JP2008090915A - 記録再生装置及びコンテンツ管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リムーバブルメディアを扱う撮像装置において、他機器によって書き込まれたデータを確認し、再生が可能な場合は、撮像装置で再生可能な状態に管理できるようにする。
【解決手段】カメラ一体型記録再生装置で記録媒体として使用されているリムーバブルメディアにおいて、外部のPC等でコンテンツデータを書き込み、それをカメラ一体型記録再生装置のスロットに挿入した際、カメラ一体型記録再生装置のハウスキーピング機能により、特定の条件を満たす任意フォルダ内のコンテンツデータに関しては、再生可否を調べる。その結果、再生可能と判断したコンテンツデータに関しては、当該カメラ一体型記録再生装置のコンテンツ管理ファイル(例えばメディアプロファイル)に登録し、カメラ一体型記録再生装置でサムネイル表示や再生等を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、記録再生装置及びコンテンツ管理方法に関し、例えば、カメラ一体型記録再生装置等において他機器によって書き込まれたコンテンツファイルの再生を行うのに好適な記録再生装置及びコンテンツ管理方法に係わる。
近年、データの書き込みや消去を繰り返し行うことができるCD−RW(Compact Disc−ReWritable)、DVD−RW(Digital Versatile Disc−ReWritable)などのディスク状の記録媒体が、その低価格化に伴い普及しつつある。
これらのディスク状の記録媒体においては、ユニバーサルディスクフォーマット(UDF;Universal Disc Format)に準拠してデータが記録されている。UDFに基づいて記録されたディスク状の記録媒体は、所定のデータへのランダムアクセスが可能であり、画像データや音声データなどのデータがコンテンツとして書き込まれたり、書き込まれたコンテンツが消去されたりする。このようにして、記録媒体に書き込まれたコンテンツの情報は、コンテンツ管理ファイル内のコンテンツ管理テーブルなどに一括管理されていることが多い。
コンテンツ管理テーブルには、例えば、コンテンツが記録されている位置を示す「コンテンツ」へのポインタ、記録日時、変更日時、またはプロテクトの情報などからなる属性情報、コンテンツのサムネイル(画像)、および、コンテンツのタイトル名などのテキスト情報などが管理されている。
したがって、記録媒体に記録されているコンテンツを再生する場合、コンテンツ管理テーブルの「コンテンツ」へのポインタが示す位置に基づいて、コンテンツのデータにアクセスし、データそのもの、またはデータの一部からコンテンツを再生するための再生情報(例えば、コンテンツを構成するデータのコーデックの種類、データの解像度など)を取得し、取得した再生情報に基づいて、データを再生していた。
例えば光ディスクドライブを搭載し、光ディスクに記録されているデータをスムーズに再生することができる情報処理装置(例えば撮像装置)が、本出願人(共同出願人)から提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、半導体メモリなどの記録媒体からなるリムーバブルメディアでは、FAT(File Allocation Tables)ファイルシステムが採用されているものがある。FATファイルシステムは、パーソナルコンピュータ(PC;Personal Computer)等で読み書きするデータを管理するためのファイルシステムの一例である。このFATファイルシステムに準拠したリムーバブルメディアのドライブは上記ディスク状の記録媒体と比較して機器への組み込みが容易であり、そのリムーバブルメディアのドライバさえあれば、PC等により簡単にデータの書き込みが行える。
特開2005−4850号公報
ところで、特許文献1に記載されたような光ディスクは、記録されたデータを読み取るのに専用の光ピックアップ装置を用いているので、光ディスクドライブを搭載している撮像装置、又は専用ベアドライブでしかデータの書き込みが行えない。そのため、実際に光ディスクにデータを書き込む前に、その機器が扱えるファイルか否かをチェックする機構を組み込むことで、取扱い可能なファイルのみを管理することができた。
一方、FATファイルシステムで管理されているリムーバブルメディアでは、上述したように、そのリムーバブルメディアのドライブがあれば、PC等により簡単にデータの書き込みができる。
しかし、利用者が撮像装置で撮影した素材、すなわち画像データが記録されたリムーバブルメディアをPCのスロットに挿して当該PCで編集された編集結果等の画像データをリムーバブルメディアに書き込み、そのリムーバブルメディアを撮像装置に戻して画像データを再生し確認したいという要求(ワークフロー)を実現したいのだが、その具体的方法はこれまで提案されていなかった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、リムーバブルメディアを扱う撮像装置において、他機器によって書き込まれたデータを確認し、再生が可能な場合は、撮像装置で再生可能な状態に管理できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、コンテンツデータを再生するために必要な再生情報とともに、前記コンテンツデータを一意的に識別するための識別子が記述され、コンテンツデータを個別に管理する第1の管理ファイルと、コンテンツデータの再生情報と、コンテンツデータの識別子およびコンテンツデータの所在を示す情報により構成されるコンテンツデータの管理情報とを含み、コンテンツデータを一括管理する第2の管理ファイルを利用して、カメラ部で撮像されて着脱可能な記録媒体に記録されているコンテンツデータを管理する場合に、記録媒体が当該記録再生装置から取り外されて再度装着されたとき又は前記記録再生装置の電源が投入されたときに、記録媒体に記録されている第2の管理ファイルの管理情報を読み出し、その読み出された第2の管理ファイルの管理情報をメモリに展開する。そして、メモリに展開された第2の管理ファイルの管理情報と、記録媒体に記録されているコンテンツデータを比較する。その比較の結果、記録媒体に記録されている第2の管理ファイルの管理情報とコンテンツデータが一致しないときは、メモリに展開されている第2の管理ファイルの管理情報を最新の状態に更新する。
上記構成によれば、記録媒体のコンテンツ管理ファイルの内容と実際のファイル構成を一致させることができる。したがって、利用者が記録再生装置以外の機器で任意に記録媒体に書き込んだコンテンツデータを、当該記録再生装置において、再生可能なものに関しては自動的にコンテンツとして認識し、再生することができるようになる。
本発明によれば、着脱可能な記録媒体を扱う記録再生装置(例えば、ビデオカメラ等のカメラ一体型記録再生装置等)おいて、他機器によって書き込まれたデータを確認し、再生が可能な場合は、記録再生装置で再生可能な状態に管理できるようになる。これにより、例えば、フォーマット違反の可能性があり、そのまま使用することのできない記録媒体を使用可能な状態とすることができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜図13を参照して説明する。
図1は、本実施の形態例のカメラ一体型記録再生装置が適用されるシステム構成例を示している。
図1において、映像プログラム制作支援システム8は、例えば、テレビジョン信号を放送するテレビジョン放送局や、ビデオや映画等の映像コンテンツの制作会社等において設けられるシステムであり、テレビジョン番組や映画等の映像作品である映像プログラムを制作するためのシステムである。この映像プログラム制作支援システム8は、映像プログラムの制作を分担する複数の部署間で、電子ファイル形式で構成される、映像プログラムに付加されたメタデータ等を一貫して利用できるようにし、映像プログラムを効率よく作成するためのシステムである。
映像プログラム制作支援システム8は、図1に示されるように、映像プログラムの企画を行う企画用端末装置6、企画用端末装置6が接続されたネットワーク5、ネットワーク5に接続された取材用端末装置4、取材用端末装置4を構成するカメラ一体型記録再生装置(撮像装置)1およびフィールドPC/PDA(Personal Computer/Personal Digital Assistants)2(以下、フィールドPC2と称する)、同様に、ネットワーク5に接続される編集用端末装置7、並びに、記録媒体であるリムーバブルメディア3により構成される。
企画用端末装置6は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置およびその周辺装置等により構成され、映像プログラムの企画が行われる企画構成部署等に設けられる。この企画構成部署は、映像プログラムの制作全体を統括する部署であり、制作する映像プログラムの企画および構想を行って、映像プログラムのシナリオ(筋書き)を作成するとともに、後述する取材部署および編集部署等の他部署に制作作業内容を指示する部署である。企画用端末装置6は、例えば、映像プログラムのシナリオに対応する政策指示情報等を含む、電子ファイル形式の構成表メタデータを映像プログラム毎に作成する等の処理を行う。企画用端末装置6は、生成した構成表メタデータを、ネットワーク5を介して取材用端末装置4等に供給する。これにより、企画構成部署は、取材部署等に対して、取材または撮影すべき場面や内容の指示を行う。
取材用端末装置4は、取材を行う取材部署によって用いられる端末装置群であり、例えば、カメラ一体型記録再生装置1とフィールドPC2により構成される。この取材部署は、例えば、企画構成部署からの制作指示やシナリオに従って、制作現場で実際に取材を行う部署であり、映像プログラムを構成する各場面の映像を撮影するとともに、撮影状況を取材する部署である。
カメラ一体型記録再生装置1は、例えば、カムコーダ(登録商標)等のビデオカメラであり、放送用のニュース番組の取材や、スポーツ等の試合の模様、映画などの映像コンテンツの撮影に使用される装置である。このカメラ一体型記録再生装置1は、ネットワーク5に接続されており、例えば、上述した企画用端末装置6から、ネットワーク5を介して構成表メタデータを取得する。そして、カメラ一体型記録再生装置1は、その取得した構成表メタデータを所定の表示部等に表示し、カメラマン等の撮影スタッフに撮影すべき内容を認識させる。また、カメラ一体型記録再生装置1は、撮影スタッフに操作され、取得した構成表メタデータの制作指示情報に基づいて、映像プログラムを構成する各場面の撮影を行う。
カメラ一体型記録再生装置1は、撮影により得られた画像データや音声データをリムーバブルメディア3等の記録媒体に記録する。このとき、カメラ一体型記録再生装置1は、1回の撮像処理を示す単位であるクリップに対応する画像データや音声データ等を含む映像コンテンツに関するデータを、まとめて1つのクリップとしてリムーバブルメディア3に記録し、管理する。
また、カメラ一体型記録再生装置1は、例えば、撮像により得られた画像データであるオリジナルの画像データだけでなく、例えば、ローレゾリューション(low resolution:低解像度)画像データ(以下、ローレゾデータと称する)も、クリップに含めてリムーバブルメディア3に記録し、管理することができる。オリジナルの画像データは、データ量が大きいが、高画質な画像データであるので、映像プログラムの完成品に用いられる。一方、ローレゾデータは、オリジナルの画像データから各フレームの画素数が間引かれること等によって生成された、画素数の少ないフレームの画像に対応する画像データである。このローレゾデータは、オリジナルの画像データと比較して低画質であるが、データ量が小さいので、送信や再生など処理の負荷が軽く、主に粗編集処理等に利用される。また、このローレゾデータは、サムネイル画像などに用いることができる。
カメラ一体型記録再生装置1により、リムーバブルメディア3に記録された複数のクリップは、複数のクリップを一括管理するメディアプロファイル(図5を参照して後述する)と、クリップを構成する画像データや音声データ等をクリップ毎に管理するクリップインフォメーションファイル(図6を参照して後述する)により管理される。
カメラ一体型記録再生装置1は、メディアプロファイルまたはクリップインフォメーションファイルに基づいて、このリムーバブルメディア3に記録されたクリップの画像データなどを所定の表示部等に表示させ、制作指示情報に応じた撮影ができたか否かを撮影スタッフに確認させる。また、カメラ一体型記録再生装置1は、メディアプロファイルまたはクリップインフォメーションファイルを参照して、リムーバブルメディア3に記録された複数のクリップの画像データを連続して、あたかもテープに記録された画像データを連続して再生するかのように、所定の表示部等に表示させ、撮影された複数の場面を連続して撮影スタッフに確認させることもできる。
なお、クリップは、1回の撮像処理だけでなく、その撮像処理の撮像開始から撮像終了までの時間を示す単位でもあり、その撮像処理により得られた各種のデータの長さを示す単位でもあり、その撮像処理により得られた各種のデータのデータ量を示す単位でもある。さらに、クリップは、その各種のデータの集合体そのものも示す場合もある。
カメラ一体型記録再生装置1により、映像コンテンツとして、複数のクリップ(画像データや音声データ等)が記録されたリムーバブルメディア3は、例えば、後述する編集部署やフィールドPC2等に搬送され、利用される。しかしながら、リムーバブルメディア3の搬送にはある程度の時間を要するため、カメラ一体型記録再生装置1は、ネットワーク5を介して、企画用端末装置6、フィールドPC2、または編集用端末装置7等に、画像データを供給できるようにしてもよい。その場合、カメラ一体型記録再生装置1は、転送時間を短縮するために(転送処理の負荷を軽減するために)、撮像により得られた画像データの代わりに、その画像データに対応する、データ量の小さいローレゾデータを供給するようにするのが望ましい。
なお、カメラ一体型記録再生装置1によるローレゾデータの転送処理は、どのようなタイミングで行うようにしてもよく、撮像処理と並行して行うようにしてもよいし、撮像処理の終了後に一括して行うようにしてもよい。
このように、リムーバブルメディア3の搬送に先駆けて、ローレゾデータを転送することにより、編集部署は、搬送されたリムーバブルメディア3が到着していなくても、比較的早い段階で(例えば、撮像処理と同時並行して)、編集作業を行うことができるので、映像プログラムの制作効率を高めることができる。なお、上述のように、ローレゾデータがネットワーク5を介して伝送される場合、カメラ一体型記録再生装置1は、たとえば、オリジナルの画像データや音声データのみをリムーバブルメディア3に記録するようにしてもよい(ローレゾデータをリムーバブルメディア3に記録しないようにしてもよい)。
なお、カメラ一体型記録再生装置1が映像コンテンツ等を記録する記録媒体としては、上述したリムーバブルメディア3の例に限定されず、FATファイルシステム等のPCで書き込み可能なファイルシステムを適用するものであれば、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリの他、どのような記録媒体であってもよい。
フィールドPC2は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータやPDA等の携帯可能な情報処理装置および周辺装置などで構成される。このフィールドPC2は、カメラ一体型記録再生装置1と各種の有線または無線回線等により接続されており、例えば、構成表メタデータや映像コンテンツなどをカメラ一体型記録再生装置1と共有することができる。
このフィールドPC2は、例えば、ネットワーク5を介して、企画用端末装置6から構成表メタデータを取得したり、カメラ一体型記録再生装置1から構成表メタデータを取得したりする。フィールドPC2は、取得した構成表メタデータを所定の表示部に表示し、取材部署担当者に取材、撮影すべき内容を認識させる。
さらに、フィールドPC2は、ユーザである取材部署担当者の入力に基づいて、取材・撮影状況に関する情報である撮影状況情報を生成し、生成した撮影状況情報を構成表メタデータ内の該当欄に追加する。この撮影状況情報は、例えば、テイクごとや取材場所ごとに多様な観点で記載されたテキストデータ等であり、後段の編集処理時に有用となる情報である。このように、フィールドPC2は、撮影状況情報を書き込むことにより、構成表メタデータを編集する。また、フィールドPC2は、撮影状況情報をメタデータとしてカメラ一体型記録再生装置1に供給し、カメラ一体型記録再生装置1において得られた画像データや音声データに付加させる。
編集用端末装置7は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置および周辺装置により構成され、映像コンテンツの編集処理を行う編集部署に設けられる。編集部署は、企画構成部署による制作指示やシナリオ、取材部署における取材状況を反映した構成表メタデータ等に基づいて、カメラ一体型記録再生装置1により得られた画像データや音声データを編集し、映像プログラムを完成させる部署である。
編集用端末装置7は、例えば、カメラ一体型記録再生装置1から、ネットワーク5を介して、構成表メタデータやローレゾデータを取得する。また、編集用端末装置7は、カメラ一体型記録再生装置1においてクリップ(画像データや音声データ)が記録されたリムーバブルメディア3より、オリジナルの画像データや音声データを取得する。さらに、編集用端末装置7は、企画用端末装置6またはフィールドPC2等より、ネットワーク5を介して、直接制作指示(編集に関する指示)を取得することも可能である。
編集用端末装置7は、以上のように取得した構成表メタデータに基づいて、取得した映像コンテンツを好適に再生して表示する。例えば、編集用端末装置7は、ユーザに操作され、ネットワーク5を介して取得したローレゾデータや、リムーバブルメディア3に記録されているオリジナルの画像データや音声データを、シナリオに従った順序で連続的に表示したり、リムーバブルメディア3に記録されているすべてのクリップのオリジナルの画像データや音声データを連続的に表示したり、所望のクリップの画像データのみを表示したりする。なお、リムーバブルメディア3に記録されているオリジナルの画像データを再生する場合、編集用端末装置7は、ディスク装置等を利用して、リムーバブルメディア3に記録されているデータを読み出したり、リムーバブルメディア3にデータを書き込んだりする。また、その際には、リムーバブルメディア3に記録されているデータを管理するメディアプロファイルまたはクリップインフォメーションファイルが参照される。
また、編集用端末装置7は、例えば、構成表メタデータに基づいて必要な画像データ等を好適な順序で再生し、表示するだけでなく、取材により得られた画像データ等の編集処理を行う。この編集処理としては、粗編集処理と本編集処理がある。
粗編集処理は、画像データや音声データに対する簡易的な編集処理である。例えば、編集用端末装置7は、粗編集処理において、例えば、クリップを複数取得した場合に、それらのクリップの中から、本編集で使用すべきクリップを選択し、選択されたクリップのデータの中から、さらに必要な映像部分を選択(Logging)し、その選択された映像部分に対応する編集開始位置(In点)および編集終了位置(Out点)を例えば、タイムコード等を利用して設定し、上述したクリップのデータの中から、対応する部分を抽出(Ingesting)する。
本編集処理は、粗編集処理が施された各クリップを構成する画像データを繋ぎ合わせ、その画像データに対して、最終的な画質調整等を行い、番組などで放送するためのデータである完全パッケージデータを作成する処理である。
さらに、編集用端末装置7は、例えば、ネットワーク5を介して、または、他の記録媒体などから取得された画像データや音声データを、カメラ一体型記録再生装置1と同様に、まとめて1つのクリップとしてリムーバブルメディア3に記録することもできる。
なお、上述した企画用端末装置6、カメラ一体型記録再生装置1、フィールドPC2、編集用端末装置7等の各装置は、それぞれ、複数台により構成されるようにしてもよい。例えば、複数台のカメラ一体型記録再生装置1において得られた画像データ等を、1台の編集用端末装置7がリムーバブルメディア3やネットワーク5を介して取得し、そのデータに対して編集処理を行うようにしてもよいし、1台のカメラ一体型記録再生装置1より供給されたデータが、複数台の編集用端末装置7により編集されるようにしてもよい。
逆に、上述した企画用端末装置6、カメラ一体型記録再生装置1、フィールドPC2、および編集用端末装置7等の各装置は、それぞれ、別体として構成されるように説明したが、これに限らず、各装置の機能の一部または全部が互いに一体化して構成されるようにしてもよい。
また、映像プログラム制作支援システム8は、例えば、上述した企画用端末装置6、カメラ一体型記録再生装置1、フィールドPC2、および編集用端末装置7とは別に、ネットワーク5に接続されたセンタサーバ(図示せず)を設け、企画用端末装置6、カメラ一体型記録再生装置1、フィールドPC2、および編集用端末装置7等をクライアントとした、クライアント/サーバ(Client/Server)システムとして構成するようにしてもよい。
図2は、図1のカメラ一体型記録再生装置1の詳細な構成例を示している。図2において、カメラ一体型記録再生装置1のCPU(Central Processing Unit)11は、ROM(Read Only Memory)12に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。
記録制御部14は、エンコーダ/デコーダ部16より供給される画像データ、音声データおよびローレゾデータなどを、または、記憶部24に記憶されている画像データ、音声データおよびローレゾデータなどを、図5を参照して後述するリムーバブルメディア3のファイルシステムに基づいて、ドライブ27を介して、リムーバブルメディア3に記録する制御を行う。
再生制御部15は、リムーバブルメディア3のファイルシステムに基づいて、ドライブ26を制御し、リムーバブルメディア3に記録されている画像データ、音声データまたはローレゾデータなど読み出し、リムーバブルメディア3から読み出された画像データ、音声データまたはローレゾデータなどを、エンコーダ/デコーダ部16に供給する。
エンコーダ/デコーダ部16は、カメラ部28又は入力部22より入力された画像データ、音声データを所定のコーデックで符号化し、記憶部24または記録制御部14に供給する。さらに、必要な場合は、エンコーダ/デコーダ部16は、入力部22より入力された画像データを、例えば、MPEG4方式で符号化し、ローレゾデータとして、記憶部24または記録制御部14に供給し、入力部22より入力された音声データを、例えば、ITU−T G.711 A−Law方式で符号化し、ローレゾデータとして、記憶部24又は記録制御部14に供給する。
また、エンコーダ/デコーダ部16は、再生制御部15より供給された画像データ、音声データまたはローレゾデータを、出力部23を構成するモニタまたはスピーカなどに出力する。
CPU11、ROM12、RAM13、記録制御部14、再生制御部15及びエンコーダ/デコーダ部16は、バス17を介して相互に接続されている。また、このバス17には入出力インタフェース20も接続されている。
入出力インタフェース20は、キーボードやマウスから構成される操作部21が接続され、操作部21に入力された信号をCPU11に出力する。また、入出力インタフェース20には、被写体を撮像し、撮像した画像データを入力するカメラ部28、音声データを入力するマイクロフォンなどにより構成される入力部22、CRT(Cathode Ray Tube) 、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるモニタ、並びにスピーカなどよりなる出力部23、ハードディスクやEEPROM(Electronically Erasable and Programable Read Only Memory)などから構成される記憶部24、通信部25、ドライブ26、ドライブ27が接続されている。
通信部25は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394ポートや、USB(Universal Serial Bus)ポート、LAN(Local Area Network)接続用のNIC(Network Interface Card)、あるいは、アナログモデムや、TA(Terminal Adapter)およびDSU(Digital Service Unit)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム等で構成され、例えば、インターネットやイントラネット等のネットワーク5を介して、編集用端末装置7などと、データをやりとりする。
ドライブ27には、リムーバブルメディア3を着脱することができるようになっている。ドライブ27は、そこに装着されたリムーバブルメディア3を駆動することにより、リムーバブルメディア3に対して、画像データや音声データを記録したり、記憶されている画像データや音声データを再生する。
カメラ部28は、CCD(Charge Coupled Devices)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像手段を備え、各種レンズからなる光学系を経て入射された被写体像を電気信号、すなわち画像データに変換する。その画像データは、CPU11の制御の下、入出力インタフェース20及びバス17を介してエンコーダ/デコーダ部16に入力される。
リムーバブルメディア3は、例えば、本出願人が製造しているフラッシュメモリタイプの、メモリースティック(商標登録)と呼ばれる記録メディアが適用される。サイズは例えば縦21.5×横50×厚さ2.8mmの薄板状の小型・軽量で、パーソナルコンピュータやディジタルカメラ、携帯ディジタルオーディオプレーヤーなどの記録メディアとして利用されている。リムーバブルメディア3は、数十GBから数百GBの記憶容量のもので、転送速度を高速化したものでよい。
リムーバブルメディア3に記録された画像データや音声データ等は、クリップ(ファイル)として、図5を参照して後述するファイルシステムにより管理されている。このファイルシステムにおいては、リムーバブルメディア3に記録されている複数のクリップは、メディアプロファイルとクリップインフォメーションにより管理されている。メディアプロファイルは、リムーバブルメディア3に記憶されているクリップすべてを管理する管理ファイルであり、メタデータとクリップインフォメーションファイルに記された情報を含むものである。クリップインフォメーションファイルは、クリップ毎に、クリップを構成するエッセンスデータを管理する管理ファイルである。
メディアプロファイルは、ドライブ27にリムーバブルメディア3が装着されると、リムーバブルメディア3から読み出され、RAM13に展開される。クリップインフォメーションファイルは、再生するクリップが指示されたときなどにリムーバブルメディア3から読み出され、RAM13に展開される。なお、以降、クリップを構成する画像データや音声データ、ローレゾデータなどをエッセンスデータ又はコンテンツデータと称する。
入出力インタフェース20には、また、必要に応じて、ドライブ26がさらに接続される。ドライブ26は、光ディスク9よりデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。
光ディスク9は、例えば、開口数(NA)0.85、波長405nmの青紫色レーザを用いて、最小マーク長0.14μm、トラックピッチ0.32μmの記録密度で大容量(例えば27ギガバイト)のデータを記録可能な光ディスクである。なお、光ディスク9は、それ以外の記録媒体であってもよく、例えば、DVD−RAM(Digital Versatile Disc − Random Access Memory),DVD−R(DVD − Recordable),DVD−RW(DVD − ReWritable),DVD+R(DVD + Recordable),DVD+RW(DVD + ReWritable),CD−R(Compact Disc − Recordable),またはCD−RW(CD − ReWritable)等の各種の光ディスクであってもよい。
なお、本例ではドライブ26によりデータの読み出し及び書き込みが行われる記録媒体の例として光ディスク9を挙げたが、これに限らず磁気ディスクや光磁気ディスク等、種々のディスク状の記録媒体を適用することができる。
図3は、図2の記録制御部14の構成例を示している。図3の例において、記録制御部14は、データ取り込み部31、情報取得部32、データ生成部33、クリップ生成部34、メディアプロファイル更新部35、データ記録部36及びテーブル記録部37により構成される。
データ取り込み部31は、エンコーダ/デコーダ部16又は記憶部24より画像データ、音声データ及びローレゾデータなどを取り込み、データ生成部33に供給する。
情報取得部32は、CPU11によりデータの記録開始が指示されると、RAM13に記憶されているパラメータ情報を、RAM13から取得し、データ生成部33、クリップ生成部34及びメディアプロファイル生成部35に供給する。パラメータ情報とは、入力部22が画像データ及び音声データを入力(撮像及び録音)するためのカメラ一体型記録再生装置1の設定情報であり、入力される画像データ及び音声データの解像度の情報、コーデック(符号化方法)の種類など、画像データ及び音声データを再生するときに、必要とされる再生情報である。パラメータ情報は、カメラ一体型記録再生装置1に予め設定されているか、又は、操作部21を介して、撮影スタッフなどにより設定され、RAM13に記憶されている。
データ生成部33は、情報取得部32からのパラメータ情報に基づいて、データ取り込み部31から供給された画像データ、音声データ及びローレゾデータなどから、所定のフォーマット(例えば図6の場合、MP4)の各エッセンスデータ(画像データ、音声データ及びローレゾデータ)をそれぞれ生成し、データ記録部36に出力する。また、データ生成部33は、情報取得部32からのパラメータ情報などに基づいて、メタデータなども、所定のフォーマットでそれぞれ生成し、データ記録部36に出力する。
なお、上記エッセンスデータとしては、MP4ファイルの他、種々のファイルを適用できる。MP4ファイルは、MPEG(Motion Picture Experts Group)−4形式の圧縮動画データを格納するファイル形式の一つであり、ISO/IEC 14496規格のPart 14の項で規定されている。MPEG−4形式の動画だけでなくMPEG−2やMPEG−1の動画を保存することもでき、また、AAC(Advanced Audio Coding)やMP3などの音声、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やPNG(Portable Network Graphics)などの静止画などを多重化して格納することができるため、どのような形式のデータが入っているかは内部を解析してみないと分からない。
クリップ生成部34は、情報取得部32からパラメータ情報が入力されると、入力されるデータ用の新しいクリップをまとめたテイクを生成するために、クリップディレクトリを生成する。また、クリップ生成部34は、情報取得部32からのパラメータ情報に基づいて、データ生成部33により生成された各エッセンスデータを再生するために必要な、各エッセンスデータの属性情報が記述されたクリップインフォメーションファイルを生成し、生成したクリップインフォメーションファイルをテーブル記録部37に出力する。
メディアプロファイル更新部35は、リムーバブルメディア3から読み出され、RAM13に展開されているメディアプロファイルに、情報取得部32からのパラメータ情報に基づいて、生成されたクリップに対応したクリップ要素を生成し、メディアプロファイルを更新する。生成されたクリップ要素には、クリップを再生するために必要なクリップの属性情報が記述されている。メディアプロファイル更新部35は、更新されたメディアプロファイルをテーブル記憶部37に出力する。
データ記録部36は、データ生成部33により生成されたデータをドライブ27を介して、リムーバブルメディア3に記録する。テーブル記録部37は、クリップ生成部34により生成されたクリップディレクトリ及びクリップインフォメーションファイルなど、並びに、メディアプロファイル更新部35により更新されたメディアプロファイルを、ドライブ27を介して、リムーバブルメディア3に記録する。
図4は、図2の再生制御部15の構成例を示している。図4の例において、再生制御部15は、クリップ再生部41、テープ再生部42、メディアプロファイル情報取得部43及びクリップ情報取得部44により構成される。再生制御部15のクリップ再生部41及びテープ再生部42は、CPU11からのクリップ再生開始又はテープ再生開始の指示に基づいて、メディアプロファイル情報取得部43又はクリップ情報取得部44を制御し、リムーバブルメディア3からデータを読み出す。
ここで、テープ再生とは、クリップ再生が、1つのクリップを再生するのに対して、リムーバブルメディア3に記録されているすべてのクリップを、あたかもテープを再生するかのように、記録された順に、次々と連続して再生するクリップ連続再生処理のことをいう。
クリップ再生部41は、CPU11からクリップ再生開始の指示を入力した場合、メディアプロファイル情報取得部43又はクリップ情報取得部44を制御し、対応するクリップを再生するための情報を取得させ、取得された情報に基づいて、ドライブ27を制御し、リムーバブルメディア3に記録されている画像データ、音声データ又はローレゾデータなどを読み出し、このリムーバブルメディア3から読み出された画像データ、音声データ又はローレゾデータなどを、エンコーダ/デコーダ部16に供給する。
テープ再生部42は、CPU11からテープ再生開始の指示を入力した場合、メディアプロファイル情報取得部43又はクリップ情報取得部44を制御し、対応するクリップを再生するための情報を取得させる。そして、取得された情報に基づいて、ドライブ27を制御し、リムーバブルメディア3に記録されている画像データ、音声データ又はローレゾデータなど読み出し、リムーバブルメディア3から読み出された画像データ、音声データ又はローレゾデータなどを、エンコーダ/デコーダ部16に供給する。すなわち、テープ再生部42は、メディアプロファイル情報取得部43より取得されたメディアプロファイルに登録された順にクリップを読み出し、出力する。
メディアプロファイル情報取得部43は、クリップ再生部41又はテープ再生部42の制御のもと、RAM13のメディアプロファイルから対応するクリップを再生するための情報を取得し、クリップ再生部41又はテープ再生部42に出力する。
テイク情報取得部44は、クリップ再生部41又はテープ再生部42の制御のもと、リムーバブルメディア3からドライブ27を介して、対応するクリップのクリップインフォメーションファイルを読み出し、RAM13に展開する。また、クリップ情報取得部44は、RAM13のクリップインフォメーションファイルから対応するクリップを再生するための情報を取得し、クリップ再生部41又はテープ再生部42に出力する。
次に、リムーバブルメディア3に記録されているデータを管理するファイルシステム、並びにファイルシステムにおけるディレクトリ構造およびファイルについて説明する。このファイルシステムにおいては、リムーバブルメディア3に記録されたデータは図5に示されるようなディレクトリ構造およびファイルにより管理される。
図5は、リムーバブルメディア3のファイルシステムの構成例を示す。図5において、ルートディレクトリ(ROOT)51には、BPAVディレクトリ52が設けられる。BPAVディレクトリ52の下位には、画像データや音声データ等のエッセンスデータに関する情報等が配置される。なお、ルートディレクトリ51には、図示は省略するが、構成表データ等も設けられる。
BPAVディレクトリ52には、リムーバブルメディア3に記録されているすべてのエッセンスデータに対するタイトルやコメント、さらに、リムーバブルメディア3に記録されているすべての画像データの代表となるフレームである代表画に対応する画像データのパス等の情報を含むファイルであるボリュームメタファイル(VOLMETA.XML)55、リムーバブルメディア3に記録されているすべてのクリップを管理するための管理情報等を含むメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53、及びメディアプロファイル(MEDIAPRO.BUP)54が設けられている。なお、メディアプロファイル54は、メディアプロファイル53を複製したものであり、2つのファイルを用意することにより、信頼性の向上が図られている。
BPAVディレクトリ52には、さらに、リムーバブルメディア3に記録されているデータ全体に対するメタデータであり、例えば、メディア属性、再生開始位置、又はReclnhi等の情報を含むファイルであるキューアップインフォメーションファイル(CUEUPINFO.XML)56及びキューアップインフォメーションファイル(CUEUPINFO.BUP)57が設けられている。なお、キューアップインフォメーションファイル57は、キューアップインフォメーションファイル56を複製したものであり、2つのファイルを用意することにより、信頼性の向上が図られている。ただし、これらの情報を更新する場合、キューアップインフォメーションファイル56のみを更新するようにしてもよい。
また、BPAVディレクトリ52には、上述したファイル以外にも、クリップのデータが下位のディレクトリに設けられるクリップルートディレクトリ(CLPR)58が設けられる。
クリップルートディレクトリ58には、リムーバブルメディア3に記録されているクリップのデータが、クリップ毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図5の場合、3つのクリップのデータが、クリップディレクトリ(200709_0001_01)61、クリップディレクトリ(200709_0001_02)62の2つのディレクトリに分けられて管理されている。すなわち、リムーバブルメディア3に記録された最初のクリップの各データは、クリップディレクトリ61の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2番目にリムーバブルメディア3に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ62の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
なお、各クリップディレクトリは、書き換え、削除禁止属性情報を有しており、各クリップディレクトリの下位のディレクトリとして管理される各データの書き換え及び削除禁止属性は、その上位のクリップディレクトリが有する書き換え、削除禁止属性情報に基づいて管理される。
上述したクリップルートディレクトリ58に設けられるクリップディレクトリ61の下位のディレクトリには、最初にリムーバブルメディア3に記録されたクリップの各データが、図6に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
図6は、図5のクリップディレクトリ61の構成例を示す。図6の場合、クリップディレクトリ61には、このクリップを管理するファイルであるクリップインフォメーションファイル(200709_0001_01.SMI)71、このクリップの画像データ(音声データを含む)ファイルである画像データファイル(200709_0001_01.MP4)72、このクリップのエッセンスデータに対応する、例えば、LTC(Linear Time Code)とフレーム番号を対応させる変換テーブル等の、リアルタイム性を要求されないメタデータであるクリップメタデータを含むファイルであるクリップメタデータファイル(200709_0001_01.XML)82、このクリップのエッセンスデータに対応する、例えばLTC等の、リアルタイム性を要求されるメタデータであるフレームメタデータを含むファイルであるフレームメタデータファイル(200709_0001_01.BIM)83、並びに、画像データファイル72のフレーム構造(例えば、MPEG等におけるピクチャ毎の圧縮形式に関する情報や、ファイルの先頭からのオフセットアドレス等の情報)が記述されたファイルであるピクチャポインタファイル(200709_0001_01.PPN)84等のファイルが設けられる。なお、上述したように、これらのファイルの書き換え、削除禁止属性は、クリップディレクトリ61が有する書き換え、削除禁止属性情報に基づいて管理される。
図6の場合、再生時にリアルタイム性を要求されるデータである、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータは、それぞれ1つのファイルとして管理され、読み出し時間が増加しないようになされている。
同様に、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータも、場合によって、それぞれ、2つ以上のファイルとして管理されるようにしてもよい。
また、図6において、リアルタイム性を要求されないクリップメタデータは、リアルタイム性を要求されるフレームメタデータと異なるファイルとして管理される。これは、画像データ等の通常の再生中に必要の無いメタデータを読み出さないようにするためであり、このようにすることにより、再生処理の処理時間や、処理に必要な負荷を軽減することができる。
なお、クリップメタデータファイル82は、汎用性を持たせるためにXML(eXtensible Markup Language)形式で記述されているが、フレームメタデータファイル83は、再生処理の処理時間や処理に必要な負荷を軽減させるために、XML形式のファイルをコンパイルしたBIM形式のファイルとしている。
図6に示されるクリップディレクトリ61のファイルの構成例は、リムーバブルメディア3に記録されている各クリップに対応するすべてのクリップディレクトリにおいて適用することができる。すなわち、図5に示される、その他のクリップディレクトリ62においても、図6に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
以上において、1つのクリップに対応するクリップディレクトリに含まれる各ファイルについて説明したが、ファイルの構成は上述した例に限らず、各クリップディレクトリの下位のディレクトリに、そのクリップに対応するクリップメタデータファイルが存在すれば、どのような構成であってもよい。
上述した例では、MPEG形式の圧縮動画データを格納するファイル形式であるMP4ファイル形式に対する例を示したが、これに限らず、他のフォーマット、例えば、MXF(Material eXchange Format)ファイル形式の画像データ、音声データ及びローレゾデータなどに対しても適用することができる。
次に、リムーバブルメディア3のファイルシステムのメディアプロファイルについて説明する。上述したように、メディアプロファイルは、リムーバブルメディア3に記録されているすべてのクリップを一括管理するための管理情報が記述されるクリップテーブル(clipTable)より構成される。クリップテーブルにはさらに、各クリップに属するエッセンスデータ(画像データ、音声データおよびローレゾデータなど)の管理情報も含まれる。なお、このメディアプロファイルは、リムーバブルメディア3内のデータを管理するための主にリムーバブルメディア3内で使用されるファイルであり、独自のスキーマによるXML形式で管理されている。
図7は、図5のメディアプロファイル53の例を示す。なお、図7において、各行頭の数字と、コロン記号(:)は、説明の便宜上付加したものであり、コードの一部ではない。
第1行目の<?xml version=”1.0” encoding=“UTF-8”?>は、第2行目以下に記述されるメディアプロファイル53が、XML形式のバージョン“ 1.0”で記述されており、UTF-8でエンコードされていることを表している。そして、図7の例においては、第2行目乃至第4行目の<MediaProfile xmlns=”http://xmlns.sony.net/pro/metadata/ mediaprofile” createdAt="2006-12-01T14:43:30+09:00"version="1.00">までの間に、最上位要素<MediaProfile xmlns=”・・・>と、最上位要素の属性"createdAt="、" version="を有していることを示している。"createdAt="は、メディアプロファイル53の作成日時を示し、" version="は、メディアプロファイル53のスキーマバージョンを示している。ここまでの第1行目乃至第4行目は、メディアプロファイル53を作成したカメラ一体型記録再生装置1及びこれに装着されたリムーバブルメディア3の属性を示している。
第5行目の乃至第24行目<Contents>要素は、カメラ一体型記録再生装置1に装着されたリムーバブルメディア3の素材(クリップ)の一覧を示す要素である。第6行目乃至第20行目は、クリップディレクトリ(200709_0001_01)61に対応する情報を記述したものであり、第21行目乃至第23行目は、クリップディレクトリ(200709_0001_02)62に対応する情報を記述したものである。なお、素材が存在しない場合は、この要素は生成しない。
第6行目乃至第9行目の<Material>要素は、<Contents>要素の子要素である。videoType、audioType、aspectRatio属性を除いてすべて必須記述要素である。この例では、videoType、すなわち画像データのファイル形式としてMPEG−2を使用している。
第6行目の<Material uri>要素は、対応するクリップ(200709_0001_01.SMI)のディレクトリ階層上の位置を示す。第9行目の<umid>属性は、このクリップ(200709_0001_01.SMI)に設定される、ワールドワイドで唯一の識別子を示す。第10行目の<Component uri>要素は、<Material uri>要素に対応するエッセンスデータ(200709_0001_01.MP4)を記述した要素である。第14行目乃至第16行目の<RelevantInfo uri>は、このクリップ(200709_0001_01.SMI)に関連する要素であり、ノンリアルタイム及びリアルタイムメタデータ、並びにピクチャポインタに関する情報を示す。
第21行目乃至第23行目は、クリップディレクトリ(200709_0001_02)62に対応する情報であり、上記クリップディレクトリ(200709_0001_01)61に対する構成と同様であるのであり、上記説明を準用できるのでここでは詳細な説明を省略する。
以上のように、メディアプロファイルには、クリップを構成するエッセンスデータを再生するために必要な情報、例えばディレクトリ階層上の位置を示す情報及びエッセンスデータの付属情報が記述されている。したがって、クリップ内のエッセンスデータを読み出して、再生に必要な情報を解釈しなくても、メディアプロファイルを参照することにより、すぐに、エッセンスデータを再生するために必要な情報であるエッセンスデータの付属情報を取得することができる。
また、メディアプロファイルにおいては、汎用性のあるSMILが用いられ、さらに、クリップを構成するエッセンスデータが、汎用性のあるユーミッドで管理されている。これにより、メディアプロファイルを外部の装置で簡単に利用することができる。
次に、図8のフローチャートを参照して、カメラ一体型記録再生装置1にリムーバブルメディア3が装着(マウント)された場合に実行されるメディアプロファイルの読み出し処理を説明する。
撮影スタッフは、カメラ一体型記録再生装置1を用いて、撮影により得られる画像データや音声データを記録するために、又は、リムーバブルメディア3に記録されている画像データや音声データ、ローレゾデータ等のコンテンツを再生するために、リムーバブルメディア3をドライブ27に装着する。
CPU11は、ドライブ27にリムーバブルメディア3が装着されたかどうかの判断処理を実行し(ステップS1)、ドライブ27にリムーバブルメディア3が装着されない場合は装着されるまで待機する。CPU11は、ドライブ27にリムーバブルメディア3が装着されたと判断した場合、その旨を再生制御部15に通知し、再生処理を実行するよう指示する。再生制御部15は、ドライブ27を制御し、リムーバブルメディア3からメディアプロファイル(例えば、メディアプロファイル53)を読み出させ(ステップS2)、RAM13に展開(ロード)し、メディアプロファイル読み込み処理を終了する。
このようにして、カメラ一体型記録再生装置1においては、リムーバブルメディア3が装着された時点で、メディアプロファイルがリムーバブルメディア3から読み出され、RAM13に展開される。そして、これ以降の処理においては、RAM13に展開されたメディアプロファイルに基づいて、リムーバブルメディア3に対して、データ書き込みや読み出しの処理が実行される。これにより、リムーバブルメディア3に記録されているデータ、すなわち画像データや音楽データ、ローレゾデータ等のコンテンツへのアクセスを早くすることができる。
上記のように、リムーバブルメディア3上のクリップ情報をメディアプロファイルに写し取り、クリップ群の構築をメディアプロファイルから行うようにしている。メディアプロファイルは、ソフトウェアが動作メモリ(例えばRAM13)上で管理するデータの一つで、リムーバブルメディア3内に存在するクリップの一覧リストである。メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53は、リムーバブルメディア3の管理ファイルの一つであり、メディアプロファイルが実ファイル化されたものである。リムーバブルメディア3をカメラ一体型記録再生装置1にマウントした際にこれを読み込むことで、メディアプロファイルを取得することができる。
なお、上記のメディアプロファイルの読み出し処理は、カメラ一体型記録再生装置1にリムーバブルメディア3が装着(マウント)された場合に実施すると説明したが、カメラ一体型記録再生装置1にリムーバブルメディア3が装着されている状態で電源が投入された場合にも実施する。
ところで、本来、実ファイル構造を写し取ったものであるはずのメディアプロファイルが、何らかの理由で正しくないとみなされたときには、実ファイル構造と整合をとって修正する必要がある。この修正処理(コンテンツ管理)を、本願ではハウスキーピングと呼ぶ。本願のハウスキーピング、ハウスキーピング機能の特徴は、第1に、メディアプロファイルを所定の条件に沿って更新すること、第2に、更新したメディアプロファイルをリムーバブルメディア3のメディアプロファイルに書き戻すことである。
ハウスキーピング処理は、フォーマット違反の可能性がありそのまま使用することができないリムーバブルメディアを使用可能な状態にするために行われる。ハウスキーピング処理が必要となるのは、次の状態のときである。第1に、リムーバブルメディア3に、管理ファイルであるメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53が存在しない場合である。第2に、リムーバブルメディア3をカメラ一体型記録再生装置1にマウントした時に、リムーバブルメディア3の管理ファイルとして存在するメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53を読み込んで得たメディアプロファイルの内容と、リムーバブルメディア3に記録されている実態に相違がある場合である。上記第2のケースとしては、例えばカメラ一体型記録再生装置1以外の機器で、メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53に反映せずにコンテンツファイルを追加・削除する、というようなケースが考えられる。
ここで、ハウスキーピング処理の概要について説明する。既存のメディアプロファイルが存在する場合は、そのメディアプロファイルとBPAVディレクトリ構造とを比較し、所定の条件によりメディアプロファイルを更新する。このハウスキーピング処理において更新するのは、メディアプロファイルのみで、リムーバブルメディア3上のBPAVディレクトリ52以下に配置されたメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53以外のファイルを編集したり削除したりすることはない。また、メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53以外のファイルを新規作成することもない。
メディアプロファイルを更新したとき、リムーバブルメディア3が書き込み可であれば適切なタイミングでメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53に反映する。何らかの理由でリムーバブルメディア3が書き込み不可の場合は、メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53を更新できなくてもよいが、メディアプロファイルは最新の情報を保つようにする。
続いて、ハウスキーピング処理の詳細を図9に示すフローチャートを参照して説明する。図9のハウスキーピング処理フローチャートを説明するにあたって、図10〜図13を参照する。図10は、リムーバブルメディア3のファイルシステムに沿ってファイルを実装した場合のディレクトリ構成の一例である。図11は、図10のディレクトリ構成に対応するメディアプロファイルの例を示すものである。図12は、図10のディレクトリ構成のリムーバブルメディア3に、コンテンツファイルを追加した場合のディレクトリ構成の例を示す図である。図13は、コンテンツファイルが追加されたリムーバブルメディア3のメディアプロファイルの例を示す図である。なお、図10及び図12において、図5に対応する部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図10において、ディレクトリの前に、プラス記号(+)が付加されているものは、そのディスクに子要素があることを示すものであり、後述する図12でも同様である。図10において、リムーバブルメディア3のルートディレクトリの直下には、BPAVディレクトリ52が設けられている。BPAVディレクトリ52の直下には、リムーバブルメディア3に記録されているすべてのクリップ及びエディットリストを管理するための管理情報等を含むメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53、リムーバブルメディア3に記録されているデータ全体に対するメタデータであり、例えば、メディア属性、再生開始位置、又はReclnhi等の情報を含むファイルであるキューアップインフォメーションファイル(CUEUPINFO.XML)56が設けられている。
図5に示したように、リムーバブルメディア3に記録されているすべての画像データの代表となるフレームである代表画に対応する画像データのパス等の情報を含むファイルであるボリュームメタファイル(VOLMETA.XML)55、バックアップ用のメディアプロファイル(MEDIAPRO.BUP)54及びキューアップインフォメーションファイル(CUEUPINFO.BUP)57については、記載を省略している。
さらに、BPAVディレクトリ52の下位には、上述したファイル以外にも、画像データや音声データ等のエッセンスデータ(コンテンツデータ)を含むクリップルートディレクトリ(CLPR)58、および、メディアプロファイルにはクリップではない一般のディレクトリ(General)59が配置されている。クリップではない一般のディレクトリの情報はメディアプロファイルには反映されない。
クリップルートディレクトリ58には、リムーバブルメディア3に記録されているクリップのデータが、クリップ毎に異なるディレクトリに分けて管理されている。例えば、図10の場合、クリップディレクトリ(200709_0001_01)121、クリップディレクトリ(200709_0002_01)122、クリップディレクトリ(200709_0003_01)123、クリップディレクトリ(200709_0003_02)124、クリップディレクトリ(FUJI0004_01)125の5つのディレクトリが管理されている。
例えば、クリップディレクトリ123の場合、このクリップを管理するファイルであるクリップインフォメーションファイル(200709_0003_01.SMI)、このクリップの画像データ等のコンテンツデータを含むファイルであるコンテンツデータファイル(200709_0003_01.MP4)、このクリップのエッセンスデータに対応するリアルタイム性を要求されないメタデータであるクリップメタデータファイル(200709_0003_01M01.XML)、このクリップのエッセンスデータに対応するリアルタイム性を要求されるメタデータであるフレームメタデータファイル(200709_0003_01R01.BIN)、並びに、画像データファイルのフレーム構造(例えば、MPEG等におけるピクチャ毎の圧縮形式に関する情報や、ファイルの先頭からのオフセットアドレス等の情報)が記述されたファイルであるピクチャポインタファイル(200709_0003_01I01.PPN)等のファイルが配置されている。
図10の例では、クリップディレクトリ内のコンテンツデータとして、MP4ファイルを使用している。このMP4ファイルは、画像データと音声データを保存できるものであるが、MXFファイル形式等、MP4以外のファイル形式でもよい。この場合、例えば、1つのクリップディレクトリ内で画像データと音声データで別々にファイルを管理することができる。
図10に示したクリップインデックス123の構成例は、リムーバブルメディア3に記録されている各クリップに対応するすべてのクリップディレクトリにおいて適用することができる。すなわち、図10に示される、その他のクリップディレクトリ121,122,124,125においても、クリップインデックス123のファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
クリップディレクトリ(FUJI0004_01)125は、ディレクトリ名称を、カメラ一体型記録再生装置1でクリップを生成した際に付けられた任意のシリアルナンバーから利用者が所望する“FUJI0004_01”に、変更した例である。
図11は、図10に示したメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53の素材一覧を示している。メディアプロファイル53のコンテンツ欄の2行目から19行目までには、マテリアル項目として、図10に示したクリップルートディレクトリ(CLPR)58の下位のクリップディレクトリ(200709_0001_01)121、クリップディレクトリ(200709_0002_01)122、クリップディレクトリ(200709_0003_01)123、及びクリップディレクトリ(200709_0003_02)124の各ファイルのディレクトリ階層上の位置(所在)が示されている。
また、20行目から22行目までには、マテリアル項目として、図10に示したクリップルートディレクトリ(CLPR)58の下位のクリップディレクトリ(FUJI0004_01)125のファイルのディレクトリ階層上の位置(所在)が示されている。
ここで、図10に示したディレクトリ構成を持つリムーバブルメディア3を、カメラ一体型記録再生装置1から着脱し、フィールドPC2、企画用端末装置6又は編集用端末装置7のいずれかに装着する。そして、装着先のいずれかの装置でリムーバブルメディア3に記録されているコンテンツデータを編集した場合について説明する。ここで言う編集とは、コンテンツデータの追加又は削除を伴う作業である。
上記編集の結果、カメラ一体型記録再生装置1と異なる外部装置によりリムーバブルメディア3内のファイルシステムのディレクトリ構成が、例えば、図12に示すディレクトリ構造に変更されたものとする。図12のディレクトリ構造において、図10のディレクトリ構成に対してクリップルートディレクトリ(CLPR)58直下にクリップに対応するコンテンツデータ(Kampake.MP4)146のファイルが追加されている。その他の構造について変更されていないものとする。この時点で、リムーバブルメディア3のメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53は変更されていない。つまり、追加されたコンテンツデータ146のファイル情報はメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53に反映されていない。
上記コンテンツデータ146が追加されたリムーバブルメディア3を、カメラ一体型記録再生装置1に戻して再装着(マウント)すると、カメラ一体型記録再生装置1は図7に示したメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53の読出し処理を開始し、その後、所定の条件を満たしていれば図9のハウスキーピング処理を実行する。
なお、ハウスキーピング処理は、カメラ一体型記録再生装置1にリムーバブルメディア3が装着(マウント)された場合に実施すると説明したが、カメラ一体型記録再生装置1にリムーバブルメディア3が装着されている状態で電源が投入された場合にも実施するように構成する。
図9に示すように、まずカメラ一体型記録再生装置1の再生制御部15は、リムーバブルメディア3のファイルシステムを最後に更新した装置を特定する情報、すなわち最終更新者情報(LVID)を取得し、その取得した最終更新者情報がカメラ一体型記録再生装置1であるか否かを判定する。
最終更新者情報がカメラ一体型記録再生装置1である場合、最後にメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53を編集したのはカメラ一体型記録再生装置1ということである。その場合、コンテンツデータの編集はカメラ一体型記録再生装置1により行われており、所定の処理を経てクリップやメディアプロファイルが変更されるため、リムーバブルメディア3を再装着後の再生に関して問題は生じない。したがって、その場合には、具体的な処理を行わずリムーバブルメディア3のマウントを完了する。
また、再生制御部15は、上記最終更新者情報の確認に加えて、メディアプロファイルが既に存在しており、そのメディアプロファイルにクリップとして既述されている内容と、クリップルートディレクトリ(CLPR)58以下に存在するクリップ名(クリップディレクトリ名及び単体MP4ファイル名)が一致していることを確認する(ステップS11)。一致している場合、具体的な処理を行わずリムーバブルメディア3のマウントを完了する。
いずれか一つでも条件を満たさなかった場合、再生制御部15は、システムコントローラ(シスコン)、例えばCPU11へハウスキーピング処理が必要な旨を通知し、CPU11からの実行指示に従う(ステップS12)。ハウスキーピングが実行されない場合はメディアマウントエラーとなり、それに対応した状態で処理を終了する。ハウスキーピング処理実行が指示された場合は、次の処理へ移行する。
再生制御部15は、RAM13に展開されたメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53と、リムーバブルメディア3のBPAVディレクトリ52以下の指定のファイル群を比較し、メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53の修正が必要か否かを判定する(ステップS13)。条件を満たさない場合、メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53の修正は不要であり、リムーバブルメディア3のマウントを完了する。比較する内容は下記とする。
第1に、既存メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53に既述がないコンテンツデータのファイルが存在し、かつ、以下の条件をすべて満たすとき、クリップとしてメデイアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53に追加する。
[1] クリップルートディレクトリ(CLPR)58直下にMP4ファイルが存在する、あるいはクリップディレクトリ以下にMP4ファイルが一つ以上存在する。
[2] MP4ファイルが後述するクリップとしての条件を満たしている。すなわち、リムーバブルメデイア3に追加されたMP4が規定のフォーマット、すなわちこの例では、ISO/IEC 14496規格のPart 14の項の規定を満たしている。また、外部機器により追加されたMP4ファイルがカメラ一体型記録再生装置1で扱えるものである。
第2に、既存メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53に既述があるが、該当するクリップ(コンテンツデータ)及びクリップディレクトリが下記の条件を満たすとき、メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53から削除する。
・ クリップルートディレクトリ(CLPR)58直下にあるはずのMP4ファイルが、リムーバブルメディア3に存在しない。
[2] クリップディレクトリごと存在しない。
この例の場合、図13に示すように、クリップルートディレクトリ(CLPR)58直下にMP4ファイルが存在し、かつ既存メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53に既述がないので、上記第1の条件に該当する。
メディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53の修正が必要と判断された場合、記録制御部14は、RAM13上に展開されているメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53の内容を更新する(ステップS14)。
さらに、記録制御部14は、リムーバブルメディア3が書き込み可能な状態であるか否かを判定する(ステップS15)。書き込み可能な状態であると判定した場合、“MEDIAPRO.XML”規定のフォーマットに従って、上記修正を加えたメディアプロファイルの内容を、リムーバブルメディア3に書き込む(ステップS16)。これにより、リムーバブルメディア3のマウント処理を完了する。
一方、ステップS15の処理において、リムーバブルメディア3が何らかの理由で書き込み不可の場合は、リムーバブルメディア3への書き込みは行わず、リムーバブルメディア3のマウントを完了する。
図12のコンテンツデータ146が追加されたリムーバブルメディア3のメディアプロファイル(MEDIAPRO.XML)53は、上記ハウスキーピング処理によって図13に示すように修正される。図13のメディアプロファイルの素材一覧において、コンテンツ欄の23行目に、クリップルートディレクトリ(CLPR)58直下のクリップ(Kampake.MP4)146の各ファイルのディレクトリ階層上の位置が示されている。
以上説明したように、上記実施の形態では、メディアプロファイル(コンテンツ管理ファイル)に登録されているファイル(コンテンツデータ)と実際のファイルとの整合性を調べ、登録されていないファイルがあった場合は再生可否を調べ、再生可能な場合はそのファイルの情報をコンテンツ管理ファイルに登録する(ハウスキーピング処理)。このように構成したことにより、リムーバブルメディアのメディアプロファイルの内容と実際のファイル構成を一致させることができる。したがって、利用者がPC等、カメラ一体型記録再生装置以外の機器で任意にメモリメディアに書き込んだファイル(コンテンツデータ)を、当該カメラ一体型記録再生装置において、再生可能なものに関しては自動的にコンテンツとして認識し、再生することが出来る。フォーマット違反の可能性があり、そのまま使用することのできないリムーバブルメディアを使用可能な状態とすることができる。
また、カメラ一体型記録再生装置に装着されたリムーバブルメディアの最終更新者情報が当該カメラ一体型記録再生装置である場合、上記比較処理を行わないようにしたので、確実にフォーマット違反ではないと判断できるときには、メディアプロファイルに登録されているファイルと実際のファイルとの比較処理が実行されない。それにより、フォーマット違反が疑わしいような場合に絞ってハウスキーピング処理を適用することができ、無駄な処理が削減できる。
また、本発明は、利用者がPC等でリムーバブルメディアにコンテンツデータを書き込み、それをカメラ一体型記録再生装置のスロットに挿入した際、当該カメラ一体型記録再生装置のハウスキーピング機能で、特定のフォルダ直下またはその一段下に作られた任意フォルダ内のコンテンツデータに関して再生可否を調べ、可能と判断したコンテンツデータに関しては、カメラ一体型記録再生装置のメディアプロファイル(コンテンツ管理ファイル)に登録し、カメラ一体型記録再生装置で扱えるように構成されている。それにより、サムネイル表示や再生が可能な状態となる。
例えば、リムーバブルメディアのどこに書かれても(どのようにフォルダを作られて、どこにコンテンツデータを入れても)対応するのは、カメラ一体型記録再生装置の処理負荷、応答速度を考えても現実的ではない。しかし、上記のような構成とすることで、利用者がPC等で任意にリムーバブルメディアに書き込んだコンテンツデータを、当該カメラ一体型記録再生装置において、所定の位置に書き込まれた再生可能なものに関しては自動的にコンテンツとして認識し、再生することが出来るので、処理負荷が減少するとともに検索する場所が限られているため応答速度も速く、現実的である。
このように、本発明は、利用者が、カメラ一体型記録再生装置で記録媒体として使用されているリムーバブルメディアにおいて、PC等でコンテンツデータを書き込み、それをカメラ一体型記録再生装置のスロットに挿入した際、カメラ一体型記録再生装置のハウスキーピング機能により、特定の条件を満たす任意フォルダ内のコンテンツデータに関しては、再生可否を調べ、その結果再生可能と判断したコンテンツデータに関しては、当該カメラ一体型記録再生装置のコンテンツ管理ファイル(例えばメディアプロファイル)に登録し、カメラ一体型記録再生装置でサムネイル表示や再生等を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、ハウスキーピング処理の説明において、追加されるコンテンツデータのファイル形式として、画像データと音声データの組み合わせが可能なMP4ファイルを例に挙げたが、これに限るものではない。例えば、画像データのみ、音声データのみ、サムネイル表示用データのみでもよい。
本発明を適用した映像プログラム制作支援システムの構成例を示す図である。 図1のカメラ一体型記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 図2の記録制御部の構成例を示すブロック図である。 図2の再生制御部の構成例を示すブロック図である。 図1のリムーバブルメディアに記録されるファイルのディレクトリ構成例を示す図である。 図5のクリップディレクトリの構成例を示す図である。 図5のメディアプロファイルの例を示す図である。 図1のカメラ一体型記録再生装置におけるメディアプロファイルの読み出し処理を示すフローチャートである。 ハウスキーピング処理を示すフローチャートである。 リムーバブルメディアに記録されるファイルのディレクトリの構成例を示す図である。 10のディレクトリ構成に対応するメディアプロファイルの例を示す図である。 10のディレクトリ構成のリムーバブルメディアに、コンテンツファイルを追加した場合のディレクトリ構成の例を示す図である。 コンテンツファイルが追加されたリムーバブルメディアのメディアプロファイルの例を示す図である。
符号の説明
1…カメラ一体型記録再生装置、2…フィールドPC、3…リムーバブルメディア、4…取材用端末装置、5…ネットワーク、6…企画用端末装置、7…編集用端末装置、8…映像プログラム制作支援システム、9…光ディスク、14…記録制御部、15…再生制御部、16…エンコーダ/デコーダ部、26,27…ドライブ、28…カメラ部、31…データ取り込み部、32…情報取得部、33…データ生成部、34…クリップ生成部、35…メディアプロファイル更新部、36…データ記録部、37…テーブル記録部、41…クリップ再生部、42…テープ再生部、43…メディアプロファイル情報取得部、44…クリップ情報取得部、52…BPAVディレクトリ、53…メデイアプロファイル、58…クリップディレクトリ、61…クリップサブディレクトリ、71… クリップインフォメーションファイル、146…コンテンツデータ

Claims (7)

  1. カメラ部で撮像されて着脱可能な記録媒体に記録されているコンテンツデータを管理する記録再生装置において、
    前記コンテンツデータが記録されるときに、前記コンテンツデータを再生するために必要な再生情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記再生情報とともに、前記コンテンツデータを一意的に識別するための識別子が記述され、前記コンテンツデータを個別に管理する第1の管理ファイルを生成する生成手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記再生情報と、前記コンテンツデータの前記識別子および前記コンテンツデータの所在を示す情報により構成される前記コンテンツデータの管理情報とを、前記コンテンツデータを一括管理する第2の管理ファイルに登録する登録手段と
    前記記録媒体が当該記録再生装置から取り外されて再度装着されたとき又は前記記録再生装置の電源が投入されたときに、前記記録媒体に記録されている前記第2の管理ファイルの管理情報を読み出す読出し手段と、
    前記読出し手段により読み出された前記第2の管理ファイルの管理情報が展開されるメモリと、
    前記メモリに展開された前記第2の管理ファイルの管理情報と、前記記録媒体に記録されているコンテンツデータを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記記録媒体に記録されている前記第2の管理ファイルの管理情報と前記コンテンツデータが一致しないときは、前記メモリに展開されている前記第2の管理ファイルの管理情報を最新の状態に更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記比較手段は、前記記録再生装置に装着された前記記録媒体の最終更新者情報が当該記録再生装置である場合、前記比較処理を行わない
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記比較手段による比較の結果、前記メモリに展開された第2の管理ファイルの管理情報に、前記記録媒体に記録されているコンテンツデータの情報が記述されていない場合、前記更新手段は当該コンテンツデータの情報を前記第2の管理ファイルの管理情報に記述する
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 前記比較手段による比較の結果、前記メモリに展開された第2の管理ファイルの管理情報に、前記記録媒体に存在しないコンテンツデータの情報が記述されている場合、前記更新手段は前記第2の管理ファイルの管理情報から当該コンテンツデータの情報を削除する
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  5. 前記比較手段は、前記記録媒体のファイルシステムのルートディレクトリの下位層に位置しコンテンツデータディレクトリを下位層に備えるディレクトリの直下、あるいは、前記コンテンツデータディレクトリを下位層に備える前記ディレクトリの下位層に設けられたコンテンツディレクトリ下に配置されているコンテンツデータと、前記メモリに展開された前記第2の管理ファイルの管理情報とを比較する
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  6. 前記更新手段によって前記メモリに展開されている第2の管理ファイルの管理情報が更新された後、更新された第2の管理ファイルの管理情報を前記記録媒体に記録する記録手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  7. コンテンツデータを再生するために必要な再生情報とともに、前記コンテンツデータを一意的に識別するための識別子が記述され、前記コンテンツデータを個別に管理する第1の管理ファイルと、
    前記コンテンツデータの再生情報と、前記コンテンツデータの前記識別子および前記コンテンツデータの所在を示す情報により構成される前記コンテンツデータの管理情報とを含み、前記コンテンツデータを一括管理する第2の管理ファイルを利用して、
    カメラ部で撮像されて着脱可能な記録媒体に記録されているコンテンツデータを管理するコンテンツ管理方法において、
    前記記録媒体が当該記録再生装置から取り外されて再度装着されたとき又は前記記録再生装置の電源が投入されたときに、前記記録媒体に記録されている前記第2の管理ファイルの管理情報を読み出す読出しステップと、
    前記読出しステップの処理により読み出された前記第2の管理ファイルの管理情報をメモリに展開する展開ステップと、
    前記メモリに展開された前記第2の管理ファイルの管理情報と、前記記録媒体に記録されているコンテンツデータを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較の結果、前記記録媒体に記録されている前記第2の管理ファイルの管理情報と前記コンテンツデータが一致しないときは、前記メモリに展開されている前記第2の管理ファイルの管理情報を最新の状態に更新する更新ステップと、
    を有することを特徴とするコンテンツ管理方法。
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