JP2008098035A - 非水電解質二次電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 正極集電体の上に少なくとも正極活物質と結着剤とを含む正極合剤層が形成された正極1と、リチウムを挿入脱離可能な負極活物質を用いた負極2と、非水系溶媒にリチウム塩からなる溶質を溶解させた非水電解液とを備えた非水電解質二次電池において、正極合剤層の厚み方向の抵抗値が3000Ω/cm以上である場合に、非水電解液中における溶質の濃度を1.3モル/リットル以上にした。
【選択図】 図2
Description
実施例1においては、下記のようにして作製した正極と負極と非水電解液とを用い、図1に示すような円筒型で電池容量が1000mAhになった非水電解質二次電池を作製した。
正極を作製するにあたっては、正極活物質として用いるオリビン型構造を有するリン酸鉄リチウムLiFePO4を得るにあたり、原料となるリン酸鉄八水和物Fe3(PO4)2・8H2Oとリン酸リチウムLi3PO4とを1:1のモル比になるように混合し、この混合物と直径1cmのステンレス製ボールとを直径10cmのステンレス製ポットに入れ、公転半径:30cm、公転回転数:150rpm、自転回転数:150rpmの条件で12時間混練させた。そして、この混練物を非酸化性雰囲気中の電気炉において600℃の温度で10時間焼成させて、平均粒子径が100nmになったリン酸鉄リチウムLiFePO4を得た。
負極を作製するにあたっては、負極活物質に黒鉛粉末を用い、この負極活物質に結着剤のポリフッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドンに溶解させたバインダー溶液を、黒鉛粉末とポリフッ化ビニリデンとが85:15の重量比となるように混合させて負極合剤スラリーを調製した。そして、この負極合剤スラリーを銅箔からなる集電体の両面に塗布し、これを乾燥させ、圧延ローラにより圧延させた後、集電タブを取り付けて負極を作製した。
非水系溶媒のエチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを3:7の体積比で混合した混合溶媒に、溶質のLiPF6を1.6モル/リットルの濃度になるように溶解させて、非水電解液を作製した。
電池を作製するにあたっては、図1に示すように、上記のようにして作製した正極1と負極2との間に、セパレータ3としてリチウムイオン透過性のポリエチレン製の微多孔膜を介在させ、これらをスパイラル状に巻いて電池缶4内に収容させた後、この電池缶4内に上記の非水電解液を注液して封口し、上記の正極1を正極タブ5により、正極蓋6に取り付けられた正極外部端子9に接続させると共に、上記の負極2を負極タブ7により電池缶4に接続させ、電池缶4と正極蓋6とを絶縁パッキン8により電気的に分離させた。
実施例2においては、上記の実施例1における非水電解液の作製において、溶質のLiPF6を1.3モル/リットルの濃度になるように溶解させて非水電解液を作製し、それ以外は実施例1の場合と同様にして、実施例2の非水電解質二次電池を作製した。
比較例1においては、上記の実施例1における非水電解液の作製において、溶質のLiPF6を1.0モル/リットルの濃度になるように溶解させて非水電解液を作製し、それ以外は実施例1の場合と同様にして、比較例1の非水電解質二次電池を作製した。
参考例1においては、上記の実施例1における正極の作製において、正極活物質として、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2とスピネル型構造を有するマンガン酸リチウムであるLi1.1Mn1.895Al0.005O4とを1:1の重量比で混合した混合物を使用し、この正極活物質と、導電剤の繊維状炭素材料と、結着剤のポリフッ化ビニリデンを溶解させたN−メチル−2−ピロリドン溶液とを、正極活物質と導電剤と結着剤との重量比が94:3:3になるように混合した正極合剤スラリーを用いて正極を作製し、それ以外は実施例1の場合と同様にして、参考例1の非水電解質二次電池を作製した。なお、この参考例1における正極合剤層の厚み方向の抵抗値を上記の実施例1の場合と同様にして求めた結果、抵抗値は1800Ω/cmであった。
参考例2においては、上記の参考例1の場合と同様にして作製した正極を用いると共に、上記の実施例1における非水電解液の作製において、溶質のLiPF6を1.3モル/リットルの濃度になるように溶解させて非水電解液を作製し、それ以外は実施例1の場合と同様にして、参考例2の非水電解質二次電池を作製した。
参考例3においては、上記の参考例1の場合と同様にして作製した正極を用いると共に、上記の実施例1における非水電解液の作製において、溶質のLiPF6を1.0モル/リットルの濃度になるように溶解させて非水電解液を作製し、それ以外は実施例1の場合と同様にして、参考例3の非水電解質二次電池を作製した。
容量維持率A80(%)=(Q80/Q1)×100
実施例3においては、上記の実施例1における正極の作製において、導電剤として繊維状炭素材料と塊状炭素材料とを1:1の重量比で混合させたものを使用し、上記のLiFePO4からなる正極活物質と、導電剤の繊維状炭素材料と塊状炭素材料と、結着剤のポリフッ化ビニリデンを溶解させたN−メチル−2−ピロリドン溶液とを、正極活物質と導電剤と結着剤との重量比が85:10:5になるように混合した正極合剤スラリーを用いて正極を作製し、それ以外は実施例1の場合と同様にして、実施例3の非水電解質二次電池を作製した。なお、この実施例3における正極合剤層の厚み方向の抵抗値を上記の実施例1の場合と同様にして求めた結果、抵抗値は3500Ω/cmであった。
比較例2においては、上記の実施例3と同様にして作製した正極を用いると共に、上記の実施例1における非水電解液の作製において、溶質のLiPF6を1.0モル/リットルの濃度になるように溶解させて非水電解液を作製し、それ以外は実施例1の場合と同様にして、比較例2の非水電解質二次電池を作製した。
容量維持率A150(%)=(Q150/Q1)×100
実施例4においては、上記の実施例1における正極の作製において、上記の正極合剤層の充填密度を2.1g/cm3にし、それ以外は実施例1の場合と同様にして、実施例4の非水電解質二次電池を作製した。
実施例5においては、上記の実施例1における正極の作製において、上記の正極合剤層の充填密度を1.9g/cm3にし、それ以外は実施例1の場合と同様にして、実施例5の非水電解質二次電池を作製した。
容量維持率A200(%)=(Q200/Q1)×100
実施例6においては、上記の実施例1における正極の作製において、上記の正極合剤層の片面の厚みを60μmにし、それ以外は実施例1の場合と同様にして、実施例6の非水電解質二次電池を作製した。
実施例7においては、上記の実施例1における正極の作製において、上記の正極合剤層の片面の厚みを70μmにし、それ以外は実施例1の場合と同様にして、実施例7の非水電解質二次電池を作製した。
平均作動電圧維持率(%)=(V400/V1)×100
2 負極
3 セパレータ
4 電池缶
5 正極タブ
6 正極蓋
7 負極タブ
8 絶縁パッキン
9 正極外部端子
Claims (4)
- 正極集電体の上に少なくとも正極活物質と結着剤とを含む正極合剤層が形成された正極と、リチウムを挿入脱離可能な負極活物質を用いた負極と、非水系溶媒にリチウム塩からなる溶質を溶解させた非水電解液とを備えた非水電解質二次電池において、上記の正極合剤層の厚み方向の抵抗値が3000Ω/cm以上であり、上記の非水電解液中における溶質の濃度が1.3モル/リットル以上であることを特徴とする非水電解質二次電池。
- 請求項1に記載の非水電解質二次電池において、前記の正極活物質が一般式LixFePO4(式中、xは0<x<1.3である。)で表されるオリビン型構造を有するリン酸鉄リチウムであることを特徴とする非水電解質二次電池。
- 請求項1又は請求項2に記載の非水電解質二次電池において、前記の正極における正極合剤層の充填密度が1.9g/cm3以下であることを特徴とする非水電解質二次電池。
- 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の非水電解質二次電池において、前記の正極の片面における正極合剤層の厚みが60μm以下であることを特徴とする非水電解質二次電池。
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