JP2000007177A - シート給送装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置およびこれを備えた画像形成装置

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JP2000007177A
JP2000007177A JP10171948A JP17194898A JP2000007177A JP 2000007177 A JP2000007177 A JP 2000007177A JP 10171948 A JP10171948 A JP 10171948A JP 17194898 A JP17194898 A JP 17194898A JP 2000007177 A JP2000007177 A JP 2000007177A
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sheet
roller
feed roller
paper
retard
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JP10171948A
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English (en)
Inventor
Minoru Kawanishi
稔 川西
Takashi Kuwata
隆 桑田
Yasuhiro Uchida
康浩 内田
Harukazu Sekiya
治員 関谷
Yuzo Isoda
雄三 磯田
Hiroaki Namiki
博昭 並木
Masahito Nonaka
雅人 野中
Akira Fukui
晶 福井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードローラに当接するようにシートを導
いて紙詰りの発生を防止し、高い信頼性を持ってシート
を分離搬送させるようにする。 【解決手段】 積載位置から給送されてくる用紙Sを用
紙ガイド1,2によって、フィードローラ107とリタ
ードローラ109とが当接するニップ位置よりフィード
ローラ107側に導くようにして、紙詰りの発生を防止
するとともに、高い信頼性を持って用紙Sを分離搬送さ
せるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写機
やファクシミリなどの画像形成装置に備えられたシート
給送装置に係り、積載されているシートをピックアップ
給送した後に分離する際のリタード方式のシート給送装
置およびこれを備えた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ、ファクシミリ、複写機
などの画像形成装置は、その処理速度が急速に向上して
いる。そのため、従来のシート給送装置には、積載され
ているシートである用紙を1枚ずつに分離する分離機構
として例えば図6に示すようにピックアップローラとフ
ィードローラとリタードローラとを用いた高速で、分離
信頼性の高いリタード分離機構が多く使用されている。
【0003】同図において、101は用紙Sを積載する
用紙積載台で、この用紙積載台101は図示を省略した
駆動源と昇降手段により昇降するように構成されてい
る。102は用紙積載台101が上昇できる高さを規定
する高さ検知手段としての高さセンサで、この高さセン
サ102が用紙積載台101を検知することにより駆動
源の動作を停止するように構成されている。103は用
紙積載台101が高さセンサ102によって規制される
上限まで上昇した際に、用紙積載台101上の用紙Sの
有無を検知する紙有無検知手段としての紙センサで、こ
の紙センサ103が用紙Sを検知することにより画像形
成装置は動作可能な状態となる。そして、画像形成装置
より出力される給紙信号を受けて給紙動作を開始すると
ともに、シート給送装置が駆動して分離動作を行う。
【0004】また、シート給送装置は、図示を省略した
駆動モータによって反時計回り方向に回転するピックア
ップローラ軸104、フィードローラ軸106およびリ
タードローラ軸108を有する。そして、ピックアップ
ローラ軸104にはピックアップローラ105が、フィ
ードローラ軸106にはフィードローラ107が、リタ
ードローラ軸108には図示を省略したトルクリミッタ
を介してリタードローラ109がそれぞれ軸着されてい
る。なお、図中113は、画像形成部(図示せず)に用
紙Sを導く用紙搬送路、114はフィードローラ軸10
6とピックアップローラ軸104とを連結する連結部材
である。
【0005】110は回転軸111によって回動可能に
支持された保持部材で、この保持部材110の一端にリ
タードローラ軸108が回転可能に保持されるととも
に、他端にバネ112が張設されている。これにより保
持部材110を介してリタードローラ109がフィード
ローラ107に一定の力Fで当接している。
【0006】リタードローラ109とフィードローラ1
07との間には摩擦係数μ1によりリタードローラ10
9を時計回り方向に回転させる力μ1×Fが加わり、ト
ルクリミッタの値Tを上回るため、リタードローラ10
9はリタードローラ軸108が反時計回り方向に回転し
ているにも拘らず、時計回り方向に回転する。ピックア
ップローラ105は図示を省略したカムによってフィー
ドローラ軸106を中心に回動して用紙Sをピックアッ
プする。
【0007】ピックアップローラ105により給送され
た用紙Sが1枚の時は、トルクリミッタ値Tとリタード
ローラ109との間の関係が T<μ2×F μ2:用紙Sとリタードローラ109との摩擦係数とな
るため、リタードローラ109は図7に示すように時計
回り方向に回転する。
【0008】また、ピックアップローラ105により給
送された用紙Sが2枚であるときは、トルクリミッタ値
Tとリタードローラ109との間の関係が T>μ3×F μ3:用紙S間の摩擦係数 となるため、リタードローラ109は図8に示すように
反時計回り方向に回転し、下側の用紙Sをニップの手前
まで戻す。
【0009】これにより用紙Sは1枚だけに分離され、
画像形成部へと搬送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シート給送装置では、炭酸カルシウムを多く含む用紙S
を搬送することにより、フィードローラ107とリター
ドローラ109との摩擦係数μ1が著しく低下してトル
クリミッタ値Tとリタードローラ109との関係が T≧μ1×F となった場合、リタードローラ109は用紙Sが搬送さ
れてくる際に、停止しているか、または反時計回り方向
に回転しているかする。このようなときに、ピックアッ
プローラ109から給送された用紙Sの先端が図9に示
すようにリタードローラ109に当接すると、用紙Sの
先端がニップに導かれないために紙づまり(ジャム)が
発生してしまうという問題点があった。
【0011】また、摩擦係数μを著しく低下させる用紙
Sを使用しなくても、フィードローラ107とリタード
ローラ109との間の通紙枚数が多くなると、フィード
ローラ107と、リタードローラ109とは摩耗し、ロ
ーラ径が小さくなるため、ニップ位置は初期状態に比べ
図10に示すようにLだけ高くなり、摩擦係数μ1も耐
久により低下するため、リタードローラ109が停止ま
たは反時計回り方向に回転する。このため、初期状態に
比べリタードローラ109に用紙Sの先端が当接する可
能性が高くなり、上述したと同様にジャムが発生してし
まうという問題点があった。
【0012】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、フィードローラに当接するよう
にシートを導いて紙詰りの発生を防止し、高い信頼性を
持ってシートを分離搬送させるようにしたシート給送装
置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明に係るシート給送装置は、積載
位置からシートを給送するピックアップローラと、該ピ
ックアップローラによって給送されたシートを搬送する
フィードローラと、該フィードローラに複数のシートが
給送された場合に、該シートを分離するために該フィー
ドローラと同一方向に回転するリタードローラとを有す
るものであって、前記ピックアップローラと前記フィー
ドローラとの間に、該フィードローラと前記リタードロ
ーラとの当接部分に形成されるニップ方向に向かう前記
シートの先端を前記フィードローラに当接させるように
ガイドするシートガイド部材を配設したことを特徴とす
る。
【0014】請求項2記載の発明は、積載位置からシー
トを給送するピックアップローラと、該ピックアップロ
ーラによって給送されたシートを搬送するフィードロー
ラと、該フィードローラに複数のシートが給送された場
合に、該シートを分離するために該フィードローラと同
一方向に回転するリタードローラとを有するものであっ
て、前記積載位置から前記フィードローラとリタードロ
ーラとの当接部分に形成されるニップ方向に向かう前記
シートの先端を前記フィードローラに当接させるガイド
面を有するシートガイド部を前記ピックアップローラと
前記フィードローラとの間に配設し、該シートガイド部
材を、該フィードローラと前記リタードローラの少なく
ともいずれか一方の摩耗に伴って移動可能に備えたこと
を特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、前記フィードロー
ラまたは前記リタードローラの摩耗に伴うニップ位置の
移動を検知する位置検知手段と、前記ガイド面の傾斜角
度を変化させるように前記シートガイド部材を駆動する
駆動手段と、前記位置検知手段が前記ニップ位置の移動
を検知し、該位置検知手段からの検知信号に基づいて前
記駆動手段を動作させて前記シートガイド部材のガイド
面の傾斜角度を変化させるように制御する制御手段とを
有する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、前記駆動手
段はソレノイドであり、前記シートガイド部材を揺動可
能に設け、前記ソレノイドをシートガイド部材に接続し
て、ソレノイドの作動によりシートガイド部材を揺動さ
せる。
【0017】請求項5記載の発明によれば、前記リター
ドローラは揺動自在に支持され、付勢手段により前記フ
ィードローラに圧接しており、前記シートガイド部材
は、前記フィードローラと前記リタードローラの少なく
ともいずれか一方の摩耗に伴って高さが変化する前記リ
タードローラの軸に揺動可能に支持されるとともに下方
への移動がストッパにより規制されることによって、該
軸の高さの変化に連動して傾斜角度が変化するガイド面
が形成されている。
【0018】請求項6記載の発明は、前記リタードロー
ラの軸を、該リタードローラを前記フィードローラに常
に当接させる付勢力が付与された保持部材に軸支させ、
前記シートガイド部材は、前記保持部材に対してシート
の給送方向に移動可能に支持されるとともに、前記フィ
ードローラの軸に上下移動可能に支持され、前記フィー
ドローラと前記リタードローラの少なくともいずれか一
方の摩耗に伴う軸間距離の減少に連動して前記保持部材
が回動することにより、前記ニップ方向に向かう前記シ
ートの先端を前記フィードローラに当接させるガイド面
を上昇させる。
【0019】請求項7記載の発明は、シートに画像を形
成する画像形成部と、該画像形成部のシート搬送方向上
流側に設けられた請求項1ないし6のいずれか1項に記
載のシート給送装置と、を備えたことを特徴とする。
【0020】[作用]上記の構成に基づいて、本発明に
よれば、積載位置から導かれるシートの先端を、シート
ガイド部材によってフィードローラに当接するように導
くようにする。
【0021】また、前記フィードローラとリタードロー
ラのいずれか一方または両方の径変化によってニップ位
置が上昇するのを前記リタードローラの軸の上方への移
動によって検出し、これに連動して前記シートガイド部
材を上方へ移動させる。
【0022】この場合、前記フィードローラまたは前記
リタードローラのいずれか一方の径変化を位置検知手段
によって検知し、該位置検知手段からの検知信号に基づ
いて制御手段によって駆動手段を動作させ、前記シート
ガイド部材のガイド面の傾斜角度を変化させる。
【0023】さらに、前記保持部材の回動に連動して上
下方向に移動するようにシートガイド部材を取り付け、
前記フィードローラと前記リタードローラのいずれか一
方または両方の径変化に伴う軸間距離の減少に連動して
前記シートガイド部材を上昇させるようにする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明のシート給送装置が
装着される画像形成装置の一例を示す概略構成図、図2
は本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を示
す概略構成図であり、図2において図6と同一または均
等な構成部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0025】本実施の形態のシート給送装置が装着され
る画像形成装置50は、図1に示すように内部に感光ド
ラム51が配設され、その感光ドラム51の周りに現像
器52および転写帯電器53が配設されている。
【0026】また、感光ドラム51の給紙側には、用紙
積載台101、ピックアップローラ105、フィードロ
ーラ107、リタードローラ109、搬送ローラ115
およびレジストローラ116が配置され、光学走査によ
り感光ドラム51に形成された静電潜像の画先にタイミ
ングが一致するようにシートとしての用紙S(図2参
照)を搬送する。
【0027】また、感光ドラム51の排紙側には、トナ
ー画像が転写された用紙である転写材の搬送手段54、
定着器55および排紙部56が配設されており、用紙S
は、その転写面に転写されたトナー画像を定着した後、
機外の排紙トレイ57へ排出、または両面コピーのため
に中間トレイ58へ搬送される。
【0028】図2において、1はピックアップローラ1
05によってピックアップ給送された用紙Sの搬送方向
を案内するシートガイド部材としての用紙下ガイドであ
り、用紙Sの先端が最初にリタードローラ109に当接
しないようにフィードローラ107とリタードローラ1
09との接触により形成されるニップと用紙積載台10
1上に積載されている用紙Sの高さセンサ102によっ
て検知された最上位の高さとを結んだ直線上の搬送経路
に用紙下ガイド1のガイド面が配設されている。そし
て、この用紙下ガイド1はフィードローラ107および
リタードローラ109が摩耗して図2に点線で示すよう
にフィードローラ107とリタードローラ109とのニ
ップの位置が上昇しても、用紙Sの先端がリタードロー
ラ109に最初に接触しないようにガイドしている。
【0029】2はシートガイド部材としての用紙上ガイ
ドであり、この用紙上ガイド2はフィードローラ軸10
6とピックアップローラ軸104とを連結する連結部材
114に取り付けられている。そして、用紙上ガイド2
はフィードローラ107に衝突する用紙Sの角度が大き
くなり過ぎないように用紙Sをガイドするものである。
【0030】このように用紙Sをニップに導くための用
紙下ガイド1および用紙上ガイド2を設けることによ
り、リタードローラ109が停止または反時計回り方向
に回転しても用紙Sは常時フィードローラ107によっ
てニップに導かれるので、紙詰りの発生を防止した信頼
性の高い用紙Sの搬送ができ、紙詰りが発生しないため
に高耐久性のシート給送装置が実現できる。 〈第2の実施の形態〉次に、第2の実施の形態を図3に
基づいて詳細に説明する。
【0031】図3(a)(b)は本発明の第2の実施の
形態に係るシート給送装置を示す概略構成図であり、図
3において図6と同一または均等な構成部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0032】同図において、11は軸12を中心に回動
可能に支持されたシートガイド部材である用紙ガイドで
あり、この用紙ガイド11は一端をガイド面11aとす
るとともに、他端に用紙ガイド11をオンオフによって
回動させる駆動手段としてのソレノイド15を連結す
る。
【0033】また、用紙ガイド11には、図3(a)に
示す時計回り方向の回動力を付勢するバネ14が張設さ
れ、ソレノイド15がオフである初期状態(フィードロ
ーラ107とリタードローラ109が摩耗していない状
態)ではストッパ13に当接して回動が規制されてい
る。そして、用紙ガイド11が初期状態にある場合に
は、用紙Sがフィードローラ107とリタードローラ1
09とのニップより僅かフィードローラ107側の位置
に進入されるようにガイドされる。
【0034】16は支持アーム20に回転自在に支承さ
れた位置検知手段を構成する変位コロであり、この変位
コロ16は支持アーム20と保持フレーム19との間に
圧縮バネ18を介在させて常時フィードローラ107に
当接されている。
【0035】17はローラ径が小さくなったことを検知
する位置検知手段を構成する位置センサであり、この位
置センサ17は一定以上ローラ径が小さくなると、支持
アーム20が当接してフィードローラ107が摩耗した
ことを検知する。位置センサ17は支持アーム20が当
接すると、ソレノイド15をオンさせる変位検知信号を
制御手段であるCPU10に送信する。
【0036】上述したようにフィードローラ107が摩
耗し、ローラ径が小さくなると、フィードローラ107
に当接するように変位コロ16の位置が変位して支持ア
ーム20が位置センサ17に当接する(図3(b)参
照)。これにより位置センサ17はCPU10に変位検
知信号を送出してソレノイド15に電流を流す。これに
よりソレノイド15は、バネ14に抗して用紙ガイド1
1を反時計回り方向に回動させてフィードローラ107
とリタードローラ109とのニップの上昇に対応する位
置にガイド面11aを上昇させる。
【0037】これにより用紙Sはニップのフィードロー
ラ107側の位置に進入可能にガイドされることにな
る。このため、フィードローラ107が摩耗してニップ
が上昇した際も、用紙ガイド11のガイド面11aが用
紙Sをニップのフィードローラ107側に導くことにな
るので、紙詰りの発生を防止して高い信頼性を保持しな
がら画像形成部に用紙Sを分離搬送させることができ
る。 〈第3の実施の形態〉次に、第3の実施の形態を図4に
基づいて詳細に説明する。
【0038】図4(a)(b)は本発明の第3の実施の
形態に係るシート給送装置を示す概略構成図であり、図
4において図6と同一または均等な構成部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0039】同図において、21はリタードローラ軸1
08に回動自在に取り付けられたシートガイド部材とし
ての用紙ガイドであり、この用紙ガイド21が自重で落
下回動するのをストッパ22に当接させて抑止してい
る。
【0040】また、この用紙ガイド21にはピックアッ
プローラ104によって給送された用紙Sをフィードロ
ーラ107とリタードローラ109とのニップのフィー
ドローラ107側の位置にガイドするガイド面21aが
形成されている。
【0041】そして、保持部材110は、図4(a)に
示すように回転軸111を中心に時計回り方向に回転す
るようにバネ112によって付勢されているが、リター
ドローラ109がフィードローラ107に当接している
ために、初期状態では、保持部材110の回転が規制さ
れている。
【0042】ところが、フィードローラ107またはリ
タードローラ109のいずれかのローラ径が小さくなる
と、保持部材110は図4(b)に示すように回転軸1
11を中心に時計回り方向に回転する。
【0043】このため、リタードローラ軸108が上昇
し、用紙ガイド212のガイド面21aの高さも高くな
るので、ピックアップローラ105によって給送される
用紙Sは、その先端がニップのフィードローラ107側
にガイドされることになり、次いでニップに進入するこ
とになる。
【0044】したがって、フィードローラ107やリタ
ードローラ109が摩耗し、ニップの位置が上昇した際
も、用紙Sは用紙ガイド21のガイド面21aにガイド
されてニップのフィードローラ107側に進入すること
になるので、紙詰りの発生を防止して高い信頼性を保持
しながら画像形成部に用紙Sを分離搬送させることがで
きる。 〈第4の実施の形態〉次に、第4の実施の形態を図5に
基づいて詳細に説明する。
【0045】図5(a)(b)は本発明の第4の実施の
形態に係るシート給送装置を示す概略構成図であり、図
5において図6と同一または均等な構成部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0046】同図において、31は用紙Sをニップのフ
ィードローラ107側に導く先細状に配設されたガイド
面31a,31bを有するシートガイド部材としての用
紙ガイドであり、この用紙ガイド31は保持部材110
の回動に連動して上下方向に平行移動するように用紙搬
送方向下流側の端部に横長孔31cを、搬送方向のほぼ
中間に縦長孔31dをそれぞれ穿設している。
【0047】32はリタードローラ軸108と回転軸1
11との中間(ほぼ半分)の保持部材110に支持され
た軸で、この軸32は横長孔31cが嵌挿している。ま
た、縦長孔31dにはフィードローラ軸106が嵌挿し
ている。
【0048】33はピックアップローラ軸104とフィ
ードローラ軸106とを連結して回転自在に支持する連
結部材で、この連結部材33は用紙ガイド31に当接し
ないように逆V字状に形成されている。
【0049】このように構成されているので、図5
(a)に示すようにフィードローラ107とリタードロ
ーラ109とが摩耗していない初期状態では、用紙Sが
ガイド面31a,31bによってガイドされてニップの
フィードローラ107側の位置に進入されることにな
る。
【0050】また、図5(b)に示すようにフィードロ
ーラ107とリタードローラ109とが摩耗して両軸間
距離が短くなり、リタードローラ軸108が2Lだけ上
方に移動すると、用紙ガイド31は横長孔31cに軸3
2が嵌挿するとともに、縦長孔31dにフィードローラ
軸106が嵌挿し、かつフィードローラ軸106が駆動
源(図示せず)に連結されているために、平行にLだけ
上方に移動することになる。このため、ニップの位置が
上方にLだけ移動しても用紙ガイド31も上方にLだけ
移動するから、ガイド面31a,31bによって用紙S
はガイドされてニップのフィードローラ107側の位置
に進入されることになる。
【0051】したがって、フィードローラ107とリタ
ードローラ109とが摩耗し、ニップの位置が上昇した
際も、用紙Sは用紙ガイド31のガイド面31a,31
bにガイドされてニップのフィードローラ107側に進
入することになるので、紙詰りの発生を防止して高い信
頼性を保持しながら画像形成部に用紙Sを分離搬送させ
ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
積載位置から給送されてくるシートをフィードローラと
リタードローラとが当接するニップ位置よりフィードロ
ーラ側にシートガイド部材によって導くようにしたの
で、紙詰りの発生が防止でき、高い信頼性を持ってシー
トを分離搬送させることができる。
【0053】前記フィードローラまたはリタードローラ
のいずれか一方の径変化を検知手段によって検知し、検
知手段からの検知信号によって駆動手段を動作させて前
記シートガイド部材を上方へ移動させるようにすると、
前記フィードローラやリタードローラが摩耗してニップ
位置が上昇してもシートが前記リタードローラに当接す
ることがなくなる。
【0054】前記フィードローラとリタードローラのい
ずれか一方または両方の径変化によってニップ位置が上
昇するのを前記リタードローラ軸の上方への移動によっ
て検出し、これに連動して前記シートガイド部材を上方
へ移動させるようにすると、前記フィードローラやリタ
ードローラが摩耗してニップ位置が上昇してもシートが
前記リタードローラに当接することがなくなる。
【0055】前記保持部材の回動に対して上下方向に移
動可能にシートガイド部材を取り付け、前記フィードロ
ーラと前記リタードローラのいずれか一方または両方の
径変化に伴う軸間距離の減少に連動して前記シートガイ
ド部材を上昇させるすると、前記フィードローラやリタ
ードローラが摩耗してニップ位置が上昇してもシートが
前記リタードローラに当接することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート給送装置が装着される画像形成
装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装
置を示す概略構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装
置を示し、(a)はローラが摩耗していない初期状態を
示す概略構成図、(b)はローラが摩耗した状態を示す
概略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るシート給送装
置を示し、(a)はローラが摩耗していない初期状態を
示す概略構成図、(b)はローラが摩耗した状態を示す
概略構成図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係るシート給送装
置を示し、(a)はローラが摩耗していない初期状態を
示す概略構成図、(b)はローラが摩耗した状態を示す
概略構成図である。
【図6】従来のシート給送装置の一例を示す概略構成図
である。
【図7】従来のシート給送装置の一例を示し、用紙が搬
送された場合の搬送動作を説明する概略構成図である。
【図8】従来のシート給送装置の一例を示し、用紙が重
送された場合の分離動作を説明する概略構成図である。
【図9】従来のシート給送装置の一例を示し、用紙がリ
タードローラに当接した場合の課題を説明する概略構成
図である。
【図10】従来のシート給送装置の一例を示し、ローラ
が摩耗した場合の課題を説明する概略構成図である。
【符号の説明】
1 シートガイド部材(用紙下ガイド) 2 シートガイド部材(用紙上ガイド) 11 シートガイド部材(用紙ガイド) 15 駆動手段(ソレノイド) 16 位置検知手段(変位コロ) 17 位置検知手段(位置センサ) 21 シートガイド部材(用紙ガイド) 22 ストッパ 31 シートガイド部材(用紙ガイド) 32 軸 105 ピックアップローラ 106 フィードローラ軸 107 フィードローラ 108 リタードローラ軸 109 リタードローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 康浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関谷 治員 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 磯田 雄三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 並木 博昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野中 雅人 神奈川県横浜市青葉区奈良町2913−4− 812 (72)発明者 福井 晶 東京都大田区下丸子1−16−6−303 Fターム(参考) 2H072 AA12 AA24 BA03 BA12 CA01 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 FC04 GA01 GB01 GC01 GD01 JA01 JA14 JD09 JD33 KA03 KA13 KA16 KA20 LC02 MA04 MA31 MB04 MB16 MC05 MC06 MC22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載位置からシートを給送するピックア
    ップローラと、該ピックアップローラによって給送され
    たシートを搬送するフィードローラと、該フィードロー
    ラに複数のシートが給送された場合に、該シートを分離
    するために該フィードローラと同一方向に回転するリタ
    ードローラとを有するシート給送装置において、 前記ピックアップローラと前記フィードローラとの間
    に、該フィードローラと前記リタードローラとの当接部
    分に形成されるニップ方向に向かう前記シートの先端を
    前記フィードローラに当接させるようにガイドするシー
    トガイド部材を配設したことを特徴とするシート給送装
    置。
  2. 【請求項2】 積載位置からシートを給送するピックア
    ップローラと、該ピックアップローラによって給送され
    たシートを搬送するフィードローラと、該フィードロー
    ラに複数のシートが給送された場合に、該シートを分離
    するために該フィードローラと同一方向に回転するリタ
    ードローラとを有するシート給送装置において、 前記積載位置から前記フィードローラとリタードローラ
    との当接部分に形成されるニップ方向に向かう前記シー
    トの先端を前記フィードローラに当接させるガイド面を
    有するシートガイド部を前記ピックアップローラと前記
    フィードローラとの間に配設し、 該シートガイド部材を、該フィードローラと前記リター
    ドローラの少なくともいずれか一方の摩耗に伴って移動
    可能に備えたことを特徴とするシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記フィードローラまたは前記リタード
    ローラの摩耗に伴うニップ位置の移動を検知する位置検
    知手段と、 前記ガイド面の傾斜角度を変化させるように前記シート
    ガイド部材を駆動する駆動手段と、 前記位置検知手段が前記ニップ位置の移動を検知し、該
    位置検知手段からの検知信号に基づいて前記駆動手段を
    動作させて前記シートガイド部材のガイド面の傾斜角度
    を変化させるように制御する制御手段と、 を有することを特徴とする請求項2記載のシート給送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段はソレノイドであり、 前記シートガイド部材を揺動可能に設け、前記ソレノイ
    ドをシートガイド部材に接続して、ソレノイドの作動に
    よりシートガイド部材を揺動させることを特徴とする請
    求項3記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記リタードローラは揺動自在に支持さ
    れ、付勢手段により前記フィードローラに圧接してお
    り、 前記シートガイド部材は、前記フィードローラと前記リ
    タードローラの少なくともいずれか一方の摩耗に伴って
    高さが変化する前記リタードローラの軸に揺動可能に支
    持されるとともに下方への移動がストッパにより規制さ
    れることによって、該軸の高さの変化に連動して傾斜角
    度が変化するガイド面が形成されていることを特徴とす
    る請求項2記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記リタードローラの軸を、該リタード
    ローラを前記フィードローラに常に当接させる付勢力が
    付与された保持部材に軸支させ、 前記シートガイド部材は、前記保持部材に対してシート
    の給送方向に移動可能に支持されるとともに、前記フィ
    ードローラの軸に上下移動可能に支持され、前記フィー
    ドローラと前記リタードローラの少なくともいずれか一
    方の摩耗に伴う軸間距離の減少に連動して前記保持部材
    が回動することにより、前記ニップ方向に向かうシート
    の先端を前記フィードローラに当接させるガイド面を上
    昇させることを特徴をする請求項2記載のシート給送装
    置。
  7. 【請求項7】 シートに画像を形成する画像形成部と、 該画像形成部のシート搬送方向上流側に設けられた請求
    項1ないし6のいずれか1項に記載のシート給送装置
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003341866A (ja) * 2002-03-20 2003-12-03 Toshiba Corp 紙葉類取出装置
KR100558823B1 (ko) 2003-07-02 2006-03-10 캐논 가부시끼가이샤 시트 공급 장치 및 화상 형성 장치
JP2008068968A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Canon Electronics Inc シート給送装置

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