JP2008082424A - 管継手及びそれを用いた波付き管の接続方法 - Google Patents

管継手及びそれを用いた波付き管の接続方法 Download PDF

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直人 和田
Satoshi Ozawa
聡 小澤
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Abstract

【課題】接続作業が容易で、設置スペースを小さくできる管継手を提供する。
【解決手段】 内周面に波付き管外周面の波形と噛み合う波形を形成した一対の半筒部材13A、13Bを有し、この一対の半筒部材は、両側縁に、一対の半筒部材を筒形に組み合わせた状態に保持するための結合手段19、21を有している。一対の半筒部材13A、13Bの内周面にはそれぞれ、厚さ方向に圧縮可能な多孔質の水膨張性シート29が張り付けられている。一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせたときの内径及び水膨張性シート29の厚さは、一対の半筒部材を筒形に組み合わせて波付き管1A、1Bを接続したときに、半筒部材13A、13Bが水膨張性シート29を波付き管1A、1B外周面に押し付けて圧縮するが、全体を波付き管1A、1Bの周りに手動で回動させることができる程度に設定されている。接続後に管継手を回動させて設置スペースが小さくなるように調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、防水型の管継手と、それを用いた波付き管の接続方法に関するものである。
防水型の管継手としては止水用のゴムパッキングを使用するものが一般的であるが、特許文献1には、水膨張材を使用した管継手が開示されている。この管継手は、一対の半筒部材の内周面に水膨張材の層を設けると共に、前記一対の半筒部材の両側にフランジ部を形成したもので、一対の半筒部材で波付き管を挟み、フランジ部をボルトナットで締め付けることにより、波付き管を接続するものである。この管継手で接続した波付き管の接続部は、接続部が水に浸かるなどして水膨張材が水と接触すると、水膨張材が水を吸収して膨張し、波付き管と管継手の間の隙間を塞いで、波付き管内に水が浸入するのを防止する。
実用新案公開平6−43480号公報
特許文献1に開示された管継手は、半筒部材の両側に形成したフランジ部をボルトナットで締め付ける構成を採用している。通常、このような管継手で波付き管を接続する場合には、図14に示すように、管継手11の一方の半筒部材13Aを内周面を上に向けて設置し、その上に接続すべき波付き管1A、1Bの端部を載せ、その上に他方の半筒部材13Bを被せてから、両側のフランジ部15A、15Bをボルトナット17で締め付けるという手順がとられる。しかし、このようにして接続された波付き管の接続部は、波付き管の幅寸法が波付き管の外径よりかなり大きいため、大きな設置スペースを必要とする。特に、図14のように、複数本並べて布設された波付き管を同じ箇所で接続すると、接続部だけが横方向へ大きく広がってしまい、設置スペースの確保が困難になる場合がある。
また、設置スペースを小さくするためには、特許文献1の図面に示されているように、一対の半筒部材をフランジ部が垂直になるように対向させ、波付き管を両側から挟むようにして接続することも考えられる。しかしこの接続方法は、フランジ部にボルトを通す際に一対の半筒部材を波付き管の両側に添わせた状態に保持しておくことが難しく、またボルトナットの締め付け作業も面倒であるため、実際の工事現場では採用しにくい。
そこで本発明の目的は、接続作業が容易で、しかも設置スペースを小さくできる管継手と、それを用いた波付き管の接続方法を提供することにある。
この目的を達成するため本発明に係る管継手は、
内周面に波付き管外周面の波形と噛み合う波形を形成した一対の半筒部材を有し、この一対の半筒部材は、両側縁に、一対の半筒部材を筒形に組み合わせた状態に保持するための結合手段を有しており、
前記一対の半筒部材の内周面にはそれぞれ、厚さ方向に圧縮可能な多孔質の水膨張性シートが張り付けられており、
前記一対の半筒部材を筒形に組み合わせたときの内径及び水膨張性シートの厚さは、前記一対の半筒部材を筒形に組み合わせて波付き管を接続したときに、前記半筒部材が水膨張性シートを波付き管外周面に押し付けて圧縮するが、全体を波付き管の周りに手動で回動させることができる程度に設定されていることを特徴とするものである。
本発明の管継手において、一方の側縁の結合手段は、一対の半筒部材の一方の側縁を互いに連結するヒンジ部で構成し、他方の側縁の結合手段は、一対の半筒部材の他方の側縁からそれぞれ外方へ張り出すように形成されたフランジ部と、それらのフランジ部を閉じた状態に保持する係止部材又はボルトナットとで構成することができる。
また、本発明の管継手において、両側縁の結合手段は、一対の半筒部材の両側縁からそれぞれ外方へ張り出すように形成されたフランジ部と、それらのフランジ部を閉じた状態に保持する係止部材又はボルトナットとで構成することもできる。
また、本発明の管継手において、水膨張性シートは、水を吸収して膨張する水膨張性繊維と水を吸収しない非水膨張性繊維とを含む不織布で構成することが好ましい。
また、本発明の管継手において、水膨張性シートは、半筒部材の内周面にクッション層を介して張り付けられていることが好ましい。
また、本発明に係る波付き管の接続方法は、上記のように構成された管継手を用いて波付き管を接続した後、管継手を波付き管の周りに回動させて、管継手の設置スペースが小さくなるように又は周囲の状況に応じて最も納まりがよくなるように調整することを特徴とするものである。
本発明に係る管継手は、一対の半筒部材の内周面に、厚さ方向に圧縮可能な多孔質の水膨張性シートが張り付けられ、半筒部材の内径及び水膨張性シートの厚さが、管継手で波付き管を接続したときに、波付き管を強固に締め付けることなく、管継手が波付き管の周りに回動できるように構成されているので、管継手を最も接続しやすい姿勢に保って波付き管の接続を行った後、管継手を波付き管の周りに回動させて、最もスペースをとらない姿勢に又は周囲の状況に応じて最も納まりのよい姿勢に変更することができる。したがって、波付き管の接続作業を容易に行うことができると共に、管継手の設置スペースを小さくする又は管継手の納まりをよくすることができる。
〔実施形態1〕 図1及び図2は本発明に係る管継手の一実施形態を示す。この管継手11は、内周面に波付き管外周面の波形と噛み合う波形を形成した一対の半筒部材13A、13Bを有している。一対の半筒部材13A、13Bは一方の側縁がヒンジ部19によって結合され、他方の側縁が開閉可能となっている。図1は一対の半筒部材13A、13Bの開閉可能な方の側縁を開いた状態、図2は開閉可能な方の側縁を閉じた状態を示している。図3(A)、(B)はこの管継手11によって波付き管1A、1Bを接続した直後の状態を示す。
一対の半筒部材13A、13Bの開閉可能な方の側縁にはそれぞれ外方へ張り出すフランジ部15A、15Bが形成され、このフランジ部15A、15Bに前記開閉可能な方の側縁を閉じた状態に保持する差込式の係止部材21(図2参照)が形成されている。係止部材21は、一方のフランジ部15Aに突設された先端に係止爪25を有する弾性係止片23と、他方のフランジ部15Bに形成された前記弾性係止片23が挿入される穴27とから構成されている(詳細は後述)。係止部材21は管継手軸線方向に間隔をあけて2組形成されている。つまり、この実施形態では、ヒンジ部19とフランジ部15A、15Bと係止部材21が、一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせた状態に保持するための結合手段を構成している。
また、一対の半筒部材13A、13Bの内周面には、水膨張性シート29が張り付けられている。この水膨張性シート29は多孔質でシート厚さ方向に容易に圧縮可能である。厚さ方向に圧縮容易な多孔質の水膨張性シート29としては、水を吸収して膨張する水膨張性繊維(例えばポリアクリル酸ナトリウム繊維)と水を吸収しない非水膨張性繊維(例えばポリエステル繊維)とを含む不織布を使用するとよい。この不織布はフェルトのような形態であり、多孔質で、厚さ方向に圧縮容易である。
また、一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせたときの内径及び水膨張性シート29の厚さは、前記一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせて図3(A)、(B)のように波付き管1A、1Bを接続したときに、半筒部材13A、13Bが水膨張性シート29を波付き管1A、1Bの外周面に押し付けて圧縮するが、管継手11全体を波付き管1A、1Bの周りに手動で回動させることができる程度に設定されている。
このようにすると、図1(A)のように一対の半筒部材13A、13Bを開いた状態で、一方の半筒部材13A上に接続すべき波付き管を載せ、その上に他方の半筒部材13Bを被せて、図3(A)のように波付き管を接続した後(つまり管継手を最も接続しやすい姿勢に保って波付き管の接続を行った後)、管継手11を波付き管1A、1Bの周りに回動させて、図3(C)のように最もスペースをとらない姿勢に変更することができる。したがって、波付き管の接続作業を容易に行うことができると共に、管継手11を図3(A)の姿勢のまま横に並べる場合にくらべ、管継手11の設置スペースを大幅に縮小することができる。なお、管継手11を回動させる角度はせいぜい90°以内であるから、管継手11を回動させても波付き管の接続状態に悪影響を及ぼすことはない。
また、上記のような易圧縮性の水膨張性シート29を使用すると、図3(A)、(B)のように一対の半筒部材13A、13Bで波付き管1A、1Bを挟み付けたときに、水膨張性シート29が圧縮されるため、大きな力をかけなくても、一対の半筒部材13A、13Bの開閉可能な側縁を閉じることが可能となる。このため開閉可能な側縁をワンタッチ式の係止部材21で閉じることが可能である。
次に、この係止部材21について具体的に説明する。係止部材21は、管継手軸線方向に間隔をあけて形成された2本の弾性係止片23と、2本の弾性係止片23が一緒に挿入される1つの矩形穴27とで構成されている。2本の弾性係止片23の先端部の係止爪25は、管継手軸線方向の互いに反対側を向くように(つまり外向きに)形成されている。2本の弾性係止片23の係止爪25より下の部分の外面間隔は、穴27の管継手軸線方向に対向する内面の間隔と同じである。このため、図1の状態から半筒部材13A、13Bの開閉可能な側縁を閉じていくと、まず係止爪25から穴27に入り、係止爪25が穴27の内面に押されて2本の弾性係止片23が内側へ(互いに接近する方向へ)撓みながら穴27内を通過する。一対の半筒部材13A、13Bの開閉可能な側縁が最後まで閉じられると、図2に示すように、係止爪25が穴27を通り抜け、撓んでいた弾性係止片23が復元して、係止爪25が穴27の縁に引っ掛かる。これによって開閉可能な側縁が閉じた状態に保持される。
図2の状態から、一対の半筒部材13A、13Bの開閉可能な方の側縁を開く必要が生じたときは、穴27から突出している2つの係止爪25の先端部をつまんで、2本の弾性係止片23を内側へ撓ませれば、係止爪25が穴27の縁から外れるので、容易に開閉可能な方の側縁を開くことができる。
この管継手11は、上述のように、半筒部材13A、13Bで波付き管1A、1Bを挟んで、係止部材21を結合させるだけで、波付き管1A、1Bを接続できるので、波付き管の接続を容易に、かつ短時間で行うことができる。
〔実施形態2〕 図4は本発明の他の実施形態を示す。この管継手11は、一対の半筒部材13A、13Bの両側縁にそれぞれフランジ部15A、15Bを形成し、このフランジ部15A、15Bをボルトナット17で締め付けることにより、一対の半筒部材13A、13Bを筒形に保持する構造である。つまり、この実施形態では、フランジ部15A、15Bとボルトナット17が、一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせた状態に保持するための結合手段を構成している。
半筒部材13A、13Bの内周面に水膨張性シート29が張り付けられている点、半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせたときの内径及び水膨張性シート29の厚さが、半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせて波付き管1A、1Bを接続したときに、半筒部材13A、13Bが水膨張性シート29を波付き管1A、1Bの外周面に押し付けて圧縮するが、管継手11全体を波付き管1A、1Bの周りに手動で回動させることができる程度に設定されている点は、前記実施形態1と同じである。
この実施形態の管継手11も、波付き管1A、1Bを接続した後に、波付き管の周りに回動可能であるから、フランジ部15A、15Bを水平にして(図14(B)参照)波付き管を接続した後(つまり管継手を最も接続しやすい姿勢に保って波付き管を接続した後)、管継手11を図4のようにフランジ部15A、15Bが垂直になるように回動させれば、管継手11の設置スペースを大幅に縮小することができる。
〔実施形態3〕 図5は本発明のさらに他の実施形態を示す。この管継手11は、図5(A)〜(C)に示す半筒部材13を2つ組み合わせて構成されるものである。すなわち、半筒部材13は、両側縁にフランジ部15L、15Rを形成し、片側のフランジ部15Lに先端に係止爪25を有する弾性係止片23を突設し、反対側のフランジ部15Rに前記弾性係止片23が挿入される矩形穴27を形成したものである。半筒部材13の内周面には前記実施形態と同様に水膨張性シートが張り付けられるが、図示を省略してある。
上記のように構成された半筒部材13を2つ、図5(D)に示すように、フランジ部15L、15Rが互い違いになるように対向させて、筒形に組み合わせることにより、管継手11が構成される。この実施形態では、係止爪25を有する弾性係止片23と穴27が係止部材21を構成し、フランジ部15L、15Rと係止部材21が、一対の半筒部材13、13を筒形に組み合わせた状態に保持するための結合手段を構成している。
〔実施形態4〕 図6は本発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、半筒部材13の内周面に、非吸水性のクッション層31を介して、水膨張性シート29を張り付けたものである。クッション層31としては例えば独立気泡プラスチック発泡シートを使用することができる。上記以外の構成は、図5の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
このように、半筒部材13の内周面にクッション層31を介して水膨張性シート29を張り付けると、水膨張性シート25が波付き管外周面に押し付けられたときの押し付け力が軽減されるため、波付き管接続後に、管継手を回動させる作業を容易に行うことができる。
なお、半筒部材13の内周面にクッション層31を介して水膨張性シート29を張り付けることは、この実施形態以外の管継手にも適用できることは勿論である。
〔実施形態5〕 図7は本発明のさらに他の実施形態を示す。図5の実施形態では、片側のフランジ部15Lに2本1組の弾性係止片23を1組形成し、反対側のフランジ部15Rに穴27を1つ形成した場合を説明したが、この実施形態は、片側のフランジ部15Lに2本1組の弾性係止片23を2組形成し、反対側のフランジ部15Rに穴27を2つ形成したものである。それ以外の構成は、図5の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
〔実施形態6〕 図8は本発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、片側のフランジ部15Lに2本1組の弾性係止片23を1組と、穴27を1つ形成し、反対側のフランジ部15Rに、前記片側のフランジ部15Lとは斜交い配置となるように、2本1組の弾性係止片23を1組と、穴27を1つ形成したものである。それ以外の構成は、図7の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
〔実施形態7〕 図9は本発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、片側のフランジ部15Lに2本1組の弾性係止片23を3組形成し、反対側のフランジ部15Rに穴27を3つ形成したものである。それ以外の構成は、図7の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
〔実施形態8〕 図10は本発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、片側のフランジ部15Lに、一端側から順に、2本1組の弾性係止片23、穴27、2本1組の弾性係止片23を等間隔で形成し、反対側のフランジ部15Rに、一端側から順に、穴27、2本1組の弾性係止片23、穴27を等間隔で形成したものである。それ以外の構成は、図9の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
〔実施形態9〕 図11は本発明のさらに他の実施形態を示す。この管継手11は、実施形態1の管継手と同様、一対の半筒部材13A、13Bの一方の側縁をヒンジ部19により結合したものである。半筒部材13A、13Bの内周面には、水膨張性シートが張り付けられるが、図示を省略してある。
一対の半筒部材13A、13Bのヒンジ部19と反対側の側縁にはそれぞれ外方へ張り出すフランジ部15A、15Bが形成され、そのうちの一方のフランジ部15Aにはボルト33が突設され、他方のフランジ部15Bにはボルト穴35が形成されている。この点が実施形態1と異なる点である。一対の半筒部材13A、13Bの開閉可能な方の側縁を閉じると、図11(C)に示すように、ボルト33がボルト穴35を貫通するので、そのボルト33の先端に同図(D)に示すようにナット37をねじ結合させて締め付けることにより、一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせた状態に保持することができる。つまり、この実施形態では、ヒンジ部19とフランジ部15A、15Bとボルトナット33、37が、一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせた状態に保持するための結合手段を構成している。上記以外の構成は、実施形態1の管継手と同じであるので、説明を省略する。
〔実施形態10〕 図12は本発明のさらに他の実施形態を示す。この管継手11は、一対の半筒部材13A、13Bの両側縁にそれぞれフランジ部15A、15Bを形成し、一方の半筒部材13Aのフランジ部15Aの外端に、弾性係止片23を突設したものである。弾性係止片23は先端に内向きの係止爪25を有している。一対の半筒部材13A、13Bを閉じると、弾性係止片23が外側へ弾性変形した後、復元して、係止爪25が相手方のフランジ部15Bの縁に引っ掛かり、一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせた状態に保持できるようになっている。つまり、この実施形態では、フランジ部15A、15Bと、先端に係止爪25を有する弾性係止片23が、一対の半筒部材13A、13Bを筒形に組み合わせた状態に保持するための結合手段を構成している。上記以外の構成は、図5〜図9に示した管継手と同様であるので、説明を省略する。
〔実施形態11〕 図13は本発明のさらに他の実施形態を示す。この管継手11は、半筒部材13の片側のフランジ部13Lに突設した弾性係止片23に、係止爪25を2段に形成し、一対の半筒部材13、13を、図13(D)のように、上部係止爪25をフランジ穴27に仮結合させた後、同図(E)のように、弾性係止片23をフランジ穴27に深く挿入して、下部係止爪25をフランジ穴27に本結合させることができるようにしたものである。それ以外の構成は図5に示した管継手と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
本発明に係る管継手の一実施形態を、一対の半筒部材を開いた状態で示す、(A)は側面図、(B)は正面図。 図1の管継手を、一対の半筒部材を閉じた状態で示す、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は平面図。 図1の管継手で波付き管を接続した状態を示す、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は接続後に管継手を回動させて複数個並べた状態を示す側面図。 本発明に係る管継手の他の実施形態を、波付き管接続後に回動させた状態で示す、(A)は平面図、(B)は側面図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す、(A)〜(C)は一方の半筒部材の平面図、正面図、側面図、(D)は組み合わせ後の側面図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す、(A)は一方の半筒部材の平面図、(B)は要部の拡大図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す、(A)〜(C)は一方の半筒部材の平面図、正面図、側面図、(D)は組み合わせ後の側面図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す、(A)〜(C)は一方の半筒部材の平面図、正面図、側面図、(D)は組み合わせ後の側面図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す、(A)〜(C)は一方の半筒部材の平面図、正面図、側面図、(D)は組み合わせ後の側面図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す、(A)〜(C)は一方の半筒部材の平面図、正面図、側面図、(D)は組み合わせ後の側面図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す、(A)は一対の半筒部材を開いた状態の正面図、(B)は同側面図、(C)は一対の半筒部材を閉じた状態の側面図、(D)はさらにナットで締め付けた状態の要部の側面図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す側面図。 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を示す、(A)〜(C)は一方の半筒部材の平面図、正面図、側面図、(D)は仮組み合わせ時の側面図、(E)は本組み合わせ後の側面図。 従来の管継手で波付き管を接続した状態を示す、(A)は平面図、(B)は側面図。
符号の説明
1A、1B:波付き管
11:管継手
13A、13B:半筒部材
15A、15B、15L、15R:フランジ部
19:ヒンジ部
21:係止部材
23:弾性係止片
25:係止爪
27:穴
29:水膨張性シート
31:クッション層
33:ボルト
35:ボルト穴
37:ナット

Claims (6)

  1. 内周面に波付き管外周面の波形と噛み合う波形を形成した一対の半筒部材を有し、この一対の半筒部材は、両側縁に、一対の半筒部材を筒形に組み合わせた状態に保持するための結合手段を有しており、
    前記一対の半筒部材の内周面にはそれぞれ、厚さ方向に圧縮可能な多孔質の水膨張性シートが張り付けられており、
    前記一対の半筒部材を筒形に組み合わせたときの内径及び水膨張性シートの厚さは、前記一対の半筒部材を筒形に組み合わせて波付き管を接続したときに、前記半筒部材が水膨張性シートを波付き管外周面に押し付けて圧縮するが、全体を波付き管の周りに手動で回動させることができる程度に設定されていることを特徴とする管継手。
  2. 一方の側縁の結合手段は、一対の半筒部材の一方の側縁を互いに連結するヒンジ部であり、他方の側縁の結合手段は、一対の半筒部材の他方の側縁からそれぞれ外方へ張り出すように形成されたフランジ部と、それらのフランジ部を閉じた状態に保持する係止部材又はボルトナットとで構成されていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 両側縁の結合手段は、一対の半筒部材の両側縁からそれぞれ外方へ張り出すように形成されたフランジ部と、それらのフランジ部を閉じた状態に保持する係止部材又はボルトナットとで構成されていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  4. 水膨張性シートは、水を吸収して膨張する水膨張性繊維と水を吸収しない非水膨張性繊維とを含む不織布であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管継手。
  5. 水膨張性シートは、半筒部材の内周面にクッション層を介して張り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の管継手。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の管継手を用いて波付き管を接続した後、管継手を波付き管の周りに回動させて、管継手の設置スペースが小さくなるように又は周囲の状況に応じて最も納まりがよくなるように調整することを特徴とする波付き管の接続方法。
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