JP2008092096A - 機器ケースの防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースの変形を防止して嵌め合わせ面における防水性を向上させることのできる機器ケースの防水構造及び電子機器を提供する。
【解決手段】フロントケース21の側縁部に側方に突出する第一の突条部52a,52bが設けられ、リアケース22の側縁部に側方に突出するとともに第一の突条部52a,52bに対向して第二の突条部62a,62bが設けられ、第一の突条部52a,52bと第二の突条部62a,62bとの嵌め合わせ面212,222には、パッキンPが介在し、フロントケース21及びリアケース22を互いに突き合わせた状態で、互いに当接する第一の突条部52a,52bと第二の突条部62a,62bとが、第一の突条部52a,52bの表面521a,521bと第二の突条部62a,62bの裏面621a,621bとを挟み付ける挟持部材4a,4bによって連結されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、二つのケース部材の嵌め合わせ面を防水する機器ケースの防水構造に関する。
携帯電話機などの電子機器では、機器ケースの多くは合成樹脂製のフロントケースとリアケースとで構成され、両ケースの嵌め合わせ面にゴム製のOリングなどの防水パッキンを介在させた状態で両ケースをその嵌め合わせ方向にネジ止めし、防水パッキンを両ケースでその嵌め合わせ方向に圧縮することにより防水を図っている。
また、両ケースの嵌め合わせ面に介在させる防水パッキンとして上下両面に凹部を有する断面視略H形状の防水パッキンを用いると共に、上ケース(フロントケース)及び下ケース(リアケース)にそれぞれ、その側縁に沿って延在する凸部を設け、両凸部を防水パッキンの両凹部に嵌め込ませることにより、嵌め合わせ面の防水性を確保する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−335624号公報
ところで、Oリングなどの防水パッキンを両ケースでその嵌め合わせ方向に圧縮する方式の防水構造の場合、ネジ止め部間の間隔が広いと、防水パッキンの反発力によって樹脂製のケースが変形し、そのため防水性能等を十分に保つことができないという問題がある。
また、断面視略H形状の防水パッキンを使用する防水構造の場合、防水は主として、ケースの凸部が凹部に嵌め込まれた際に圧縮される防水パッキンの復元力により行われるので、ケースが防水パッキンの反発力によって変形するという危険性は少なくなるが、防水パッキンがその復元力によりケースの凸部を側方から締め付ける力は弱く、また締め付け力を全周に亘って一様にすることは困難であるので、防水性能等を十分に保つことができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、防水パッキンを両ケースでその嵌め合わせ方向に圧縮する方式でありながら、ケースの変形を防止して嵌め合わせ面における防水性を向上させることのできる機器ケースの防水構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、第一のケース部材と、第二のケース部材とを互いに嵌め合わせることによって構成される機器ケースの防水構造であって、
前記第一のケース部材の側縁部に、側方に突出する第一の突条部が設けられ、
前記第二のケース部材の側縁部に、側方に突出するとともに前記第一の突条部に対向する第二の突条部が設けられ、
前記第一の突条部と前記第二の突条部との嵌め合わせ面には、パッキンが介在し、
前記第一のケース部材及び前記第二のケース部材を互いに突き合わせた状態で互いに当接する前記第一の突条部と前記第二の突条部とが、前記第一の突条部の表面と前記第二の突条部の裏面とを挟み付ける挟持部材によって連結されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の機器ケースの防水構造において、
前記第一の突条部の表面に、第一の突条部に沿って第一の溝部が形成され、
前記第二の突条部の裏面に、第二の突条部に沿って第二の溝部が形成され、
前記挟持部材に、前記第一の溝部に挿入されて、第一の溝部に沿ってスライド移動自在な第一の凸部と、前記第二の溝部に挿入されて、第二の溝部に沿ってスライド移動自在な第二の凸部とが形成されており、
前記挟持部材は、前記第一の溝部に前記第一の凸部を挿入させ、前記第二の溝部に前記第二の凸部を挿入させるとともに、各溝部に沿ってスライド移動させることにより、前記第一の突条部及び前記第二の突条部を挟み付けていることを特徴とする。
本発明によれば、第一のケース部材と第二のケース部材とが挟持部材により挟み付けられることにより、嵌め合わせ面に介在したパッキンの反発力によるケース部材の変形を防止でき、嵌め合わせ面における防水を確実に確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
以下の実施の形態では、本発明に係る機器ケースの防水構造を、折り畳み式携帯電話機の第二の筐体に適用した場合を例に挙げる。図1は、折り畳み式携帯電話機100の外観斜視図である。なお、以下の説明における上下方向、左右方向及び表裏面は、フロントケース11,21側から見た際の方向を基準として説明している。また、上下方向とはフロントケース11,21の長手方向(図1中X方向)、左右方向とはフロントケース11,21の幅方向(Y方向)を言い、表面及び裏面とはフロントケース11,21の厚さ方向(Z方向)を基準として言うものとする。
折り畳み式携帯電話機100は、液晶ディスプレイ14が設けられた第一の筐体1と、操作キー群24が設けられた第二の筐体(機器ケース)2とがヒンジ部3によって開閉自在に連結されている。
第一の筐体1は、折り畳んだ際に内側(第二の筐体2側)に位置するフロントケース11と、外側に位置するリアケース12とを備えている。フロントケース11は表面側に窪んだ略箱状をなし、リアケース12は裏面側に窪んだ略箱状をなしている。そして、フロントケース11とリアケース12とを互いに嵌め合わせることによって第一の筐体1が構成されている。フロントケース11の下端部(第二の筐体2側の端部)にはフロントヒンジケース13が設けられ、リアケース12にはリアヒンジケース(図示しない)が設けられている。
フロントケース11とリアケース12とを嵌め合わせることによって形成される空間内には、図示しないが、液晶ディスプレイ14や回路基板等を支持する中ケースやスピーカ等が収納されている。
第二の筐体2は、折り畳んだ際に内側(第一の筐体1側)に位置するフロントケース(第一のケース部材)21と、外側に位置するリアケース(第二のケース部材)22とを備えている。フロントケース21は表面側に窪んだ略箱状をなし、リアケース22は裏面側に窪んだ略箱状をなしている。そして、フロントケース21とリアケース22とを互いに嵌め合わせることによって第二の筐体2が構成されている。フロントケース21の上端部(第一の筐体1側の端部)には、第一の筐体1のフロントヒンジケース13及びリアヒンジケースを両側から挟むように一対のヒンジケース23が一体に形成されている。また、フロントケース21には、操作キー群24を露出する操作キー孔群25が形成されている。
フロントケース21とリアケース22とを嵌め合わせることによって形成される空間内には、操作キー群24や、図示しないが折り畳み式携帯電話機100全体を制御するメインプロセッサ等が設けられた回路基板を支持する中ケース、キーシート、マイク、バッテリー、カメラユニット等が収納されている。
次に、第二の筐体2におけるフロントケース21とリアケース22との間の防水構造について説明する。図2は、第二の筐体2をフロントケース21側から見た際の分解斜視図、図3は、第二の筐体2をリアケース22側から見た際の分解斜視図、図4は、第二の筐体2をフロントケース21側から見た際の要部分解斜視図である。
図2に示すように、防水パッキンPはフロントケース21とリアケース22との嵌め合わせ部に介在されるようになっている。
フロントケース21の左右側縁部には、その上端部分(ヒンジ部3側の端部)を残して下端部(フロントケース21の開閉側の端部)に架けて、後述する挟持部材4a,4bが嵌め込まれる切欠部51a,51bがそれぞれ形成されている。右側の切欠部51a内には、フロントケース21の右側縁部から右側方に突出する第一の突条部52aが右側縁部の長手方向に沿って配置されている。第一の突条部52aは、フロントケース21のリアケース22との嵌め合わせ面212に連続して一体に形成され(図4参照)、フロントケース21の右側縁部に沿ってほぼ直線状をなし、フロントケース21の下端部において湾曲した形状となっている。そして、第一の突条部52aの上端部は、フロントケース21の上端部で切欠部51a内に露出した露出面53aに連なり、第一の突条部52aの下端部は、フロントケース21の下端部で切欠部51a内に露出した露出面54aに連なっている。第一の突条部52aの幅は、その露出面53a,54aの幅よりも小さく設計されている。また、露出面53aに後述の挟持部材4aの上端部が当接し、これによって挟持部材4aの上方向への移動が停止されて抜けが防止されるようになっている。
第一の突条部52aの表面521aは、フロントケース21の表面211(操作キー孔群25の設けられた面)よりも裏面側に窪んでおり、フロントケース21の表面211と第一の突条部52aの表面521aとは段差が形成されている。第一の突条部52aの表面521aでその右側縁部には、長手方向に沿って所定間隔に複数の第三の凸部55a,55a,…が立設されている。なお、フロントケース21の下端部の第一の突条部52aが湾曲している部分には、第三の凸部55aは設けられていない。第三の凸部55a,55a,…は、断面視略矩形状で、その幅は後述の挟持部材4aの第三の溝部45aの幅よりも小さく設計されている。これら第三の凸部55a,55a,…とフロントケース21の右側面213aとの間に長手方向に沿って延在する第一の溝部56aが設けられている。この第一の溝部56aは、断面視略矩形状で、第一の溝部56aに後述の挟持部材4aの第一の凸部44aが挿入され、互いにスライド移動自在となっている。
図3に示すように、フロントケース21の左側縁部は、フロントケース21の左右方向中心線に関してフロントケース21の右側縁部に線対称となっており、右側縁部側と同様の構成となっている。
すなわち、フロントケース21の左側の切欠部51b内にも、右側の切欠部51aと同様にして、フロントケース21の左側縁部から左側方に突出する第一の突条部52bが左側縁部の長手方向に沿って配置されている。第一の突条部52bは、右側の第一の突条部52aと基本的に同様で、フロントケース21のリアケース22との嵌め合わせ面212に連続して一体に形成され、フロントケース21の左側縁部に沿ってほぼ直線状をなし、下端部側において湾曲した形状となっている。そして、第一の突条部52bの上端部は、フロントケース21の上端部で切欠部51b内に露出した露出面53bに連なり、第一の突条部52bの下端部は、フロントケース21の下端部で切欠部51b内に露出した露出面54bに連なっている。この第一の突条部52bの表面521bも、フロントケース21の表面211と段差が形成され(図2参照)、第一の突条部52bの表面521bでその左側縁部には、複数の第三の凸部55b,55b,…が立設されている。なお、フロントケース21の下端部の第一の突条部52bが湾曲している部分には、第三の凸部55bは設けられていない。これら第三の凸部55b,55b,…とフロントケース21の左側面213bとの間に第一の溝部56bが設けられている(図4参照)。
フロントケース21のリアケース22との嵌め合わせ面212には、防水パッキンP及び後述のリアケース22のパッキン押圧部224が嵌め込まれるパッキン用溝部214が全周に亘って形成されている(図4参照)。パッキン用溝部214は、断面視略矩形状をなしている。
図2に示すように、リアケース22の左右側縁部にも、フロントケース21と同様に、挟持部材4a,4bが嵌め込まれる切欠部61a,61bがそれぞれ形成されている。右側の切欠部61a内には、リアケース22の右側縁部から右側方に突出し、第一の突条部52aに当接する第二の突条部62aが右側縁部の長手方向に沿って配置されている。第二の突条部62aは、リアケース22のフロントケース21との嵌め合わせ面222に連続して一体に形成され(図4参照)、リアケース22の右側縁部に沿ってほぼ直線状をなし、リアケース22の下端部(リアケース22の開閉側の端部)において湾曲した形状となっている。そして、第二の突条部62aの上端部(ヒンジ部3側の端部)は、リアケース22の上端部で切欠部61a内に露出した露出面63aに連なり、第二の突条部62aの下端部は、リアケース22の下端部で切欠部61a内に露出した露出面64aに連なっている。第二の突条部62aの幅は、その露出面63a,64aの幅よりも小さく設計されている。また、露出面63a,64aに後述の挟持部材4aの上端部が当接し、これによって挟持部材4aの上方向への移動が停止されて抜けが防止されるようになっている。
第二の突条部62aの裏面621aは、リアケース22の裏面221よりも表面側に窪んでおり、リアケース22の裏面221と第二の突条部62aの裏面621aとは段差が形成されている(図3参照)。第二の突条部62aの裏面621aでその右側縁部には、長手方向に沿って所定間隔に複数の第四の凸部65a,65a,…が立設されている。なお、リアケース22の下端部の第二の突条部62aが湾曲している部分には、第四の凸部65aは設けられていない。第四の凸部65a,65a,…は、断面視略矩形状で、その幅は後述の挟持部材4aの第四の溝部47aの幅よりも小さく設計されている。これら第四の凸部65a,65a,…とリアケース22の右側面223aとの間に長手方向に沿って延在する第二の溝部66aが設けられている(図4参照)。この第二の溝部66aは、断面視略矩形状で、第二の溝部66aに後述の挟持部材4aの第二の凸部46aが挿入され、互いにスライド移動自在となっている。
図3に示すように、リアケース22の左側縁部は、リアケース22の左右方向中心線に関してリアケース22の右側縁部に線対称となっており、右側縁部側と同様の構成となっている。
すなわち、リアケース22の左側の切欠部61b内にも、右側の切欠部61aと同様にして、リアケース22の左側縁部から左側方に突出し、第一の突条部52bに当接する第二の突条部62bが左側縁部の長手方向に沿って配置されている。第二の突条部62bは、右側の第二の突条部62aと基本的に同様で、リアケース22のフロントケース21との嵌め合わせ面222に連続して一体に形成され(図4参照)、リアケース22の左側縁部に沿ってほぼ直線状をなし、下端部側において湾曲した形状となっている。そして、第二の突条部62bの上端部は、リアケース22の上端部で切欠部61b内に露出した露出面63bに連なり、第二の突条部62bの下端部は、リアケース22の下端部で切欠部61b内に露出した露出面64bに連なっている。この第二の突条部62bの裏面621bも、リアケース22の裏面221と段差が形成され、第二の突条部62bの裏面621bでその左側縁部には、複数の第四の凸部65b,65b,…が立設されている。なお、リアケース22の下端部の第二の突条部62bが湾曲している部分には、第四の凸部65bは設けられていない。これら第四の凸部65b,65b,…とリアケース22の左側面223bとの間に第二の溝部66bが設けられている。
リアケース22のフロントケース21との嵌め合わせ面222には、防水パッキン用溝部214内に嵌め込まれた防水パッキンPを押圧する凸状のパッキン押圧部224が形成されている(図4参照)。パッキン押圧部224は、断面視略矩形状をなしている。そして、パッキン押圧部224の高さ及び幅は、パッキン用溝部214の深さ及び幅よりも小さくなっている。
挟持部材4a,4bは、硬質樹脂又は金属で構成された部材であり、フロントケース21とリアケース22とを互いに突き合わせた状態で、フロントケース21の第一の突条部52a,52bとリアケース22の第二の突条部62a,62bとに跨って、第一の突条部52a,52bの表面521a,521bと第二の突条部62a,62bの裏面621a,621bとを互いに挟み付けるように第二の筐体2の左右にそれぞれ設けられている。
第二の筐体2の右側に配置された右側挟持部材4aは、図3及び図4に示すように、両ケース21,22の右側縁部に沿ってほぼ直線状をなし、下端部側において湾曲した形状となっている。右側挟持部材4aは、フロントケース21の第一の突条部52a及びリアケース22の第二の突条部62aを覆うカバー部41aと、カバー部41aのフロントケース21側の端部に連続して形成され第一の突条部52a側に延出する第一の延出部42aと、カバー部41aのリアケース22側の端部に連続して形成され第二の突条部62a側に延出する第二の延出部43aとを備えている。挟持部材4aが切欠部51a,61a内に嵌め込まれた際に、フロントケース21の表面211からリアケース22の裏面221まで、第一の延出部42a、カバー部41a及び第二の延出部43aの各外側面によって面一に繋がるように設計されている(図6参照)。
第一の延出部42aの裏面421aでその左側縁部には、第一の溝部56a内に挿入され互いにスライド移動自在とされる複数の第一の凸部44a,44a,…が長手方向に沿って所定間隔に立設されている。なお、右側挟持部材4aの下端部の湾曲している部分には、第一の延出部42aの裏面421aに第一の凸部44aは設けられていない。第一の凸部44a,44a,…は、断面視略矩形状で、その幅は第一の溝部56aの幅よりも小さく設計されている。これら第一の凸部44a,44a,…とカバー部41aとの間に長手方向に沿って延在する第三の溝部45aが設けられている。この第三の溝部45aは、断面視略矩形状で、第三の凸部55a,55a,…が挿入され、互いにスライド移動自在となっている。
第二の延出部43aの表面431aで左側縁部には、第二の溝部66a内に挿入されスライド移動自在とされる複数の第二の凸部46a,46a,…が長手方向に沿って所定間隔に立設されている。なお、右側挟持部材4aの下端部の湾曲している部分には、第二の延出部43aの裏面431aに第二の凸部46aは設けられていない。第二の凸部46a,46a,…は、断面視略矩形状で、その幅は第二の溝部66aの幅よりも小さく設計されている。これら第二の凸部46a,46a,…とカバー部41aとの間に長手方向に沿って延在する第四の溝部47aが設けられている。この第四の溝部47aは、断面視略矩形状で、第四の凸部65a,65a,…が挿入され、互いにスライド移動自在となっている。
第二の筐体2の左側に配置された左側挟持部材4bも、右側挟持部材4aと同様の構成をなしており、図2及び図4に示すように、両ケース21,22の左側縁部に沿ってほぼ直線状をなし、下端部側において湾曲した形状となっている。左側挟持部材4bは、カバー部41bと、第一の延出部42bと、第二の延出部43bとを備えている。挟持部材4bが切欠部51b,61b内に嵌め込まれた際に、フロントケース21の表面211からリアケース22の裏面221まで、第一の延出部42b、カバー部41b及び第二の延出部43bの各外側面によって面一に繋がるように設計されている(図6参照)。
第一の延出部42bの裏面421bでその右側縁部には、複数の第一の凸部44b,44b,…が立設され、これら第一の凸部44b,44b,…とカバー部41bとの間に第三の溝部45bが設けられている。第二の延出部42bの表面431bで右側縁部には、複数の第二の凸部46b,46b,…が立設され、第二の凸部46b,46b,…とカバー部41bとの間に、第四の溝部47bが設けられている。なお、左側挟持部材4bにおいても、下端部の湾曲している部分には、第一の凸部44bや第二の凸部46bは設けられていない。
図5は、フロントケース21とリアケース22とを互いに突き合わせた状態の斜視図、図6は、図5の状態から挟持部材4a,4bを嵌め込んだ状態の要部斜視図、図7は、図1の切断線A−Aに沿って切断した際の矢視断面図である。なお、図6及び図7は図面の関係上、フロントケース21及びリアケース22内に収納される各部品は図示していない。
上述のような各部材を組み付けて第二の筐体2とする場合には、まず、フロントケース21とリアケース22とを用意しておき、フロントケース21のパッキン用溝部214内に防水パッキンPを挿入させておく。
次いで、フロントケース21及びリアケース22によって形成される空間内に、操作キー群24、中ケース、キーシート、マイク、バッテリー、カメラユニット等を収納する。
次いで、フロントケース21とリアケース22のそれぞれの嵌め合わせ面212,222を互いに突き合わせて、第一の突条部52a,52bと第二の突条部62a,62bとを当接させる(図5参照)。これによって、パッキン押圧部224がパッキン用溝部214内に防水パッキンPを挟んで嵌め込まれる。
そして、右側の第一及び第二の突条部52a,62aの下端部から、右側の挟持部材4aの上端部を挿入していき、図5中矢印方向にスライド移動させることにより第一及び第二の突条部52a,62aを挟み付ける。詳細には、右側の挟持部材4aの第一の凸部44a,44a,…を第一の溝部56a内に挿入させ、第二の凸部46a,46a,…を第二の溝部66a内に挿入させるとともに、第三の凸部55a,55a,…を第三の溝部45a内に挿入させ、第四の凸部65a,65a,…を第四の溝部47a内に挿入させながらスライド移動させる。そして、右側の挟持部材4aの上端部がフロントケース21の上端部の露出面53a,63aに当接することにより、その移動が停止され、図6及び図7に示すように挟持部材4aが上方向に抜けることがなく、第一の突条部52aの表面521aと第二の突条部62aの裏面621aとを挟み付けることができる。また、このとき第一の溝部56a内に挿入された第一の凸部44a,44a,…と、第三の溝部45a内に挿入された第三の凸部55a,55a,…とが互いに当接し、第二の溝部66a内に挿入された第二の凸部46a,46a,…と、第四の溝部47a内に挿入された第四の凸部65a,65a,…とが互いに当接し、切欠部51a,51b,61a,61b内に挟持部材4a,4bが断面視略コ字状に嵌め込まれる。その結果、左右方向及び表裏面方向における挟持部材4aの移動が規制されて左右方向及び表裏面方向においても抜けることがない。
同様にして、左側の挟持部材4bも、左側の第一の突条部52b及び第二の突条部62bの下端部から挿入していき、スライド移動させることにより第一の突条部52bの表面521bと第二の突条部62bの裏面621bとを挟み付ける。
なお、本実施形態では、第一〜第四の凸部44a,44b,46a,46b,55a,55b,65a,65bはそれぞれ長手方向に沿って所定間隔で複数立設されているので、挟持部材4a,4bは、第一及び第二の突条部52a,62aの側方から挿入することもできる。例えば、右側の挟持部材4aを右側の第一及び第二の突条部52a,62aに側方から挿入する場合には、右側挟持部材4aを、その第一の延出部42aに立設されている第一の凸部44a,44a,…がそれぞれフロントケース21の第一の突条部52aに立設されている第三の凸部55a,55a,…それぞれの間に位置し、第二の延出部43aに立設されている第二の凸部46a,46a,…がそれぞれリアケース22の第二の突条部62aに立設されている第四の凸部65a,65a,…それぞれの間に位置するように位置合わせして配置し、この状態で、右側挟持部材4aを、第一の凸部44a,44a,…及び第二の凸部46a,46a,…がそれぞれフロントケース21の右側面213a及びリアケース22の右側面223aに当接するまで側方から押し込み、その後、長手方向に沿って上方向に、右側の挟持部材4aの上端部がフロントケース21の上端部の露出面53a,63aに当接するまでスライド移動させればよい。
また、挟持部材4a,4bの組付け作業をより簡単に行うためには、挟持部材4a,4bを組付ける前に、フロントケース21とリアケース22とをネジ止めしておくことが望ましい。本実施形態では、図2及び図3に示すように、フロントケース21の下端部の第一の突条部52a,52bが湾曲している部分には、第三の凸部55a,55bが設けられておらず、また、リアケース22の下端部の第二の突条部62a,62bが湾曲している部分には、第四の凸部65a,65bは設けられていないので、これらの湾曲している部分でフロントケース21とリアケース22とをネジ止めすることができる。なお、フロントケース21及びリアケース22の上端部側は、下端部側と同様にネジ止めする構成であっても良いし、或いは爪で係合させる構成であってもよい。
以上のようにして、フロントケース21とリアケース22とを互いに突き合わせた状態で互いに当接する第一の突条部52a,52bと第二の突条部62a,62bとは、その全域が挟持部材4a,4bによって挟み付けられているので、第一の突条部52a,52b及び第二の突条部62a,62bが嵌め合わせ面212,222に介在する防水パッキンPの反発力に負けて変形することはない。その結果、フロントケース21及びリアケース22が樹脂製であってもその変形を防止することができ、パッキン用溝部214内の防水パッキンPを強い力で圧縮することができるので、嵌め合わせ面212,222における防水を確実に確保することができる。また、第一の突条部52a,52b及び第二の突条部62a,62bが挟持部材4a,4bによって挟み付けられることにより、フロントケース21及びリアケース22の左右側縁部がそれぞれ保護されるので、損傷等を防止することができる。さらに、第二の筐体2の剛性やねじり強度の向上も図ることができる。
また、挟持部材4a,4bは、第一の凸部44a,44bを第一の溝部56a,56bに、第二の凸部46a,46bを第二の溝部66a,66bに挿入させて、第三の溝部45a,45bを第三の凸部55a,55bに、第四の溝部47a,47bを第四の凸部65a,65bに挿入させるとともにスライド移動させることにより、挟持部材4a,4bが切欠部51a,51b,61a,61b内に断面視略コ字状に嵌め込まれる。そのため、第一の突条部52a,52b及び第二の突条部62a,62bがより強固に挟み付けられて、防水性を向上させることができる。しかも、上述のように挟持部材4a,4bをスライド移動させるだけで第一の突条部52a,52b及び第二の突条部62a,62bを挟み付けることができ、組み立ても非常に簡単である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態においては、折り畳み式携帯電話機100の第二の筐体2に適用したが、第一の筐体1に適用しても良いことは勿論のこと、デジタルカメラやPDAやその他の電子機器の機器ケースに適用しても良い。
また、各ケース11,12,21,22、第一〜第四の溝部56a,56b,66a,66b,45a,45b,47a,47b、第一〜第四の凸部44a,44b,46a,46b,55a,55b,65a,65b、防水パッキンPの形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜変更することができる。例えば、第一〜第四の凸部44a,44b,46a,46b,55a,55b,65a,65bはそれぞれ長手方向に沿って所定間隔で複数立設される構成であったが、凸部が連続する所謂凸条であってもよい。この場合、挟持部材4a,4bは、第一及び第二の突条部44a,44b,46a,46bの下端部側から挿入することになる。
折り畳み式携帯電話機100の外観斜視図である。 第二の筐体2をフロントケース21側から見た際の分解斜視図である。 第二の筐体2をリアケース22側から見た際の分解斜視図である。 第二の筐体2をフロントケース21側から見た際の要部分解斜視図である。 フロントケース21とリアケース22とを互いに突き合わせた状態の斜視図である。 図5の状態から挟持部材4a,4bを嵌め込んだ状態の要部斜視図である。 切断線A−Aに沿って切断した際の矢視断面図である。
符号の説明
2 第二の筐体(機器ケース)
4a,4b 挟持部材
21 フロントケース(第一のケース部材)
22 リアケース(第二のケース部材)
44a,44b 第一の凸部
46a,46b 第二の凸部
52a,52b 第一の突条部
56a,56b 第一の溝部
62a,62b 第二の突条部
66a,66b 第二の溝部
100 折り畳み式携帯電話機(電子機器)
212,222 嵌め合わせ面
521a,521b 第一の突条部の表面
621a,621b 第二の突条部の裏面
P 防水パッキン

Claims (2)

  1. 第一のケース部材と、第二のケース部材とを互いに嵌め合わせることによって構成される機器ケースの防水構造であって、
    前記第一のケース部材の側縁部に、側方に突出する第一の突条部が設けられ、
    前記第二のケース部材の側縁部に、側方に突出するとともに前記第一の突条部に対向する第二の突条部が設けられ、
    前記第一の突条部と前記第二の突条部との嵌め合わせ面には、パッキンが介在し、
    前記第一のケース部材及び前記第二のケース部材を互いに突き合わせた状態で互いに当接する前記第一の突条部と前記第二の突条部とが、前記第一の突条部の表面と前記第二の突条部の裏面とを挟み付ける挟持部材によって連結されていることを特徴とする機器ケースの防水構造。
  2. 前記第一の突条部の表面に、第一の突条部に沿って第一の溝部が形成され、
    前記第二の突条部の裏面に、第二の突条部に沿って第二の溝部が形成され、
    前記挟持部材に、前記第一の溝部に挿入されて、第一の溝部に沿ってスライド移動自在な第一の凸部と、前記第二の溝部に挿入されて、第二の溝部に沿ってスライド移動自在な第二の凸部とが形成されており、
    前記挟持部材は、前記第一の溝部に前記第一の凸部を挿入させ、前記第二の溝部に前記第二の凸部を挿入させるとともに、各溝部に沿ってスライド移動させることにより、前記第一の突条部及び前記第二の突条部を挟み付けていることを特徴とする請求項1に記載の機器ケースの防水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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