JP2008089288A - 折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法 - Google Patents

折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008089288A
JP2008089288A JP2006274027A JP2006274027A JP2008089288A JP 2008089288 A JP2008089288 A JP 2008089288A JP 2006274027 A JP2006274027 A JP 2006274027A JP 2006274027 A JP2006274027 A JP 2006274027A JP 2008089288 A JP2008089288 A JP 2008089288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
duct
insulating material
wall plate
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006274027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5188692B2 (ja
Inventor
Isamu Kajino
勇 梶野
Fujio Tamura
富士雄 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Fuji Manufacturing Co Ltd
Fuji Kucho Kogyo KK
Kume Sekkei KK
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Fuji Manufacturing Co Ltd
Fuji Kucho Kogyo KK
Kume Sekkei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd, Fuji Manufacturing Co Ltd, Fuji Kucho Kogyo KK, Kume Sekkei KK filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP2006274027A priority Critical patent/JP5188692B2/ja
Publication of JP2008089288A publication Critical patent/JP2008089288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5188692B2 publication Critical patent/JP5188692B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 取付現場における断熱処理を削減あるいは軽減することができ、しかも断熱材の廃材の発生を削減することができる折り畳み式ダクトを提供する。
【解決手段】 折り畳み可能なダクト本体2の外周面を覆うように断熱マット3が配設され、両フランジ2b側に断熱マット3がフランジ2bよりも外側に突出した接続断熱部3cが設けられ、断熱マット3の外周に金網4が配設されている。この折り畳み式ダクト1を折り畳んだ状態で取付現場に搬入し、筒状にして、所定の取付場所に取り付ける。そして、結束工具などで金網4を締め付けて、断熱マット3をダクト本体2に密着させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、折り畳み可能な折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法に関する。
断面が矩形(四角形)な角ダクトなどにおいて、折り畳みが可能な折り畳み式ダクトが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この折り畳み式ダクトは、例えば、4つの壁板で筒状に構成され、壁板と壁板との接合部である角部が回動自在であり、角部を回動させて壁板が重なるように全体を折り畳む(偏平させる)ことができる。また、折り畳んだ状態から角部を回動させて、筒状に展開することができるものである。このような折り畳み式ダクトは、ダクトを生産する工場からダクトを取り付ける取付現場(建設現場など)までの運搬費用や、ダクトの保管費用などを軽減するために、開発され、使用されている。すなわち、折り畳むことでダクトの容積を小さくし、運搬容積や保管容積などを小さくして費用を軽減することができるものである。
特開2004−3821号公報
ところで、ダクトの取付現場においては、必要に応じてダクトに断熱処理を施している。すなわち、ダクトを天井内などの所定の取付場所に取り付けた後に、必要に応じて、グラスウール製でシート状(帯状)の断熱材などをダクトの外周に巻き付けている。このような断熱処理は、折り畳み式ダクトの場合も同様であり、折り畳んだ状態でダクトを取付現場に搬入し、ダクトを筒状に展開して所定の取付場所に取り付ける。その後、必要に応じて、断熱材をダクトの外周に巻き付けるなどしている。
しかしながら、このような断熱処理は、ダクトが天井内などに取り付けられた状態で行うため、施工がしづらく、施工に多大な労力と時間とを要するばかりでなく、取付現場において断熱材の廃材が発生し、廃棄処理などを要することになる。特に近年、建設現場などにおいては、建設・施工スケジュールや、廃棄処理費などを含む建設・施工費用などが厳しく制限、管理されており、迅速にダクトの断熱処理を行うとともに、取付現場に廃材を発生させないことなどが急務となっている。
そこで本発明は、取付現場における断熱処理を削減あるいは軽減することができ、しかも断熱材の廃材の発生を削減することができる折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、壁板を四方に配設して筒状とし、前記壁板と壁板との接合部である角部が回動自在であり、前記角部が回動することで前記壁板が重なるように全体が折り畳んだ状態となる折り畳み式ダクトであって、前記壁板の外周面に断熱材が設けられていることを特徴としている。
(作用)
このダクトを折り畳んだ状態で取付現場に搬入し、ダクトを筒状にして所定の取付場所に取り付けると、外周面に断熱材が設けられたダクトが取り付けられることになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の折り畳み式ダクトにおいて、前記断熱材がシート状であって、この断熱材が前記壁板の外周面を覆うように配設され、少なくとも一方の開口端部側に、前記断熱材が前記開口端部よりも外側に突出した接続断熱部が設けられていることを特徴としている。
(作用)
例えば、このダクトが他のダクトに接続される開口端部側に接続断熱部を設け、このダクトを他のダクトに接続させた状態で取り付ける。そして、他のダクトとの接続部および他のダクトを接続断熱部で覆うことで、接続部および他のダクトが断熱処理される。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の折り畳み式ダクトにおいて、前記断熱材がシート状であって、一方の前記壁板の外周面に固定手段が設けられ、前記断熱材が前記四方の壁板の外周面を連続的に覆うように配設され、前記固定手段によって前記断熱材が前記一方の壁板に固定されていることを特徴としている。
(作用)
一方の壁板の外周面に設けられた固定手段によって断熱材が固体されているため、つまり、一方の壁板のみに対して断熱材が固体されているため、断熱材の自由度が高く、角部の回動に良好に追従する。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の折り畳み式ダクトにおいて、前記断熱材の外周に、前記断熱材を前記壁板側に押え付ける密着部材が設けられていることを特徴としている。
(作用)
密着部材によって断熱材が壁板側に押え付けられ、断熱材が壁板に密着する。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の折り畳み式ダクトにおいて、前記壁板の外周面に断熱性の植毛が施されていることを特徴としている。
(作用)
このダクトを取付現場で取り付けると、断熱材としての植毛が外周面に施されたダクトが取り付けられることになる。
請求項6に記載の発明は、壁板を四方に配設して筒状とし、前記壁板と壁板との接合部である角部が回動自在であり、前記角部が回動することで前記壁板が重なるように全体が折り畳んだ状態となる折り畳み式ダクトの取付方法であって、前記折り畳み式ダクトを取付現場に搬入する前に、前記折り畳み式ダクトを筒状にした状態で前記壁板の外周面に断熱材を配設し、前記折り畳み式ダクトを折り畳んだ状態で取付現場に搬入し、前記折り畳み式ダクトを筒状にして所定の取付場所に取り付けることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、壁板の外周面に予め断熱材が設けられているため、このダクトを取付現場に搬入し、ダクトを筒状にして所定の取付場所に取り付けることで、外周面に断熱材が設けられたダクトが取り付けられたことになる。つまり、取付現場においてダクトに断熱処理する必要がなくなり、あるいは些細な調整作業などだけですみ、断熱処理に要する労力と時間とを著しく軽減することができる。しかも、取付現場において断熱処理する必要がなくなり、あるいは些細な調整作業などだけですむため、取付現場における断熱材の廃材の発生を削減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、開口端部側に接続断熱部が設けられているため、このダクトと接続する他のダクトなどとの接続部や当該他のダクトなどを接続断熱部で断熱処理することができる。つまり、接続部や他のダクトなどを別の断熱材で別途断熱処理する必要がなくなり、断熱処理に要する労力と時間とを著しく軽減することができる。しかも、別の断熱材で断熱処理する必要がないため、断熱材の廃材の発生を削減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、1方の壁板の外周面に設けられた固定手段によって断熱材が固体されているため、断熱材の自由度が高く、角部の回動に良好に追従する。つまり、ダクトの折り畳みや筒状への展開に際して、断熱材が壁板に良好に追従し、ダクトの取付作業性や運搬性などが損なわれない。
請求項4に記載の発明によれば、断熱材を壁板側に押え付ける密着部材が設けられているため、断熱材の壁板への密着が良好となり、断熱材による断熱効果が高められる。
請求項5に記載の発明によれば、壁板の外周面に断熱材としての植毛が施されているため、壁板と植毛とが常に一体となり、良好な断熱効果が発揮されるとともに、ダクトの取付作業性や運搬性などが良好となる。
請求項6に記載の発明によれば、ダクトを取付現場に搬入する前に、壁板の外周面に断熱材を配設するため、取付現場においてダクトに断熱処理する必要がなくなり、あるいは些細な調整作業などだけですみ、断熱処理に要する労力と時間とを著しく軽減することができる。しかも、取付現場において断熱処理する必要がなくなり、あるいは些細な調整作業などだけですむため、取付現場における断熱材の廃材の発生を削減することができる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る折り畳み式ダクト1を示す斜視図である。この折り畳み式ダクト1は、主として、ダクト本体2と、このダクト本体2の外周面を覆うように配設された断熱マット(断熱材)3と、この断熱マット3の外周に配設された金網(密着部材)4とを備えている。
ダクト本体2は、図2に示すように、亜鉛鉄板製の4枚の壁板21〜24を四方に配設して、断面が四角形な筒状とした角ダクトである。このダクト本体2は、壁板21〜24と壁板21〜24との接合部である角部が回動自在であり、角部が回動することで、壁板21〜24が重なるようにして全体が折り畳んだ状態となったり、筒状に展開したりできるようになっている。すなわち、第1の壁板21と第2の壁板22との角部を例にして説明すると、図3に示すように、第1の壁板21の長手方向(ダクト本体2の軸線方向)に延びる一端縁部に、カール状のシングルハゼ21aが形成されている。一方、第2の壁板22の長手方向に延びる一端縁部に、シングルハゼ21aと係合するカール状のダブルハゼ22aが形成され、シングルハゼ21aとダブルハゼ22aとによってスピンハゼ2aが構成されている。また、シングルハゼ21aとダブルハゼ22aとの間には、チューブ状のガスケット25が装着されている。
そして、例えば、第1の壁板21と第2の壁板22とが直角に位置する状態(図3(a)、筒状に展開した状態)から、第1の壁板21を第2の壁板22側に押すと、ダブルハゼ22aを軸としてシングルハゼ21aが回動し、図3(b)に示すように、第1の壁板21が第2の壁板22側に移動する。つまり、図4に示すように、壁板21〜24が重なるようにして全体が折り畳んだ(扁平した)状態となる。さらに、この状態から、第1の壁板21を第2の壁板22側から離すと、ダブルハゼ22aを軸としてシングルハゼ21aが回動し、第1の壁板21と第2の壁板22とが直角に位置する。つまり、ダクト本体2が筒状に展開された状態となるものである。
このダクト本体2の一方の壁板である第2の壁板22の外周面には、固定ピン(固定手段)26が取り付けられている。この固定ピン26は、第2の壁板22の外周面から垂直に突出し、第2の壁板22の長手方向に2つ、幅方向2つ、計4つ設けられている。この固定ピン26の長さは、後述する断熱マット3の厚みよりも長く設定されている。
また、壁板21〜24の長手方向の両端部には、垂直に折り曲げられたフランジ部21b〜24bが形成され、このフランジ部21b〜24bによって、ダクト本体2の両開口端部に環状のフランジ2bが形成されるようになっている。
断熱マット3は、グラスウール(ガラス繊維)製のシート状(帯状)で、外周面には、アルミ箔が貼り付けられている。この断熱マット3は、4枚(四方)の壁板21〜24の外周面を連続的に覆うように配設され、上記の固定ピン26によって第2の壁板22に固定されている。すなわち、図5に示すように、断熱マット3の一端部3aが第2の壁板22の外周面上で、かつ第1の壁板21側の固定ピン26上に位置され、当該一端部3aに固定ピン26が挿入されている。そして、壁板21〜24の外周面を巻き付けるようにして断熱マット3の他端部3bが第3の壁板23側の固定ピン26上に位置され、当該他端部3bに固定ピン26が挿入されている。さらに、断熱マット3から突出した固定ピン26の突出部26aには座金27が装着され、図中2点鎖線で示すように、この座金27を断熱マット3に押し付けるようにして、突出部26aが折り曲げられている。このようにして、断熱マット3の両端部3a、3bが、固定ピン26によって第2の壁板22に固定されているものである。
また、断熱マット3の長さは、ダクト本体2の軸線方向の長さよりも長く設定され、ダクト本体2の両開口端部(両フランジ2b)よりも外側に突出した接続断熱部3cが、各壁板21〜24に対して設けられている。この接続断熱部3cの長さは、フランジ2b(接続部)および後述する他のダクト10など(機器)の一部を覆えるように設定されている。なお、この実施の形態では、ダクト本体2の両開口端部側に接続断熱部3cを設けているが、折り畳み式ダクト1の取付条件や接続する機器などに応じて、一方の開口端部側のみに接続断熱部3cを設けるようにしてもよい。
金網4は、断熱マット3の全外周面を覆うように配設されている。すなわち、壁板21〜24の外側を連続的に覆うように、断熱マット3に巻きついた状態で配設されている。そして、結束工具などで金網4を締め付ける(縛る)ことで、金網4が断熱マット3をダクト本体2(壁板21〜24)側に押え付け、断熱マット3とダクト本体2とが密着するようになっている。
次に、このような構成の折り畳み式ダクト1の取付方法などについて説明する。
まず、上記のような折り畳み式ダクト1を生産工場や保管場所などにおいて製作、組み立て、保管等しておく。つまり、折り畳み式ダクト1を取付現場に搬入する前に、ダクト本体2を筒状にした状態で上記のようにして断熱マット3と金網4とを配設する。そして、図6に示すように、断熱マット3の接続断熱部3cを壁板21〜24側に寝かせた(腕まくりした)状態で、折り畳み式ダクト1を折り畳み、保管等しておく。次に、必要に応じて、折り畳み式ダクト1を折り畳んだ状態で取付現場に搬入し、折り畳み式ダクト1を筒状に展開する。そして、図7に示すように、各フランジ部21b〜24b間にコーナーピース5を取り付けて、筒状形態を固定する。続いて、接続断熱部3cを壁板21〜24側に寝かせた状態で、折り畳み式ダクト1を所定の取付場所に取り付ける。すなわち、折り畳み式ダクト1を天井内などに吊設する(吊り込む)とともに、図8に示すように、フランジ2bを既設の他のダクト10などのフランジ10aに接続し、他のダクト10などとつなぎこむ。
次に、図9に示すように、接続断熱部3cを他のダクト10側に寝かせて、フランジ2b、10aと他のダクト10の一部を接続断熱部3cで覆った状態で、結束工具などで金網4を締め付ける。これにより、金網4が断熱マット3をダクト本体2側に押え付け、断熱マット3がダクト本体2に密着、固定する。さらに、接続断熱部3cの外周面を別の金網41で覆い、結束工具などで金網41を締め付けて、接続断熱部3cをフランジ2b、10aおよび他のダクト10に密着、固定させるものである。
ところで、この実施の形態では、ダクト本体2に断熱マット3が配設された状態を折り畳み式ダクト1とし、その取付方法について説明しているが、ダクト本体2自体を折り畳み式ダクトとする場合も同様である。すなわち、折り畳み式ダクトとしてのダクト本体2を取付現場に搬入する前に、ダクト本体2を筒状にした状態で断熱マット3と金網4とを配設する。そして、断熱マット3と金網4とともにダクト本体2を折り畳んだ状態で取付現場に搬入し、ダクト本体2を筒状に展開して所定の取付場所に取り付けるものである。
以上のように、この折り畳み式ダクト1および折り畳み式ダクトの取付方法によれば、ダクト本体2の外周面に予め断熱マット3が配設されているため、このダクト1を取付現場に搬入して所定の取付場所に取り付けることで、外周面に断熱マット3が配設されたダクト1が取り付けられたことになる。つまり、取付現場においてダクト本体2に断熱処理する必要がなくなり、あるいは些細な調整作業などだけですみ、断熱処理に要する労力と時間とを著しく軽減することができる。しかも、取付現場において断熱処理する必要がなくなり、あるいは些細な調整作業などだけですむため、取付現場における断熱マット3の廃材の発生を削減することができる。
また、フランジ2b側に接続断熱部3cが設けられているため、フランジ2b、10aや他のダクト10などを接続断熱部3cで断熱処理することができる。つまり、フランジ2b、10aや他のダクト10などを別の断熱材で別途断熱処理する必要がなくなり、断熱処理に要する労力と時間とを著しく軽減することができる。しかも、別の断熱材で断熱処理する必要がないため、断熱材の廃材の発生を削減することができる。
さらに、固定ピン26を介して第2の壁板22のみに対して断熱マット3が固体されているため、断熱マット3の自由度が高く、スピンハゼ2aの回動に良好に追従する。つまり、折り畳み式ダクト1の折り畳みや筒状への展開に際して、断熱マット3がダクト本体2に良好に追従し、ダクト1の取付作業性や運搬性などが損なわれない。また、金網4を締め付けることで断熱マット3とダクト本体2とが密着するため、断熱マット3による断熱効果が高められる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、この実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態では、グラスウール製の断熱マット3をダクト本体2の外周面に配設しているが、ラバー(ゴム)系の難燃材を断熱材としてダクト本体2の外周面に接着してもよい。この場合、断熱材とダクト本体2との密着が良好となり、断熱性や作業性、外観性が高められる。
また、図10に示すように、ダクト本体2の外周面に断熱性の植毛12を施すようにしてもよい。すなわち、ダクト本体2の外周面に接着剤を塗布し、炭素繊維などの短い繊維を植える(貼着する)ことで、ダクト本体2の全外周面を植毛断熱処理してもよい。この場合、ダクト本体2と植毛12とが常に一体となり、良好な断熱効果が発揮されるとともに、折り畳み式ダクト11の取付作業性や運搬性などが良好となる。また、金網4などを要することもない。
ところで、断熱材は、防音効果をも有し、少なくともダクトおよびその周辺機器に関しては、断熱材と防音材とは同等材であるため、この発明では、断熱材には防音材を含むものとする。
また、この実施の形態では、折り畳み式ダクト1を取り付ける際に、接続断熱部3cを壁板21〜24側に寝かせているが、作業性などを高めるために、接続断熱部3cを結束バンドなどで仮止めしてもよい。さらに、ダクト本体2の第2の壁板22の外周面にのみ固定ピン26を配設しているが、断熱マット3の重量やダクト本体2の大きさなどに応じて、第4の壁板24などにも固定ピン26を配設するようにしてもよい。なお、この実施の形態では、ダクト本体2が角ダクトの場合について説明したが、ダクト本体2がL字状のエルボや、S字状に湾曲したエスカン、あるいはホッパーなどであってもよいことは勿論である。
この発明の実施の形態に係る折り畳み式ダクトの斜視図である。 図1の折り畳み式ダクトのダクト本体の斜視図である。 図2のダクト本体の角部(スピンハゼ)を示し、(a)は、第1の壁板と第2の壁板とが直角に位置した状態を示し、(b)は、第1の壁板と第2の壁板とが平行に位置した状態を示す図である。 図2のダクト本体を折り畳んだ状態を示す正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1の折り畳み式ダクトを折り畳み、断熱マットの接続断熱部を壁板側に寝かせた状態を示す正面図(a)と平面図(b)である。 図1の折り畳み式ダクトのフランジにコーナーピースを取り付けた状態を示す斜視図である。 図1の折り畳み式ダクトを他のダクトとつないだ状態を示す正面図(一部断面図)である。 図8の状態から、断熱マットの接続断熱部でフランジと他のダクトの一部を覆った状態を示す正面図(一部断面図)である。 この発明の他の実施の形態であって、ダクト本体の外周面に植毛を施した折り畳み式ダクトの斜視図である。
符号の説明
1、11 折り畳み式ダクト
2 ダクト本体
2a スピンハゼ
2b フランジ(接続部)
21〜24 壁板
21a シングルハゼ
22a ダブルハゼ
25 ガスケット
26 固定ピン(固定手段)
3 断熱マット(断熱材)
3c 接続断熱部
4、41 金網(密着部材)
5 コーナーピース
10 他のダクト
12 植毛

Claims (6)

  1. 壁板を四方に配設して筒状とし、前記壁板と壁板との接合部である角部が回動自在であり、前記角部が回動することで前記壁板が重なるように全体が折り畳んだ状態となる折り畳み式ダクトであって、
    前記壁板の外周面に断熱材が設けられていることを特徴とする折り畳み式ダクト。
  2. 前記断熱材がシート状であって、この断熱材が前記壁板の外周面を覆うように配設され、少なくとも一方の開口端部側に、前記断熱材が前記開口端部よりも外側に突出した接続断熱部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式ダクト。
  3. 前記断熱材がシート状であって、一方の前記壁板の外周面に固定手段が設けられ、前記断熱材が前記四方の壁板の外周面を連続的に覆うように配設され、前記固定手段によって前記断熱材が前記一方の壁板に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式ダクト。
  4. 前記断熱材の外周に、前記断熱材を前記壁板側に押え付ける密着部材が設けられていることを特徴とする請求項2または3のいずれか1項に記載の折り畳み式ダクト。
  5. 前記壁板の外周面に断熱性の植毛が施されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式ダクト。
  6. 壁板を四方に配設して筒状とし、前記壁板と壁板との接合部である角部が回動自在であり、前記角部が回動することで前記壁板が重なるように全体が折り畳んだ状態となる折り畳み式ダクトの取付方法であって、
    前記折り畳み式ダクトを取付現場に搬入する前に、前記折り畳み式ダクトを筒状にした状態で前記壁板の外周面に断熱材を配設し、
    前記折り畳み式ダクトを折り畳んだ状態で取付現場に搬入し、
    前記折り畳み式ダクトを筒状にして所定の取付場所に取り付けることを特徴とする折り畳み式ダクトの取付方法。
JP2006274027A 2006-10-05 2006-10-05 折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法 Active JP5188692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006274027A JP5188692B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006274027A JP5188692B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008089288A true JP2008089288A (ja) 2008-04-17
JP5188692B2 JP5188692B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=39373620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006274027A Active JP5188692B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5188692B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250543A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Shin Fuji Kucho:Kk 折り畳み式ダクトのガスケットの配設方法
JP2010139204A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Shin Fuji Kucho:Kk 折り畳み式エルボダクト
JP2014074452A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Air Water Plant & Engineering Inc 低温用真空断熱容器
CN107725905A (zh) * 2017-11-27 2018-02-23 中山路得斯空调有限公司 一种风管结构及其加工设备
JP2020085320A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 高砂熱学工業株式会社 断熱ダクト、断熱ダクトの製造方法、及び、断熱ダクトの据付方法
US10907857B2 (en) 2018-05-11 2021-02-02 Shinfuji Kuuchou Co., Ltd. Dew-condensation preventing square duct
CN113847481A (zh) * 2021-12-01 2021-12-28 中国飞机强度研究所 一种飞机测试用阀门式通风装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250543A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Shin Fuji Kucho:Kk 折り畳み式ダクトのガスケットの配設方法
JP2010139204A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Shin Fuji Kucho:Kk 折り畳み式エルボダクト
JP2014074452A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Air Water Plant & Engineering Inc 低温用真空断熱容器
CN107725905A (zh) * 2017-11-27 2018-02-23 中山路得斯空调有限公司 一种风管结构及其加工设备
US10907857B2 (en) 2018-05-11 2021-02-02 Shinfuji Kuuchou Co., Ltd. Dew-condensation preventing square duct
JP2020085320A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 高砂熱学工業株式会社 断熱ダクト、断熱ダクトの製造方法、及び、断熱ダクトの据付方法
JP7202564B2 (ja) 2018-11-22 2023-01-12 高砂熱学工業株式会社 断熱ダクト、断熱ダクトの製造方法、及び、断熱ダクトの据付方法
CN113847481A (zh) * 2021-12-01 2021-12-28 中国飞机强度研究所 一种飞机测试用阀门式通风装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5188692B2 (ja) 2013-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5188692B2 (ja) 折り畳み式ダクトおよび折り畳み式ダクトの取付方法
JPH0421412B2 (ja)
JP2000171085A (ja) 空調ダクトの断熱施工方法及びそれに使用する空調ダクト用断熱材
JP4157735B2 (ja) 排水用配管の防音構造
JP2525050Y2 (ja) 合成耐火被覆構造
JP6178576B2 (ja) 換気用不燃性スリーブ
US10816110B2 (en) Method for producing an assembly for a line penetration, assembly and method for production of a line penetration
JP4236196B2 (ja) 折板屋根用発泡樹脂断熱ボードの施工方法
JP3155370U (ja) 橋梁添架管路の日覆い構造
JP2021095799A (ja) 耐火被覆材保持構造、耐火構造の構築方法
JP2007262698A (ja) フラット屋根
JP2017128892A (ja) 防音パネル装置の隅角部に使用される自立式コーナーパネル
JP4907809B2 (ja) 耐火被覆構造
JP2000320787A (ja) 配管用断熱構造、配管の断熱方法、および配管用ユニット断熱材
JPH061934Y2 (ja) 吸遮音パネル継手
JP7210360B2 (ja) ラス材支持具及びこれを使用する吹付け被覆材の施工方法
JP2000121138A (ja) 空調用ダクト
JP2017089290A (ja) 耐火被覆構造及び耐火被覆方法
JP4936097B2 (ja) スピードカバー
JP2008082424A (ja) 管継手及びそれを用いた波付き管の接続方法
JP2007205695A (ja) フレキシブルダクトおよびその製造方法
JPH11325388A (ja) 断熱工事における外装材の取り付け工法および外装一体型成形断熱材
JP3123840U (ja) 下地若しくはその上の防水層における構築物固定構造とこれに使用する構築物固定装置
JPH10220682A (ja) 保温外装板の施工方法
JP2024034783A (ja) 建築物の気密構造及び気密施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080423

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5188692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250