JP2008067424A - 電動機 - Google Patents

電動機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008067424A
JP2008067424A JP2006239505A JP2006239505A JP2008067424A JP 2008067424 A JP2008067424 A JP 2008067424A JP 2006239505 A JP2006239505 A JP 2006239505A JP 2006239505 A JP2006239505 A JP 2006239505A JP 2008067424 A JP2008067424 A JP 2008067424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
permanent magnet
outer peripheral
peripheral side
circumferential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006239505A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4223526B2 (ja
Inventor
Hirobumi Shin
博文 新
Shoei Abe
昇栄 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006239505A priority Critical patent/JP4223526B2/ja
Priority to EP07010074A priority patent/EP1860754A1/en
Priority to US11/802,307 priority patent/US7548005B2/en
Priority to CN 200710104225 priority patent/CN101079559B/zh
Publication of JP2008067424A publication Critical patent/JP2008067424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4223526B2 publication Critical patent/JP4223526B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02T10/641

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】内周側回転子と外周側回転子の相対的な位相を変更する際に回動方向に作用する永久磁石の吸引・反発力の影響を抑制できるようにして、位相変更のためのエネルギーロスの低減と位相変更手段の小型化を図ることが可能な電動機を提供する。
【解決手段】複数の内周側永久磁石9が配設された内周側回転子6と、複数の外周側永久磁石50,53が配設された外周側回転子5とを相対回動可能に組み付け、両者を回動機構11で相対回動させる。外周側回転子5は、磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように外周側永久磁石50を配置した第1の回転子層5Aと、磁化方向が略円周方向を向き、かつ円周方向で隣接するもの同士が同磁極同士で対向するように外周側永久磁石53を配置し第2の回転子層5Bを備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転子に永久磁石を備えた電動機に関し、特に、回転子の永久磁石の界磁特性を変更できる電動機に関するものである。
電動機として、夫々個別に永久磁石を備える内周側回転子と外周側回転子とが同軸に配設され、この両回転子を周方向に相対的に回動させる(両回転子の相対的な位相を変更する)ことにより、回転子全体としての界磁特性を変更できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電動機では、電動機の回転速度に応じて両回転子における相対的な位相を変更する場合には、遠心力の作用により径方向に沿って変位する部材によって、外周側回転子と内周側回転子との何れか一方を他方に対して周方向に回動させる。また、固定子に発生する回転磁界の速度に応じて両回転子における相対的な位相を変更する場合には、各回転子が慣性により回転速度を維持する状態で固定子巻線に制御電流を通電して回転磁界速度を変更することによって、外周側回転子および内周側回転子の周方向の相対位置を変更する。
この電動機においては、外周側回転子と内周側回転子の永久磁石を互いに異極同士で対向させる(同極配置にする)ことで、回転子全体の界磁を強めて誘起電圧を増大させ、逆に、外周側回転子と内周側回転子の永久磁石を互いに同極同士で対向させる(対極配置にする)ことで、回転子全体の界磁を弱めて誘起電圧を減少させる。
特開2002−204541号公報
しかし、この従来の電動機の場合、外周側回転子と内周側回転子の相対位相を変更できる条件が限られており、電動機の運転停止時や任意の回転時に自由に相対位相を変更することができない。特に、ハイブリッド車や電動車両の駆動用として用いる場合には、車両の運転状況に応じて瞬時に所望の電動機特性に変更することが望まれ、この要望に応えるためにも相対位相の変更制御の自由度を高めることが重要となる。そこで、本出願人は、相対位相の変更制御の自由度の高い位相変更手段を組み込むことを検討しているが、内周側回転子と外周側回転子の永久磁石間に作用する吸引・反発力が、電動機の開発を進めるうえでの障害となっている。
即ち、上記従来の電動機の場合、図7に示すように、内周側回転子と外周側回転子の相対回動に応じて両者の永久磁石による吸引・反発力が回転方向に作用するため、内周側回転子と外周側回転子の相対的な位相を変更する際には、この吸引・反発力に抗する大きな力を付与しなければならない。このため、従来の電動機においては、位相変更手段を作動させるためのエネルギーのロスが大きくなるうえ、位相変更手段の大型化を避けることができない。
そこでこの発明は、内周側回転子と外周側回転子の相対的な位相を変更する際に回動方向に作用する永久磁石の吸引・反発力の影響を抑制できるようにして、位相変更のためのエネルギーロスの低減と位相変更手段の小型化を図ることが可能な電動機を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、円周方向に沿うように複数の内周側永久磁石(例えば、後述の実施形態における内周側永久磁石9)が配設された内周側回転子(例えば、後述の実施形態における内周側回転子6)と、この内周側回転子の外周側に同軸にかつ相対回動可能に配設されるとともに、円周方向に沿うように複数の外周側永久磁石(例えば、後述の実施形態における外周側永久磁石50,53)が配設された外周側回転子(例えば、後述の実施形態における外周側回転子5)と、前記内周側回転子と外周側回転子を相対回動させて両者の相対的な位相を変更する位相変更手段(例えば、後述の実施形態における回動機構11)と、を備えた電動機であって、前記内周側永久磁石は、磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように配置され、前記外周側回転子は、磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように前記外周側永久磁石が配置された第1の回転子層(例えば、後述の実施形態における第1の回転子層5A)と、磁化方向が略円周方向を向き、かつ円周方向で隣接するもの同士が同磁極同士で対向するように前記外周側永久磁石が配置された第2の回転子層(例えば、後述の実施形態における第2の回転子層5B)と、を備えて成ることを特徴とする。
これにより、内周側回転子と外周側回転子の第1の回転子層の間においては、例えば、内周側永久磁石と外周側永久磁石が異磁極同士で対向する強め界磁の状態から同磁極同士で対向する弱め界磁の状態に変化する間に、吸引方向に作用していた磁気力が反発方向に作用するようになる。また、内周側回転子と外周側回転子の第2の回転子層の間においては、例えば,内周側永久磁石が回転方向両側の外周側永久磁石と同磁極同士で面する強め界磁の状態から、内周側永久磁石が回転方向両側の外周側永久磁石と異磁極同士で面する弱め界磁の状態に変化する間に、反発方向に作用していた磁気力が吸引方向に作用するようになる。したがって、内周側回転子−第1の回転子層間の界磁状態と内周側回転子−第2の回転子層間の界磁状態が一致するように設定しておけば、内周側回転子と外周側回転子の間の界磁の可変レシオを大きくすることが可能になるともに、内周側回転子−第1の回転子層間の磁気作用と、内周側回転子−第2の回転子層間の磁気作用を相互に相殺する方向に働かせることが可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動機において、前記外周側永久磁石は、前記内周側永久磁石に対する前記第1の回転子層側の吸引・反発と前記第2の回転子層側の吸引・反発が、前記内周側回転子と外周側回転子の任意の相対位相において逆になるように設定されていることを特徴とする。
これにより、内周側回転子−第1の回転子層間の吸引・反発と、内周側回転子−第2の回転子層間の吸引・反発が常に逆になるため、内周側回転子と外周側回転子の相対位相を変更するときには、永久磁石による反力の影響が少なくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれか1項に記載の電動機において、前記外周側回転子は、前記第1の回転子層と第2の回転子層のうちの一方が軸方向中央に配置され、他方側が軸方向両側に配置されていることを特徴とする。
これにより、外周側回転子に作用する吸引方向の反力と反発方向の反力が軸方向全体でバランスする。
請求項4に記載の発明は、円周方向に沿うように複数の内周側永久磁石(例えば、後述の実施形態における内周側永久磁石9)が配設された内周側回転子(例えば、後述の実施形態における内周側回転子6)と、この内周側回転子の外周側に同軸にかつ相対回動可能に配設されるとともに、円周方向に沿うように複数の外周側永久磁石(例えば、後述の実施形態における外周側永久磁石150)が配設された外周側回転子(例えば、後述の実施形態における外周側回転子105)と、前記内周側回転子と外周側回転子を相対回動させて両者の相対的な位相を変更する位相変更手段(例えば、後述の実施形態における回動機構11)と、を備えた電動機であって、前記内周側永久磁石は、磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように配置され、前記外周側回転子は、磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように前記外周側永久磁石が配置されるとともに、磁化方向が略円周方向を向き、かつ円周方向で隣接するもの同士が同磁極同士で対向するように副外周側永久磁石(例えば、後述の実施形態における副外周側永久磁石153)が配置されていることを特徴とする。
これにより、例えば、内周側永久磁石と外周側永久磁石が異磁極同士で対向する強め界磁の状態から同磁極同士で対向する弱め界磁の状態に変化する間には、吸引方向に作用していた内周側永久磁石−外周側永久磁石間の磁気力が反発方向に作用するようになる。また、例えば、内周側永久磁石が回転方向両側の副外周側永久磁石と同磁極同士で面する強め界磁の状態から、内周側永久磁石が回転方向両側の副外周側永久磁石と異磁極同士で面する弱め界磁の状態に変化する間には、反発方向に作用していた内周側永久磁石−副外周側永久磁石間の磁気力が吸引方向に作用するようになる。したがって、内周側永久磁石−外周側永久磁石間の界磁状態と、内周側永久磁石−副外周側永久磁石間の界磁状態が一致するように設定しておけば、内周側回転子と外周側回転子の間の界磁の可変レシオを大きくすることが可能になるとともに、内周側永久磁石−外周側永久磁石間の磁気作用と、内周側永久磁石−副外周側永久磁石間の磁気作用を相互に相殺する方向に働かせることが可能になる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電動機において、前記外周側永久磁石と副外周側永久磁石は、前記内周側永久磁石に対する外周側永久磁石側の吸引・反発と副外周側永久磁石側の吸引・反発が、前記内周側回転子と外周側回転子の任意の相対位相において逆になるように設定されていることを特徴とする。
これにより、内周側永久磁石−外周側永久磁石間の吸引・反発と、内周側永久磁石−副外周側永久磁石間の吸引・反発が常に逆になるため、内周側回転子と外周側回転子の相対位相を変更するときには、永久磁石による反力の影響が少なくなる。
請求項1に記載の発明によれば、界磁の可変レシオを低下させることなく、内周側回転子−第1の回転子層間の磁気作用と、内周側回転子−第2の回転子層間の磁気作用を相互に相殺させることができるため、内周側回転子と外周側回転子の相対位相の変更時における永久磁石の吸引・反発力の影響を少なくすることができ、その結果、位相変更のためのエネルギーロスを低減することが可能になるとともに、位相変更手段の小型化を図ることも可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、内周側回転子と外周側回転子の相対位相を変更するときにおける永久磁石の吸引・反発力の影響を確実に低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、外周側回転子に作用する吸引方向の反力と反発方向の反力が軸方向全体でバランスするため、内周側回転子と外周側回転子の位相制御をより安定化させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、界磁の可変レシオを低下させることなく、内周側永久磁石−外周側永久磁石間の磁気作用と、内周側永久磁石−副外周側永久磁石間の磁気作用を相互に相殺させることができるため、内周側回転子と外周側回転子の相対位相の変更時における永久磁石の吸引・反発力の影響を少なくすることができ、その結果、位相変更のためのエネルギーロスを低減することが可能になるとともに、位相変更手段の小型化を図ることも可能になる。
請求項5に記載の発明によれば、内周側回転子と外周側回転子の相対位相を変更するときにおける永久磁石の吸引・反発力の影響を確実に低減することができる。
以下、この発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。最初に、図1〜図5に示す第1の実施形態について説明する。
この実施形態の電動機1は、図1に示すように円環状の固定子2の内周側に回転子ユニット3が配置されたインナロータ型のブラシレスモータであり、例えばハイブリッド車や電動車両等の走行駆動源として用いられる。固定子2は複数相の固定子巻線2aを有し、回転子ユニット3は軸芯部に回転軸4を有している。車両の走行駆動源として用いる場合には、電動機1の回転力はトランスミッション(図示せず)を介して車輪の駆動軸(図示せず)に伝達される。この場合、電動機1は車両の減速時に発電機として機能させれば、回生エネルギーとして蓄電器に回収することもできる。また、ハイブリッド車においては、電動機1の回転軸4をさらに内燃機関のクランクシャフト(図示せず)に連結することにより、内燃機関による発電にも利用することができる。
回転子ユニット3は、図1〜図4に示すように、円環状の外周側回転子5と、この外周側回転子5の内側に同軸に配置される円環状の内周側回転子6を備え、外周側回転子5と内周側回転子6が設定角度の範囲で回動可能とされている。
内周側回転子6は、回転子本体であるロータ鉄心7が円環状に形成され、そのロータ鉄心7の外周側に偏寄した位置に、複数の磁石装着スロット7aが円周方向等間隔に形成されている。各磁石装着スロット7aは、ロータ鉄心7の接線方向に沿う矩形状の開口がロータ鉄心7の軸線と略平行に形成され、かつ、その矩形状の開口がロータ鉄心7の軸方向の一端から他端に亙っている。この各磁石装着スロット7aには、厚み方向に磁化された平板状の永久磁石9(以下、「内周側永久磁石9」と呼ぶ)が装着されている。
ここで、各内周側永久磁石9は、磁石装着スロット7aに装着された状態において磁化方向が内周側回転子6の径方向を向き、かつ、円周方向で隣接するもの同士の磁極(例えば、径方向外側に向く磁極)が異磁極になっている。つまり、内周側永久磁石9は、内周側回転子6上に異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように配置されている。また、内周側回転子6の外周面のうちの、円周方向で隣接する磁石スロット7a,7a間位置には、磁束の流れを制御するための切欠部10が形成されている。
一方、外周側回転子5は、ロータ本体であるロータ鉄心8が内周側回転子6と同様に円環状に形成されている。この外周側回転子5は、図1に示すように、軸方向両側の第1の回転子層5A,5Aの間に断面構造の異なる第2の回転子層5Bが接合されている。
第1の回転子層5Aは、図2に示すようにロータ鉄心8の内周側に偏寄した位置に、複数の磁石装着スロット8aが円周方向等間隔に形成されている。各磁石装着スロット8aは、ロータ鉄心8の接線方向に沿う矩形状の開口が外周側回転子5の軸線と平行に形成され、その開口が第1の回転子層5Aの軸方向の一端から他端に亙っている。各磁石装着スロット8aには、厚み方向に磁化された平板状の永久磁石50(以下、「外周側永久磁石50」と呼ぶ)が装着されている。この外周側永久磁石50の場合も、内周側回転子6の内周側永久磁石9と同様に、磁石装着スロット8aに装着された状態において、磁化方向が径方向を向き、隣接するもの同士の磁極が異磁極となっている。つまり、外周側永久磁石50は、第1の回転子層5A上に異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように配置されている。
なお、図2中、51は、ロータ鉄心8上の隣接する磁石装着スロット8a,8aの中間位置に形成されたボルト締結孔であり、このボルト締結孔51を通して後述するドライブプレート16が外周側回転子5に結合されるようになっている。また、図2中52は、第1の回転子層5Aのロータ鉄心8のうちの、磁石装着スロット8aの両端部から径方向外側に向けて延設された磁束障壁用孔である。
また、第2の回転子層5Bのロータ鉄心8には、図3に示すように複数の磁石装着スロット8bが円周方向等間隔に形成されている。この各磁石装着スロット8bは、ロータ鉄心8の径方向に沿う矩形状の開口が第2の回転子層5Bの軸方向の一端から他端に亙るように形成されている。この各磁石装着スロット8bには、厚み方向に磁化された平板状の永久磁石53(以下「外周側永久磁石53」と呼ぶ)が装着されている。この外周側永久磁石53は、磁石装着スロット8bに装着された状態において、磁化方向が略円周方向(正確には、外周側回転子5の軸心を中心とする円の接線方向)を向き、円周方向で隣接するもの同士が同極同士で対向するようになっている。つまり、第2の回転子層5Bには、外周側永久磁石53…によるN極同士の対向配置とS極同士の対向配置が円周方向に沿って交互に設けられている。
以上の構成の第1の回転子層5Aと第2の回転子層5Bは、第1の回転子層5A側の隣接する外周側永久磁石50,50の間に第2の回転子層5B側の外周側永久磁石53が位置されるように相互に結合されている。そして、両回転子層5A,5Bの外周側永久磁石50,53の磁極は、両回転子層5A,5Bを軸方向で重ね合わせて見た場合に、第2の回転子層5B側の隣接する外周側永久磁石53,53(これを「隣接磁石53,53」と呼ぶ)の間に位置される第1の回転子層5A側の外周側永久磁石50が、前記隣接磁石53,53の対向磁極と同極で向き合うようになっている。つまり、例えば、第2の回転子層5BのN極同士で向き合う外周側永久磁石53,53の間には、径方向外側面がN極となるように第1の回転子層5Aの外周側永久磁石50が配置され、第2の回転子層5BのS極同士で向き合う外周側永久磁石53,53の間には、径方向外側面がS極となるように第1の回転子層5Aの外周側永久磁石50が配置されている。
ところで、内周側回転子6の内周側永久磁石9と第1の回転子層5Aの外周側永久磁石50は夫々同数設けられ、夫々の永久磁石9,50が1対1で対応するようになっている。このため、内周側回転子6の永久磁石9と第1の回転子層5Aの永久磁石50を互いに異極同士で対向させる(同極配置にする)ことにより、内周側回転子6と第1の回転子層5Aの間の界磁が最も強められる強め界磁の状態を得ることができるとともに、内周側回転子6の永久磁石9と第1の回転子層5Aの永久磁石50を互いに同極同士で対向させる(異極配置にする)ことにより、内周側回転子6と第1の回転子層5Aの間の界磁が最も弱められる弱め界磁の状態を得ることができる。
また、内周側回転子6の内周側永久磁石9と、第2の回転子層5Bの隣接する外周側永久磁石53,53間のエリア(以下、「同極間エリア」)は同数設けられており、内周側永久磁石9と第2の回転子層5B側の同極間エリアが1対1で対応するようになっている。このため、内周側回転子6の永久磁石9と、第2の回転子層5B側の同極間エリアの磁石磁極を異極同士で対面させることにより、内周側回転子6と第2の回転子層5Bの間の界磁が磁路短絡によって最も弱められる弱め界磁の状態を得ることができるとともに、内周側回転子6の永久磁石9と、第2の回転子層5B側の同極間エリアの磁石磁極を同極同士で対面させることにより、内周側回転子6と第2の回転子層5Bの間の界磁が所謂ハルバッハ効果によって最も強められる強め界磁の状態を得ることができる。
また、この回転子ユニット3においては、第1の回転子層5Aと第2の回転子層5Bが上記のような磁石配置とされているため、内周側回転子6と第1の回転子層5Aが強め界磁状態のときには、内周側回転子6と第2の回転子層5Bも強め界磁状態になり、内周側回転子6と第1の回転子層5Aが弱め界磁状態のときには、内周側回転子6と第2の回転子層5Bも弱め界磁状態になる。
ただし、内周側回転子6と第1の回転子層5Aが強め界磁状態のときには、内周側永久磁石9と外周側磁石50の磁極が異磁極で対向するため、内周側回転子6と第1の回転子層5Aには永久磁石9,50による吸引力が回動方向に作用し、内周側回転子6と第2の回転子層5Bが強め界磁状態のときには、内周側永久磁石9と外周側磁石53の磁極が同磁極で対向するために、内周側回転子6と第2の回転子層5Aには永久磁石9,53による反発力が回動方向に作用する。また、逆に、内周側回転子6と各回転子層5A,5Bの間が夫々弱め界磁状態のときには、内周側永久磁石9と外周側磁石50の磁極が同磁極同士で対向し、内周側永久磁石9と外周側磁石53の磁極が異磁極同士で対向するため、内周側回転子6と第1の回転子層5Aの間には永久磁石9,50による反発力が回動方向に作用し、内周側回転子6と第2の回転子層5Aの間には永久磁石9,53による吸引力が回動方向に作用する。
また、回転子ユニット3は、外周側回転子5と内周側回転子6を相対回動させるための回動機構11(位相変更手段)を備えている。この回動機構11は非圧縮性の作動流体である作動油の圧力によって操作されるようになっている。
回動機構11は、図1〜図4に示すように回転軸4の外周に一体回転可能にスプライン嵌合されるベーンロータ14と、ベーンロータ14の外周側に相対回動可能に配置される環状ハウジング15とを備え、この環状ハウジング15が内周側回転子6の内周面に一体に嵌合固定されるとともに、ベーンロータ14が、環状ハウジング15と内周側回転子6の両側の側端部を跨ぐ円板状の一対のドライブプレート16,16を介して外周側回転子5に一体に結合されている。したがって、ベーンロータ14は回転軸4と外周側回転子5に一体化され、環状ハウジング15は内周側回転子6に一体化されている。
ベーンロータ14は、回転軸4にスプライン嵌合される円筒状のボス部17の外周に、径方向外側に突出する複数のベーン18が円周方向等間隔に設けられている。一方、環状ハウジング15は、内周面に円周方向等間隔に複数の凹部19が設けられ、この各凹部19にベーンロータ14の対応するベーン18が収容配置されるようになっている。各凹部19は、ベーン18の先端部の回転軌道にほぼ合致する円弧面を有する底壁20と、隣接する凹部19,19同士を隔成する略三角形状の仕切壁21によって構成され、ベーンロータ14と環状ハウジング15の相対回動時に、ベーン18が一方の仕切壁21と他方の仕切壁21の間を変位し得るようになっている。この実施形態の場合、仕切壁21はベーン18と当接することにより、ベーンロータ14と環状ハウジング15の相対回動を規制するストッパとしても機能する。なお、各ベーン18の先端部と仕切壁21の先端部には、軸方向に沿うようにシール部材22が設けられ、これらのシール部材22によってベーン18と凹部19の底壁20、仕切壁21とボス部17の外周面の各間が液密にシールされている。
また、内周側回転子6に固定される環状ハウジング15のベース部15aは一定厚みの円筒状に形成されるとともに、図1に示すように内周側回転子6や仕切壁21に対して軸方向外側に突出している。このベース部15aの外側に突出した各端部は、ドライブプレート16に形成された環状のガイド溝16aに摺動自在に保持され、環状ハウジング15と内周側回転子6が、外周側回転子5や回転軸4にフローティング状態で支持されるようになっている。
外周側回転子5とベーンロータ14を連結する両側のドライブプレート16,16は、環状ハウジング15の両側面(軸方向の両端面)に摺動自在に密接し、環状ハウジング15の各凹部19の側方を夫々閉塞する。したがって、各凹部19は、ベーンロータ14のボス部17と両側のドライブプレート16,16によって夫々独立した空間部を形成し、この空間部は、作動油が導入される導入空間23となっている。各導入空間23内は、ベーンロータ14の対応する各ベーン18によって夫々2室に隔成され、一方の部屋が進角側作動室24、他方の部屋が遅角側作動室25とされている。進角側作動室24は、内部に導入された作動液の圧力によって内周側回転子6を外周側回転子5に対して進角方向に相対回動させ、遅角側作動室25は、内部に導入された作動液の圧力によって内周側回転子6を外周側回転子5に対して遅角方向に相対回動させる。この場合、「進角」とは、内周側回転子6を外周側回転子5に対して、図2,図3中の矢印Rで示す電動機1の回転方向に進めることを言い、「遅角」とは、内周側回転子6を外周側回転子5に対して、電動機1の回転方向Rと逆側に進めることを言うものとする。
また、進角側作動室24と遅角側作動室25に対する作動油の給排は回転軸4を通して行われるようになっている。具体的には、進角側作動室24は、油圧制御装置の進角側給排通路26に接続され、遅角側作動室25は同油圧制御装置の遅角側給排通路27に接続されているが、進角側給排通路26と遅角側給排通路27の一部は、図1に示すように、夫々回転軸4に軸方向に沿って形成させた通路孔26a,27aによって構成されている。そして、各通路孔26a,27aの端部は、回転軸4の外周面の軸方向にオフセットした2位置に形成された環状溝26bと環状溝27bに夫々接続され、その各環状溝26b,27bは、ベーンロータ14のボス部17に略半径方向に沿って形成された複数の導通孔26c…,27c…に接続されている。進角側給排通路26の各導通孔26cは環状溝26bと各進角側作動室24とを接続し、遅角側給排通路27の各導通孔27cは環状溝27bと各遅角側作動室25とを接続している。
なお、この電動機1は、進角側作動室24と遅角側作動室25に対する作動油の給排制御によって、強め界磁の状態と弱め界磁の状態を任意に変更し得るものであるが、こうして磁界の強さが変更されると、それに伴って誘起電圧定数が変化し、その結果、電動機1の特性が変更される。即ち、強め界磁によって誘起電圧定数が大きくなると、電動機1として運転可能な許容回転速度は低下するものの、出力可能な最大トルクは増大し、逆に、弱め界磁によって誘起電圧定数が小さくなると、電動機1の出力可能な最大トルクは減少するものの、運転可能な許容回転速度は上昇する。
以上のように、この実施形態の電動機1においては、内周側回転子6と外周側回転子5の位相角を変更する回動機構11が油圧によって操作されるため、両回転子6,5の位相角を任意のタイミングで迅速に、かつ自由に変更することができる。
そして、この電動機1においては、内周側回転子6と外周側回転子5の各回転子層5A,5Bとの間の界磁状態が一致するように設定されているため、内周側回転子6と外周側回転子5を相対回動させたときの可変レシオを大きく確保することができる。また、内周側回転子6と第2の回転子層5Bの間では、強め界磁の状態において、内周側永久磁石9と外周側永久磁石53による所謂ハルバッハ効果によって大きな誘起電圧定数を確保できることから、電動機1の出力トルクを容易に増大させることができる。
また、この電動機1の場合、内周側回転子6と第1の回転子層5Aの間に永久磁石9,50による吸引作用が働くときには、内周側回転子6と第2の回転子層5Bの間に永久磁石9,53による反発作用が働き、逆に、内周側回転子6と第1の回転子層5Aの間に永久磁石9,50による反発作用が働くときには、内周側回転子6と第2の回転子層5Bの間に永久磁石9,53による吸引作用が働くように設定されているため、内周側回転子6と外周側回転子5の間の吸引・反発作用を全体としてほぼ相殺させることができる。
図5は、内周側回転子6と外周側回転子5を相対回動させたときにおける内周側永久磁石9と第1の回転子層5A側の外周側永久磁石50のトルクの変化を点線で示すとともに、内周側永久磁石9と第2の回転子層5B側の外周側永久磁石53のトルクの変化を一転鎖線で示し、これらの合成トルクの変化を実線で示したものである。この特性図から明らかなように、この実施形態の電動機1においては、内周側回転子6と外周側回転子5の間に働く総合的な永久磁石9,50,53の相対トルクは全体レベルが低く、しかも、変動幅の小さいものとなる。
したがって、この電動機1においては、内周側回転子6と外周側回転子5の位相変更時における永久磁石9,50,53の吸引・反発力の影響を少なくすることができるため、位相変更のためのエネルギーロスを低減できるとともに、回動機構11や油圧ポンプ(図示せず)を小型化することができる。また、総合的な永久磁石9,50,53の相対トルクの変動幅が小さくなることから、油圧制御装置による位相制御を容易に、かつ安定的に行うことができるという利点もある。
さらに、この実施形態の電動機1においては、一対の第1の回転子層5A,5Aの間に第2の回転子層5Bが挟み込まれているため、外周側回転子に作用する吸引方向の反力と反発方向の反力が軸方向全体でバランスし、内部応力のバランスが良好になるとともに位相制御もより安定する。
なお、外周側回転子5は、上記のバランスについての利点は得られなくなるものの、単純に二つの回転子層5A,5Bを軸方向で結合するようにしても良い。また、各二つ以上の回転子層5A,5Bを軸方向に交互に配置するようにしても良い。
また、電動機1の内周側永久磁石9と外周側永久磁石50の間に作用する磁気反力と、内周側永久磁石9と外周側永久磁石53の間に作用する磁気反力は、両回転子6,5の任意の相対位置における絶対値がほぼ同じになるように設定しても良いが、一方の磁気反力の絶対値が他方の磁気反力の絶対値よりも大きくなるようにしても良い。このようにした場合には、例えば、回動機構11を操作しない場合における相対位相を強め界磁側、若しくは、弱め界磁側に自動的に戻すことが可能になる。
図6は、この発明の第2の実施形態の、第1の実施形態の図2または図3に相対する部分断面側面図である。以下、第2の実施形態について説明するが、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を一部省略するものとする。
この実施形態の電動機101は、固定子(図示せず)や回転子ユニット3の配置や、回動機構11の構造等は第1の実施形態と同様であるが、外周側回転子105の構造が第1の実施形態のものと異なっている。
即ち、この電動機101の外周側回転子105は、第1の実施形態の外周側回転子5のように断面構造の異なる2種の回転子層を接合したものではなく、軸方向のほぼ全域が図6に示すような一様な断面構造となっている。ロータ鉄心108には、接線方向に沿う矩形状の開口が外周側回転子105の軸線と平行に形成されて成る磁石装着スロット108aと、径方向に沿う矩形状の開口が外周側回転子105の軸線と平行に形成されて成る磁石装着スロット108bが、夫々円周方向等間隔に形成され、各磁石装着スロット108a,108bに外周側永久磁石150と副外周側永久磁石153が装着されている。外周側永久磁石150と副外周側永久磁石153はいずれも平板状に形成され、厚み方向に磁化されている。そして、外周側永久磁石150は、磁石装着スロット108aに装着された状態において、磁化方向が径方向を向き、円周方向で隣接するもの同士の磁極が異磁極となっている。また、副外周側永久磁石153は、磁石装着スロット108bに装着された状態において、磁化方向が略円周方向を向き、円周方向で隣接するもの同士が同極同士で対向するようになっている。
この電動機101の場合も、外周側永久磁石150は、内周側回転子6の内周側永久磁石9と異磁極同士で対向することによって強め界磁の状態になり、同磁極同士で対向することによって弱め界磁の状態になる。一方、副外周側永久磁石153は、同極間エリアの磁石磁極を内周側回転子6の内周側永久磁石9に同極同士で対面させることによって強め界磁の状態になり、同極間エリアの磁石磁極を内周側回転子6の内周側永久磁石9に異磁極同士で対面させることによって強め界磁の状態になる。
したがって、この電動機101の場合、外周側永久磁石150による界磁と副外周側永久磁石153による界磁が強め弱めのピークがほぼ一致するように合成されるために、界磁の可変レシオを充分に大きくすることができ、しかも、外周側永久磁石150による吸引・反発作用と、副外周側永久磁石153による吸引・反発作用が常に逆に働くことから、位相変更時における永久磁石9,150,153の吸引・反発力の影響を少なくし、位相変更のためのエネルギーロスの低減と回動機構11や機構駆動用の油圧ポンプ等の小型化を図ることができる。
この実施形態の電動機101は、以上で説明した他にも第1の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができるが、外周側回転子105が一様な断面に形成されていることから、外周側回転子105の製造が容易になり、その分、製造コトスの低減が可能になるという利点がある。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の第2の実施形態においては、外周側永久磁石150と副外周側永久磁石153が円周方向に交互に配置されているが、副外周側永久磁石153を円周方向に等間隔に配置し、隣接する副外周側永久磁石153,153の一部の同極間エリアにのみ外周側永久磁石150を配置するようにしても良い。
この発明の第1の実施形態の電動機の要部断面図。 同実施形態の外周側回転子のみを図1のA−A線に沿って断面した回転子ユニットの側面図。 同実施形態の外周側回転子のみを図1のB−B線に沿って断面した回転子ユニットの側面図。 同実施形態の回転子ユニットの分解斜視図。 同実施形態の相対トルク−電気角度特性図。 この発明の第2の実施形態の回転子ユニットの側面図。 従来の技術における相対トルク−電気角度特性図。
符号の説明
1,101…電動機
5,105…外周側回転子
5A…第1の回転子層
5B…第2の回転子層
6…内周側回転子
9…内周側永久磁石
11…回動機構(位相変更手段)
50,53,150…外周側永久磁石
153…副外周側永久磁石

Claims (5)

  1. 円周方向に沿うように複数の内周側永久磁石が配設された内周側回転子と、
    この内周側回転子の外周側に同軸にかつ相対回動可能に配設されるとともに、円周方向に沿うように複数の外周側永久磁石が配設された外周側回転子と、
    前記内周側回転子と外周側回転子を相対回動させて両者の相対的な位相を変更する位相変更手段と、
    を備えた電動機であって、
    前記内周側永久磁石は、磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように配置され、
    前記外周側回転子は、
    磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように前記外周側永久磁石が配置された第1の回転子層と、
    磁化方向が略円周方向を向き、かつ円周方向で隣接するもの同士が同磁極同士で対向するように前記外周側永久磁石が配置された第2の回転子層と、
    を備えて成ることを特徴とする電動機。
  2. 前記外周側永久磁石は、前記内周側永久磁石に対する前記第1の回転子層側の吸引・反発と前記第2の回転子層側の吸引・反発が、前記内周側回転子と外周側回転子の任意の相対位相において逆になるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記外周側回転子は、前記第1の回転子層と第2の回転子層のうちの一方が軸方向中央に配置され、他方側が軸方向両側に配置されていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の電動機。
  4. 円周方向に沿うように複数の内周側永久磁石が配設された内周側回転子と、
    この内周側回転子の外周側に同軸にかつ相対回動可能に配設されるとともに、円周方向に沿うように複数の外周側永久磁石が配設された外周側回転子と、
    前記内周側回転子と外周側回転子を相対回動させて両者の相対的な位相を変更する位相変更手段と、
    を備えた電動機であって、
    前記内周側永久磁石は、磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように配置され、
    前記外周側回転子は、
    磁化方向が略径方向を向き、かつ異磁極が円周方向に沿って交互に並ぶように前記外周側永久磁石が配置されるとともに、
    磁化方向が略円周方向を向き、かつ円周方向で隣接するもの同士が同磁極同士で対向するように副外周側永久磁石が配置されていることを特徴とする電動機。
  5. 前記外周側永久磁石と副外周側永久磁石は、前記内周側永久磁石に対する外周側永久磁石側の吸引・反発と副外周側永久磁石側の吸引・反発が、前記内周側回転子と外周側回転子の任意の相対位相において逆になるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の電動機。
JP2006239505A 2006-05-24 2006-09-04 電動機 Expired - Fee Related JP4223526B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239505A JP4223526B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 電動機
EP07010074A EP1860754A1 (en) 2006-05-24 2007-05-21 Electric motor
US11/802,307 US7548005B2 (en) 2006-05-24 2007-05-22 Electric motor having improved relative phase control
CN 200710104225 CN101079559B (zh) 2006-05-24 2007-05-23 电动机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239505A JP4223526B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008067424A true JP2008067424A (ja) 2008-03-21
JP4223526B2 JP4223526B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=39289631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006239505A Expired - Fee Related JP4223526B2 (ja) 2006-05-24 2006-09-04 電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4223526B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008289212A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Honda Motor Co Ltd 電動機
JP2009027860A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Honda Motor Co Ltd 電動機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008289212A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Honda Motor Co Ltd 電動機
JP2009027860A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Honda Motor Co Ltd 電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4223526B2 (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101779366B (zh) 轴向间隙型电动机
US7548005B2 (en) Electric motor having improved relative phase control
JP4762866B2 (ja) アキシャルギャップ型モータ
JP5037083B2 (ja) 電動機
JP4223526B2 (ja) 電動機
JP4584206B2 (ja) 電動機
JP4932418B2 (ja) 電動機
JP2008151214A (ja) ベーン式油圧機器、電動機および内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP4999535B2 (ja) ローターヨークおよびローターヨークの製造方法および電動機
JP2008067577A (ja) 電動機
JP4213171B2 (ja) 電動機
JP2009254005A (ja) 電動機
JP5037076B2 (ja) 電動機
JP2007244042A (ja) 電動機
JP4499052B2 (ja) 電動機
JP5286588B2 (ja) 電動機
JP4828393B2 (ja) 電動機
JP4494354B2 (ja) 電動機
JP2009240013A (ja) 電動機
JP5225567B2 (ja) 電動機
JP2009240057A (ja) 電動機
JP2009240012A (ja) 電動機
JP4961289B2 (ja) 電動機
JP4503543B2 (ja) 電動機
JP2008099366A (ja) 電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees