JP2008103269A - 表示付きスイッチ - Google Patents

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克哉 今井
Toshiyuki Takii
利之 滝井
Shiko Sho
志光 蕭
Genkei O
▲彦▼馨 黄
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Abstract

【課題】発光源の端子間の短絡を防止できる上に製造コストを削減できる表示付きスイッチを提供することにある。
【解決手段】表示付きスイッチは、接点開閉機構部1が収納された器体2の前面側に中央部を支点として揺動自在に支持された接点開閉機構部1の開閉用の反転ハンドル3と、反転ハンドル3の前面側の中央部に配置された位置表示灯4と、接点開閉機構部1に電気的に接触される形で反転ハンドル3の後面側に取り付けられるとともに位置表示灯4の両端子4b,4bが接続され接点開閉機構部1に生じる電圧を元にして位置表示灯4を点灯するために用いられるプリント基板5とを備え、反転ハンドル3の保持部31が位置表示灯4の両端子間4b,4bの隙間に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作部分の位置を表示する機能を有した表示付きスイッチに関するものである。
従来、電路の電圧で点灯することにより操作部分の位置を表示する表示部を備えたスイッチ(表示付きスイッチ)が提供されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の表示付きスイッチは、操作ハンドルを相反する2方向へ操作することにより反転ハンドルを介して接点開閉機構部を開閉するスイッチ(タンブラスイッチ)であって、接点開閉機構部が収納された器体と、器体に揺動自在に枢支された形で装着され接点開閉機構部を開閉する反転ハンドルと、反転ハンドルの前面を覆い反転ハンドルに結合される平面視矩形状の操作ハンドルとを備えている。尚、特許文献1には表示付きスイッチとして所謂3路スイッチの例が開示されている。
反転ハンドルには、操作ハンドルの操作位置を表示するための位置表示灯(発光源)と、該位置表示灯の両端子が接続され接点開閉機構部の接点間に生じる電圧を元にして位置表示灯を点灯するために用いられるプリント基板とが設けられている。
また、操作ハンドル前面における左右両端部の一方には位置表示灯の発する光を前方へ照射することで操作ハンドルの操作部位を表示する表示部が設けられており、電源から負荷への給電が行われていないときに器体に収納されている位置表示灯が発光して表示部による表示が行われるように構成されている。
以下、反転ハンドルと発光源とプリント基板とについて図11を参照して説明する。
位置表示灯400は、例えばネオンランプであって、両端が閉塞された円筒状のガラス管からなる気密容器にネオンガス等の封入ガス及び一対の電極(図示せず)を封入してなる発光部400aと、発光部400aに封入された一対の電極それぞれに電位を与えるために発光部400aから気密に引き出された一対の端子400b,400bとを備えている。
反転ハンドル300は、合成樹脂成形品であって、前面(図11における上面)が開口した矩形箱状の本体部310を備えている。本体部310の底面の中央部には反転ハンドル300と接点開閉機構部(図示せず)の開閉素子(図示せず)を連結するための連結部材(例えばコイルスプリング)を保持する角筒状の保持部320が前記底面を前後方向に貫通する形で設けられている。この保持部320の前端部には位置表示灯400の発光部400aを載置、固定する台座部330が形成されている。また、本体部310の底面における短手方向の両端部それぞれには、接触端子挿通孔(図示せず)が形成されている。一方、反転ハンドル300の短手方向の両外側面それぞれには、反転ハンドル300を器体(図示せず)に揺動自在に取り付けるための係合突起311が設けられている。
プリント基板500は、反転ハンドル300の本体部310の開口部のサイズよりやや小さいサイズの長方形状のプリント配線板510と、プリント配線板510に実装される限流用の抵抗素子520,520及び接触端子530,530とを備える。接触端子530は、弾性を有する金属材料を用いて形成されており、プリント基板500に電気的に接続された位置表示灯400の一対の端子400b,400bを、接点開閉機構部に電気的に接続するために用いられる。また、プリント基板500の中央部には、保持部320(並びに保持部320の前端部に形成された台座部330)が貫挿される円形状の孔部540が設けられている。
プリント基板500には、位置表示灯400の一対の端子400b,400bそれぞれが半田付け等によって電気的に接続される。そして、位置表示灯400が実装されたプリント基板500は、反転ハンドル300内に次のようにして収納される。すなわち、プリント基板500は、各接触端子530を反転ハンドル300の底面に設けられた切欠部より反転ハンドル300の後方に突出させるとともに、孔部540に反転ハンドル300の保持部320(並びに保持部320の前端部に設けられた台座部330)を貫挿させた状態で、反転ハンドル300内に収納される。また、位置表示灯400の発光部400aは、台座部330の前面に載置、固定される。
このようにして位置表示灯400及びプリント基板500が設けられた反転ハンドル300は、係合突起311を用いて器体に揺動自在に枢支され、接点開閉機構部(図示せず)を開閉するために用いられる。
特開2006−202716号公報
しかしながら、上述した表示付きスイッチでは、発光源である位置表示灯400の一対の端子400b,400bが剥き出しのままプリント基板500に実装されているから、接点開閉機構部の開閉を行うために反転ハンドル300を揺動操作した際には、位置表示灯400の一対の端子400b,400b同士が接触して、端子400b,400b間が短絡されてしまうおそれがあった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、発光源の端子間の短絡を防止できる上に製造コストを削減できる表示付きスイッチを提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、切替型の接点開閉機構部と、前記接点開閉機構部が収納された器体と、中央部を支点として前記器体の前面側に揺動自在に支持された前記接点開閉機構部の開閉用の反転ハンドルと、前記反転ハンドルの前面側の中央部に配置された発光源と、前記接点開閉機構部に電気的に接触される形で前記反転ハンドルの後面側に取り付けられるとともに前記発光源の両端子が接続され前記接点開閉機構部に生じる電圧を元にして前記発光源を点灯するために用いられるプリント基板と、前記器体の前面を覆うようにして前記反転ハンドルの前面側に取り付けられ前記反転ハンドルと一体に揺動する手動操作用の操作ハンドルと、前記器体と接離される前記操作ハンドルの両端部それぞれに設けられ前記発光源が放射する光を前記操作ハンドルの前方に出射する一対の表示部及び前記一対の表示部それぞれに前記発光源が放射する光を導光する一対の導光部を有するプリズム部とを備え、前記反転ハンドルの一部が前記発光源の両端子間の隙間に位置していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、反転ハンドルの一部が発光源の端子間の隙間に位置しているから、発光源の端子同士が接触して端士間が短絡されてしまうことを防止できるという効果を奏する。しかも発光源の端子間の短絡を防止するために発光源の端子に絶縁チューブを被せたり端子を絶縁材料で覆ったりする必要がなくなるから、製造コストの削減が図れるという効果を奏する。加えて、発光源を反転ハンドルの前面側に、プリント基板を反転ハンドルの後面側にそれぞれ設けていることによって、プリント基板を反転ハンドルに取り付けた状態で発光源をプリント基板に実装することができるから、発光源を反転ハンドルに位置決めしてからプリント基板に実装することが可能となり、発光源を容易に所望の位置に配置することができるようになって、製品毎の品質のばらつきを防止して品質の安定化を図ることができるという効果を奏する。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記反転ハンドルの後面側には、前記プリント基板を前記反転ハンドルに固定する爪部が設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、爪部によってプリント基板を反転ハンドルに容易に固定することができるから、反転ハンドルに取り付けたプリント基板に発光源を実装する際にプリント基板が反転ハンドルから脱落してしまう(外れてしまう)ことを防止でき、組立作業が容易に行えるようになるという効果を奏する。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記爪部は、2つ設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、爪部の数を2つとすることで爪部を必要最小限の数だけ設けるようにしているから、爪部を用いてプリント基板を反転ハンドルに固定する際に他の爪部が邪魔になって、かえって組立作業が行い難くなってしまうことを防止できて、組立作業がさらに容易に行えるようになるという効果を奏する。
請求項4の発明では、請求項2又は3の発明において、前記爪部は、前記反転ハンドルの中央側に設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、爪部を反転ハンドルの中央側に設けているから、反転ハンドルからプリント基板を外そうとするような力がプリント基板にかかった際に、爪部に生じる力を低減できて、プリント基板を反転ハンドルに安定して固定できるという効果を奏する。
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれか1項の発明において、前記発光源を覆うようにして前記反転ハンドルの前面側に固定され前記発光源が放射する光を前記一対の導光部それぞれに入射させる一対の窓部を有する遮光カバーと、前記器体に固定され前記反転ハンドルの揺動に応じて前記窓部と前記導光部との間の光路を択一的に遮断する遮光体とを備え、前記接点開閉機構部は、前記反転ハンドルの揺動操作に応じて接点間の開閉を行う開閉素子を複数備え、前記反転ハンドルは、前記複数の開閉素子と前記反転ハンドルとを連結する連結部材が取り付けられる保持部を備え、前記遮光カバーには、前記保持部を逃げるための切欠部が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、操作ハンドルの操作に応じて一対の表示部のいずれか一方のみから発光源が放射する光が出射されるから、操作ハンドルの操作位置を分かり易く表示できて、操作性を向上できるという効果を奏する。しかも、遮光カバーには反転ハンドルの保持部を逃がすための切欠部を設けているから、複数の保持部を有する反転ハンドル(例えば両切りスイッチや4路スイッチ等の接点開閉機構部が複数の開閉素子を有するスイッチに用いられる反転ハンドル)であっても、遮光カバーを反転ハンドルに取り付ける際に保持部が邪魔になることなく遮光カバーを反転ハンドルに取り付けることができるという効果を奏する。また、このような切欠部が設けられた遮光カバーは、1つの保持部を有する反転ハンドル(例えば片切りスイッチや3路スイッチ等の接点開閉機構部が一つの開閉素子を有するスイッチに用いられる反転ハンドル)であっても問題なく適用できる。
本発明は、反転ハンドルの一部が発光源の端子間の隙間に位置しているから、発光源の端子同士が接触して端士間が短絡されてしまうことを防止できるという効果を奏する。しかも発光源の端子間の短絡を防止するために発光源の端子に絶縁チューブを被せたり端子を絶縁材料で覆ったりする必要がなくなるから、製造コストの削減が図れるという効果を奏する。加えて、発光源を反転ハンドルの前面側に、プリント基板を反転ハンドルの後面側にそれぞれ設けていることによって、プリント基板を反転ハンドルに取り付けた状態で発光源をプリント基板に実装することができるから、発光源を反転ハンドルに位置決めしてからプリント基板に実装することが可能となり、発光源を容易に所望の位置に配置することができるようになって、製品毎の品質のばらつきを防止して品質の安定化を図ることができるという効果を奏する。
以下に、本発明の表示付きスイッチの一実施形態について図1〜図10を参照して説明する。尚、以下の説明では、図1(a)における上方を表示付きスイッチの前方、図1(a)における下方を表示付きスイッチの後方、図1(a)における左方を表示付きスイッチの左方、図1(a)における右方を表示付きスイッチの右方とそれぞれ規定する。
表示付きスイッチは、図2に示すような回路構成を有する所謂4路スイッチであって、図1(a)に示すように、切替型の接点開閉機構部1と、接点開閉機構部1が収納された器体2と、中央部を支点として器体2の前面側に揺動自在に支持された接点開閉機構部1の開閉用の反転ハンドル3と、反転ハンドル3の前面側の中央部に配置された発光源である位置表示灯4と、接点開閉機構部1に電気的に接触される形で反転ハンドル3の後面側に取り付けられるとともに位置表示灯4の一対の端子4b,4bそれぞれが接続され接点開閉機構部1に生じる電圧を元にして位置表示灯4を点灯するために用いられるプリント基板5と、器体2の前面を覆うようにして反転ハンドル3の前面側に取り付けられ反転ハンドル3と一体に揺動する手動操作用の操作ハンドル6と、器体2と接離される操作ハンドル6の両端部(左右方向の両端部)それぞれに設けられ位置表示灯4が放射する光を操作ハンドル6の前方に出射させる一対の表示部70,70及び一対の表示部70,70それぞれに位置表示灯4が放射する光を導光する一対の導光部71,71を有するプリズム部7と、位置表示灯4を覆うようにして反転ハンドル3の前面側に固定され位置表示灯4が放射する光を一対の導光部71,71それぞれに入射させる一対の窓部82a,82aを有する遮光カバー82とを備え、反転ハンドル3の一部である保持部31は、図1(b)に示すように位置表示灯4の両端子間4b,4bの隙間に位置している。
本実施形態の表示付きスイッチでは、接点開閉機構部1と、器体2と、反転ハンドル3と、位置表示灯4と、プリント基板5と、遮光カバー8とでスイッチ本体SWが構成され、操作ハンドル6と、プリズム部7とでハンドルブロックHBが構成されている。
器体2は、接点開閉機構部2が収納されるボディ20と、ボディ20の前面側に被着されるカバー21とにより構成されている。尚、ボディ20及びカバー21はいずれも合成樹脂成形品からなる。
ボディ20は、前面が開口した直方体の箱状に形成され、ボディ20の短手方向の両外側面それぞれにはボディ20の長手方向に離間する一対の組立突起20a,20aが突設されている。これら組立突起20aはボディ20にカバー21を結合するために用いられる。また、ボディ20の底壁部(後壁部)の四隅それぞれには、外部電源(例えば商用電源等)や負荷(例えば照明負荷等)の電線(図示せず)をボディ20内に挿入するための電線挿入孔(図示せず)が設けられている。さらに、ボディ20の底壁部の長手方向両端側における電線挿入孔間の部位には、マイナスドライバ等の工具を用いてボディ20内に収納された後述の解除釦16を操作するための操作孔20bが形成されている。
カバー21は、矩形枠状に形成され、カバー21の短手方向の両外側面それぞれの後端部にはカバー21の長手方向に離間する一対の組立舌片21a,21aが突設されている。各組立舌片21aには、ボディ20の組立突起20aが係合可能な組立孔21bが形成されており、組立舌片21aに設けた組立孔21bに組立突起20aを係合させることによってボディ20とカバー21とが結合される。
また、カバー21の長手方向の両外側面それぞれには、カバー22の短手方向に離間する一対の取付爪21c,21cが突設されており、取付爪21cは器体2を後述するプレート枠101(図1(a)参照)に取り付けるために使用される。尚、カバー21の長手方向の外側面の一方には、一対の溝(図示せず)が一対の取付爪21c,21cを挟み込むようにして形成され、これによって一対の取付爪21c,21cが突設された部位を弾性的に撓み可能としており、この部位を撓ませることで一対の取付爪21c,21cとプレート枠101の後述する取付孔(図示せず)との係合を解除して器体2をプレート枠101から取り外せるようにしてある。
一方、カバー21の短手方向の両側面それぞれの前端縁の中央部には、前方に突出する突片21dが設けられ、カバー21の短手方向の両内側面それぞれには、反転ハンドル3を揺動自在に取り付けるための係合溝21eが突片21dに亘るように形成されている。また、突片21dの前端部間には、図1(a)に示すように、反転ハンドル3の揺動に応じて遮光カバー8の窓部82aと導光部71との間の光路を択一的に遮断する(右方の窓部82aと右方の導光部71との間の光路と、左方の窓部82aと左方の導光部71との間の光路とのいずれか一方の光路を遮断する)一対の遮光体21f,21fが一体に架設されている。
さらに詳しく説明すると、右方の遮光体21fは、操作ハンドル6の右端部が押し下げられている際には遮光カバー8の右方の窓部82aとオーバーラップ(或いは当接、以下同じ)して右方の窓部82aと右方の導光部71との間の光路を遮断するが、操作ハンドル6の左端部が押し下げられている際には遮光カバー8の右方の窓部82aとオーバーラップせずに右方の窓部82aと右方の導光部71との間の光路を遮断しないように構成されている。また、左方の遮光体21fは、操作ハンドル6の左端部が押し下げられている際には遮光カバー8の左方の窓部82aとオーバーラップして左方の窓部82aと左方の導光部71との間の光路を遮断するが、操作ハンドル6の右端部が押し下げられている際には遮光カバー8の左方の窓部82aとオーバーラップせずに左方の窓部82aと左方の導光部71との間の光路を遮断しないように構成されている。
したがって、このような遮光体21f,21f及び遮光カバー8によれば、操作ハンドル6の操作位置に応じて、表示部70,70から択一的に光が出射されることになる。
接点開閉機構部1は、図3に示すように、各々電線が接続される第1〜第4端子板10〜13と、開閉素子4と、鎖錠ばね15と、前述の解除釦16と、コイルスプリング17とで構成されている。尚、第1〜第4端子板10〜13、及び開閉素子14は、いずれも導電性材料(例えば銅系材料等)からなる金属板を用いて形成されている。
第1端子板10は、ボディ20の電線挿入孔より器体2内に挿入された電線が接触される主片10aと、主片10aに対向配置される当接片10bと、主片10aと当接片10bの前端部間を連結する連結片10cと、当接片10bの後端部から主片10aとは反対側に延設され開閉素子14を揺動自在に支持する支持片10dとを一体に備えた柄杓状に形成されている。ここで、支持片10dの前面側には、開閉素子14を揺動自在に支持するための支点となる支点突起10eが設けられ、また主片10aには解除釦16により鎖錠ばね15を押圧する際に解除釦16を逃げるため(解除釦16との干渉を避けるため)の切欠10fが設けられている。
第2端子板11は、第1端子板10に対して左右対称な形状に形成されており、第1端子板10と同様の主片10a、当接片10b、連結片10c、及び支持片10dを一体に備えている。
第3端子板12は、ボディ20の電線挿入孔より器体2内に挿入された電線が接触される主片12aと、主片12aに対向するように配置され主片12aとは反対側の面に第1固定接点12cが設けられた第1接点保持片12cと、主片12aと第1接点保持片12cの前端部間を連結する第1連結片12dと、第4端子板13の後述する第3接点保持片13cに対向するように配置され第3接点保持片13cと対向する面に第2固定接点(図示せず)が設けられた第2接点保持片12eと、第1接点保持片12cと第2接点保持片12eとを連結する第2連結片12fとを一体に備えている。
第4端子板13は、ボディ20の電線挿入孔より器体2内に挿入された電線が接触される主片13aと、主片13aに対向するように配置され主片13aとは反対側の面に第3固定接点13bが設けられた前述の第3接点保持片13cと、主片13aと第3接点保持片13cの前端部間を連結する第1連結片13dと、第3端子板12の第1接点保持片12cと対向するように配置され第1接点保持片12cと対向する面に第4固定接点(図示せず)が設けられた第4接点保持片13eと、第3接点保持片13cと第4接点保持片13eとを連結する第2連結片13fとを一体に備えている。
開閉素子14は、一対の側片14a,14aと、両側片14a,14aの後端部間を連結する連結片14bとを一体に備えている。両側片14aの外側面それぞれには、可動接点14cが設けられている。開閉素子14は、一方(図1(a)における左方)の側片14aを第3端子板12の第1接点保持片12cに対向させるとともに、他方(図1(a)における右方)の側片14aを第4端子板13の第4接点保持片13eに対向させた状態で、第1端子板10の支持片10dに支点突起10eを支点として揺動自在に支持され、これにより第1固定接点12b及び第4固定接点と択一的に接触される。また、開閉素子14は、一方(図1(a)における左方)の側片14aを第4端子板13の第3接点保持片13cに対向させるとともに、他方(図1(a)における右方)の側片14aを第3端子板12の第2接点保持片12eに対向させた状態で、第2端子板11の支持片10dに支点突起10eを支点として揺動自在に支持され、第3固定接点13b又は第2固定接点と択一的に接触される。ところで、開閉素子14の両側片14a,14a間には、反転ハンドル3と開閉素子14とを連結する連結部材として用いられるコイルスプリング17の後端部が嵌入される。ここでコイルスプリング17は、導電性を有する材料を用いて形成されている。尚、上述した第1固定接点12c、第2固定接点、第3固定接点13c、第4固定接点、可動接点14cは、各端子板12,13又は開閉素子14を加工することによって形成したものであってもよいし、耐溶着性、耐環境性、及び耐熱性の高い導電性金属材料(例えば、銀系の金属材料)を用いて形成したものであってもよい。
鎖錠ばね15は、各端子板10〜13とともに後述する器体2の電線挿入孔から器体2に挿入された電線が接続される速結端子を構成するためのものであって、帯状の板ばねの一端部(前端部)をS字状に曲成して電線に接触される接触片15aを形成し、他端部(後端部)をJ字状に曲成して電線に食い込んで電線の機械的保持を行う鎖錠片15bを形成し、接触片15aと鎖錠片15bとの間を接続片15cにより連続一体に連結した形状に形成されている。また、接触片15a及び鎖錠片15bは接続片15cに対して厚み方向の同じ側に突出するように形成されている。さらに、鎖錠ばね15の接触片15a及び鎖錠片15bの先端部は、先端側ほど接続片15cから離れる向きに傾斜し、且つ互いに略平行になるように延長されている。
上述した鎖錠ばね15は、各端子板10〜13それぞれに次のようにして配置される。鎖錠ばね15は、接触片15a及び鎖錠片15bを主片10aに対向させるとともに、接続片15cを当接片10bに当接させた状態で、第1端子板10及び第2端子板11の主片10aと当接片10bとの間に配置される。また、鎖錠ばね15は、接触片15a及び鎖錠片15bを主片12aに対向させるとともに、接続片15cを第1接点保持片12cに当接させた状態で、第3端子板12の主片12aと第1接点保持片12cとの間に配置される。或いは、鎖錠ばね15は、接触片15a及び鎖錠片15bを主片13aに対向させるとともに、接続片15cを第3接点保持片13cに当接させた状態で、第4端子板13の主片13aと第3接点保持片13cとの間に配置される。また、接触片15a及び鎖錠片15bの先端部は、先端側ほど連結片10c又は第1連結片12d,13dとの距離を小さくするように配置される。
解除釦16は、鎖錠ばね15の鎖錠片15bによる電線の機械的保持を解除するためのものであって、前後方向を軸方向とする角柱状に形成された合成樹脂成形品からなり、後端部には器体2の操作孔20bに臨む操作部16aが設けられている。また、幅方向の両側面それぞれには、鎖錠ばね15の鎖錠片15bを押圧するための押圧部16bが設けられている。このような解除釦16によれば、ボディ20の操作孔20bにマイナスドライバ等の工具を挿入して解除釦16を押圧することによって、解除釦16に設けた押圧部16bで鎖錠片15bを押圧することができ、これにより鎖錠片15bを電線から離れる向きに撓ませて鎖錠片15bによる電線の機械的保持を解除して電線を器体2から引き抜くことができるようになっている。
反転ハンドル3は、合成樹脂成形品であって、図4及び図5に示すように、矩形枠状の本体部30と、反転ハンドル3と開閉素子14とを連結するためのコイルスプリング17を保持するための2つの保持部31と、位置表示灯4の後述する発光部4aを反転ハンドル3の前面側に載置、固定するために用いられる台座部32とを備えている。
本体部30の短手方向の両外側面それぞれの中央部には、カバー21の係合溝21eに揺動自在に係合される係合突起30aが突設されている。係合突起30aは前後方向を長手方向とする略矩形状に形成されるとともに、前端部が先細りとなる形状に形成されている。また、本体部30の長手方向の両外側面それぞれには、ハンドルブロックHBを取り付けるための結合爪30bが突設されている。
さらに、本体部30の長手方向の両内側面それぞれには、遮光カバー8を取り付けるための係止部30cが2つずつ設けられている。加えて、本体部30の短手方向の両内側面それぞれには、図5(c)〜(e)に示すように、保持部31を挟むようにして本体部30の長手方向に離間した一対の爪部30d,30dが設けられている。爪部30dは、プリント基板5を反転ハンドル3の開口内に配置した状態で反転ハンドル3に固定するために用いられるものであり、プリント基板5を本体部30の開口内に挿入し易くするために、本体部30の前方にいくにつれて本体部30の開口内に突出するようなテーパ状に形成されている。
また、図5(a)に示すように、本体部30の短手方向の両外側面それぞれの前端部には、長手方向に離間する一対の逃げ溝30e,30eが設けられており、この逃げ溝30e,30eは、反転ハンドル3が揺動された際に、器体2のカバー21の各遮光体21fが反転ハンドル3に干渉することを防止するために用いられる。尚、図5(b)のみ遮光カバー8を反転ハンドル3に取り付けた状態を示している。
保持部31は、前後方向を軸方向とする角筒状に形成されており、図5(a),(c),(d)に示すように、後端側が本体部30より後方に突出されるようにして本体部30の短手方向の両側それぞれの長手方向中央部に一体に設けられている。この保持部31の後端部には、コイルスプリング17の前端部が嵌入される円形状の保持孔31aが開口されている。また、保持部31の前端部には、本体部30の開口と保持孔31aとを連通させる溝部31bが設けられている。
台座部32は、2つの保持部31の前端部同士を連結するようにして両保持部31と一体に形成されている。
位置表示灯4は、例えばネオンランプであって、両端が閉塞された円筒状のガラス管からなる気密容器にネオンガス等の封入ガス及び一対の電極(図示せず)を封入してなる発光部4aと、発光部4aに封入された一対の電極それぞれに電位を与えるために発光部4aから気密に引き出された前述の一対の端子4b,4bとを備えている。尚、位置表示灯4としては、ネオンランプに限られるものではなく、発光ダイオード等も用いることが可能である。
プリント基板5は、反転ハンドル3の本体部30の開口部のサイズよりやや小さいサイズの長方形状のプリント配線板50と、プリント配線板50に実装される限流用の抵抗素子51及び接触端子52とを備える。ここで、抵抗素子51は、位置表示灯4に供給される電流を制限するために用いられるとともに、位置表示灯4の一方の端子4bを接点開閉機構部1の第1端子板10に電気的に接続するために用いられる。また、接触端子52は、位置表示灯4の他方の端子4bを接点開閉機構部1の第2端子板11に電気的に接続するために用いられる。尚、抵抗素子51の抵抗値は位置表示灯4を点灯させるのに好適な値に設定すればよい。
プリント配線板50の長手方向一端側(図5(b)における左端側)には、抵抗素子51の一方の端子51aが貫挿されるスルーホール50aが形成され、プリント配線板50の前面側におけるスルーホール50aの開口縁部には端子51aを電気的に接続する第1ランド(図示せず)が形成されている。また、プリント配線板50の長手方向他端側(図5(b)における右端側)には、接触端子52の一端が貫挿されるスルーホール50bが形成され、プリント配線板50の前面側におけるスルーホール50bの開口縁部には接触端子52の一端を電気的に接続する第2ランド(図示せず)が形成されている。
さらに、プリント配線板50においてスルーホール50aの近傍には位置表示灯4の一方の端子4bが貫挿されるスルーホール50cが形成されている。プリント配線板50の後面側におけるスルーホール50cの開口縁部にはスルーホール50cに貫挿した一方の端子4bを電気的に接続する第3ランド50dが形成されている。第3ランド50dは、スルーホール50a内に設けられた貫通孔配線(図示せず)を介して第1ランドに電気的に接続されている。
また、プリント配線板50においてスルーホール50bの近傍には位置表示灯4の他方の端子4bが貫挿されるスルーホール50eが形成されている。プリント配線板50の後面側におけるスルーホール50eの開口縁部にはスルーホール50eに貫挿した他方の端子4bを電気的に接続する第4ランド50fが形成されている。第4ランド50fは、スルーホール50b内に設けられた貫通孔配線(図示せず)を介して第2ランドに電気的に接続されている。
一方、プリント配線板50の短手方向の両端側それぞれの中央部には、反転ハンドル3の両保持部31を逃げるため(両保持部31との干渉を避けるため)の矩形状の切欠部50gが形成されている。
以上述べたプリント配線板50には、抵抗素子51が、一方の端子51aをスルーホール50aに貫挿した状態で半田付け等により第1ランドに電気的に接続することによって実装される。このようにプリント配線板50に実装された抵抗素子51の他方の端子51bは、図4に示すように、プリント配線板50の厚み方向において一方の切欠部50gに臨むように折り返される。また、プリント配線板50には、接触端子52が、他端部をプリント配線板50の厚み方向において他方の切欠部50gに臨ませるとともに一端部をスルーホール50cに貫挿した状態で、前記一端部を半田付け等により第2ランドに電気的に接続することによって実装される。そして、このようなプリント基板5の第3ランド50d及び第4ランド50fそれぞれに位置表示灯4の一対の端子4b,4bを半田付け等により電気的に接続することによって、抵抗素子51と位置表示灯4とからなる直列回路が構成される。
操作ハンドル6は、例えば合成樹脂成形品であって、前方に凸となる緩やかな曲面形状に形成された前面を有する主部60と、主部60の長手方向に両端部それぞれより後方へ垂下された一対の側壁61とを一体に備えている。操作ハンドル6は、反転ハンドル3と一体に揺動するように反転ハンドル3に取り付けられるため、反転ハンドル3の長手方向に沿う操作ハンドル6の短手方向の両端部がスイッチ本体SWの器体2と接離される。また、主部60の前面側の短手方向の両端部それぞれにおける長手方向中央部(すなわち、主部60の厚み方向でスイッチ本体SWと重複する主部の部位)には、操作ハンドル6の操作位置(押し操作する位置)を表す円柱状の突起60aが形成されている。一方、主部60の後面側の四隅には後方へ突出する結合爪(図示せず)が設けられ、この結合爪は操作ハンドル6とプリズム部7とを結合してハンドルブロックHBを構成するために使用される。
プリズム部7は、例えば透明な樹脂材料を用いてなる合成樹脂成形品であって、操作ハンドル6の短手方向の両外側面それぞれに当接する形で操作ハンドル6の短手方向の両端部それぞれに設けられ位置表示灯4が放射する光を操作ハンドル6の前方に出射させる一対の表示部70,70と、一端側が表示部70と連続一体に連結され他端側に位置表示灯4が放射する光の入射面71aを有し表示部70それぞれに入射面71aから入射された光を導光する一対の導光部71,71と、導光部71同士をその他端側で連続一体に連結する連結部72とを備えている。プリズム部7の前面側には、操作ハンドル6の主部60に設けられた結合爪それぞれが係止される操作ハンドル用係止部(図示せず)が設けられ、プリズム部7の後面側には、反転ハンドル3の結合爪30bそれぞれが係止される反転ハンドル用係止部73が設けられている。尚、プリズム部7は、連結部72によって導光部71同士が一体に連結されているものに限らず、表示部70と導光部71とからなるプリズムを2つ用いて構成されているものであってもよい。
上述した操作ハンドル6とプリズム部7とは、一対の導光部71,71及び連結部72を前方から覆うようにしてプリズム部7の一対の表示部70,70の間に操作ハンドル6を配置して、操作ハンドル6の4つの結合爪をプリズム部7の操作ハンドル用係止部それぞれに係止することで結合されて、図1(a)に示すようなハンドルブロックHBが構成される。ここで、ハンドルブロックHBの外形サイズは、スイッチ本体SWの前面を覆うことができるサイズ(例えば長手方向の寸法がスイッチ本体SWの短手方向の寸法の3倍超過で、短手方向の寸法がスイッチ本体SWの長手方向の寸法超過であるようなサイズ)に設定されている(尚、ハンドルブロックHBの外形サイズの長手方向の寸法は操作ハンドル6、短手方向の寸法はプリズム部7によって決定される)。つまり、本実施形態の表示付きスイッチは、ハンドルブロック(操作ハンドル)を器体前面よりも大きくすることで操作性を向上したスイッチ(この種のスイッチは、一般に「ワイドハンドル形スイッチ」と呼ばれる。)として構成されている。尚、ハンドルブロックの大きさは、上記の大きさに限られるものではなく、器体前面より大きいものであればよい。
遮光カバー8は、図6(a)〜(c)に示すように、透光性を有していない(少なくとも位置表示灯4が放射する光に対して透光性を有していない)樹脂材料を用いてなる合成樹脂成形品であって、反転ハンドル3の本体部30の開口部のサイズよりやや小さいサイズ(反転ハンドル3の本体部30の開口内に配置できるサイズ)の箱状に形成され、後面が開口された主部80を備えている。また、遮光カバー8は、図6(b)に示すように、主部80の前面の長手方向両端部それぞれより前方へ突出し内部に抵抗素子51が収容可能な突部81と、本体部80の前面の長手方向中央部より前方へ突出し内部に位置表示灯4が収容される保護部82とを備えている。
保護部82の前端部は断面形状が位置表示灯4の発光源4aの管壁に沿った弧状に形成されている。また、保護部82の短手方向(図6(b)における左右方向)の両側面それぞれには、図1(a)及び図6(c)に示すように、遮光カバー8内に収容された位置表示灯4が放射する光をプリズム部7の導光部71の入射面71aに入射させる窓部82aが形成されている。保護部82に設けられた2つの窓部82aは、カバー21の2つの遮光体21fによって、択一的に閉じられる(閉塞される)ものであり、その開口サイズは遮光体21fの外形サイズより小さいサイズに形成されている。尚、窓部82aは、遮光カバー8に設けられた孔であってもよいし、透光性を有する(少なくとも位置表示灯4が放射する光に対して透光性を有する)材料で当該孔を閉塞したものであってもよい。また、保護部82の窓部82aの前端側の開口縁部には、保護部82の外側面と遮光体21fとの間の隙間から光が漏れてしまうことを防止するための庇片83が一体に突設されている。
一方、図6(b)に示すように、遮光カバー8の前面側において一対の突部81と保護部82との間には、それぞれ逃げ溝8aが形成されており、逃げ溝8aは、反転ハンドル3の揺動に伴って遮光カバー8が揺動した際に、器体2のカバー21の各遮光体21fが遮光カバー8に干渉することを防止するために用いられる。また、逃げ溝8aは、図8(a)に示すように遮光カバー8を反転ハンドル3に取り付けた際に、反転ハンドル3の逃げ溝30eと連通するような位置に設けられている。
主部80の長手方向の両側壁それぞれの後端部には、反転ハンドル3の係止部30cに係止される係止爪80aが2つずつ突設されている。また、主部80の短手方向の両側壁それぞれの長手方向両端部には、後端が開放された溝部80bが形成されており、これによって一対の係止爪80a,80aが突設された部位を弾性的に撓み可能として、係止爪80cを反転ハンドル3の係止部30cに係止させ易くしている。
また、本実施形態の遮光カバー8では、図8(b)に示すように、主部80の短手方向の両側面それぞれの後端部に、反転ハンドル3の2つの保持部31(の前端部)を逃げるため(保持部31との干渉を避けるため)の矩形状の切欠部80cを設けている。尚、図7には比較例として切欠部80cを設けていない遮光カバー8を示している。
ここで切欠部80cを設けた理由について説明する。例えば特許文献1に開示されている表示付きスイッチのように、片切スイッチや3路スイッチのような開閉素子を1つ有するスイッチの場合、図11に示すように、反転ハンドル300には、反転ハンドル300と開閉素子(図示せず)を連結するための連結部材であるコイルスプリング(図示せず)を保持するための保持部320が反転ハンドル300の本体部310の中央部に1つだけ設けられる。したがって、本体部310の内側面には突出部位がなく、何ら問題なく図7に示す遮光カバー8を反転ハンドル300に取り付けることができていた。
しかしながら、本実施形態の表示付きスイッチは上述したように開閉素子を2つ有する4路スイッチであるから、反転ハンドル3には、図4に示すように2つの保持部31が設けられるが、反転ハンドル3の外形サイズには制約があるため、2つの保持部31を反転ハンドル3の中央部に配置することができない。そのため、図5(a),(c)に示すように、保持部31は本体部30の内側面より突出した状態で反転ハンドル3に設けられており、このような反転ハンドル3に、図7に示す遮光カバー8を取り付けようとした際には、遮光カバー8の主部80と反転ハンドル3の保持部31とが干渉して、遮光カバー8の反転ハンドル3への取り付けが行えなくなる。
したがって、図6に示すような本実施形態の遮光カバー8によれば、図7に示すように切欠部80cを設けていない遮光カバー8とは異なり、保持部31を2つ有するような反転ハンドル3であっても取り付けが可能になる。勿論、本実施形態の遮光カバー8は、図11に示すような反転ハンドル300にも何ら問題なく取り付けることができる。
以上述べた部材により本実施形態の表示付きスイッチは次のようにして構成されている。器体2を構成するボディ20には、図3に示すように、接点開閉機構部1を構成する第1端子板10、第2端子板11、第3端子板12、第4端子板13、開閉素子14、鎖錠ばね15、及び解除釦16が収納される。
第1端子板10及び第2端子板11は、支持片10dをボディ20の左端側に向けるとともに、主片10aをボディ20の右端側の電線挿入孔より挿入された電線が接触可能な位置に位置させた状態でボディ20に収納される。これに並行して、2つの鎖錠ばね15が、接触片15a及び鎖錠片15bを主片10aに対向させるとともに、接続片15cを当接片10bに当接させた状態で、第1端子板10及び第2端子板11の主片10aと当接片10bとの間にそれぞれ配置される。また、解除釦16が、ボディ20の右端側の操作孔20bに操作部16aを臨ませるとともに、2つの鎖錠ばね15の鎖錠片15bそれぞれに一対の押圧部16bを対向させた状態でボディ20に収納される。
第3端子板12は、第1接点保持片12c及び第2接点保持片12eをボディ20の右端側(第1端子板10及び第2端子板側)に向けるとともに、主片12aをボディ20の左端側の電線挿入孔より挿入された電線が接触可能な位置に位置させた状態でボディ20に収納される。また、第4端子板13は、第3接点保持片13c及び第4接点保持片13eを第2接点保持片12e及び第1接点保持片12cそれぞれに対向させるとともに、主片13aをボディ20の左端側の電線挿入孔より挿入された電線が接触可能な位置に位置させた状態でボディ20に収納される。これに並行して、2つの鎖錠ばね15が、接触片15a及び鎖錠片15bを主片12aに対向させるとともに接続片15cを第1接点保持片12cに当接させた状態で第3端子板12の主片12aと第1接点保持片12cとの間と、接触片15a及び鎖錠片15bを主片13aに対向させるとともに接続片15cを第3接点保持片13cに当接させた状態で第4端子板13の主片13aと第3接点保持片13cとの間とにそれぞれ配置される。また、解除釦16が、ボディ20の左端側の操作孔20bに操作部16aを臨ませるとともに、2つの鎖錠ばね15の鎖錠片15bそれぞれに一対の押圧部16bを対向させた状態でボディ20に収納される。
このようにボディ20に収納された第1端子板10の支持片10dには、開閉素子14が、一方(図1(a)における左方)の側片14aを第3端子板12の第1接点保持片12cに対向させるとともに、他方(図1(a)における右方)の側片14aを第4端子板13の第4接点保持片13eに対向させた状態で、支点突起10eを支点として揺動自在に取り付けられる。また、ボディ20に収納された第2端子板11の支持片10dには、開閉素子14が、一方(図1(a)における左方)の側片14aを第4端子板13の第3接点保持片13cに対向させるとともに、他方(図1(a)における右方)の側片14aを第3端子板12の第2接点保持片12eに対向させた状態で、第2端子板11の支持片10dに支点突起10eを支点として揺動自在に取り付けられる。
一方、反転ハンドル3には、位置表示灯4と、プリント基板5と、遮光カバー8とが取り付けられる。プリント基板5は、図4に示すように、両切欠部50g,50gそれぞれに反転ハンドル3の両保持部31,31を挿通させるとともに、図5(c)に示すようにプリント基板5の抵抗素子51の他方の端子51bと接触端子52の他端とをそれぞれ別々の保持部31の保持孔31a内に溝部31bを通じて突出させた状態で、反転ハンドル3の後面側から本体部30の開口内に挿入され、反転ハンドル3に設けられた4つの爪部30dによって反転ハンドル3に固定される。
反転ハンドル3に固定されたプリント基板5には、図1(b)に示すように、位置表示灯4が実装される。位置表示灯4は、発光部4aを台座部32の前面側に載置、固定した状態で、プリント基板5のスルーホール50c,50eそれぞれに通した端子4b,4bを第3ランド50d及び第4ランド50fそれぞれに半田付け等によって電気的に接続することによって、プリント基板5に実装される。ここで、保持部31は、その前端部が本体部30の短手方向の内側面に一体に突設されているから、反転ハンドル3の長手方向中央部に位置する台座部32に載置された発光部4aから反転ハンドル3の長手方向両端側に分岐された一対の端子4b,4b間の隙間には、保持部31の前端部が位置することになり、この保持部31の前端部によって一対の端子4b,4b間が短絡されてしまうことが防止される。
このように位置表示灯4がプリント基板3に実装された後には、反転ハンドル3に遮光カバー8が被着される。遮光カバー8は、図8(a),(b)に示すように、反転ハンドル3の前面側から本体部30の開口内に挿入され、一方の突部81の内部に抵抗素子51を収容するとともに保護部82の内部に位置表示灯4を収容した状態で、4つの係止爪80を反転ハンドル3の4つの係止部30cそれぞれに係止させることで、反転ハンドル3に被着される。
上述したように位置表示灯4、プリント基板5、及び遮光カバー8が取り付けられた反転ハンドル5は、カバー21に取り付けられる。ここで、反転ハンドル5は、遮光カバー8の保護部82の前端部を、カバー21の一対の遮光体22f,21f間の隙間から前方に突出させた状態で、係合突起30a,30aをカバー21の係合溝21e,21eそれぞれに揺動自在に係合させることによってカバー21に揺動自在に枢支される。
反転ハンドル5が揺動自在に取り付けられたカバー21と、接点開閉機構部1が収納されたボディ20とは、組立舌片21aに設けた組立孔21bに組立突起20aを係合させることによって結合される。このとき、各開閉素子14の両側片14a,14a間それぞれにはコイルスプリング17の後端部が嵌入され、反転ハンドル3の各保持部31の保持孔31aそれぞれにはコイルスプリング17の前端部が嵌入される。これによって、抵抗素子51の他方の端部51aがコイルスプリン17及び開閉素子14を介して第1端子板10に電気的に接続される。また、接触端子52の他端が、コイルスプリング17及び開閉素子14を介して第2端子板11に電気的に接続される。したがって、位置表示灯4の一対の端子4b,4bは、第1端子板10と第2端子板11それぞれに電気的に接続されることになり、各端子板10,11により与えられる電位差によって点灯可能となる。
以上により接点開閉機構部1と、器体2と、反転ハンドル3と、位置表示灯4と、プリント基板5と、遮光カバー8とからなるスイッチ本体SWが構成される。
一方、ハンドルブロックHBは、操作ハンドル6とプリズム部7とを結合することによって構成される。ここで、操作ハンドル6とプリズム部7とは、一対の導光部71,71及び連結部72を前方から覆うように一対の表示部70,70の間に操作ハンドル6を配置して、操作ハンドル6の4つの結合爪をプリズム部7の操作ハンドル用係止部それぞれに係止することで結合される。
本実施形態の表示付きスイッチ装置は、スイッチ本体SWにハンドルブロックHBを取り付けることによって得られる。ここでハンドルブロックHBのスイッチ本体SWへの取り付けは、ハンドルブロックHBのプリズム部7の後面側に設けられた反転ハンドル用係止部73を、スイッチ本体SWの反転ハンドル3の両係止爪30bそれぞれに係止させることによって行われる。
以上述べた表示付きスイッチは、例えば、施工面に設けられる埋込孔(図示せず)に後述する器体2)の後端部を埋め込む形でプレート100により埋込配設される。そして、第1端子板10及び第2端子板11それぞれには、外部電源(例えば、商用電源等の交流電源)の一対の電線が接続され、第3端子板12及び第4端子板13それぞれには、負荷(例えば、照明負荷等)の一対の電線が接続される。尚、各電線の接続は、ボディ20の電線挿入孔よりボディ20内に電線を挿入することによって行われる。
プレート100は、スイッチ本体SW(主として器体2)を保持して埋込孔の内部に配設される埋込ボックス(図示せず)に取り付けられる前述のプレート枠101と、前方からプレート枠101を覆う化粧プレート102とで構成される。プレート枠101は合成樹脂材料により矩形枠状に形成され、中央に開口する取付窓101aに前端部を挿入する形でスイッチ本体SWを保持するものであって、取付窓101aの内面には、スイッチ本体SWのカバー21の一対の取付爪21a,21aそれぞれを係合するための前述の取付孔(図示せず)が形成されている。また、プレート枠101の取付窓101aを挟んで対向する長手方向両端中央部には埋込ボックスに取り付けるためのボックスねじを挿通するねじ挿通孔(図示せず)が前後方向に貫設されている。さらにねじ挿通孔の両側に挟み金具(図示せず)が着脱自在に取り付けられる一対の孔(図示せず)がそれぞれ前後方向に貫設されている。挟み金具は従来周知であって、一部が孔に引っ掛けられた状態でねじ挿通孔に挿通されたねじが螺合し、このねじを締め付けてプレート枠101との間で造営材を狭持することによってプレート枠101を造営材に固定するものである。
化粧プレート102は、合成樹脂材料により矩形枠状に形成され、中央に開口する窓部102aを通して表示付きスイッチの前面(操作ハンドル6の前面)を露出している(図1(a)参照)。化粧プレート102の後面(背面)には4つの係止片102bが後方へ突設されており、これら4つの係止片102bをプレート枠101の四隅に設けられた係止孔(図示せず)に係止することでプレート枠101の前面に化粧プレート102が着脱自在に被着されるようになっている。
以下に、本実施形態の表示付きスイッチの動作について図1(a)及び図2を参照して説明する。
図1(a)に示すように操作ハンドル6の右端部が押し下げられている場合、反転ハンドル3によって各開閉素子14が左端側に倒されており、各開閉素子14の可動接点14cが、第3端子板12の第1固定接点12b及び第4端子板13の第3固定接点13bそれぞれに接触されている。したがって、図2に点線で示すように、第1端子板10と第3端子板12、第2端子板11と第4端子板13がそれぞれ電気的に接続されている。
また、操作ハンドル6の右端部が押し下げられている場合、図1(a)に示すように遮光カバー8も同様に右端部が左端部に対して後方に位置しているために、右方の遮光体21fによって右方の窓部82aと右方の導光部71との間の光路が遮断されるが、左方の遮光体21fによって左方の窓部82aと左方の導光部71との間の光路は遮断されない。したがって、位置表示灯4が放射する光は、遮光カバー8の左方の窓部82aより外方に出射され、左方の導光部71内を通って左方の表示部70より操作ハンドル6の前面側に出射される。つまり、位置表示灯4が放射する光によって、次に操作する位置は、操作ハンドル6の左端部であることを表示している。
この状態から操作ハンドル6の左端部を押し操作した際には、操作ハンドル6の左端部の押し下げに伴って反転ハンドル3及び遮光カバー8それぞれの左端部も押し下げられ、これによって右方の遮光体21fが後方に、左方の遮光体21fが前方に移動するように遮光カバー8に対して相対変位される。
反転ハンドル3の左端部が押し下げられた際には、反転ハンドル3によって各開閉素子14が右側に倒されて、各開閉素子14の可動接点14cは、第4端子板13の第4固定接点及び第3端子板12の第2固定接点それぞれに接触される。したがって、図2に実線で示すように、第1端子板10と第4端子板13、第2端子板11と第3端子板12がそれぞれ電気的に接続される。
また、遮光カバー8の左端部が右端部に対して後方に位置している場合、左方の遮光体21fによって左方の窓部82aと左方の導光部71との間の光路が遮断されるが、右方の遮光体21fによって右方の窓部82aと右方の導光部71との間の光路は遮断されない。したがって、位置表示灯4が放射する光は、遮光カバー8の右方の窓部82aより外方に出射され、右方の導光部71内を通って右方の表示部70より操作ハンドル6の前面側に出射される。つまり、位置表示灯4が放射する光によって、次に操作する位置は、操作ハンドル6の右端部であることを表示している。
以後、操作ハンドル6の押し操作が行われる度に、位置表示灯4の光を出射する表示部70が切り替えられることになる。
以上述べた本実施形態の表示付きスイッチによれば、反転ハンドル3の一部である保持部31が発光源である位置表示灯4の端子4b,4b間の隙間に位置しているから、位置表示灯4の端子4b,4b同士が接触して端士4b,4b間が短絡されてしまうことを防止できるという効果を奏する。しかも位置表示灯4の端子4b,4b間の短絡を防止するために位置表示灯4の端子4bに絶縁チューブを被せたり端子4bを絶縁材料で覆ったりする必要がなくなるから、製造コストの削減が図れるという効果を奏する。尚、本実施形態では、反転ハンドル3の一部として保持部31を用いているが、端子4b,4b間の隙間に配置される反転ハンドル3の一部は、保持部31に限られるものではなく、他の部位であってもよい。また端子4b,4b間の隙間に配置される部位を新たに設けるようにしてもよいが、反転ハンドル3の保持部31のような既存の構成を利用するほうが、製造コストを削減でき、また部品(反転ハンドル)の共用化が図れるため好ましい。
加えて、位置表示灯4を反転ハンドル3の前面側に、プリント基板5を反転ハンドル3の後面側にそれぞれ設けていることによって、プリント基板5を反転ハンドル3に取り付けた状態で位置表示灯4をプリント基板5に実装することができるから、位置表示灯4を反転ハンドル3に位置決めしてからプリント基板5に実装することが可能となり、位置表示灯4を容易に所望の位置に配置することができるようになって、製品毎の品質のばらつきを防止して品質の安定化を図ることができるという効果を奏する。
加えて、プリント基板5を反転ハンドル3の後面側に取り付ける際には、爪部30dによってプリント基板5を反転ハンドル3に容易に固定することができるから、反転ハンドル3に取り付けたプリント基板5に位置表示灯4を実装する際にプリント基板5が反転ハンドル3から脱落してしまう(外れてしまう)ことを防止でき、組立作業が容易に行えるようになるという効果を奏する。
また、操作ハンドル6の操作に応じて一対の表示部70,70のいずれか一方のみから位置表示灯4が放射する光が出射されるから、操作ハンドル6の操作位置を分かり易く表示できて、操作性を向上できるという効果を奏する。しかも、遮光カバー8には反転ハンドル3の保持部31を逃がすための切欠部80cを設けているから、複数の保持部31を有する反転ハンドル(例えば両切りスイッチや4路スイッチ等の接点開閉機構部1が複数の開閉素子14を有するスイッチに用いられる反転ハンドル)であっても、遮光カバー8を反転ハンドル3に取り付ける際に保持部31が邪魔になることなく遮光カバー8を反転ハンドル3に取り付けることができるという効果を奏する。また、このような切欠部80cが設けられた遮光カバー8は、1つの保持部31を有する反転ハンドル(例えば片切りスイッチや3路スイッチ等の接点開閉機構部が一つの開閉素子を有するスイッチに用いられる反転ハンドル)であっても問題なく適用できる。
ところで、図5に示す反転ハンドル3にはプリント基板5を固定するための爪部30dが4つ設けられているが、爪部30dの数が増えると、爪部30dを用いてプリント基板5を反転ハンドル3に固定する際に他の爪部30dが邪魔になって、プリント基板5を反転ハンドル3に固定する作業が行い難くなり、結果として組立作業が行い難くなってしまう場合がある。
そこで、このような爪部30dの数は、必要最小限の数である2つとしてもよい。爪部30dを2つだけ反転ハンドル3に設ける場合は、図9(a)〜(c)に示すように、反転ハンドル3の短手方向の両内側面それぞれに、互いに前記短手方向において対向しないようにして1つずつ設けることが好ましい。
このように爪部30dの数を2つとすることで爪部30dを必要最小限の数だけ設けるようにしているから、爪部30dを用いてプリント基板5を反転ハンドル3に固定する際に他の爪部30dが邪魔になって、かえって組立作業が行い難くなってしまうことを防止できて、組立作業がさらに容易に行えるようになるという効果を奏する。
また、爪部30dを反転ハンドル3に2つ設ける際には、図9(a)に示すように、反転ハンドル3の中央側に設けることがさらに好ましい。
このようにすれば、反転ハンドル3からプリント基板5を外そうとするような力がプリント基板5にかかった際に、爪部30dに生じる力を低減でき、プリント基板5が反転ハンドル3から外れ難くなって、プリント基板5を反転ハンドル3に安定して固定できるという効果を奏する。
ところで、以上述べた表示付きスイッチでは、図1(b)に示すように、位置表示灯4の一対の端子4b,4b用のスルーホール50c,50eをプリント基板5の長手方向両端部に設けているが、図10に示すように、スルーホール50c,50eの両方をプリント基板5の長手方向一端部に設けるようにしてもよい。
このようにすれば、プリント基板5を反転ハンドル3に取り付けてから位置表示灯4をプリント基板5に取り付けることが可能になるとともに、位置表示灯4をプリント基板5に実装した後に位置表示灯4及びプリント基板5を反転ハンドル3に取り付けることも可能になる。ここで、位置表示灯4をプリント基板5に実装してから反転ハンドル3に取り付けを行う際には、位置表示灯4の発光部4aを反転ハンドル3の後面側から本体部30の開口に挿入して本体部30の前面側に導出して台座部32に載置した後に、プリント基板5を上述したようにして反転ハンドル3に固定すればよい。尚、発光部4aを台座部32に載置する作業はプリント基板5を反転ハンドル3に固定した後に行ってもよい。
しかしながら、図10に示す例では、位置表示灯4の一対の端子4b,4b間の隙間には、反転ハンドル3の一部である保持部31が配置されないので、端子4b,4b間が短絡してしまうおそれがある。かかる問題を解決するためには、図10に示すように、一対の端子4b,4bの少なくとも一方に、絶縁性樹脂からなる絶縁チューブ40を被嵌すればよい。尚、絶縁チューブ40の代わりに絶縁材料で端子4bを被覆するようにしてもよい。
このようにすれば、絶縁チューブ40によって位置表示灯4の一対の端子4b,4b間が短絡されてしまうことを防止でき、しかも位置表示灯4をプリント基板5に実装してから反転ハンドル3に取り付けるか、プリント基板5を反転ハンドル3に取り付けてから位置表示灯4をプリント基板5に取り付けるかを自由に選択できる。
尚、以上述べた本実施形態では、表示付きスイッチとして4路スイッチを例として挙げているが、本発明の表示付きスイッチは、4路スイッチに限られるものではなく、片切りスイッチや、3路スイッチ、両切りスイッチ等に適用することができる。また、表示付きスイッチの構成も本実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない程度に変形してもよい。
(a)は本発明の表示付きスイッチ装置の一実施形態の概略断面図、(b)は同上の表示付きスイッチの要部の概略斜視図である。 同上の表示付きスイッチの接点構成の説明図である。 同上の表示付きスイッチの分解斜視図である。 同上の表示付きスイッチの要部の組立説明図である。 同上の表示付きスイッチの要部の図面であり、(a)は前面図、(b)は正面図、(c)は後面図、(d)は同図(c)におけるX−X線断面矢視図、(e)は同図(d)にPで示す部位の拡大図である。 同上の表示付きスイッチの遮光カバーの図面であり、(a)は前面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同上の表示付きスイッチの比較例の遮光カバーの正面図である。 同上の表示付きスイッチの要部の図面であり、(a)は前面図、(b)は同図(a)におけるY−Y線断面矢視図である。 同上の表示付きスイッチの他例の要部の図面であり、(a)は後面図、(b)は同図(a)におけるZ−Z線断面矢視図、(c)は同図(b)にQで示す部位の拡大図である。 本発明の表示付きスイッチの他例の要部の組立説明図である。 従来の表示付きスイッチ装置の要部の組立説明図である。
符号の説明
1 接点開閉機構部
2 器体
3 反転ハンドル
4 位置表示灯(発光源)
4b 端子
5 プリント基板
6 操作ハンドル
7 プリズム部
8 遮光カバー
14 開閉素子
17 コイルスプリング(連結部材)
21f 遮光体
30d 爪部
31 保持部(一部)
70 表示部
71 導光部
80c 切欠部
82a 窓部

Claims (5)

  1. 切替型の接点開閉機構部と、前記接点開閉機構部が収納された器体と、中央部を支点として前記器体の前面側に揺動自在に支持された前記接点開閉機構部の開閉用の反転ハンドルと、前記反転ハンドルの前面側の中央部に配置された発光源と、前記接点開閉機構部に電気的に接触される形で前記反転ハンドルの後面側に取り付けられるとともに前記発光源の両端子が接続され前記接点開閉機構部に生じる電圧を元にして前記発光源を点灯するために用いられるプリント基板と、前記器体の前面を覆うようにして前記反転ハンドルの前面側に取り付けられ前記反転ハンドルと一体に揺動する手動操作用の操作ハンドルと、前記器体と接離される前記操作ハンドルの両端部それぞれに設けられ前記発光源が放射する光を前記操作ハンドルの前方に出射する一対の表示部及び前記一対の表示部それぞれに前記発光源が放射する光を導光する一対の導光部を有するプリズム部とを備え、前記反転ハンドルの一部が前記発光源の両端子間の隙間に位置していることを特徴とする表示付きスイッチ。
  2. 前記反転ハンドルの後面側には、前記プリント基板を前記反転ハンドルに固定する爪部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の表示付きスイッチ。
  3. 前記爪部は、2つ設けられていることを特徴とする請求項2記載の表示付きスイッチ。
  4. 前記爪部は、前記反転ハンドルの中央側に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の表示付きスイッチ。
  5. 前記発光源を覆うようにして前記反転ハンドルの前面側に固定され前記発光源が放射する光を前記一対の導光部それぞれに入射させる一対の窓部を有する遮光カバーと、前記器体に固定され前記反転ハンドルの揺動に応じて前記窓部と前記導光部との間の光路を択一的に遮断する遮光体とを備え、前記接点開閉機構部は、前記反転ハンドルの揺動操作に応じて接点間の開閉を行う開閉素子を複数備え、前記反転ハンドルは、前記複数の開閉素子と前記反転ハンドルとを連結する連結部材が取り付けられる保持部を備え、前記遮光カバーには、前記保持部を逃げるための切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示付きスイッチ。
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