JP2008088232A - アレルゲン低減化組成物及びアレルゲン低減化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
抗アレルゲン組成物及びそれを使用したアレルゲン低減化方法を提供する。乾燥条件においても環境中のハウスダスト、ダニ、花粉等に由来するアレルゲンを効率的に不活化する抗アレルゲン組成物及びそれを加工した抗アレルゲンフィルター材またはシートを提供することを目的とする。
【解決手段】
ブドウ科ブドウ属から選ばれる少なくとも1種の植物の種子または果皮の抽出物からなることを特徴とするアレルゲン低減化剤及びアレルゲン低減化剤を環境中に処理することや、アレルゲン低減化組成物を加工したフィルター材またはシートを用いることにより本課題を解決することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、環境中のアレルゲンを低減化するための抗アレルゲン組成物及びこれを用いたアレルゲン低減化方法に関するものである。
喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患は、長年にわたり、多くの人が悩まされてきたものである。これらのアレルギー疾患の原因物質(以下アレルゲンと示す)の代表的なものとしては、屋内に棲息するダニやペットの毛、花粉などがよく知られている。現在、アレルギー患者の治療には主に薬物療法が適用されている一方、原因物質であるアレルゲンを患者自身の生活環境から除去することも、患者をアレルゲンの暴露から直接守るという合理的な手段である。このようなアレルゲン除去による症状改善は、日本の他、ヨーロッパやアメリカにおいても報告がなされている。
アレルゲン除去の方法としては、電気掃除機による吸引、空気清浄機による除去や寝具の高密度カバーの使用などがあげられる。しかしながら、電気掃除機による吸引だけでは除去できるアレルゲン量に限界があり、空気清浄機では空中に舞うアレルゲン除去しかできない。また、寝具の高密度カバーでは、内側からのアレルゲン除去にはなるが、外側からのアレルゲン除去にはならないなど、これらの方法は必ずしも満足できるものではなかった。
アレルゲンを低減化できる天然物としては、特許文献1にはタンニン酸、特許文献2には茶抽出物、没食子酸等を用いた方法が提案されている。しかしながら、これらの天然物では安定したアレルゲン低減化効果を得ることが困難である。
特平2−16731 特平6−279273
また、ハウスダスト中のダニ駆除には一般的に殺ダニ剤が用いられるが、ハウスダスト中のコナヒョウヒダニDermatophagoides farinaeやヤケヒョウヒダニDermatophagpides pteroynyssinus等は、死んだ後もアレルゲン性を有し、虫体が分解するに従い、徐々に微粒子のアレルゲンを放出するため、ダニを殺しただけではアレルゲンを低減化したことにはならない。
アレルゲン低減化組成物及びそれを使用したアレルゲン低減化方法を提供する。また、乾燥条件においても環境中のハウスダスト、ダニ、花粉等に由来するアレルゲンを効率的に低減化するアレルゲン低減化組成物及びそれを加工した抗アレルゲンフィルター材またはシートを提供することが課題である。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討した結果、ブドウ科ブドウ属から選ばれる植物の種子または果皮の水および/または有機溶媒抽出物が、種々のアレルゲンを低減化することを見出した。さらに、これらの抽出物成分についても種々検討したところ、抽出物中に含まれるアントシアニジンが特に高いアレルゲン低減化効果を有することを見出した。またこれらのアレルゲン低減化剤を室内環境中、例えば、フィルター、マスク、シート、たたみ、じゅうたん、ふとん等に処理することによりアレルゲンを除去できることを見出し本発明に至った。すなわち本発明は、ブドウ科ブドウ属から選ばれる少なくとも1種の植物の種子または果皮の抽出物からなることを特徴とするアレルゲン低減化剤に関するものである。
ブドウ科ブドウ属から選ばれる少なくとも1種の植物の種子または果皮の抽出物からなるアレルゲン低減化組成物を処理することにより、アレルゲンを低減化することが可能になった。
本発明に用いるブドウ科 Vitaceaeブドウ属 Vitis植物としてはヤマブドウ Vitis coignetiae、ヨーロッパ・ブドウ V. vinifera、アメリカ・ブドウ V. labrusea、マスカダイン V. rotundifolia、マンシュウヤマブドウ V. amurensis、エビヅル V. ficifolia等があげられる。これらの植物の種子または果皮は植物から直接採取しても良いし、乾燥粉末を用いても良い。これらの種子、果皮またはそれらの乾燥粉末を水および/または有機溶媒で抽出した抽出物を用いることもできる。抽出に適する溶媒は例えば水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、酢酸、アセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、γ−ブチロラクトン、スルホランなどを適宜使用でき、これらに限定されない。
これらの植物の種子、果皮やその抽出物またはアントシアニジンはそのまま用いても良いが、一般には適当な形に製剤して用いる。またその使用形態としては、水性溶液、スプレー、エアゾール、ペースト、粉剤等、都合の良い形にてきるが、特に限定されるものではない。またフィルター材またはシートに加工する場合にも、液状、粉体状及びペースト状等、どのような剤型でも差し支えないが、液状とするのが最も加工が容易で有効である。本発明のアレルゲン低減化組成物をフィルター材またはシート材に加工したとき、乾燥後の粉立ちを防ぐために水溶性の樹脂を添加することが好ましい。このような水溶性樹脂は特に限定されないが、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸(塩)、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
本発明アレルゲン低減化組成物をフィルターまたはシートに加工した場合、カビあるいは菌の増殖が懸念される場合がある。そのために防カビ剤または抗菌剤を本発明の抗アレルゲン組成物に配合することもしくは併用することが可能である。防カビ剤または抗菌剤の種類は防カビまたは抗菌効果を有するものであれば特に限定されないが、例えば、5−クロロ−N−メチルイソチアゾロン、メチレンビスチオシアネート、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、グルタルアルデヒド、ヨードプロピニルブチルカーバメート、ピリジンチオール−N−オキシドの亜鉛塩、1,2−ベンゾイソチアゾロン、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、グルコン酸クロルヘキシジン、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、3−メチル−4−イソプロピルフェノール、オルトフェニルフェノール、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラクロロメタキシレノール、パラクロロメタクレゾール、ポリリジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、N−n−ブチルベンゾイソチアゾロン、N−オクチルイソチアゾロン、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール、2−ベンズイミダゾリルカルバミン酸メチル、テトラクロロイソフタロニトリル、ジヨードメチルパラトリルスルホン、パラクロロフェニル−3−ヨードプロパギルホルマール、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、脂肪酸グリセリンエステル、ヒノキチオール等を用いることができる。
本発明アレルゲン低減化組成物には、他のアレルゲン低減化剤を混合して用いることもできる。また、屋内塵性ダニのアレルゲン除去を目的に使用する場合には、殺ダニ剤と混合することにより、その効果をさらに持続させることも可能である。使用する殺ダニ剤は、屋内塵性ダニに対して致死効果や忌避効果のあるものであれば、特に限定はなく、例えば、ベンジルアルコール、ベンジルベンゾエート、サリチル酸フェニル、シンナムアルデヒド、ヒソップ油、ニンジン種子油等を用いることができ、また天然ピレトリン、フェノトリン、ペルメトリン等のピレスロイド系化合物、フェニトロチオン、マラチオン、フェンチオン、ダイアジノン等の有機リン系化合物、ジコホル、クロルベンジレート、ヘキシチアゾクス、テブフェンピラド、ピリダベン、アミドフルメト等を用いることができる。
本発明の環境としては、カーペット、畳、床面、床カバー、布団などの寝具類、ソファー、ぬいぐるみ、衣類、カーテンなど直接人と接触するもの、あるいはタンス、押し入れなどの直接人と接触するものを収納している場所の空間、あるいは家屋内の居住空間などが挙げられる。本発明の抗アレルゲン組成物の使用方法として、一般にはアレルゲンで汚染されたカーペット、畳、寝具類、カーテン、ぬいぐるみ等に直接散布してアレルゲンを低減化することが考えられる。また、アレルゲンで汚染された寝具類等には、洗濯時の糊付けのように直接処理する方法も効果的である。さらに、本発明組成物を処理した綿布や不織布などを寝具類の上に敷く方法も効果的である。ダニによる汚染度の高いものは、アレルゲン低減化組成物を処理する前に、殺ダニ剤を処理したり、丸洗いや電気掃除機による吸引などをするのが望ましい。
本発明の使用により、ハウスダスト中のダニ由来のアレルゲン、イヌやネコなどのペットの毛や上皮、ゴキブリ、羽毛、カビ由来のアレルゲン、及び植物アレルゲンをほぼ完全に低減化することができ、多種のアレルゲンを実質的に減少させることができる。よって本発明は、環境中のアレルゲンがハウスダスト中のダニアレルゲンや植物アレルゲンの場合に特に効果的に作用するものである。ダニには、ツメダニ、コナダニ等の種類があり、それらの内コナヒョウヒダニ Dermatophagoides farinaeやヤケヒョウヒダニDermatophagpides pteroynyssinusはダニアレルギーを引き起こす原因として重要視されている。これらのダニは、虫体そのものがダニアレルゲンになるだけでなく、ダニの死骸や糞も非常に強いアレルゲンとなる。カビは湿度の高い場所に発生しやすく、肺に吸い込まれた場合にはアレルゲンとなる。植物アレルゲンとしては各種植物の花粉が挙げられ、花粉には、スギ、ヒノキ、ブタクサ、オオアワガエリ、ケヤキ、ヨモギ、ハルガヤ等のものがアレルギーの原因となることが知られている。
アレルゲンを除去、低減化するフィルター材またはシートの用途に関して特に制限されず、例えば空気清浄機、エアコンディショナー等のフィルター、マスク、集塵袋、掃除用ワイパー等任意の用途に用いることができる。フィルター材またはシート材には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリカーボネート等のプラスチック材から成る不織布、成型した網を用いることができ、また紙、綿、麻、絹等の天然繊維、さらにガラス繊維等の無機材料を用いることも可能である。これらの材を目的に応じ適宜選択することができる。
本発明を製剤例、実施例により更に説明するが、本発明がこれらによって限定されることはない。
<抗アレルゲン組成物実施例1〜3>表1に示す組成のものを、充分攪拌することにより、均一な溶液を得た。なお、ブドウ果皮抽出液及びブドウ種子抽出液は水100g中にそれぞれブドウの果皮を5g、種子を0.1g入れ、ミキサーで粉砕し、その液を濾紙で濾過したろ液のことである。ブドウ種子乾燥粉末濾液は、ブドウ種子乾燥粉末5gを蒸留水95g中に入れ、その懸濁液をろ過した液である。表に示した配合比率はすべて重量%である。
Figure 2008088232
<抗アレルゲン組成物実施例4>アントシアニジンを90%以上含有する粉末(ビノフェロン、株式会社常磐植物化学研究所製)5gを蒸留水95g中に溶解し攪拌することにより均一な溶液を得た。
<抗アレルゲン組成物比較例1〜7>表2に示す組成のものを、充分攪拌することにより、均一な溶液を得た。リンゴ Malus pumilaはバラ科リンゴ属、ニホンナシ Pyrus pyrifoliaはバラ科ナシ属、ブルーベリーVaccinium corymbosumはツツジ科スノキ属である。なお、各抽出液は水100g中にそれぞれブドウ、リンゴ、ニホンナシ及びブルーベリーの果実を5g、リンゴ、ニホンナシ及びブルーベリーの果皮を5g、リンゴ、ニホンナシの種子を0.1g入れ、ミキサーで粉砕し、その液を濾紙で濾過したろ液のことである。表に示した配合比率はすべて重量%である。
Figure 2008088232
<試験例1>ダニアレルゲン対する本発明の組成物の不活化効果の測定1標準ハウスダスト(ダニアレルゲンDer2を約1000μg/g含有)およそ5gを、リン酸緩衝液(pH7.0)100mLに入れてダニアレルゲンを抽出した。ダニアレルゲン抽出液1mLに実施例1〜4及び比較例1〜7をそれぞれ150μg添加し、ダニアレルゲン量の判定を行った。ダニアレルゲン量の判定には、屋内塵性ダニ簡易検査キットであるマイティチェッカー(シントーファイン株式会社製)を使用した。マイティチェッカーによるダニアレルゲン量の判定基準は、表3の通りである。結果を表4に示した。
Figure 2008088232
Figure 2008088232
<試験例2>ダニアレルゲン Der 2 に対する本発明の組成物の低減化効果の測定2
直径6.6cmの円形に切り取ったポリエステル製のフェルトに、標準ハウスダスト(ダニアレルゲン Der 2 を約1000μg/g含有)をおよそ0.03gずつのせ、そこへトリガースプレーにて、実施例1〜3及び比較例1のアレルゲン低減化組成物及を約2g散布した。5時間以上、室温で自然乾燥させた後、フェルトをチャック付きビニル袋に入れ、リン酸緩衝液(pH7.0、牛血清アルブミン 15重量%含有)10mLを加えてよく揉み、ダニアレルゲンを抽出した。抽出液を遠心分離器にかけ(12,000rpm×60min)、上澄み液を用い、酵素免疫測定法(ELISA法)のサンドイッチ法にてダニアレルゲン量の測定を行った。まず、Derf2 モノクローナル抗体13A4(1000ng/1μL)をリン酸緩衝液(pH7.4、0.1重量%NaN3含有)で500倍に希釈し、F16 MAXISORP NUNC−IMMUNO MODULEプレート(NUNC社製)の1ウェルあたり 100μLずつ添加し、4℃にて1日以上感作させた。感作後、液を捨て、ブロッキング試薬{1重量%牛血清アルブミンF−V(ナカライテスク株式会社製)+リン酸緩衝液(pH7.2、0.1重量% NaN3含有)}を1ウェルあたり100μLずつ添加し、37℃、60分間反応させた。反応後、リン酸緩衝液(pH7.2、ツイーン20 0.1重量%含有)にてプレートを洗浄した。ペルオキシダーゼ標識したDerf2モノクローナル抗体を蒸留水に溶解し、それをリン酸緩衝液(pH7.2、牛血清アルブミン 1重量%及びツイーン20 0.1重量%含有)で10倍希釈した液を、1ウェルあたり100μLずつ添加した。37℃、60分間反応させた後、まずリン酸緩衝液(pH6.2)15mLに オルトフェニレンジアミン ジヒドロクロライド(30mg Tablet、SIGMA CHEMICAL CO.製)と30%過酸化水素水 15μLを加えたものを1ウェルあたり100μLずつ添加し、37℃、5分間反応させた。その後直ちに、2mol/L 硫酸水溶液を50μLずつ入れて反応を停止させ、マイクロプレート用分光光度計(Bio−Rad Laboratories Inc.製)で吸光度(OD490nm)を測定した。また、実施例及び比較例にて製剤したアレルゲン低減化剤を散布しない以外は同様に試験を行ったものをブランクとした。結果を表5に示した。
Figure 2008088232
<試験例3> 抗アレルゲンフィルターによるアレルゲン低減化効果の測定
エアコンディショナー(ダイキン工業株式会社製)の樹脂製フィルターを1/3ずつに区切り、1/3を無処理とし、残りの2箇所の区画にそれぞれ実施例1と比較例1を5gずつ塗布し、常温で乾燥させた。このフィルターを装着し1日に約3時間、送風状態で7日間運転させた。ダストサンプラー(シントーファイン株式会社製)及びマイティフェルト(シントーファイン株式会社製)を装着した掃除機で、樹脂製フィルターの1/3ずつの区画をそれぞれのマイティフェルトに吸引した。ダストを採取したフェルトをチャック付きビニル袋に入れ、リン酸緩衝液(pH7.0、牛血清アルブミン 15重量%含有)10mLを加えてよく揉み、ダニアレルゲンを抽出した。抽出液を遠心分離器にかけ(12,000rpm×60min)、上澄み液のダニアレルゲン量の測定を試験例1と同様に行った。結果を表6に示した。
Figure 2008088232
本発明により、ダニや花粉等のアレルゲンのアレルゲン性を低減化させることができる。また、フィルターまたはシートにアレルゲン性を低減化させる機能を付与するためのアレルゲン低減化組成物、およびアレルゲンを低減化できるフィルターまたはシートを提供することができる。

Claims (4)

  1. ブドウ科ブドウ属植物の種子または果皮の水および/または有機溶媒抽出物からなることを特徴とするアレルゲン低減化組成物。
  2. 含有するアレルゲン低減化組成物がアントシアニジンであることを特徴とする請求項1記載のアレルゲン低減化組成物。
  3. 請求項1及び2に記載のアレルゲン低減化組成物を環境中に処理することを特徴とするアレルゲン除去方法。
  4. 請求項1及び2に記載のアレルゲン低減化組成物を加工したアレルゲン低減性化フィルターまたはシート。
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