JP2008103521A - 基板回転保持装置および基板処理装置 - Google Patents

基板回転保持装置および基板処理装置 Download PDF

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Abstract


【課題】基板の任意の停止位置および任意の回転位置で基板の保持状態および非保持状態を切り換えることが可能な基板回転保持装置およびそれを備えた基板処理装置を提供する。
【解決手段】スピンベース201の周縁部には、複数の回動式保持部材202Aおよび複数の回動式保持部材202Bが取り付けられている。その内部には、磁石233がそれぞれ設けられている。スピンベース201の内部収容空間223には、複数の電磁石241Aおよび複数の電磁石241Bが設けられている。スピンベース201の下面には、環状の受電コイル242Aおよび受電コイル242Bが設けられている。各電磁石241Aは受電コイル242Aに接続され、各電磁石241Bは受電コイル242Bに接続されている。受電コイル242A,242Aに対向するように、送電コイル245A,245Bが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持装置およびそれを備えた基板処理装置に関する。
従来、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
基板処理装置では、例えば、基板が基板回転保持装置により保持されつつ回転される。この状態で基板に処理液が供給されることにより、基板に処理が行われる。
以下、従来の基板処理装置の一例について説明する(例えば特許文献1参照)。従来の基板処理装置におけるスピンチャック(基板回転保持装置)は、円形のスピンベースを備える。スピンベースは、回転駆動機構により鉛直軸の周りで回転駆動される。
スピンベースの上面には、基板を保持するための複数の保持部材が設けられている。複数の保持部材のうちの1つには、基板の保持を解除するための解除レバーが設けられる。スピンベース内には、複数の保持部材を連動して作動させるための連動リンク機構が収容されている。スピンチャックの側方には、揺動駆動機構によって揺動される解除爪が設けられている。
搬送ロボットとスピンチャックとの間における基板の受け渡し時には、回転駆動機構によりスピンベースが所定の回転角度位置で停止される。このとき、解除レバーと対向する位置には解除爪が配置される。揺動駆動機構により解除爪が揺動されることにより、解除爪が保持部材の解除レバーに当接する。それにより、保持部材が基板を保持する状態から保持を解除する状態へと移行する。その状態で、搬送ロボットとスピンチャックとの間での基板の受け渡しが行われる。
特開2003−39007号公報
上記従来の基板処理装置においては、スピンチャックによる基板の保持を解除する際にスピンベースを所定の位置で停止させる必要があり、回転駆動機構の制御が複雑となる。
また、基板の停止位置がずれた場合には、基板の保持が解除されない状態で、搬送ロボットがスピンチャックから基板を受け取ろうとする。この場合、基板が損傷することがある。
本発明の目的は、基板の任意の停止位置および任意の回転位置で基板の保持状態および非保持状態を切り換えることが可能な基板回転保持装置およびそれを備えた基板処理装置を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板回転保持装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持装置であって、回転軸の周りで回転可能に設けられた回転部材と、回転部材を回転させる回転駆動手段と、基板の外周端部に当接して基板を保持する基板保持位置と基板の外周端部から離間する基板解放位置との間で移動可能に回転部材に設けられた複数の可動式保持部材と、回転部材に向けて電力に変換可能なエネルギーを放射するように設けられたエネルギー放射手段と、エネルギー放射手段により放射されたエネルギーを受けるように回転部材に設けられ、受けたエネルギーから電力を発生する電力発生手段と、電力発生手段により発生された電力から磁力を発生し、発生した磁力により複数の可動式保持部材の各々を基板保持位置および基板解放位置に移動させるように回転部材に設けられた磁力発生手段とを備え、エネルギー放射手段および電力発生手段の少なくとも一方は、回転部材の回転軸を中心とする環状領域に配置され、エネルギー放射手段および電力発生手段の他方は、環状領域の少なくとも一部に対向するように配置されたものである。
この基板回転保持装置においては、エネルギー放射手段から回転部材に向けて電力に変換可能なエネルギーが放射されると、電力発生手段がそのエネルギーを受けて電力を発生する。磁力発生手段は、その電力から磁力を発生し、複数の可動式保持部材の各々を基板保持位置および基板解放位置に移動させる。それにより、複数の可動式保持部材によって基板が保持または解放される。
この場合、磁力発生手段が回転部材に設けられているので、回転部材の停止位置および回転位置にかかわらず可動式保持部材を駆動することができる。また、エネルギー放射手段および電力発生手段の少なくとも一方が回転部材の回転軸を中心とする環状領域に配置され、エネルギー放射手段および電力発生手段の他方が環状領域の少なくとも一部に対向するように配置されているので、電力発生手段は、回転部材の停止位置および回転位置にかかわらず、エネルギー放射手段により放射されるエネルギーを受けることができる。
それにより、回転部材の任意の停止位置および回転位置で可動式保持部材を駆動することができる。したがって、可動式保持部材を駆動するために回転部材を特定の位置に停止させる必要がなくなり、回転駆動手段の制御が単純になる。また、回転部材の回転中に任意のタイミングで可動式保持部材を駆動することができる。
また、回転部材上に設けられた磁力発生手段が発生する磁力により可動式保持部材が駆動されるとともに、磁力発生手段を励磁するための電力に変換可能なエネルギーがエネルギー放射手段から電力発生手段に非接触で伝送されるので、部材間の摺動によるパーティクルの発生を防止することができる。
(2)エネルギー放射手段は、エネルギーとして磁気エネルギーを発生する磁気エネルギー発生手段を含んでもよい。
この場合、磁気エネルギー発生手段により発生された磁気エネルギーが、電力発生手段に非接触で伝送される。
(3)電力発生手段は、磁気エネルギー発生手段により発生される磁気エネルギーを電力に変換するコイルを含んでもよい。
この場合、コイルは、磁気エネルギー発生手段により発生される磁気エネルギーを受けることにより、電磁誘導によって電力を発生する。これにより、低コストで磁気エネルギーを電力に変換することができる。
(4)基板回転保持装置は、コイルから出力される交流電流を直流電流に変換するとともに得られた直流電流を磁力発生手段に供給する変換回路をさらに備えてもよい。
この場合、変換回路によって交流電流が直流電流に変換され、その直流電流が磁力発生手段に供給されることにより、磁力発生手段が一定方向の磁力を発生する。それにより、磁力発生手段が、複数の可動式保持部材の各々を基板保持位置または基板解放位置で安定に保持することができる。
(5)エネルギー放射手段は、エネルギーとして光エネルギーを発生する光エネルギー発生手段を含んでもよい。
この場合、光エネルギー発生手段により発生された光エネルギーが、電力発生手段に非接触で伝送される。
(6)電力発生手段は、光エネルギー発生手段により発生された光エネルギーを電力に変換する光起電力素子を含んでもよい。
この場合、光起電力素子が光エネルギー発生手段により発生される光エネルギーを受けることにより、光起電力が発生する。これにより、効率良く光エネルギーを電力に変換することができる。
(7)複数の可動式保持部材は、第1グループの保持部材および第2グループの保持部材を含み、エネルギー放射手段は、電力に変換可能なエネルギーをそれぞれ放射する第1および第2のエネルギー放射素子を含み、電力発生手段は、第1のエネルギー放射手段により放射されたエネルギーを受けるように回転部材に設けられ、受けたエネルギーから電力を発生する第1の電力発生素子と、第2のエネルギー放射手段により放射されたエネルギーを受けるように回転部材に設けられ、受けたエネルギーから電力を発生する第2の電力発生素子とを含み、磁力発生手段は、第1の電力発生素子により発生された電力から磁力を発生し、発生した磁力により第1グループの保持部材を基板保持位置および基板解放位置に移動させる第1の磁力発生素子と、第2の電力発生素子により発生された電力から磁力を発生し、発生した磁力により第2グループの保持部材を基板保持位置および基板解放位置に移動させる第2の磁力発生素子を含んでもよい。
この場合、第1のエネルギー放射素子からエネルギーが放射されると、そのエネルギーを受けて第1の電力発生素子が電力を発生する。第1の磁力発生手段がその電力から磁力を発生し、第1グループの保持部材を基板保持位置および基板解放位置に移動させる。
一方、第2のエネルギー放射素子からエネルギーが放射されると、そのエネルギーを受けて第2の電力発生素子が電力を発生する。第2の磁力発生手段がその電力から磁力を発生して第2グループの保持部材を基板保持位置および基板解放位置に移動させる。
このように、第1のエネルギー放射素子からのエネルギーの放射により第1グループの保持部材が駆動され、第2のエネルギー放射素子からのエネルギーの放射により第2グループの保持部材が駆動される。それにより、回転部材の任意の停止位置および回転位置で、第1グループおよび第2グループの保持部材をそれぞれ個別に駆動することができる。
(8)基板回転保持装置は、第1グループおよび第2グループの保持部材が基板保持位置にある第1状態、第1グループおよび第2グループの保持部材が基板解放位置にある第2状態、第1グループの保持部材が基板保持位置にあって第2グループの保持部材が基板解放位置にある第3状態、および第1グループの保持部材が基板解放位置にあって第2グループの保持部材が基板保持位置にある第4状態の間で第1グループおよび第2グループの保持部材の状態が切り換わるように第1および第2のエネルギー放射素子を制御する制御部をさらに備えてもよい。
この場合、第1グループおよび第2グループの保持部材が第1状態になると、基板が第1グループおよび第2グループの保持部材により保持される。第1グループおよび第2グループの保持部材が第2状態になると、基板が解放される。
第1グループおよび第2グループの保持部材が第3状態になると、基板が第1グループ保持部材により保持される。第1グループおよび第2グループの保持部材が第4状態になると、基板が第2グループの保持部材により保持される。
このように、第1グループおよび第2グループの保持部材を第1状態、第2状態、第3状態および第4状態の間で切り換えることにより、基板が保持される状態と基板が解放される状態とを切り換えることができるとともに、可動式保持部材による基板の保持部分を変更することが可能となる。
(9)制御部は、回転駆動手段による回転部材の回転時に、第1グループおよび第2グループの保持部材が第3状態および第4状態の一方の状態から他方の状態に切り換わるように第1および第2のエネルギー放射素子を制御してもよい。
この場合、第1グループおよび第2グループの保持部材を第3状態および第4状態の間で切り換えることにより、可動式保持部材による基板の保持部分を変更することができる。したがって、回転部材の回転時に可動式保持部材による基板の保持部分を変更することにより、処理速度を低下させることなく、基板の外周端部に均一に処理を施すことが可能となる。
(10)基板回転保持装置は、複数の可動式保持部材の各々を基板保持位置および基板解放位置の一方に付勢する付勢手段をさらに備え、磁力発生手段は、磁力により付勢手段の付勢力に抗して複数の可動式保持部材の各々を基板保持位置および基板解放位置の他方に移動させてもよい。
この場合、エネルギー放射手段からエネルギーが放射されない状態では、磁力発生手段が磁力を発生しないため、複数の可動式保持部材の各々は、付勢手段の付勢力により基板保持位置および基板解放位置の一方で維持される。
エネルギー放射手段からエネルギーが放射されると、磁力発生手段が磁力を発生するため、複数の可動式保持部材の各々が付勢手段の付勢力に抗して基板保持位置および基板解放位置の他方に移動され、その状態で維持される。
それにより、複数の可動式保持部材の各々を基板保持位置および基板解放位置の間で安定に切り換えることが可能となる。
(11)付勢手段は、複数の可動式保持部材の各々を基板保持位置に付勢し、磁力発生手段は、磁力により付勢手段の付勢力に抗して複数の可動式保持部材の各々を基板解放位置に移動させてもよい。
この場合、基板の回転中に磁力発生手段への電力の供給が遮断された場合でも、可動式保持部材が付勢手段により基板保持位置に付勢されているので、基板が保持された状態が維持される。それにより、基板の回転時に基板の保持が解除されることにより基板が破損することが防止される。
(12)第2の発明に係る基板処理装置は、基板を保持する上記第1の発明に係る基板回転保持装置と、基板回転保持装置により回転される基板に処理を行う処理手段とを備えたものである。
その基板処理装置においては、第1の発明に係る基板回転保持装置により基板が保持されつつ回転される状態で、処理手段により基板に処理が施される。
この場合、回転部材の任意の停止位置および回転位置で可動式保持部材を駆動することができる。したがって、可動式保持部材を駆動するために回転部材を特定の位置に停止させる必要がなくなり、回転駆動手段の制御が単純になる。また、回転部材の回転中に任意のタイミングで可動式保持部材を駆動することができる。
また、回転部材上に設けられた磁力発生手段が発生する磁力により可動式保持部材が駆動されるとともに、磁力発生手段を励磁するための電力に変換可能なエネルギーがエネルギー放射手段から電力発生手段に非接触で伝送されるので、部材間の摺動によるパーティクルの発生を防止することができる。
本発明によれば、回転部材の任意の停止位置および回転位置で可動式保持部材を駆動することができる。したがって、可動式保持部材を駆動するために回転部材を特定の位置に停止させる必要がなくなり、回転駆動手段の制御が単純になる。また、回転部材の回転中に任意のタイミングで可動式保持部材を駆動することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る基板回転保持機構、基板処理装置について図面を参照しながら説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
(1) 第1の実施の形態
以下、第1の実施の形態に係る基板回転保持装置(スピンチャック)およびこれを備えた基板処理装置の構成について図面を参照しながら説明する。
(1−1)基板処理装置の構成
図1は本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す縦断面図である。図2は、基板回転保持装置の内部の構成を説明するための模式的横断面図である。
図1に示すように、基板処理装置100は、基板回転保持装置200および処理液供給ノズル50を備える。基板回転保持装置200は、円形のスピンベース(回転台)201を有する。スピンベース201は、鉛直方向の回転軸Pの周りでモータ24によって回転駆動される。
スピンベース201は、板状の下部材221および蓋状の上部材222から構成されている。下部材221の上面の周縁部を除く中央部の領域を覆うように上部材222が取り付けられており、下部材221と上部材222との間には、内部収容空間223が形成されている。なお、下部材221は例えばSiCからなり、上部材222は例えばSiCまたはフッソ樹脂からなる。
図2に示すように、下部材221の周縁部の領域には、複数の回動式保持部材202Aおよび複数の回動式保持部材202B(図2においては、ともに3つ)が取り付けられている。複数の回動式保持部材202Aおよび複数の回動式保持部材202Bは、回転軸Pと同軸の円周に沿ってほぼ等角度間隔で交互に配置されている。
各回動式保持部材202A,202Bは、円柱状の支持部231と突起状の保持部232とを有する。保持部232は、支持部231の上面の偏心した位置に設けられている。各回動式保持部材202A,202Bは、後述する電磁石241A,241Bにより鉛直方向の回転軸の周りでそれぞれ回転駆動される。また、各回動式保持部材202A,202Bの支持部231の内部には、その直径方向に延びるように棒状の磁石233がそれぞれ設けられている。
本実施の形態では、回動式保持部材202A,202Bが上方から見て反時計方向に回転した場合に、複数の回動式保持部材202A,202Bの保持部232の外周面が基板Wの外周端部から離間する。この場合、基板Wは、回動式保持部材202A,202Bにより保持されていない状態(非保持状態)となる。
これに対して、回動式保持部材202A,202Bが上方から見て時計方向に回転した場合に、複数の回動式保持部材202A,202Bの保持部232の外周面が基板Wの外周端部に当接する。この場合、基板Wは、回動式保持部材202A,202Bにより保持されている状態(保持状態)となる。
また、スピンベース201の上面の周縁部において、各回動式保持部材202A,202Bの近傍には、各回動式保持部材202A,202Bに対応する棒状の補助磁石234がそれぞれ固定されている。各補助磁石234は、その一端が各回動式保持部材202A,202Bの軸心に向かうように配置される。本実施の形態では、S極が各回動式保持部材202A,202B側に位置するように各補助磁石234が配置される。
各回動式保持部材202A,202Bは、各補助磁石234により基板Wが保持状態となるように付勢される。
内部収容空間223には、各回動式保持部材202Aに対応する複数の電磁石241Aおよび各回動式保持部材202Bに対応する複数の電磁石241Bが、回転軸Pを中心とする放射線にほぼ沿うように設けられている。各電磁石241Aは、各回動式保持部材202Aの近傍に配置され、各電磁石241Bは、各回動式保持部材202Aの近傍に配置されている。
下部材221の下面には、回転軸Pを中心として環状の受電コイル242Aが設けられ、受電コイル242Aの内側に回転軸25を中心として環状の受電コイル242Bが設けられている。受電コイル242A,242Bは、環状のコイル芯周りに導線が巻回された構成を有する。
各電磁石241Aは、AC−DC変換回路250を介して受電コイル242Aに接続されている。各電磁石241Bは、AC−DC変換回路251を介して受電コイル242Bに接続されている。AC−DC変換回路250およびAC−DC変換回路251の具体例については後述する。
スピンベース201の下方には、受電コイル242Aに対向するように、受電コイル242Aと所定の距離を隔てて送電コイル245Aが設けられ、受電コイル242Bに対向するように、受電コイル242Bと所定の距離を隔てて送電コイル245Bが設けられている(図1)。送電コイル245Aは受電コイル242Aと同様の構成を有し、送電コイル245Bは受電コイル242Bと同様の構成を有する。送電コイル245A,245Bは、スピンベース201の回転には連動しないように固定されている。
スピンベース201の上方には、基板W上に各種処理液を供給する処理液供給ノズル50が設けられている。処理液供給ノズルは、アーム51に固定され、水平面内で揺動可能に設けられている。
(1−2)基板処理装置の制御系の構成
次に、基板処理装置100の制御系について説明する。図3は、基板処理装置100の制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、基板処理装置100は、制御部10を備える。この制御部10には、上述した送電コイル245A,245Bが接続されている。制御部10は、送電コイル245A,245Bに選択的に交流電流を与える。
各AC−DC変換回路250の一対の入力端子は、上述の受電コイル242Aの対応する部分に接続されている。3つの電磁石241Aは、それぞれ対応するAC−DC変換回路250の出力端子に接続されている。
各AC−DC変換回路251の一対の入力端子は、上述の受電コイル242Bの対応する部分に接続されている。3つの電磁石241Bは、それぞれ対応するAC−DC変換回路251の出力端子に接続されている。
制御部10が交流電流を送電コイル245Aに与えると、送電コイル245Aは交番磁界を発生する。受電コイル242Aは、送電コイル245Aにより発生された交番磁界を受け、電磁誘導により交流電流を発生する。そして、AC−DC変換回路250は、後述するように、受電コイル242Aから受けた交流電流を直流電流に変換し、直流電流を電磁石241Aに供給する。
また、制御部10が交流電流を送電コイル245Bに与えられると、送電コイル245Bは交番磁界を発生する。受電コイル242Bは、送電コイル245Bにより発生された交番磁界を受け、電磁誘導により交流電流を発生する。そして、AC−DC変換回路251は、後述するように、受電コイル242Bから受けた交流電流を直流電流に変換し、直流電流を電磁石241Bに供給する。
また、制御部10には、モータ24および処理液供給系60が接続されている。処理液供給系60は、処理液供給ノズル50に処理液を供給する。
(1−3)AC−DC変換回路
ここで、AC−DC変換回路250,251の具体例について説明する。図4は、AC−DC変換回路250の構成を示す回路図である。なお、AC−DC変換回路251は、AC−DC変換回路250と同様の構成を有する。
図4に示すように、AC−DC変換回路250は、ブリッジダイオードBDおよび平滑コンデンサSCを含む。ブリッジダイオードBDの一対のノードN1,N2には、受電コイル242Aが接続される。ブリッジダイオードBDの他の一対のノードN3,N4間には、平滑コンデンサSCおよび電磁石241Aが並列に接続される。
図3の受電コイル242Aに流れる交流電流は、ブリッジダイオードBDにより全波整流されるとともに、平滑コンデンサSCによって平滑化されることにより、直流電流に変換される。この直流電流が電磁石241Aに供給される。本実施の形態では、各電磁石241Aの回動式保持部材202Aに近い端部がN極になる。それにより、電磁石241Aが図2の補助磁石234による吸引力に抗して回動式保持部材202Aの磁石233のS極を吸引する。
AC−DC変換回路251も、同様に、図3の受電コイル242Bに流れる交流電流を直流電流に変換する。この直流電流が各電磁石241Bに供給される。本実施の形態では、各電磁石241Bの回動式保持部材202Bに近い端部がN極になる。それにより、電磁石241Bが図2の補助磁石234による吸引力に抗して回動式保持部材202Bの磁石233のS極を吸引する。
(1−4)回動式保持部材の制御
次に、回動式保持部材202A,202Bによる基板Wの保持状態の設定について説明する。以下、回動式保持部材202Aを第1グループとし、回動式保持部材202Bを第2グループとする。
図5は第1グループおよび第2グループの回動式保持部材202A,202Bによる基板Wの保持状態を示す図であり、(a)はスピンベース201の横断面図、(b)はスピンベース201の上面図である。
図3の送電コイル245A,245Bのどちらにも電流が供給されない状態では、図5(a)に示すように、各電磁石241A,241Bに磁力は発生せず、各回動式保持部材202A,202B内の磁石233は、補助磁石234に吸引される。
この場合、図5(b)に示すように、各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基版Wの外周端部に当接する。それにより、基板Wが第1グループおよび第2グループの回動式保持部材202A,202Bの両方によって保持される状態(以下、両保持状態と呼ぶ)となる。
図6は第1グループの回動式保持部材202Aによる基板Wの保持状態を示す図であり、(a)はスピンベース201の横断面図、(b)はスピンベース201の上面図である。
送電コイル245Bのみに電流が供給される状態では、図6(a)に示すように、各電磁石241Bに磁力が発生し、各回動式保持部材202B内の磁石233が各電磁石241Bに吸引される。一方、各回動式保持部材202A内の磁石233は補助磁石234に吸引される状態を維持する。
この場合、図6(b)に示すように、各回動式保持部材202Aの保持部232が基板Wの外周端部に当接する状態を維持するとともに、各回動式保持部材202Bの保持部232が基板Wの外周端部から離間する。それにより、基板Wは、第1グループの回動式保持部材202Aのみによって保持される状態(以下、第1保持状態と呼ぶ)。
図7は第2グループの回動式保持部材202Bによる基板Wの保持状態を示す図であり、(a)はスピンベース201の横断面図、(b)はスピンベース201の上面図である。
送電コイル245Aのみに電流が供給される状態では、図7(a)に示すように、各電磁石241Aに磁力が発生し、各回動式保持部材202A内の磁石233が各電磁石241Aに吸引される。一方、各回動式保持部材202B内の磁石233は補助磁石234の磁力に吸引される状態を維持する。
この場合、図7(b)に示すように、各回動式保持部材202Bが基板Wの外周端部に当接する状態を維持するとともに、各回動式保持部材202Aの保持部232が基板Wの外周端部から離間する。それにより、基板Wは、回動式保持部材202Bのみによって保持される状態(以下、第2保持状態と呼ぶ)となる。
また、送電コイル245A,245Bの両方に電流が供給される状態では、各回動式保持部材202A,202B内の磁石233がそれぞれ各電磁石241A,241Bに吸引される、この場合、回動式保持部材202A,202Bの両方の保持部232が基板Wの外周端部から離間する。それにより、基板Wの保持が解除される状態(以下、保持解除状態と呼ぶ)となる。
このように、制御部10により送電コイル245Aおよび送電コイル245Bに選択的に電流が供給されることにより、基板Wを両保持状態、第1保持状態、第2保持状態および保持解除状態の間で切り換えることが可能となる。
(1−5)基板処理装置の動作
次に、図1〜図3および図8を参照して、制御部10による制御処理について説明する。図8は、制御部10による制御処理を示すフローチャートである。ここでは、一例として基板Wの周縁部を洗浄またはエッチングする処理について説明する。
まず、制御部10は、回動式保持部材202A,202Bを保持解除状態に設定する(ステップS1)。その状態で、基板Wがスピンベース201上に載置される。次に、制御部10は、回動式保持部材202A,202Bを第1保持状態に切り換える(ステップS2)。それにより、スピンベース201上の基板Wが第1グループの回動式保持部材202Aにより保持される。
続いて、制御部10は、モータ24によりスピンベース201を回転させ、第1ブループの回動式保持部材202Aにより保持された基板Wを回転させる(ステップS3)。次に、制御部10は、処理液供給系60(図3)を制御することにより処理液供給ノズル50から基板Wの周縁部に処理液として洗浄液またはエッチング液を供給する(ステップS4)。この場合、第1グループの回動式保持部材202Aによる基板Wの保持部分を除いて基板Wの周縁部が洗浄される。
続いて、制御部10は、基板Wへの処理液の供給を継続しつつ回動式保持部材202A,202Bを両保持状態に切り換える(ステップS5)。それにより、基板Wが第1グループおよび第2グループの回動式保持部材202A,202Bの両方により保持される状態となる。続いて、制御部10は、回動式保持部材202A,202Bを第2保持状態に切り換える(ステップS6)。それにより、基板Wが第2グループの回動式保持部材202Bにより保持される状態となる。この場合、第2グループの回動式保持部材202Bによる基板Wの保持部分を除いて基板Wの周縁部が洗浄される。
所定時間経過後、制御部10は、処理液の供給を停止するとともに(ステップS7)、モータ24によるスピンベース201の回転を停止し、基板Wの回転を停止させる(ステップS8)。そして、制御部10は、回動式保持部材202A,202Bを保持解除状態に切り換える(ステップS9)。その状態で、基板Wがスピンベース201上から搬出される。
このようにして、基板Wへの処理液の供給時において、基板Wを回転させたまま回動式保持部材202A,202Bが第1保持状態から第2保持状態に切り換えられる。それにより、処理速度を低下させることなく基板Wの周縁部に均一に洗浄またはエッチング処理を施すことが可能となる。
なお、本実施の形態では、回動式保持部材202A,202Bを第1保持状態に切り換えて基板Wの回転を開始し、基板Wへの処理液の供給時に回動式保持部材202A,202Bを第1保持状態から第2保持状態に切り換えているが、回動式保持部材202A,202Bを第2保持状態に切り換えて基板Wの回転を開始し、基板Wへの処理液の供給時に回動式保持部材202A,202Bを第2保持状態から第1保持状態に切り換えてもよい。
(1−6)第1の実施の形態の効果
本実施の形態では、送電コイル245A,245Bによって交番磁界が発生されることにより、受電コイル242A,242Bが電磁誘導による電流を発生し、その電流が電磁石241A,241Bに供給される。それにより、各電磁石241A,241Bの磁力により各回動式保持部材202A,202Bが駆動される。
この場合、電磁石241A,241Bがスピンベース201上に設けられているので、スピンベース201の停止位置および回転位置にかかわらず回動式保持部材202A,202Bが駆動される。また、環状の送電コイル245A,245Bおよび環状の受電コイル242A,242Bが対向するように設けられているので、スピンベース201の停止位置および回転位置にかかわらず電磁石241A,241Bに供給する電力を送電コイル245A,245Bから受電コイル242A,242Bに伝送することができる。
それにより、スピンベース201の任意の停止位置および任意の回転位置で回動式保持部材202A,202Bを駆動することができる。したがって、回動式保持部材202A,202Bを駆動するためにスピンベース201を特定の位置に停止させる必要がなくなり、モータ24の制御が単純になる。また、スピンベース201の回転中に任意のタイミングで回動式保持部材202A,202Bを駆動することができる。
また、複数のギヤ、リンク機構等からなる機械的駆動機構により回動式保持部材202A,202Bを駆動する場合には、各部材間の摺動によりパーティクル(塵埃)が発生することが懸念される。これに対して、本実施の形態では、スピンベース201上に設けられた電磁石241A,241Bの磁力により回動式保持部材202A,202Bが駆動されるとともに、電磁石241A,241Bを励磁するための電力が送電コイル245A,245Bから受電コイル242A,242Bに非接触で伝送されるので、部材間の摺動によるパーティクルの発生を防止することができる。
また、各回動式保持部材202A,202Bが機械的駆動機構に連結されることなく単独でスピンベース201の下部材221に取り付けられているので、回動式保持部材202A,202Bが破損した場合に補修および交換が容易となる。
また、各回動式保持部材202A,202Bが各補助磁石234の磁力により基板Wを保持する方向に付勢されるので、基板Wの回転時に停電等により電磁石241A,241Bへの電力の供給が遮断された場合でも、基板Wが保持された状態で維持される。それにより、停電時等に、基板Wがスピンベース201から落下することにより破損することが防止される。
また、本実施の形態では、機械的駆動機構を用いることなく電気的作用および磁気的作用を利用することにより簡単な構成で回動式保持部材202A,202Bを駆動することができる。それにより、部品点数の削減、組立作業性の向上、保守点検作業の簡略化およびコストの低減が可能となる。
さらに、回動式保持部材202A,202Bが材質の異なる複数の部材により支持される場合には、高温の処理液を用いて基板Wの処理を行う場合に、複数の部材における熱膨張率の違いから回動式保持部材202A,202Bの軸心のずれまたは回動式保持部材202A,202Bの破損が生じる可能性がある。
これに対して、本実施の形態では、回動式保持部材202A,202Bが単一材料からなる下部材221により支持されているのみである。そのため、基板Wに高温の処理液が供給されることにより下部材221が熱膨張しても、回動式保持部材202A,202Bの軸心のずれおよび回動式保持部材202A,202Bの破損が生じない。
(2)第2の実施の形態
以下、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置100について、上記第1の実施の形態と異なる点を説明する。第2の実施の形態に係る基板処理装置100は、基板回転保持装置200の代わりに以下に示す基板回転保持装置200aを備える。
(2−1)基板回転保持装置の構成
図9(a),(b)は、基板回転保持装置200aの模式的断面図および基板回転保持装置200aの内部の構成を示す模式的平面図である。図9を参照して、基板回転保持装置200aについて第1の実施の形態で示した基板回転保持装置200と異なる点を説明する。
図9(a),(b)に示すように、基板回転保持装置200aには、図1に示した環状の受電コイル242A,242BおよびAC−DC変換回路250,251の代わりに、環状の太陽電池261A,261Bが設けられている。太陽電池261Aは、下部材221の下面に回転軸Pを中心として設けられ、太陽電池261Bは、太陽電池261Aの内側に回転軸Pを中心として設けられている。各電磁石241Aは太陽電池261Aに接続され、各電磁石241Bは、太陽電池261Bに接続されている。
また、スピンベース201の下方には、環状の送電コイル245A,245Bの代わりに、環状の光源262A,262Bが設けられている。光源262Aは太陽電池261Aに対向するように、太陽電池261Aと所定の距離を隔てて設けられ、光源262Bは、太陽電池261Bに対向するように、太陽電池261Bと所定の距離を隔てて設けられている。光源262A,262Bは、スピンベース201の回転には連動しないように固定されている。
光源262A,262Bは、制御部10(図3)に接続されている。光源262Aは、制御部10の制御により太陽電池261Aに向けて光を照射する。光源262Bは、制御部10の制御により太陽電池261Bに向けて光を照射する。
太陽電池261Aは、光源262Aからの光を受けることにより一定の光起電力を発生し、各電磁石241Aに直流電流を供給する。それにより、電磁石241Aが補助磁石234による吸引力に抗して回動式保持部材202Aの磁石233を吸引する。その結果、各回動式保持部材202Aの保持部232が基板Wの外周端部から離間する。
太陽電池261Bは、光源262Bからの光を受けることにより一定の光起電力を発生し、各電磁石241Bに直流電流を供給する。それにより、電磁石241Bが補助磁石234による吸引力に抗して回動式保持部材202Bの磁石233を吸引する。その結果、各回動式保持部材202Bの保持部232が基板Wの外周端部から離間する。
このように、第2の実施の形態においては、光源262A,262Bから太陽電池261Bに光が照射されることにより、各回動式保持部材202A,202Bが駆動される。
したがって、制御部10の制御により光源262Aおよび光源262Bから太陽電池261A,261Bに選択的に光が照射されることにより、上記第1の実施の形態と同様に、基板Wを両保持状態、第1保持状態、第2保持状態および保持解除状態の間で切り換えることが可能となる。
(2−2)第2の実施の形態の効果
第2の実施の形態では、光源262A,262Bから太陽電池261A,261Bに光が照射されることによって各電磁石241A,241Bに電流が供給される。それにより、各電磁石241A,241Bの磁力により、各回動式保持部材202A,202Bが駆動される。
この場合、電磁石241A,241Bがスピンベース201上に設けられているので、スピンベース201の停止位置および回転位置にかかわらず回動式保持部材202A,202Bが駆動される。また、環状の光源262A,262Bおよび環状の太陽電池261A,261Bが対向するように設けられているので、スピンベース201の停止位置および回転位置にかかわらず光源262A,262Bから太陽電池261A,261Bに光を照射することができ、電磁石241A,241Bに電流を供給することができる。
それにより、スピンベース201の任意の停止位置および任意の回転位置で回動式保持部材202A,202Bを駆動することができる。したがって、回動式保持部材202A,202Bを駆動するためにスピンベース201を特定の位置に停止させる必要がなくなり、モータ24の制御が単純になる。また、スピンベース201の回転中に任意のタイミングで回動式保持部材202A,202Bを駆動することができる。
また、スピンベース201上に設けられた電磁石241A,241Bの磁力により回動式保持部材202A,202Bが駆動されるとともに、光源262A,262Bから太陽電池261A,261Bに非接触で光が照射されることにより電磁石241A,241Bを励磁するための電力が発生する。したがって、部材間の摺動によるパーティクルの発生を防止することができる。
(3)第3の実施の形態
以下、本発明の第3の実施の形態に係る基板処理装置100について、上記第1の実施の形態と異なる点を説明する。第3の実施の形態に係る基板処理装置100は、基板回転保持装置200の代わりに以下に示す基板回転保持装置200bを備える。
図10(a)は、基板回転保持装置200bの内部の構成を示す模式的平面図であり、図10(b)および図10(c)は、各回動式保持部材202A,202Bの動作を説明するための図である。図10を参照して、基板回転保持装置200bについて第1の実施の形態で示した基板回転保持装置200と異なる点を説明する。
図10(a)に示すように、基板回転保持装置200bでは、各回動式保持部材202A,202Bの支持部231内に磁石233の代わりに極性を有さない磁性部材233aが設けられる。磁性部材233aは、各回動式保持部材202A,202B内の偏心した位置に設けられている。また、AC−DC変換回路250,251は設けられていない。
各電磁石241A,241Bに電流が供給されない状態では、図10(b)に点線で示すように、各磁性部材233aが補助磁石234により吸引される。この場合、図10(c)に点線で示すように、各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基板Wの外周端部に当接する。
各電磁石241A,241Bに電流が供給されると、各電磁石241A,241Bにより交番磁界が形成される。それにより、図10(b)に実線で示すように、各磁性部材233aが各電磁石241Aにより吸引される。この場合、図10(c)に実線で示すように、各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基板Wの外周端部から離間する。
このように、各保持部材202A,202B内に極性を有さない磁性部材233aが設けられた場合には、交流電流を電磁石241A,241Bに供給することにより各回動式保持部材202A,202Bを駆動することが可能となる。
ただし、各磁性部材233aが各補助磁石234または各電磁石241A,241Bにより吸引される力は、各磁石233が各補助磁石234または各電磁石241A,241Bにより吸引される力よりも弱い。そのため、磁石233が設けられる場合と比べて、磁性部材233aが設けられる場合には、補助磁石234および各電磁石241A,241Bの磁力を強くすることが好ましい。
なお、制御部10と送電コイル245A,245Bとの間に交流電流の周波数を高めるインバータを挿入することが好ましい。この場合、電磁石241A,241Bにより形成される磁界の山谷の周波数を高くすることができる。それにより、各電磁石241A,241Bによる磁力をより安定化することができる。
また、第1の実施の形態と同様に、受電コイル242A,242Bと電磁石241A,241Bとの間にAC−DC変換回路250,251を設けてもよい。
さらに、上記第2の実施の形態の磁石233の代わりに磁性部材233aを設けてもよい。
(4)他の実施の形態
上記第1〜第3の実施の形態においては、回動式保持部材202A,202Bを第1保持状態および第2保持状態の一方から他方に切り換えることにより基板Wの保持部分を変更しているが、これに限らず、他の方法により基板Wの保持部分を変更してもよい。
例えば、基板Wの回転中に、送電コイル245A,245Bに供給する電流を減少させる、または光源262A,262Bからの光の強度を弱めることにより回動式保持部材202A,202Bによる基板Wの保持力を一瞬緩和させ、基板Wを回動式保持部材202A,202Bに対して相対的に回転させることにより基板Wの保持部分を変更してもよい。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、各補助磁石234によって各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基板Wの外周端部に当接するように付勢されるが、これに限らず、ばね等の他の付勢部材を用いて各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基板Wの外周端部に当接するように付勢されてもよい。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、各補助磁石234により各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基板Wの外周端部に当接するように付勢され、各電磁石241A,241Bにより各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基板Wの外周端部から離間するように駆動されるが、停電時等における基板Wの破損の懸念がない場合または停電時等における基板Wの破損が他の方法で防止されるのであれば、各補助磁石234により各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基板Wの外周端部から離間するように付勢され、各電磁石241A,241Bにより各回動式保持部材202A,202Bの保持部232が基板Wの外周端部に当接するように駆動されてもよい。
また、上記第1および第3の実施の形態においては、受電コイル242A,242Bおよび送電コイル245A,245Bがそれぞれ環状に設けられているが、受電コイル242A,242Bおよび送電コイル245A,245Bのうちどちらか一方が環状に設けられてもよい。また、上記第2の実施の形態においては、太陽電池261A,261Bおよび光源262A,262Bがそれぞれ環状に設けられているが、太陽電池261A、261および光源262A,262Bのうちどちらか一方が環状に設けられてもよい。
例えば、環状の受電コイル242A,242Bの代わりに、環状の送電コイル245A,245Bの一部の領域に対向する受電コイルを設けてもよく、環状の送電コイル245A,245Bの代わりに、環状の受電コイル242A,242Bの一部の領域に対向する送電コイルを設けてもよい。また、環状の太陽電池261A,261Bの代わりに、環状の光源262A,262Bの一部の領域に対向する太陽電池を設けてもよく、環状の光源262A,262Bの代わりに、環状の太陽電池の一部の領域に対向する光源を設けてもよい。
(5)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、スピンベース201が回転部材の例であり、モータ24が回転駆動手段の例であり、回動式保持部材202A,202Bが可動式保持部材の例であり、送電コイル245A,245Bおよび光源262A,262Bがエネルギー放射手段の例であり、受電コイル242A,242Bおよび太陽電池261A,261Bが電力発生手段の例であり、電磁石241A,241Bが磁力発生手段の例であり、送電コイル245A,245Bが磁気エネルギー発生手段の例であり、受電コイル242A,242Bがコイルの例であり、AC−DC変換回路250,251が変換回路の例であり、光源262A,262Bが光エネルギー発生手段の例であり、太陽電池261A,261Bが光起電力素子の例である。
また、回動式保持部材202Aが第1グループの保持部材の例であり、回動式保持部材202Bが第2グループの保持部材の例であり、送電コイル245Aまたは光源262Aが第1のエネルギー放射素子の例であり、送電コイル245Bまたは光源262Bが第2のエネルギー放射素子の例であり、受電コイル242Aまたは太陽電池261Aが第1の電力発生素子の例であり、受電コイル242Bまたは太陽電池261Bが第2の電力発生素子の例であり、電磁石241Aが第1の磁力発生素子の例であり、電磁石241Bが第2の磁力発生素子の例であり、補助磁石234が付勢手段の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、および光ディスク用基板等の処理を行う際に利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す縦断面図である。 基板回転保持装置の内部の構成を説明するための模式的横断面図である。 基板処理装置の制御系を示すブロック図である。 AC−DC変換回路の構成を示す回路図である。 回動式保持部材による基板Wの保持状態を示す図である。 回動式保持部材による基板Wの保持状態を示す図である。 回動式保持部材による基板Wの保持状態を示す図である。 制御部による制御処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における基板回転保持装置を示す図である。 第3の実施の形態における基板回転保持装置を示す図である。
符号の説明
10 制御部
24 モータ
100 基板処理装置
200 基板回転保持装置
201 スピンベース
202A,202B 回動式保持部材
241A,241B 電磁石
242A,242B 受電コイル
245A,245B 送電コイル
250,251 AC−DC変換回路
261A,261B 太陽電池
262A,262B 光源

Claims (12)

  1. 基板を保持しつつ回転させる基板回転保持装置であって、
    回転軸の周りで回転可能に設けられた回転部材と、
    前記回転部材を回転させる回転駆動手段と、
    基板の外周端部に当接して基板を保持する基板保持位置と基板の外周端部から離間する基板解放位置との間で移動可能に前記回転部材に設けられた複数の可動式保持部材と、
    前記回転部材に向けて電力に変換可能なエネルギーを放射するように設けられたエネルギー放射手段と、
    前記エネルギー放射手段により放射されたエネルギーを受けるように前記回転部材に設けられ、受けたエネルギーから電力を発生する電力発生手段と、
    前記電力発生手段により発生された電力から磁力を発生し、発生した磁力により前記複数の可動式保持部材の各々を前記基板保持位置および前記基板解放位置に移動させるように前記回転部材に設けられた磁力発生手段とを備え、
    前記エネルギー放射手段および前記電力発生手段の少なくとも一方は、前記回転部材の回転軸を中心とする環状領域に配置され、
    前記エネルギー放射手段および前記電力発生手段の他方は、前記環状領域の少なくとも一部に対向するように配置されたことを特徴とする基板回転保持装置。
  2. 前記エネルギー放射手段は、前記エネルギーとして磁気エネルギーを発生する磁気エネルギー発生手段を含むことを特徴とする請求項1記載の基板回転保持装置。
  3. 前記電力発生手段は、前記磁気エネルギー発生手段により発生される磁気エネルギーを電力に変換するコイルを含むことを特徴とする請求項2記載の基板回転保持装置。
  4. 前記コイルから出力される交流電流を直流電流に変換するとともに得られた直流電流を前記磁力発生手段に供給する変換回路をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の基板回転保持装置。
  5. 前記エネルギー放射手段は、前記エネルギーとして光エネルギーを発生する光エネルギー発生手段を含むことを特徴とする請求項1記載の基板回転保持装置。
  6. 前記電力発生手段は、前記光エネルギー発生手段により発生された光エネルギーを電力に変換する光起電力素子を含むことを特徴とする請求項5記載の基板回転保持装置。
  7. 前記複数の可動式保持部材は、第1グループの保持部材および第2グループの保持部材を含み、
    前記エネルギー放射手段は、電力に変換可能なエネルギーをそれぞれ放射する第1および第2のエネルギー放射素子を含み、
    前記電力発生手段は、
    前記第1のエネルギー放射素子により放射されたエネルギーを受けるように前記回転部材に設けられ、受けたエネルギーから電力を発生する第1の電力発生素子と、
    前記第2のエネルギー放射素子により放射されたエネルギーを受けるように前記回転部材に設けられ、受けたエネルギーから電力を発生する第2の電力発生素子とを含み、
    前記磁力発生手段は、
    前記第1の電力発生素子により発生された電力から磁力を発生し、発生した磁力により前記第1グループの保持部材を前記基板保持位置および前記基板解放位置に移動させる第1の磁力発生素子と、
    前記第2の電力発生素子により発生された電力から磁力を発生し、発生した磁力により前記第2グループの保持部材を前記基板保持位置および前記基板解放位置に移動させる第2の磁力発生素子を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板回転保持装置。
  8. 前記第1グループおよび第2グループの保持部材が前記基板保持位置にある第1状態、前記第1グループおよび第2グループの保持部材が前記基板解放位置にある第2状態、前記第1グループの保持部材が前記基板保持位置にあって前記第2グループの保持部材が前記基板解放位置にある第3状態、および前記第1グループの保持部材が前記基板解放位置にあって前記第2グループの保持部材が前記基板保持位置にある第4状態の間で前記第1グループおよび第2グループの保持部材の状態が切り換わるように前記第1および第2のエネルギー放射素子を制御する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項7記載の基板回転保持装置。
  9. 前記制御部は、前記回転駆動手段による前記回転部材の回転時に、前記第1グループおよび第2グループの保持部材が前記第3状態および第4状態の一方の状態から他方の状態に切り換わるように前記第1および第2のエネルギー放射素子を制御することを特徴とする請求項8記載の基板回転保持装置。
  10. 前記複数の可動式保持部材の各々を前記基板保持位置および前記基板解放位置の一方に付勢する付勢手段をさらに備え、
    前記磁力発生手段は、磁力により前記付勢手段の付勢力に抗して前記複数の可動式保持部材の各々を前記基板保持位置および前記基板解放位置の他方に移動させることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の基板回転保持装置。
  11. 前記付勢手段は、前記複数の可動式保持部材の各々を前記基板保持位置に付勢し、
    前記磁力発生手段は、磁力により前記付勢手段の付勢力に抗して前記複数の可動式保持部材の各々を前記基板解放位置に移動させることを特徴とする請求項10記載の基板回転保持装置。
  12. 基板を保持する請求項1〜11のいずれかに記載の基板回転保持装置と、
    前記基板回転保持装置により回転される基板に処理を行う処理手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
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