JP2008094341A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents

車両用ステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008094341A
JP2008094341A JP2006281270A JP2006281270A JP2008094341A JP 2008094341 A JP2008094341 A JP 2008094341A JP 2006281270 A JP2006281270 A JP 2006281270A JP 2006281270 A JP2006281270 A JP 2006281270A JP 2008094341 A JP2008094341 A JP 2008094341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
vehicle
steering handle
support means
steering apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006281270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4241799B2 (ja
Inventor
Seiji Tanaka
清司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2006281270A priority Critical patent/JP4241799B2/ja
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to EP07848812A priority patent/EP2076409B1/en
Priority to PCT/IB2007/003068 priority patent/WO2008047202A2/en
Priority to DE602007005670T priority patent/DE602007005670D1/de
Priority to AT07848812T priority patent/ATE462615T1/de
Priority to US12/295,325 priority patent/US8079615B2/en
Priority to CN2007800225588A priority patent/CN101472771B/zh
Publication of JP2008094341A publication Critical patent/JP2008094341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4241799B2 publication Critical patent/JP4241799B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/203Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/04Hand wheels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20732Handles
    • Y10T74/20834Hand wheels
    • Y10T74/2087Rim grips and covers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

【課題】ステアリングハンドル用エアバッグの背面を移動位置にて支持可能な支持手段の構成部材が移動中に乗員と干渉し難くすること。
【解決手段】 車両用ステアリング装置は、回動操作可能で直進状態にて左右にグリップ10a,10bを備え上下の少なくとも一方に非グリップ空間S1,S2を有するステアリングハンドル10と、このステアリングハンドル10に設けられて車両の衝突時にステアリングハンドル10と乗員間にて膨張展開し乗員を拘束するエアバッグ21を備えている。ステアリングハンドル10には、ステアリングハンドル10の通常使用時に乗員に対面する部位の回動軌跡を含む設定面より車両前方にて原位置から移動位置に移動可能な支持手段(30,40)が設けられている。支持手段(30,40)は、移動位置にて非グリップ空間S1,S2内に在って膨張展開状態にあるエアバッグ21の背面(車両前方側)を支持可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用ステアリング装置に係り、特に、回動操作可能で直進状態にて左右にグリップを備え上下の少なくとも一方に非グリップ空間(ステアリングハンドルを握ることができない空間)を有するステアリングハンドルと、このステアリングハンドルに設けられて車両の衝突時に前記ステアリングハンドルと乗員間にて膨張展開し乗員を拘束するエアバッグを備えた車両用ステアリング装置に関する。
この種の車両用ステアリング装置においては、ステアリングハンドルが非円形の形状であり、ステアリングハンドルの非グリップ空間では、膨張展開状態にあるエアバッグの背面(車両前方側)をステアリングハンドルにて的確に受け止めることができなくて、エアバッグが乗員を拘束するときの反力をステアリングハンドルにて効果的に支持できず、エアバッグによる乗員拘束性能を的確に確保することができない。
このため、下記特許文献1に示されている車両用ステアリング装置においては、エアバッグを収納するケーシングをエアバッグの膨張展開時に上下に分割して上下方向に開放可能とし、上下に開放したケーシングが非グリップ空間にて膨張展開状態にあるエアバッグの背面を受け止めることができるように構成されている。なお、ケーシングは、膨張展開状態にあるエアバッグの背面を受け止める必要があるため、それ自体に十分な強度(剛性)が要求される。
特開平11−342819号公報
上記した特許文献1に記載されている車両用ステアリング装置では、上下に開放したケーシングが非グリップ空間にて膨張展開状態にあるエアバッグの背面を受け止めることができる(エアバッグの背面を支持可能である)ため、エアバッグによる乗員拘束性能を的確に確保することが可能であるものの、エアバッグの膨張展開時に上下に分割したケーシングが、ステアリングハンドルの通常使用時に乗員に対面する部位の回動軌跡を含む設定面より車両後方に突出する軌跡を通って上下方向に開放されるため、同ケーシングが開放移動中に乗員と干渉(衝突)するおそれがある。
本発明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、回動操作可能で直進状態にて左右にグリップを備え上下の少なくとも一方に非グリップ空間(ステアリングハンドルを握ることができない空間)を有するステアリングハンドルと、このステアリングハンドルに設けられて車両の衝突時に前記ステアリングハンドルと乗員間にて膨張展開し乗員を拘束するエアバッグを備えた車両用ステアリング装置において、前記ステアリングハンドルの通常使用時に乗員に対面する部位の回動軌跡を含む設定面より車両前方にて原位置(ステアリングハンドル内の収納位置)から移動位置に移動可能な支持手段を前記ステアリングハンドルに設けて、この支持手段が移動位置にて前記非グリップ空間内に在って膨張展開状態にある前記エアバッグの背面を支持可能に設定したことに特徴がある。
本発明による車両用ステアリング装置においては、ステアリングハンドルに設けた支持手段が、その移動位置では、非グリップ空間内に在って、膨張展開状態にあるエアバッグの背面を支持可能である。このため、車両の衝突時にエアバッグが乗員を拘束するときの反力を支持手段にて効果的に支持できて、エアバッグによる乗員拘束性能を的確に確保することが可能である。
また、本発明による車両用ステアリング装置では、支持手段が、ステアリングハンドルの通常使用時に乗員に対面する部位の回動軌跡を含む設定面より車両前方にて原位置(ステアリングハンドル内の収納位置)から移動位置に移動可能(換言すれば、前記設定面から車両後方に突出しない軌跡を通って原位置から移動位置に移動可能)であるため、支持手段の構成部材が移動中に乗員と干渉(衝突)することを防止し得る。
また、本発明の実施に際して、前記グリップは直進状態にて上下の少なくとも一方に突出したリムをそれぞれ備えていて、前記支持手段は移動位置にて前記リム間に張設される張設部材(この張設部材は、テンション布、テンション紐、テンション網等であってもよく、サブエアバッグであってもよい)を備えていることも可能である。この場合には、支持手段をシンプルに構成できて、安価に実施することが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記張設部材は、前記各リムにそれぞれ移動可能に係止される係止部と、これらの係止部に一体的に組付けられて前記リム間で張設される前記エアバッグの一部によって構成されていることも可能である。この場合には、エアバッグ自体を張設部材としても有効に利用することが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記支持手段は、前記ステアリングハンドルに回動可能に組付けられていて、前記非グリップ空間に向けて回動により移動可能な反力支持アームを備えていることも可能である。この場合において、前記反力支持アームは左右一対であり、これら両反力支持アームの先端部間には前記非グリップ空間にて張設可能な張設部材が設けられていることも可能である。前記張設部材はサブエアバッグであってもよい。
また、本発明の実施に際して、前記ステアリングハンドルは直進状態にて上下に非グリップ空間を有し、前記支持手段は上方の支持手段と下方の支持手段で構成されていて、前記エアバッグの膨張展開形状に対して前記ステアリングハンドルは下側にオフセットしているとともに、前記上方の支持手段の上方への移動量が前記下方の支持手段の下方への移動量に比して大きく設定されていることも可能である。
また、本発明の実施に際して、前記ステアリングハンドルは直進状態にて上下に非グリップ空間を有し、前記支持手段は上方の支持手段と下方の支持手段で構成されていて、前記エアバッグの膨張展開形状に対して前記ステアリングハンドルは上側にオフセットしているとともに、前記上方の支持手段の上方への移動量が前記下方の支持手段の下方への移動量に比して小さく設定されていることも可能である。
また、本発明の実施に際して、前記支持手段は前記エアバッグの膨張展開動作に連係して移動位置に移動させる連係手段を備えていることも可能である。この場合には、エアバッグの膨張展開動作により支持手段を移動位置に移動させることが可能である。このため、支持部材を移動位置に移動させるアクチュエータが不要であり、安価に実施することが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記支持手段は前記エアバッグの膨張展開動作とは独立して移動位置に移動可能に構成されていて、この支持手段を移動位置に移動させるアクチュエータが前記ステアリングハンドルに設けられており、当該車両の衝突時または衝突が予測されたときに前記アクチュエータが作動するように設定されていることも可能である。この場合には、車両の衝突に際して、エアバッグが膨張展開を開始する前に、支持手段をアクチュエータにより移動位置に移動させることが可能であり、支持部材と乗員の干渉(衝突)の可能性を低減することが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記下方の支持手段は前記上方の支持手段に比して先に移動位置に向けて移動するように設定されていることも可能である。この場合には、上方の支持手段に比して乗員に対し近くに配置されている下方の支持手段が、上方の支持手段に比して先に移動位置に移動するため、下方の支持手段が上方の支持手段と同時に移動する場合に比して、下方の支持手段と乗員の干渉(衝突)の可能性を低減することが可能である。
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明による車両用ステアリング装置の第1実施形態を示していて、この第1実施形態のステアリング装置は、ステアリングハンドル10とエアバッグ21を備えている。ステアリングハンドル10は、図2および図3に示したように、回動中心O1周りに回動操作可能であり、エアバッグ21の膨張展開形状に対して下側に所定量オフセットしている。
また、ステアリングハンドル10は、直進状態(図1等に示した状態)にて左右にグリップ10a,10bを備えていて、上下に非グリップ空間S1,S2を有している。各非グリップ空間S1,S2は、ステアリングハンドル10を握ることができない空間であり、ステアリングハンドル10の外周縁部を非円形とすることにより形成されている。
各グリップ10a,10bは、ステアリングハンドル10の直進状態にて上下に突出するリム10a1・10a2,10b1・10b2を備えていて、図3および図4にて詳細に示したように、メイン芯金11と上下一対の中空芯金12a,12bとパッド13と表皮14によって構成されている。メイン芯金11は、中間部にてスポーク15を介してハブ16に連結されている。なお、ハブ16は、図示省略のステアリングメインシャフトの上端に周知のようにして一体的に固着されるように構成されている。
上方の中空芯金12aは、下端にてメイン芯金11に固着されていて、図1に示した上方のティアラインL1における上下方向に延びる部分に対応する部位にスリット12a1が形成されている。下方の中空芯金12bは、上端にてメイン芯金11に固着されていて、図1に示した下方のティアラインL2における上下方向に延びる部分に対応する部位にスリット12b1が形成されている。
パッド13は、メイン芯金11と上下一対の中空芯金12a,12bを覆うとともに、ハブ16に固着されたハウジング22の開口部を覆うようにして設けられていて、各中空芯金12a,12bのスリット12a1,12b1に対応する部位にスリット13a,13bが形成されている。表皮14は、パッド13を覆うようにして設けられていて、上記した上方のティアラインL1および下方のティアラインL2を有するとともに、これらを左右方向の中間部にて接続するようにして形成された中央のティアラインL3を有していて、エアバッグ21の膨張展開時には図2に示したように各ティアラインL1,L2,L3にて裂けてハウジング22の開口部を覆う部位がパッド13とともに左右に展開可能である。なお、パッド13と表皮14は、共に軟質の樹脂等(表皮14は本革であることも可能である)によって形成されている。
エアバッグ21は、周知のように、車両の衝突時にステアリングハンドル10と乗員(図示省略)間にて膨張展開し乗員を拘束するものであり、ステアリングハンドル10に設けられている。このエアバッグ21は、図3に示したように、ハウジング22内に設けたホルダ23内に折り畳まれた状態で収納可能であり、インフレータ24とともにハウジング22内に収容可能である。また、エアバッグ21は、回動中心O1より図示下方の非グリップ空間S2側に所定量変位して設けた開口部21aにて、ホルダ23とリングプレート25により気密的に挟持されていて、膨張展開時には図示下方(非グリップ空間S2側)から膨張展開を開始するように構成されている。
ホルダ23は、底部中央に貫通孔23aを有していて、ハウジング22内の定位置にブラケット(図示省略)を介して組付けられていて、エアバッグ21とインフレータ24を支持している。インフレータ24は、車両の衝突時にホルダ23の貫通孔23aを通してエアバッグ21の開口部21a内に向けてガスを噴射供給するものであり、それ自体は周知のものである。
ところで、この第1実施形態においては、ステアリングハンドル10に、上方の支持機構30と下方の支持機構40が、それぞれ設けられている。上方の支持機構30は、上方の非グリップ空間S1に対応して設けられていて、上方に向けて移動可能である。下方の支持機構40は、下方の非グリップ空間S2に対応して設けられていて、下方に向けて移動可能である。上方の支持機構30の上方への移動量は、下方の支持機構40の下方への移動量に比して大きく設定されている。
各支持機構30,40は、図2〜図5にて示したように、ステアリングハンドル10のメイン芯金11に沿って収縮・伸展可能な左右一対の筒状布31・32,41・42と、これら筒状布31・32,41・42の側部に短辺端部にてそれぞれ縫合されて筒状布31・32,41・42とともに収縮・伸展可能な矩形のテンション布33,43によって構成されている。
各筒状布31・32,41・42は、ステアリングハンドル10のメイン芯金11に収縮・伸展可能に組付けられている係止部であり、図1の状態(ステアリングハンドル10の通常使用時であり、エアバッグ21が折り畳まれてステアリングハンドル10に収納されている状態)では図示されていないが収縮しており、図2および図3の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ21が仮想線で示したように膨張展開している状態)ではメイン芯金11に沿って伸展している。
矩形のテンション布33,43は、図2の×印で示した部位にて膨張展開状態にあるエアバッグ21の背面に固着されていて、図1の状態ではエアバッグ21とともに折り畳まれてステアリングハンドル10内の原位置(収納位置)に収納されており、車両の衝突時にはエアバッグ21の膨張展開に伴って図2および図3に示した移動位置(展開位置)に移動して図示のように伸展し、各リム10a1・10b1,10a2・10b2間にて張設される。この矩形のテンション布33,43の伸展は、非グリップ空間S1,S2内で在って、膨張展開状態にあるエアバッグ21の背面を支持可能である。なお、各テンション布33,43は、エアバッグ21に供給されるガスにより膨張展開するサブエアバッグにて構成することも可能である。
上記した構成から明らかなように、各支持機構30,40は、車両の衝突時において、ステアリングハンドル10の通常使用時に乗員に対面する部位(図1に示した部位)の回動軌跡を含む設定面PS(図3参照)より車両前方にて、原位置(収納位置)から移動位置(展開位置)に移動可能(換言すれば、前記設定面PSから車両後方に突出しない軌跡を通って原位置から移動位置に移動可能)であり、移動位置に在っては、非グリップ空間S1,S2内で、矩形のテンション布33,43にて、膨張展開状態にあるエアバッグ21の背面(車両前方側)を支持可能である。
このため、この第1実施形態においては、車両の衝突時にエアバッグ21が乗員を拘束するときの反力を各支持機構30,40にて効果的に支持できて、エアバッグ21による乗員拘束性能を的確に確保することが可能である。また、この第1実施形態においては、各支持機構30,40が、ステアリングハンドル10の通常使用時に乗員に対面する部位の回動軌跡を含む設定面PSより車両前方にて原位置(ステアリングハンドル10内の収納位置)から移動位置に移動可能(換言すれば、前記設定面PSから車両後方に突出しない軌跡を通って原位置から移動位置に移動可能)であるため、各支持機構30,40の構成部材が移動中に乗員と干渉(衝突)することを防止し得る。
また、この第1実施形態においては、各支持機構30,40が、ステアリングハンドル10のメイン芯金11に沿って収縮・伸展可能な筒状布31・32,41・42と、これらに短辺端部にて縫合されて各リム10a1・10b1,10a2・10b2間にて張設される矩形のテンション布33,43によって構成されているため、各支持機構30,40をシンプルに構成できて安価に実施することが可能である。
また、この第1実施形態においては、矩形のテンション布33,43の一部をエアバッグ21の一部に固着して、各支持機構30,40がエアバッグ21の膨張展開に連動して移動位置に移動するように構成したため、各支持機構30,40を移動させるアクチュエータが不要であり、これによっても安価に実施することが可能である。
また、この第1実施形態においては、図1に示した直進状態にて上下に非グリップ空間S1,S2を有するステアリングハンドル10が、エアバッグ21の膨張展開形状に対して、下側に所定量オフセットしているとともに、上方の支持機構30の上方への移動量が下方の支持機構40の下方への移動量に比して大きく設定されているため、膨張展開状態にあるエアバッグ21の背面を的確に支持することが可能である。
また、この第1実施形態においては、エアバッグ21の開口部21aが、直進状態にあるステアリングハンドル10の回動中心O1より図示下方の非グリップ空間S2側に所定量変位して設けられていて、エアバッグ21の膨張展開時にはエアバッグ21が図示下方から膨張展開を開始するように構成されていて、下方の支持機構40が上方の支持機構30に比して先に移動位置に向けて移動するように設定されている。このため、上方の支持機構30に比して乗員に対し近くに配置されている下方の支持機構40が、上方の支持機構30に比して先に移動位置に移動するため、下方の支持機構40が上方の支持機構30と同時に移動する場合に比して、下方の支持機構40と乗員の干渉(衝突)の可能性を低減することが可能である。
上記した第1実施形態においては、各支持機構30,40を左右一対の筒状布31・32,41・42と矩形のテンション布33,43によって構成して実施したが、矩形のテンション布33,43をエアバッグ21の一部で代用して実施する(矩形のテンション布33,43を無くして、エアバッグ21の一部に左右一対の筒状布31・32,41・42を縫合して実施する)ことも可能である。この場合には、エアバッグ21の一部が矩形のテンション布33,43と同様に機能し、エアバッグ21自体を有効に利用することが可能である。
図6〜図8は本発明による車両用ステアリング装置の第2実施形態を示していて、この第2実施形態のステアリング装置は、ステアリングハンドル110とエアバッグ121を備えている。ステアリングハンドル110は、回動中心O11周りに回動操作可能であり、仮想線にて示したエアバッグ121の膨張展開形状に対して下側に所定量オフセットしている。
また、ステアリングハンドル110は、直進状態(図6等に示した状態)にて左右にグリップ110a,110bを備えていて、上下に非グリップ空間S11,S12を有している。各非グリップ空間S11,S12は、ステアリングハンドル110を握ることができない空間であり、ステアリングハンドル110の外周縁部を非円形とすることにより形成されている。
各グリップ110a,110bは、円弧状のリムで構成されていて、図8にて示したように、芯金111とパッド113と表皮114によって構成されている。芯金111は、上下両端部にてスポーク(図示省略)を介してハブ(図示省略)に連結されている。なお、ハブは、図3に示した第1実施形態のハブ16と同様に、図示省略のステアリングメインシャフトの上端に周知のようにして一体的に固着されるように構成されている。
パッド113は、芯金111を覆うとともに、ハブ(図示省略)に固着されたハウジング(図3に示した第1実施形態のハウジング22と同様に構成されている)の開口部を覆うようにして設けられていて、表皮114に設けた上方のティアラインL11、下方のティアラインL12および中央のティアラインL13に対応する部位にスリット(図示省略)が形成されている。なお、パッド113と表皮114は、共に軟質の樹脂等によって形成されている。
エアバッグ121は、周知のように、車両の衝突時にステアリングハンドル110と乗員(図示省略)間にて膨張展開し乗員を拘束するものであり、ステアリングハンドル110に設けられている。このエアバッグ121は、図3に示した第1実施形態と同様に、ハウジング内に設けたホルダ内に折り畳まれた状態で収納可能であり、インフレータとともにハウジング内に収容可能である。また、エアバッグ121は、回動中心O11より図示下方の非グリップ空間S12側に所定量変位して設けた開口部(図示省略)にて、図3に示した第1実施形態と同様に、ホルダとリングプレートにより気密的に挟持されていて、膨張展開時には図示下方から膨張展開を開始するように構成されている。
ところで、この第2実施形態においては、ステアリングハンドル110に上方の支持機構130と下方の支持機構140がそれぞれ設けられている。上方の支持機構130は、上方の非グリップ空間S11に対応して設けられていて、上方に向けて移動可能である。下方の支持機構140は、下方の非グリップ空間S12に対応して設けられていて、下方に向けて移動可能である。上方の支持機構130の上方への移動量は、下方の支持機構140の下方への移動量に比して大きく設定されている。
各支持機構130,140は、図6および図7にて示したように、ステアリングハンドル110の芯金111に回動可能に組付けた左右一対の反力支持アーム131・132,141・142と、これら反力支持アーム131・132,141・142の先端部に両端部にて固着されて非グリップ空間S11,S12にて張設可能なテンションクロス(張設部材)133,143によって構成されている。
上方の反力支持アーム131・132は、ステアリングハンドル110の芯金111にピン134,135を介して回動可能に組付けられていて、図6の状態(ステアリングハンドル110の通常使用時であり、エアバッグ121が折り畳まれてステアリングハンドル110に収納されている状態)ではステアリングハンドル110内にテンションクロス133とともに収容されており、図7の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ121が仮想線で示したように膨張展開している状態)では非グリップ空間S11に向けて回動により移動可能であり、非グリップ空間S11にてテンションクロス133を張設可能である。
下方の反力支持アーム141・142は、ステアリングハンドル110の芯金111にピン144,145を介して回動可能に組付けられていて、図6の状態(ステアリングハンドル110の通常使用時であり、エアバッグ121が折り畳まれてステアリングハンドル110に収納されている状態)ではステアリングハンドル110内にテンションクロス143とともに収容されており、図7の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ121が仮想線で示したように膨張展開している状態)では非グリップ空間S12に向けて回動により移動可能であり、非グリップ空間S12にてテンションクロス143を張設可能である。
テンションクロス133,143は、図7の×印で示した部位にてエアバッグ121に固着されていて、図6の状態ではエアバッグ121とともに折り畳まれてステアリングハンドル110内の原位置に収納されており、車両の衝突時にはエアバッグ121の膨張展開に伴って図7に示した移動位置に移動して図示のように伸展し、各反力支持アーム131,132・141,142間にて張設される。このテンションクロス133,143の伸展は、非グリップ空間S11,S12内で在って、膨張展開状態にあるエアバッグ21の背面を各反力支持アーム131・132,141・142と協働して支持可能である。
上記のように構成した第2実施形態においては、各支持機構130,140が第1実施形態の各支持機構30,40と同様に作動して同様に機能するため、上記した第1実施形態の作用効果と同様の作用効果を得ることが可能である。なお、この第2実施形態においては、テンションクロス133,143をエアバッグ121の一部で代用して実施する(テンションクロス133,143を無くして、エアバッグ121の一部を各反力支持アーム131・132,141・142の先端部に固着して実施する)ことも可能である。この場合には、エアバッグ121の一部がテンションクロス133,143としても機能し、エアバッグ121自体を有効に利用することが可能である。
図9および図10は本発明による車両用ステアリング装置の第3実施形態を示していて、この第3実施形態のステアリング装置は、ステアリングハンドル210とエアバッグ221を備えている。ステアリングハンドル210は、回動中心O21周りに回動操作可能であり、仮想線にて示したエアバッグ221の膨張展開形状に対して下側に所定量オフセットしている。
また、ステアリングハンドル210は、直進状態(図9等に示した状態)にて左右にグリップ210a,210bを備えていて、上下に非グリップ空間S21,S22を有している。各非グリップ空間S21,S22は、ステアリングハンドル210を握ることができない空間であり、ステアリングハンドル210の外周縁部を非円形とすることにより形成されている。
各グリップ210a,210bは、円弧状のリムで構成されていて、中空芯金211と第2実施形態のパッド113と表皮114と同様に構成したパッド213と表皮214によって構成されている。中空芯金211は、上下両端部外周にてスポーク(図示省略)を介してハブ(図示省略)に連結されている。なお、ハブは、図3に示した第1実施形態のハブ16と同様に、図示省略のステアリングメインシャフトの上端に周知のようにして一体的に固着されるように構成されている。
エアバッグ221は、周知のように、車両の衝突時にステアリングハンドル210と乗員(図示省略)間にて膨張展開し乗員を拘束するものであり、ステアリングハンドル210に設けられている。このエアバッグ221は、図3に示した第1実施形態と同様に、ハウジング内に設けたホルダ内に折り畳まれた状態で収納可能であり、インフレータとともにハウジング内に収容可能である。また、エアバッグ221は、回動中心O21より図示下方の非グリップ空間S22側に所定量変位して設けた開口部(図示省略)にて、図3に示した第1実施形態と同様に、ホルダとリングプレートにより気密的に挟持されていて、膨張展開時には図示下方から膨張展開を開始するように構成されている。なお、この実施形態においても、図3に示した第1実施形態と同様に、ハウジングの開口部を覆うようにパッド213と表皮214が設けられていて、表皮214には3個のティアラインL21,L22,L23が形成されている。
ところで、この第3実施形態においては、ステアリングハンドル210に上方の支持機構230と下方の支持機構240がそれぞれ設けられている。上方の支持機構230は、上方の非グリップ空間S21に対応して設けられていて、上方に向けて移動可能である。下方の支持機構240は、下方の非グリップ空間S22に対応して設けられていて、下方に向けて移動可能である。上方の支持機構230の上方への移動量は、下方の支持機構240の下方への移動量に比して大きく設定されている。
各支持機構230,240は、図9および図10にて示したように、ステアリングハンドル210の中空芯金211内に組付けた左右一対の反力支持アーム231・232,241・242と、これら反力支持アーム231・232,241・242の基端部とエアバッグ221の一部に連結した連係紐233・234,243・244によって構成されている。
上方の反力支持アーム231・232は、中空体であり、ステアリングハンドル210の中空芯金211に進退可能に組付けられていて、図9の状態(ステアリングハンドル210の通常使用時であり、エアバッグ221が折り畳まれてステアリングハンドル210に収納されている状態)ではステアリングハンドル210内に連係紐233・234とともに収容されており、図10の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ221が仮想線で示したように膨張展開している状態)では連係紐233・234により非グリップ空間S21に引き出されており、非グリップ空間S21内で膨張展開状態にあるエアバッグ221の背面を支持可能である。
下方の反力支持アーム241・242は、中実体であり、ステアリングハンドル210の中空芯金211内にて中空の反力支持アーム231・232内に進退可能に組付けられていて、図9の状態(ステアリングハンドル210の通常使用時であり、エアバッグ221が折り畳まれてステアリングハンドル210に収納されている状態)ではステアリングハンドル210内に連係紐243・244とともに収容されており、図10の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ221が仮想線で示したように膨張展開している状態)では連係紐243・244により非グリップ空間S22に引き出されており、非グリップ空間S22内で膨張展開状態にあるエアバッグ221の背面を支持可能である。
上方の連係紐233・234は、一端にて上方の反力支持アーム231・232の下端に固着されるとともに、他端にて上方の非グリップ空間S21に向けて膨張展開するエアバッグ221の一部に固着されていて、図9の状態ではエアバッグ221とともに折り畳まれてステアリングハンドル210内の原位置に収納されており、車両の衝突時にはエアバッグ221の膨張展開に伴って図10に示した移動位置に移動して上方の反力支持アーム231・232を上方の非グリップ空間S21に向けて引っ張り出す。
下方の連係紐243・244は、一端にて下方の反力支持アーム241・242の上端に固着されるとともに、他端にて下方の非グリップ空間S22に向けて膨張展開するエアバッグ221の一部に固着されていて、図9の状態ではエアバッグ221とともに折り畳まれてステアリングハンドル210内の原位置に収納されており、車両の衝突時にはエアバッグ221の膨張展開に伴って図10に示した移動位置に移動して下方の反力支持アーム241・242を下方の非グリップ空間S22に向けて引っ張り出す。
上記のように構成した第3実施形態においては、各支持機構230,240が第1実施形態の各支持機構30,40および第2実施形態の各支持機構130,140と同様に作動して同様に機能するため、上記した第1実施形態および第2実施形態の作用効果と同様の作用効果を得ることが可能である。
図11および図12は本発明による車両用ステアリング装置の第4実施形態を示していて、この第4実施形態のステアリング装置は、ステアリングハンドル310とエアバッグ321を備えている。ステアリングハンドル310は、回動中心O31周りに回動操作可能であり、仮想線にて示したエアバッグ321の膨張展開形状に対して下側に所定量オフセットしている。
また、ステアリングハンドル310は、直進状態(図11等に示した状態)にて左右にグリップ310a,310bを備えていて、上下に非グリップ空間S31,S32を有している。各非グリップ空間S31,S32は、ステアリングハンドル310を握ることができない空間であり、ステアリングハンドル310の外周縁部を非円形とすることにより形成されている。
各グリップ310a,310bは、円弧状のリムで構成されていて、中空芯金311と第2実施形態のパッド113と表皮114と同様に構成したパッド313と表皮314によって構成されている。中空芯金311は、上下両端部外周にてスポーク(図示省略)を介してハブ(図示省略)に連結されている。なお、ハブは、図3に示した第1実施形態のハブ16と同様に、図示省略のステアリングメインシャフトの上端に周知のようにして一体的に固着されるように構成されている。
エアバッグ321は、周知のように、車両の衝突時にステアリングハンドル310と乗員(図示省略)間にて膨張展開し乗員を拘束するものであり、ステアリングハンドル310に設けられている。このエアバッグ321は、図3に示した第1実施形態と同様に、ハウジング内に設けたホルダ内に折り畳まれた状態で収納可能であり、インフレータとともにハウジング内に収容可能である。また、エアバッグ321は、回動中心O31より図示下方の非グリップ空間S32側に所定量変位して設けた開口部(図示省略)にて、図3に示した第1実施形態と同様に、ホルダとリングプレートにより気密的に挟持されていて、膨張展開時には図示下方から膨張展開を開始するように構成されている。なお、この実施形態においても、図3に示した第1実施形態と同様に、ハウジングの開口部を覆うようにパッド313と表皮314が設けられていて、表皮314には3個のティアラインL61,L62,L63が形成されている。
ところで、この第4実施形態においては、ステアリングハンドル310に上方の支持機構330と下方の支持機構340がそれぞれ設けられている。上方の支持機構330は、上方の非グリップ空間S31に対応して設けられていて、上方に向けて移動可能である。下方の支持機構340は、下方の非グリップ空間S32に対応して設けられていて、下方に向けて移動可能である。上方の支持機構330の上方への移動量は、下方の支持機構340の下方への移動量に比して大きく設定されている。
各支持機構330,340は、図11および図12にて示したように、ステアリングハンドル310の中空芯金311に組付けた左右一対の反力支持アーム331・332,341・342と、これら反力支持アーム331・332,341・342の先端部に両端部にて組付けられて非グリップ空間S31,S32にて張設可能なテンションクロス(張設部材)333,343によって構成されている。
上方の反力支持アーム331・332は、中空体であり、ステアリングハンドル310の中空芯金311に進退可能に組付けられていて、図11の状態(ステアリングハンドル310の通常使用時であり、エアバッグ321が折り畳まれてステアリングハンドル310に収納されている状態)ではステアリングハンドル310内にテンションクロス333とともに収容されており、図12の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ321が仮想線で示したように膨張展開している状態)ではテンションクロス333により非グリップ空間S31に引き出されており、非グリップ空間S31内でテンションクロス333と協働して膨張展開状態にあるエアバッグ321の背面を支持可能である。
下方の反力支持アーム341・342は、中実体であり、ステアリングハンドル310の中空芯金311内にて中空の反力支持アーム331・332内に進退可能に組付けられていて、図11の状態(ステアリングハンドル310の通常使用時であり、エアバッグ321が折り畳まれてステアリングハンドル310に収納されている状態)ではステアリングハンドル310内にテンションクロス343とともに収容されており、図12の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ321が仮想線で示したように膨張展開している状態)ではテンションクロス343により非グリップ空間S32に引き出されており、非グリップ空間S32内でテンションクロス343と協働して膨張展開状態にあるエアバッグ221の背面を支持可能である。
上方のテンションクロス333は、左方の反力支持アーム331の先端部に伸縮可能に組付けられて上端部にて左方の反力支持アーム331の先端に固着された筒状布333aと、右方の反力支持アーム332の先端部に伸縮可能に組付けられて上端部にて右方の反力支持アーム332の先端に固着された筒状布333bと、短辺端部にて各筒状布333a,333bに縫合されていて各筒状布333a,333bとともに伸縮可能で図12の×印で示した部位にてエアバッグ321に固着されている矩形布333cによって構成されている。
下方のテンションクロス343は、左方の反力支持アーム341の先端部に伸縮可能に組付けられて下端部にて左方の反力支持アーム341の先端に固着された筒状布343aと、右方の反力支持アーム342の先端部に伸縮可能に組付けられて下端部にて右方の反力支持アーム342の先端に固着された筒状布343bと、短辺端部にて各筒状布343a,343bに縫合されていて各筒状布343a,343bとともに伸縮可能で図12の×印で示した部位にてエアバッグ321に固着されている矩形布343cによって構成されている。
上記のように構成した第4実施形態においては、各支持機構330,340が第1実施形態の各支持機構30,40と同様に作動して同様に機能するため、上記した第1実施形態の作用効果と同様の作用効果を得ることが可能である。
図13〜図15は本発明による車両用ステアリング装置の第5実施形態を示していて、この第5実施形態のステアリング装置は、ステアリングハンドル410とエアバッグ421を備えている。ステアリングハンドル410は、回動中心O41周りに回動操作可能であり、仮想線にて示したエアバッグ421の膨張展開形状に対して同心的に配設されている。
また、ステアリングハンドル410は、直進状態(図13に示した状態)にて左右にグリップ410a,410bを備えていて、上下に非グリップ空間S41,S42を有している。各非グリップ空間S41,S42は、ステアリングハンドル410を握ることができない空間であり、ステアリングハンドル410の外周縁部を非円形とすることにより形成されている。
各グリップ410a,410bは、略直線状のリムで構成されていて、芯金411とパッド413と表皮414によって構成されている。芯金411は、中間部にてスポーク415を介してハブ(図示省略)に連結されている。なお、ハブは、図3に示した第1実施形態のハブ16と同様に、図示省略のステアリングメインシャフトの上端に周知のようにして一体的に固着されるように構成されている。
パッド413は、芯金411を覆うとともに、図3に示した第1実施形態と同様に、ハブに固着されたハウジングの開口部を覆うようにして設けられていて、表皮414に設けた上方のティアラインL41、下方のティアラインL42および中央のティアラインL43に対応する部位にスリット(図示省略)が形成されている。なお、パッド413と表皮414は、共に軟質の樹脂等によって形成されている。
エアバッグ421は、周知のように、車両の衝突時にステアリングハンドル410と乗員(図示省略)間にて膨張展開し乗員を拘束するものであり、ステアリングハンドル410に設けられている。このエアバッグ421は、図3に示した第1実施形態と同様に、ハウジング内に設けたホルダ内に折り畳まれた状態で収納可能であり、インフレータとともにハウジング内に収容可能である。また、エアバッグ421は、回動中心O41と同心的に設けた開口部(図示省略)にて、図3に示した第1実施形態と同様に、ホルダとリングプレートにより気密的に挟持されていて、膨張展開時には図示中央から膨張展開を開始するように構成されている。
ところで、この第5実施形態においては、ステアリングハンドル410に上方の支持機構430と下方の支持機構440がそれぞれ設けられている。上方の支持機構430は、上方の非グリップ空間S41に対応して設けられていて、上方に向けて移動可能である。下方の支持機構440は、下方の非グリップ空間S42に対応して設けられていて、下方に向けて移動可能である。上方の支持機構430の上方への移動量は、下方の支持機構440の下方への移動量と略同じに設定されている。
各支持機構430,440は、図13および図14にて示したように、ステアリングハンドル410の芯金411に回動可能に組付けた左右一対の反力支持アーム431・432,441・442と、これら反力支持アーム431・432,441・442の先端部に両端部にて固着されて非グリップ空間S41,S42にて張設可能なテンションクロス(張設部材)433,443によって構成されている。
上方の反力支持アーム431・432は、ステアリングハンドル410の芯金411にピン434,435を介して回動可能に組付けられていて、図13の状態(ステアリングハンドル410の通常使用時であり、エアバッグ421が折り畳まれてステアリングハンドル410に収納されている状態)ではステアリングハンドル410内にテンションクロス433とともに収容されており、図14の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ421が仮想線で示したように膨張展開している状態)では非グリップ空間S41に向けて回動により移動可能であり、非グリップ空間S41にてテンションクロス433を張設可能である。
下方の反力支持アーム441・442は、ステアリングハンドル410の芯金411にピン444,445を介して回動可能に組付けられていて、図13の状態(ステアリングハンドル410の通常使用時であり、エアバッグ421が折り畳まれてステアリングハンドル410に収納されている状態)ではステアリングハンドル410内にテンションクロス443とともに収容されており、図14の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ421が仮想線で示したように膨張展開している状態)では非グリップ空間S42に向けて回動により移動可能であり、非グリップ空間S42にてテンションクロス443を張設可能である。
テンションクロス433,443は、図14の×印で示した部位にてエアバッグ421に固着されていて、図13の状態ではエアバッグ421とともに折り畳まれてステアリングハンドル410内の原位置に収納されており、車両の衝突時にはエアバッグ421の膨張展開に伴って図14に示した移動位置に移動して図示のように伸展し、各反力支持アーム431,432・441,442間にて張設される。このテンションクロス433,443の伸展は、非グリップ空間S41,S42内で在って、膨張展開状態にあるエアバッグ421の背面を各反力支持アーム431,432・441,442と協働して支持可能である。
上記のように構成した第5実施形態においては、各支持機構430,440が第2実施形態の各支持機構130,140と同様に作動して同様に機能するため、上記した第2実施形態の作用効果と同様の作用効果を得ることが可能である。なお、この第5実施形態においては、エアバッグ421が図示中央から膨張展開を開始するため、上方の支持機構430と下方の支持機構440が略同時に作動する点で上記第2実施形態の作動と異なる。また、この第5実施形態においても、テンションクロス433,443をエアバッグ421の一部で代用して実施する(テンションクロス433,443を無くして、エアバッグ421の一部を各反力支持アーム431,432・441,442の先端部に固着して実施する)ことが可能である。この場合には、エアバッグ421の一部がテンションクロス433・443としても機能し、エアバッグ421自体を有効に利用することが可能である。
図16および図17は本発明による車両用ステアリング装置の第6実施形態を示していて、この第6実施形態のステアリング装置は、ステアリングハンドル510とエアバッグ521を備えている。ステアリングハンドル510は、回動中心O51周りに回動操作可能であり、仮想線にて示したエアバッグ521の膨張展開形状に対して上側に所定量オフセットしている。
この第6実施形態においては、ステアリングハンドル510が仮想線にて示したエアバッグ521の膨張展開形状に対して上側に所定量オフセットしていること以外は、図6〜図8に示した第2実施形態と同じであるため、対応する部材に対応する符号を付して説明は省略する。また、この第6実施形態の作用効果は、上方の支持機構530が下方の支持機構540に比して先に移動位置に向けて移動すること以外は、上記した第2実施形態の作用効果と実質的に同じであるため、その説明は省略する。
図18〜図20は本発明による車両用ステアリング装置の第7実施形態を示していて、この第7実施形態のステアリング装置は、ステアリングハンドル610とエアバッグ621を備えている。ステアリングハンドル610は、回動中心O61周りに回動操作可能であり、仮想線にて示したエアバッグ621の膨張展開形状に対して下側に所定量オフセットしている。
また、ステアリングハンドル610は、直進状態(図18等に示した状態)にて左右にグリップ610a,610bを備えていて、上下に非グリップ空間S61,S62を有している。各非グリップ空間S61,S62は、ステアリングハンドル610を握ることができない空間であり、ステアリングハンドル610の外周縁部を非円形とすることにより形成されている。
各グリップ610a,610bは、円弧状のリムで構成されていて、中空芯金611と第2実施形態のパッド113と表皮114と同様に構成したパッド613と表皮614によって構成されている。中空芯金611は、両端部外周にてスポーク(図示省略)を介してハブ(図示省略)に連結されている。なお、ハブは、図3に示した第1実施形態のハブ16と同様に、図示省略のステアリングメインシャフトの上端に周知のようにして一体的に固着されるように構成されている。
エアバッグ621は、周知のように、車両の衝突時にステアリングハンドル610と乗員(図示省略)間にて膨張展開し乗員を拘束するものであり、ステアリングハンドル610に設けられている。このエアバッグ621は、図3に示した第1実施形態と同様に、ハウジング内に設けたホルダ内に折り畳まれた状態で収納可能であり、インフレータとともにハウジング内に収容可能である。また、エアバッグ621は、回動中心O61より図示下方の非グリップ空間S62に所定量変位して設けた開口部(図示省略)にて、図3に示した第1実施形態と同様に、ホルダとリングプレートにより気密的に挟持されていて、膨張展開時には図示下方から膨張展開を開始するように構成されている。なお、この実施形態においても、図3に示した第1実施形態と同様に、ハウジングの開口部を覆うようにパッド613と表皮614が設けられていて、表皮614には3個のティアラインL61,L62,L63が形成されている。
ところで、この第7実施形態においては、ステアリングハンドル610に上方の機構630と下方の支持機構640と左右一対のアクチュエータAC1,AC2を備えた支持装置が設けられている。上方の支持機構630は、上方の非グリップ空間S61に対応して設けられていて、上方に向けて移動可能である。下方の支持機構640は、下方の非グリップ空間S62に対応して設けられていて、下方に向けて移動可能である。上方の支持機構630の上方への移動量は、下方の支持機構640の下方への移動量に比して大きく設定されている。
各支持機構630,640は、ステアリングハンドル610の中空芯金611に組付けた左右一対の反力支持エアバッグ631・632,641・642と、これら反力支持エアバッグ631・632,641・642の先端部に両端部にて固着されて非グリップ空間S61,S62にて張設可能なテンションクロス(張設部材)633・643によって構成されていて、エアバッグ621の膨張展開動作とは独立して移動位置(図19および図20に示した位置)に移動可能である。
各反力支持エアバッグ631・632,641・642は、先端部を閉塞された中空棒状に形成されていて、ステアリングハンドル610の中空芯金611に伸縮可能に組付けられており、図18の状態(ステアリングハンドル610の通常使用時であり、エアバッグ621が折り畳まれてステアリングハンドル610に収納されている状態)では収縮していてステアリングハンドル610内にテンションクロス633,643とともに収容されており、図19の状態(車両の衝突が予測されてアクチュエータAC1,AC2が作動した状態で、エアバッグ621が膨張展開していない状態)および図20の状態(車両の衝突時であり、エアバッグ621が仮想線で示したように膨張展開している状態)では膨張伸展していてテンションクロス633,643とともに移動位置に移動している。
各アクチュエータAC1,AC2は、各反力支持エアバッグ631・632,641・642にガスを供給可能で各支持機構630,640を移動位置に移動可能なインフレータであり、電気制御装置ECUによって作動を制御されている。電気制御装置ECUは、車両の衝突を事前に検出可能なセンサPCSからの信号に基づいて車両の衝突を予測可能に設定されていて、車両の衝突が予測されたときにアクチュエータAC1,AC2を作動させて各反力支持エアバッグ631・632,641・642にガスを供給させるように設定されている。
上記のように構成した第7実施形態においては、車両の衝突に際して、エアバッグ621が膨張展開を開始する前に、図19に示したように各支持機構630,640をアクチュエータAC1,AC2により移動位置に移動させることが可能であり、各支持機構630,640の構成部材と乗員の干渉(衝突)の可能性を低減することが可能である。その他は、図11および図12に示した第4実施形態の作用効果と同様の作用効果を得ることが可能である。
上記した第7実施形態においては、各支持機構630,640を採用して実施したが、これらに代えて図11および図12に示した第4実施形態の各支持機構330,340にて各反力支持アーム331,332・341,342が先端部を閉塞された中空棒状に形成されたものを採用して実施することも可能である。
また、上記した各実施形態においては、上下に非グリップ空間を備えているステアリングハンドルに本発明を実施した実施形態について説明したが、上下の何れか一方に非グリップ空間を備えているステアリングハンドルに本発明を実施することも可能である。また、本発明の実施に際しては、上記した各実施形態の各構成を適宜に組み合わせて実施することも可能である。
本発明による車両用ステアリング装置の第1実施形態を示した正面図である。 図1に示した第1実施形態の作動説明図である。 図2のA−Aに沿った拡大縦断側面図である。 図3のB−Bに沿った拡大横断平面図である。 図2〜図4に示した支持機構の斜視図である。 本発明による車両用ステアリング装置の第2実施形態を示した正面図である。 図6に示した第2実施形態の作動説明図である。 図6のC−Cに沿った拡大横断平面図である。 本発明による車両用ステアリング装置の第3実施形態を示した正面図である。 図9に示した第3実施形態の作動説明図である。 本発明による車両用ステアリング装置の第4実施形態を示した正面図である。 図11に示した第4実施形態の作動説明図である。 本発明による車両用ステアリング装置の第5実施形態を示した正面図である。 図13に示した第5実施形態の作動説明図である。 図13のD−Dに沿った拡大横断平面図である。 本発明による車両用ステアリング装置の第6実施形態を示した正面図である。 図16に示した第6実施形態の作動説明図である。 本発明による車両用ステアリング装置の第7実施形態を示した正面図である。 図18に示した第7実施形態の支持機構が作動した状態の作動説明図である。 図18に示した第7実施形態のエアバッグが作動した状態の作動説明図である。
符号の説明
10…ステアリングハンドル、10a,10b…グリップ、10a1・10a2,10b1・10b2…リム、11…メイン芯金、12a,12b…中空芯金、13…パッド、14…表皮、L1,L2,L3…ティアライン、S1,S2…非グリップ空間、21…エアバッグ、22…ハウジング、23…ホルダ、24…インフレータ、25…リングプレート、30,40…支持機構、31・32,41・42…筒状布、33,34…テンション布

Claims (11)

  1. 回動操作可能で直進状態にて左右にグリップを備え上下の少なくとも一方に非グリップ空間を有するステアリングハンドルと、このステアリングハンドルに設けられて車両の衝突時に前記ステアリングハンドルと乗員間にて膨張展開し乗員を拘束するエアバッグを備えた車両用ステアリング装置において、前記ステアリングハンドルの通常使用時に乗員に対面する部位の回動軌跡を含む設定面より車両前方にて原位置から移動位置に移動可能な支持手段を前記ステアリングハンドルに設けて、この支持手段が移動位置にて前記非グリップ空間内に在って膨張展開状態にある前記エアバッグの背面を支持可能に設定したことを特徴とする車両用ステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ステアリング装置において、前記グリップは直進状態にて上下の少なくとも一方に突出したリムをそれぞれ備えていて、前記支持手段は移動位置にて前記リム間に張設される張設部材を備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  3. 請求項2に記載の車両用ステアリング装置において、前記張設部材は、前記各リムにそれぞれ移動可能に係止される係止部と、これらの係止部に一体的に組付けられて前記リム間で張設される前記エアバッグの一部によって構成されていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  4. 請求項1に記載の車両用ステアリング装置において、前記支持手段は、前記ステアリングハンドルに回動可能に組付けられていて、前記非グリップ空間に向けて回動により移動可能な反力支持アームを備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  5. 請求項4に記載の車両用ステアリング装置において、前記反力支持アームは左右一対であり、これら両反力支持アームの先端部間には前記非グリップ空間にて張設可能な張設部材が設けられていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  6. 請求項2または5に記載の車両用ステアリング装置において、前記張設部材はサブエアバッグであることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の車両用ステアリング装置において、前記ステアリングハンドルは直進状態にて上下に非グリップ空間を有し、前記支持手段は上方の支持手段と下方の支持手段で構成されていて、前記エアバッグの膨張展開形状に対して前記ステアリングハンドルは下側にオフセットしているとともに、前記上方の支持手段の上方への移動量が前記下方の支持手段の下方への移動量に比して大きく設定されていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  8. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の車両用ステアリング装置において、前記ステアリングハンドルは直進状態にて上下に非グリップ空間を有し、前記支持手段は上方の支持手段と下方の支持手段で構成されていて、前記エアバッグの膨張展開形状に対して前記ステアリングハンドルは上側にオフセットしているとともに、前記上方の支持手段の上方への移動量が前記下方の支持手段の下方への移動量に比して小さく設定されていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の車両用ステアリング装置において、前記支持手段は前記エアバッグの膨張展開動作に連係して移動位置に移動させる連係手段を備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  10. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の車両用ステアリング装置において、前記支持手段は前記エアバッグの膨張展開動作とは独立して移動位置に移動可能に構成されていて、この支持手段を移動位置に移動させるアクチュエータが前記ステアリングハンドルに設けられており、当該車両の衝突時または衝突が予測されたときに前記アクチュエータが作動するように設定されていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
  11. 請求項7または8に記載の車両用ステアリング装置において、前記下方の支持手段は前記上方の支持手段に比して先に移動位置に向けて移動するように設定されていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
JP2006281270A 2006-10-16 2006-10-16 車両用ステアリング装置 Expired - Fee Related JP4241799B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006281270A JP4241799B2 (ja) 2006-10-16 2006-10-16 車両用ステアリング装置
PCT/IB2007/003068 WO2008047202A2 (en) 2006-10-16 2007-10-15 Vehicle steering device
DE602007005670T DE602007005670D1 (de) 2006-10-16 2007-10-15 Lenkvorrichtung für ein fahrzeug
AT07848812T ATE462615T1 (de) 2006-10-16 2007-10-15 Lenkvorrichtung für ein fahrzeug
EP07848812A EP2076409B1 (en) 2006-10-16 2007-10-15 Vehicle steering device
US12/295,325 US8079615B2 (en) 2006-10-16 2007-10-15 Vehicle steering device
CN2007800225588A CN101472771B (zh) 2006-10-16 2007-10-15 车辆转向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006281270A JP4241799B2 (ja) 2006-10-16 2006-10-16 車両用ステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008094341A true JP2008094341A (ja) 2008-04-24
JP4241799B2 JP4241799B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=39284259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006281270A Expired - Fee Related JP4241799B2 (ja) 2006-10-16 2006-10-16 車両用ステアリング装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8079615B2 (ja)
EP (1) EP2076409B1 (ja)
JP (1) JP4241799B2 (ja)
CN (1) CN101472771B (ja)
AT (1) ATE462615T1 (ja)
DE (1) DE602007005670D1 (ja)
WO (1) WO2008047202A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020162182A1 (ja) * 2019-02-07 2020-08-13
WO2021053982A1 (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 オートリブ ディベロップメント エービー 運転席用エアバッグ装置
JPWO2020170864A1 (ja) * 2019-02-19 2021-10-14 オートリブ ディベロップメント エービー 運転席用エアバッグ装置

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7779117B2 (en) 2002-05-31 2010-08-17 Aol Inc. Monitoring digital images
DE102013109328A1 (de) * 2013-08-28 2015-03-05 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Lenkvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
US9580033B2 (en) * 2013-11-20 2017-02-28 Ford Global Technologies, Llc Dual airbags in vehicle with reconfigurable interior
US9096257B1 (en) * 2014-06-30 2015-08-04 Ford Global Technologies, Llc Extensible steering wheel for passive restraint support
DE102015111796B4 (de) * 2014-08-01 2024-03-14 Ford Global Technologies, Llc Duale Airbags in einem Fahrzeug mit rekonfigurierbarem Innenraum
CL2015002104S1 (es) * 2015-01-29 2016-01-22 Ferrari Spa Automovil.
JP6728476B2 (ja) * 2017-03-22 2020-07-22 本田技研工業株式会社 乗員拘束構造
US10800441B2 (en) 2017-09-01 2020-10-13 Ford Global Technologies, Llc Retractable steering wheel
JP6626916B2 (ja) * 2018-03-12 2019-12-25 株式会社Subaru ステアリングホイール
USD897913S1 (en) * 2018-08-03 2020-10-06 Tesla, Inc. Vehicle steering yoke
US10836339B2 (en) 2018-09-25 2020-11-17 Ford Global Technologies, Llc Airbag including reinforcements
DE102018128135A1 (de) * 2018-11-09 2020-05-14 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Lenkhandhabe eines Fahrzeugs
DE102018131197A1 (de) * 2018-12-06 2020-06-10 Joyson Safety Systems Germany Gmbh Lenkvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
US10933837B2 (en) * 2019-05-02 2021-03-02 Ford Global Technologies, Llc Driver airbag with support
US11518335B2 (en) * 2019-07-02 2022-12-06 Joyson Safety Systems Acquisition Llc Driver side airbag module
JP7303331B2 (ja) * 2019-12-19 2023-07-04 オートリブ ディベロップメント エービー ステアリングホイール
US10793178B1 (en) 2020-01-24 2020-10-06 Ford Global Technologies, Llc Steering wheel assembly
US11220230B1 (en) 2020-06-22 2022-01-11 Ford Global Technologies, Llc Bowl-shaped driver airbag
US11285906B1 (en) 2020-10-22 2022-03-29 Ford Global Technologies, Llc Inflatable device for driver airbag
USD970403S1 (en) * 2022-04-26 2022-11-22 Chushi Hong Car steering wheel decoration three-piece set
DE102022131235B3 (de) 2022-11-25 2024-02-29 Audi Aktiengesellschaft Instrumententafel für ein Fahrzeug

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0162157U (ja) * 1987-10-15 1989-04-20
JPH07156740A (ja) * 1993-12-08 1995-06-20 Takata Kk エアバッグ装置
JPH1159434A (ja) * 1997-08-27 1999-03-02 Honda Motor Co Ltd 車両のステアリングハンドル
JP2003026001A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Toyota Motor Corp エアバッグ装置取付構造

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3752501A (en) * 1971-10-20 1973-08-14 Ford Motor Co Steering wheel inflatable cushion device
JPH01132444A (ja) * 1987-11-16 1989-05-24 Nippon Plast Co Ltd 自動車等の乗員保護装置
JPH11245759A (ja) 1998-03-06 1999-09-14 Honda Motor Co Ltd 運転席用エアバッグ装置
JPH11342819A (ja) * 1998-06-02 1999-12-14 Honda Motor Co Ltd エアバッグ装置
US7111866B2 (en) * 2003-01-23 2006-09-26 Takata Corporation Airbag and airbag system
US7441799B2 (en) * 2003-12-08 2008-10-28 Autoliv Asp, Inc. Non-circular steering wheel assembly and airbag module
JP4396495B2 (ja) * 2004-11-30 2010-01-13 豊田合成株式会社 ステアリングホイール用エアバッグ装置
US20060119083A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Ford Motor Company Seating system for automotive vehicle
EP1747949A3 (en) * 2005-07-27 2007-03-07 Mazda Motor Corporation Steering wheel equiped with an airbag device
JP4639129B2 (ja) * 2005-09-07 2011-02-23 タカタ株式会社 エアバッグ装置、エアバッグ装置付オートバイ
JP4683388B2 (ja) * 2005-09-07 2011-05-18 タカタ株式会社 エアバッグ装置、エアバッグ装置付オートバイ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0162157U (ja) * 1987-10-15 1989-04-20
JPH07156740A (ja) * 1993-12-08 1995-06-20 Takata Kk エアバッグ装置
JPH1159434A (ja) * 1997-08-27 1999-03-02 Honda Motor Co Ltd 車両のステアリングハンドル
JP2003026001A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Toyota Motor Corp エアバッグ装置取付構造

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020162182A1 (ja) * 2019-02-07 2020-08-13
WO2020162182A1 (ja) * 2019-02-07 2020-08-13 オートリブ ディベロップメント エービー 運転席エアバッグ
JP7148647B2 (ja) 2019-02-07 2022-10-05 オートリブ ディベロップメント エービー 運転席エアバッグ
US11932189B2 (en) 2019-02-07 2024-03-19 Autoliv Development Ab Driver seat airbag
JPWO2020170864A1 (ja) * 2019-02-19 2021-10-14 オートリブ ディベロップメント エービー 運転席用エアバッグ装置
JP7142141B2 (ja) 2019-02-19 2022-09-26 オートリブ ディベロップメント エービー 運転席用エアバッグ装置
WO2021053982A1 (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 オートリブ ディベロップメント エービー 運転席用エアバッグ装置
JPWO2021053982A1 (ja) * 2019-09-17 2021-03-25
JP7316364B2 (ja) 2019-09-17 2023-07-27 オートリブ ディベロップメント エービー 運転席用エアバッグ装置
US11794681B2 (en) 2019-09-17 2023-10-24 Autoliv Development Ab Driver seat airbag device

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008047202A3 (en) 2008-07-03
EP2076409A2 (en) 2009-07-08
DE602007005670D1 (de) 2010-05-12
US20100229674A1 (en) 2010-09-16
JP4241799B2 (ja) 2009-03-18
CN101472771A (zh) 2009-07-01
CN101472771B (zh) 2011-01-19
WO2008047202A2 (en) 2008-04-24
US8079615B2 (en) 2011-12-20
ATE462615T1 (de) 2010-04-15
EP2076409B1 (en) 2010-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4241799B2 (ja) 車両用ステアリング装置
JP4235223B2 (ja) 車両用ニーエアバッグ装置
JP4706776B2 (ja) 乗員保護装置
JP4016842B2 (ja) 車両用乗員膝部保護装置
US6250677B1 (en) Airbag device with position adjusting mechanism
JP2019051801A (ja) エアバッグ装置
JP2005125944A (ja) 乗員保護装置
WO2016031468A1 (ja) サイドエアバッグ装置および該装置におけるエアバッグ
JP2006143044A (ja) 車両用乗員下肢保護装置
JP2005238973A (ja) エアバッグ、エアバッグの折畳方法、及びエアバッグ装置
JP2000168483A (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JPH1071923A (ja) 車両用エアバッグ装置
JP2003212077A (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JP4134697B2 (ja) エアバッグ装置
JP3078943B2 (ja) エアバッグ装置およびバッグの折畳み方法
JP5761810B2 (ja) エアバッグの折り畳み方法
WO2013146076A1 (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JP2014043127A (ja) エアバッグ装置
JPH11240411A (ja) 車両用ニーエアバッグ装置
JP2013112221A (ja) 車両用乗員拘束装置
JP2004314834A (ja) エアバッグ装置、エアバッグ装置付オートバイ
JP2001163161A (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JP4760682B2 (ja) コラム付けニーエアバッグ装置
JP3702830B2 (ja) 膝保護用エアバッグ装置
JP2005271703A (ja) 膝保護用エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4241799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees