JP2008104491A - X線透視撮影装置 - Google Patents

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Toru Nakayama
徹 中山
Yoshiaki Miura
嘉章 三浦
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Abstract

【課題】
X線管の傾斜角度の調整過程で防護前垂れがX線管と被検体との間に誤挿入されたままで誤撮影が行われることによる撮影・診断の信頼性低下、術者に対する放射線被曝の危険性の増大を改善する。
【解決手段】
術者による手許操作盤14の操作により、演算器15を介してCアーム5の傾斜角度を指令する。この傾斜角度情報を同時に演算器15からモータ13に適切な回転量を与えるための信号としても出力する。この連動により防護前垂れ9Nは自動的にX線管3に接触しない位置まで巻き上げられ、Cアーム5の傾斜角度を変更する都度、巻き上げまたは巻き下ろし量も連動して変更される。最終的にCアーム5の傾斜角度が定まった場合には巻き上げも自動的に完了しているので、ただちに撮影に移る。
【選択図】 図2

Description

本発明は被検体のX線透視により医用診断を行うためのX線透視撮影装置に関する。
X線透視撮影装置(以下、原則として装置と略記する)においては、X線管球からの余剰放射線が被検体の撮影部位以外の部分および撮影操作を行う作業従事者(以下、術者と記す)に照射されることを防止するために、装置近傍に多くのX線遮蔽壁、X線遮蔽膜等が使用される(たとえば特許文献1参照)。その一つとして、X線管球と術者の間には放射線を防護する可撓性の防護前垂れが配置されている。
以下、図3によって従来の装置の基本的な構成と作動を説明する。なお前記のように装置には装置に近接して多くのX線遮蔽壁、X線遮蔽膜等の放射線被曝防止用機材・部品が使用されるが、後記の防護前垂れ9を除いては本発明に直接の関係はないので図示および説明は省略する。また保持器は原則としてCアームと記載する。
放射線を透過する材料で作製された天板1は基台2上を長手方向に滑動する。最初天板1はCアーム5から離れた位置にあり、天板1上に人体等の被検体(図示せず)が載置される。被検体を載置後、天板1をCアーム5方向に移動させ被撮影部位をX線管3とX線検出器4の中間に置き、X線管3から放射されたX線をX線検出器4で検出する。X線検出器4としてはたとえばイメージインテンシファイアやフラットパネル型検出器などが使用される。Cアーム5はアーム軸7を介設してアーム台6によって支持されている。Cアーム5は傾斜撮影を行うためアーム軸7を中心として回転可能な構造になっており、適切な方向・角度からのX線透視撮影が可能である。
基台2の側面には保持ロッド8が固設され、保持ロッド8のCアーム5側の先端部には術者(図示せず)の放射線被曝を防止するための、たとえば鉛入りゴム板製の防護前垂れ9が保持ロッド8に上端を固着され、垂下されている。図3には3枚の防護前垂れ9が示されているが、この枚数は1例を示したもので、枚数は必要により増減される。術者はCアーム5の左右(天板1の短辺方向)どちらかで操作をするので、保持ロッド8および防護前垂れ9は天板1の向かい側にも同様に設置され、術者がCアーム5の手前側に位置しても向かい側に位置しても、どちらかの防護前垂れ9がCアーム5と術者の中間に挿入され術者の放射線被曝を低減する。
撮影時は天板1をCアーム5から離れた位置に置き、被検体を天板1上に載置し、被検体の撮影部位以外の部分を適切なX線遮蔽膜等で覆った後、前記のように天板1をCアーム5方向に移動させ被撮影部位をX線管3とX線検出器4の中間に置き、術者の操作によりCアーム5を適切な傾斜角度に回転させまた天板1の位置を微調整した後、X線管3からX線を放射し被検体を透過したX線をX線検出器4で検出する。必要によりCアーム5の傾斜角度および天板1の位置を変更して撮影を繰り返す。
特表2004−506911号公報
従来のX線透視撮影台の構造は以上のとおりであるが、この構造ではX線撮影・診断の信頼性が低下し、術者の放射線被曝の危険性が増大する。すなわち図4に示されるごとく、X線管3の傾斜角度の調整過程で防護前垂れ9がX線管3と天板1に、したがって被検体との間に誤って挿入されたままで視認が不十分のまま行程が進行する場合があり、正常な撮影部位の画像撮影が行われず、撮影・診断の信頼性が低下する。またこの場合、防護前垂れ9がX線管3と術者の正規中間位置からずれ、直接の見通しが発生するので、術者に対する放射線被曝の危険性が増大する。本発明はこのような問題点を解決する手段を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、被検体を挟んで対向して配設されたX線を受像するX線検出器と、X線を放射するX線管と、前記X線検出器ならびにX線管を保持する保持器と、前記保持器を傾斜させる傾斜機構と、前記X線管と保持器近傍で撮影操作を行う術者との中間に挿入されるX線を透過しない防護前垂れを備え、前記X線検出器とX線管の中間に挿入された天板上の被検体の透過X線像を撮影するX線透視撮影装置において、前記防護前垂れの垂直方向寸法を前記撮影の準備時に調節できる調節手段を備える。また前記調節手段は、保持器の傾斜位置情報により前記防護前垂れの垂直方向寸法を自動調節する。また前記調節手段を、前記天板または天板を支持する基台の側部に固設された電動機と、前記電動機の軸と緊着し被検体体軸方向に延設されその被検体体軸の端部に垂下された前記防護前垂れを巻き上げる巻き上げ軸と、巻き上げ軸を回転可能に保持する軸受から構成する。
本発明によれば、保持器の傾斜位置に応じて術者の操作または自動調節により防護前垂れの垂直方向寸法を適切に短縮・伸張できるので、保持器の傾斜位置調節に際して防護前垂れのX線管の上部と被検体の中間への挿入が回避され、撮影・診断の信頼性、術者への放射線被爆防止効果が向上する。
本発明が提供するX線透視撮影台はつぎのような特徴を有している。第1の特徴は、X線管と術者との中間に挿入されるX線を透過しない防護前垂れの垂直方向寸法を撮影時に調節できる調節手段を備えるように構成した点である。第2の特徴は前記調節手段を、保持器の傾斜位置情報により前記防護前垂れの垂直方向寸法を自動調節する調節手段とした点である。また第3の特徴は前記調節手段を、前記天板または天板を支持する基台の側部に固設された電動機と、前記電動機の軸と緊着し被検体体軸方向に延設されその被検体体軸の端部に垂下された前記防護前垂れを巻き上げる巻き上げ軸と、巻き上げ軸を回転可能に保持する軸受から構成した点であり、これらの特徴をすべて備えた形態が最良の形態である。
以下図示例にしたがって説明する。なお図1および図2において図3と同一符号の部品の構造および作動は図3と同一である。図1は本発明の第1の実施例である。基台2の側面には巻き上げ軸11がベアリング12を介して回転可能に保持されている。巻き上げ軸11のCアーム5側の先端部には術者(図示せず)の放射線被曝を防止するための加撓性の防護前垂れ9Nが巻き上げ軸11に巻き上げ可能に固着され、垂下されている。巻き上げ軸11はモータ13により回転される。モータ13の正・逆転および停止は術者による操作盤(図示せず)操作により制御される。図1には3枚の防護前垂れ9Nが示されているが、この枚数は1例を示したもので、枚数は必要により増減される。術者は通常Cアーム5の左右どちらかに立つので、巻き上げ軸11および防護前垂れ9Nは天板1の向かい側にも同様に設置され、術者がCアーム5の手前側に位置しても向かい側に位置しても、どちらかの防護前垂れ9NがCアーム5と術者の中間に挿入され術者の放射線被曝を低減する。なお図1ではベアリング12およびモータ13は基台2の側面から支持されているが、天板1の側面から支持される構造としても良い。
撮影時は天板1をCアーム5から離れた位置に置き、被検体を天板1上に載置し、被検体の撮影部位以外の部分を適切なX線遮蔽膜等で覆った後、前記のように天板1をCアーム5方向に移動させ被撮影部位をX線管3とX線検出器4の中間に置き、術者の操作により、Cアーム5が傾斜した状態で防護前垂れ9NがX線管3に接触しない位置まで防護前垂れ9Nを巻き上げ、Cアーム5を適切な傾斜角度に回転させまた天板1の位置を微調整した後、あらためて目視しながら防護前垂れ9NをX線管3に接触しない範囲で巻き下ろし、X線管3からX線を放射し撮影を行う。1回の撮影終了後、必要により再度防護前垂れ9Nを巻き上げ、Cアーム5の傾斜角度および天板1の位置を変更し、防護前垂れ9Nを巻き下ろして撮影を繰り返す。
図2は本発明の第2の実施例である。術者は装置の作動を制御するための手許操作盤14の操作により、演算器15を介してCアーム5の傾斜角度を指令する。この傾斜角度情報は演算器15から、あらかじめ設定した関係によりモータ13に適切な回転量を与えるための信号としても出力される。この連動により防護前垂れ9Nは自動的にX線管3に接触しない位置まで巻き上げられ、Cアーム5の傾斜角度を変更する都度、巻き上げまたは巻き下ろし量も連動して変更される。したがって最終的にCアーム5の傾斜角度が定まった場合には巻き上げも自動的に完了しており、ただちに撮影に移ることができる。
本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、さらに種々の変形実施例を挙げることができる。たとえば前記したように、図1ではベアリング12およびモータ13は基台2の側面から支持されているが、天板1の側面から支持される構造としても良く、本発明は基台2からの支持には限定されない。また巻き上げ軸11の長さ、ベアリング12の個数・位置、モータ13の位置などは、天板1上への被検体の載置に支障を来さない範囲で自由に変更することができる。また図2において手許操作盤14は、手許操作盤14または別室等にある中央制御装置の指令により、装置の制御範囲の全部または一部が個別に手許操作盤14によって手動操作できるものであっても良い。自動連動により最適な巻き上げ量が自動決定されるので、殆どの操作を手許操作盤14によらずに別室等にある中央制御装置で行い、術者の作業量を軽減し、さらに被曝量を減少することも可能である。また本発明はたとえば、Cアーム5がチルトなどを含む複数方向の運動の自由度を有する装置や被検体体軸に対して横方向に配置されている装置に適用することもでき、Cアーム型保持器に替えてコの字型等の別形状の保持器を使用した場合にも適用できることは明らかである。本発明はこれらをすべて包含する。
本発明は被検体のX線透視により医用診断を行うためのX線透視撮影装置など、X線透視撮影の必要な用途に適用することができる。
本発明の第1の実施例の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例の構成を示す図である。 従来のX線透視撮影装置の構成の1例を示す図である。 従来のX線透視撮影装置の防護前垂れとX線管の相互干渉を示す図である。
符号の説明
1 天板
2 基台
3 X線管
4 X線検出器
5 Cアーム
6 アーム台
7 アーム軸
8 保持ロッド
9 防護前垂れ
9N 防護前垂れ
11 巻き上げ軸
12 ベアリング
13 モータ
14 手許操作盤
15 演算器

Claims (3)

  1. 被検体を挟んで対向して配設されたX線を受像するX線検出器と、X線を放射するX線管と、前記X線検出器ならびにX線管を保持する保持器と、前記保持器を傾斜させる傾斜機構と、前記X線管と保持器近傍で撮影操作を行う術者との中間に挿入されるX線を透過しない防護前垂れを備え、前記X線検出器とX線管の中間に挿入された天板上の被検体の透過X線像を撮影するX線透視撮影装置において、前記防護前垂れの垂直方向寸法を前記撮影の準備時に調節できる調節手段を備えたことを特徴とするX線透視撮影装置。
  2. 前記調節手段は、保持器の傾斜位置情報により前記防護前垂れの垂直方向寸法を自動調節する調節手段であることを特徴とする請求項1記載のX線透視撮影装置。
  3. 前記調節手段は、前記天板または天板を支持する基台の側部に固設された電動機と、前記電動機の軸と緊着し被検体体軸方向に延設されその被検体体軸の端部に垂下された前記防護前垂れを巻き上げる巻き上げ軸と、巻き上げ軸を回転可能に保持する軸受から構成されることを特徴とする請求項1または2記載のX線透視撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015100361A (ja) * 2013-11-20 2015-06-04 株式会社東芝 X線診断装置
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KR102051112B1 (ko) * 2019-04-01 2019-12-02 경북대학교병원 방사선 차폐 포
WO2021115132A1 (en) * 2019-12-13 2021-06-17 Elekta Beijing Medical Systems Co., Ltd Controller for radiotherapy device
JP7441053B2 (ja) 2020-01-22 2024-02-29 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線防護具

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