JP2008087636A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正電極の表面が凍結されるのを防止するとともに、静電微粒子水供給装置から静電微粒子水を放出するための送風ファンを廃止できる静電微粒子水発生装置を備えた空調装置を得る。
【解決手段】ミスト発生装置10の空気取入口16に車室内気を導入する一方、ミスト放出口17をアスピレータ40に接続し、このアスピレータ40に生ずる負圧で前記静電微粒子水生成部14で生成されたナノイオンミストを車両用空調装置2の空気流中に吸引させることにより、氷点下の寒冷時にあっても車室内の暖まった空気を正電極12の表面に供給して、正電極12の表面が凍結されるのを防止できるとともに、アスピレータ40に生ずる負圧でナノイオンミストを車両用空調装置2内の空気流中に混入できるので、ミスト発生装置10からナノイオンミストを放出するための送風ファンを廃止して、装置の小型化やコストダウンを達成できる。
【選択図】図9

Description

本発明は、熱電変換素子で冷却して空気中の水分を結露させた水を用いて静電微粒子水を発生させる静電微粒子水供給装置を備えた空調装置に関する。
従来の静電微粒子水供給装置は、正・負電極からなる静電微粒子水生成部の正電極側に水を供給しつつ、正・負電極に電圧を印加することによりナノイオンミストと称される微細(例えば、直径10nm以下)な静電微粒子水を生成できる。
この場合、前記静電微粒子水生成部に供給する水源として、熱電変換素子であるペルチェ素子で正電極を冷却することにより、その電極の表面で結露される結露水を用いるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このように結露水を用いることにより、静電微粒子水生成部に供給する水は空気中の水分から得られるため、静電微粒子水供給装置に水を補給する手間を省くことができるとともに、水道水中の不純物が正電極表面に付着するのを防止できる。
特開2005−131549号公報
しかしながら、かかる従来の静電微粒子水供給装置では、ペルチェ素子の冷却により正電極の表面に結露させる空気として外気を用いた場合、氷点下となる寒冷時にあっては低温の外気により正電極の表面で結露が凍結してしまい、静電微粒子水生成部での静電微粒子水の生成が不安定になってしまう。
また、前記静電微粒子水生成部で生成された静電微粒子水を放出するために送風ファンが用いられることになり、前記静電微粒子水供給装置ではその送風ファンを設ける必要があるため、構造が複雑化されるとともに装置が大型化し、かつ、コストアップが来されてしまう。
そこで、本発明は、正電極の表面が凍結されるのを防止するとともに、静電微粒子水供給装置から静電微粒子水を放出するための送風ファンを廃止して、装置の小型化やコストダウンを達成できる静電微粒子水発生装置を備えた空調装置を得ることを目的とする。
請求項1にかかる発明にあっては、正・負電極(12,13)からなる静電微粒子水生成部(14)と、空気中の水分を結露させて上記静電微粒子水生成部(14)に供給する熱電変換素子(15)と、該熱電変換素子(15)に供給する空気を取り入れる空気取入口(16)と、上記静電微粒子水生成部(14)で生成された静電微粒子水を放出する静電微粒子水放出口(17)と、を有する静電微粒子水発生装置(10)を備えて車両に搭載される空調装置(2)であって、上記空気取入口(16)に車室内気を導入する一方、上記静電微粒子水放出口(17)を空調装置(2)内の空気流を利用した差圧生成部(40)に接続し、この差圧生成部(40)に生ずる負圧で上記静電微粒子水生成部(14)で生成された静電微粒子水を上記空気流中に吸引させる静電微粒子水発生装置(10)を備えたことを特徴とする。
請求項2にかかる発明にあっては、上記静電微粒子水発生装置(10)を、空調装置(2)の空気流通経路(9)の側壁(9a)に取り付けて、上記熱電変換素子(15)の放熱フィン(23)を上記空気流通経路(9)内に挿入したことを特徴とする。
請求項3にかかる発明にあっては、上記側壁(9a)は、空調装置(2)の空気流通経路(9)に配置したフィルタ(30)を交換するための開口部(31)と、この開口部(31)に脱着される開閉蓋(32)と、を備え、この開閉蓋(32)に上記静電微粒子水発生装置(10)を取り付けたことを特徴とする。
請求項4にかかる発明にあっては、上記放熱フィン(23)を上記開閉蓋(32)から上記空気流通経路(9)内に突出させて、その突出した放熱フィン(23)で上記フィルタ(30)を保持したことを特徴とする。
請求項5にかかる発明にあっては、上記静電微粒子水放出口(17)から放出される静電微粒子水を、インストルメントパネル(3)の上面中央吹出口(7)から吹き出す空調風に混入したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、静電微粒子水発生装置の空気取入口から取り入れた空気中の水分を、熱電変換素子を冷却させることにより結露させ、その結露水を静電微粒子水生成部に供給して生成された熱電微粒子水を静電微粒子水放出口から放出することができる。
このとき、上記空気取入口に車室内気を導入することにより、氷点下の寒冷時にあっても車室内の暖まった空気を正電極の表面に供給できるため、熱電変換素子で冷却された正電極はその表面に水分を凍結させることなく結露させることができ、これによって、凍結されていない結露水を静電微粒子水生成部に供給できるため静電微粒子水を支障無く発生させることができる。
また、上記静電微粒子水放出口を空調装置内の空気流を利用した差圧生成部に接続して、この差圧生成部に生ずる負圧で上記静電微粒子水生成部で生成された静電微粒子水を上記空気流中に吸引させたので、その空気流中に混入した状態で上記静電微粒子水を空調装置の吹出口から車室内へと放出することができる。したがって、静電微粒子水供給装置から静電微粒子水を放出するための送風ファンを廃止して、装置の小型化やコストダウンを達成できる。
請求項2の発明によれば、上記静電微粒子水発生装置を、空調装置の空気流通経路の側壁に取り付けて、上記熱電変換素子の放熱フィンを上記空気流通経路内に挿入したので、放熱フィンを空気流通経路内の空気流で冷却することができるようになり、静電微粒子水発生装置から放熱フィンを冷却するための冷却ファンを無くすことができるため、静電微粒子水発生装置を空調装置と組み合わせた場合に、その静電微粒子水発生装置の構成を簡素化してコストダウンを図ることができる。
請求項3の発明によれば、上記側壁に設けたフィルタ交換用の開口部に脱着される開閉蓋に、上記静電微粒子水発生装置を取り付けたので、静電微粒子水発生装置は上記開閉蓋の脱着によって容易に取り外しおよび取り付けができるため、静電微粒子水発生装置の点検時や故障時のメンテナンス性を向上することができる。
請求項4の発明によれば、上記放熱フィンを上記開閉蓋から上記空気流通経路内に突出させて、その突出した放熱フィンで上記フィルタを保持したので、開閉蓋に形成されるフィルタ保持用の突起部の数を削減でき、開閉蓋の構造を簡素化できる。
請求項5の発明によれば、上記静電微粒子水放出口から放出される静電微粒子水を、インストルメントパネルの上面中央吹出口から吹き出す空調風に混入したので、静電微粒子水を車室内の略全域に効率良く行き渡らせることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる静電微粒子水発生ユニットを空調装置に組み付けた静電微粒子水供給装置の斜視図、図2は、静電微粒子水発生ユニットの斜視図、図3は、静電微粒子水発生ユニットの分解斜視図、図4は、静電微粒子水発生ユニットに組み込まれる霧化本体部の斜視図、図5は、図2中A−A線に沿った断面図、図6は、図2中B−B線に沿った断面図、図7は、静電微粒子水発生ユニットの取付状態を示す断面図、図8は、フィルタ交換用の開口部に脱着される開閉蓋を内側面から見た斜視図、また、図9は、静電微粒子水発生ユニットの静電微粒子水放出口と空調装置との接続部分を示す断面図である。
本実施形態にかかる静電微粒子水供給装置1は、車両用空調装置2に静電微粒子水発生ユニットとしてのミスト発生装置10を組み合わせることによって構成されている。
特に、本実施形態では、車両用空調装置2は、車室前部に設置されるインストルメントパネル3下部に配置される車両用空調装置であり、その車両用空調装置2は、冷房用のエバポレータや暖房用のヒータコアおよびエアミックスドア等を備えた空調ユニット4と、切換ドアで内気または外気を選択的に導入する内外気導入部5から取り入れた空気を空調ユニット4に圧送する送風ファンとしての空調ブロワ6と、空調ユニット4で温度調和された空調風をインストルメントパネル3に形成された上面中央吹出口7や図示省略した両側吹出口および足下吹出口等の各吹出口に送給するダクト8と、を備えて構成されている。
ミスト発生装置10は、車両用空調装置2の内外気導入部5から空調ユニット4を経由してダクト8に至る空気流通経路9の側壁9aに着脱自在に取り付けられるようになっており、図2および図3に示すようにその側壁9aに着脱自在に装着されるロワケース10aと、このロワケース10aの上面を係脱自在に覆うアッパケース10bと、を備えており、これら両ケース10a,10bの略中央部間に図4にも示す霧化本体部11が内蔵される。
霧化本体部11は、図5および図6に示すように、正・負電極12,13からなる静電微粒子水生成部としての静電微粒子水生成部14と、空気中の水分を結露させて静電微粒子水生成部14に供給する熱電変換素子としてのペルチェ素子15と、を備えて構成される。
また、アッパケース10bには、ペルチェ素子15に供給する空気を取り入れる空気取入口16と、静電微粒子水生成部14で生成された静電微粒子水であるナノイオンミストを放出する静電微粒子水放出口としてのミスト放出口17と、が形成される。尚、図5中矢印Sは空気の流れを示す。
すなわち、ミスト発生装置10には、図3に示すように、ロワケース10aの略中央部に、空気取入口16に連通して霧化本体部11を収納する空気導入室18が形成される一方、図5に示すようにアッパケース10bには、空気導入室18の中央部に対応する部分に、空気導入室18に収納した霧化本体部11の静電微粒子水生成部14を囲って、ミスト放出口17に連通するミスト生成室19が形成される。
また、ロワケース10aの一側部には、ナノイオンミストの生成を制御、つまり、正・負電極12,13やペルチェ素子15に印加する電圧の制御用回路を収納する回路収納部20が設けられている。
霧化本体部11は、図4〜図6に示すように、空気導入室18の底面に固定される矩形状のベース部21を備え、このベース部21の中央部から突出する筒状部22の上端に環状に形成された負電極13が取り付けられるとともに、筒状部22の底部中央部から負電極13の中心部近傍に向かって棒状の正電極12が突設されている。
そして、負電極13から突設されるグラウンド端子13aと、正電極12の基部に接続される高圧側端子12aと、の間に所定の高電圧が印加されるようになっている。
また、ペルチェ素子15は、冷却面15a(図5中上面)をベース部21に接触させて配置させるとともに、放熱面15b(図5中下面)がロワケース10aの底面側に配置され、ペルチェ素子15に電圧印加することにより冷却される冷却面15aで正電極12が全体的に冷却される。このように、正電極12が冷却されることにより、周りの空気中の水分をその正電極12の表面に結露させるようになっている。
正電極12は、毛細管現象を生じ得る多孔質材、例えばセラミックで形成され、正電極12で結露された水は毛細管現象で先端部(図中上端部)へと案内されて、静電微粒子水生成部14でナノイオンミストとして生成される。
筒状部22の下部には内外を連通する開口部22aが周方向に適宜間隔をもって複数形成され、図6中矢印Sに示すように空気導入室18内の空気は、開口部22aを介して筒状部22内に流入される。
また、図5および図6に示すように、ペルチェ素子15の放熱面15bには放熱フィン23が設けられ、この放熱フィン23により放熱面15bの放熱効果を高め、ひいては、冷却面15aの冷却効果が高められるようになっている。
ここで、ミスト発生装置10の空気取入口16に車室内気を導入する一方、ミスト放出口17を車両用空調装置2内の空気流を利用した差圧生成部としてのアスピレータ40に接続し、このアスピレータ40に生ずる負圧で静電微粒子水生成部14で生成されたナノイオンミストを空気流中に吸引させるようになっている。
すなわち、ミスト発生装置10の空気取入口16は、図7に示すように車両用空調装置2の空調ブロワ6よりも上流側に配置された内外気導入部5の内気導入部5aに連通させてある。
また、アスピレータ40は、ミスト放出口17に小径パイプ41を設けるとともに、車両用空調装置2に、空気流通経路9を迂回する大径のバイパスパイプ42を設け、このバイパスパイプ42の途中に、小径パイプ41の先端開口部41aを該バイパスパイプ42内を流通する空気流と同方向に挿入することにより構成されている。
このようにアスピレータ40を設けることにより、バイパスパイプ42を流通する空気流によって小径パイプ41内の空気が吸引され、所謂アスピレータの原理によって小径パイプ41内が負圧となり、静電微粒子水生成部14で生成されたナノイオンミストを吸引してバイパスパイプ42内に放出できるようになっている。
また、空気流通経路9の側壁9aに取り付けたミスト発生装置10は、ペルチェ素子15の放熱フィン23が空気流通経路9内に挿入されるようになっている。
すなわち、放熱フィン23は、図6に示すように、ミスト発生装置10のロワケース10aに形成された開口部24から外方に突出させて、その放熱フィン23を側壁9aから空気流通経路9内に挿入して該空気流通経路9内の空気流に接触させてある。
ところで、ミスト発生装置10は、空気流通経路9の側壁9aに取り付けられるが、その側壁9aには、図7に示すように車両用空調装置2の空気流通経路9に配置されるフィルタ30を交換するための開口部31と、この開口部31に脱着される開閉蓋32と、が備えられており、側壁9aの一部となるその開閉蓋32にミスト発生装置10が取り付けられる。
また、自動車では図示省略した助手席前方のインストルメントパネル前面にグローブボックス33が設けられるが、開口部31は、そのグローブボックス33のバックパネル33aに形成された作業用開口部34に対応する位置に配置され、グローブボックス33を取り外して作業用開口部34を着脱自在に閉止する背面カバー35を取り除くことにより、当該作業用開口部34から開閉蓋32を容易に脱着できるようになっている。
そして、ミスト発生装置10を開閉蓋32に取り付けた場合に、放熱フィン23をその開閉蓋32から空気流通経路9内に突出させて、その突出した放熱フィン23でフィルタ30を保持させるようにしてある。
すなわち、開閉蓋32は、図8に示すように、横長の矩形状を成しており、その内側面32aの下部には長さ方向に沿って複数のフィルタ保持リブ36が突設されるが、それらフィルタ保持リブ36の一部、つまり、本実施形態では開閉蓋32の長さ方向中央部に放熱フィン23を突設させて、その放熱フィン23でフィルタ保持リブ36の機能を持たせるようになっている。
したがって、図7に示すように、フィルタ30は、脱着用の開口部31とは反対側端部が側壁9aの内面に突設された係止片37に載置されるとともに、そのフィルタ30の開口部31側の端部がフィルタ保持リブ36および放熱フィン23の上側に載置されて取り付けられることになる。
また、本実施形態にかかるミスト発生装置10を備えた車両用空調装置2では、上述したように車両用空調装置2にミスト発生装置10を組み合わせて構成され、その車両用空調装置2がインストルメントパネル3の下部に搭載されるが、ミスト放出口17から放出されるナノイオンミストを、インストルメントパネル3の上面中央吹出口7から吹き出す空調風に混入させるようになっている。
すなわち、本実施形態では、図1に示すように、アスピレータ40を設けたバイパスパイプ42の下流側端部は、空調風を上面中央吹出口7に案内するダクト8に連通させてあり、バイパスパイプ42内に放出されたナノイオンミストが上面中央吹出口7から車室内に放出されることになる。
以上の構成により、本実施形態にかかるミスト発生装置10を備えた車両用空調装置2によれば、ミスト発生装置10の空気取入口16に車室内気を導入したことにより、氷点下の寒冷時にあっても車室内の暖まった空気を正電極12の表面に供給できるため、ペルチェ素子15で冷却された正電極12はその表面に水分を凍結させることなく結露させることができる。したがって、凍結されていない結露水を静電微粒子水生成部14に供給できるためナノイオンミストを支障無く発生させることができる。
また、ミスト発生装置10のミスト放出口17を車両用空調装置2内の空気流を利用したアスピレータ40に接続して、このアスピレータ40に生ずる負圧で静電微粒子水生成部14で生成されたナノイオンミストを空気流中に吸引させたので、その空気流中に混入した状態でナノイオンミストを車両用空調装置2の吹出口から車室内へと放出することができる。したがって、アスピレータ40に生ずる負圧でナノイオンミストを車両用空調装置2内の空気流中に混入できるので、ミスト発生装置10からナノイオンミストを放出するための送風ファンを廃止して、装置の小型化やコストダウンを達成できる。
さらに、ミスト発生装置10を、車両用空調装置2の空気流通経路9の側壁9aに取り付けて、ペルチェ素子15の放熱フィン23を空気流通経路9内に挿入したので、放熱フィン23を空気流通経路9内の空気流で冷却することができるようになり、ミスト発生装置10から放熱フィン23を冷却するための冷却ファンを無くすことができる。このため、ミスト発生装置10を車両用空調装置2と組み合わせた場合に、そのミスト発生装置10の構成を簡素化してコストダウンを図ることができる。
さらにまた、ミスト発生装置10を、側壁9aに設けられたフィルタ30交換用の開口部31に脱着される開閉蓋32に取り付けたので、そのミスト発生装置10は開閉蓋32の脱着によって容易に取り外しおよび取り付けができるようになり、ミスト発生装置10の点検時や故障時のメンテナンス性を向上することができる。
また、放熱フィン23を開閉蓋32から空気流通経路9内に突出させて、その突出した放熱フィン23でフィルタ30を保持したので、開閉蓋32に形成されるフィルタ保持リブ36の数を削減できようになり、開閉蓋32の構造を簡素化できる。
さらに、静電微粒子水生成部14から放出されるナノイオンミストを、インストルメントパネル3の上面中央吹出口7から吹き出す空調風に混入したので、ナノイオンミストを車室内の略全域に効率良く行き渡らせることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態にかかる静電微粒子水発生装置を空調装置に組み付けた静電微粒子水供給装置の斜視図。 本発明の一実施形態にかかる静電微粒子水発生装置の斜視図。 本発明の一実施形態にかかる静電微粒子水発生装置の分解斜視図。 本発明の一実施形態にかかる静電微粒子水発生装置に組み込まれる霧化本体部の斜視図。 図2中A−A線に沿った断面図。 図2中B−B線に沿った断面図。 本発明の一実施形態にかかる静電微粒子水発生装置の取付状態を示す断面図。 本発明の一実施形態にかかるフィルタ交換用の開口部に脱着される開閉蓋を内側面から見た斜視図。 本発明の一実施形態にかかる静電微粒子水発生装置の静電微粒子水放出口と空調装置との接続部分を示す断面図。
符号の説明
1 静電微粒子水供給装置
2 空調装置
3 インストルメントパネル
5a 内気導入部
6 空調ブロワ(送風ファン)
7 上面中央吹出口
9 空気流通経路
9a 側壁
10 ミスト発生装置(静電微粒子水発生装置)
10a ロワケース
10b アッパケース
12 正電極
13 負電極
14 静電微粒子水生成部
15 ペルチェ素子(熱電変換素子)
16 空気取入口
17 ミスト放出口(静電微粒子水放出口)
23 放熱フィン
30 フィルタ
31 開口部
32 開閉蓋
40 アスピレータ

Claims (5)

  1. 正・負電極(12,13)からなる静電微粒子水生成部(14)と、空気中の水分を結露させて前記静電微粒子水生成部(14)に供給する熱電変換素子(15)と、該熱電変換素子(15)に供給する空気を取り入れる空気取入口(16)と、前記静電微粒子水生成部(14)で生成された静電微粒子水を放出する静電微粒子水放出口(17)と、を有する静電微粒子水発生装置(10)を備えて車両に搭載される空調装置(2)であって、
    前記空気取入口(16)に車室内気を導入する一方、前記静電微粒子水放出口(17)を空調装置(2)内の空気流を利用した差圧生成部(40)に接続し、この差圧生成部(40)に生ずる負圧で前記静電微粒子水生成部(14)で生成された静電微粒子水を前記空気流中に吸引させる静電微粒子水発生装置(10)を備えたことを特徴とする空調装置。
  2. 前記静電微粒子水発生装置(10)を、空調装置(2)の空気流通経路(9)の側壁(9a)に取り付けて、前記熱電変換素子(15)の放熱フィン(23)を前記空気流通経路(9)内に挿入したことを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記側壁(9a)は、空調装置(2)の空気流通経路(9)に配置したフィルタ(30)を交換するための開口部(31)と、この開口部(31)に脱着される開閉蓋(32)と、を備え、この開閉蓋(32)に前記静電微粒子水発生装置(10)を取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の空調装置。
  4. 前記放熱フィン(23)を前記開閉蓋(32)から前記空気流通経路(9)内に突出させて、その突出した放熱フィン(23)で前記フィルタ(30)を保持したことを特徴とする請求項3に記載の空調装置。
  5. 前記静電微粒子水放出口(17)から放出される静電微粒子水を、インストルメントパネル(3)の上面中央吹出口(7)から吹き出す空調風に混入したことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の空調装置。
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