JP2005236950A - 映像記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラレコーダ等で記録された映像・音声を編集を施して再生・送出する際に使用されるノンリニア編集装置において、装置内の記録媒体にカメラレコーダ等で記録した映像・音声をコピーする作業を無くすことを目的とする。
【解決手段】複数のPCカードスロット部1と、PCカードスロット部に挿入されたメモリカード102に記録された複数の映像音声ファイルから必要な部分を選択して任意の順番で並べることにより再生リストを作成および管理する再生リスト管理手段5と、再生リストに基づいてメモリカードに記録された複数の映像音声ファイルを連続して再生する再生手段2と、外部からの同期信号を入力する同期信号入力手段3と、再生手段によって再生された映像音声を同期信号に同期して出力する映像音声出力手段4とを備えた構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】複数のPCカードスロット部1と、PCカードスロット部に挿入されたメモリカード102に記録された複数の映像音声ファイルから必要な部分を選択して任意の順番で並べることにより再生リストを作成および管理する再生リスト管理手段5と、再生リストに基づいてメモリカードに記録された複数の映像音声ファイルを連続して再生する再生手段2と、外部からの同期信号を入力する同期信号入力手段3と、再生手段によって再生された映像音声を同期信号に同期して出力する映像音声出力手段4とを備えた構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、PCカード等のメモリカードにデジタル信号として記録された映像・音声信号を再生する映像記録再生装置に関し、特に複数のPCカード内の映像・音声ファイルの任意の部分のみを選択し、連続再生する映像記録再生装置に関する。
従来の映像記録再生装置(ノンリニア編集装置など)は、カメラレコーダ等でデジタルテープに記録されたデジタル信号を以下のようにして編集し、最終的に得たい映像音声を作成していた。すなわち、デジタル信号を映像記録再生装置内蔵のハードディスク等の記録媒体に先ずコピーし、再生リストを作成することにより編集(加工)などを施して、最後に記録媒体の映像信号を再生リストにしたがって再生して編集結果としての映像音声信号を作成し、これを再びテープに記録していた。
このような従来の映像記録再生装置では、編集を行うために内蔵の記録媒体にデジタルテープ等に記録されたデジタル信号をコピーする必要があり、編集開始までに時間がかかっていた。一方、ニュース取材などは、編集・送出までを短時間で行いたいとの要望があった。そのため従来の映像記録再生装置では、デジタルテープを高速再生(2、4倍速)し、映像記録再生装置内の記録媒体にコピーしていた(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開平5−37904号公報
特開2003−78865号公報
しかしながら、従来の映像記録再生装置においては、内蔵記録媒体に映像信号をコピーする必要があるために、いくら高速再生しても、コピーには必ず一定の時間が必要であり、即編集(加工)作業ができないという問題点があった。また、パソコン等で構成される映像記録再生装置によって編集を行った際には、外部の同期信号に同期した映像の再生ができないため、直接編集結果としての映像を送出することはできないという問題点があった。
このような課題に鑑み、本発明は、記録媒体を挿入後に即編集が可能で、編集結果を直接送出することが可能な映像記録再生装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために本発明は、メモリカードを挿入可能な複数のメモリカードスロット部と、メモリカードスロット部に挿入されたメモリカードに記録された複数の映像音声ファイルから必要な部分を選択して任意の順番で並べることにより再生リストを作成および管理する再生リスト管理手段と、再生リストに基づいてメモリカードに記録された複数の映像音声ファイルを連続して再生する再生手段と、外部からの同期信号を入力する同期信号入力手段と、再生手段によって再生された映像音声を同期信号に同期して出力する映像音声出力手段とを備えた構成としたものである。
本発明の映像記録再生装置は、複数のメモリカードスロット部を備えることにより、メモリカードにデジタル信号として記録された映像・音声信号にランダムアクセスすることができるため、内蔵記録媒体に映像音声をコピーすることなく、メモリカード上の映像音声を用いてそのまま編集を行うことができる。また、再生リストに基づいてメモリカード内の映像・音声ファイルの任意の部分のみを選択し、外部同期に合わせて連続再生できるので、編集結果を直接送出できるという利点がある。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる第1の実施例のブロック図を示す。図1において101が本発明の映像記録再生装置で、102は複数のメモリカードとしてのPCカードである。図2はPCカード内のファイル説明図である。映像記録再生装置101において、PCカードスロット1は複数のPCカード102を挿入するものであり、再生手段2はそのPCカードスロット1に挿入されたPCカード102に予め記録された複数の映像・音声ファイル等を再生するものである。映像音声出力手段4は同期信号入力手段3からの外部同期信号と再生手段2より再生される映像音声信号との同期を合わせて出力する。また、再生リスト管理手段5は、PCカード102に記録された映像・音声ファイル等のうち、再生に必要な部分だけを再生リストとして登録管理する。再生リストにおいては、ファイル名、そのファイル内での再生開始点(IN点)及び再生終了点(OUT点)を順番に指定することにより、編集後の映像・音声の再生順を記述する。
以下、上述のような構成を備える映像記録再生装置101の動作を図2のPCカード内のファイル説明図を用いて説明する。図2は、PCカード1に映像音声ファイルA、B、C、Dが、PCカード2に映像音声ファイルD、Eが予め記録されていることを示している。ここで、ファイルDは、PCカード1、2に跨ったファイルとする。 まず、再生手段2により、PCカードに記録されたファイルを再生する等しながら、ユーザーが映像の編集を行う。例えば、ファイルAを再生して内容を確認し、ファイルAの中で再生を開始したい部分をIN点に、再生を終了したい部分をOUT点に設定する。この作業により、ファイルAの中で必要な部分であるクリップaが再生リスト管理手段5に再生リストとして登録される。ユーザーによるIN点、OUT点の指定は、入力手段(図示せず)によって行う。同様に、クリップb〜eを登録する。ここで、ファイルCは再生リスト管理手段5に未登録であるとする。これらの再生リストが、再生リスト管理手段5により管理される。 図2の再生リスト上では、クリップがa、b、d、eの順番に並べてあるので、ユーザーが再生リストに従った再生を指示すると、再生手段2は、再生リスト管理手段5が管理する再生リスト通りに、a→b→d→eの順番で、同期信号入力手段3から入力される外部同期信号に同期して、映像音声信号を連続して再生する。
以上のように本実施例では、内蔵の記録媒体に映像音声をコピーすることなく、PCカード上の映像音声を用いてそのまま編集を行うことができる。また、再生リストに基づいてPCカード内の映像・音声ファイルの任意の部分のみを選択し、外部同期に合わせて連続再生できるので、放送局内の設備等、共通の同期信号に従って動作をしなければならない環境においても、編集結果を直接送出できるという利点がある。
図3は、本発明にかかる第2の実施例のブロック図を示す。図3において103が本実施例の映像記録再生装置であり、102は複数のPCカードである。
図3の映像記録再生装置103において、PCカード制御手段6は、再生リスト管理手段5により管理される再生リストそのものを、複数のPCカード102に対して記録再生するものである。本実施例では、ユーザーが再生リストのPCカード102への記録を指示すると、PCカード制御手段6により、再生リストがPCカード102に記録される。したがって、PCカード102を挿抜しても再生リストが無くなることがなく、再生リストの管理が容易になる。
図4は、本発明にかかる第3の実施例のブロック図を示す。図4において104が本実施例の映像記録再生装置であり、102は複数のPCカードである。
図4の映像記録再生装置104において、記録媒体制御手段7は、再生リスト管理手段5により管理される再生リストを、記録媒体挿入部8に挿入した取り外し可能な記録媒体に記録再生するものである。取り外し可能な記録媒体としては、PCカードの他、より汎用的なSDカード等のメモリカードとしてもよい。
本実施例では、ユーザーが再生リストのPCカード102への記録を指示すると、記録媒体制御手段7により、再生リストが取り外し可能な記録媒体に記録される。したがって、記録媒体を映像記録再生装置103から取り外し、他の外部機器(ノンリニア編集機など;図示せず)に挿入することにより、再生リストのやり取り、管理が容易になる。
図5は、本発明にかかる第4の実施例のブロック図を示す。図5において105が本実施例の映像記録再生装置であり、102は複数のPCカードである。
図5の映像記録再生装置105において、記録手段10は、映像音声入力手段9から入力される映像音声信号をPCカード102に記録するものである。 そして、再生リスト管理手段5に登録された再生リストに基づいた複数の映像音声を連続再生中に、映像音声入力手段9に入力された映像音声は、記録手段10によってPCカード102に記録されると共に、再生中の映像・音声に追加または置換される。また、この処理に対応して、再生リスト管理手段5は再生リストを修正する。これにより、予めPCカード102に記録された映像・音声に対して、新たに、映像音声入力手段9から入力された映像・音声を編集結果に追加(いわゆるアフレコ)出来る。即ち、予め記録された映像・音声の追加や修正等が容易に可能となる。なお、ここでは、実施例3に対して記録手段10、映像音声入力手段9を追加したが、実施例1、2に本実施例の内容を適用しても同様の効果が得られる。
図6は、本発明にかかる第5の実施例のブロック図を示す。図6において106が本実施例の映像記録再生装置であり、102は複数のPCカードである。
図6の映像記録再生装置106において、映像表示部11は、映像音声入力手段9、及び、映像音声出力手段4からの映像を表示するものである。これにより、手元で再生映像などを見ながら操作できるため、再生リストの登録・修正等が容易に出来る。なお、ここでは、実施例4に対して映像表示部11を追加したが、実施例1,2、3に本実施例の内容を適用しても同様の効果が得られる。
図7は、本発明にかかる第6の実施例のブロック図を示す。図7において107が本実施例の映像記録再生装置であり、102は複数のPCカードである。図8は本実施例におけるPCカード内のファイル説明図である。
図7の映像記録再生装置107において、ファイル作成制御手段12は、再生リストにもとづいて、PCカードに記録されている映像・音声ファイルから必要な部分のみを切り取り、且つ再生する順番を決めるためのファイル間の関連情報と共にファイル化するものである。これにより、編集結果としての映像・音声を構成するのに必要な部分だけをファイルにし、且つ再生する順番も一緒にしてPCカード102へ記録することが出来る。
以下、上述のような構成を備える映像記録再生装置107の動作を図8のPCカード内のファイル説明図を用いて説明する。図8の再生リストa、b、d、eは、実施例1の図2の再生リストと同じ物である。この再生リストに従い、ファイル作成制御手段12は、ファイルA、B、D,Eより必要な部分のa、b、d、eを切り取り、且つ、a→b→d→eの順番で再生するためのファイル間の関連情報と共に新たなファイルa、b、d、eとしてPCカードに記録することができる。
なお、ここでは、実施例1に対してファイル作成制御手段12を追加したが、実施例2、3、4,5に本実施例の内容を適用しても同様の効果が得られる。
また、実施例1〜6全てにおいて、同期信号入力手段3を備えることにより外部同期信号に同期して映像音声信号再生することができたが、同期信号入力手段3がない場合でも内部に基準信号を備える(図示していない)ことにより、外部と同期を取っての再生以外の、本発明特有の効果は得ることができる。
本発明の映像記録再生装置は、複数のPCカード内の映像・音声ファイルの任意の部分のみを選択し、外部同期に合わせて連続再生できるので、編集した映像を外部同期信号に同期して送出する業務用の映像記録再生装置にも適用できる。
また、複数のPCカード内の必要な映像・音声ファイルの任意の部分のみを切り取って新たなファイルとしてPCカードに記録することもできるので、編集・送出する業務用の映像記録再生装置にも適用できる。
1 PCカードスロットル部
2 再生手段
3 同期信号入力手段
4 映像音声出力手段
5 再生リスト管理手段
6 PCカード制御手段
7 記録媒体制御手段
8 記録媒体挿入部
9 映像音声入力手段
10 記録手段
11 映像表示部
12 ファイル作成制御手段
101 第1の実施例における映像記録再生装置
102 複数のPCカード
103 第2の実施例における映像記録再生装置
104 第3の実施例における映像記録再生装置
105 第4の実施例における映像記録再生装置
106 第5の実施例における映像記録再生装置
107 第6の実施例における映像記録再生装置
2 再生手段
3 同期信号入力手段
4 映像音声出力手段
5 再生リスト管理手段
6 PCカード制御手段
7 記録媒体制御手段
8 記録媒体挿入部
9 映像音声入力手段
10 記録手段
11 映像表示部
12 ファイル作成制御手段
101 第1の実施例における映像記録再生装置
102 複数のPCカード
103 第2の実施例における映像記録再生装置
104 第3の実施例における映像記録再生装置
105 第4の実施例における映像記録再生装置
106 第5の実施例における映像記録再生装置
107 第6の実施例における映像記録再生装置
Claims (6)
- メモリカードを挿入可能な複数のメモリカードスロット部と、
前記メモリカードスロット部に挿入された前記メモリカードに記録された複数の映像音声ファイルから必要な部分を選択して任意の順番で並べることにより再生リストを作成および管理する再生リスト管理手段と、
前記再生リストに基づいて前記メモリカードに記録された複数の映像音声ファイルを連続して再生する再生手段と、
外部からの同期信号を入力する同期信号入力手段と、
前記再生手段によって再生された映像音声を前記同期信号に同期して出力する映像音声出力手段とを備えた映像記録再生装置。 - 前記再生リストを前記メモリカードスロット部に挿入された前記メモリカードに記録再生するメモリカード制御手段をさらに備えた請求項1記載の映像記録再生装置。
- 取り外し可能な記憶媒体を挿入可能な記録媒体挿入部と、
前記記録媒体挿入部に挿入した記録媒体に前記再生リストを記録再生する記録媒体制御手段をさらに備えた請求項1記載の映像記録再生装置。 - 外部から入力された映像音声を前記メモリカードスロット部に挿入された前記メモリカードに記録する映像音声記録手段をさらに備え、
前記再生リストに基づいた複数の映像音声の連続再生中に前記映像音声記録手段に入力された映像音声を、再生中の映像・音声に追加または置換すると共に、追加または置換処理に応じて再生リストを修正する請求項1乃至3のいずれかに記載の映像記録再生装置。 - 前記再生手段によって再生された映像を表示する映像表示部をさらに備えた請求項1乃至4のいずれかに記載の映像記録再生装置。
- 前記再生リストにもとづいて映像音声ファイルから必要な部分のみを切り取り、且つ再生する順番を決めるためのファイル間の関連情報と共にファイル化するファイル作成制御手段をさらに備え、
前記ファイル作成制御手段によってファイル化されたファイルを前記メモリカードに記録する請求項1乃至5のいずれかに記載の映像記録再生装置。
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JP2004295916A JP2005236950A (ja) | 2004-01-20 | 2004-10-08 | 映像記録再生装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2004295916A JP2005236950A (ja) | 2004-01-20 | 2004-10-08 | 映像記録再生装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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2004
- 2004-10-08 JP JP2004295916A patent/JP2005236950A/ja active Pending
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JP4618379B2 (ja) * | 2009-01-13 | 2011-01-26 | ソニー株式会社 | 記録装置、記録方法、再生装置、再生方法、記録再生装置、記録再生方法、撮像記録装置及び撮像記録方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070313 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070507 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070619 |