JP2008098340A - 光半導体デバイスの検査方法および検査装置 - Google Patents

光半導体デバイスの検査方法および検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検査時間を短縮し、検査抜けを防止して、品質および信頼性を向上できると共に、検査設備の小型化、および、設備価格の低減を図れる光半導体デバイスの検査方法を提供する。
【解決手段】レーザーマーク部13で、光半導体デバイス1に識別用マークを付け、常温検査部15で、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を常温にて検査し、高温検査部17で、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を高温にて検査し、低温検査部19で、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を低温にて検査し、第2の画像検査部20で、上記光半導体デバイス1の上記識別用マークを読み取って確認する。選別部52で、上記常温検査部15、上記高温検査部17および上記低温検査部19の検査結果に基づいて、上記識別用マークを確認された上記光半導体デバイス1を良品と不良品とに選別する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を検査する検査方法および検査装置に関する。
一般に、高信頼性を確保した光半導体デバイスの特性検査には、常温検査、高温検査および低温検査が必要である。そして、光半導体デバイスの検査装置には、図7に示すように、常温検査装置37、高温検査装置38および低温検査装置39が必要である。上記常温検査装置37、上記高温検査装置38および上記低温検査装置39では、それぞれ、厳密に温度管理されている(特開平9−288143号公報:特許文献1参照)。一般的に、常温検査は、15〜35℃で行い、高温検査は、50℃以上で行い、低温検査は、5℃以下で行う。
上記光半導体デバイスには、電気信号を光波形で送信するための送信デバイスと、光信号を電気信号で受信するための受信デバイスとの2種類が、ある。
図8に、送信デバイス1aの検査の概略図を示す。送信デバイス1aの特性を検査するため、O/Eコンバーター6(光信号を電気信号に変換)、オシロスコープ10、パルス発信器9およびV/Iソースメーター8を用いて電気的特性試験を行う。V/Iソースメーター8により、送信デバイス1aに基準電圧を印加し、消費電流を測定する。パルス発信器9は、基準となる電気信号を送信デバイス1aに入力し、送信デバイス1aの発光レンズ2より発光された光信号を、ファイバーケーブル7を通して、O/Eコンバーター6に入力し、O/Eコンバーター6で電気信号に変換し、オシロスコープ10でジッタや立ち上がり時間、立ち下がり時間等の特性検査を行い計測コントローラー11で良否の判定を行う。検査基板42は、CONTROL端子の制御およびパルス発信器の出力波形の増幅を行う。
図9に、受信デバイス1bの検査の概略図を示す。受信デバイス1bの特性を検査するため、E/Oコンバーター12(電気信号を光信号に変換)、オシロスコープ10、パルス発信器9およびV/Iソースメーター8を用いて電気的特性試験を行う。V/Iソースメーター8により、受信デバイス1bに基準電圧を印加し、消費電流を測定する。パルス発信器9は、基準となる電気信号をE/Oコンバーター12に入力し、E/Oコンバーター12で電気信号を光信号に変換した後、ファイバーケーブル7を通して、受信デバイス1bの受光レンズ3に光信号を入力する。受信デバイス1bにより電気信号に変換された電気信号波形をオシロスコープ10でジッタや立ち上がり時間、立ち下がり時間等の電気的特性試験を行い、計測コントローラー11で良否の判定を行う。検査基板42は、CONTROL端子の制御およびVo端子の出力波形の増幅を行う。Vo端子から検査基板42までの配線距離が長いと、立ち上がり時間、立ち下がり時間が正確に測定出来ない。
特開平9−288143号公報
しかしながら、上記従来の光半導体デバイスの検査方法および検査装置では、上記常温検査装置37、上記高温検査装置38および上記低温検査装置39を、互いに独立したライン上に設け、上記常温検査、上記高温検査および上記低温検査を互いに独立して行っていたので、検査時間が長く、検査抜けが発生して、品質および信頼性に問題があった。また、検査設備の大型化、および、設備価格の増大の問題があった。
そこで、この発明の課題は、検査時間を短縮し、検査抜けを防止して、品質および信頼性を向上できると共に、検査設備の小型化、および、設備価格の低減を図れる光半導体デバイスの検査方法および検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の光半導体デバイスの検査方法は、
光半導体デバイスに識別用マークを付けるマーク付与工程と、
上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を常温にて検査する常温検査工程と、
上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも高い高温にて検査する高温検査工程と、
上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも低い低温にて検査する低温検査工程と、
上記光半導体デバイスの上記識別用マークを読み取って確認するマーク確認工程と、
上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程の検査結果に基づいて、上記識別用マークを確認された上記光半導体デバイスを良品と不良品とに選別する選別工程と
を備えることを特徴としている。
この発明の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記マーク付与工程と、上記常温検査工程と、上記高温検査工程と、上記低温検査工程と、上記マーク確認工程と、上記選別工程とを備えているので、上記常温検査、上記高温検査および上記低温検査を一続きの流れで(一貫して)行うことができて、検査時間を短縮し、検査抜けを防止して、品質および信頼性を向上できる。また、検査設備の小型化、および、設備価格の低減を図れる。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、
上記マーク付与工程と上記常温検査工程との間に、上記光半導体デバイスの上記識別用マークを読み取って記憶する記憶工程を有し、
上記マーク確認工程では、一の上記光半導体デバイスに関して、上記記憶工程にて記憶された上記識別用マークと、読み取られた上記識別用マークとが、一致するか否かを確認する。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記マーク確認工程では、一の上記光半導体デバイスに関して、上記記憶工程にて記憶された上記識別用マークと、読み取られた上記識別用マークとが、一致するか否かを確認するので、上記光半導体デバイスが正常に搬送されたことを一層確実に確認できる。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記常温検査工程では、最初に行う常温検査に関してのみ、GND接地を、他の検査部分と独立して絶縁している。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記常温検査工程では、最初に行う常温検査に関してのみ、GND接地を、他の検査部分と独立して絶縁しているので、上記光半導体デバイスを最初に常温検査して、上記光半導体デバイスが不良であり異常な発振動作があっても、他の検査部分に悪影響をおよぼす問題がない。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記常温検査工程から上記高温検査工程に移る間に、上記光半導体デバイスの温度を徐々に上げている。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記常温検査工程から上記高温検査工程に移る間に、上記光半導体デバイスの温度を徐々に上げているので、上記光半導体デバイスのリードが温度により変形することを防いでいる。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光半導体デバイスの特性の検査に用いられるコンタクト部を、上記光半導体デバイスに接触させて導通するときに、上記コンタクト部の上記光半導体デバイスとの接触部に、窒素ガスをブローしている。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記コンタクト部の上記接触部に、窒素ガスをブローしているので、上記コンタクト部の上記接触部の酸化を防止できる。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記コンタクト部の上記接触部に、温度制御された窒素ガスをブローしている。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記コンタクト部の上記接触部に、温度制御された窒素ガスをブローしているので、上記高温検査工程での高温測定時の上記光半導体デバイスの温度低下を防止する一方、上記低温検査工程での低温測定時の上記光半導体デバイスの温度上昇を防止する。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光半導体デバイスの特性の検査に用いられる検査用の基板を、上記槽の外部に配置している。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記検査用の基板を、上記槽の外部に配置しているので、上記高温検査工程での上記検査用の基板の温度上昇を防止する一方、上記低温検査工程での上記検査用の基板の温度低下を防止する。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光半導体デバイスの特性の検査に用いられる光ファイバーケーブルを、上記槽の外部から上記光半導体デバイスに接触させている。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光ファイバーケーブルを、上記槽の外部から上記光半導体デバイスに接触させているので、上記高温検査工程での上記光ファイバーケーブルの温度上昇を防止する一方、上記低温検査工程での上記光ファイバーケーブルの温度低下を防止する。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光半導体デバイスの特性の検査に用いられるコンタクトピンを、上記槽の外部から上記光半導体デバイスに接触させている。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記コンタクトピンを、上記槽の外部から上記光半導体デバイスに接触させているので、上記高温検査工程での上記コンタクトピンの温度上昇を防止する一方、上記低温検査工程での上記コンタクトピンの温度低下を防止する。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記高温検査工程の後に上記低温検査工程を行う。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記高温検査工程の後に上記低温検査工程を行うので、上記光半導体デバイスに付着している水分が、上記高温検査工程で蒸発し、上記低温検査工程を行っても、上記光半導体デバイスは結露しない。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記高温検査工程から上記低温検査工程に移る間に、上記光半導体デバイスの温度を徐々に下げている。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記高温検査工程から上記低温検査工程に移る間に、上記光半導体デバイスの温度を徐々に下げているので、上記光半導体デバイスのリードが温度により変形することを防いでいる。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記槽には、フッ化バリウムを用いた耐熱ガラスを使用し、赤外線サーモグラフィで、上記耐熱ガラスを介して、上記槽の内部の温度を測定している。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記槽には、フッ化バリウムを用いた耐熱ガラスを使用し、赤外線サーモグラフィで、上記耐熱ガラスを介して、上記槽の内部の温度を測定しているので、上記槽の内部の上記光半導体デバイスの温度を測定することができて、信頼性のある温度管理ができる。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記選別工程では、一台の総合コントローラーによって、一の上記光半導体デバイスに関して、上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程の検査結果に基づいて、測定していない温度について推測演算して、上記一の光半導体デバイスを良品と不良品とに選別する。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記選別工程では、一台の総合コントローラーによって、一の上記光半導体デバイスに関して、上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程の検査結果に基づいて、測定していない温度について推測演算して、上記光半導体デバイスを良品と不良品とに選別するので、例えば、実現困難な−40℃等の測定していない温度について、特性を推測演算して、上記光半導体デバイスの良否判定が可能となる。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程では、一組のオシロスコープおよびパルス発信器を用いて、上記光半導体デバイスの特性を検査している。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程では、一組のオシロスコープおよびパルス発信器を用いて、上記光半導体デバイスの特性を検査しているので、高価な上記オシロスコープおよび上記パルス発信器を一組とできて、設備価格を安価にすることができる。
また、一実施形態の光半導体デバイスの検査方法では、
上記一組のオシロスコープおよびパルス発信器は、
上記常温検査工程での第1の上記光半導体デバイスの特性の検査と、
上記高温検査工程での第2の上記光半導体デバイスの特性の検査と、
上記低温検査工程での第3の上記光半導体デバイスの特性の検査と
を、同時に行っている。
この実施形態の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記一組のオシロスコープおよびパルス発信器は、上記常温検査工程での第1の上記光半導体デバイスの特性の検査と、上記高温検査工程での第2の上記光半導体デバイスの特性の検査と、上記低温検査工程での第3の上記光半導体デバイスの特性の検査とを、同時に行っているので、検査時間の短縮を図ることができる。
また、この発明の光半導体デバイスの検査装置は、
光半導体デバイスに識別用マークを付けるマーク付与部と、
上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を常温にて検査する常温検査部と、
上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも高い高温にて検査する高温検査部と、
上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも低い低温にて検査する低温検査部と、
上記光半導体デバイスの上記識別用マークを読み取って確認するマーク確認部と、
上記常温検査部、上記高温検査部および上記低温検査部の検査結果に基づいて、上記識別用マークを確認された上記光半導体デバイスを良品と不良品とに選別する選別部と
を備え、
上記マーク付与部、上記常温検査部、上記高温検査部、上記低温検査部、上記マーク確認部および上記選別部は、一つのライン上に、配置されていることを特徴としている。
この発明の光半導体デバイスの検査装置によれば、上記マーク付与部と、上記常温検査部と、上記高温検査部と、上記低温検査部と、上記マーク確認部と、上記選別部とを備え、上記マーク付与部、上記常温検査部、上記高温検査部、上記低温検査部、上記マーク確認部および上記選別部は、一つのライン上に、配置されているので、上記常温検査、上記高温検査および上記低温検査を一続きの流れで(一貫して)行うことができて、検査時間を短縮し、検査抜けを防止して、品質および信頼性を向上できる。また、検査設備の小型化、および、設備価格の低減を図れる。
この発明の光半導体デバイスの検査方法によれば、上記マーク付与工程と、上記常温検査工程と、上記高温検査工程と、上記低温検査工程と、上記マーク確認工程と、上記選別工程とを備えているので、検査時間を短縮し、検査抜けを防止して、品質および信頼性を向上できると共に、検査設備の小型化、および、設備価格の低減を図れる。
この発明の光半導体デバイスの検査装置によれば、上記マーク付与部と、上記常温検査部と、上記高温検査部と、上記低温検査部と、上記マーク確認部と、上記選別部とを備え、上記マーク付与部、上記常温検査部、上記高温検査部、上記低温検査部、上記マーク確認部および上記選別部は、一つのライン上に、配置されているので、検査時間を短縮し、検査抜けを防止して、品質および信頼性を向上できると共に、検査設備の小型化、および、設備価格の低減を図れる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の光半導体デバイスの検査装置の一実施形態である概略図を示す。この検査装置は、マーク付与部としてのレーザーマーク部13と、第1の画像検査部14と、常温検査部15と、高温検査部17と、低温検査部19と、マーク確認部としての第2の画像検査部20と、選別部52とを有し、上記レーザーマーク部13、上記第1の画像検査部14、上記常温検査部15、上記高温検査部17、上記低温検査部19、上記第2の画像検査部20および上記選別部52は、一つのライン上に、配置されている。
上記レーザーマーク部13は、レーザーマーカー27を有し、このレーザーマーカー27によって、光半導体デバイス1に識別用マークを付ける。
上記第1の画像検査部14は、第1の画像検査カメラ28を有し、この第1の画像検査カメラ28によって、上記光半導体デバイス1の識別用マークを検査する。
上記常温検査部15は、常温検査槽21を有し、この常温検査槽21の内部で、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を常温にて検査する。
上記高温検査部17は、高温検査槽23を有し、この高温検査槽23の内部で、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を上記常温よりも高い高温にて検査する。
上記低温検査部19は、低温検査槽25を有し、この低温検査槽25の内部で、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を上記常温よりも低い低温にて検査する。
上記第2の画像検査部20は、第2の画像検査カメラ33を有し、この第2の画像検査カメラ33によって、上記光半導体デバイス1の上記識別用マークを読み取って確認する。
上記選別部52は、上記常温検査部15、上記高温検査部17および上記低温検査部19の検査結果に基づいて、上記識別用マークを確認された上記光半導体デバイス1を良品と不良品とに選別する。
上記高温検査槽23の内部は、ヒーターにより105℃に加熱されている。上記低温検査槽25の内部は、ペルチェ素子(図示せず)やコルダーを使用し、−10℃に冷却されている。上記低温検査槽25の内部は、ドライエアーを充填することにより槽内部が結露しないようにしている。
また、上記検査装置は、特性を検査するための、V/Iソースメーター8、パルス発信器9、オシロスコープ10、図8参照のO/Eコンバーター6、および、図8参照のE/Oコンバーター12を有する。また、上記検査装置は、特性検査の結果を記憶し演算等を行う総合コントローラー36を有する。
上記光半導体デバイス1は、光ファイバー等の光伝送媒体を利用して光信号を送受信する光通信装置等に利用される。図2と図3に示すように、上記光半導体デバイス1には、電気信号を光波形で送信するための送信デバイス1aと、光信号を電気信号で受信するための受信デバイス1bとの2種類が、ある。上記送信デバイス1aは、発光レンズ2とリード47とを有する。上記受信デバイス1bは、受光レンズ3とリード47とを有する。
上記光半導体デバイス1は、デジタルTV(televisionテレビジョン)、デジタルBS(BroadcastingSatellite:ブロードキャスティング・サテライト)チューナ、CS(CommunicationSatellite:コミュニケーション・サテライト)チューナ、DVD(DigitalVersatileDisc:デジタル多用途ディスク)プレーヤー、CD(CompactDisc:コンパクト・ディスク)プレーヤー、AV(AudioVisual:オーディオ・ビジュアル)アンプ、オーディオ、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)、パソコン周辺機器、携帯電話、PDA(PersonalDigitalAssistant:パーソナル・デジタル・アシスタント)等の電子機器に使用される。また、動作温度範囲の広い環境、例えば車載用機器であるカーオーディオ、カーナビゲーション、センサーや、工場内のロボットのセンサー、制御用機器等の電子機器にも使用可能である。
上記構成の光半導体デバイスの検査装置によれば、上記レーザーマーク部13と、上記常温検査部15と、上記高温検査部17と、上記低温検査部19と、上記マーク確認部としての上記第2の画像検査部20と、上記選別部52とを備え、上記レーザーマーク部13、上記常温検査部15、上記高温検査部17、上記低温検査部19、上記第2の画像検査部20および上記選別部52は、一つのライン上に、配置されているので、上記常温検査、上記高温検査および上記低温検査を一続きの流れで(一貫して)行うことができて、検査時間を短縮し、検査抜けを防止して、品質および信頼性を向上できる。また、検査設備の小型化、および、設備価格の低減を図れる。
次に、上記検査装置を用いて上記光半導体デバイス1を検査する方法を説明する。
図1に示すように、供給スリーブ26より供給された上記光半導体デバイス1を、上記レーザーマーク部13まで搬送する。
上記レーザーマーク部13では、上記光半導体デバイス1に、識別用マークとしての、ロット番号とデバイス個々を識別するためのバーコードとを、レーザーマーカー27によりマークする。つまり、マーク付与工程を行う。
ここで、図2と図3に示すように、ロット番号4は、数字を印字し、デバイスの識別コードは、QRコード5を印字している。QRコード5の内容は、デバイス毎の連番としている。1番目のQRコード5は、「1」、2番目は、「2」になる。
そして、レーザーマーク完了後、上記光半導体デバイス1を、上記第1の画像検査部14に搬送する。
上記第1の画像検査部14では、上記第1の画像検査カメラ28により、上記光半導体デバイス1のデバイス識別用のQRコードを読み取り、上記総合コントローラー36に記憶する。画像検査後、上記常温検査部15に上記光半導体デバイス1を搬送する。
上記常温検査部15に搬送された上記光半導体デバイス1は、上記総合コントローラー36により、電気的特性検査を行う。つまり、常温検査工程を行う。上流側の第1の常温検査コンタクト29は、上記光半導体デバイス1を最初に測定するため、デバイスが不良の場合、異常な発振動作により、他の検査部に悪影響を及ぼす可能性があるため、下流側の第2の常温検査コンタクト30以降とは、GND接地が、絶縁樹脂材40により完全に独立絶縁されている。
つまり、上記常温検査工程では、最初に行う常温検査に関してのみ、GND接地を、他の検査部分と独立して絶縁しているので、上記光半導体デバイス1を最初に常温検査して、上記光半導体デバイス1が不良であり異常な発振動作があっても、他の検査部分に悪影響をおよぼす問題がない。
上記第1の常温検査コンタクト29の特性検査完了後、測定結果を上記総合コントローラー36に記憶し、上記第2の常温検査部コンタクト30に搬送する。
上記第2の常温検査部コンタクト30に搬送された上記光半導体デバイス1は、上記総合コントローラー36により、電気的および光学的な特性検査を行う。上記第2の常温検査部コンタクト30は、装置全体とGND接地を共通にし、ノイズの影響を受けない安定した測定を行う。上記第2の常温検査部コンタクト30の特性検査完了後、測定結果を上記総合コントローラー36に記憶し、高温バッファ部16に搬送する。
上記高温バッファ部16は、高温バッファ槽22を有し、この高温バッファ槽22内で、上記光半導体デバイス1を急激に加熱しないように搬送毎に温度を上げ、上記高温検査部17まで順番に搬送する。下流側のヒータープレート50は、上流側のヒータープレート49より高い温度に設定されている。
つまり、上記常温検査工程から次工程である高温検査工程に移る間に、上記光半導体デバイス1の温度を徐々に上げているので、上記光半導体デバイス1のリード47が温度により変形することを防いでいる。
上記高温検査部17まで搬送された上記光半導体デバイス1は、上記総合コントローラー36により、電気的、光学的特性検査を行う。上記高温検査部17は、高温検査コンタクト31を有する。つまり、高温検査工程を行う。
図4Aと図4Bを用いて、コンタクト部としてのコンタクトピン43とファイバーケーブル7とを、上記高温検査槽23の外部から上記光半導体デバイス1に接触させる方法について説明する。
上記光半導体デバイス1の検査には、ファイバーケーブル7と、検査用の検査基板42とが必要である。上記検査基板42に実装されている電気部品の動作保証温度は、通常、0〜50℃程度であり、本発明のように100℃以上の上記高温検査槽23の内部には、配置できない。
そこで、上記高温検査槽23の外部に上記検査基板42を配置し、上記高温検査槽23の底部の断熱材51に、上記ファイバーケーブル7と上記コンタクトピン43が通る小さな穴を空け、上記高温検査槽23の外部から上記光半導体デバイス1に接触させることで、上記ファイバーケーブル7の温度上昇、上記コンタクトピン43の温度上昇、上記検査基板42の温度上昇を防いでいる。
上記検査基板42は、高速の光半導体デバイス1を測定するには、上記コンタクトピン43に直接、接続する必要がある。電気的特性検査に用いる導通を行うための上記コンタクトピン43は、上記光半導体デバイス1と接触する接触部である先端が酸化しないように、上記コンタクトピン43の先端にノズル41より窒素ガスをブローして、高温時における上記コンタクトピン43の酸化を防いでいる。
このとき、温度制御された窒素ガスを上記コンタクトピン43の先端にブローすることで、高温測定時の上記光半導体デバイス1の温度低下を防いでいる。高温検査完了後、測定結果を上記総合コントローラー36に記憶し、次の低温バッファ部18に搬送する。
この低温バッファ部18は、低温バッファ槽24を有し、この低温バッファ槽24内で、上記光半導体デバイス1を急激に冷却しないように搬送毎に、エアーブロー45やコルダーブロー46を用いて温度を下げるようにして、低温検査部19まで順番に搬送する。エアーブロー45とコルダーブロー46で徐々に温度を下げることで、上記光半導体デバイス1のリード47が変形しないように防いでいる。
つまり、上記高温検査工程から次の工程である低温検査工程に移る間に、上記光半導体デバイス1の温度を徐々に下げているので、上記光半導体デバイス1のリード47が温度により変形することを防いでいる。
上記低温検査部19まで搬送された上記光半導体デバイス1は、上記総合コントローラー36により、電気的、光学的特性検査を行う。上記低温検査部19は、低温検査コンタクト32を有する。つまり、低温検査工程を行う。
上記低温検査部19においても、上記検査基板42を上記低温検査槽25の外部に配置し、上記ファイバーケーブル7および上記コンタクトピン43を、上記低温検査槽25の外部から上記光半導体デバイス1に接触させることで、上記ファイバーケーブル7の温度低下、上記コンタクトピン43の温度低下、上記検査基板42の温度低下を防いでいる。
上記コンタクトピン43の先端に窒素ガスをブローして、低温時における上記コンタクトピン43の酸化を防いでいる。このとき、温度制御された窒素ガスを上記コンタクトピン43の先端にブローすることで、低温測定時の上記光半導体デバイス1の温度上昇を防いでいる。
このように、高温検査を行った後、上記低温検査部19へ搬送することにより、上記光半導体デバイス1に付着している水分が、上記高温検査部17で蒸発し、上記低温検査部19に搬送されても、上記光半導体デバイス1が結露しないようになる。
つまり、上記高温検査工程の後に上記低温検査工程を行うので、上記光半導体デバイス1に付着している水分が、上記高温検査工程で蒸発し、上記低温検査工程を行っても、上記光半導体デバイスは結露しない。
低温検査完了後、上記総合コントローラー36に測定結果を記憶し、上記第2の画像検査部20に搬送する。
上記第2の画像検査部20は、第2の画像検査カメラ33を有し、この第2の画像検査カメラ33によって、上記光半導体デバイス1が正常に搬送されてきたかを照合する。つまり、マーク確認工程を行う。
上記第2の画像検査カメラ33により、上記光半導体デバイス1のQRコード5を読み取り、上記総合コントローラー36により、上記第1の画像検査部14で読み取り記憶している内容と照合する。
照合内容は、上記第2の画像検査部20で読み取ったQRコード5の内容と、上記第1の画像検査部14で読み取り記憶しているQRコード5の内容とが、一致していることを確認する。
上記総合コントローラー36で、すべての検査が良品の場合は、良品収納スリーブ34へ、不良品の場合は、不良収納スリーブ35に収納する。つまり、選別工程を行う。
上記高温検査槽23および上記低温検査槽25には、内部の状態が確認できるようにフッ化バリウムを用いた耐熱ガラス44を使用している。フッ化バリウムは、赤外線を通すので赤外線サーモグラフィを使用することにより、上記槽23,25の内部の上記光半導体デバイス1の温度を測定することができて、信頼性のある温度管理が出来る。
つまり、上記高温検査工程および上記低温検査工程では、上記槽23,25には、上記耐熱ガラス44を使用し、赤外線サーモグラフィで、上記耐熱ガラス44を介して、上記槽23,25の内部の温度を測定しているので、上記槽23,25の内部の上記光半導体デバイス1の温度を測定することができて、信頼性のある温度管理ができる。
図5に示すように、上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程では、一組のオシロスコープ10およびパルス発信器9を用いて、上記光半導体デバイス1の特性を検査している。上記一組のオシロスコープ10およびパルス発信器9は、上記常温検査工程での第1の上記光半導体デバイス1の特性の検査と、上記高温検査工程での第2の上記光半導体デバイス1の特性の検査と、上記低温検査工程での第3の上記光半導体デバイス1の特性の検査とを、同時に行っている。
具体的に述べると、上記オシロスコープ10は、プローブを4ch接続することが可能であり、上記オシロスコープ10のCH1を、上記パルス発信器9の基準信号に接続し、上記オシロスコープ10のCH2を、上記常温検査部15に接続し、上記オシロスコープ10のCH3を、上記高温検査部17に接続し、上記オシロスコープ10のCH4を、上記低温検査部19に接続する。上記常温検査、上記高温検査および上記低温検査では、同じ内容を測定するため、上記常温検査、上記高温検査および上記低温検査を同時に開始し、上記オシロスコープ10で測定した結果を個々に判定し、上記総合コントローラー36に測定結果を記憶する。
したがって、上記一組のオシロスコープ10およびパルス発信器9を用いて、上記光半導体デバイス1の特性を検査しているので、高価な上記オシロスコープ10および上記パルス発信器9を一組とできて、設備価格を安価にすることができる。
また、上記一組のオシロスコープ10およびパルス発信器9は、上記常温検査工程での第1の上記光半導体デバイス1の特性の検査と、上記高温検査工程での第2の上記光半導体デバイス1の特性の検査と、上記低温検査工程での第3の上記光半導体デバイス1の特性の検査とを、同時に行っているので、検査時間の短縮を図ることができる。
図6に示すように、上記選別工程では、一台の総合コントローラー36によって、一の上記光半導体デバイス1に関して、上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程の検査結果に基づいて、測定していない温度について推測演算して、上記光半導体デバイスを良品と不良品とに選別している。
具体的に述べると、上記総合コントローラー36によって、1個の上記光半導体デバイス1について、傾き線48を求め、この傾き線48から、例えば、実現困難な−40℃等の測定していない温度について、消費電流の特性を推測演算して、上記光半導体デバイス1の良否判定が可能となる。なお、図6では、横軸に温度を示し、縦軸に消費電流を示し、傾き線48において、実線は測定値を示し、点線は推測値を示す。
以上まとめると、上記光半導体デバイス1の検査方法は、上記光半導体デバイス1に識別用マークを付けるマーク付与工程と、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を常温にて検査する常温検査工程と、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも高い高温にて検査する高温検査工程と、上記光半導体デバイス1の光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも低い低温にて検査する低温検査工程と、上記光半導体デバイス1の上記識別用マークを読み取って確認するマーク確認工程と、上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程の検査結果に基づいて、上記識別用マークを確認された上記光半導体デバイス1を良品と不良品とに選別する選別工程とを備える。
したがって、上記常温検査、上記高温検査および上記低温検査を一続きの流れで(一貫して)行うことができて、検査時間を短縮し、検査抜けを防止して、品質および信頼性を向上できる。また、検査設備の小型化、および、設備価格の低減を図れる。
また、上記光半導体デバイス1の検査方法は、上記マーク付与工程と上記常温検査工程との間に、上記光半導体デバイスの上記識別用マークを読み取って記憶する記憶工程を有し、上記マーク確認工程では、一の上記光半導体デバイス1に関して、上記記憶工程にて記憶された上記識別用マークと、読み取られた上記識別用マークとが、一致するか否かを確認する。
したがって、上記マーク確認工程では、一の上記光半導体デバイス1に関して、上記記憶工程にて記憶された上記識別用マークと、読み取られた上記識別用マークとが、一致するか否かを確認するので、上記光半導体デバイス1が正常に搬送されたことを一層確実に確認できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方で、上記コンタクト部としての上記コンタクトピン43の上記接触部に、窒素ガスをブローしてもよい。
また、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方で、上記検査基板42を、上記槽23,25の外部に配置してもよい。上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方で、上記光ファイバーケーブル7を、上記槽23,25の外部から上記光半導体デバイス1に接触させてもよい。
また、上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方で、上記コンタクトピン43を、上記槽23,25の外部から上記光半導体デバイス1に接触させてもよい。上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方で、上記槽23,25に、フッ化バリウムを用いた上記耐熱ガラス44を使用してもよい。
本発明の光半導体デバイスの検査装置の一実施形態を示す簡略構成図である。 光半導体デバイスとしての送信デバイスおよび受信デバイスの正面図である。 光半導体デバイスとしての送信デバイスおよび受信デバイスの背面図である。 高温検査部での高温検査を示す説明図である。 高温検査部での高温検査を示す説明図である。 一組のオシロスコープおよびパルス発信器の接続を示す説明図である。 総合コントローラーの比較演算による推測例を示すグラフである。 従来の光半導体デバイスの検査装置を示す簡略構成図である。 送信デバイスの測定方法を示す説明図である。 受信デバイスの測定方法を示す説明図である。
符号の説明
1 光半導体デバイス
1a 送信デバイス
1b 受信デバイス
2 発光レンズ
3 受光レンズ
4 ロット番号
5 QRコード
6 O/Eコンバーター
7 ファイバーケーブル
8 V/Iソースメーター
9 パルス発信器
10 オシロスコープ
11 計測コントローラー
12 E/Oコンバーター
13 レーザーマーク部(マーク付与部)
14 第1の画像検査部
15 常温検査部
16 高温バッファ部
17 高温検査部
18 低温バッファ部
19 低温検査部
20 第2の画像検査部(マーク確認部)
21 常温検査槽
22 高温バッファ槽
23 高温検査槽
24 低温バッファ槽
25 低温検査槽
26 供給スリーブ
27 レーザーマーカー
28 第1の画像検査カメラ
29 第1の常温検査コンタクト
30 第2の常温検査コンタクト
31 高温検査コンタクト
32 低温検査コンタクト
33 第2の画像検査カメラ
34 良品収納スリーブ
35 不良収納スリーブ
36 総合コントローラー
37 常温検査装置
38 高温検査装置
39 低温検査装置
40 絶縁樹脂材
41 ノズル
42 検査基板
43 コンタクトピン(コンタクト部)
44 耐熱ガラス
45 エアーブロー
46 コルダーブロー
47 リード
48 傾き線
49,50 ヒータープレート
51 断熱材
52 選別部

Claims (16)

  1. 光半導体デバイスに識別用マークを付けるマーク付与工程と、
    上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を常温にて検査する常温検査工程と、
    上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも高い高温にて検査する高温検査工程と、
    上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも低い低温にて検査する低温検査工程と、
    上記光半導体デバイスの上記識別用マークを読み取って確認するマーク確認工程と、
    上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程の検査結果に基づいて、上記識別用マークを確認された上記光半導体デバイスを良品と不良品とに選別する選別工程と
    を備えることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  2. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記マーク付与工程と上記常温検査工程との間に、上記光半導体デバイスの上記識別用マークを読み取って記憶する記憶工程を有し、
    上記マーク確認工程では、一の上記光半導体デバイスに関して、上記記憶工程にて記憶された上記識別用マークと、読み取られた上記識別用マークとが、一致するか否かを確認することを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  3. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記常温検査工程では、最初に行う常温検査に関してのみ、GND接地を、他の検査部分と独立して絶縁していることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  4. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記常温検査工程から上記高温検査工程に移る間に、上記光半導体デバイスの温度を徐々に上げていることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  5. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光半導体デバイスの特性の検査に用いられるコンタクト部を、上記光半導体デバイスに接触させて導通するときに、上記コンタクト部の上記光半導体デバイスとの接触部に、窒素ガスをブローしていることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  6. 請求項5に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記コンタクト部の上記接触部に、温度制御された窒素ガスをブローしていることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  7. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光半導体デバイスの特性の検査に用いられる検査用の基板を、上記槽の外部に配置していることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  8. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光半導体デバイスの特性の検査に用いられる光ファイバーケーブルを、上記槽の外部から上記光半導体デバイスに接触させていることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  9. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記光半導体デバイスの特性の検査に用いられるコンタクトピンを、上記槽の外部から上記光半導体デバイスに接触させていることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  10. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記高温検査工程の後に上記低温検査工程を行うことを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  11. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記高温検査工程から上記低温検査工程に移る間に、上記光半導体デバイスの温度を徐々に下げていることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  12. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記高温検査工程および上記低温検査工程の少なくとも一方では、上記槽には、フッ化バリウムを用いた耐熱ガラスを使用し、赤外線サーモグラフィで、上記耐熱ガラスを介して、上記槽の内部の温度を測定していることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  13. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記選別工程では、一台の総合コントローラーによって、一の上記光半導体デバイスに関して、上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程の検査結果に基づいて、測定していない温度について推測演算して、上記一の光半導体デバイスを良品と不良品とに選別することを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  14. 請求項1に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記常温検査工程、上記高温検査工程および上記低温検査工程では、一組のオシロスコープおよびパルス発信器を用いて、上記光半導体デバイスの特性を検査していることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  15. 請求項14に記載の光半導体デバイスの検査方法において、
    上記一組のオシロスコープおよびパルス発信器は、
    上記常温検査工程での第1の上記光半導体デバイスの特性の検査と、
    上記高温検査工程での第2の上記光半導体デバイスの特性の検査と、
    上記低温検査工程での第3の上記光半導体デバイスの特性の検査と
    を、同時に行っていることを特徴とする光半導体デバイスの検査方法。
  16. 光半導体デバイスに識別用マークを付けるマーク付与部と、
    上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を常温にて検査する常温検査部と、
    上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも高い高温にて検査する高温検査部と、
    上記光半導体デバイスの光学的および電気的な特性を槽内で上記常温よりも低い低温にて検査する低温検査部と、
    上記光半導体デバイスの上記識別用マークを読み取って確認するマーク確認部と、
    上記常温検査部、上記高温検査部および上記低温検査部の検査結果に基づいて、上記識別用マークを確認された上記光半導体デバイスを良品と不良品とに選別する選別部と
    を備え、
    上記マーク付与部、上記常温検査部、上記高温検査部、上記低温検査部、上記マーク確認部および上記選別部は、一つのライン上に、配置されていることを特徴とする光半導体デバイスの検査装置。
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