JP2008102118A - Qcm分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、水晶発振子を利用して、その温度依存性を揃えることにより第一の発振部と第二の発振部の周波数変化差を安定化させる方法があったが、実際には温度依存性だけでは周波数変化差は安定せず、水晶発振器に印加される電圧の変化によって周波数が変化し、また安定するまでに時間がかかっていた。
【解決手段】本発明では、第一の発振部と第二の発振部のそれぞれの周波数対電圧特性が一致する電圧で水晶発振器を駆動することで、電圧の変化に対する周波数変化を安定化させることができ、また水晶発振器を駆動開始した直後であっても、第一の発振部と第二の発振部の周波数変化差が安定することから、迅速かつ正確な測定を可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、目的物質を含んだ溶液と水晶発振子の電極上の固定化物質とを反応させて、目的物質との反応により変化した共振周波数から目的物質量を分析するQCM分析装置に関する。
従来から水晶発振子を利用して、その圧電効果から微量な物質を検出する技術(QCM)が知られている。水晶発振子は、その電極表面に物質が吸着すると、その物質の重量に応じて共振周波数が変化する。これを利用すると、極めて微量な物質の重量を、この周波数変化から読み取ることができる。
近年、この水晶発振子を溶液中に浸漬させて、その溶液中の微量物質を検出する手法が利用されている。しかしながら、溶液中における水晶発振子の周波数変化は、物質吸着による周波数変化以外にも温度変化、電圧変化などにより影響を受ける。このため、目的物質のみの周波数変化を得るためには、その他の影響を除外して求める必要がある。この影響を防ぐ方法として、特許文献1に記載するような2つの水晶発振子を利用する方法がある。すなわち、2つのうちの一方をリファレンスの水晶発振子とし、もう一方を測定用の水晶発振子とするものである。この水晶発振子が目的物質を含んだ溶液に浸漬されると、測定用のみの水晶発振子に目的物質が付着し、周波数が変化する。ただし、この周波数変化には目的物質による変化以外にも温度による周波数変化などの影響も含んでいるため、これをリファレンスの水晶発振子の周波数で減算することで、より目的物質のみの周波数変化だけを得ようとするものである。温度依存性の近い水晶発振子を選択し減算することにより、単独の水晶発振子で起こる温度依存性よりも、その影響を軽減させるものである。
特開2006−33195号公報(5頁、図1)
しかしながら、この方法では温度依存性に対してのみ安定するが、電圧の変化に対する影響は、取り除けていない。特に測定開始初期には電圧が安定せず、その電圧に対する周波数変化も各水晶発振子で異なることから安定しない。また安定させるために、測定開始から放置し安定するまで待つ必要があり、迅速な測定は行えない。
そこで本発明は、周波数安定性を向上させ、また安定するまでの時間を軽減させることを目的とする。
そこで本発明のQCM分析装置は、以下に示す構成を採用する。
一つの水晶板表面に第一の対向電極と第二の対向電極を有する水晶発振子を有し、第一の対向電極により水晶発振子を発振させる第一の発振回路と、第二の対向電極により水晶発振子を発振させる第二の発振回路とを有し、水晶発振子と第一の発振回路とを第一の発振部とし、水晶発振子と第二の発振回路とを第二の発振部とする水晶発振器を備え、第一の発振部における第一の周波数対電圧特性と、第二の発振部における第二の周波数対電圧特性が一致する電圧を、第一の発振部と第二の発振部にそれぞれ印加することを特徴とする。
第一の発振回路、及び第二の発振回路はそれぞれ、NAND回路、第一の負荷容量、第二の負荷容量、出力容量、帰還抵抗を有することが好ましい。
水晶発振器はカウンター回路に接続され、カウンター回路はCPUに接続され、CPUは表示器と接続されるとともに、第一の発振部、及び第二の発振部とも接続されて、CPUからの切り替え信号に応じて、第一の発振部、及び第二の発振部の発振を開始及び停止することが好ましい。
第一の対向電極の一方と第二の対向電極の一方を封止し、第一の対向電極の他方に目的物質に特異的に結合する固定化物質と非特異吸着を防ぐブロッキング膜を結合させ、第二の対向電極の他方に、ブロッキング膜を結合させた水晶発振子を準備し、水晶発振子を目的物質を含んだ溶液に浸漬させて、第一の発振部の周波数と第二の発振部の周波数との周波数差から目的物質を分析することが好ましい。
CPUは、測定開始時に第一の発振部と第二の発振部に発振最小電圧を印加し、ステップ幅ごとに電圧を上昇させたときのステップ周波数をそれぞれ記録し、電圧変化前後のステップ周波数差が、第一の発振部と第二の発振部で等しい一致電圧を検索した後に、一致電圧を第一の発振部と第二の発振部に印加することが好ましい。
一致電圧は、ステップ周波数差をもっとも小さくする最小一致電圧であることが好ましい。
本発明の分析装置においては、下記に記載する効果を有する。
電圧変化に対する周波数変化、即ち周波数対電圧特性が第一の発振部と第二の発振部で一致する電圧で駆動することにより、第一の発振部と第二の発振部の周波数変化差が安定するので、2CH測定のように差分から反応量を求める場合には、高精度の分析が行える。
また発振回路において駆動する場合、発振開始直後は電圧が安定せず、周波数が安定するまでに時間を要するが、第一の発振部と第二の発振部の周波数対電圧特性が一致する電圧で駆動することにより、電圧が変化していてもそれに伴う周波数変化が一致しているため、高速に安定化させることができる。このため、迅速に測定結果を得ることが可能になる。
さらに測定開始時において、CPUが自動的に第一の発振部と第二の発振部のステップ周波数差の差を求め、もっともステップ周波数差が小さくなる最小一致電圧で駆動することにより、測定のための前設定が必要なく、迅速であると同時に正確な電圧で駆動させることができる。
以下図面を用いて本発明を利用したQCM分析装置の最適な実施形態を説明する。なお、図面において、同一の参照数字及び記号は同じ又は同様の構成要素を指すものとする。
(第一の実施形態)
本発明の全体構成について図5を用いて説明する。QCMセンサ1は、容器53内に浸漬されており、容器53内には目的物質を含んだ溶液54が入っている。また、容器53は、恒温槽59内に配置されており、容器53内の溶液54は一定の温度に保たれる。即ち、温度に対する周波数変化を軽減する構成になっている。QCMセンサ1には、第一の発振
回路57と第二の発振回路58が接続されており、その出力はNAND回路30にそれぞれ接続されている。このNAND回路30は、カウンター回路50に接続されており、カウンター回路50は、CPU51に接続されている。CPU51は表示器52に接続され、またCPU51から第一の発振回路57と第二の発振回路58に発振制御信号55、56と電圧制御信号80、81が出力される。
ここからは、図1、図2を用いて、本発明の実施の形態におけるQCMセンサ1を説明する。図1は平面図であり、図2は図1に示す線A−Bに沿う断面図である。水晶板11は、表面、裏面を有しており、表面には電極3、6、裏面には電極2、5が蒸着されている。電極2と電極3は、水晶板11を挟んでお互いに対向しており、対向電極20を形成している。また電極5と電極6も同様に水晶板11を挟んでお互いに対向しており、対向電極21を形成している。このような構成の水晶板11を水晶発振子19という。水晶発振子19は、ATカット発振子が好ましく、その温度特性は特に優れている。電極2、電極3、電極5、電極6は、金属の薄い層から構成され、金・クロムや金・ニッケルなどで構成される。水晶板11の厚さにおいて、その厚さは薄いほど共振周波数を高くすることができるが、薄すぎると水晶板11が破損したり、不安定な発振をする場合がある。このため、本発明の実施形態においては、40μmの厚さの水晶板厚を採用している。その基本共振周波数は、38MHzであり、安定に発振する。
図3は、水晶発振子19が実装されていない状態の基板12を示す平面図である。電極15、16、17、18は、水晶発振子19の電極2、3、5、6と接続するための電極である。電極15、16、17、18はそれぞれ基板12の内部配線22、23、24、25によって電極7、8、9、10と接続されている。電極7、8、9、10は、それぞれ外部端子と電気的に接続するために設けられている。図1、図2に示すように、電極3、6は、水晶板11の表面から端部へ至り、側面を通って下へ延び、そのまま裏面へと続いている。電極2、5は、水晶板11の裏面のみに配置され、水晶板11の端部までは至らない。電極2、3、5、6は、電極15、16、17、18と電気的に接続するための少量の導電接着剤4により接続される。電極7、8、9、10に、外部からの交流電圧を印加すると、水晶板11が振動を開始する。基板12上には撥水剤が塗布され、QCMセンサ1が溶液に浸漬される際に、溶液中の目的物質が、水晶発振子19以外の部分に吸着してしまうことを避けるために、水晶発振子19以外の部分に塗布される。
続いて、水晶発振子19の封止について図1、図3を用いて説明する。まず、封止を行う必要性について説明する。QCMセンサ1は、溶液中で反応実験を行うため溶液にさらされる。この際に、電極2、3及び電極5、6が溶液に接触するとそれぞれの電極同士が導通し、ショートする。このような場合には、電極及び水晶発振子を破損することになる。このようなことから、電極2、3及び電極5、6はお互いに溶液に接触しないような構造が必要となる。
次に封止方法について説明する。基板12には、あらかじめ弾性体13が配置されている。弾性体13は、好ましくは、シリコーン樹脂が適しており、図1に示すように、水晶板11の外周と同程度の枠で配置される。さらに、その厚さは水晶板11の厚さ(40μm)程度が好ましい。この弾性体13に水晶発振子19をのせると、支持体となる弾性体13が、水晶発振子19の振動を大きく阻害することなく柔軟に支持するため、安定した発振を行うことができる。
ここからは水晶発振器43について図4を用いて説明する。図4の上部の点線で示した回路が第一の発振部38であり、図4の下部の点線で示した回路が第二の発振部39を示している。また、これとNAND回路30を組み合わせて、水晶発振器43が構成される。第一の発振部38は、帰還抵抗35、負荷容量31、32、出力容量37、NAND回路36、
第一の水晶発振子33によって構成される。第二の発振部39は、帰還抵抗35、負荷容量31、32、出力容量37、NAND回路36、第二の水晶発振子34によって構成される。第一の水晶発振子33と第二の水晶発振子34は、水晶発振子19の一部であり、第一の水晶発振子33は対向電極20により振動する発振子であり、第二の水晶発振子34は対向電極21により振動する発振子である。第一の水晶発振子33と第二の水晶発振子34は、それぞれ異なる周波数で振動する。第一の発振部38から第一の水晶発振子33を除いた回路を、第一の発振回路57、第二の発振部39から第二の水晶発振子34を除いた回路を、第二の発振回路58とする。これら帰還抵抗35、負荷容量31、32、出力容量37を調整することにより、周波数の安定性や絶対値が様々に変化する。また、使用するNAND回路36の入出力特性によっても変化する。本発明の実施例においては、回路側の負性抵抗値の絶対値が水晶発振子の抵抗分を上回るように設計されている。負性抵抗とは、回路側を回路方程式で表した時の実数部である。また、信号端子40は第一の発振部38を発振及び停止させるために使用される端子であり、図5に示すCPU51からの発振制御信号55が接続される。また同様に信号端子41は、第二の発振部39を発振及び停止させるために使用される端子であり、CPU51からの発振制御信号56が接続される。さらに、信号端子42は、これら第一の発振部38と第二の発振部39のいずれか一方の周波数が出力されるようになっている。さらに、図5に示すように第一の発振回路57と第二の発振回路58にはCPU51から電圧制御信号80と電圧制御信号81が接続されており、CPU51からの信号に応じて電圧が変更される。この第一の発振部38からの出力周波数をF1とし、第二の発振部39からの出力周波数をF2とする。信号端子42からの出力は、F1及びF2であり、カウンター回路50にてカウントされる。
ここからは、水晶発振子19の駆動方法について説明する。図4、5に示すように第一の発振部38はCPU51からの発振制御信号55によって、発振と停止を繰り返し、第二の発振部39はCPU51からの発振制御信号56によって、発振と停止を繰り返す。すなわち、NAND回路30からの出力は、第一の発振部38か、第二の発振部39のどちらか一方のみの周波数が交互に出力される。また、第一の発振回路57と第二の発振回路58にはCPU51からの電圧制御信号80、81が出力されており、それぞれ同じ電圧もしくは異なる電圧で駆動される。具体的な動作について、図6のタイムチャートを用いて説明する。図6中の横軸は、時間を示している。縦軸は信号レベルを示しており、0から5Vのレベルで変化する。図6に示すとおり、発振制御信号55は、ある時間間隔で5Vと0Vを繰り返す。時間T2から時間T3、時間T6から時間T7の時に信号レベルは0Vになり、時間0から時間T2、時間T3から時間T6の時に5Vとなって、この後も同様に繰り返される。発振制御信号56も同様であり、ある時間間隔で5Vと0Vを繰り返す。時間0から時間T1、時間T4から時間T5の時に信号レベルは0Vになり、時間T1から時間T4、時間T5から時間T8の時に5Vとなって、この後も同様に繰り返される。本発明の実施例における水晶発振器43は、負論理の論理回路で設計されているため、0V時において発振を開始する。逆に5V時には発振が停止する。このため、図6中の時間間隔ΔTf1の時に第一の発振部38が発振を開始し、信号端子42から周波数F1を出力する。また、時間間隔ΔTf2の時に第二の発振部39が発振を開始し、信号端子42から周波数F2を出力する。時間T1、T2と、時間T3、T4と、時間T5、T6の間には、それぞれ時間間隔ΔTdが設定されており、どちらの発振部も動作しない期間を設けている。これにより、発振を行う場合にはどちらか一方のみしか発振をしないため、お互いの干渉や不安定な周波数変化を防ぐことができる。この時間間隔ΔTf1、ΔTf2はともに同じ時間間隔であり、好ましくは1秒である。ただし、この時間間隔は1秒以外でもかまわない。計測時間を短くするような場合には1秒よりも短くすることもできる。この発振の切り替えに関して、発振の開始と停止をNAND回路によって電子的に行っているため、機械的な切り替えよりも大幅に安定する。また、駆動電圧に関しては5Vに限るものではなく、水晶発振子19に最適な電圧で駆動される。
交互の周波数F1とF2は、後段のカウンター回路50により周波数が計測され、CPU51
に伝送される。CPU51では、取得周波数F1、F2を減算し、その2CH周波数差ΔFを記録する。そして、2CH周波数変化差ΔFを分析し、その分析結果を表示器52により表示する。
ここからは、電極3もしくは電極6に形成される固定化物質と目的物質との特異的な反応について説明する。本発明の目的物質としては、特定の物質と特異的に複合体を形成する物であれば特に制限はなく、例えば抗原抗体反応や、相補的なDNAなどを用いることができる。抗原抗体反応により測定される成分としては、IgG、インフルエンザA抗原、インフルエンザB抗原などがあげられる。また、本発明の固定化物質としては、目的物質に特異的に結合するものであれば制限はないが、例えば抗原と抗原に特異的に結合する抗体や、DNAとDNAに相補的なDNA等があげられ、それぞれ一方のものが使用できる。
次に水晶発振子19でおきる2CHによる抗原抗体反応について図7(a)、(b)を用いて説明する。図7(a)において、抗体64は抗原63に特異的に反応する抗体であり、標識物質62と結合されている。また、図7(b)に示すように、電極3上には抗体61が結合されており、抗原63に特異的に反応する第二抗体である。さらに、電極3、及び電極6にはブロッキング膜60を吸着させておく。ブロッキング膜60は、好ましくはBSAを用いるが、これに限定されるものではなく、電極表面での反応を妨げるものであれば何でもよい。図7(b)では、電極3上にもブロッキング膜60を吸着させているが、これは抗原63以外の物質が物理的な吸着によって電極3上に吸着することを防ぐために行っている。標識物質62は、目的物質と特異的に結合する抗体と結合するものであれば制限はなく、目的物質の重量の増感物質として使用され、例えば金コロイドやポリスチレンビーズなどが使用できる。標識物質62は、あらかじめ抗体64と結合させておき、標識体を形成する。そこに、抗原63を図7(a)のように抗原抗体反応を利用して結合させて、複合体を形成する。このような複合体を、緩衝液と混合して試料溶液を作成しQCMセンサ1を試料溶液に浸漬させて反応させる。ここで緩衝液に用いる緩衝剤は緩衝能を有するものならば特に限定されず、緩衝液として、好ましくはPBSを用いる。図7(b)のように、複合体が近くに来ると、電極3上の抗体61と抗原63とが抗原抗体反応により吸着し、電極3上に固定化される。電極6の周辺にも複合体が接触する可能性はあるが、ブロッキング膜60があることにより、物理的な吸着は発生しない。このため、電極6に関係する第二の発振部39の出力周波数F2は、物理的な吸着以外による周波数変化をする。これに対し、電極3に関係する第一の発振部38の出力周波数F1は、出力周波数F2に吸着による周波数変化が加わったものとなる。つまり、出力周波数F1から出力周波数F2を減算することで吸着による周波数変化のみを取得することができるようになる。ここで述べた物理的な吸着以外による周波数変化とは、様々な要因があり、例えば温度による周波数変化、粘度による周波数変化、圧力による周波数変化を含む。このように、2CHの水晶発振子を用いることで、目的物質による周波数変化のみを取得することができる。
ここからは、周波数対電圧特性について図8、図9、図13、図14、図15を用いて説明する。図13は、PBS中の第一の発振部38と第二の発振部39における各電圧時の周波数変化82、83をそれぞれ示している。図8、図9は、PBS中の第一の発振部38における第一の周波数対電圧特性70と第二の発振部39における第二の周波数対電圧特性71を示しており、縦軸をステップ幅20mVで変化させたときのステップ周波数差(Hz/20mV)、横軸を変化電圧範囲として示した図である。この変化電圧範囲とは、図13に示す周波数変化82、83の電圧の変化範囲を示しており、周波数対電圧特性とはステップ幅20mVで変化させたときの電圧変化前後の周波数変化差、すなわちステップ周波数差(Hz/20mV)を示したものである。本実施例では、ステップ幅を20mVとしているが、これに限るものではなくステップ周波数差が明確であれば良い。また、駆動電圧はNA
ND回路30、36に印加されており、図5に示す電圧制御信号80、81により電圧が変更できる。図8は、第一の周波数対電圧特性70と第二の周波数対電圧特性71が良好な例であり、その回路パラメータは、帰還抵抗35が120kΩ、負荷容量31、32がともに22pF、出力容量37が22pFである。図14は、図8の第一の周波数対電圧特性70と第二の周波数対電圧特性71の差をとったもので、縦軸をそれぞれの発振部のステップ周波数差の差、横軸を変化電圧範囲としている。図9は、第一の周波数対電圧特性70と第二の周波数対電圧特性71がずれている例であり、帰還抵抗35は120KΩ、負荷容量31、32がともに22pF、出力容量37が6pFである。図15は、第一の周波数対電圧特性84と第二の周波数対電圧特性85の差をとったもので、縦軸をそれぞれの発振部のステップ周波数差の差、横軸を変化電圧範囲としている。図14においては、どの変化電圧範囲においても第一の周波数対電圧特性70と第二の周波数対電圧特性71との差が±1Hz/mV(±20Hz/20mV)以内に入っている。特に3.40Vから3.42Vの範囲においては、第一の発振部38で623Hzの周波数変化をし、第二の発振部39で626Hzの周波数変化をしている。つまり、その差は、0.15Hz/mV(3Hz/20mV)であり、1Hz/mV以内に十分入っている。これに比較して図15の場合、小さくても3.48Vから3.50Vに変化させたときで、第一の発振部38で650Hzの周波数変化をし、第二の発振部39で720Hzの周波数変化をするため、その差は3.5Hz/mV(70Hz/20mV)である。また、大きい場合では3.38Vから3.40Vに変化させたときで、第一の発振部38で730Hzの周波数変化をし、第二の発振部39で1140Hzの周波数変化をするため、その差は約21Hz/mV(410Hz/20mV)近い値になっている。このように設計する回路パラメータによって、第一の周波数対電圧特性70と第二の周波数対電圧特性71の一致の仕方が異なる。この回路パラメータは、帰還抵抗35が10K〜1MΩ、負荷容量31、32が18〜32pF、出力容量37が10〜32pFの範囲内で調整されることが好ましい。また、ここで説明される第一の周波数対電圧特性70と第二の周波数対電圧特性71が一致するとは、その差が±1Hz/mV(±20Hz/20mV)以内に入ることであり、図14で示す点線の範囲以内である。実際の分析において周波数分解能が1Hzであることから、この値以内に入る必要がある。また、現在使用している電源の安定性は1mVであり、これよりも高精度の電源を使用する場合には、1Hz/mVよりも大きな値でもかまわない。さらに、本実施例では、第一の発振部38と第二の発振部39の電源が同じであるが、電源の安定性に対して、1Hz以内の変化であれば異なる電源で駆動することもでき、CPU51からの電圧制御信号80、81により異なる電圧で駆動する。
続いて、第一の周波数対電圧特性70と第二の周波数対電圧特性71が一致した変化電圧範囲内で駆動させた場合の2CH周波数変化差について、図10を用いて説明する。ここで、2CH周波数変化差とは、第一の発振部38の周波数変化と第二の発振部39の周波数変化との差をとったものである。図10は、PBS溶液中において、図8と図9の回路パラメータでそれぞれ駆動した場合の駆動開始10分間の2CH周波数変化差を示すグラフであり、横軸は時間で単位は分、縦軸は2CH周波数変化差で単位はHzである。また、グラフのデータは、実際のデータを10個分程度で平均化した値をプロットしている。ともに駆動電圧は3.41Vであり、折れ線72は、図8の回路パラメータを使用した2CH周波数変化差であり、折れ線73は、図9の回路パラメータを使用した2CH周波数変化差である。図10の2つの折れ線のうち、折れ線72は、駆動直後に8Hz程度上昇するものの、その後は±1.5Hz程度で安定している。これに対し、折れ線73は、駆動直後に17Hz程度まで上昇し、その後もドリフトを続けて変化している。このように、良好なパラメータの発振回路で安定した変化電圧範囲内の電圧で駆動すると、駆動開始直後から安定する。これは、単純に2CH周波数変化差の安定性を向上させるだけでなく、早期に安定することから迅速な測定においても対応することができる。なお、実験の傾向からすると、駆動開始1〜2分程度で2CH周波数変化差は安定することがわかっている。
ここからは、測定開始時における電圧制御の仕組みについて図16を用いて説明する。まず、水晶発振子19が接続されるとただちに発振最小電圧が印加される。発振最小電圧とは、あらかじめ分かっている2つの発振部の駆動最小電圧Vminのことである。この電圧からあるステップ幅ΔVで電圧を変化させていき、発振最大電圧Vmaxまで電圧を上昇させる。このときのVminをV0としVmaxをVNとする。また、V0+ΔVをV1、V1+ΔVをV2、・・・、V(N-1)+ΔVをVNとし、各電圧時の周波数は、第一の発振部38でV1時の周波数をf11、V2時の周波数をf12、・・・、VN時の周波数をf1Nとし、第二の発振部39でV1時の周波数をf21、V2時の周波数をf22、・・・、VN時の周波数をf2Nとする。また、ステップ周波数差については、第一の発振部38でΔf11=f12-f11、Δf12=f13-f12、・・・、Δf1(N-1)=f1N-f1(N-1)とし、第二の発振部39でΔf21=f22-f21、Δf22=f23-f22、・・・、Δf2(N-1)=f2N-f2(N-1)とする。さらに、ステップ周波数差の差については、ΔfS1=Δf21−Δf11、ΔfS2=Δf22−Δf12、・・・、ΔfS(N-1)=Δf2(N-1)−Δf1(N-1)とする。
CPU51は、各電圧時における周波数を記録し、発振最大電圧Vmaxまで終了するとステップ周波数差、及びステップ周波数の差を演算する。続いて、このステップ周波数差の差の中で±20(Hz/20mV)以内の電圧を検索する。このときの電圧を一致電圧Vtとする。実際には、図14にも示したように、一致電圧は複数存在する。この一致電圧の中で、ステップ周波数差の値をもっとも小さくする電圧を最小一致電圧Vgとして、最終的な駆動電圧は最小一致電圧VgでNAND回路30、36を駆動する。図14で説明すると、Vgは3.40Vが選択される。これは、電圧変動時の周波数変化が少ないだけでなく、各発振部のステップ周波数差が一致している電圧で駆動することであり、安定性が高い測定結果を得ることができるためである。
ここからは、実際の測定方法について説明する。まず、図7(b)に示すように電極3に目的物質に特異的に反応する固定化物質61を結合させ、さらにブロッキング膜60であるBSAを形成させる。参照用電極となる電極6にはブロッキング膜60であるBSAのみを結合させておく。このように形成したQCMセンサ1を、図5のように容器53に浸漬させる。QCMセンサ1が装置に接続されると、ただちにCPU51から電圧制御信号80、81が出力されて、それぞれの発振部に発振最小電圧Vminが印加される。その後は、各ステップ幅の電圧で発振最大電圧Vmaxまで電圧を変化させ、各周波数を記録するとともに、ステップ周波数差及びステップ周波数差の差を演算を行う。このステップ周波数差とステップ周波数差の差から最小一致電圧Vgを検索し、最小一致電圧VgでNAND回路30、36を駆動する。これらの演算は、CPU51内で自動的に行われて、最小一致電圧Vgが印加される。このときの容器53内には溶液54としてPBSを使用する。この容器53内に、図7(a)のような目的物質63を含む複合体を注入する。すると、容器53内のQCMセンサ1にこの目的物質63を含む複合体が接触し、電極3上に形成された固定化物質61と目的物質63が抗原抗体反応により吸着する。電極6にも複合体は接触するが、ブロッキング膜60であるBSAが形成されているため、物理吸着は起きない。この結果、目的物質63を含む複合体は、電極3にのみ吸着することになる。この時の変化の仕方について、図11、図12で説明する。図11の横軸は時間、縦軸は第一の発振部38と第二の発振部39の出力周波数F1、F2の変化を示す。図12の横軸は時間、縦軸はF1とF2との周波数変化差、すなわち2CH周波数変化差を示している。0時間からT1時間までは、PBSに浸漬した状態であり、お互いに同じ周波数変化をする。このため、図12のように2CH周波数変化差は0のままである。これは、第一の周波数対電圧特性70と第二の周波数対電圧特性71が一致する変化電圧範囲で駆動するためであり、2つの周波数F1とF2との周波数変化は安定し、安定にかかる時間も短い。もし、2つの周波数F1とF2の周波数変化がずれてしまうと、そのずれた量が誤差となる。T1時間において、目的物質63を含む複合体が注入されると、図11のようにF1、F2ともに異なる周波数変化で減少する。ブロッキング膜60であるBSAのみが結合された電極6の周波数変化であ
るF2が、目的物質63を注入後に変化しているのは、複合体の吸着によるものではなく、粘度や注入した複合体の温度などの変化によるものである。2CH周波数変化差としてみると、図12のような減少を示し、複合体の吸着による変化以外のものは減算された変化が得られる。このときの2CH周波数変化差ΔFが電極3に複合体が吸着したことによる変化となる。この出力周波数F1、F2はカウンター回路50を通じて、CPU51で記憶される。CPU51では、F1とF2の変化の減算を行い、図12に示すような2CH周波数変化差ΔFを求める。この求めた2CH周波数変化差ΔFから以下のSauerbreyの式1のΔFに代入すると、電極3上に吸着した複合体の量を求めることができる。

ΔF=−2×Fre×Δm/(A×√(μ×ρ))(式1)

ここで、Freは複合体吸着前の基本共振周波数、Aは電極の面積、μは水晶発振子のせん断弾性係数、ρは水晶発振子の密度、Δmは重量変化である。また、複合体の量がわかれば、目的物質と標識体の質量比から、目的物質の量が求まる。これらの計算は、CPU51により行われ、表示部52にその結果が表示される。
先の測定方法において、電極3上に固定化物質を結合させて電極6には結合させていないが、電極6上に固定化物質を結合させて電極3上に結合させない方法でもどちらでも良い。
本発明のQCM分析装置におけるQCMセンサの構造の平面図である。 本発明のQCM分析装置におけるQCMセンサの構造であり、図1のA−A間で切断した断面図である。 本発明のQCM分析装置におけるQCMセンサの水晶発振子が実装されていない状態の基板を示す図である。 本発明のQCM分析装置における発振回路を示す回路図である。 本発明のQCM分析装置における構成を示すブロック図である。 本発明のQCM分析装置における駆動方法を説明するタイムチャートである。 本発明のQCM分析装置において、QCMセンサでおきる抗原抗体反応について説明した図である。 本発明のQCM分析装置において、発振回路を良好なパラメータで設計した場合の周波数対電圧特性を示すグラフである。 本発明のQCM分析装置において、発振回路を良好でないパラメータで設計した場合の周波数対電圧特性を示すグラフである。 本発明のQCM分析装置において、発振回路を良好なパラメータで設計した場合の初期10分間の2CH周波数変化差を示すグラフである。 本発明のQCM分析装置において、抗原抗体反応を行った場合のF1とF2の変化を示すグラフである。 本発明のQCM分析装置において、抗原抗体反応を行った場合の周波数変化差を示すグラフである。 本発明のQCM分析装置において、発振回路を良好なパラメータで設計した場合の各電圧時の周波数変化を示すグラフである。 本発明のQCM分析装置において、発振回路を良好なパラメータで設計した場合のステップ周波数差の差を示すグラフである。 本発明のQCM分析装置において、発振回路を良好でないパラメータで設計した場合のステップ周波数差の差を示すグラフである。 本発明のQCM分析装置において、測定開始時における最小一致電圧Vgを印加するまでの流れを説明する図である。
符号の説明
1 QCMセンサ
30、36 NAND回路
31、32 負荷容量
35 帰還抵抗
37 出力容量
43 水晶発振器
50 カウンター回路
51 CPU
52 表示部
57 第一の発振回路
58 第二の発振回路

Claims (5)

  1. 一つの水晶板表面に第一の対向電極と第二の対向電極を有する水晶発振子を有し、前記第一の対向電極により前記水晶発振子を発振させる第一の発振回路と、前記第二の対向電極により前記水晶発振子を発振させる第二の発振回路とを有し、前記水晶発振子と前記第一の発振回路とを第一の発振部とし、前記水晶発振子と前記第二の発振回路とを第二の発振部とする水晶発振器を備え、前記第一の発振部における第一の周波数対電圧特性と、前記第二の発振部における第二の周波数対電圧特性が一致する電圧を、前記第一の発振部と前記第二の発振部にそれぞれ印加するQCM分析装置。
  2. 前記水晶発振器はカウンター回路に接続され、該カウンター回路はCPUに接続され、該CPUは表示器と接続されるとともに、前記第一の発振部、及び前記第二の発振部とも接続されて、前記CPUからの切り替え信号に応じて、前記第一の発振部、及び前記第二の発振部の発振を開始または停止することを特徴とする請求項1に記載のQCM分析装置。
  3. 前記CPUは、測定開始時に前記第一の発振部と前記第二の発振部に発振最小電圧を印加し、ステップ幅ごとに電圧を上昇させたときのステップ周波数をそれぞれ記録し、電圧変化前後のステップ周波数差が、前記第一の発振部と前記第二の発振部で等しい一致電圧を検索した後に、該一致電圧を前記第一の発振部と前記第二の発振部に印加することを特徴とする請求項2に記載のQCM分析装置。
  4. 前記一致電圧は、前記ステップ周波数差をもっとも小さくする最小一致電圧であることを特徴とする請求項3に記載のQCM分析装置。
  5. 前記第一の対向電極の一方と前記第二の対向電極の一方を封止し、前記第一の対向電極の他方に目的物質に特異的に結合する固定化物質と非特異吸着を防ぐブロッキング膜を結合させ、前記第二の対向電極の他方に、前記ブロッキング膜を結合させた前記水晶発振子を準備し、前記目的物質を含んだ溶液に前記水晶発振子を浸漬させて、前記第一の発振部の周波数と前記第二の発振部の周波数との周波数差から前記目的物質を分析することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のQCM分析装置。
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