザに迷惑となる。そこで、排紙トレイ63に所定枚数(例えば100枚)以上の記録紙が放置されたときに、当該ユーザ指定の外部機器に通知を行うようにしてもよい。この場合、記憶部103にジョブ単位で印刷枚数を記憶しておく。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1によるID画像読取処理の一例を説明するためのフロー図である。まず、画像形成装置1は、印刷処理終了後にタイマのカウントtを“0”にセットし(ステップS1)、記録紙センサ53により記録紙Pが検知されたかどうかを判定する(ステップS2)。記録紙Pが検知された場合(YESの場合)、記録紙Pが放置されてから所定時間t0(例えば10分)経過したかどうかを判定する(ステップS3)。また、ステップS2において、記録紙Pが検知されない場合(NOの場合)、ステップS1に戻り印刷処理の終了待ちとなる。
次に、画像形成装置1は、ステップS3において、記録紙Pが放置されてから所定時間t0が経過しない場合(NOの場合)、ステップS2に戻り処理を繰り返す。また、ステップS3において、記録紙Pが放置されてから所定時間t0が経過した場合(YESの場合)、ID画像読取手段52を記録紙最下位位置に移動させる(ステップS4)。
次に、画像形成装置1は、ID画像読取手段52によりID画像の読み取り処理を実行し(ステップS5)、ID画像読取データがないかどうか判定する(ステップS6)。当該ID画像読取データが無い場合(YESの場合)、直前のID画像が有るかどうか判定する(ステップS7)。直前のID画像がなければ(NOの場合)、ID画像読取手段52を記録紙上面方向に(0.1mm)移動させる(ステップS8)。ここで、直前のID画像とは、ID画像読取手段52が現在位置よりも記録紙下面方向に0.1mm下側の位置で読み取ったID画像のことをいう。なお、後述のステップS10,S11において同様とする。そして、画像形成装置1は、ID画像読取手段52が最上位置に移動したかどうかを判定し(ステップS9)、最上位位置に移動した場合(YESの場合)、そのまま終了し、最上位位置に移動していない場合(NOの場合)、ステップS5に移行して処理を繰り返す。また、ステップS7において、直前のID画像があれば(YESの場合)、ステップS13に移行して、直前のID画像に対応するユーザに電子メールを送信する。
ここで、画像形成装置1は、ステップS6において、ID画像読取データが有るかどうかを判定する。全てのID画像は、図7(A)に示すように両端に白画像と黒画像の組(白画像1と黒画像2の組及び黒画像10と白画像11の組)が位置するように、ID画像の形式は予め決められている。両端の白画像と黒画像の組の間にユーザ別に設定される白画像と黒画像の組(ユーザID画像)が位置する配置としている。ID画像読取データが有るかどうかは、ID画像読取手段52の出力について両側の特定の位置に白画像1、黒画像2、黒画像10、白画像11が全て存在した場合、ID画像読取データが有ると判定する。ID画像読取データが有る場合のID画像読取手段52の出力を図7(B)に示す。
また、ユーザID画像を含んでいる実際のID画像の例を図8(A)に示す。両端の1,2、10,11の画像位置を除く中央の3〜9の位置の白画像と黒画像の組合せが、ユーザごとに異なるよう設定される。このときのID画像読取手段52の出力を図8(B)に示す。
次に、ステップS6において、ID画像読取データが有る場合(NOの場合)、読み取ったID画像を記憶部103に記憶してから、直前のID画像が有るかどうか判定する(ステップS10)。直前のID画像があれば(YESの場合)、当該直前に読み取り記憶していたID画像と比較する(ステップS11)。そしてID画像に変化があったかどうかを判定する(ステップS12)。ID画像に変化が無い場合(NOの場合)、ステップS8に移行して処理を繰り返す。また、ステップS10において、直前のID画像がなければ(NOの場合)、同様にステップS8に移行して処理を繰り返す。なお、ステップS5において最初にID画像を読み取った場合は、直前のID画像は記憶されていないので、ステップS10では「NO」と判定する。また、ステップS12において、ID画像に変化があった場合(YESの場合)、変化する直前のID画像(後述の図9(B)に示す)よりユーザを特定し(ステップS13)、当該ユーザに電子メールによる通知を行う(ステップS14)。その後、ステップS8に移行して、処理を繰り返す。
図9は、ID画像読取手段52が移動するときのID画像読取手段52の出力を示す図である。上記ステップS12の処理に関連して、ID画像読取手段52の移動前後で出力に変化の無い場合のID画像読み取り手段52の出力の例を図9(A)及び(B)に示す。また、ID画像読取手段52の移動前後で出力に変化があった場合のID画像読み取り手段52の出力の例を図9(C)に示す。このように、ID画像が変化した場合、すなわち、ID画像読み取り手段52の出力が図9(B)に示す状態から図9(C)に示す状態に変化した場合、図9(B)に示す変化直前のID画像のユーザを特定し、当該ユーザに電子メールによる通知を行う。
前述のように、排紙トレイ63に所定枚数(例えば100枚)以上の記録紙が放置されたときに、当該ユーザ指定の外部機器に通知を行う場合について以下に説明する。本実施例では、図6に示すステップS14の処理の代わりに、図10に示すフローを実行する。画像形成装置1は、記憶部103にジョブ単位で印刷枚数とユーザを記憶しており、ID画像よりユーザを特定すると、特定したユーザに対応するジョブを特定し(ステップS21)、特定したジョブにおける印字枚数が100枚以上かどうか判定する(ステップS22)。ここで、印字枚数が100枚以上の場合(YESの場合)、ユーザへのメール通知を実行する(ステップS23)。一方、印字枚数が100枚未満の場合(NOの場合)、そのまま終了する。
(第2の実施形態)
図11は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置1が備えるID画像読取手段52の周辺部を上面から見たときの図である。図12は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置1が備えるID画像読取手段52の周辺部を正面から見たときの図である。
本実施形態の画像形成部3は、ID画像データを各記録紙の記録紙搬送方向側端の少なくとも一方に印刷する。図11においては、記録紙排紙方向に対して左側(図の下側)にバーコードが印刷されているものとする。
排紙トレイ63は、画像形成部3によりバーコードが印刷された各記録紙側端を当接させる2つの整合板55a,55bを備え、ID画像読取手段52は、整合板55bが備える読み取り窓57を介して排紙トレイ63に堆積された各記録紙側端のバーコードを読み取る。バーコードを読み取った後の処理は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図12(A)において、画像形成装置1は、2つの整合板55a,55bを傾斜させる整合板駆動手段58を備える。排紙トレイ63は、整合板駆動手段58により各記録紙側端のバーコードが露出した状態で各記録紙を堆積させる。整合板駆動手段58は、整合板55a,55bを傾斜させるための駆動用ローラ58aと、整合板55a,55bを支持する支持部材58bと、駆動用ローラ58aからの動力を伝達するベルト58cとから構成される。図12(B)に示すように、バーコードの読み取り時に駆動用ローラ58aを駆動させると、矢印の方向にベルト58cが回転する。ベルト58cの回転に伴い、支持部材58bに連結された整合板55a,55bが傾斜し、排紙トレイ63に堆積された記録紙Pの側端が互いにずれた状態となる。これにより、各記録紙側端のバーコードが露出した状態になるため、ID画像読取手段52は、第1の実施形態と同様に、記録紙端部のバーコードを容易に読み取ることができる。
図13は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置1が備える制御部の構成例を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、第1の実施形態の構成と同様に、入力部101、主制御部102、記憶部103、印刷制御部104、機構制御部105、ID画像読取制御部106、通信制御部107、及び表示制御部109を備える。図12(A)に示した整合板駆動手段58は、機構制御部105により制御される。
入力部101がユーザからの印刷要求を受け付けると、印刷制御部104が画像形成部3を制御して、記録紙に画像データを印刷すると共に、記録紙の端部にID画像データを印刷し、その印刷物を排紙トレイ63に排紙・堆積させる。そして、例えば、排紙トレイ63に記録紙が放置されてから所定時間(例えば10分など)経過したとき、機構制御部105が整合板駆動手段58と昇降手段51を制御すると共に、ID画像読取制御部106がID画像読取手段52を制御して、読み取り窓57を介して記録紙端部のID画像を読み取る。
そして、通信制御部107が通信手段108を制御して、ID画像読取手段52により読み取ったID画像に対応するユーザ指定の外部機器に排紙トレイ63の記録紙を取り除くように通知する電子メールを送信する。
図14は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置1によるID画像読取処理の一例を説明するためのフロー図である。まず、画像形成装置1は、印刷処理終了後にタイマのカウントtを“0”にセットし(ステップS31)、記録紙センサ53により記録紙Pが検知されたかどうかを判定する(ステップS32)。記録紙Pが検知された場合(YESの場合)、記録紙Pが放置されてから所定時間t0(例えば10分)経過したかどうかを判定する(ステップS33)。また、ステップS32において、記録紙Pが検知されない場合(NOの場合)、ステップS31に戻り印刷処理の終了待ちとなる。
次に、画像形成装置1は、ステップS33において、記録紙Pが放置されてから所定時間t0が経過しない場合(NOの場合)、ステップS32に戻り処理を繰り返す。また、ステップS33において、記録紙Pが放置されてから所定時間t0が経過した場合(YESの場合)、整合板55a,55bを傾斜させ(ステップS34)、ID画像読取手段52を記録紙最下位位置に移動させる(ステップS35)。以下、ステップS36〜ステップS45までの処理は、前述の図6に示したステップS5〜ステップS14までの処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(第3の実施形態)
図15は、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置1が備えるID画像読取手段52の周辺部を上面から見たときの図である。図16は、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置1が備えるID画像読取手段52の周辺部を正面から見たときの図である。
本実施形態の画像形成部3は、ID画像データを各記録紙の記録紙搬送方向側端の少なくとも一方に印刷する。図15においては、記録紙排紙方向に対して左側(図の下側)にバーコードが印刷されているものとする。
排紙トレイ63は、画像形成部3によりバーコードが印刷された各記録紙側端をガイドする整合板55cと、整合板55cに各記録紙側端が当接するように記録紙Pの位置を調整する位置調整手段59とを備え、ID画像読取手段52は、整合板55cが備える読み取り窓57を介して排紙トレイ63に堆積された各記録紙側端のバーコードを読み取る。バーコードを読み取った後の処理は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
位置調整手段59は、記録紙側端が整合板55cに当接するように記録紙Pを押し付ける押付部59aを備える。この押付部59aが図の矢印方向に移動することで、用紙サイズの異なる記録紙が排紙されてきても、常に整合板55cに各記録紙側端を当接させることができるため、様々な用紙サイズのID画像を精度良く読み取ることができる。
図16(A)において、画像形成装置1は、整合板55cを傾斜させる整合板駆動手段58を備える。排紙トレイ63は、整合板駆動手段58により各記録紙側端のバーコードが露出した状態で各記録紙を堆積させる。整合板駆動手段58は、整合板55cを傾斜させるための駆動用ローラ58aと、整合板55cを支持する支持部材58bとから構成される。図16(B)に示すように、バーコードの読み取り時に駆動用ローラ58aを駆動させると、支持部材58bに連結された整合板55cが傾斜し、排紙トレイ63に堆積された記録紙Pの側端が互いにずれた状態となる。これにより、各記録紙側端のバーコードが露出した状態になるため、ID画像読取手段52は、第1,第2の実施形態と同様に、記録紙端部のバーコードを容易に読み取ることができ、さらに、様々な用紙サイズに対応してバーコードの読み取りが可能となる。
これまで説明した各実施形態において、ID画像読取手段52は、画像形成部3による画像形成完了後から、排紙トレイ63に記録紙Pが放置された状態で所定時間(例えば10分)経過したときに、排紙トレイ63の記録紙Pの読み取り処理を実行するようにしてもよく、あるいは、画像形成完了直後に読み取り処理を実行するようにしてもよい。この読み取り処理の実行タイミングはユーザにより設定可能である。
また、排紙トレイ63に堆積された記録紙Pが所定枚数(例えば100枚)以上になると、ユーザ指定の外部機器に排紙トレイ63の記録紙を取り除くように通知するようにしてもよい。この通知のタイミングは、ユーザにより設定可能とするが、通知方法は電子メールに限らず、電子メールと同時に表示手段110に取り忘れ警告メッセージを表示するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、記録紙にユーザ固有のID画像を合成印刷し、該ID画像を読み取って記録紙(印刷物)の取り忘れをユーザに通知する機能を、特別な記録紙搬送手段を備えることなく、簡単な装置構成で実現することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の要部構成例を示す断面図である。 記録紙に印刷されたID画像の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置が備えるID画像読取手段の周辺構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る画像形成装置が備えるID画像読取手段の周辺構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置が備える制御部の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置によるID画像読取処理の一例を説明するためのフロー図である。 ID画像読取データの有無を判定する方法の一例を説明するための図である。 実際のID画像の配置及びID画像読取手段の出力例を示す図である。 ID画像読取手段が移動するときのID画像読取手段の出力例を示す図である。 排紙トレイに所定枚数以上の記録紙が放置された場合に、ユーザ指定の外部機器に通知を行う処理の一例を説明するためのフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が備えるID画像読取手段の周辺部を上面から見たときの図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が備えるID画像読取手段の周辺部を正面から見たときの図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が備える制御部の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置によるID画像読取処理の一例を説明するためのフロー図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置が備えるID画像読取手段の周辺部を上面から見たときの図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置が備えるID画像読取手段の周辺部を正面から見たときの図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…画像読み取り部、3…画像形成部、4…給紙部、5…後処理装置、11…原稿載置台、12…RADF、13…スキャナユニット、14…第1走査ユニット、15…第2走査ユニット、16…光学レンズ体、17…CCD、20…電子写真プロセス部、21…レーザ書き込みユニット、22…感光体ドラム、23…帯電装置、24…現像装置、25…転写装置、26…剥離装置、27…クリーニング装置、28…定着装置、29…用紙排出路、31〜33…カセット、34…大容量カセット、35…手差しトレイ、36,37…給紙搬送部、41…排紙搬送路、42…再給紙搬送部、43…第1排出トレイ、44…第2排出トレイ、45…後処理手段、51…昇降手段、52,471,472…ID画像読取手段、53,481,482…記録紙センサ、54…整合手段、56,461,462…トレイ昇降手段、55a〜55c…整合板、551…整合面、552…記録紙載置面、57…読み取り窓、58…整合板駆動手段、59…位置調整手段、61…搬送ローラ、62…反転ローラ、63…積載(排紙)トレイ、64,65…切換えゲート、101…入力部、102…主制御部、103…記憶部、104…印刷制御部、105…機構制御部、106…ID画像読取制御部、107…通信制御部、108…通信手段、109…表示制御部、110…表示手段。

Claims (15)

  1. 画像データとユーザ固有のID画像データとを記録紙に合成印刷する画像形成手段と、該画像形成手段により画像データとID画像データが合成印刷された記録紙を排紙・堆積させる排紙手段と、該排紙手段に堆積された記録紙のID画像を読み取る読取手段とを備え、該読取手段により読み取ったID画像に対応するユーザ指定の外部機器に前記排紙手段の記録紙を取り除くように通知する画像形成装置であって、
    前記画像形成手段は、記録紙に画像データを印刷すると共に、該記録紙の端部にID画像データを印刷し、
    前記読取手段は、前記排紙手段に記録紙が堆積された状態で、該記録紙端部のID画像を読み取ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、ID画像データを各記録紙の記録紙搬送方向先端を除く3辺のいずれかに印刷することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、ID画像データを各記録紙の記録紙搬送方向後端に印刷することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記排紙手段は、前記画像形成手段によりID画像データが印刷された各記録紙後端を当接させる整合面と、該整合面に対して傾斜した記録紙載置面とを備え、
    前記読取手段は、前記整合面を介して前記排紙手段に堆積された各記録紙後端のID画像を読み取ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、前記排紙手段に堆積された各記録紙後端が互いにずれた状態で整合させる整合手段を備え、
    前記排紙手段は、前記整合手段により各記録紙後端のID画像が露出した状態で該各記録紙を堆積させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、ID画像データを各記録紙の記録紙搬送方向側端の少なくとも一方に印刷することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、前記排紙手段は、前記画像形成手段によりID画像データが印刷された各記録紙側端を当接させる2つの整合板を備え、
    前記読取手段は、前記2つの整合板のいずれか一方が備える読み取り窓を介して前記排紙手段に堆積された各記録紙側端のID画像を読み取ることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、前記2つの整合板を傾斜させる整合板駆動手段を備え、
    前記排紙手段は、前記整合板駆動手段により各記録紙側端のID画像が露出した状態で該各記録紙を堆積させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項6に記載の画像形成装置において、前記排紙手段は、前記画像形成手段によりID画像データが印刷された各記録紙側端をガイドする整合板と、該整合板に各記録紙側端が当接するように記録紙の位置を調整する位置調整手段とを備え、
    前記読取手段は、前記整合板が備える読み取り窓を介して前記排紙手段に堆積された各記録紙側端のID画像を読み取ることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、前記整合板を傾斜させる整合板駆動手段を備え、
    前記排紙手段は、前記整合板駆動手段により各記録紙側端のID画像が露出した状態で該各記録紙を堆積させることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記読取手段あるいは前記排紙手段を昇降させる昇降手段を備え、
    前記読取手段は、前記昇降手段による前記読取手段あるいは前記排紙手段の昇降中に、前記排紙手段に堆積された各記録紙のID画像を読み取ることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記読取手段は、前記画像形成手段による画像形成完了後から、前記排紙手段に記録紙が放置された状態で所定時間経過したときに、前記排紙手段の記録紙の読み取り処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記排紙手段に堆積された記録紙が所定枚数以上になると、ユーザ指定の外部機器に前記排紙手段の記録紙を取り除くように通知することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、ID画像データを記録紙両面の同じ位置に印刷することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置において、ID画像データはバーコードであることを特徴とする画像形成装置。
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