JP5149776B2 - 携帯電子機器 - Google Patents
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Description
このような携帯電子機器では、屋外で使用されることが多く、機能上片手で操作することも多いため常に滑落などの対策が必要であった。この対応策として被服に固定した紐に携帯電子機器を接続したり、ストラップを指に絡ませるなどの方法を取っていたが、操作性にも影響を与えるなど十分な対応策が得られていなかった。
その対応策の一つとして、紐状のストラップに代えてストラップベルトを使用した携帯電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このように、筐体本体裏面側の上下面に一対のストラップ係止部材が突出して凹凸部を形成した構成では、筐体の美観が損なわれるだけでなく、筐体本体の外形が大型化し、落下した際に裏面側から突出したストラップ係止部材が床面などに当接して破損する問題を有していた。
本発明は、筐体にストラップを係止するストラップ取付部が設けられた携帯電子機器であって、前記ストラップ取付部は、板状基部、前記板状基部から立設する一対の支柱及び前記一対の支柱の頂部にそれぞれ連結する梁部を有するストラップ係止部材と、前記筐体の表面に開口して前記一対の支柱と前記梁部を収容する開口部及び前記開口部の内縁から筐体内部側に立設して前記板状基部に当接する内壁を有するストラップ係止部材収容部と、を備え、前記一対の支柱は平行に形成された壁部であり、前記梁部が前記一対の壁部のそれぞれの中央に連結されることを特徴とする。
この発明によれば、筐体の開口部内にストラップ係止部材が収容されてストラップを係止可能となる。したがって、筐体本体の表面が凹凸の少ないデザインが形成されるので外観を損なうことが抑えられる。
また、前記ストラップ係止部材が平面視H型に形成されるので、落下時の衝撃に耐えうる高い剛性を備えることができる。
この発明によれば、筐体の開口部内にストラップ係止部材が収容されてストラップを係止可能となる。したがって、筐体本体の表面が凹凸の少ないデザインが形成されるので外観を損なうことが抑えられる。
また、開口部の内縁全周に環状に立設した内壁が環状基部に対して環状に密着しているので、筐体内部へ塵埃の侵入を防止することができる。
この発明によれば、筐体本体が耐衝撃力に強い樹脂で形成され、ストラップ係止部材が筐体本体よりも高剛性の強化樹脂で形成されるため、落下時の衝撃による筐体の破損を防止することができる。
この発明によれば、より高い強度を得ることができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る携帯電話機1の正面図及び側面図である。
携帯電話機1は、例えば強化樹脂材で平面視略矩形状に形成されたフロントケース5と、このフロントケース5の厚さ方向に重ねあわせ可能なリヤケース6と、両ケース5,6を図示しない連結部により密接接合して筐体となる薄型のケース本体8が構成されている。
なお、ケース本体8(両ケース5,6)は、ポリカーボネート(PC)やABS樹脂により形成される。
図3は、ストラップ取付部11,12を示す図であって、(a)は携帯電話機1の背面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図である。
なお、本実施形態では、ストラップ取付部11,12を一対設けた例を説明するが、1つの場合であってもよい。
ストラップホルダ13は、開口部20よりも一回り小さく形成されており、リヤケース6の裏面側からストラップホルダ13をストラップホルダ収容部Rに挿入して開口部20の内部に収容保持されるように構成されている。
すなわち、ストラップホルダ13は、開口部20よりも大きな外形で形成されると共に断面コ字型のベース部材15を有しており、このベース部材15がリヤケース6の開口部20の内縁全周に環状に立設する内壁WTの下端縁にリヤケース6の裏面側から当接するように取り付けられる。
そして、ベース部材15、支柱C1,C2及び梁部Hにより形成される挿通孔16に対して、ベルト状のハンドストラップHSを挿通し、係止できるようになっている。
また、内壁WTの両外側には、ストラップホルダ13のボス18a,18bに形成された一対のネジ孔22に対応して、それぞれ雌ネジTが螺設されている。
また、傾斜壁W1の両端には、それぞれ垂直側壁W2との間に嵌合溝M1が形成されている。嵌合溝M1には、リヤケース6の内面側からストラップホルダ13を開口部20の内部に挿入した際に、一対の支柱C1,C2の両側縁が挿嵌されて、位置決めされるようになっている。
ストラップ取付部11,12の組立の際には、ストラップホルダ13をリヤケース6の内面側から開口部20内に挿入し、ベース部材15の上面を、ストラップホルダ収容部Rの内壁WT(傾斜壁W1,垂直側壁W2)の下端縁に密接状態で当接させる。
これより、支柱C1,C2の両側縁が嵌合溝M1に挿嵌され、支柱C1,C2の外側面は、垂直側壁W2の内壁に密接した状態となる。また、ストラップホルダ収容部Rの内壁WTの短辺側下端縁が、支柱C1,C2の両外壁面とベース部材15両端のボス18a,18bの間に形成された一対の嵌合溝M2にそれぞれ挿嵌される。
これにより、ケース本体8内部への塵埃等の侵入を防止することができる。
また、ストラップホルダ13の左右にリアケース6から僅かに突出した凸部(不図示)を設けることで、より強化することもできる。
また、携帯電話機以外にも、例えば、PDA,デジタルカメラなどの携帯電子機器に適用することもできる。
Claims (4)
- 筐体にストラップを係止するストラップ取付部が設けられた携帯電子機器であって、
前記ストラップ取付部は、
板状基部、前記板状基部から立設する一対の支柱及び前記一対の支柱の頂部にそれぞれ連結する梁部を有するストラップ係止部材と、
前記筐体の表面に開口して前記一対の支柱と前記梁部を収容する開口部及び前記開口部の内縁から筐体内部側に立設して前記板状基部に当接する内壁を有するストラップ係止部材収容部と、
を備え、
前記一対の支柱は平行に形成された壁部であり、前記梁部が前記一対の壁部のそれぞれの中央に連結されることを特徴とする携帯電子機器。 - 筐体にストラップを係止するストラップ取付部が設けられた携帯電子機器であって、
前記ストラップ取付部は、
板状基部、前記板状基部から立設する一対の支柱及び前記一対の支柱の頂部にそれぞれ連結する梁部を有するストラップ係止部材と、
前記筐体の表面に開口して前記一対の支柱と前記梁部を収容する開口部及び前記開口部の内縁から筐体内部側に立設して前記板状基部に当接する内壁を有するストラップ係止部材収容部と、
を備え、
前記内壁は、前記開口部の内縁全周に環状に立設し、前記板状基部に対して環状に密着することを特徴とする携帯電子機器。 - 前記ストラップ係止部材は、前記筐体よりも高剛性の強化樹脂からなることを特徴する請求項1または請求項2に記載の携帯電子機器。
- 前記ストラップ係止部材は、ガラス繊維を60パーセント含有するナイロン樹脂からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯電子機器。
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JP2008300930A JP5149776B2 (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 携帯電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008300930A JP5149776B2 (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 携帯電子機器 |
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JP2006093328A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Mitsubishi Electric Corp | 携帯機器 |
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