JP2008102068A - 水銀分析装置および水銀分析方法 - Google Patents

水銀分析装置および水銀分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008102068A
JP2008102068A JP2006285972A JP2006285972A JP2008102068A JP 2008102068 A JP2008102068 A JP 2008102068A JP 2006285972 A JP2006285972 A JP 2006285972A JP 2006285972 A JP2006285972 A JP 2006285972A JP 2008102068 A JP2008102068 A JP 2008102068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mercury
time
sample
signal intensity
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006285972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4758863B2 (ja
Inventor
Munehiro Hoshino
宗弘 星野
Ken Matsubara
兼 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON INSTR KK
Nippon Instruments Corp
Original Assignee
NIPPON INSTR KK
Nippon Instruments Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON INSTR KK, Nippon Instruments Corp filed Critical NIPPON INSTR KK
Priority to JP2006285972A priority Critical patent/JP4758863B2/ja
Publication of JP2008102068A publication Critical patent/JP2008102068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4758863B2 publication Critical patent/JP4758863B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】測定信号強度の短時間積分方式の水銀分析装置および水銀分析方法を提供し、分析試料中の水銀の分析時間を短縮するとともに、水銀分析の正確さと精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】水銀分析装置は、水銀の分析線を放射する水銀ランプ1と、試料8から気化された水銀を内部に通過させるとともに、前記水銀の分析線を透過させる吸収セル2と、吸収セル2を透過する水銀の分析線強度を検出する検出器31と、前記検出器からの信号強度を時間積分することにより試料中の水銀の含有量を定量する水銀分析装置であって、測定開始時間から前記信号強度のピーク値Pと所定の比率を有する信号強度の立下り値Hになる時間T1までを前記時間積分の積分時間とする信号処理手段4を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子吸光方式による水銀分析装置および原子吸光法による水銀分析方法に関する。
従来から原子吸光法による水銀分析は、長年にわたり環境分析や品質管理分析などで広く使用されている。河川水などの分析では、図10に示す還元気化法を用いた装置が使用されており、還元剤などの試薬とともに還元容器107に入れられた試料108に空気ポンプ110から送られた空気により、試料溶液がバブラー112によりバブリングされ、試料中に存在する酸化水銀が還元剤により還元され、気化水銀となり、吸収セル102に導入される。気化水銀が導入された吸収セルに水銀ランプ101からの水銀分析線が入射し、吸収セル102を透過した水銀分析線を試料側検出器131が検出する。
図10に示すダブルビーム方式の装置では、水銀ランプ101と吸収セル102の間にハーフミラー111を備えており、ハーフミラー111で反射した水銀ランプ101の水銀分析線は参照側検出器132に入射する。検出器131と132で検出された信号は信号制御装置104で比較することで、図5に示すようなプロファイルの光吸収信号を得る。信号制御装置104により、この光吸収信号の信号強度が測定開始時の信号強度とほぼ同じ信号強度になる時間を予め設定し、設定した時間が終了するまで信号強度を測定し、測定した全測定時間にわたり信号強度を積分することにより積分値を求め、この積分値を用いて試料中の水銀濃度を定めている。
しかし、従来の装置では、分析する試料によって測定時間が長くなることがあるため測定時間を長めに設定する必要があり、試料によっては水銀が吸収セル中にほとんど存在しなくなって信号強度がゼロレベルに落ち着いても設定した時間が終了するまで測定は継続しているので、測定時間が長くなっている。
また、測定によっては図6に示すように、測定装置や装置の周辺の温度変化などの影響により信号強度のドリフトが発生し、測定開始時の信号強度と測定終了時の信号強度にオフセットが発生することがある。このオフセットが発生していると、信号強度が測定開始時の信号強度とほぼ同じ信号強度になる時間を予め設定し、設定した時間が終了するまで信号強度を測定する従来の積分方式では、信号強度の積分時にオフセット分の信号も同時に積分することになり、測定誤差の原因となり、分析の正確さおよび精度を低下させている。
本発明は前記従来の問題に鑑みてなされたもので、測定信号強度の短時間積分方式の水銀分析装置および水銀分析方法を提供し、分析試料中の水銀の分析時間を短縮するとともに、水銀分析の正確さと精度を向上させることを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の第1構成にかかる水銀分析装置は水銀の分析線を放射する水銀ランプと、試料から気化された水銀を内部に通過させるとともに、前記水銀の分析線を透過させる吸収セルと、前記吸収セルを透過する水銀の分析線強度を検出する検出器とを備え、前記検出器からの信号強度を時間積分することにより試料中の水銀の含有量を定量する水銀分析装置であって、測定開始時間から前記信号強度のピーク値と所定の比率を有する信号強度の立下り値になる時間までを前記時間積分の積分時間とする信号処理手段を有する。
本発明の第1構成においては、水銀ランプは水銀の分析線である253.7nmの紫外線を放射するランプであり、原子吸光分析や原子蛍光分析に通常使用される水銀ランプや水銀中空陰極ランプである。吸収セルは、試料である気化水銀の吸収セルへの導入口と排出口とを有する円筒形状のセル本体およびセル本体の円筒の両端に分析線である253.7nmの紫外線を入射させる、例えば溶融石英で製作された入射窓と出射窓とを有している。検出器は253.7nmの紫外線を検出することができる、例えば光電管や光電子増倍管などである。
信号処理手段は、検出器によって検出される測定毎の信号強度のピーク値を記憶する記憶部、記憶部に記憶されたピーク値と設定された測定終了比から積分終了時間に自動設定するための信号強度の立下り値を演算する演算部、測定開始信号を受信した時間を積分開始時間と設定し、信号強度が演算部により演算された信号強度の立下り値になった時間を積分終了時間と設定するタイマー部、信号強度を前記タイマー部によって設定された積分開始時間から積分終了時間まで時間積分する積分部および積分部により求められた積分値を用いて試料中の水銀濃度を定める定量部を有する。ここで測定終了比とは、測定毎の信号強度のピーク値と積分終了時間の信号強度との比率をいう。
本発明の装置によれば、図2に示すように、測定開始時間から信号強度のピーク値Pと所定の比率を有する信号強度の立下り値Hになる時間T1までを積分時間としているので、従来のように信号強度が測定開始時の信号強度とほぼ同じ強度になる時間T2まで積分するのに比べ、積分時間が短縮でき、分析時間を大幅に短縮することができる。また、測定装置や装置の周辺の温度変化などの影響により信号強度のドリフトが起こり、オフセットが発生していても積分時間が短縮されているので、オフセットの影響を抑えることができ、水銀分析の正確さと精度を向上させることができる。
本発明の水銀分析方法は、水銀ランプから放射される水銀の分析線を試料から気化された水銀を内部に通過させる吸収セルに透過させ、前記吸収セルを透過した水銀の分析線強度を検出器で検出し、検出した信号強度を時間積分することにより試料中の水銀の含有量を定量する水銀分析方法であって、測定開始時間から前記信号強度のピーク値と所定の比率を有する信号強度の立下り値になる時間までを前記時間積分の積分時間とする。
本発明の方法においては、還元気化法や加熱気化法などにより気化された水銀を空気ポンプにより吸収セルに導入し、吸収セルの入射窓に水銀ランプから分析線である253.7nmの紫外線を照射し、吸収セルを透過し出射窓より出射した分析線強度を検出器が検出する。空気ポンプを作動させて気化水銀を吸収セルに導入すると同時に測定を開始し、測定を開始すると図2に示すように信号強度はピーク値に達し、その後下降するので、この測定開始時間から信号強度のピーク値と所定の比率を有する信号強度の立下り値になる時間まで信号強度を時間積分する。求められた積分値を用いて試料中の水銀濃度を定量する。
本発明の第2構成によれば、第1構成と同様に信号強度の積分時間が短縮できるので、分析時間を大幅に短縮することができ、また、測定装置や装置の周辺の温度変化などの影響により信号強度のドリフトが起こり、オフセットが発生していても積分時間が短縮されているので、オフセットの影響を抑えることができ、水銀分析の正確さと精度を向上させることができる。
以下、本発明の第1実施形態である水銀分析装置について説明する。図1に示すように、本装置は、水溶液試料8中の水銀を還元気化する還元容器7、バブラー12および空気ポンプ10を有し、水銀の分析線である253.7nmの紫外線を放射する水銀ランプ1、気化水銀を導入する吸収セル2、水銀ランプ1と吸収セルの間にハーフミラー11、ハーフミラー11で反射した水銀ランプ1からの253.7nmの紫外線を検出する参照側検出器32、吸収セルを透過した水銀ランプ1からの253.7nmの紫外線を検出する試料側検出器31、および検出器31と32で検出された信号を処理し試料中の水銀濃度を定量する信号処理手段4を備えている。
信号処理手段4は検出器31と32で検出された信号を比較することにより、計数部41により図2の測定信号のプロファイルを生成する。また、信号処理手段4は、測定終了比設定手段40、検出器によって検出される測定毎の信号強度のピーク値を記憶する記憶部42、記憶部に記憶されたピーク値と設定された測定終了比から積分終了時間に自動設定するための信号強度の立下り値を演算する演算部43、測定開始信号を受信した時間を積分開始時間と設定し、信号強度が演算部により演算された信号強度の立下り値になった時間を積分終了時間と設定するタイマー部44、信号強度を前記タイマー部によって設定された積分開始時間から積分終了時間まで時間積分する積分部45および積分部により求められた積分値を用いて試料中の水銀濃度を定める定量部46を有し、測定開始時間から信号強度のピーク値と所定の比率を有する信号強度の立下り値になる時間までを前記時間積分の積分時間とすることができる。所定の比率である測定終了比は、測定終了比設定手段40によって前もって装置に記憶させておいてもよいし、操作者が測定時に設定してもよい。
次に、本実施形態の水銀分析装置の動作について説明する。還元容器7に所定量の試料溶液と還元剤である塩化第一すず、硫酸などの試薬を入れ、空気ポンプ10の作動を開始すると、空気ポンプ10からバブラー12を通じて送られた空気によって還元容器7中の水溶液の試料8が攪拌され、試料中の水銀が塩化第一すずによって還元され気化された水銀が空気ポンプ10の送入空気により吸収セル2に導入される。吸収セル2の入射窓に水銀ランプ1から分析線である253.7nmの紫外線が照射され、吸収セル2を透過し出射窓より出射した分析線強度を検出器31が検出する。空気ポンプ10を作動させて気化水銀を吸収セル2に導入すると同時に測定を開始する。測定を開始すると、信号処理手段4が信号処理を開始し、図2に示すように信号強度はピーク値Pに達し、その後下降する。この測定開始時間から信号強度のピーク値Pと所定の比率Xを有する信号強度の立下り値Hになる時間T1まで信号強度を時間積分する。求められた積分値を用いて試料中の水銀濃度を定量する。この場合、測定終了比Xは、X=H/P×100%となる。
次に、本実施形態の装置を用いて実験した結果について説明する。同じ水銀濃度の試料を測定しても試料や使用する試薬の温度変化や試料中の妨害物質の存在により測定信号のプロファイルが変化し、水銀の濃度測定に誤差を発生させる要因となる。図3に示すように、試料(試薬も含む)温度を5℃から30℃まで5℃刻みに変化させると、温度が低いほどプロファイルのピーク値は小さくなり信号強度はゼロレベルまで緩やかに低下し、温度が高くなるとピーク値がおおきくなりゼロレベルまで急速に低下していることが分かる。
温度を5℃から30℃まで5℃刻みに変化させた試料を用いて、測定終了比をそれぞれ80、60、40、20、15、10、5%に変化させて積分測定した結果を図11に示す。図11の測定条件は、試料量200mL、試料の水銀濃度0.5μg/L、硫酸(1:1)10mL、塩化第一すず10mL、空気ポンプの流量2L/分、測定回数は各条件で3回である。これらの測定条件により求められた積分値を、前もって作成した検量線を用いて定量した定量値を測定値として記載し、これらの測定値から求めた平均値、標準偏差およびcv%(変動係数)も記載している。なお、検量線の作成条件は、試料温度25℃、積分時間(測定時間)480秒であり、その他の測定条件は前記と同一条件である。
図11に記載されているcv%と測定終了比との関係を図に表したのが図4である。図4に示すように、cv%は測定終了比が20%で最小値を示しており、測定終了比があまり小さくなるとcv%が悪くなっていることが分かる。この要因は長時間積分することで前記したオフセットの影響を受け、cv%が悪くなったものと考えられ、適切な測定終了比になるまでの期間を積分するとcv%が改善され、分析精度が向上することが分かる。測定終了比の設定値によってcv%は多少上下するが、試料の温度変化があっても良好なcv%で分析できることが分かる。
次に、分析試料や標準試料中の水銀濃度を安定に保持するために、分析試料や標準試料に添加されている妨害物質であるL−システインの影響を調べた結果を図7に示す。図7はL−システインの濃度を0、3、5、7、10%になるように添加した試料を測定した結果を示しており、L−システインの濃度が高くなるほど測定信号のプロファイルのピーク値が小さくなり、ピーク値の出現時間が遅くなることが分かる。
図12に試料温度を25℃に設定し、L−システインの濃度を0、1、2、3、5、7、10%と変化させた試料を用いて、測定終了比をそれぞれ98、50、20、15、10、5、2%に変化させて積分測定した結果を示す。前もって作成した検量線を用いて定量した定量値を測定値として記載し、これらの測定値から求めた平均値、標準偏差およびcv%(変動係数)も記載している。なお、検量線の作成条件は、L−システインの濃度は0%であり、その他の測定条件は前記図11の測定値を求めた条件と同一である。
図12に記載されているcv%と測定終了比との関係を図に表したのが図8である。例えば、分析精度の管理値としてcv%を3%に設定すると、図8から分かるように測定終了比を15%に設定するとcv3%の分析精度が得られる。このときL−システインの濃度が10%であれば、測定時間は約4分であることが図7より分かる。これは従来の測定時間の約半分に短縮されている。なお、試料温度が25℃でL−システインが試料中に存在しない場合には、測定終了比が15%であれば測定時間が2分以内になり、分析時間が大幅に短縮できる。
本実施形態で説明したように、試料の温度変化や試料中にL−システインなどの妨害物質の共存があても、良好なcv%で分析することができ、水銀濃度の測定時間を大幅に短縮することができる。測定装置や装置の周辺の温度変化などの影響により信号強度のドリフトが起こり、オフセットが発生していても積分時間が短縮されているので、オフセットの影響を抑えることができ、水銀分析の正確さと精度を向上させることができる。なお、本実施形態では、ダブルビーム方式の水銀分析装置について説明したが、本発明の信号処理手段はシングルビーム方式の水銀分析装置にも使用することができ、本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、第2実施形態の水銀分析方法について説明する。本実施形態の水銀分析方法は、図9に示す水銀分析装置を用いて分析する方法である。本実施形態で使用する水銀分析装置は、第1実施形態の水銀分析装置の信号処理手段4の替わりにデータ処理手段5を備えている。
まず、分析条件の設定時に、測定終了比を設定する。還元容器7に所定量の試料溶液と還元剤である塩化第一すず、硫酸などの試薬を入れ、空気ポンプ10の作動を開始すると、空気ポンプ10からバブラー12を通じて送られた空気によって還元容器7中の水溶液の試料8が攪拌され、試料中の水銀が塩化第一すずによって還元され気化された水銀が空気ポンプ10の送入空気により吸収セル2に導入される。吸収セル2の入射窓に水銀ランプ1から分析線である253.7nmの紫外線が照射され、吸収セル2を透過し出射窓より出射した分析線強度を検出器31が検出する。空気ポンプ10を作動させて気化水銀を吸収セル2に導入すると同時に測定を開始する。測定を開始すると、データ処理手段5が信号処理を開始し、信号強度はピーク値に達し、その後下降する。この測定開始時間から信号強度のピーク値に対し、操作者によって設定された測定終了比を有する信号強度の立下り値になる時間まで信号強度を時間積分する。求められた積分値を用いて試料中の水銀濃度を定量する。
なお、実施形態では、水溶液試料を還元気化法を用いて分析する装置および方法について説明したが、加熱気化法を用いて分析する装置および方法にも使用することができ、還元気化法と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の信号処理手段および測定終了比を用いて信号強度の時間積分の積分時間を設定する方式は、水銀分析の原子蛍光分析装置や原子蛍光分析法にも使用することができ、原子吸光分析装置や原子吸光分析方法と同様の作用効果がある。
本発明の第1実施形態である水銀分析装置の概略ブロック図である。 同装置で測定した測定信号のプロファイルである。 同装置で測定した試料の温度変化による測定信号のプロファイルの変化を示す図である。 同装置で測定した試料の温度変化に対応した測定終了比とcv%の関係を示す図である。 従来の水銀分析装置による測定信号のプロファイルである。 従来の水銀分析装置によるオフセットが発生したときの測定信号のプロファイルである。 本発明の第1実施形態である水銀分析装置で測定したL−システインの濃度と測定信号のプロファイルの変化を示す図である。 本発明の第1実施形態である水銀分析装置で測定したL−システインの濃度変化に対応した測定終了比とcv%の関係を示す図である。 本発明の第2実施形態である水銀分析装置の概略ブロック図である。 従来の水銀分析装置の概略ブロック図である。 試料温度と測定終了比を変化させて測定した繰り返し測定値の表である。 L−システインの濃度変化と測定終了比を変化させて測定した繰り返し測定値の表である。
符号の説明
1 水銀ランプ
2 吸収セル
31 試料側検出器
32 参照側検出器
4 信号処理手段
8 試料

Claims (2)

  1. 水銀の分析線を放射する水銀ランプと、
    試料から気化された水銀を内部に通過させるとともに、前記水銀の分析線を透過させる吸収セルと、
    前記吸収セルを透過する水銀の分析線強度を検出する検出器とを備え、
    前記検出器からの信号強度を時間積分することにより試料中の水銀の含有量を定量する水銀分析装置であって、
    測定開始時間から前記信号強度のピーク値と所定の比率を有する信号強度の立下り値になる時間までを前記時間積分の積分時間とする信号処理手段を有する水銀分析装置。
  2. 水銀ランプから放射される水銀の分析線を試料から気化された水銀を内部に通過させる吸収セルに透過させ、
    前記吸収セルを透過した水銀の分析線強度を検出器で検出し、
    検出した信号強度を時間積分することにより試料中の水銀の含有量を定量する水銀分析方法であって、
    測定開始時間から前記信号強度のピーク値と所定の比率を有する信号強度の立下り値になる時間までを前記時間積分の積分時間とする水銀分析方法。
JP2006285972A 2006-10-20 2006-10-20 水銀分析装置および水銀分析方法 Active JP4758863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285972A JP4758863B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 水銀分析装置および水銀分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285972A JP4758863B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 水銀分析装置および水銀分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008102068A true JP2008102068A (ja) 2008-05-01
JP4758863B2 JP4758863B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=39436493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006285972A Active JP4758863B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 水銀分析装置および水銀分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4758863B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122160A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Nippon Instrument Kk 水銀分析装置およびその方法
JP2010151499A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Nippon Instrument Kk 水銀分析装置および水銀分析方法
KR101029084B1 (ko) 2009-02-24 2011-04-13 신동남 냉증기원자흡광광도부와 냉증기원자형광광도부가 결합되어 있는 수은분석장치
CN102721588A (zh) * 2012-06-28 2012-10-10 贵州师范大学 一种酸性矿山废水中锑含量的快速原位测定方法
JP2013186028A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Nippon Instrument Kk 水銀分析装置および水銀分析システム
CN104034683A (zh) * 2014-07-01 2014-09-10 大力电工襄阳股份有限公司 测定钒电池电解液的氯含量的方法
JP2016042093A (ja) * 2010-05-17 2016-03-31 ルミネックス コーポレーション 1以上の材料の測定を行うためのシステム
CN108732149A (zh) * 2018-05-21 2018-11-02 上海紫燕食品有限公司 鹅肉总汞含量的检测方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837538A (ja) * 1981-08-29 1983-03-04 Sumitomo Electric Ind Ltd フレ−ムレス原子吸光分析における面積吸光度測定法
JPH06241990A (ja) * 1993-02-19 1994-09-02 Sansou Seisakusho:Kk 微量水銀の測定方法及び該方法に使用する装置
JPH06307933A (ja) * 1993-04-21 1994-11-04 Shimadzu Corp 多波長分光光度計
JPH0954071A (ja) * 1995-08-17 1997-02-25 Kao Corp ガスクロマトグラフ装置
JP2000275172A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Nkk Corp 原子吸光分析方法及びその装置
JP2001007173A (ja) * 1999-06-22 2001-01-12 Kobe Steel Ltd 少数キャリアのライフタイム測定装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837538A (ja) * 1981-08-29 1983-03-04 Sumitomo Electric Ind Ltd フレ−ムレス原子吸光分析における面積吸光度測定法
JPH06241990A (ja) * 1993-02-19 1994-09-02 Sansou Seisakusho:Kk 微量水銀の測定方法及び該方法に使用する装置
JPH06307933A (ja) * 1993-04-21 1994-11-04 Shimadzu Corp 多波長分光光度計
JPH0954071A (ja) * 1995-08-17 1997-02-25 Kao Corp ガスクロマトグラフ装置
JP2000275172A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Nkk Corp 原子吸光分析方法及びその装置
JP2001007173A (ja) * 1999-06-22 2001-01-12 Kobe Steel Ltd 少数キャリアのライフタイム測定装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122160A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Nippon Instrument Kk 水銀分析装置およびその方法
JP2010151499A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Nippon Instrument Kk 水銀分析装置および水銀分析方法
KR101029084B1 (ko) 2009-02-24 2011-04-13 신동남 냉증기원자흡광광도부와 냉증기원자형광광도부가 결합되어 있는 수은분석장치
JP2016042093A (ja) * 2010-05-17 2016-03-31 ルミネックス コーポレーション 1以上の材料の測定を行うためのシステム
JP2013186028A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Nippon Instrument Kk 水銀分析装置および水銀分析システム
CN102721588A (zh) * 2012-06-28 2012-10-10 贵州师范大学 一种酸性矿山废水中锑含量的快速原位测定方法
CN104034683A (zh) * 2014-07-01 2014-09-10 大力电工襄阳股份有限公司 测定钒电池电解液的氯含量的方法
CN108732149A (zh) * 2018-05-21 2018-11-02 上海紫燕食品有限公司 鹅肉总汞含量的检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4758863B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4758863B2 (ja) 水銀分析装置および水銀分析方法
AU2011303944B2 (en) Method of measuring the uranium concentration of an aqueous solution by spectrophotometry
US20120329165A1 (en) Bromate ion measurement method
JP5522584B2 (ja) Icp発光分光分析方法
US9423340B2 (en) Aqueous ozone monitor utilizing gas stripping
CN113841043A (zh) 水质分析系统、传感器模块、校正用设备以及水质分析系统的校正方法
JP2011174852A (ja) 水銀原子吸光分析装置および水銀分析システム
JP6965502B2 (ja) 水質分析計
JP6665751B2 (ja) 水質分析計
US10180394B2 (en) Systems and methods for performing cavity-enhanced absorption spectroscopy
JP3325937B2 (ja) 原子吸収分光法における吸収補正装置および方法
JPH0726912B2 (ja) 蛍光分析方法及び装置
KR102148076B1 (ko) 무기이온 농도를 분석하는 방법 및 장치
Mohammed et al. Analytical determination of boron in irrigation water using azomethine-H: Spectrophotometry
WO2014175363A1 (ja) 成分濃度計測装置と方法
US9091639B2 (en) Method for calibrating and/or adjusting an analytical device for chemical substances in liquids, especially in aqueous solutions
JP2009019886A (ja) 水銀原子蛍光分析装置
KR20110040851A (ko) 규소 농도 측정 장치
JP5468344B2 (ja) 水溶液中の水溶性ラジカル種濃度の測定方法、及び、水溶性ラジカル種濃度測定装置
US20210003601A1 (en) Method of operating an automatic analysis apparatus and automatic analysis apparatus
Pyhtilä et al. The use of a dual mode sample introduction system for internal standardization in the determination of Hg at the ng L− 1 level by cold vapor ICP-MS
CN113376149A (zh) 一种利用超长光纤流通池-分光光度酚红法检测低浓度游离溴的方法及其应用
Johnson et al. Photolytic spectroscopic quantification of residual chlorine in potable waters
WO2017066070A2 (en) Acetate complexes and methods for acetate quantification
CN105486651A (zh) 一种铅基合金中镧的化学分析方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4758863

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250