JP2008099366A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相を維持するために付与するエネルギーを可及的に小さくできるようにして、省エネルギー化を図ることのできる電動機を提供する。
【解決手段】内周側永久磁石9Bを有する内周側回転子6の外側に、外周側永久磁石9Aを有する外周側回転子5を同軸にかつ相対回動可能に配置する。内周側回転子6と外周側回転子5を相対回動させて両者の相対的な位相を変更する位相変更手段12を設ける。位相変更手段12は、前記内周側永久磁石9Bと外周側永久磁石9Aが異磁極同士で対向する内周側回転子6と外周側回転子5の相対位置を原点位置としたときに、この原点位置から電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない相対位置を内周側回転子6と外周側回転子5の弱め界磁側の位相規制位置とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、回転子の永久磁石の界磁特性を変更できる電動機に関するものである。
電動機として、夫々個別に永久磁石を備える内周側回転子と外周側回転子とが同軸に配設され、この両回転子を周方向に相対的に回動させる(両回転子の相対的な位相を変更する)ことにより、回転子全体としての界磁特性を変更できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電動機では、電動機の回転速度に応じて両回転子における相対的な位相を変更する場合には、遠心力の作用により径方向に沿って変位する部材によって、外周側回転子と内周側回転子との何れか一方を他方に対して周方向に回動させる。また、固定子に発生する回転磁界の速度に応じて両回転子における相対的な位相を変更する場合には、各回転子が慣性により回転速度を維持する状態で固定子巻線に制御電流を通電して回転磁界速度を変更することによって、外周側回転子および内周側回転子の周方向の相対位置を変更する。
この電動機においては、外周側回転子と内周側回転子の永久磁石を互いに異極同士で対向させる(同極配置にする)ことで、回転子全体の界磁を強めて誘起電圧定数を増大させ、逆に、外周側回転子と内周側回転子の永久磁石を互いに同極同士で対向させる(対極配置にする)ことで、回転子全体の界磁を弱めて誘起電圧定数を減少させる。
特開2002−204541号公報
しかし、この従来の電動機においては、外周側回転子と内周側回転子の相対位置に応じて永久磁石間に相対トルクが発生するため、両回転子の位相を変更した後にその位相を維持するために大きなエネルギーを付与し続けなければならない場合がある。例えば、永久磁石が異磁極同士で対向する位置(強め界磁の位置)を両回転子の原点位置とし、この原点位置と、同位置から弱め界磁側に電気角で180°進んだ位置(以下、「180°位置」と呼ぶ)の間を両回転子が移動し得るものとすると、両回転子の相対位置が原点位置と180°位置の間にあるときには、常に、永久磁石による相対トルクが両回転子を原点位置に戻すように働く。このため、両回転子の相対位相を弱め界磁側に変更した後には、両回転子が永久磁石による相対トルクによって原点位置に押し戻されないように位相を維持するための力を付与しなければならない。
そこでこの発明は、位相を維持するために付与するエネルギーを可及的に小さくできるようにして、省エネルギー化を図ることのできる電動機を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、円周方向に沿うように内周側永久磁石(例えば、後述の実施形態における内周側永久磁石9B)が配設された内周側回転子(例えば、後述の実施形態における内周側回転子6)と、この内周側回転子の外周側に同軸にかつ相対回動可能に配設されるとともに、円周方向に沿うように外周側永久磁石(例えば、後述の実施形態における外周側永久磁石9A)が配設された外周側回転子(例えば、後述の実施形態における外周側回転子5)と、前記内周側回転子と外周側回転子を相対回動させて両者の相対的な位相を変更する位相変更手段(例えば、後述の実施形態における位相変更手段12)と、を備えた電動機であって、前記位相変更手段は、前記内周側永久磁石と外周側永久磁石が異磁極同士で対向する前記内周側回転子と外周側回転子の相対位置を原点位置としたときに、この原点位置から電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない相対位置を前記内周側回転子と外周側回転子の弱め界磁側の位相規制位置としたことを特徴とする。
これにより、内周側回転子と外周側回転子が位相変更手段によって弱め界磁側に最大に操作されると、原点位置から電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない範囲で位置規制されるようになる。両回転子の相対位置が電気角で180°を超えると、同極同士で近接する内周側永久磁石と外周側永久磁石の間に両回転子の相対回動を進めるように磁気反力が作用するため、それ以後位相変更手段から大きな操作力を付与しなくても両回転子の相対位置が弱め界磁側の規制位置に維持されるようになる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動機において、前記位相変更手段は、前記外周側回転子に対して一体回転可能に設けられた第1部材(例えば、後述の実施形態におけるベーンロータ14,ドライブプレート16)と、前記内周側回転子に対して一体回転可能に設けられるとともに、前記第1部材との間に作動液の導入される作動室(例えば、後述の実施形態における進角側作動室24および遅角側作動室25)が設けられる第2部材(例えば、後述の実施形態における環状ハウジング15)と、を備え、前記作動室に対する作動液の給排によって前記内周側回転子と外周側回転子の相対的な位相を変更することを特徴とする。
これにより、第1部材と第2部材の間に設けられた作動室に作動液が給排されると、その作動液の給排に応じて内周側回転子と外周側回転子の相対的な位相が自由に変更されるようになる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電動機において、前記第1部材と第2部材のうちの一方が、外周に複数のベーン(例えば、後述の実施形態におけるベーン18)を有するベーンロータ(例えば、後述の実施形態におけるベーンロータ14)によって構成され、前記第1部材と第2部材のうちの他方が、前記各ベーンの収容される複数の凹部(例えば、後述の実施形態における凹部19)を備えたハウジング(例えば、後述の実施形態における環状ハウジング15)によって構成され、前記各凹部内が前記ベーンによって一対の作動室に隔成されていることを特徴とする。
これにより、一方の作動室に作動液が導入され、他方の作動室から作動液が排出されると、ベーンロータのベーンの前後に圧力差が生じ、それによってベーンロータがハウジングに対して相対回動するようになる。その結果、内周側回転子と外周側回転子との相対位相が変更されることになる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の電動機において、前記第1部材と第2部材のうちの一方に軸部(例えば、後述の実施形態における軸部112b)が設けられるとともに、前記第1部材と第2部材のうちの他方に、前記軸部の外側を囲繞する筒部(例えば、後述の実施形態における肉厚部113a)が設けられ、内周面と外周面が前記軸部と筒部に夫々ヘリカルスプライン係合するリングギヤ(例えば、後述の実施形態におけるリングギヤ118)が設けられ、前記第1部材と第2部材の間に作動液の導入空間が設けられ、この導入空間に摺動自在に収容されて前記導入空間内を一対の作動室(例えば、後述の実施形態における進角側作動室24,遅角側作動室25)に隔成するピストン(例えば、後述の実施形態におけるピストン122)が設けられるとともに、このピストンが前記リングギヤと一体変位可能に連結されていることを特徴とする。
これにより、一方の作動室に作動液が導入され、他方の作動室から作動液が排出されると、ピストンが導入空間内を一端側から他端側に移動し、このとき、リングギヤがピストンに追従して移動するようになる。こうしてリングギヤが移動すると、リングギヤにヘリカルスプライン係合する軸部と筒部が相対的に回転し、その結果、内周側回転子と外周側回転子との相対位相が変更されることになる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の電動機において、前記第1部材と第2部材のうちの一方に、回転軸線を中心とする円周の略接線方向に沿い互いに相反する回転方向に向く第1のシリンダ(例えば、後述の実施形態における第1のシリンダ214)と第2のシリンダ(例えば、後述の実施形態における第2のシリンダ215)が設けられるとともに、この第1のシリンダと第2のシリンダに第1のピストン(例えば、後述の実施形態における第1のピストン216)と第2のピストン(例えば、後述の実施形態における第2のピストン217)が夫々進退自在に設けられ、前記第1部材と第2部材のうちの他方に、前記両回転子の略半径方向に沿い夫々前記第1のピストンと第2のピストンの頂部に当接する第1の荷重伝達壁(例えば、後述の実施形態における第1の荷重伝達壁218)と第2の荷重伝達壁(例えば、後述の実施形態における第2の荷重伝達壁219)が設けられ、前記第1のシリンダと第1のピストンの間と、前記第2のシリンダと第2のピストンの間で前記作動室が構成されていることを特徴とする。
これにより、例えば、第1のシリンダと第1のピストンの間の作動室に作動液が導入され、第2のシリンダと第2のピストンの間の作動室から作動液が排出されると、第1のピストンが第1の荷重伝達壁を押圧して内周側回転子と外周側回転子を一方に相対回転させるようになり、逆に、第2のシリンダと第2のピストンの間の作動室に作動液が導入され、第1のシリンダと第1のピストンの間の作動室から作動液が排出されると、第2のピストンが第2の荷重伝達壁を押圧して内周側回転子と外周側回転子を他方に相対回転させるようになる。
請求項1に記載の発明によれば、内周側回転子と外周側回転子の弱め界磁側の相対位置が、原点位置から電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない範囲で位置規制されるようにしたため、両回転子の相対位置が電気角で180°を超えた時点で内周側永久磁石と外周側永久磁石の磁気反力が両回転子を弱め界磁側の規制位置に付勢するように働くようになり、その結果、両回転子の相対位置を弱め界磁側に維持するのに必要なエネルギーを小さく、若しくは、完全にゼロにすることが可能になる。
請求項2〜5に記載の発明によれば、さらに、位相変更手段の構造の簡素化と、応答性の高い位相制御を実現することができる。
以下、この発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。最初に、図1〜図6に示す第1の実施形態について説明する。
この実施形態の電動機1は、図1〜図4に示すように円環状の固定子2(図1参照)の内周側に回転子ユニット3が配置されたインナロータ型のブラシレスモータであり、例えばハイブリッド車や電動車両等の走行駆動源として用いられる。固定子2は複数相の固定子巻線2aを有し、回転子ユニット3は軸芯部に回転軸4を有している。車両の走行駆動源として用いる場合には、電動機1の回転力はトランスミッション(図示せず)を介して車輪の駆動軸(図示せず)に伝達される。この場合、電動機1は車両の減速時に発電機として機能させれば、回生エネルギーとして蓄電器に回収することもできる。また、ハイブリッド車においては、電動機1の回転軸4をさらに内燃機関のクランクシャフト(図示せず)に連結することにより、内燃機関による発電にも利用することができる。
回転子ユニット3は、円環状の外周側回転子5と、この外周側回転子5の内側に同軸に配置される円環状の内周側回転子6を備え、外周側回転子5と内周側回転子6が後に詳述する設定角度の範囲で回動可能とされている。
外周側回転子5と内周側回転子6は、回転子本体である円環状のロータ鉄心7,8が例えば焼結金属によって形成され、その各ロータ鉄心7,8に複数の磁石装着スロット7a…,8a…が円周方向に沿って形成されている。各磁石装着スロット7a,8aには、厚み方向に磁化された平板状の外周側永久磁石9Aと内周側永久磁石9Bが夫々装着されている。そして、磁石装着スロット7a,8aは、外周側回転子5上と内周側回転子6上で夫々円周方向で隣接するもの2つが一組を成し、各組の磁石装着スロット7a,8aに同磁極が同方向を向くように外周側永久磁石9Aと内周側永久磁石9Bが夫々装着されている。また、外周側回転子5上の隣接する組の磁石装着スロット7aに装着される外周側永久磁石9A同士は磁極の向きが逆向きになり、内周側回転子6上の隣接する組の磁石装着スロット8aに装着される内周側永久磁石9B同士も磁極の向きが逆向きになっている。即ち、外周側回転子5においては、外周側がN極とされた外周側永久磁石9Aの対とS極とされた外周側永久磁石9Aの対が円周方向に交互に並んで配置されており、内周側回転子6においては、外周側がN極とされた内周側永久磁石9Bの対と、S極とされた内周側永久磁石9Bの対が交互に並んで配置されている。
なお、内周側回転子6の隣接する磁石装着スロット8の組の間には、磁束の流れを制御するための切欠き部10が形成されている。
外周側回転子5と内周側回転子6の磁石装着スロット7a,8aは夫々同数設けられ、両回転子5,6の永久磁石9A,9Bが夫々1対1で対応するようになっている。したがって、外周側回転子5と内周側回転子6の各磁石装着スロット7a,8a内の永久磁石9A,9Bを互いに同極同士で対向させる(異極配置にする)ことにより、回転子ユニット3全体の界磁が最も弱められる弱め界磁(図4,図5(b)参照)の状態を得ることができるとともに、外周側回転子5と内周側回転子6の各磁石装着スロット7a,8a内の永久磁石9A,9Bを互いに異極同士で対向させる(同極配置にする)ことにより、回転子ユニット3全体の界磁が最も強められる強め界磁の状態(図2,図5(a)参照)を得ることができる。
また、回転子ユニット3は、外周側回転子5と内周側回転子6を相対回動させるための回動機構11を備えている。この回動機構11は、両回転子5,6の相対位相を任意に変更するための位相変更手段12の一部を構成するものであり、非圧縮性の作動流体である作動液の圧力によって操作されるようになっている。位相変更手段12は、上記の回動機構11と、この回動機構11に対する作動液の給排を制御する液圧制御装置13と、を主要な要素として構成されている。
回動機構11は、図1〜図4に示すように回転軸4の外周に一体回転可能にスプライン嵌合されるベーンロータ14(第1部材)と、ベーンロータ14の外周側に相対回動可能に配置される環状ハウジング15(第2部材)とを備え、この環状ハウジング15が内周側回転子6の内周面に一体に嵌合固定されるとともに、ベーンロータ14が、環状ハウジング15と内周側回転子6の両側の側端部を跨ぐ円板状の一対のドライブプレート16,16(第1部材)を介して外周側回転子5に一体に結合されている。したがって、ベーンロータ14は回転軸4と外周側回転子5に一体化され、環状ハウジング15は内周側回転子6に一体化されている。
ベーンロータ14は、回転軸4にスプライン嵌合される円筒状のボス部17の外周に、径方向外側に突出する複数のベーン18が円周方向等間隔に設けられている。一方、環状ハウジング15は、内周面に円周方向等間隔に複数の凹部19が設けられ、この各凹部19にベーンロータ14の対応するベーン18が収容配置されるようになっている。各凹部19は、ベーン18の先端部の回転軌道にほぼ合致する円弧面を有する底壁20と、隣接する凹部19,19同士を隔成する略三角形状の仕切壁21によって構成され、ベーンロータ14と環状ハウジング15の相対回動時に、ベーン18が一方の仕切壁21と他方の仕切壁21の間を変位し得るようになっている。この実施形態の場合、仕切壁21はベーン18と当接することにより、ベーンロータ14と環状ハウジング15の相対回動を規制するストッパ(規制手段)として機能する。なお、各ベーン18の先端部と仕切壁21の先端部には、軸方向に沿うようにシール部材22が設けられ、これらのシール部材22によってベーン18と凹部19の底壁20、仕切壁21とボス部17の外周面の各間が液密にシールされている。
また、内周側回転子6に固定される環状ハウジング15のベース部15aは一定厚みの円筒状に形成されるとともに、図1に示すように内周側回転子6や仕切壁21に対して軸方向外側に突出している。このベース部15aの外側に突出した各端部は、ドライブプレート16に形成された環状のガイド溝16aに摺動自在に保持され、環状ハウジング15と内周側回転子6が、外周側回転子5や回転軸4にフローティング状態で支持されるようになっている。
外周側回転子5とベーンロータ14を連結する両側のドライブプレート16,16は、環状ハウジング15の両側面(軸方向の両端面)に摺動自在に密接し、環状ハウジング15の各凹部19の側方を夫々閉塞する。したがって、各凹部19は、ベーンロータ14のボス部17と両側のドライブプレート16,16によって夫々独立した空間部を形成し、この空間部は、作動液が導入される導入空間23となっている。各導入空間23内は、ベーンロータ14の対応する各ベーン18によって夫々2室に隔成され、一方の部屋が進角側作動室24、他方の部屋が遅角側作動室25とされている。進角側作動室24は、内部に導入された作動液の圧力によって内周側回転子6を外周側回転子5に対して進角方向に相対回動させ、遅角側作動室25は、内部に導入された作動液の圧力によって内周側回転子6を外周側回転子5に対して遅角方向に相対回動させる。この場合、「進角」とは、内周側回転子6を外周側回転子5に対して、図2,図4中の矢印Rで示す電動機1の主回転方向に進めることを言い、「遅角」とは、内周側回転子6を外周側回転子5に対して、電動機1の主回転方向Rと逆側に進めることを言うものとする。
また、各進角側作動室24と遅角側作動室25に対する作動液の給排は回転軸4を通して行われるようになっている。具体的には、進角側作動室24は、液圧制御装置13の進角側給排通路26に接続され、遅角側作動室25は同液圧制御装置13の遅角側給排通路27に接続されているが、進角側給排通路26と遅角側給排通路27の一部は、図1に示すように、夫々回転軸4に軸方向に沿って形成させた通路孔26a,27aによって構成されている。そして、各通路孔26a,27aの端部は、回転軸4の外周面の軸方向にオフセットした2位置に形成された環状溝26bと環状溝27bに夫々接続され、その各環状溝26b,27bは、ベーンロータ14のボス部17に略半径方向に沿って形成された複数の導通孔26c…,27c…に接続されている。進角側給排通路26の各導通孔26cは環状溝26bと各進角側作動室24とを接続し、遅角側給排通路27の各導通孔27cは環状溝27bと各遅角側作動室25とを接続している。
この実施形態の電動機1の場合、内周側回転子6が外周側回転子5に対して最遅角位置にあるときに、内周側永久磁石9Bと外周側永久磁石9Aが異極同士で対向して強め界磁の状態(図2,図5(a)参照)になり、内周側回転子6が外周側回転子5に対して最進角位置にあるときに、内周側永久磁石9Bと外周側永久磁石9Aが同極同士で対向して弱め界磁の状態(図4,図5(b)参照)になるように設定されている。
なお、この電動機1は、進角側作動室24と遅角側作動室25に対する作動液の給排制御によって、強め界磁の状態と弱め界磁の状態を任意に変更し得るものであるが、こうして磁界の強さが変更されると、それに伴って誘起電圧定数が変化し、その結果、電動機1の特性が変更される。即ち、強め界磁によって誘起電圧定数が大きくなると、電動機1として運転可能な許容回転速度は低下するものの、出力可能な最大トルクは増大し、逆に、弱め界磁によって誘起電圧定数が小さくなると、電動機1の出力可能な最大トルクは減少するものの、運転可能な許容回転速度は上昇する。
一方、液圧制御装置13は、図1に示すように、オイルタンク30から作動液を吸い上げて通路に吐出するオイルポンプ31と、オイルポンプ31から吐出された作動液の液圧を調整するレギュレータバルブ32と、レギュレータバルブ32で調圧された作動液を進角側給排通路26または遅角側給排通路27に供給し、不要な作動液を遅角側給排通路27または進角側給排通路26からオイルタンク30に戻す流路切換弁33と、を備え、オイルポンプ31および流路切換弁33が図示しないコントローラによって制御されるようになっている。
ところで、この電動機1においては、内周側回転子6と外周側回転子5の相対回動位置は前述のようにベーンロータ14のベーン18と環状ハウジング15の仕切壁21が当接することで機械的に規制されるようになっているが、両回転子6,5の強め界磁側と弱め界磁側の規制位置は以下のように設定されている。なお、以下では、内周側永久磁石9Bと外周側永久磁石9Bが異磁極同士で対向配置される両回転子6,5の相対位置を原点位置と呼ぶものとする。
即ち、この電動機1の場合、図6に示すように電気角0°の原点位置から電気角180°の位置までが両回転子6,5の回動範囲とされているのではなく、強め界磁側の規制位置Aは、原点位置から進角側に僅かに進んだ位置(電気角で120°を超えない位置)とされ、弱め界磁側の規制位置Aは、電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない位置(望ましくは、電気角で180°を超え、かつ、相対トルクが最大になる電気角である240°を超えない位置)とされている。
この電動機1の強め界磁側の規制位置Aは、原点位置から進角側に僅かに進んだ位置に設定されているが、この位置は内周側永久磁石9Bと外周側永久磁石9Aが異磁極同士で完全に対面する位置から僅かに離れた位置であることから、両永久磁石9B,9A間の吸引力は両回転子6,5を原点位置方向に回転させる相対トルクとして働くようになる。
また、この電動機1の弱め界磁側の規制位置Aは、電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない位置に設定されているが、この位置は内周側永久磁石9Bと外周側永久磁石9Aの同極同士が完全に対面する位置を越えた位置であることから、両永久磁石9B,9A間の反発力は両回転子6,5を原点位置から遠ざける方向に回転させる相対トルクとして働くようになる。
したがって、この電動機1においては、内周側回転子6と外周側回転子5の相対位置が強め界磁側の規制位置Aと弱め界磁側の規制位置Aにある場合に、内周側永久磁石9Bと外周側永久磁石9Aによる相対トルクが両回転子6,5の相対位置を各規制位置A,Aに維持するように働くため、永久磁石9B,9Aによる相対トルクを利用して、両回転子6,5を強め界磁側と弱め界磁側に夫々維持することができる。このため、内周側回転子6と外周側回転子5の相対位置を弱め界磁側や強め界磁側に維持するために回動機構11に加える操作力を小さく、若しくは、完全にゼロにすることができる。
また、この実施形態の電動機1は、ベーンロータ14、ドライブプレート16、環状ハウジング15等を主要素とする液圧作動式の回動機構11によって内周側回転子6と外周側回転子5の相対位相が変更されるようになっているため、簡単な構造でありながら両回転子6,5の位相を任意のタイミングで迅速に変更することができる。
図7,図8は、この発明の第2の実施形態と第3の実施形態を夫々示すものである。
これらの実施形態の電動機1は、いずれも位相変更手段12の回動機構111,211の構成が第1の実施形態のものと異なっており、他の構成は第1の実施形態のものとほぼ同様とされている。したがって、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する部分については説明を省略するものとする。
図7に示す第2の実施形態の回動機構111は、回転軸4の外面に一体回転可能にスプライン嵌合されたボビン状の内筒部材112(第1部材)と、内筒部材112の外周側に配置された円筒状の外筒部材113(第2部材)とを備え、この外筒部材113が内周側回転子6の内周面に一体に嵌合固定されるとともに、内筒部材112の軸方向外側の両側壁112a,112aが、外筒部材113と内周側回転子6の両側の側端部を跨ぐ一対のドライブプレート114,114(第1部材)を介して外周側回転子5に一体に結合されている。この回動機構111の場合、内筒部材112は回転軸4と外周側回転子5に一体化され、外筒部材113は内周側回転子6に一体化されている。
内筒部材112の両側壁112aの外周面には外筒部材113が摺動自在に嵌合され、内筒部材112と外筒部材113の間に、作動液が導入される円筒状の導入空間115が形成されている。外筒部材113の内周面の軸方向略中間位置には、径方向内側に突出する肉厚部113a(筒部)が形成され、この肉厚部113aの内周面と内筒部材112の軸部112bの略半部(図中左側領域)の外周面には夫々逆向きのヘリカルスプライン116,117が形成されている。そして、内筒部材112の軸部112aと外筒部材113の間には、両者の内周と外周の各ヘリカルスプライン117,116に係合されるリングギヤ118が介装されている。なお、リングギヤ118の内周面と外周面には内筒部材112と外筒部材113のヘリカルスプライン117,116に噛合されるヘリカルスプラインが形成されているが、これらのヘリカルスプラインは図中符号を省略するものとする。
また、リングギヤ118は一端が封止壁119で連結された二重円筒状に形成され、リングギヤ118の封止壁119のある側の外周壁の一端は筒状に延出し、その延出端には径方向外側に突出するフランジ部120が設けられている。このフランジ部120の外周面は、外筒部材113のヘリカルスプライン116の形成されていない略半部の内周面にシールリング121を介して摺動自在に嵌合されている。このリングギヤ118の一端の封止壁119からフランジ部120にかけては導入空間115内を前後2室に隔成するピストン122を構成し、こうしてピストン122で隔成された一方の部屋が進角側作動室24、他方の部屋が遅角側作動室25とされている。そして、進角側作動室24と遅角側作動室25は、内筒部材112から回転軸4に亘って形成された進角側給排通路26と遅角側給排通路27に夫々接続されている。進角側給排通路26と遅角側給排通路27は第1の実施形態と同様の液圧制御装置(図示省略)に接続されている。
以上の構成において、進角側作動室24に作動液が供給され、遅角側作動室25から作動液が排出された場合には、ピストン122を含むリングギヤ118が導入空間115内を一方から他方に移動し、このとき、リングギヤ118にヘリカルスプライン117,116で係合される内筒部材112と外筒部材113が一方に相対回転して、内周側回転子6を外周側回転子5に対して進角側に回転させる。また、逆に、遅角側作動室25に作動液が供給され、進角側作動室24から作動液が排出された場合には、ピストン122を含むリングギヤ118が導入空間115内を他方から一方に移動し、同様にして内周側回転子6を外周側回転子5に対して遅角側に回転させる。
そして、回動機構111による内周側回転子6と外周側回転子5の回動範囲は前述の第1の実施形態と同様に規制されている。つまり、図6に示すように、強め界磁側の規制位置Aは、原点位置から進角側に僅かに進んだ位置(電気角で120°を超えない位置)とされ、弱め界磁側の規制位置Aは、電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない位置(望ましくは、電気角で180°を超え、かつ、相対トルクが最大になる電気角である240°を超えない位置)とされている。
この回動機構111の場合、簡単な構造でありながら液圧制御装置によって制御された液圧によって内周側回転子5と外周側回転子6の相対位相を任意のタイミングで迅速に変更することができる。
なお、ここで説明した図7に示す実施形態においては、導入空間115を2室に隔成するピストン122がリングギヤ118と一体に形成されているが、ピストンとリングギヤは夫々別体で形成し、両者を連結部材で結合するようにしても良い。
また、図8に示す第3の実施形態の回動機構211は、回転軸4の外面に一体回転可能にスプライン嵌合された内側ブロック212(第1部材)と、この内側ブロック212の外周側に配置される略筒状の外側ブロック213(第2部材)とを備え、この外側ブロック213が内周側回転子6の内周面に一体に嵌合固定されるとともに、内側ブロック212の軸方向の端部が、外側ブロック213と内周側回転子6の側端部を跨ぐ図示しないドライブプレート(第1部材)を介して外周側回転子5に一体に結合されている。この回動機構211の場合、内側ブロック212は回転軸4と外周側回転子5に一体化され、外側ブロック213は内周側回転子6に一体化されている。
内側ブロック212には、径方向外側に張り出す一対のアーム部212aが設けられ、この各アーム部212aの先端に、回転軸4を中心とする円周の略接線方向に沿い互いに相反する回転方向に開口する第1のシリンダ214と第2のシリンダ215が形成されている。そして、両アーム部212aの第1のシリンダ214と第2のシリンダ215には第1のピストン216と第2のピストン217が進退自在に嵌合され、これらの各シリンダ214,215には対応するピストン216,217を進退作動させるための作動液が給排されるようになっている。第1のシリンダ214は電動機1の主回転方向に向かって開口して、第1のピストン216との間で進角側作動室24を形成し、第2シリンダ215は主回転方向と逆向きに開口して、第2のピストン217との間で遅角側作動室25を形成している。そして、進角側作動室24と遅角側作動室25は、内側ブロック212から回転軸4に亘って形成された給排通路を介して第1の実施形態と同様の液圧制御装置に接続されている。また、各ピストン216,217は頂部216a,217aが封止された略円筒状に形成され、頂部216a,217aの外側面が球面状に形成されている。
一方、外側ブロック213は、内周側回転子6に嵌合固定される円筒状のベース部213aと、このベース部213aの内周面から径方向内側に膨出する一対の隆起部213b,213bが設けられている。各隆起部213bには、回転軸4の略半径方向に沿い、内側ブロック212の第1のピストン216の頂部216aに当接する第1の荷重伝達壁218と、同様に回転軸4の半径方向に沿い、内側ブロック212の第2のピストン217の頂部217aに当接する第2の荷重伝達壁219が形成されている。
この実施形態の場合、例えば、進角側作動室24に作動液が供給されると、図8に示すように内側ブロック212の第1のピストン216が突出する一方で第2のピストン217が後退し、このとき、第1のピストン216が外側ブロック213の第1の荷重伝達壁218を押圧し、外側ブロック213を内側ブロック212に対して進角方向に回転させる。これにより、外側ブロック213と一体の内周側回転子6が、内側ブロック212と一体の外周側回転子5に対して進角方向に回転する。また、この状態から逆に遅角側作動室25に作動液が供給されて進角側作動室24から作動液が排出されると、第2のピストン217が突出する一方で第1のピストン216が後退し、第2のピストン217が外側ブロック213の第2の荷重伝達壁219を押圧することによって内側回転子6を外側回転子5に対して遅角方向に回転させる。
そして、回動機構211による内周側回転子6と外周側回転子5の回動範囲は前述の第1,第2の実施形態と同様に規制されている。つまり、図6に示すように、強め界磁側の規制位置Aは、原点位置から進角側に僅かに進んだ位置(電気角で120°を超えない位置)とされ、弱め界磁側の規制位置Aは、電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない位置(望ましくは、電気角で180°を超え、かつ、相対トルクが最大になる電気角である240°を超えない位置)とされている。
この回動機構211の場合にも、やはり簡単な構造でありながら、液圧によって内周側回転子5と外周側回転子6の相対位相を任意のタイミングで迅速に変更することができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
この発明の第1の実施形態の電動機の要部断面図。 同実施形態の電動機の最遅角位置に制御されている回転子ユニットの一部部品を省略した側面図。 同実施形態の電動機の回転子ユニットの分解斜視図。 同実施形態の電動機の最進角位置に制御されている回転子ユニットの一部部品を省略した側面図。 内周側永久磁石と外周側永久磁石が同極配置された強め界磁状態を模式的に示す図(a)と、内周側永久磁石と外周側永久磁石が異極配置された弱め界磁状態を模式的に示す図(b)を併せて記載した図。 同実施形態の電動機の相対トルク−位相差特性図。 この発明の第2の実施形態の電動機の要部断面図。 この発明の第3の実施形態を示すものであり、回転子ユニットの部分断面側面図。
符号の説明
5…外周側回転子
6…内周側回転子
9A…外周側回転子
9B…内周側回転子
12…位相変更手段
14…ベーンロータ(第1部材)
15…環状ハウジング(ハウジング,第2部材)
16…ドライブプレート(第1部材)
18…ベーン
19…凹部
24…進角側作動室(作動室)
25…遅角側作動室(作動室)
112…内筒部材(第1部材)
112b…軸部
113…外筒部材(第2部材)
113a…肉厚部(筒部)
118…リングギヤ
122…ピストン
212…内側ブロック(第1部材)
213…外側ブロック(第2部材)
214…第1のシリンダ
215…第2のシリンダ
216…第1のピストン
216a…頂部
217…第2のピストン
217a…頂部
218…第1の荷重伝達壁
219…第2の荷重伝達壁

Claims (5)

  1. 円周方向に沿うように内周側永久磁石が配設された内周側回転子と、
    この内周側回転子の外周側に同軸にかつ相対回動可能に配設されるとともに、円周方向に沿うように外周側永久磁石が配設された外周側回転子と、
    前記内周側回転子と外周側回転子を相対回動させて両者の相対的な位相を変更する位相変更手段と、を備えた電動機であって、
    前記位相変更手段は、前記内周側永久磁石と外周側永久磁石が異磁極同士で対向する前記内周側回転子と外周側回転子の相対位置を原点位置としたときに、この原点位置から電気角で180°を超え、かつ電気角で360°を超えない相対位置を前記内周側回転子と外周側回転子の弱め界磁側の位相規制位置としたことを特徴とする電動機。
  2. 前記位相変更手段は、前記外周側回転子に対して一体回転可能に設けられた第1部材と、前記内周側回転子に対して一体回転可能に設けられるとともに、前記第1部材との間に作動液の導入される作動室が設けられる第2部材と、を備え、
    前記作動室に対する作動液の給排によって前記内周側回転子と外周側回転子の相対的な位相を変更することを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記第1部材と第2部材のうちの一方が、外周に複数のベーンを有するベーンロータによって構成され、
    前記第1部材と第2部材のうちの他方が、前記各ベーンの収容される複数の凹部を備えたハウジングによって構成され、
    前記各凹部内が前記ベーンによって一対の作動室に隔成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  4. 前記第1部材と第2部材のうちの一方に軸部が設けられるとともに、
    前記第1部材と第2部材のうちの他方に、前記軸部の外側を囲繞する筒部が設けられ、
    内周面と外周面が前記軸部と筒部に夫々ヘリカルスプライン係合するリングギヤが設けられ、
    前記第1部材と第2部材の間に作動液の導入空間が設けられ、
    この導入空間に摺動自在に収容されて前記導入空間内を一対の作動室に隔成するピストンが設けられるとともに、
    このピストンが前記リングギヤと一体変位可能に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  5. 前記第1部材と第2部材のうちの一方に、回転軸線を中心とする円周の略接線方向に沿い互いに相反する回転方向に向く第1のシリンダと第2のシリンダが設けられるとともに、
    この第1のシリンダと第2のシリンダに第1のピストンと第2のピストンが夫々進退自在に設けられ、
    前記第1部材と第2部材のうちの他方に、前記両回転子の略半径方向に沿い夫々前記第1のピストンと第2のピストンの頂部に当接する第1の荷重伝達壁と第2の荷重伝達壁が設けられ、
    前記第1のシリンダと第1のピストンの間と、前記第2のシリンダと第2のピストンの間で前記作動室が構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
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