以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本技術を適用した情報処理システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1において、情報処理システム11は、例えば、インターネットなどからなるネットワーク12を介して、ユーザ端末13およびスポット情報集積サーバ14が接続されて構成される。また、ネットワーク12には、飲食店や観光施設などの各種のスポットに関する情報であるスポット情報をスポット情報集積サーバ14に提供する複数の情報提供装置15が接続され、図1の例では、3台の情報提供装置15A乃至15Cが接続されている。
例えば、情報提供装置15A乃至15Cからスポット情報集積サーバ14に提供されるスポット情報には、スポットを特定する文字情報(例えば、電話番号およびスポット名称)および位置情報(緯度および経度)のいずれかが少なくとも含まれている。また、スポット情報には、スポット側から発信される公式な情報や、スポットを利用した利用者により投稿されたコメントなどが含まれる。
ユーザ端末13は、いわゆるスマートフォンと称される多機能型の情報処理端末であり、例えば、音声通話に関する処理を行う電話機能、および、ウェブページの表示に関する処理を行うブラウザ機能を備えている。また、ユーザ端末13は、ユーザどうしのコミュニケーションを推進するSNS(Social Networking Service:ソーシャルネットワーキングサービス)などの外部サービスと連系した処理を行う外部サービス連系機能を備えている。なお、ユーザ端末13の構成については、図2を参照して後述する。
また、ユーザ端末13は、ネットワーク12を介して、所定の場所に関する情報である既存場所情報をスポット情報集積サーバ14に送信し、その既存場所情報に対応するスポット情報がスポット情報集積サーバ14から提供される。ここで、既存場所情報は、ユーザがユーザ端末13を利用したことに基づき、ユーザ端末13に記録される場所に関する情報である。例えば、既存場所情報には、ユーザがユーザ端末13を使用して発信した電話の電話番号や、ユーザがユーザ端末13に表示させたウェブページに記載されていたスポット名称や電話番号、コメントまたは写真と共にSNSに投稿(ユーザ自身による投稿、および、ユーザがフレンド登録した他のユーザの投稿)される位置情報などが含まれる。つまり、既存場所情報により特定される場所は、ユーザ端末13を介して間接的にユーザにとって既存となった場所のことであって、ユーザが直接的に訪れたことによって既存となった場所とは異なるものである。
スポット情報集積サーバ14は、ネットワーク12を介して、所定のタイミングで定期的に、情報提供装置15A乃至15Cから提供されるスポット情報を取得して蓄積する。そして、スポット情報集積サーバ14は、ユーザ端末13から送信されてきた既存場所情報に対応するスポット情報をユーザ端末13に送信する。図1の例では、スポット情報集積サーバ14は、スポット情報収集処理部21、スポット情報蓄積部22、およびスポット情報提供処理部23を備えて構成される。
スポット情報収集処理部21は、情報提供装置15A乃至15Cごとに予め設定されているタイミングで(例えば、1日ごとや1週間ごとに)、情報提供装置15A乃至15Cから提供されるスポット情報を収集して、スポット情報蓄積部22に蓄積する。具体的には、スポット情報収集処理部21は、情報提供装置15A乃至15Cが提供するAPI(Application Programming Interface)を利用して、スポット情報を取得することができる。また、スポット情報収集処理部21は、スポット情報を保管するための所定のフォルダを指定し、情報提供装置15A乃至15Cがフォルダに置いたスポット情報を取得することができる。
スポット情報蓄積部22は、スポット情報収集処理部21が収集したスポット情報を蓄積する。
スポット情報提供処理部23は、ユーザ端末13が送信する既存場所情報を、ネットワーク12を介して取得し、その既存場所情報に含まれる文字情報または位置情報に基づいて、スポット情報蓄積部22に蓄積されているスポット情報を検索する。そして、スポット情報提供処理部23は、その検索を行った結果、ユーザ端末13から送信されてきた既存場所情報に対応するスポット情報を、ネットワーク12を介してユーザ端末13に送信する。
情報提供装置15A乃至15Cは、例えば、飲食店に関する情報を提供するグルメサイトや、観光施設に関する情報を提供する旅行サイトなどを運営して、様々なスポット情報を提供するサービスを行うサービス提供会社などにより管理されるサーバ装置である。例えば、情報提供装置15A乃至15Cのサービス提供会社が、飲食店を利用した利用者のコメントを提供するグルメサイトを運営している場合でも、それぞれのサービスを利用する利用者が異なっていれば、同一の飲食店に対するコメントは異なるものとなる。そのため、情報提供装置15A乃至15Cから提供されるスポット情報の内容は、同一のスポットに対しても、それぞれ異なるものとなる。
このように構成される情報処理システム11では、同一のスポットに対して、情報提供装置15A乃至15Cから取得した、それぞれ内容の異なるスポット情報を統合して、ユーザ端末13に提供することができる。従って、例えば、情報処理システム11においてユーザ端末13に提供されるスポット情報に含まれるコメントは、スポット情報集積サーバ14を管理する自社のサービスを利用する利用者のコメントと、情報提供装置15A乃至15Cを管理する他社のサービスを利用する利用者のコメントとが対象とされる。
もちろん、ユーザは、ユーザ端末13のブラウザ機能を利用して、情報提供装置15A乃至15Cのサービス提供会社が運営するサイトに直接的にアクセスしてスポット情報を閲覧することはできる。しかしながら、この場合、あるスポットについて多くの情報を取得したければ、それぞれのサイトに個別にアクセスしなければならない。
これに対し、情報処理システム11では、情報提供装置15A乃至15Cから取得したスポット情報を統合して、ユーザ端末13に提供するため、ユーザの手間を省くことができ、利便性を向上させることができる。
次に、図2は、ユーザ端末13の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、ユーザ端末13は、タッチパネル31、位置情報検出部32、撮像部33、記憶部34、通信部35、機能実行部36、スポット情報処理部37を備えて構成される。
タッチパネル31は、LCD(Liquid Crystal Display)パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルなどからなる表示部41、および、抵抗膜方式や静電容量方式などを利用してユーザの指のタッチ(または近接)を検出する検出部42を有している。
例えば、タッチパネル31は、ユーザのタッチ入力を受け付けるボタンなどのGUI(Graphical User Interface)が配置された画面を表示部41に表示する。そして、ユーザが、タッチパネル31の表面を指などでタッチすると、そのタッチされた箇所が検出部42により検出される。これに従い、タッチパネル31は、タッチが検出された箇所に表示されているGUIに対する操作が行われたことを示す操作信号を機能実行部36またはスポット情報処理部37に供給する。
位置情報検出部32は、例えば、GPS(Global Positioning System)や無線LAN(Local Area Network)などの電波を利用してユーザ端末13の現在位置を検出し、ユーザ端末13の現在位置を示す現在位置情報(緯度および経度)を出力する。また、現在位置情報には、例えば、高さを示す情報や、建物のフロアを示す情報などを加えてもよい。
撮像部33は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子を有しており、ユーザの操作に応じて被写体を撮像する。そして、撮像部33は、被写体を撮像して得られる画像データに、位置情報検出部32から出力される現在位置情報を付加して記憶部34に記憶させる。
記憶部34は、データの書き換え可能なフラッシュメモリ(例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory))などにより構成される。記憶部34は、撮像部33から供給される画像データ、および、機能実行部36およびスポット情報処理部37が処理を行うのに必要な各種の情報を記憶する。
通信部35は、所定の通信規格に従って、ネットワーク12を介した通信を行う。例えば、通信部35は、スポット情報集積サーバ14と通信を行って、上述したような既存場所情報をスポット情報集積サーバ14に送信したり、スポット情報集積サーバ14から送信されてくるスポット情報を受信したりする。
機能実行部36は、ユーザ端末13が有する各種の機能を実行し、それらの機能を実行することによって取得される情報を記憶部34に記憶させる。図2の例では、機能実行部36は、ブラウザ機能処理部51、電話機能処理部52、外部サービス連系機能処理部53を有して構成される。
ブラウザ機能処理部51は、ユーザの操作に応じて、ウェブページをタッチパネル31に表示させる処理を行う。また、ブラウザ機能処理部51は、記憶部34に記憶されている閲覧履歴リストおよびブックマークリストを管理する。閲覧履歴リストには、ユーザ端末13で閲覧したウェブページのURL(Uniform Resource Locator)が記録され、ブックマークリストには、任意のウェブページへのアクセスを容易にするために、そのウェブページのURLが登録される。
例えば、ブラウザ機能処理部51は、ウェブページをタッチパネル31に表示させる際に、そのウェブページのインターネット上における場所を特定する情報であるURLを取得する。そして、ブラウザ機能処理部51は、取得した全てのURLを閲覧履歴リストに記録したり、ユーザによりブックマークするように操作されたウェブページのURLをブックマークリストに登録したりする。
電話機能処理部52は、ユーザの操作に応じて、ユーザ端末13による音声通話に関する処理を行う。また、電話機能処理部52は、記憶部34に記憶されている電話帳リスト、発信履歴リスト、および着信履歴リストを管理する。例えば、電話機能処理部52は、ユーザにより登録するように操作された電話番号を電話帳リストに登録し、ユーザ端末13から発信した全ての電話番号を発信履歴リストに登録し、ユーザ端末13に着信があった全ての電話番号を着信履歴リストに登録する。
外部サービス連系機能処理部53は、SNSなどの外部サービスと連系した処理を行う。SNSでは、例えば、SNSの利用者が、飲食店や観光施設などのスポットを訪れた際に、そのスポットについてのコメントや写真などを、現在位置の位置情報とともに投稿するチェックインと称される機能が提供されている。そして、ユーザがチェックインを行うと、SNSを提供するサーバは、スポットについてのコメントおよび写真と共に、例えば、チェックインしたユーザおよび日付を特定する情報、および、位置情報から特定される場所に関する情報(例えば、スポット名称や近隣の駅の名称など)を、チェックイン情報として取得する。
そして、外部サービス連系機能処理部53は、ユーザ端末13のユーザが指定する他のユーザのチェックイン情報を、SNSを提供するサーバが取得すると、そのチェックイン情報を取得して、記憶部34に記憶されているチェックイン情報リストに登録する。
スポット情報処理部37は、記憶部34に記憶される各種のリスト(閲覧履歴リスト、ブックマークリスト、電話帳リスト、発信履歴リスト、着信履歴リスト、または、チェックイン情報リスト)に登録されている情報に基づいて取得されるスポット情報に関する処理を行う。図2の例では、スポット情報処理部37は、既存場所情報取得処理部61、マイスポット情報登録処理部62、およびリマインダ表示処理部63を有して構成される。
既存場所情報取得処理部61は、所定のタイミングで定期的に、または、ユーザによる選択(指示)に従って、記憶部34に記憶される各種のリストに登録されている情報に基づき、所定の場所に関する情報である既存場所情報を取得する処理を行う。なお、既存場所情報取得処理部61が既存場所情報を取得する処理については、図3乃至5を参照して後述する。そして、既存場所情報取得処理部61は、取得した既存場所情報を、通信部35を介して図1のスポット情報集積サーバ14に送信して、既存場所情報から特定されるスポットに関するスポット情報の提供を要求する。ここで、スポット情報集積サーバ14に送信される既存場所情報は、原則的には、スポット情報集積サーバ14においてスポット情報を検索する処理に用いられるだけであって、スポット情報集積サーバ14に保管されないように運用される。なお、スポット情報集積サーバ14に送信された既存場所情報が、スポット情報集積サーバ14に保存されるようにしてもよい。
マイスポット情報登録処理部62は、既存場所情報取得処理部61からの要求に応じてスポット情報集積サーバ14が送信するスポット情報を、通信部35を介して取得する。そして、マイスポット情報登録処理部62は、取得したスポット情報の一覧を、既存場所情報に基づく検索結果としてタッチパネル31に表示し、それらのスポット情報の中からユーザが選択したものを、マイスポット情報として登録する処理を行う。また、マイスポット情報登録処理部62は、ユーザの操作に従って、マイスポット情報ごとに、「行った」または「行きたい」を示すステータスを設定する。なお、マイスポット情報登録処理部62がマイスポット情報を登録する処理については、図6乃至12を参照して後述する。
リマインダ表示処理部63は、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットがあるとき、そのスポットをユーザに思い出させるリマインダを表示する処理を行う。また、例えば、リマインダ表示処理部63は、ユーザ端末13の現在位置が所定の建物内となったときに、その建物内に「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットがあるとき、リマインダを表示する処理を行うことができる。なお、リマインダ表示処理部63がリマインダを表示する処理については、図13および14を参照して後述する。
次に、図3は、スポット情報処理部37が処理の実行を開始する時にタッチパネル31に表示されるメインメニュー画面を示す図である。
図3に示すように、メインメニュー画面101には、画面名称表示エリア102、メニュー表示エリア103、および、お勧めコンテンツ表示エリア104が表示される。
画面名称表示エリア102には、スポット情報に関する処理を行う主なメニューを表示するメインメニュー画面101が表示されていることを示す画面名称が表示され、図3の例では、画面名称「メインメニュー」が表示されている。
メニュー表示エリア103には、スポットを検索するのに使用する手段を選択するためのボタン(GUI)が表示される。図3の例では、メニュー表示エリア103には、スポット検索メニューとして、キーワードボタン105および場所ボタン106が表示される。また、メニュー表示エリア103には、スマートフォン同期メニューとして、電話番号同期開始ボタン107、電話番号同期結果表示ボタン107A、URL同期開始ボタン108、URL同期結果表示ボタン108A、SNS同期開始ボタン109、およびSNS同期結果表示ボタン109Aが表示されている。
なお、メニュー表示エリア103の表示は、図3に示すようなスポットを検索するのに使用する手段を選択するためのボタンを表示するスポット登録表示と、マイスポット情報が登録された登録フォルダを一覧で表示するフォルダ一覧表示とで切り替えることができる。即ち、メニュー表示エリア103の上部に表示されるスポット登録タブ111およびフォルダ一覧タブ112は、互いに排他的に選択され、図3の表示例では、スポット登録タブ111が選択された状態(スポット登録表示)が示されている。また、フォルダ一覧タブ112が選択された状態(フォルダ一覧表示)については、図8を参照して後述する。
キーワードボタン105は、ユーザが入力するキーワードを使用してスポットを検索することを選択するときに操作され、場所ボタン106は、ユーザ端末13の現在位置を使用してスポットを検索することを選択するときに操作される。
また、電話番号同期開始ボタン107は、記憶部34に記憶されている電話帳リスト、発信履歴リスト、および着信履歴リストに登録されている電話番号から得られる既存場所情報と、スポット情報集積サーバ14に蓄積されているスポット情報との紐付を同期させる電話番号同期処理を開始することを選択するときに操作される。電話番号同期結果表示ボタン107Aは、直近の電話番号同期処理による結果を表示させるときに操作され、電話番号同期結果表示ボタン107Aがタッチされると、例えば、後述する図6のマイスポット情報登録画面が表示される。
URL同期開始ボタン108は、記憶部34に記憶されている閲覧履歴リストおよびブックマークリストに登録されているURLから得られる既存場所情報と、スポット情報集積サーバ14に蓄積されているスポット情報との紐付を同期させるURL同期処理を開始するときに操作される。URL同期結果表示ボタン108Aは、直近のURL同期処理による結果を表示させるときに操作され、URL同期結果表示ボタン108Aがタッチされると、例えば、後述する図6のマイスポット情報登録画面が表示される。
SNS同期開始ボタン109は、記憶部34に記憶されているチェックイン情報リストに登録されているチェックイン情報から得られる既存場所情報と、スポット情報集積サーバ14に蓄積されているスポット情報との紐付を同期させるSNS同期処理を開始することを選択するときに操作される。SNS同期結果表示ボタン109Aは、直近のSNS同期処理による結果を表示させるときに操作され、SNS同期結果表示ボタン109Aがタッチされると、例えば、後述する図5のチェックイン情報選択画面が表示される。
また、例えば、ユーザ端末13において電話番号同期処理が行われ、ユーザが確認していない同期結果があるとき、図3に示すように、電話番号同期結果表示ボタン107Aに重ねて、新たな同期結果があることを通知するマーク「NEW」が表示される。なお、図示しないが、URL同期結果表示ボタン108AおよびSNS同期結果表示ボタン109Aについても、同様である。また、例えば、ユーザ端末13においてSNS同期処理が行われなく、同期結果が得られていない場合には、SNS同期結果表示ボタン109Aはグレーアウトで表示され選択不可とされる。なお、電話番号同期結果表示ボタン107AおよびURL同期結果表示ボタン108Aについても、同様である。
お勧めコンテンツ表示エリア104には、スポット情報を提供するサービスを行うサービス提供会社が推奨するコンテンツを表示させるときに操作されるボタンが表示され、図3の例では、グルメ情報ボタン110Aおよび110Bが表示されている。例えば、グルメ情報ボタン110Aは、情報提供装置15Aを管理するサービス提供会社が推奨するコンテンツを表示させるときに操作される。また、例えば、グルメ情報ボタン110Bは、情報提供装置15Bを管理するサービス提供会社が推奨するコンテンツを表示させるときに操作される。
ここで、ユーザが、電話番号同期開始ボタン107をタッチすると、既存場所情報取得処理部61は、記憶部34に記憶されている電話帳リスト、発信履歴リスト、および着信履歴リストから全ての電話番号を読み出して、既存場所情報として取得する。また、例えば、既存場所情報取得処理部61は、全ての電話番号を読み出す他、所定期間内(例えば、1週間以内)に登録された電話番号を取得するようにしてもよい。
なお、一般的に、飲食店や観光施設などは固定電話機を備えていることが想定される。そこで、既存場所情報取得処理部61は、読み出した全ての電話番号に対して、携帯電話機に対応する電話番号によりフィルタリングを施し、固定電話に対応する電話番号だけを既存場所情報として取得してもよい。さらに、既存場所情報取得処理部61は、国際電話識別番号や、国番号、地域番号(市外局番)などによりフィルタリングを施し、現在位置に基づいて、取得する電話番号を絞り込むことができる。例えば、既存場所情報取得処理部61は、所定の1つの国(例えば、日本)でフィルタリングしたり、所定の複数の国(例えば、アメリカとカナダなど)でフィルタリングしたりすることができる。また、例えば、既存場所情報取得処理部61は、現在位置となっている地域(県や州など)により絞り込みを行ってもよい。
また、ユーザが、URL同期開始ボタン108をタッチすると、既存場所情報取得処理部61は、後述する図4に示すウェブページ選択画面をタッチパネル31に表示する。ウェブページ選択画面により、閲覧履歴リストおよびブックマークリストに登録されているURLのウェブページのうち、スポット情報を取得するのに使用するウェブページがユーザにより選択される。そして、既存場所情報取得処理部61は、ユーザにより選択されたウェブページから既存場所情報を取得する。
また、ユーザが、SNS同期開始ボタン109をタッチすると、既存場所情報取得処理部61は、後述する図5に示すチェックイン情報選択画面をタッチパネル31に表示する。チェックイン情報選択画面により、チェックイン情報リストに登録されているチェックイン情報のうち、スポット情報を取得するのに使用するチェックイン情報がユーザにより選択される。そして、既存場所情報取得処理部61は、ユーザにより選択されたチェックイン情報から既存場所情報を取得する。
図4には、既存場所情報取得処理部61がタッチパネル31に表示するウェブページ選択画面が示されている。
図4に示すように、ウェブページ選択画面121には、画面名称表示エリア122、ブックマークタブ123、履歴タブ124、リスト表示エリア125、および選択ボタン126が表示される。
画面名称表示エリア122には、ウェブページ選択画面121が表示されていることを示す画面名称が表示され、図4の例では、画面名称「URLリスト」が表示されている。
ブックマークタブ123および履歴タブ124は、互いに排他的に選択され、図4の例では、履歴タブ124が選択されている状態が示されている。ブックマークタブ123は、ブックマークリストに登録されているウェブページのタイトルをリスト表示エリア125に表示させるときに選択される。履歴タブ124は、閲覧履歴リストに登録されているウェブページのタイトルをリスト表示エリア125に表示させるときに選択される。
リスト表示エリア125には、閲覧履歴リストまたはブックマークリストに登録されているウェブページのタイトルの一覧が表示される。図4の例では、履歴タブ124が選択されている状態が示されており、リスト表示エリア125には、閲覧履歴リストに登録されているウェブページのタイトルの一覧が表示されている。
また、リスト表示エリア125では、タイトルごとにチェックボックス127が表示され、ユーザは、チェックボックス127を利用して、それぞれのタイトルのウェブサイトを選択することができる。例えば、図4のリスト表示エリア125には、チェックボックス127−1乃至127−7が表示されており、チェックボックス127−1が選択された状態が示されている。
選択ボタン126は、スポットの検索に使用するウェブサイトの選択を決定するときに操作される。
例えば、ユーザは、リスト表示エリア125のチェックボックス127を利用して、スポットの検索に使用するウェブサイトを選択し、選択ボタン126を操作して、その選択を決定することができる。これに応じて、既存場所情報取得処理部61は、ユーザにより選択されたウェブページにアクセスして、それぞれウェブページに記載されている文字を認識する文字認識処理を行う。そして、文字認識処理を行った結果、既存場所情報取得処理部61は、ユーザにより選択されたウェブページにスポット名称および電話番号の少なくとも一方が記載されていることを認識した場合、その認識したスポット名称および電話番号の少なくとも一方を既存場所情報として取得する。さらに、既存場所情報取得処理部61は、ウェブページに埋め込まれている所定の識別子(ID)、具体的には、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)などに書き込むタグを既存場所情報として取得してもよい。なお、ユーザにより選択されたウェブページから既存場所情報を取得する処理は、既存場所情報取得処理部61が行う他、例えば、その処理を行うことをスポット情報集積サーバ14に対して要求し、スポット情報集積サーバ14において処理を行った結果を既存場所情報取得処理部61が取得してもよい。
図5には、既存場所情報取得処理部61がタッチパネル31に表示するチェックイン情報選択画面が示されている。なお、ユーザが図3のSNS同期開始ボタン109をタッチした場合には、その時点におけるチェックイン情報が取得されて最新のチェックイン情報をリスト表示するチェックイン情報選択画面が表示される。また、ユーザが図3のSNS同期結果表示ボタン109Aをタッチした場合には、例えば、自動同期などによりチェックイン情報が取得されるタイミングにおいて取得されていたチェックイン情報をリスト表示するチェックイン情報選択画面が表示される。
図5に示すように、チェックイン情報選択画面131には、画面名称表示エリア132、リスト表示エリア133、および選択ボタン134が表示される。
画面名称表示エリア132には、チェックイン情報選択画面131が表示されていることを示す画面名称が表示され、図5の例では、画面名称「SNSチェックリスト」が表示されている。
リスト表示エリア133には、チェックイン情報リストに登録されているチェックイン情報のうち、チェックイン情報選択画面131に表示する情報の一覧が表示される。ここで、チェックイン情報選択画面131に表示する情報としては、チェックインしたユーザのプロフィール画像およびユーザ名、チェックインした日付および場所、並びに、チェックイン時に投稿したコメントおよび画像がある。
また、リスト表示エリア133には、表示されるチェックイン情報ごとにチェックボックス135が表示され、ユーザは、チェックボックス135を利用して、それぞれのチェックイン情報を選択することができる。例えば、図5のリスト表示エリア133には、チェックボックス135−1乃至135−4が表示されており、チェックボックス135−2および135−3が選択された状態が示されている。
選択ボタン134は、スポットの検索に使用するチェックイン情報の選択を決定するときに操作される。
例えば、ユーザは、リスト表示エリア133のチェックボックス135を利用して、スポットの検索に使用するチェックイン情報を選択し、選択ボタン134を操作して、その選択を決定することができる。これに応じて、既存場所情報取得処理部61は、ユーザにより選択されたチェックイン情報を、記憶部34に記憶されているチェックイン情報リストから読み出し、選択されたチェックイン情報に含まれている位置情報およびスポット名称を既存場所情報として取得する。また、既存場所情報取得処理部61は、チェックイン情報に含まれているコメントに対して文字認識処理を行うことにより既存場所情報を取得してもよい。
以上のように、既存場所情報取得処理部61は、既存場所情報(例えば、電話番号、スポット名称、または位置情報)を取得し、取得した既存場所情報を図1のスポット情報集積サーバ14に送信する。これに応じて、スポット情報集積サーバ14が、既存場所情報に対応するスポット情報を送信すると、マイスポット情報登録処理部62がスポット情報を取得する。そして、マイスポット情報登録処理部62は、取得したスポット情報の中から、ユーザにより選択されたものをマイスポット情報として登録するために、マイスポット情報登録画面をタッチパネル31に表示する。
図6には、マイスポット情報登録処理部62がタッチパネル31に表示するマイスポット情報登録画面が示されている。
図6に示すように、マイスポット情報登録画面141には、画面名称表示エリア142、リスト表示エリア143、登録ボタン144、並び替えボタン145A、および絞り込みボタン145Bが表示される。例えば、マイスポット情報登録処理部62は、スポット情報集積サーバ14からスポット情報を取得したタイミングでマイスポット情報登録画面141を表示することができる。または、マイスポット情報登録処理部62は、スポット情報集積サーバ14からスポット情報を取得したことをメインメニュー画面101でユーザに通知し、ユーザの操作に応じたタイミングでマイスポット情報登録画面141を表示することができる。
画面名称表示エリア142には、マイスポット情報として登録可能なスポット情報を表示するマイスポット情報登録画面141であることを示す画面名称が表示され、図6の例では、画面名称「登録可能」が表示されている。また、リスト表示エリア143には所定数ごとにスポット情報が表示されるため、画面名称表示エリア142には、現在表示されている所定数のスポット情報に対して次に表示する所定数のスポット情報を表示させるためのボタン145が表示されている。
並び替えボタン145Aは、リスト表示エリア143に表示されるスポット情報を並び替えるときに操作され、並び替えボタン145Aに対する操作を行うことで、並び替え条件が表示される。そして、ユーザにより選択された条件に従って並び替えられたスポット情報がリスト表示エリア143に表示される。絞り込みボタン145Bは、リスト表示エリア143に表示されるスポット情報を絞り込むときに操作され、絞り込みボタン145Bに対する操作を行うことで、絞り込み条件が表示される。そして、ユーザにより選択された条件に従って絞り込まれたスポット情報がリスト表示エリア143に表示される。
リスト表示エリア143には、マイスポット情報登録処理部62が取得したスポット情報のリスト、即ち、情報提供装置15A乃至15Cから提供されるスポット情報が統合されて一覧となるリストが表示される。
リスト表示エリア143に表示されるスポット情報としては、例えば、スポットの名称、スポットの住所、および、現在位置からスポットまでの距離がある。また、リスト表示エリア143には、表示されるスポット情報ごとにチェックボックス146が表示され、ユーザは、チェックボックス146を利用して、マイスポット情報として登録するスポット情報を選択することができる。例えば、図6のリスト表示エリア143では、チェックボックス146−1乃至146−3が表示されており、チェックボックス146−2および146−3が選択された状態が示されている。なお、リスト表示エリア143に、スポットの最寄駅や、最寄駅からスポットまでの距離、現在位置からスポットまでの推定移動時間、スポットに関する静止画像または動画像、スポットで利用することができるクーポンなどをスポット情報として表示してもよい。
さらに、リスト表示エリア143では、チェックボックス146を利用して選択されたスポット情報には、ドロップダウンリスト148およびステータス切り替えボタン147が表示されている。
ドロップダウンリスト148は、スポット情報を登録する際の登録フォルダを指定するときに操作され、ドロップダウンリスト148が操作されることにより表示される登録フォルダの一覧の中から、任意の登録フォルダを指定することができる。図6の例では、ドロップダウンリスト148−1および148−2が表示されており、いずれも名称「グルメ」の登録フォルダが指定されていることが示されている。また、登録フォルダを新規に作成することができ、登録フォルダの名称はユーザが任意に決定することができる。
ステータス切り替えボタン147は、スポットに対するステータスを切り替えるときに操作され、図6の例では、ステータスとして「行った」および「行きたい」を切り替えるステータス切り替えボタン147が示されている。図6の例では、ステータス切り替えボタン147−1は、ステータス「行った」を選択していることが示されており、ステータス切り替えボタン147−2は、ステータス「行きたい」を選択していることが示されている。
登録ボタン144は、選択したスポット情報を、マイスポット情報として登録することを実行するときに操作される。
例えば、ユーザは、リスト表示エリア143のチェックボックス146を利用して、マイスポット情報として登録するスポット情報を選択し、登録ボタン144を操作して、選択したスポット情報をマイスポット情報として登録させることができる。これに応じて、マイスポット情報登録処理部62は、ユーザにより選択されたスポット情報を、マイスポット情報として、ドロップダウンリスト148を利用して指定された登録フォルダに登録する。そして、マイスポット情報登録処理部62は、複数のマイスポット情報が登録フォルダに登録されている場合、マイスポット情報のリスト表示画面をタッチパネル31に表示する。
図7には、マイスポット情報登録処理部62がタッチパネル31に表示するマイスポット情報のリスト表示画面が示されている。
図7に示すように、マイスポット情報のリスト表示画面151には、画面名称表示エリア152、リスト表示エリア153、およびフォルダ一覧ボタン154が表示される。
画面名称表示エリア152には、マイスポット情報登録画面141を利用してマイスポット情報を登録した結果として表示されるリスト表示画面151であることを示す画面名称が表示され、図7の例では、画面名称「登録結果」が表示されている。
リスト表示エリア153には、マイスポット情報登録画面141を利用して登録されたマイスポット情報のリストが表示される。リスト表示エリア153に表示されるマイスポット情報としては、例えば、スポットの画像および名称、スポットの住所、および、現在位置からスポットまでの距離がある。さらに、マイスポット情報ごとに、マイスポット情報が登録されている登録フォルダを示すドロップダウンリスト155−1乃至155−4、スポットに対するステータスを切り替えるステータス切り替えボタン156−1乃至156−4が表示される。なお、リスト表示エリア153には、スポットの最寄駅や、最寄駅からスポットまでの距離、現在位置からスポットまでの推定移動時間、スポットに関する静止画像または動画像、スポットで利用することができるクーポンなどをスポット情報として表示してもよい。
フォルダ一覧ボタン154は、マイスポット情報が登録されている登録フォルダの一覧を表示するときに操作される。ユーザが、フォルダ一覧ボタン154に対する操作を行うと、タッチパネル31には、登録フォルダの一覧を表示するフォルダ一覧表示のメインメニュー画面が表示される。そして、ユーザが、フォルダ一覧表示のメインメニュー画面の中から閲覧したい登録フォルダを選択すると、マイスポット情報登録処理部62は、その登録フォルダに登録されているマイスポット情報のリスト表示画面をタッチパネル31に表示する。
図8には、マイスポット情報登録処理部62がタッチパネル31に表示する登録フォルダ一覧表示とされたメインメニュー画面が示されている。
図8に示すように、登録フォルダ一覧表示のメインメニュー画面161には、画面名表示エリア162、およびフォルダ表示エリア163が表示される。
画面名表示エリア162には、図3のメインメニュー画面101と同様に、画面名称「メインメニュー」が表示されている。
フォルダ表示エリア163には、キーワード検索ウィンドウ164、および、全ての登録フォルダのアイコン165の一覧が表示される。なお、フォルダ表示エリア163の表示は、図3を参照して上述したように、スポット登録表示およびフォルダ一覧表示で切り替えることができ、フォルダ表示エリア163の上部には、表示を切り替えるためのスポット登録タブ167およびフォルダ一覧タブ168が表示されている。即ち、図8の表示例では、フォルダ一覧タブ168が選択された状態(フォルダ一覧表示)が示されており、スポット登録タブ167が選択された場合には、図3のメニュー表示エリア103が表示される。
キーワード検索ウィンドウ164には、マイスポット情報として登録されているスポットを検索する際に、検索キーワードが入力される。
図8の例では、フォルダ表示エリア163には、登録フォルダのアイコン165−1乃至165−9が表示されており、フォルダ表示エリア163をスクロールさせることで、全ての登録フォルダのアイコン165を表示することができる。また、登録フォルダのアイコン165の下方には登録フォルダごとに、登録フォルダの名称と、登録フォルダに登録されているマイスポット情報の個数とが(例えば、アイコン165−5の登録フォルダの名称は京都旅行用であり、80個のマイスポット情報が登録されていることが)表示される。さらに、登録フォルダのアイコン165には、その登録フォルダに登録されているマイスポット情報に含まれる画像(例えば、図10の画像表示エリア184の画像)が最大4枚表示される。
そして、ユーザが、フォルダ一覧表示のメインメニュー画面161のフォルダ表示エリア163に表示されているアイコン165をタッチして登録フォルダを選択すると、その登録フォルダに登録されているマイスポット情報のリスト表示画面がタッチパネル31に表示される。
図9には、マイスポット情報登録処理部62がタッチパネル31に表示する登録フォルダごとのマイスポット情報のリスト表示画面が示されている。
図9に示すように、登録フォルダごとのマイスポット情報のリスト表示画面171には、画面名表示エリア172、スポット名検索ウィンドウ173、並び替えボタン174、絞り込みボタン175、リスト表示エリア176、および地図表示エリア177が表示される。
画面名表示エリア172には、リスト表示画面171に表示されているマイスポット情報が登録されている登録フォルダの名称が表示され、図9の例では、登録フォルダの名称「グルメ」が表示されている。また、画面名表示エリア172には、他の登録フォルダを選択する操作などを行うためのフォルダ操作ボタン178が表示される。
スポット名検索ウィンドウ173には、マイスポット情報として登録されているスポットを検索する際に、検索キーワードが入力される。並び替えボタン174は、リスト表示エリア176に表示されるスポット情報を並び替えるときに操作され、絞り込みボタン175は、リスト表示エリア176に表示されるスポット情報を絞り込むときに操作される。
リスト表示エリア176には、選択された登録フォルダに登録されているマイスポット情報のリストが表示される。また、リスト表示エリア176は、図9において地図表示エリア177が表示されている領域も含めた範囲で表示され、リスト表示エリア176のマイスポット情報ごとに表示される地図ボタンに対する操作が行われると、リスト表示エリア176の範囲が縮小されて、地図表示エリア177が表示される。
地図表示エリア177は、リスト表示エリア176において地図ボタンに対する操作が行われたのに応じて、地図を表示する対象とされたスポット近辺の地図を表示する。また、地図表示エリア177には、対象とされたスポットの位置を示すアイコン179が表示される。さらに、地図表示エリア177には、ユーザ端末13の現在位置を示すアイコンや、対象とされたスポットまでの経路などを表示することができる。
例えば、ユーザが、図7のリスト表示エリア153または図9のリスト表示エリア176に表示されているマイスポット情報を選択すると、マイスポット情報登録処理部62は、その選択されたマイスポット情報の詳細表示画面をタッチパネル31に表示する。
図10は、マイスポット情報登録処理部62がタッチパネル31に表示するマイスポット情報の詳細表示画面が示されている。
図10に示すように、マイスポット情報の詳細表示画面181には、スポット名称表示エリア182、表示切り替えボタン183、画像表示エリア184、ステータス切り替えボタン185、スポット詳細情報表示エリア186が表示される。
スポット名称表示エリア182には、マイスポット情報の詳細表示画面181に表示されているスポットのスポット名称が表示され、図10の例では、スポット名称「イタリアンドレミファ」が表示されている。また、スポット名称表示エリア182には、スポットが登録される登録フォルダに対する操作(変更や削除など)を行うときに操作されるフォルダ操作ボタン187が表示される。さらに、スポット名称表示エリア182には、現在位置からスポットまでのナビゲーションを行うときに操作されるナビゲーションボタン188が表示される。
表示切り替えボタン183は、マイスポット情報の詳細表示画面181の表示内容を切り替えるときに操作される。図10の例では、表示切り替えボタン183は、表示内容として「マップ」および「詳細情報」を切り替えることができ、表示内容「詳細情報」を選択していることが示されている。
画像表示エリア184には、マイスポット情報に含まれているスポットの画像が表示される。また、画像表示エリア184には、例えば、情報提供装置15A乃至15Cから取得したスポット情報に含まれる画像が単独で表示され、または、それらのスポット情報に含まれる画像が混在されて表示される。
ステータス切り替えボタン185は、図6のステータス切り替えボタン147と同様に、スポットに対するステータスを切り替えるときに操作される。
スポット詳細情報表示エリア186には、スポットに関する詳細な情報が表示され、図10の例では、マイスポット情報に含まれているスポットの電話番号、住所、情報元、およびURLが表示されている。ここで、スポット詳細情報表示エリア186に表示されるスポットの情報元は、そのスポットのスポット情報を取得した際の既存場所情報に基づいたものとされる。例えば、SNSのチェックイン情報から既存場所情報を取得した場合には、チェックイン情報を投稿したユーザの名前が表示され、図10の例では、「ユーザA」と表示されている。また、例えば、電話番号から既存場所情報を取得した場合には、電話番号が表示され、URLから既存場所情報を取得した場合には、そのURLのHTMLタイトルが表示される。なお、スポット詳細情報表示エリア186にURLを表示させる他、例えば、スポット名称表示エリア182のスポット名称や画像表示エリア184の画像などに、ハイパーリンクとしてURLを対応させてもよい。
さらに、マイスポット情報の詳細表示画面181の表示をスクロールさせることで、図11に示すように、表示中のスポットで利用可能なクーポンや、そのスポットについての様々な情報などを含むコンテンツを表示させることができる。
図11に示すマイスポット情報の詳細表示画面181の例では、情報提供装置15Aのサービス提供会社が提供するコンテンツを表示するコンテンツ表示エリア189A、および、情報提供装置15Bのサービス提供会社が提供するコンテンツを表示するコンテンツ表示エリア189Bが表示されている。なお、図示しないが、情報提供装置15Cのサービス提供会社が提供するコンテンツは、マイスポット情報の詳細表示画面181の表示をさらにスクロールさせることで表示される。このように、タッチパネル31には、複数の異なるサービス提供会社から提供されるコンテンツが統合されて、1画面内に並べて表示される。なお、サービス提供会社ごとに表示されるようにしてもよい。
コンテンツ表示エリア189Aおよびコンテンツ表示エリア189Bには、例えば、それぞれのサービス提供会社が提供するクーポンの内容が表示される。さらに、コンテンツ表示エリア189Aには、例えば、情報提供装置15Aのサービス提供会社独自のスポット情報を表示したり、情報提供装置15Aのサービス提供会社が運営するサイトにアクセスするためのURLを表示することができる。同様に、コンテンツ表示エリア189Bには、例えば、情報提供装置15Bのサービス提供会社独自のスポット情報を表示したり、情報提供装置15Bのサービス提供会社が運営するサイトにアクセスするためのURLを表示することができる。
なお、マイスポット情報の詳細表示画面181は、例えば、検索を行って表示させることができる。検索によりマイスポット情報の詳細表示画面181が表示されたときには、例えば、ステータス切り替えボタン185など一部の機能は非表示とされる。
ここで、図6のマイスポット情報登録画面141において、マイスポット情報を登録する前に、リスト表示エリア143に表示されているスポット情報の欄をユーザがタッチすると、マイスポット情報登録処理部62は、その欄に表示されているスポット情報の詳細情報を表示する登録前スポット詳細画面をタッチパネル31に表示する。
図12には、マイスポット情報登録処理部62がタッチパネル31に表示する登録前スポット詳細画面が示されている。
図12に示すように、登録前スポット詳細画面191には、スポット名称表示エリア192、表示切り替えボタン193、画像表示エリア194、ドロップダウンリスト196、ステータス切り替えボタン195、登録ボタン197が表示される。
スポット名称表示エリア192には、登録前スポット詳細画面191に表示されているスポットのスポット名称が表示され、図12の例では、スポット名称「イタリアンドレミファ」が表示されている。つまり、例えば、図6のマイスポット情報登録画面141のリスト表示エリア143に表示されているスポット名称「イタリアンドレミファ」の欄をユーザがタッチしたときに、スポット名称「イタリアンドレミファ」の詳細情報を表示する登録前スポット詳細画面191が表示される。また、スポット名称表示エリア192には、現在位置からスポットまでのナビゲーションを行うときに操作されるナビゲーションボタン198が表示される。
表示切り替えボタン193は、登録前スポット詳細画面191の表示内容を切り替えるときに操作される。図12の例では、表示切り替えボタン193は、表示内容として「マップ」および「詳細情報」を切り替えることができ、表示内容「詳細情報」を選択していることが示されている。画像表示エリア194には、スポット情報に含まれているスポットの画像が表示される。
ドロップダウンリスト196は、登録前スポット詳細画面191に表示されているスポット情報をマイスポット情報として登録する登録フォルダを指定するときに操作される。例えば、ドロップダウンリスト196が操作されることにより表示される登録フォルダの一覧の中から、任意の登録フォルダを指定することができる。ステータス切り替えボタン195は、図10のステータス切り替えボタン185と同様に、スポットに対するステータスを切り替えるときに操作される。登録ボタン197は、登録前スポット詳細画面191に表示されているスポット情報を、マイスポット情報として登録することを実行するときに操作される。
ユーザは、登録前スポット詳細画面191を利用して、マイスポット情報を登録することができる。
このように、マイスポット情報登録処理部62によりマイスポット情報が登録され、マイスポット情報が表示される。そして、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットがあるとき、リマインダ表示処理部63によりリマインダ画面が表示される。または、例えば、ユーザ端末13の現在位置が所定の建物内となったときに、その建物内に「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットがあるとき、リマインダ表示処理部63によりリマインダ画面が表示される。
次に、図13には、リマインダ表示処理部63がタッチパネル31に表示するリマインダ画面が示されている。
図13に示すように、リマインダ画面201には、メッセージ表示エリア202、メッセージ表示エリア203、およびボタン204が表示される。
メッセージ表示エリア202には、スポット情報集積サーバ14の管理者から、サービスを利用するユーザに対するメッセージなどが表示される。
メッセージ表示エリア203には、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットがあることをユーザに通知するメッセージが表示される。図13の例では、メッセージ表示エリア203には、メッセージ「『行きたい』に登録したスポットが近くに××件あります。」が表示されている。
ボタン204は、メッセージ表示エリア203に表示されているメッセージを確認したユーザが、次の処理に進むように指示するときに操作される。ボタン204が操作されることにより、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報を提示する処理が行われる。
例えば、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報が複数ある場合には、マイスポット情報のリスト表示画面が表示される。
図14には、リマインダ表示処理部63がタッチパネル31に表示するマイスポット情報のリスト表示画面が示されている。
図14に示すように、マイスポット情報のリスト表示画面211には、図9のマイスポット情報のリスト表示画面171と同様に、画面名表示エリア212、スポット名検索ウィンドウ213、並び替えボタン214、絞り込みボタン215、リスト表示エリア216、および地図表示エリア217が表示される。
ここで、図9のリスト表示エリア176には、表示対象とされている登録フォルダに登録されているマイスポット情報のリストが表示される。これに対し、図14のリスト表示エリア216には、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内にある複数のマイスポットのマイスポット情報だけが表示される。そして、地図表示エリア217には、近接したスポットの位置を示すアイコン218が表示される。
また、リマインダ表示処理部63は、リスト表示エリア216におけるマイスポット情報を、現在位置からの距離が近い順に従って表示する。
なお、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報が1つだけである場合には、図10と同様に、そのマイスポット情報の詳細表示画面181が表示される。また、ユーザが、リスト表示エリア216に表示されているマイスポット情報を選択した場合にも、マイスポット情報の詳細表示画面181が表示される。このとき、クーポンなどのお得な情報も同時に表示される。なお、当該スポットではないが周辺にあるスポットのクーポンなどのお得な情報を表示したり、マイスポット情報に登録したスポットがクーポンなどのお得な情報を発信したタイミングで、その旨を表示してもよい。
次に、図15は、スポット情報処理部37の既存場所情報取得処理部61およびマイスポット情報登録処理部62が実行する処理を説明するフローチャートである。
例えば、ユーザが、ユーザ端末13を操作して、スポット情報処理部37による処理を開始するように指示すると処理が開始され、ステップS11において、タッチパネル31にメインメニュー画面101(図3)が表示される。
ステップS11の処理後、処理はステップS12に進み、既存場所情報取得処理部61は、既存場所情報を取得する手段として選択されたのは、URL、SNS、および電話番号のいずれであるかを判定する。
例えば、ユーザがメインメニュー画面101のURL同期開始ボタン108をタッチした場合には、ステップS12において、既存場所情報取得処理部61は、既存場所情報を取得する手段としてURLが選択されたと判定し、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、既存場所情報取得処理部61は、タッチパネル31にウェブページ選択画面121(図4)を表示する。そして、ユーザがリスト表示エリア125に表示されているウェブサイトを選択し、選択ボタン126をタッチしてウェブサイトの選択を決定すると、既存場所情報取得処理部61は、ユーザにより選択されたウェブサイトから既存場所情報を取得する。その後、処理はステップS15に進む。
一方、例えば、ユーザがメインメニュー画面101のSNS同期開始ボタン109をタッチした場合には、ステップS12において、既存場所情報取得処理部61は、既存場所情報を取得する手段としてSNSが選択されたと判定し、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、既存場所情報取得処理部61は、タッチパネル31にチェックイン情報選択画面131(図5)を表示する。そして、ユーザがリスト表示エリア133に表示されているチェックイン情報を選択し、選択ボタン134をタッチしてチェックイン情報の選択を決定すると、既存場所情報取得処理部61は、ユーザにより選択されたチェックイン情報から既存場所情報を取得する。その後、処理はステップS15に進む。
一方、例えば、ユーザがメインメニュー画面101の電話番号同期開始ボタン107をタッチした場合には、ステップS12において、既存場所情報取得処理部61は、既存場所情報を取得する手段として電話番号が選択されたと判定する。この場合、既存場所情報取得処理部61は、記憶部34に記憶されている電話帳リスト、発信履歴リスト、および着信履歴リストから全ての電話番号を読み出して、既存場所情報として取得し、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、既存場所情報取得処理部61は、取得した既存場所情報を、通信部35を介して図1のスポット情報集積サーバ14に送信し、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、マイスポット情報登録処理部62は、ステップS15で送信された既存場所情報に基づいた検索を行った結果、スポット情報集積サーバ14から送信されてくるスポット情報を受信する。
ステップS17において、マイスポット情報登録処理部62は、タッチパネル31にマイスポット情報登録画面141(図6)を表示する。マイスポット情報登録画面141のリスト表示エリア143には、ステップS16で取得したスポット情報の一覧が表示される。ユーザがリスト表示エリア143に表示されているスポット情報を選択し、登録ボタン144をタッチして選択したスポット情報の登録を指示すると、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、マイスポット情報登録処理部62は、ユーザにより選択されたスポット情報をマイスポット情報として登録する処理を行う。
ステップS19において、マイスポット情報登録処理部62は、ステップS18で登録したマイスポット情報のリスト表示画面151(図7)をタッチパネル31に表示する。
ステップS20において、マイスポット情報登録処理部62は、登録フォルダを一覧でタッチパネル31に表示するフォルダ表示を行うか否かを判定する。例えば、ユーザがリスト表示画面151のフォルダ一覧ボタン154をタッチすると、マイスポット情報登録処理部62は、フォルダ表示を行うと判定して処理はステップS21に進む。
ステップS21において、マイスポット情報登録処理部62は、登録フォルダを一覧で表示するフォルダ表示を行い、即ち、図8の登録フォルダ一覧表示のメインメニュー画面161を表示して、表示させる登録フォルダを選択させる。そして、ユーザによる選択に従って、タッチパネル31には登録フォルダごとのマイスポット情報のリスト表示画面171(図9)が表示される。ステップS21の処理後、または、ステップS20において、マイスポット情報登録処理部62がフォルダ表示を行わないと判定した場合、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、マイスポット情報登録処理部62は、マイスポット情報の詳細表示を行うか否かを判定する。例えば、ユーザがリスト表示画面171のリスト表示エリア176に表示されているマイスポット情報をタッチすると、マイスポット情報登録処理部62は、そのタッチされたマイスポット情報の詳細表示を行うと判定して処理はステップS23に進む。
ステップS23において、マイスポット情報登録処理部62は、ユーザがタッチしたマイスポット情報の詳細表示画面181(図10)をタッチパネル31に表示する。ステップS23の処理後、または、ステップS22において、マイスポット情報登録処理部62がマイスポット情報の詳細表示を行わないと判定した場合、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、マイスポット情報登録処理部62は、スポット情報処理部37による処理を終了するか否かを判定する。例えば、ユーザがスポット情報処理部37による処理を終了するように操作を行った場合、マイスポット情報登録処理部62は、スポット情報処理部37による処理を終了すると判定して、タッチパネル31に表示させている画面を非表示にして処理を終了する。
一方、ステップS24において、マイスポット情報登録処理部62が、スポット情報処理部37による処理を終了しないと判定した場合、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、マイスポット情報登録処理部62は、ユーザの操作に従ってメインメニュー画面101に戻るか否かを判定する。ステップS25において、マイスポット情報登録処理部62がメインメニュー画面101に戻らないと判定した場合、処理はステップS19に戻り、以下、同様の処理が行われる。一方、ステップS25において、マイスポット情報登録処理部62がメインメニュー画面101に戻ると判定した場合には、処理はステップS11に戻り、以下、同様の処理が行われる。
なお、ステップS11で表示されるメインメニュー画面101(スポット登録表示)と、ステップS21で表示されるメインメニュー画面161(フォルダ一覧表示)とは、並列関係であり、どちらを表示させるかは、ユーザにより選択することができる。即ち、メインメニュー画面161の表示から処理が開始されるようにしてもよい。
次に、図16は、スポット情報処理部37のリマインダ表示処理部63が実行するリマインド処理を説明するフローチャートである。
リマインダ表示処理部63は、スポット情報処理部37による処理が行われているときには常にリマインド処理を実行しており、ステップS31において、位置情報検出部32から出力される現在位置情報を取得する。
ステップS32において、リマインダ表示処理部63は、マイスポット情報登録処理部62により登録されたマイスポット情報を参照し、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットがあるか否かを判定する。ステップS32において、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットがないと判定された場合、処理はステップS31に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS32において、リマインダ表示処理部63が、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内に、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットがあると判定した場合、処理はステップS33に進む。ステップS33において、リマインダ表示処理部63は、タッチパネル31にリマインダ画面201(図13)を表示する。そして、ユーザがリマインダ画面201のボタン204をタッチすると、処理はステップS34に進む。
ステップS34において、リマインダ表示処理部63は、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内にある、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットが複数であるか否かを判定する。
ステップS34において、スポットが複数であると判定された場合、処理はステップS35に進み、リマインダ表示処理部63は、マイスポット情報のリスト表示画面211(図14)をタッチパネル31に表示する。
ステップS36において、リマインダ表示処理部63は、マイスポット情報の詳細表示を行うか否かを判定する。例えば、ユーザがリスト表示画面211のリスト表示エリア216に表示されているマイスポット情報をタッチすると、リマインダ表示処理部63は、そのタッチされたマイスポット情報の詳細表示を行うと判定する。
ステップS36において、マイスポット情報の詳細表示を行わないと判定された場合、処理はステップS37に進む。リマインダ表示処理部63は、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内にある、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットのリマインドを終了するか否かを判定する。ステップS37において、リマインダ表示処理部63がリマインドを終了しないと判定した場合には、処理はステップS35に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS36において、マイスポット情報の詳細表示を行うと判定された場合、処理はステップS38に進み、リマインダ表示処理部63は、ユーザがタッチしたマイスポット情報の詳細表示画面181(図10)をタッチパネル31に表示する。または、ステップS34において、スポットが複数でない(即ち、単数である)と判定された場合、処理はステップS38に進み、リマインダ表示処理部63は、そのマイスポット情報の詳細表示画面181(図10)をタッチパネル31に表示する。
ステップS39において、リマインダ表示処理部63は、ユーザ端末13の現在位置を中心とした所定範囲内にある、「行きたい」を示すステータスが設定されているマイスポット情報のスポットのリマインドを終了するか否かを判定する。ステップS39において、リマインダ表示処理部63がリマインドを終了しないと判定した場合には、処理はステップS38に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
そして、ステップS37またはS39において、リマインダ表示処理部63がリマインドを終了すると判定した場合、処理はステップS31に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
なお、リマインダ表示処理部63は、同一のスポットについて、過去の所定期間内(例えば、24時間以内)にリマインドとして表示されている場合には、そのスポットのリマインドを行わないようにすることができる。
また、リマインダ表示処理部63は、マイスポット情報のリスト表示画面211におけるマイスポット情報の表示を、所定の条件(例えば、都道府県、現在位置からの距離、ジャンル、写真の有無、登録日、更新日、情報源(URL、電話番号、SNS、キーワード、地図))に従って、絞り込みを行ってもよい。また、リマインダ表示処理部63は、マイスポット情報のリスト表示画面211におけるマイスポット情報の並び順を、所定の条件(例えば、名称、都道府県、現在位置からの距離、登録日、または更新日)に従って、並び替えてもよい。なお、この処理は、マイスポット情報登録処理部62が行ってもよい。
さらに、例えば、リマインダ表示処理部63は、マイスポット情報の登録日または更新日に基づいてマイスポット情報をフィルタリングし、現在から所定期間以内に登録または更新されたスポット情報だけを表示するようにしてもよい。なお、この処理は、マイスポット情報登録処理部62が行ってもよい。
また、スポット情報処理部37は、図1の撮像部33により撮像された画像に基づいてスポット情報を取得してもよい。例えば、撮像部33が記憶部34に記憶させる画像データに、位置情報検出部32から出力される現在位置情報が付加されている場合、既存場所情報取得処理部61は、その現在位置情報を既存場所情報として取得し、スポット情報集積サーバ14に送信する。また、既存場所情報取得処理部61は、文字認識処理によって、撮像部33に撮像された画像に写されている文字を認識し、既存場所情報を取得してもよい。これにより、撮像部33により撮像された画像に基づいてスポット情報を取得することができる。
また、スポット情報処理部37は、例えば、地図情報に基づいてスポット情報を取得してもよい。例えば、外部サービス連系機能処理部53がタッチパネル31に地図を表示させ、ユーザは、地図の所定箇所を指定する。これにより、既存場所情報取得処理部61は、指定された箇所の位置情報(緯度および経度)を既存場所情報として取得し、これに基づきスポット情報を取得することができる。
ところで、以上の説明では、ユーザの操作に応じてスポット情報を取得し、取得したスポット情報を提示している。これに対し、例えば、スポット情報処理部37は、所定のタイミングで定期的にスポット情報を取得し、スポット情報を取得したことをユーザに通知することができる。
既存場所情報取得処理部61が、例えば、1日ごとに1回のタイミングで、スポット情報を取得する処理を行うように設定することができる。そして、処理を行うタイミングになると、既存場所情報取得処理部61は記憶部34に記憶される各種のリスト(閲覧履歴リスト、ブックマークリスト、電話帳リスト、発信履歴リスト、着信履歴リスト、または、チェックイン情報リスト)に基づいて、既存場所情報を取得する。このとき、既存場所情報取得処理部61は、既存場所情報を取得するのが初めてであるときには、リストに登録されている全てを対象として既存場所情報を取得する処理を行う。また、既存場所情報取得処理部61は、既存場所情報を取得するのが2回目以降であるときには、前回からの差分を対象としてスポット情報を取得する処理を行う。
そして、マイスポット情報登録処理部62は、閲覧履歴リスト、ブックマークリスト、電話帳リスト、発信履歴リスト、着信履歴リスト、およびチェックイン情報リストから既存場所情報を取得した場合には、スポット情報集積サーバ14から検索結果として送信されてくるスポット情報を受信すると、その受信したタイミングで、スポット情報を受信した旨のメッセージ(例えば、図3に示したマーク「NEW」など)をタッチパネル31に表示する。加えて、マイスポット情報登録処理部62は、スポット情報集積サーバ14から検索結果として送信されてくるスポット情報を受信すると、受信したスポット情報が表示されるマイスポット情報登録画面141(図6)をタッチパネル31に表示する。また、マイスポット情報登録処理部62は、チェックイン情報リストから取得した既存場所情報に基づく検索結果としてスポット情報集積サーバ14から送信されてくるスポット情報を受信すると、チェックイン情報選択画面131(図5)をタッチパネル31に表示する。
なお、本技術は、いわゆるスマートフォンのようなユーザ端末13の他、例えば、ネットワーク12を介して通信を行うことができる機器、具体的には、パーソナルコンピュータや、タブレット型コンピュータ、PDA、ウェアラブルデバイス(例えば、眼鏡型や時計型などの身に着けることが可能な表示デバイス)、電子書籍端末、テレビジョン受像機などに適用することができる。即ち、これらの機器が、上述したユーザ端末13の処理を実行することができる。
また、例えば、既存場所情報取得処理部61は、ユーザ端末13が受信または送信した電子メールに記載されているURLや電話番号を既存場所情報として取得し、マイスポット情報登録処理部62が自動的にマイスポット情報を登録してもよい。
また、既存場所情報取得処理部61は、ユーザ端末13がテレビジョン放送を受信することができる場合、視聴している番組の音声や、番組で挿入される文字、番組の詳細情報、EPG(Electronic Program Guide)データなどから、番組で紹介されたスポットについての既存場所情報を取得し、マイスポット情報登録処理部62が自動的にマイスポット情報を登録してもよい。または、番組を録画するレコーダに本技術を適用し、レコーダに録画された番組から、番組で紹介されたスポットについての既存場所情報を取得し、自動的にマイスポット情報を登録してもよい。さらに、ユーザ端末13がテレビジョン受像機をリモートコントロールすることができる場合、視聴履歴に基づいて、テレビジョン受像機で視聴された番組から、番組で紹介されたスポットについての既存場所情報を取得し、自動的にマイスポット情報を登録してもよい。
なお、ユーザ端末13が電子書籍機能を備えている場合、ユーザ端末13で読まれた書籍(雑誌や本など)で紹介されたスポットについての既存場所情報を取得し、自動的にマイスポット情報を登録してもよい。
また、ブラウザ機能処理部51が、ウェブページを表示する際に、マイスポット情報を登録するボタンを表示し、そのボタンに対する操作が行われたときに、表示中のウェブページに含まれている既存場所情報を取得し、自動的にマイスポット情報を登録してもよい。さらに、ユーザがユーザ端末13を使用して所定のSNSにチェックインすると、その位置情報に基づいて既存場所情報を取得し、自動的にマイスポット情報を登録してもよい。また、簡易的なメッセージを投稿するサービスや、ユーザどうしでメッセージを交換するサービスなどにおいて、特定の他のユーザが投稿または交換したメッセージに含まれているURLや電話番号を既存場所情報として取得し、マイスポット情報登録処理部62が自動的にマイスポット情報を登録してもよい。また、それらのメッセージに書き込まれる画像(スタンプ)にスポット情報を関連付けることで、その画像を利用して、ユーザどうしでスポット情報を交換することができる。
さらに、マイスポット情報として登録した情報をカーナビゲーションなどの他の装置に転送して、その転送先の装置で情報を活用してもよい。また、図9に示したように、地図表示エリア177に地図を表示するとき、マイスポット情報として登録されたスポットを、AR(Augmented Reality)で表示してもよい。また、そのスポットを目的地としてナビゲーションを行うとき、目的地のスポットをARで表示したり、目的地の周辺地域情報、セール情報、または営業時間情報などを重畳して表示してもよい。
マイスポット情報登録処理部62は、位置情報検出部32から供給される位置情報に基づいて、例えば、ステータス切り替えボタン147により「行きたい」を示すステータスが設定されているスポットに到着したとき、自動的に、ステータスを「行った」に変更することができる。または、マイスポット情報登録処理部62は、そのスポットに滞在している滞在時間や移動速度などから行動認識を行って、自動的に、ステータスを「行った」に変更することができる。また、マイスポット情報登録処理部62は、「行った」を示すステータスが設定されているスポットを、到着日ごとに自動的に分類することができる。
また、ステータスとして「これから行く」が設けられているとき、マイスポット情報登録処理部62は、そのスポットへのナビゲーション中において、ステータスを「これから行く」に設定する。そして、複数のスポットのステータスが「これから行く」に設定されている場合、それらの複数のスポットに行く最適なルートを表示することができる。
さらに、ユーザ端末13に登録されているマイスポット情報を、他のユーザと共有してもよい。例えば、複数のユーザのマイスポット情報から、所定のスポットのステータス「行った」または「行きたい」のランキングを作成し、お勧めスポットとしてユーザにリコメンドすることができる。また、複数のユーザのマイスポット情報から、地域やジャンルなどに基づいてお勧めスポットを選択してユーザにリコメンドすることができる。そして、複数のユーザのマイスポット情報を集積して、ステータスが「行った」または「行きたい」となっているスポットに関する情報を、マーケティングデータとして活用または販売することができる。
また、ユーザ端末13は、マイスポット情報として登録したスポットの広告やクーポンなど、または、そのスポットの近隣のスポットの広告やクーポンなどを、上述した各画面(例えば、図13のメッセージ表示エリア202)に表示することができる。或いは、ユーザ端末13は、マイスポット情報として登録したスポットの地域およびジャンルから、関連するスポットの広告やクーポンなどを画面に表示することができる。
また、例えば、外部サービス連系機能処理部53によるチェックイン情報から取得された既存場所情報に基づいてマイスポット情報が登録されたとき、電話機能処理部52が、そのスポットの電話番号を電話帳リストに登録し、ブラウザ機能処理部51が、そのスポットのURLをブックマークリストに登録することができる。
さらに、例えば、スポット情報集積サーバ14によるサービスを提供するサービス提供会社が、情報提供装置15A乃至15Cのサービス提供会社と連携して、情報提供装置15A乃至15Cのサービス提供会社が運営するウェブサイト内に、マイスポット情報を登録するためのマイスポット登録ボタンを設置してもよい。これにより、ユーザは、情報提供装置15A乃至15Cのサービス提供会社が運営するウェブサイトを閲覧し、マイスポット登録ボタンをタッチするだけで、マイスポット情報を登録することができる。また、情報提供装置15A乃至15Cのサービス提供会社が提供するウェブサイトにおいて、ユーザが指定する特定の利用者がスポットについての情報を登録すると、そのスポットの情報がマイスポット情報に登録されるようにしてもよい。
また、ユーザ端末13は、地図を表示するアプリケーションを実行して、そのアプリケーションにおいて所定のスポットを登録すると、マイスポット情報登録処理部62が、自動的に、そのスポットのスポット情報をマイスポット情報として登録することができる。
なお、上述のフローチャートを参照して説明した各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。また、プログラムは、1のCPUにより処理されるものであっても良いし、複数のCPUによって分散処理されるものであっても良い。また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
また、上述した一連の処理(情報処理方法)は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラムが記録されたプログラム記録媒体からインストールされる。
図17は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)301,ROM(Read Only Memory)302,RAM(Random Access Memory)303は、バス304により相互に接続されている。
バス304には、さらに、入出力インタフェース305が接続されている。入出力インタフェース305には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部306、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部307、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部308、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部309、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア311を駆動するドライブ310が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU301が、例えば、記憶部308に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース305及びバス304を介して、RAM303にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU301)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア311に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア311をドライブ310に装着することにより、入出力インタフェース305を介して、記憶部308にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部309で受信し、記憶部308にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM302や記憶部308に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
既存の場所を特定する情報である既存場所情報を取得する既存場所情報取得部と、
前記既存場所情報に基づいて、複数の情報提供装置から提供されるスポットに関する情報であるスポット情報を取得し、取得したスポット情報のうちのユーザにより指定されたスポット情報をマイスポット情報として登録するマイスポット情報登録部と
を備える情報処理装置。
(2)
現在位置の情報を示す現在位置情報に従って、前記現在位置に基づいた所定範囲内にある前記スポットのスポット情報をユーザに提示するリマインダ処理部
をさらに備える上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
音声通話に関する処理を行う電話機能処理部をさらに備え、
前記既存場所情報取得部は、前記電話機能処理部により登録された電話番号、前記電話機能処理部により発信または着信された電話番号を前記既存場所情報として取得する
上記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
ウェブページを表示させるブラウザ機能処理部をさらに備え、
前記既存場所情報取得部は、前記ブラウザ機能処理部により登録されたウェブページ、または、前記ブラウザ機能処理部による閲覧履歴に記録されたウェブページから、前記既存場所情報を取得する
上記(1)から(3)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
外部サービスと連系した処理を行う外部サービス連系機能処理部をさらに備え、
前記既存場所情報取得部は、前記外部サービス連系機能処理部が取得する前記外部サービスにおいて投稿される少なくとも位置情報を含むチェックイン情報を、前記既存場所情報として取得する
上記(1)から(4)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記既存場所情報取得部は、所定のタイミングで定期的に前記既存場所情報を取得し、
前記マイスポット情報登録部は、前記既存場所情報に基づいて前記スポット情報を取得したタイミングで、前記スポット情報を取得した旨をユーザに通知する
上記(1)から(5)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記スポット情報を表示する表示部をさらに備え、
前記表示部は、所定のスポットについて詳細な情報を表示するとき、そのスポットについて複数の前記情報提供装置から提供される前記スポット情報を統合して、1画面内に並べて表示する
上記(1)から(6)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記表示部は、前記マイスポット情報登録部が取得した、複数の前記情報提供装置から提供される前記スポット情報を統合した一覧となるリストを表示する
上記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
既存の場所を特定する情報である既存場所情報を取得し、
前記既存場所情報に基づいて、複数の情報提供装置から提供されるスポットに関する情報であるスポット情報を取得し、取得したスポット情報のうちのユーザにより指定されたスポット情報をマイスポット情報として登録する
ステップを含む情報処理方法。
(10)
既存の場所を特定する情報である既存場所情報を取得し、
前記既存場所情報に基づいて、複数の情報提供装置から提供されるスポットに関する情報であるスポット情報を取得し、取得したスポット情報のうちのユーザにより指定されたスポット情報をマイスポット情報として登録する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(11)
既存の場所を特定する情報である既存場所情報を取得する既存場所情報取得部と、
前記既存場所情報に基づいて、複数の情報提供装置から提供されるスポットに関する情報であるスポット情報を検索し、その検索結果を提供するスポット情報提供処理部と、
前記スポット情報提供処理部から提供される前記スポット情報のうちのユーザにより指定されたスポット情報をマイスポット情報として登録するマイスポット情報登録部と
を備える情報処理システム。
なお、本実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。