JP2008100828A - シート材供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】重送が発生した場合に自動的に重送を解消することが可能なシート材供給装置の提供を目的とする。
【解決手段】ホッパ1上のシート材を繰り出すピックアップローラ2と、このピックアップローラ2により繰り出されるシート材を送り方向に搬送する分離ローラ3と、この分離ローラ3の下側に空転負荷をもって所定の圧力で圧接し、シート材に捌き効果を与えるリタードローラ4と、分離ローラ3とリタードローラ4のニップ位置近傍の上側に配置され、シート材の後退を阻止する針状部材と、シート材の重送を検知する重送検知センサ6と、この重送検知センサ6により重送を検知した際に分離ローラ3を停止保持し、リタードローラ4を逆転させる制御手段100とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】ホッパ1上のシート材を繰り出すピックアップローラ2と、このピックアップローラ2により繰り出されるシート材を送り方向に搬送する分離ローラ3と、この分離ローラ3の下側に空転負荷をもって所定の圧力で圧接し、シート材に捌き効果を与えるリタードローラ4と、分離ローラ3とリタードローラ4のニップ位置近傍の上側に配置され、シート材の後退を阻止する針状部材と、シート材の重送を検知する重送検知センサ6と、この重送検知センサ6により重送を検知した際に分離ローラ3を停止保持し、リタードローラ4を逆転させる制御手段100とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置や画像読取装置等の装置本体内へ連続的にシート材を供給するシート材供給装置に関する。
従来のシート材供給装置は、画像形成装置や画像読取装置等の装置本体内へ連続的にシート材を1枚ずつ供給するために、積載されたシート材を繰り出すピックアップローラと、互いに当接した分離ローラおよびリタードローラとでシート材を捌く分離メカニズムを有する。この分離メカニズムでは、ピックアップローラを所定の荷重でシート材に当接させ、ピックアップローラの回転によりシート材を1枚ずつ繰り出して画像形成装置や画像読取装置等の装置本体内へ送り込む。
また、このようなシート材供給装置においてシート材を繰り出した際の重送の発生を検出するため、例えば(特許文献1)に記載のような重送検知装置を備えたものがある。この重送検知装置は、シート材が通過する通路に向かって所定強度の超音波を発信し、シート材を通過した超音波の強度を検出することにより重送を検出するものである。
特開平5−40030号公報
従来、このような重送検知装置によりシート材の重送を検出した場合は、オペレータに重送エラーを通知してシート材の搬送を停止し、オペレータに重送したシート材を除去させることが一般的である。そのため、重送が発生する都度、オペレータは装置の蓋を開閉して、手作業によりシート材を除去しなければならず、面倒である。
そこで、本発明においては、重送が発生した場合に自動的に重送を解消することが可能なシート材供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のシート材供給装置は、ホッパ上のシート材を繰り出すピックアップローラと、このピックアップローラにより繰り出されるシート材を送り方向に搬送する分離ローラと、この分離ローラの下側に空転負荷をもって所定の圧力で圧接し、シート材に捌き効果を与えるリタードローラと、分離ローラとリタードローラのニップ位置近傍の上側に配置され、シート材の後退を阻止する逆送阻止部材と、シート材の重送を検知する重送検知手段と、この重送検知手段により重送を検知した際に分離ローラを停止保持し、リタードローラを逆転させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、重送が発生した場合に自動的に重送を解消することが可能なシート材供給装置が得られる。
本願の第1の発明は、ホッパ上のシート材を繰り出すピックアップローラと、このピックアップローラにより繰り出されるシート材を送り方向に搬送する分離ローラと、この分離ローラの下側に空転負荷をもって所定の圧力で圧接し、シート材に捌き効果を与えるリタードローラと、分離ローラとリタードローラのニップ位置近傍の上側に配置され、シート材の後退を阻止する逆送阻止部材と、シート材の重送を検知する重送検知手段と、この重送検知手段により重送を検知した際に分離ローラを停止保持し、リタードローラを逆転させる制御手段とを有するシート材供給装置である。
本発明によれば、シート材の重送を検知した際に、上側のシート材が逆送阻止部材により後退を阻止された状態で下側のシート材がリタードローラの逆転により戻される。これにより、重送が発生した場合に自動的に重送を解消することが可能となる。
本願の第2の発明は、逆送阻止部材は、外周が鋸歯状に形成され、分離ローラと同軸に配置されたスターローラであることを特徴とするシート材供給装置としたものであり、分離ローラに対して外周が鋸歯状に形成されたスターローラを追加するだけで、このスターローラにより重送を解消することが可能となり、コストの増大を防止することができる。
本願の第3の発明は、逆送阻止部材は、シート材の搬送路に設けられたものであることを特徴とするシート材供給装置としたものであり、シート材の搬送路に逆送阻止部材を設けるだけで、重送を解消することが可能となり、コストの増大を防止することができる。
本願の第4の発明は、逆送阻止部材は、先端がシート材の送り方向へ傾斜したものであるシート材供給装置としたものであり、逆送阻止部材は、シート材が送り方向へ搬送される場合には、この逆送阻止部材と接触するシート材に作用せず、重送が発生した場合にリタードローラの逆転により下側のシート材が戻される際には、上側のシート材に作用して後退を阻止するので、重送が発生していない場合に、逆送阻止部材を離間させる必要がなく、逆送阻止部材を離間動作させる機構を省略することができる。
本願の第5の発明は、制御手段は、リタードローラの逆転動作を起動と停止を繰り返し行う間欠動作とするものであるシート材供給装置としたものであり、停止状態から起動状態へ移行する際の静止摩擦力を繰り返し利用して強い力でシート材を戻すことができ、より効率良くシート材の重送を解消することが可能となる。
本願の第6の発明は、制御手段は、リタードローラを逆転させる際にピックアップローラをホッパ上のシート材から離間させるものであるシート材供給装置としたものであり、ピックアップローラをホッパ上のシート材から離間させて、この離間させたピックアップローラとホッパ上のシート材との間へ重送されたシート材を戻すことが可能となる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるシート材供給装置の断面図、図2は図1のピックアップローラモジュールの斜視図、図3は図2のピックアップローラモジュールの上ハウジングを取り外した状態の斜視図、図4はピックアップローラの軸方向を含むピックアップローラモジュールの断面図、図5はピックアップモジュールの別の例を示す断面図、図6の(a)は分離ローラ部分の側面図、(b)は正面図である。
図1において、本発明の実施の形態1におけるシート材供給装置は、画像形成装置や画像読取装置等の装置本体内へ連続的にシート材S(図4参照。)を1枚ずつ供給するものであって、シート材Sが積載される昇降可能なホッパ1と、ホッパ1上のシート材Sに当接して1枚ずつ繰り出すピックアップローラ2と、ピックアップローラ2により繰り出されたシート材Sを送り方向に搬送する分離ローラ3と、分離ローラ3に所定の空転負荷をもって所定の圧力で圧接し、送られたシート材Sに捌き効果を与えるリタードローラ4と、ホッパ1、ピックアップローラ2、分離ローラ3やリタードローラ4等の各部を制御する制御手段100等により構成される。
ピックアップローラ2、分離ローラ3およびリタードローラ4は、それぞれ個別に駆動源が接続され、制御手段100により独立して駆動することが可能である。
また、ピックアップローラ2および分離ローラ3には、それぞれの駆動軸に対して搬送方向へ回転(空転)し、逆方向に関してはロックするワンウェイクラッチを搭載している。
また、分離ローラ3とリタードローラ4のニップ位置近傍の搬送方向の上流位置および下流位置には、シート材Sを検知するシート材検知センサを配置する。このシート材検知センサは、それぞれ上流側を給紙検知センサ5a、下流側を分離検知センサ5bとする。
また、分離ローラ3とリタードローラ4のニップ位置近傍の搬送方向の下流位置に、重送検知手段としての重送検知センサ6が配置されている。重送検知センサ6は、超音波式や光学式等を用いることができる。
ピックアップローラ2は、図2に示すように保持部材としての上ハウジング7aおよび下ハウジング7bによってモジュール化され、ピックアップローラモジュール7を構成している。ピックアップローラ2は、下ハウジング7bに回転可能に軸支され、保持されている。
ピックアップローラモジュール7は、軸8を支軸として揺動自在に軸支されている。上ハウジング7aは下ハウジング7bに固定されている。また、分離ローラ3は、装置筐体Cに図示しない軸受けによって回転可能に支持されている。
上ハウジング7a上にはピックアップローラ2のシート材Sへの当接圧力を検出するための圧力検出機構として、ピックアップローラ2がシート材Sに当接する位置近傍のピックアップローラ2の軸方向に梁部材9が架設されている。図4に示すように、この梁部材9の中央部表面には歪みゲージ10が貼り付けられている。
また、ピックアップローラモジュール7は、ピックアップローラモジュール7全体の自重によるモーメントを相殺するように、ばね11を介して装置筐体Cに支持されている。
梁部材9の中央は、張力調整機構13により圧縮量可変に装置筐体Cに保持された弾性部材としてのばね12によって付勢されており、ピックアップローラ2はこのばね12によってシート材Sへ押圧される。
ピックアップローラ2の当接圧力は、図4に示すように梁部材9の撓みによって生じる梁部材9中央部表面の撓みを歪みゲージ10によって検出し、演算することにより求める。
図1において、ばね12および張力調整機構13は、ピックアップローラ2の所定の当接圧力を得る押圧機構および押圧力調整機構を構成し、張力調整機構13の位相を調整することによりばね12の位置を調整して、発生する押圧力を最適にすることが可能である。
すなわち、図4に示すように、所定厚さの薄いシート材Sについて最適に設定された圧力に押圧力を調整しておき、ピックアップローラ2とシート材Sとの間ですべりが生じている場合には、ホッパ1の高さを調整して押圧力をさらに強く設定する。なお、この当接圧力は歪みゲージ10ではなく、梁部材9の撓みを計測する変位センサ20によって検出することも可能である。
なお、図2において、このばね12の付勢力によって梁部材9に撓みが生じると、歪みゲージ10の電気抵抗値が変化するので、歪みゲージ10をいわゆるホイートストンブリッジの未知抵抗として接続して抵抗値を検出することにより、梁部材9の歪εを検出することができる。したがって、この検出した歪εを用いて梁部材9の撓み量を算出することができる。
また、図5に示す例では、梁部材9と対応する位置に、位置検出素子(PSD)を用いた変位センサ20を配設している。この場合、変位センサ20の発光ダイオード(LED)から射出された光が梁部材9で反射してPSDに入射した位置の変化を検出することにより、変位センサ20と梁部材9との距離を測定して、梁部材9の撓みを検出することができる。梁部材9の撓みは、中央に印加される付勢力によって決定するので、前記した方法で梁部材9の撓みを検出することにより、ピックアップローラ2に印加される当接圧力を検知することができる。
ここで、ホッパ1は、パンタグラフ状のリンク機構(図示せず。)やカム機構(図示せず。)等の押圧機構により上下方向に略平行移動(昇降)可能に構成され、上面にシート材Sを載置可能な構成である。
ホッパ1は、上下方向に昇降し、シート材Sを繰り出す際はシート材Sがピックアップローラ2に当接するまで上昇させ、ピックアップローラ2をシート材Sに押圧する。ホッパ1は、上述のように検出した当接圧力が所定の圧力となった際に停止させ、さらに所定厚さの薄いシート材Sについて最適に設定された圧力になるまで上昇させる押圧力調整機構を備える。
ピックアップローラ2は、この当接圧力が設定圧力となる位置までシート材Sが上昇したときに、回転させ、シート材Sを繰り出すものである。
また、ピックアップローラ2と同軸に、回転自在のローラ(以下、「すべり検知ローラ」と称す。)21aが配置されている(図3参照。)。このすべり検知ローラ21aは、ピックアップローラ2の回転により繰り出されるシート材Sに連れ回りすることにより回転する。
このすべり検知ローラ21aには、シート材Sと当接する部分以外の外周面に回転を検出する凹凸等の検出パターン(図示せず。)が形成されている。すべり検知ローラ21aは、この検出パターンがフォトインタラプタ等のセンサにより検出されることで回転の有無が検出される。
すなわち、ピックアップローラ2に当接したシート材Sが動くと、このシート材Sに連れ回りするすべり検知ローラ21aが回転するので、シート材Sの動きが検出される。
また、厚いシート材Sの場合、小さな当接圧力ではピックアップローラ2がすべり、シート材Sが動かない場合があるが、この場合、すべり検知ローラ21aも回転しないので、シート材Sとピックアップローラ2が滑っていることを検出できる。
また、すべり検知ローラ21aの搬送方向下流には、すべり検知ローラ21aと同様のジャム検知ローラ21bが設けられている。ジャム検知ローラ21bは、すべり検知ローラ21aと同様、シート材Sに連れ回りし、シート材Sが動いているかどうかを検出する。
ここで、シート材Sがピックアップローラ2で送られているとき、ジャム検知ローラ21bが回転している場合には、シート材Sは正常に搬送されていると判定できる。一方、シート材Sがピックアップローラ2で送られているとき、ジャム検知ローラ21bが送り速度より遅い速度で回転しているか停止している場合には、ジャムが発生していると判定できる。
両分離ローラ3の外側には、図6に示すように外周が鋸歯状に形成されたスターローラ3aが配置されている。なお、鋸歯はシート材Sの送り方向に向かって傾斜させている。また、スターローラ3aの先端の直径は分離ローラ3よりも大きく形成されている。また、スターローラ3aは、分離ローラ3と一体的に回転し、分離ローラ3はその回転軸に対してシート材Sの搬送方向にはロックされ、シート材Sの戻し方向には空転するワンウェイクラッチ(図示せず。)を備えている。
リタードローラ4は、図1において、装置筐体Cに対して軸14を中心として揺動可能に軸支されたホルダ15に回転可能に軸支されている。ホルダ15は、リタードローラ4の分離ローラ3への当接圧力を発生するばね16により付勢されている。
なお、ばね16は、カム機構17の位相により圧縮量を調整可能であって、この圧縮量を調整することにより分離ローラ3への当接圧力が変更できるようになっている。また、前述のようにリタードローラ4は独立した駆動源により駆動されるが、このとき、リタードローラ4は分離ローラ3とは逆方向に駆動される。
次に、上記構成のシート材供給装置の動作について説明する。図7は本発明の実施の形態におけるシート材供給装置の動作を示すフローチャート。図8は重送発生時の様子を示す概略図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、図9は重送発生時の重送解消の様子を示す概略図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
まず、図7において、ホッパ1上にシート材S1,S2を載せ(S101)、ホッパ1をピックアップローラに当接する位置まで上昇させる(S102)。
次に、ピックアップローラ2を回転させ、1枚目のシート材S1を分離ローラ3およびリタードローラ4のニップ位置でレジストし(S103)、ピックアップローラ2を止める(S104)。
次に、分離ローラ3を回転させ、レジスト位置のシート材S1を搬送する(S105)。
ここで、図8(b)に示すように、2枚目のシート材S2が1枚目のシート材S1とともに搬送され、重送検知センサ6により重送が検知されると(S106)、分離ローラ3を停止し(S107)、ホッパ1を下げてピックアップローラ2をホッパ1上のシート材から離間させる(S108)。そして、リタードローラ4の接触圧を下げ(S109)、リタードローラ4を逆転する(S110)。
ここで、リタードローラ4は、重送検知センサ6の出力が1枚になったら(S111)、所定量逆転し続ける(S112)。
これにより、図9(b)に示すように、重送されている上側のシート材S1はスターローラ3aにより後退を阻止された状態で、下側のシート材S2のみがリタードローラ4の逆転によりホッパ1上へ戻され、自動的に重送が解消される。
次に、リタードローラ4の接触圧を戻し(S113)、分離ローラ3を送り方向へ回転することにより、シート材S1を搬送する(S114)。そして、シート材S1が搬送ローラ30に達したら分離ローラ3を止める(S115)。これにより、シート材S1は搬送ローラ30により搬送され、シート材S1が分離ローラ3を通過すると、ステップS105へ戻る。
一方、図7のS106において、重送が検知されない場合には、シート材S1はそのまま搬送され(S117)、シート材S1が搬送ローラ30に達したら分離ローラ3を止める(S118)。これにより、シート材S1は搬送ローラ30により搬送される。
そして、ホッパ1上にシート材Sがある場合(S119)にはステップS103に戻り、ない場合には処理を終了する(S120)。
以上のように、本実施の形態1におけるシート材供給装置では、ホッパ1上のシート材Sを繰り出すピックアップローラ2と、このピックアップローラ2により繰り出されるシート材Sを送り方向に搬送する分離ローラ3と、この分離ローラ3の下側に空転負荷をもって所定の圧力で圧接し、シート材Sに捌き効果を与えるリタードローラ4と、分離ローラ3とリタードローラ4のニップ位置近傍の上側に配置され、シート材Sの後退を阻止するスターローラ3aと、シート材Sの重送を検知する重送検知センサ6と、この重送検知センサ6により重送を検知した際に分離ローラ3を停止保持し、リタードローラ4を逆転させる制御手段100とを有するので、シート材Sの重送を検知した際に、上側のシート材S1がスターローラ3aにより後退を阻止された状態で下側のシート材S2がリタードローラ4の逆転により戻され、自動的に重送が解消される。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2におけるシート材供給装置では、逆送阻止部材を、外周が鋸歯状に形成され、分離ローラ3と同軸に配置されたスターローラ3aにより構成しているので、単に分離ローラ3に対して外周が鋸歯状に形成されたスターローラ3aを追加するだけで、このスターローラ3aにより重送を解消することが可能となり、コストの増大を防止することができる。
次に、本実施の形態2におけるシート材供給装置では、逆送阻止部材を、外周が鋸歯状に形成され、分離ローラ3と同軸に配置されたスターローラ3aにより構成しているので、単に分離ローラ3に対して外周が鋸歯状に形成されたスターローラ3aを追加するだけで、このスターローラ3aにより重送を解消することが可能となり、コストの増大を防止することができる。
逆送阻止部材については、例えば、図10の逆送阻止部材の別の例を示す断面図に示したような針状のものの他、板状のもの、ローラ形状のもの、シート状のもの等、多種の構成が考えられる。
図10に示す場合、シート材Sの搬送路の上側、若しくは搬送路の分離ローラ3側に揺動可能に設けられ、リタードローラ4側に付勢された針状の逆送阻止部材3bとすることも可能である。
このような逆送阻止部材3bを設けることにより、図10のように原稿が分離ローラ3・リタードローラ4間に重送してしまった場合、逆送阻止部材3bの針状の先端が搬送路に突出し、重送した原稿のうち分離ローラ3側の原稿の逆送を阻止し、同時にリタードローラ4が時計方向に回転してリタードローラ4側の原稿を逆走させるため、重送を解消することが可能となり、コストの増大を防止することができる。
また、スターローラ3aの鋸歯は、先端がシート材Sの送り方向へ傾斜したものであるため、シート材Sが送り方向へ搬送される場合には、このスターローラ3aと接触するシート材S1に作用せず、重送が発生した場合にリタードローラ4の逆転により下側のシート材S2が戻される際には、上側のシート材S1に作用して後退を阻止するので、重送が発生していない場合に、スターローラ3aを離間させる必要がなく、このスターローラ3aを離間動作させる機構を省略することができる。
また、本実施の形態におけるシート材供給装置では、リタードローラ4を逆転させて重送を解消する際に、制御手段100により、リタードローラ4の逆転動作を起動と停止を繰り返し行う間欠動作とすることが可能である。これにより、リタードローラ4の停止状態から起動状態へ移行する際の静止摩擦力を繰り返し利用して強い力でシート材S2を戻すことができ、より効率良くシート材S2の重送を解消することが可能となる。
また、本実施の形態におけるシート材供給装置では、リタードローラ4を逆転させる際に、制御手段100によりピックアップローラ2をホッパ1上のシート材Sから離間させるので、この離間させたピックアップローラ2とホッパ1上のシート材Sとの間へ重送されたシート材Sを戻すことができ、この位置から再度シート材Sの供給を再度行わせることが可能である。
本発明のシート材供給装置は、画像形成装置や画像読取装置等の装置本体内へ連続的にシート材を供給する装置として有用である。特に、本発明は、重送が発生した場合に自動的に重送を解消することが可能なシート材供給装置として好適である。
1 ホッパ
2 ピックアップローラ
3 分離ローラ
3a スターローラ
3b 逆送阻止部材
4 リタードローラ
5a 給紙検知センサ
5b 分離検知センサ
6 重送検知センサ
7 ピックアップローラモジュール
7a 上ハウジング
7b 下ハウジング
8 軸
9 梁部材
10 歪みゲージ
11,12 ばね
13 張力調整機構
14 軸
15 ホルダ
16 ばね
17 カム機構
20 変位センサ
21a すべり検知ローラ
21b ジャム検知ローラ
30 搬送ローラ
100 制御手段
S,S1,S2 シート材
2 ピックアップローラ
3 分離ローラ
3a スターローラ
3b 逆送阻止部材
4 リタードローラ
5a 給紙検知センサ
5b 分離検知センサ
6 重送検知センサ
7 ピックアップローラモジュール
7a 上ハウジング
7b 下ハウジング
8 軸
9 梁部材
10 歪みゲージ
11,12 ばね
13 張力調整機構
14 軸
15 ホルダ
16 ばね
17 カム機構
20 変位センサ
21a すべり検知ローラ
21b ジャム検知ローラ
30 搬送ローラ
100 制御手段
S,S1,S2 シート材
Claims (7)
- ホッパ上のシート材を繰り出すピックアップローラと、
前記ピックアップローラにより繰り出される前記シート材を送り方向に搬送する分離ローラと、
前記分離ローラの下側に空転負荷をもって所定の圧力で圧接し、前記シート材に捌き効果を与えるリタードローラと、
前記分離ローラと前記リタードローラのニップ位置近傍の上側に配置され、前記シート材の後退を阻止する逆送阻止部材とを有するシート材供給装置。 - 前記シート材の重送を検知する重送検知手段と、
前記重送検知手段により重送を検知した際に前記分離ローラを停止保持し、前記リタードローラを逆転させる制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載のシート材供給装置。 - 前記逆送阻止部材は、外周が鋸歯状に形成され、前記分離ローラと同軸に配置されたスターローラであることを特徴とする請求項1記載のシート材供給装置。
- 前記逆送阻止部材は、前記シート材の搬送路に設けられたものであることを特徴とする請求項1記載のシート材供給装置。
- 前記逆送阻止部材は、先端が前記シート材の送り方向へ傾斜したものである請求項1から4のいずれかに記載のシート材供給装置。
- 前記制御手段は、前記リタードローラの逆転動作を起動と停止を繰り返し行う間欠動作とするものである請求項1から5のいずれかに記載のシート材供給装置。
- 前記制御手段は、前記リタードローラを逆転させる際に前記ピックアップローラを前記ホッパ上のシート材から離間させるものである請求項1から6のいずれかに記載のシート材供給装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006285953A JP2008100828A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | シート材供給装置 |
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JP2006285953A JP2008100828A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | シート材供給装置 |
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- 2006-10-20 JP JP2006285953A patent/JP2008100828A/ja not_active Withdrawn
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